JP2009505559A - 超広帯域適用例のための小型アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】寸法的に小さな携帯式デバイスでの使用を可能にする超広帯域アンテナを提供する。表面コンディションにほとんど依存することのないアンテナを提供する。
【解決手段】アンテナ100が信号を伝送しかつ受信する電波発射要素104を有する。電波発射要素104は第1部分110,第2部分112,ノッチ114を有する。ノッチ114は電波発射要素の外周部分から電波発射要素の内部へと延伸し、電波発射要素を第1部分110と第2部分112とに分離する。電波発射要素104はまた第1部分と第2部分とを構造的に連結する相互連結部分108を有する。相互連結部分は電波発射要素の外周部分から末端に位置する。アンテナ100はさらにアンテナの動作周波数レンジを修正するために電波発射要素の第1部分から延伸する第1アーム116を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は一般的にアンテナに関する。特に、超広帯域適用例のための小型で平坦なアンテナに係るものである。。
ワイヤレス通信システムにおいて、超広帯域(ultra-wideband:UWB)テクノロジーの使用は、その人気が増大しつつある。UWBテクノロジーを採用する無線システムは非常に広い動作バンド幅を有する。これは、従来の狭帯域(narrow-band )無線システムよりもはるかに広い動作周波数レンジが、UWB無線システムでは有利に入手可能になることを意味している。UWB無線システムのこの区別力ある特徴は、米国連邦通信委員会(FCC)に対し、3.1〜10.6GHzの間で、有効な(effective )等方性(isotropic )電波発射(radiated)パワー(EIRP)が41.3dBm/MHzを超えない範囲でのUWB無線システムの動作周波数範囲を法制化するように促している。この法制化は、UWB無線システムの周波数スペクトルの一部を占有する従来の狭帯域無線システムに対する干渉を避けるために、UWB無線システムの発射パワーレベルと信号スペクトルを限定しようとするものである。
UWB無線システムのためのアンテナは、多くの追加的要求を満たすように設計されなければならない。第1に、アンテナは、ブロードバンドの能力を達成しかつ高い電波発射効率(radiation efficiency)を獲得することが可能なように、広くて良好にマッチするバンド幅を有する必要がある。第2に、アンテナは、アンテナを通じて伝送される信号のゆがみ(distortion)を最小限にするために、リニアなフェーズ応答(phase response)を有する必要がある。第3に、アンテナは、所望の方向において、信号を最大のパワーで発射できる必要がある。
回路の集積度と機能における進歩により、最近のワイヤレス通信デバイス、例えばポータブルUWBのDVDプレーヤやセンサーなどは、寸法的に小さくなってきている。その結果、アンテナの寸法は、UWB無線システムの全体的寸法に比べて相対的に大きなものとなっている。従って、UWB無線システムのための前述した要求に合致させるために、UWBアンテナを設計するための第4の要求として、他の3つの要求を満足させながら、アンテナの寸法を減少させることが必要となる。
UWB無線システムのためのアンテナの各種デザインを通じて、4つの必要とされる点を満足させるために、これまで多くの試みがなされてきた。より注目すべき例として、横断的(transverse)電磁的(electromagnetic )モード(TEM)のホーン(horn)や自己補足的アンテナ、例えばスパイラルアンテナなどがある。両方のタイプのアンテナとも非常に広くて良好にマッチするバンド幅を特徴とする。しかしながら、両方のタイプのアンテナによって生成される信号は、ゆがめられたり、それら個別のフェーズ中心が周波数に依存して変化することに起因する分散(dispersion)に苦しむことになる。
二重円錐形及び円板円錐形のアンテナは、ゆがみが小さく、広くて良好にマッチするバンド幅を達成するための比較的安定したフェーズ中心を有する。これは、両方のアンテナの伝送端部で発生する電波発射パルスの反射を削減するのに、抵抗性(resistive )のローディングが用いられるからである。しかしながら、両方のアンテナはサイズがかさばるものであり、ポータブルな(携帯式の)UWBデバイスには不向きなものである。
他の試みとして、アンテナをプリント回路基板(PCBs)上に形成することにより、UWBアンテナの寸法を縮小する試みがなされた。しかしながら、これらの試みでは、動作させるために大きな基礎表面を必要とするアンテナを作ることになった。大きな基礎表面の使用は、アンテナを動作させる際における表面のコンディションの変化に敏感となる。これはアンテナの動作的安定性にかなり影響を与えることになる。
