JP2009302946A - 固体撮像素子,固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置 - Google Patents

固体撮像素子,固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】オートフォーカスモードや動画モードにおいて高速駆動が可能で、かつ、高いフレームレートを実現できる固体撮像素子,固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置を提供する。
【解決手段】複数の光電変換部が行及び列に配列された撮像領域が、第1領域と第2領域とによって複数のエリアに分割され、所定のエリアの電荷を1フレームで出力する際に、所定のエリアの第1領域の垂直電荷転送部で読み出した電荷を転送し、所定のエリアの第2領域の垂直電荷転送部で読み出した電荷のみを出力し、その他の垂直電荷転送部の電荷を排出する。
【選択図】図6

Description

本発明は、固体撮像素子,固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置に関する。
固体撮像素子は、半導体基板の受光領域に複数の行及び複数の列にわたって多数の光電変換素子が配列され、光電変換素子で生成された電荷を垂直方向に転送する垂直電荷転送部と、垂直電荷転送部によって転送された電荷を水平方向に転送する水平電荷転送部を備えた構成である。
このような構成の固体撮像素子を備えた撮像装置としては、例えばデジタルビデオカメラや、動画撮像機能を有するデジタルスチルカメラがある。近年、固体撮像素子は、高い解像度の画像を得るために画素数が増加している。多画素の固体撮像素子では、各光電変換素子から電荷を読み出し、垂直電荷転送部及び水平電荷転送部を転送して、出力する駆動処理に時間がかかる。固体撮像素子の高速駆動を実現するため、従来では、例えば下記特許文献に示すような方法が提案されている。
特許文献1は、動画を出力する撮像装置に関し、該撮像装置は、切り出し領域の光電変換素子から垂直電荷転送部への電荷読み出しを独立して行い、切り出し領域以外の垂直電荷転送部に読み出された電荷のみをドレイン手段に排出する構成を有することで、実用的なデータレートで動画を出力可能としている。しかし、切り出し領域は、撮像領域の中心部に限られている。
特許文献2に記載された撮像装置は、垂直電荷転送部から水平電荷転送部への電荷の転送を水平方向の一部の領域において選択的に禁止する転送制御部を備えることにより、高速撮像を実現している。しかし、この撮像装置も、高速撮像可能な領域は、撮像領域の中心部に限られている。
特許文献3に記載された撮像装置は、垂直電荷転送部を構成する複数の垂直転送段の最終転送段から水平転送部への転送動作を制御する独立電極と、該独立電極の電荷を選択的に排出可能なドレインとを有し、かつ、水平転送部で電荷の混合を行うことで、オートフォーカスの撮像処理の高速化を図るものである。
特開2007−267333号公報 特開2007−324622号公報 特開2007−181107号公報
しかし、上記特許文献1から3に記載された固体撮像素子では、撮像領域において、中央部など予め設定されたエリアのみを切り出し領域として電荷を読み出すものであり、撮像領域における切り出し領域以外のエリアで撮像した場合には高速の駆動を行うことができないうえ、切り出し領域で撮像するには撮影者が撮像の目的となる被写体を切り出した領域に自身で合わせる必要があるため使いづらい点で改善の余地があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、オートフォーカスモードや動画モードにおいて更なる高速駆動が可能で、かつ、高いフレームレートを実現できる固体撮像素子,固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記構成によって達成される。
(1)行方向及び列方向に2次元配置された複数の光電変換素子と、
前記光電変換素子に隣接して設けられ、前記光電変換素子で発生した電荷を列方向に転送する複数の垂直転送部と、
前記複数の光電変換素子と前記垂直転送部との間に設けられ、前記光電変換素子で発生した電荷を前記垂直転送部に読み出す電荷読み出し部と、
前記垂直転送部によって転送される電荷を、行方向に転送する水平転送部と、
前期垂直転送部に隣接して設けられ、前記垂直転送部によって転送される電荷を排出する垂直ドレイン部と、とを備え、
前記光電変換素子が配列される撮像領域は、前記列方向に分割された複数の第1領域と、前記行方向に分割された複数の第2領域を有しており、
前記電荷読み出し部は、前記第1の領域毎に独立駆動可能であり、
前記垂直ドレイン部は、前記第2の領域毎に独立駆動可能である固体撮像素子。
(2)前記複数の第1領域それぞれの前記列方向の大きさが同一である上記(1)に記載の固体撮像素子。
(3)前記複数の第2領域それぞれの前記行方向の大きさが同一である上記(1)又は(2)に記載の固体撮像素子。
(4)上記(1)から(3)のいずれかに記載の固体撮像素子を備えた撮像装置。
(5)行方向及び列方向に2次元配置された複数の光電変換素子と、
前記光電変換素子に隣接して設けられ、前記光電変換素子で発生した電荷を列方向に転送する複数の垂直転送部と、
前記複数の光電変換素子と前記垂直転送部との間に設けられ、前記光電変換素子で発生した電荷を前記垂直転送部に読み出す電荷読み出し部と、
前記垂直転送部によって転送される電荷を、行方向に転送する水平転送部と、
前期垂直転送部に隣接して設けられ、前記垂直転送部によって転送される電荷を排出する垂直ドレイン部と、とを備え、
前記光電変換素子が配列される撮像領域は、前記列方向に分割された複数の第1領域と、前記行方向に分割された複数の第2領域を有しており、
前記電荷読み出し部は、前記第1の領域毎に独立駆動可能であり、
前記垂直ドレイン部は、前記第2の領域毎に独立駆動可能である固体撮像素子の駆動方法であって、
前記電荷読み出し部を制御して、前記複数の第1領域のうちいずれかの領域に含まれる前記光電変換部で生成された電荷を読み出し、読み出した電荷のうち前記複数の第2領域のうちいずれかの領域に含まれる前記垂直電荷転送部の電荷のみを出力し、その他の前記垂直電荷転送部の電荷を前記垂直ドレイン部によって排出する固体撮像素子の駆動方法。
(6)前記複数の第1領域それぞれの前記列方向の大きさが同一である上記(5)に記載の固体撮像素子の駆動方法。
(7)前記複数の第2領域それぞれの前記行方向の大きさが同一である上記(5)又は(6)に記載の固体撮像素子の駆動方法。
(8)前記水平電荷転送部に読み出された電荷を、読み出された前記第2領域に含まれる前記垂直電荷転送部の列の分だけ転送した後、該水平電荷転送部での転送を一旦停止し、前記第1領域の電荷を列方向に転送する上記(5)から(7)のいずれかに記載の固体撮像素子の駆動方法。
(9)前記第1領域に含まれる前記光電変換部の行と同じ行数だけ前記垂直電荷転送部によって転送した後、次のフレームの読み出しを行う上記(5)又は(8)に記載の固体撮像素子。
(10)前記撮像領域のおいて前記第1領域と前記第2領域とによって分割された複数のエリアのうち、所定のエリアが選択され、該エリアの電荷を1フレームで出力する上記(6)から(9)のいずれかに記載の固体撮像素子の駆動方法。
(11)前記所定のエリアがオートフォーカス処理される上記(10)に記載の固体撮像素子の駆動方法。
(12)前記撮像領域の電荷を1フレームの画像で表示するときに、当該1フレームの画像の一部に合成される画像を生成するため、前記所定のエリアの電荷が複数回読み出される上記(10)に記載の固体撮像素子の駆動方法。