米国特許第6512488号(シャンツ)は、円形を有する平坦なモノポールアンテナを提案した。モノポールアンテナは、ブロードバンド特性を達成するための動作中に、寄生の(parasitic )開口表面ループを形成する。しかしながら、モノポールアンテナは基礎表面を必要とするから、動作の安定性は表面のコンディションの変化によってかなり影響を受けることになる。
米国特許第5627550号及び5680144号(サナド)では、寸法を減少させるために、平坦なアンテナが長方形と三角形のノッチを有することが提案されている。しかしながら、平坦なアンテナは、同様に、変化する表面のコンディションに敏感であり、モノポールのバンド幅はUWB適用例のためには充分広いものとはならない。
従って、UWBアンテナにおいて、寸法的に小さく、かつ小さな携帯式UWBデバイスでの使用のために、表面コンディションにほとんど依存することのないアンテナが必要とされている
以下において、寸法的に小さく、かつ小さな携帯式UWBデバイスでの使用のために、表面コンディションにほとんど依存することのないUWB適用例のための本発明による実施態様が、開示される。
本発明の1つの態様によれば、超広帯域適用例のための基板の少なくとも第1の表面に形成可能なアンテナが開示される。このアンテナは、信号を伝送しかつ受信するための電波発射要素を有する。この電波発射要素は第1部分と第2部分とノッチとを備える。ノッチは前記電波発射要素の外周部分から内部へと延伸し、かつノッチは電波発射要素を前記第1部分と前記第2部分へと分離している。電波発射要素はさらに前記第1部分と前記第2部分とを構造的に相互連結する相互連結部分を有する。相互連結部分は電波発射要素の前記外周部分から概ね末端に形成されている。加えて、アンテナは電波発射要素の前記第1部分から延伸する第1アームを有し、この第1アームはアンテナの動作周波数レンジを修正するようになっている。
本発明の他の態様によれば、超広帯域適用例のための基板の少なくとも第1の表面に形成可能なアンテナを形成する方法が開示される。この方法は、信号を伝送しかつ受信するための電波発射要素を供給する第1の工程であって、この電波発射要素が第1部分と第2部分とノッチとを備える第1工程を有する。前記ノッチは前記電波発射要素の外周部分から内部へと延伸し、かつ前記ノッチは前記電波発射要素を前記第1部分と前記第2部分へと分離している。それから、前記電波発射要素の前記外周部分から概ね末端に相互連結部分が形成され、この相互連結部分は前記第1部分と前記第2部分とを構造的に相互連結する。このアンテナ形成方法はさらに前記電波発射要素の前記第1部分から延伸してアンテナの動作周波数レンジを修正するようになっている第1アームを供給する工程を包含する。
以下において、本発明の実施例が図面を参照しながら詳細に記述される。
図1a〜図1eは本発明の第1実施態様によるアンテナの概略図である。
図2a〜図2eは本発明の第2実施態様により修正した図1a〜図1eのアンテナの概略図である。
図3は図1aのアンテナ100の特性にマッチするインピーダンスの測定及びシミュレートした結果を表すグラフである。
図4a〜図4cは3つの主要平面上での図1aのアンテナのバンド幅を横断する発射パターンを測定したグラフである。
図5a〜図5fは電波発射要素の変形例を表す正面図である。
図において、このアンテナは、本発明の実施態様に従いUWB適用例のために寸法が小さく概ね基礎に依存することのないアンテナであり、携帯式UWBデバイスのミニチュア化を容易にするアンテナが開示されている。
各種の従来型のUWBアンテナがこれまで提案されてきた。しかしながら、これら従来型のUWBアンテナは小型で携帯式のUWBデバイスに使用するには適さなかった。他の従来型UWBアンテナは動作のために基礎表面を必要とし、アンテナの動作安定性にかなり影響を与える基礎表面のコンディションにアンテナは敏感であった。
簡潔と明確化のために、以下において本発明の記述はUWB(超広帯域)適用例に限定することとする。しかしながら、UWB適用例に類似した動作パフォーマンスを必要とする他の適用例から本発明を除外するものではない。本発明の実施態様の基本的要件に対する機能的な原理は、各種の実施態様を通じて同様のままである。
図1a〜図1e及び図2a〜図2eを参照しながら、本発明の実施態様について詳細に記述する。類似の要素には類似の符号が付されている。