上記構成によれば、撮像領域が、垂直電荷転送部の複数の第1領域と水平電荷転送部の複数の第2領域とによって複数のエリアに分割されており、第1領域及び第2領域に独立して電圧を印加することで、撮像領域における任意のエリアを選択して、そのエリアを1フレームとして出力することができる。このとき、垂直ドレイン部に印加するドレイン電圧を制御することで、任意のエリアの電荷のみを水平電荷転送部で転送させるとともに、任意のエリア以外のエリアの電荷を排出することができ、全部のエリアの電荷を読み出す時間に対してより早く任意のエリアの電荷のみを高速読み出しすることが可能となる。
本発明によれば、オートフォーカスモードや動画モードにおいて高速駆動が可能で、かつ、高いフレームレートを実現できる固体撮像素子,固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は、第1実施形態の固体撮像素子を備えた撮像装置の概略構成を示す図である。なお、固体撮像素子を備えた撮像装置としては、例えば、動画モードを有するデジタルカメラやデジタルビデオカメラなどであり、本実施形態の説明では、デジタルカメラを例に説明する。
図1に示すように、撮像装置は、撮影レンズ1と、固体撮像素子5と、該撮影レンズ1と固体撮像素子5との間に設けられた絞り2と、赤外線カットフィルタ3と、光学ローパスフィルタ4とを備えている。
また、撮像装置は、電気制御系全体を統括制御するシステム制御部11を備えている。システム制御部11は、フラッシュの発光部12及び受光部13の制御、レンズ駆動部8、絞り制御部9、撮像素子駆動部10の制御を行う。レンズ駆動部8は、撮影レンズ1の位置をフォーカス位置に調整したりズーム調整を行ったりするものであり、絞り駆動部9は、絞り2の開口量を制御して露光量の調整を行うものである。また、撮像素子駆動部10は、固体撮像素子5を駆動し、撮影レンズ1を通して入射した光に基づく撮像信号を出力させるものである。さらに、システム制御部11には、操作部14を通してユーザからの指示信号が入力される。
また、撮像装置は、アナログ信号処理部6、A/D変換回路7を備えており、これらもシステム制御部11によって制御される。アナログ信号処理部6は、固体撮像素子5から出力される撮像信号をアナログ処理するものであり、アナログ信号処理部6と、該アナログ信号処理部6から撮像信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路7とを備えている。アナログ信号処理部6と、A/D変換回路7とはシステム制御部11によって制御される。なお、固体撮像素子5は、RGBの原色フィルタを有するものであるので、A/D変換回路7は、それぞれの色信号を示すデジタル信号である。
さらに、撮像装置は、メインメモリ16と、メインメモリ16に接続されたメモリ制御部15と、補間演算やガンマ補正演算、RGB/YC変換処理等を行って画像データを生成するデジタル信号処理部17と、デジタル信号処理部17で生成された画像データをJPEG形式に圧縮したり圧縮画像データを伸張したりする圧縮伸張処理部18と、測光データ(画像データ)を積算しデジタル信号処理部17が行うホワイトバランス補正のゲインを求める積算部19と、着脱自在の記録媒体21が接続される外部メモリ制御部20と、カメラ背面等に搭載された液晶表示部23が接続される表示制御部22とを備えており、これらは、制御バス24及びデータバス25によって相互に接続され、システム制御部11からの指令によって制御される。
図2は、第1実施形態の固体撮像素子の構成を概略的に示す平面図である。図3は、本実施形態の固体撮像素子の構成の一部を概略的に示す図である。
図2に示すように、固体撮像素子5は、半導体基板51の2次元平面に、複数の行(図中の左右方向)と複数の列(図中の上下方向)にわたって複数の光電変換部PDが配列されている。複数の光電変換部PDが配列されている領域が撮像領域を構成し、また、配列された複数の光電変換部PDそれぞれが入射光に応じて電荷を生成し、該電荷を固体撮像素子5から出力信号として出力し、該出力信号に基づいて撮影画像を生成する。
固体撮像素子5は、各光電変換部PDの上方に図示しないカラーフィルタが配置され、それぞれ赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の分光感度を有する。
光電変換部PDは、半導体基板51に構成されたフォトダイオードであり、それぞれの光電変換部PDの光電変換領域に入射した光の強さと露光時間の長さとで定まる光量に応じた電荷を生成する。
半導体基板51には、垂直方向に並べられた光電変換部PDの各列の間に延設され、各光電変換部PDから読み出された電荷を垂直方向に転送するための垂直電荷転送部52が設けられている。また、固体撮像素子5は、垂直電荷転送部52によって転送されてきた電荷を水平方向に転送するための水平電荷転送部56と、水平電荷転送部54を転送されてきた電荷を電圧信号に変換する電荷検出部55と電圧信号を出力する出力アンプ58とを備えている。垂直電荷転送部52と水平電荷転送部56との間には、垂直電荷転送部52に転送する電荷を選択的に排出可能な垂直ドレイン部53が設けられている。
なお、本実施形態では、光電変換部PDの配列は、光電変換部PDの各列が隣り合う列に対して垂直方向に1/2ピッチづつずらして配置された構成である。しかし、光電変換部PDの配列はこれに限定されず、光電変換部PDが半導体基板51表面に略正方向子状に配置されていてもよい。
各垂直電荷転送部52は、光電変換部PDと隣り合う位置に、列方向に延設されており、1列分の光電変換部PDのそれぞれから読み出された信号を、各垂直電荷転送部52の列毎に電荷を列方向に転送する。図3に示すように、垂直電荷転送部52はそれぞれ、半導体基板51に形成された垂直電荷転送チャネル52nと、半導体基板51上にゲート絶縁膜を介して形成された複数の垂直電荷転送電極52a,52bとを備えている。複数の垂直電荷転送電極52a,52bに所定の電圧を印加して各垂直電荷転送チャネル52nに所定の電位分布を形成し、各電極52a,52bに印加する電圧を順次に切り替えることで、垂直電荷転送部52それぞれが、各画素の信号電圧を列方向に順次に転送する。複数の垂直電荷転送電極が、読み出し電圧が印加されることで、光電変換部PDで生成された電荷を垂直電荷転送チャネル52nに読み出す読み出し電極を兼ねた構成としてもよい。垂直電荷転送部52の各列の読み出し電極に読み出し電圧を印加することで、一行分の光電変換部PDの電荷を同時に読み出す。複数の垂直電荷転送電極52a,52bには、配置された位置に応じて4相や8相などの垂直転送制御信号φVが入力される。
垂直電荷転送部52の出力側には電荷蓄積部として機能するラインメモリLMが配置されている。ラインメモリLMは垂直電荷転送部52から出力される1行分の電荷を一時的に蓄積する。ラインメモリLMに蓄積された1行分の電荷は、ラインメモリLMから水平電荷転送部56に転送され、その結果、水平電荷転送部56に1行分の電荷が保持される。水平電荷転送部56は、保持する1行分の電荷を1画素単位で行方向に順次に転送する。そして、水平電荷転送部56で転送された電荷を電荷検出部55に電圧に変換し、出力アンプ58から信号を出力する。