図1a〜図1eには、本発明の第1実施態様によるアンテナ100の幾何学的外形が示されている。アンテナ100は、コンパクトなデザインを必要とする小型で携帯式のUWB適用例に使用されるように、小さな寸法で作られている。図1aはアンテナ100の平面図である。図1bは線1−1に沿うアンテナ100の側面図である。図1cは線2−2に沿うアンテナ100の底面図、図1dはアンテナ100の背面図である。アンテナ100は、好適には第1表面上でかつ基板102、例えばプリント回路基板(PCB)の頂端に隣接してモノリシック構造で形成される。アンテナ100は、他のアンテナへ及び他のアンテナから信号を伝送しかつ受信するための電波発射要素(radiating element )104を有する。
電波発射要素104は幾何学的に形成されかつ好適にはプレート(板)状に形成される。本発明のこの第1実施態様において、電波発射要素104は、頂端105と平坦表面とを有する四角形の形状に作られている。第1の例示的デザインでは、電波発射要素104は非平坦表面、例えば波形(コルゲート状)あるいは他の屈曲表面上に形成される。第2の例示的デザインでは、電波発射要素104はそれ自身が非平坦で、屈曲したあるいは波形に形成される。従って、第2の例示的デザインでは、スタンドアローンのプレート状構造となり、これは好適には基板102に垂直に取り付けられる。電波発射要素104の第1及び第2の例示的デザインでは、電波発射要素104の下側隅105Aの少なくとも1つは、インピーダンスをマッチングさせる目的のために、斜角を形成するようにカットすることができる。
電波発射要素104は信号を伝送しかつ受信するための給電(feeding )ポイント106を有する。給電ポイント106は、電波発射要素104の平坦表面上の所定の位置に配置されている。給電ポイント106は、本発明の第1実施態様に従い、好適には底端107に沿って位置決めされ、底端107は電波発射要素104の頂端105の反対側に位置している。電波発射要素104はその内部に形成されたノッチ114又はスロットを有する。ノッチ114は、電波発射要素104の外周の部分、例えば頂端105から、電波発射要素104の内部へと延伸しており、電波発射要素104の外周はいかなる形状に作ることもできる。従って、ノッチ114は、電波発射要素104の頂端105に沿った端部開放型であり、電波発射要素104を概ね第1部分110と第2部分112とに分離している。ノッチ114は幾何学的形状に作られ、好適にはかなり細長く作られる。相互連結部分108は、第1部分110と第2部分112とを構造的に相互連結し、かつ電波発射要素104の外周部分から概ね末端に形成される。
アンテナ100はさらに電波発射要素104の第1部分110から概ね外側に延伸する第1アーム116を有する。第1アーム116は好適には四角形を有するがこれに限定されない。加えて、第1アーム116は電波発射要素104の第1部分に沿って線1−1と反対側に位置し、かつ電波発射要素104の外周部分でノッチ114がそこから延伸している外周部分の概ね反対側付近に位置している。
電波発射要素104のノッチ114と第1アーム116は、そこをUWBバンド幅が走行可能な電流通路を形成することが有利である。アンテナの動作周波数バンド幅とインピーダンス応答特性は、電波発射要素104のノッチ114と第1アーム116の寸法と位置を個別に変化させることにより修正することが可能である。
図1aに示すように、連結用給電ストリップ(帯板)118は、電波発射要素104の底端105から外側へと延伸している。コネクタ118は幾何学的形状に作られ、かつ好適には細長い形状で、基板102と電波発射要素104の寸法に依存する長さに作られる。電波発射要素104,第1アーム116,コネクタ118は好適には基板102の第1表面上に形成される。
コネクタ118は、好適には電波発射要素104を給電部122(図1e参照)に連結するのを容易にする形状に作られる。給電ポイント106とコネクタ118は、アンテナ100のインピーダンスマッチングを改良するように変形することができる。給電部122は好適には1つの端子でコネクタ118に連結され、他の端子で信号を伝送及び受信するための基礎表面120に連結される。基礎表面120は好適には基板102の第2表面上に形成される。第2表面は基板102の第1表面と外側に向かって反対側にある。基礎表面120は好適には四角形を有するがこれに限定されない。
図1b及び図1eに示すように、電波発射要素104と基礎表面120との間に給電ギャップgが形成される。アンテナ100の動作周波数バンド幅とインピーダンス応答特性は、ノッチ114と第1アーム116の寸法及び位置に加えて、給電ポイント106の位置と給電ギャップgの寸法を個別的に変化させることにより修正可能である。従って、給電ギャップgは可変であり、設計上の必要性に依存する。
代替例として、図1eに示すように、基礎表面120は、電波発射要素104及び第1アーム116と同じく、基板120の第1表面上に形成することができ、この例ではコネクタ118が省略される。それから給電部122は好適には1つの端子がコネクタ118に連結され、他の端子が基礎表面120へと連結される。