水平電荷転送部56は、図3中矢印Xの方向に帯状に延在する1本の水平電荷転送チャネル56nと、この水平電荷転送チャネル56nの上方に形成された一対の水平転送電極56a,56bを有している。一対の水平転送電極56a,56bはそれぞれ、水平電荷転送チャネル56nの長手方向に交互に配設されている。一対の水平転送電極56a,56bのうち、互いに隣り合う、一方の水平転送電極56aと他方の水平転送電極56bとの対が電気的に共通に接続され、これら水平転送電極56a,56bが水平電荷転送チャネル56nの長手方向に交互に配設されている。水平転送電極56a,56bは、それら対の位置に応じて位相が異なる4相の水平転送制御信号φHが入力される。水平電荷転送チャネル56nは、不純物濃度が相対的に高い領域(n型不純物添加領域)と相対的に低い領域(n−型不純物添加領域)とが交互に形成されている。n型不純物添加領域はn−型不純物添加領域に対して常にポテンシャル・ウェル領域となり、ポテンシャル・ウェル領域内の電荷はポテンシャル・バリア領域によって移動が禁止される。したがって、水平転送電極56a,56bに印加する電圧の高さを制御することによって、ポテンシャル・バリア領域からポテンシャル・ウェル領域に向かう方向に電荷を転送することができる。
垂直電荷転送制御信号φV,水平電荷転送制御信号φHはそれぞれ、印加する電圧を規定するハイ(High)レベルの信号とロー(Low)レベルの信号とを含む駆動パルスを用いる。
垂直電荷転送部52に垂直電荷転送制御信号φVが入力され、水平電荷転送部56に水平電荷転送制御信号φHが入力される。垂直電荷転送制御信号φV,水平電荷転送制御信号φHはそれぞれ、固体撮像素子駆動部10に設けられた所定のタイミング信号発生回路によって生成される。
本実施形態の固体撮像素子は、垂直電荷転送部52から水平電荷転送部56に転送する電荷を選択的に排出可能な垂直ドレイン部53を備えている。垂直ドレイン部53は、各垂直電荷転送部52ごとに設けられており、本実施形態では、垂直電荷転送部52のY方向の端部近傍に位置するラインメモリLMに隣り合う位置に設けられている。垂直ドレイン部53の位置は特に限定されず、垂直電荷転送部52から転送される電荷を排出することができる範囲で変更することができる。
次に、垂直ドレイン部53の構成について説明する。図3に示すように、垂直ドレイン部53は、電荷を半導体基板から排出するためのドレイン53aと、ドレイン53aに排出される電荷を取り出すためのドレイン電圧が印加される制御電極53bとを備えている。電荷の排出を行う際には、制御電極53bをオン状態に設定して、ゲートを開き、図3中破線の矢印で示すように垂直電荷転送部52(図ではラインメモリLM)から電荷をドレイン53aへ取り出し、取り出された電荷をドレイン53で排出する。制御電極53bがオフ状態に設定されている場合には、ラインメモリLMから排出されず、保持された電荷は水平電荷転送部56へ電荷転送される。
図4は、本実施形態の固体撮像素子の制御系を示す図である。
固体撮像素子5は、光電変換素子が配列される撮像領域は、前記列方向に分割された複数の第1領域と、前記行方向に分割された複数の第2領域を有している。固体撮像素子5は、撮像領域の、複数の第1領域と複数の第2領域とで分割される複数のエリアのうち、任意のエリアを1フレームとして出力することができる。なお、図4に示すように、本実施形態では一例として、撮像領域が4つの第1領域と4つの第2領域とによって16(4行×4列)のエリアに分割されている構成を説明する。第1領域及び第2領域の分割される数や、撮像領域を分割するエリアの数は、本実施形態の構成に限定されない。また、出力されるフレームは、1つのエリアでなくてもよく、例えば互いに隣接する矩形のエリア(2×2のエリアなど)で構成されていてもよい。
固体撮像素子には、撮像領域を分割する複数の第1領域のそれぞれの領域に独立して読み出し電圧を印加可能な電荷読み出し部として機能する読み出し電圧制御部62が接続されている。読み出し電圧制御部62によって読み出し電圧が印加されると、読み出し電圧が印加された第1領域に含まれる光電変換部PDから電荷が垂直電荷転送部52へ読み出される。一方で、読み出し電圧が印加されていない第1領域に含まれる光電変換部PDからは、電荷が読み出されない。
また、固体撮像素子には、撮像領域を行方向に分割する複数の第2領域のそれぞれの領域に独立してドレイン電圧を印加可能な垂直ドレイン部として機能するドレイン電圧制御部64が接続されている。ドレイン電圧制御部62によってドレイン電圧が印加されると、ドレイン電圧が印加された第2領域に含まれる垂直電荷転送部52を転送される電荷が垂直ドレイン部53によって排出される。一方で、ドレイン電圧が印加されていない第2領域に含まれる垂直電荷転送部52の列からは電荷が水平電荷転送部54に転送される。
次に、本実施形態の固体撮像素子の駆動方法を説明する。なお、以下の駆動方法の説明において、固体撮像素子の構成は、上述した図1から図4に示す固体撮像素子の構成と同じであるものとし、必要に応じて適宜参照する。
図5は、固体撮像素子において選択された第1領域の電荷を読み出す手順を示す図である。図6は、固体撮像素子において選択された第2領域の電荷のみを水平電荷転送部(HCCD)によって転送する状態を示す図である。図5及び図6において、「V1」〜「V4」は複数の第1領域を示し、「VDR1」〜「VDR4」は垂直ドレイン部53に選択的にドレイン電圧が印加される複数の第2領域を示している。また、垂直電荷転送部と水平電荷転送部との間のラインメモリは表記せず、省略する。なお、本実施形態では、図5(a)に示すように、撮像領域の分割された複数のエリアのうち、右上のエリア(図中太線で囲んだエリア。以下、出力エリアともいう。)を1フレームで出力する際の動作を説明する。A0,A1,…は、出力エリアに読み出された電荷を表している。本実施形態では、複数の第1領域それぞれの前記列方向の大きさが同一であり、かつ、複数の第2領域それぞれの前記行方向の大きさが同一であるものとする。つまり、各エリアの寸法、つまり、各エリア同士の光電変換部の行の数が等しく、かつ、各エリア同士の光電変換部の列の数は等しいものとする。
最初に、図5(a)に示すように、分割された複数の第1領域V1〜V4のうち、第1領域V4に読み出し電圧を印加する。すると、第1領域V4に含まれる垂直電荷転送部52の読み出し電極の駆動によって光電変換部PDから電荷がそれぞれの垂直電荷転送部52に読み出される。つまり、図5(a)に示す固体撮像素子5の撮像領域において、第1領域V4に並列された4つのエリアでのみ電荷が読み出される。
図5(b)に示すように、垂直電荷転送部52を転送駆動し、第1領域V4の垂直電荷転送部52に読み出された電荷A0を、第1領域V4の垂直電荷転送部52の行の数と同じ行数だけ列の方向に転送する。こうすることで、第1領域V4の電荷A0を第1領域V3へ転送することができる。
次に、図5(c)に示すように、出力エリアの電荷A0を第1領域V3に転送した後、第1領域V4に読み出し電圧を印加することで、出力エリアに電荷A1を読み出す。電荷A1は、出力の際には、電荷A0のフレームに対して次のフレームに相当する。その後、図5(d)に示すように、垂直電荷転送部52を転送駆動し、第1領域V4の電荷A1と第1領域V3の電荷A0とを、それぞれ出力エリアの行の数と同じ数だけ列の方向に転送する。そして、出力エリアに電荷A2を読み出す。電荷A2は、電荷A1のフレームの次のフレームに相当する。
図6(a)に示すように、垂直電荷転送部52を転送駆動し、第1領域V4〜V2の電荷A2〜A0をそれぞれ1エリア分だけ列の方向に転送する。こうすることで、第1領域V4の電荷A2が第1領域V3へ移動し、第1領域V3の電荷A1が第1領域V2へ移動し、第1領域V2の電荷A0が第1領域V1へ移動する。その後、出力エリアに電荷A3を読み出す。