図2a〜図2eは本発明の第2実施態様を示しており、この例ではアンテナ100は本発明の第1実施態様と構造的に同様に作られ、ノッチ114を有する電波発射要素104,第1アーム116,コネクタ118,及び基礎表面120を有する。電波発射要素104は、基礎表面120から給電ギャップgだけ分離されている。図2aはアンテナ100の平面図である。図2bは線1−1に沿うアンテナ100の側面図である。図2cは線2−2に沿うアンテナ100の底面図、図2dはアンテナ100の背面図である。
追加の第2アーム202が、電波発射要素104の第2部分112から概ね外側へと延伸している。第2アーム202は好適にはL字形を有するがこれに限定されない。第2アーム202は好適には電波発射要素104の線1−1と平行な第2側部に沿って形成され、第1アーム116と反対向きに外側へと延伸している。第2アーム202は好適には第1セクション204と第2セクション206とを有する。第1セクション204は一端が電波発射要素104の第2部分112に連結されている。第2セクション206は第1セクション204に沿い、好適には電波発射要素104の第2部分112から末端に連結されている。
本発明のこの第2実施態様では、第2アーム202の第2セクション206は好適にはその第1セクション204に垂直に配置され、好適には電波発射要素104の底端107に向かって延伸している。第2アーム202は、アンテナ100の動作周波数レンジが本発明の第1実施態様の動作周波数レンジよりも広くなるような形状に作られる。電波発射要素104,第1及び第2アーム116,202,及びコネクタ118は、好適には平坦であり、基板102の第1の側部上に形成される。
代替例として、図2eに示すように、本発明の第2実施態様における基礎表面120は、電波発射要素104と第1及び第2アーム116,202と同じく、基板120の第1表面上に形成され、この例ではコネクタ118は省略されている。それから電波発射要素104は、給電ポイント106を介して、給電部122の1つの端子に連結されている。給電部122の他の端子は基礎表面120に連結されている。
本発明のこの第2実施態様について記述したアンテナ100は、本発明の第1実施態様と同様の機能を達成し、かつ類似のインピーダンスマッチングと、伝送機能特性を有する。電波発射要素104,第1及び第2アーム116,202,コネクタ118及び基礎表面120の寸法は、基板102の厚さと材料のタイプと同様に、設計上の必要性に依存する。アンテナ100は好適には銅のような導電性材料で作られる。
図3は図1aのアンテナ100のインピーダンスマッチングを測定した結果及びシミュレートした結果を表しており、良好な一致を見せている。アンテナ100のインピーダンスマッチング周波数応答は、|S11|で表示されている。測定した結果とシミュレートした結果とは、アンテナ100が、周波数レンジ2.9〜12GHzを通じて、良好にマッチするインピーダンスマッチング特性を有し、かつ同じ周波数レンジ上で良好なリターンロス|S11|を達成することを示している。
加えて、測定した結果及びシミュレートした結果の両方は、リターンロスが−10dB以下となるための、周波数レンジ約2.9〜12GHzであるUWBインピーダンスバンド幅を示した。シミュレートした結果はいかなる伝送構造をも使用せずに得られた。測定した結果は、無線周波数(RF)同軸ケーブルを用いて得られた。このことは、本発明の第1実施態様によるアンテナ100は、伝送構造や同軸ケーブルによって導入される基礎の状態変化によってはほとんど影響されないことを示唆しており、それゆえ基礎の状態にほとんど依存しないという有利さがある。
図4a〜図4cは3つの主要平面、すなわち図4aのy−z平面,図4bのx−z平面,図4cのx−y平面を横断する図1aのアンテナ100の電波発射パターンを示している。3つの主要平面の各々を横断する電波発射パターンは、3つの異なる周波数、すなわち3,7及び10GHzで測定された。この結果は、UWBバンド幅を横断するアンテナ100の電波発射パフォーマンスが安定したものであることを示している。3つの主要平面を横断して測定されたアンテナ100の最大平均ゲイン(gain)は2.6dBiよりも大きく、一方3つの主要平面を横断して測定された平均ゲインは−2.3dBiから2.6dBiの間で変化した。それゆえ、アンテナ100のゲインは、多くのモバイル通信適用例にとって充分に高いものである。
本発明による各種の実施態様は、充分なゲインとデバイスをミニチュア化するための小さな寸法という要求を必要とする携帯式UWBシステムに有利に適用することができる。