次に、図6(b)に示すように、出力エリアに読み出された電荷をラインメモリに転送する。ここで、第2領域VDR1〜VDR4のうち、第2領域VDR1〜3に含まれる各垂直電荷転送部52に対応する垂直ドレイン部にドレイン電圧を印加することで、第2領域VDR1〜3に含まれる垂直電荷転送部52の電荷が排出される。一方で、垂直ドレイン電圧が印加されない第2領域VDR4に存在し、かつ、垂直電荷転送部52の転送方向において最終エリアに相当する第1領域V1に存在する電荷A0の一部がラインメモリから水平電荷転送部56に転送される。垂直電荷転送部52から水平電荷転送部56への1回の転送で、第2領域VDR4の垂直電荷転送部52の列の数に相等する電荷が転送される。
図6(c)に示すように、水平電荷転送部56に読み出された電荷を、該電荷が読み出された出力エリアの第2領域に含まれる垂直電荷転送部52の列の分(つまり、第2領域の1領域分)だけ、水平方向に転送する。このとき、電荷A0を転送した分だけ電荷A1〜A3も転送される。そして、図6(d)のように水平転送を繰り返すことで、第1領域V1及び第2領域VDR4のエリアの電荷A0を出力する。その後、水平電荷転送部56に読み出された電荷を、読み出された第2領域に含まれる垂直電荷転送部52の列の分だけ転送した後、該水平電荷転送部56での転送を一旦停止し、第1領域の電荷を列方向に転送する動作を繰り返すことで、電荷A1〜A3を順次に転送し、出力する。
図5及び図6に示す手順を繰り返し、撮像時に出力エリアで得られた電荷A0〜A3をそれぞれ1フレームで出力する駆動を行うことで、撮像領域全体の電荷を1フレームで読み出す駆動を行うことに比較して、駆動時間を約16倍高速にすることができる。言い換えると、図5及び図6に示す手順によれば、電荷の出力にかかる時間を約1/16に短縮することができる。
上記構成によれば、撮像領域が、垂直電荷転送部52の複数の第1領域と水平電荷転送部56の複数の第2領域とによって複数のエリアに分割されており、第1領域及び第2領域に独立して電圧を印加することで、撮像領域における任意のエリアを選択して、そのエリアを1フレームとして出力することができる。このとき、垂直ドレイン部に印加するドレイン電圧を制御することで、任意のエリアの電荷のみを水平電荷転送部で転送させるとともに、任意のエリア以外のエリアの電荷を排出することができ、全部のエリアの電荷を読み出す時間に対してより早く任意のエリアの電荷のみを高速読み出しすることが可能となる。
複数の第1領域V1〜V4それぞれの列方向の大きさが同一で、かつ、第2領域VDR1〜VDR4それぞれの行方向の大きさが同一とすれば、垂直転送時に電荷を隣接する第1領域へ転送する時間を全て等しくでき、また、水平転送時に電荷を隣接する第2領域へ転送する時間を全て等しくできる。このため、駆動制御が行いやすくなる。第1領域V1〜V4それぞれの列方向の大きさか、または、第2領域VDR1〜VDR4それぞれの行方向の大きさを同一としてもよい。
上記実施形態では、第1領域V1と第2領域VDR4とに区画された1つのエリアを出力エリアとしたが、互いに隣接する複数のエリアで形成される矩形エリアを出力エリアとしてもよい。こうすれば、撮影者の任意の大きさのエリアの撮像信号を高速に得ることができる。
次に、本発明にかかる固体撮像素子の駆動方法の第2実施形態を説明する。なお、以下に説明する実施形態において、すでに説明した部材などと同等な構成・作用を有する部材等については、図中に同一符号又は相当符号を付すことにより、説明を簡略化或いは省略する。
図7は、本実施形態の固体撮像素子の駆動方法の手順の一部を説明する図である。図8は、本実施形態の固体撮像素子の駆動方法の手順を示すフローチャートである。本実施形態では、撮像領域のうち第1領域と前記第2領域とによって分割された複数のエリアのうち所定のエリアを選択し、該所定のエリアをオートフォーカスエリア(以下、AFエリアという。)に設定し、AFエリアのみを上記第1実施形態の駆動方法において高速処理する。
最初に、固体撮像素子は、AFエリアを指定するモードか否かを判別し、AFエリアを指定するモードではないときには、通常の撮影モードに設定する。通常の撮影モードでは、撮像領域の全てで電荷の読み出しを行い、1フレームとして出力する。