上述した方法で、UWB適用例のためのノッチを有するアンテナが開示された。本発明のわずかな数の実施態様だけが開示されたが、この開示を見た当業者であれば、本発明の範囲と精神から離れることなく、多くの変更及び/又は修正をなすことができよう。例えば、図5a〜5fに示すように、本発明の第1及び第2実施態様における電波発射要素は、導電性材料から他の幾何学的な形状、例えば楕円,三角形,多角形あるいは環状に構成することもできる。

Claims (20)

  1. 超広帯域適用のための基板の少なくとも第1の表面に形成可能なアンテナであって、
    信号を伝送しかつ受信するための電波発射要素を備え、この電波発射要素が第1部分と第2部分とノッチと相互連結部分とを備え、
    前記ノッチは前記電波発射要素の外周部分から内部へと延伸し、かつ前記ノッチは前記電波発射要素を前記第1部分と前記第2部分へと分離しており、
    前記相互連結部分は前記第1部分と前記第2部分とを構造的に相互連結しかつ前記電波発射要素の前記外周部分から概ね末端に形成されており、
    アンテナはさらに前記電波発射要素の前記第1部分から延伸してアンテナの動作周波数レンジを修正するような第1アームを備えているアンテナ。
  2. 前記第1アームは前記電波発射要素の前記第1部分から概ね外側へと延伸しかつ前記電波発射要素の前記外周部分から概ね中心側へと形成されており、そこから前記ノッチが前記電波発射要素の中へと延伸している請求項1記載のアンテナ。
  3. 前記ノッチは概ね細長い形状をしている請求項1記載のアンテナ。
  4. 前記電波発射要素は波形をしている請求項1記載のアンテナ。
  5. さらに前記電波発射要素の前記第2部分から延伸する第2アームを有する請求項1記載のアンテナ。
  6. 前記第2アームは前記電波発射要素の前記第2部分から概ね外側へと延伸している請求項5記載のアンテナ。
  7. 前記第2アームは第1セクションと第2セクションとを有し、第1セクションの一端は前記電波発射要素の前記第2部分に連結され、第2セクションは第1セクションに沿って連結されている請求項5記載のアンテナ。
  8. 前記第2アームの第2セクションは前記第2アームの第1セクションに対し概ね垂直である請求項5記載のアンテナ。
  9. 前記第2アームの第2セクションは前記電波発射要素の前記第2部分に概ね沿って延伸している請求項7記載のアンテナ。
  10. 前記電波発射要素と前記第1アームと前記第2アームとは基板の第1表面上に形成されている請求項5記載のアンテナ。
  11. 基礎表面が前記電波発射要素に連結されかつ基板の第1表面及び第2表面の少なくとも一方の上に形成され、基板の第2表面は基板の第1表面の反対側にある請求項1記載のアンテナ。
  12. コネクタが前記電波発射要素から延伸し、このコネクタは前記電波発射要素を給電部に連結するのを容易にする形状に作られている請求項11記載のアンテナ。
  13. 前記コネクタは前記電波発射要素から概ね外側へと延伸し、前記コネクタは前記電波発射要素の外周から前記電波発射要素の前記相互連結部分の中心側へと延伸している請求項12記載のアンテナ。
  14. 前記基礎表面は前記電波発射要素と共通平面である請求項11記載のアンテナ。
  15. 前記電波発射要素は給電部を介して前記基礎表面に連結されている請求項11記載のアンテナ。
  16. 超広帯域適用のための基板の少なくとも第1の表面に形成可能なアンテナを形成する方法であって、
    信号を伝送しかつ受信するための電波発射要素を供給する工程であって、
    この電波発射要素が第1部分と第2部分とノッチと相互連結部分とを備え、
    前記ノッチは前記電波発射要素の外周部分から内部へと延伸し、かつ前記ノッチは前記電波発射要素を前記第1部分と前記第2部分へと分離しており、
    前記相互連結部分は前記第1部分と前記第2部分とを構造的に相互連結しかつ前記電波発射要素の前記外周部分から概ね末端に形成されている供給工程と、
    前記電波発射要素の前記第1部分から延伸してアンテナの動作周波数レンジを修正するようになっている第1アームを供給する工程とを包含するアンテナ形成方法。
  17. さらに前記電波発射要素の前記第2部分から概ね外側へと延伸する第2アームを供給する工程を包含する請求項16記載のアンテナ形成方法。
  18. 前記基板の第1表面及び第2表面の少なくとも一方の上に基礎表面を供給する工程を包含する請求項16記載のアンテナ形成方法。
  19. 前記電波発射要素と前記基礎表面はコネクタ及び給電部の一方を介して連結されている請求項18記載のアンテナ形成方法。
  20. 当該アンテナは一体化された構造である請求項17記載のアンテナ形成方法。
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