AFエリアを指定するモードであると判別すると、AFエリアを選択するステップに移る。このステップでは、ユーザーがオートフォーカス処理を実行したい領域を選択する。図7に示すように、本実施形態では、撮像領域における人物の顔の位置に基づいて、第1領域Vと第2領域VDR3とによって区画されるエリアをAF動作を行うエリアに選択した。本実施形態では、このAF動作を行うエリアの電荷A0を1フレームで出力する。このとき、顔認識処理などを用いることで、撮像装置側がAFエリアを自動で選択してもよい。
AF動作を行うエリアを選択した後、撮像装置の表示部23に撮像領域全体のスルー画をムービーモード(MVモード)で表示する動作を実行する。そして、ユーザーの所定の操作が行われると、先に選択されたAF動作を行うエリアについてAF処理が実行される。ここで、ユーザーの所定の操作とは、例えば、レリーズボタンの半押しなどの操作である。
選択されたAF動作を行うエリアについてAF処理では、上記第1実施形態の駆動方法の手順と同様に、選択されたAF動作を行うエリアを出力エリアとして1フレームで高速に出力する動作が実行される。具体的には、第1領域V3に対応する行と第2領域VDR3に対応する列に含まれる光電変換部PDで生成された電荷を1フレームで出力する。このとき、選択された第1領域V3の光電変換部PDの電荷を転送し、選択された第2領域VDR2の垂直電荷転送部52の電荷のみを出力し、第2領域VDR1,2及び4の垂直ドレイン部53をオン状態とすることで、第2領域VDR1,2及び4の垂直電荷転送部52の電荷を排出する。こうすることで、選択されたAF動作を行うエリアを1フレームで高速に出力する。
AF処理された画像のAF値を評価し、AFエリアの合焦の度合いを判別する。ここで、AFエリアの合焦が不適正等の理由によって再度AF処理が必要な場合には、レンズ駆動部8によってレンズ1の位置を調整し、再度、選択されたAFエリアについて、1フレームで高速に出力する動作が実行される。AFエリアの合焦が適性であると判定されると、AF完了となる。
本実施形態によれば、撮像領域の所定のエリアのみを高速にAF処理することが可能となる。
次に、本発明にかかる固体撮像素子の駆動方法の第3実施形態を説明する。
図9は、本実施形態の固体撮像素子の駆動方法の手順の一部を説明する図である。図10は、本実施形態の固体撮像素子の駆動方法の手順を示すフローチャートである。本実施形態では、撮像領域全体の電荷を1フレームで出力して画像を表示し、撮像領域における第1領域と前記第2領域とによって分割された複数のエリアのうち所定のエリアを選択し、該所定のエリアを上記第1実施形態の駆動方法を用いて高速処理することで、撮像領域全体の表示する際に、所定のエリアを高速に更新して表示する。
最初に、固体撮像素子は、撮像領域に表示されるムービーの一部を高速で表示するモード(例えば、部分高速MVモードという。)か否かを判別し、部分高速MVモードではないときには、通常の撮影モードに設定する。通常の撮影モードでは、撮像領域の全てで電荷の読み出しを行い、1フレームとして出力する。ムービーモードでは、垂直方向及び水平方向に間引いた信号電荷を得ている。垂直方向の間引きは、光電変換素子から垂直電荷転送部への読み出しを間引いたり、垂直方向の複数の光電変換素子の電荷を垂直電荷転送部で加算(混合)させたりすることによって実現される。また、水平方向の間引きは、ラインメモリによって垂直電荷転送部から水平電荷転送部への転送列を間引いたり、水平電荷転送部において複数の垂直電荷転送部からの電荷を加算(混合)することによって実現される。
部分高速MVモードであると判別すると、高速表示エリアを選択するステップに移る。このステップでは、ユーザーが撮像領域において高速に表示したいエリアを選択する。図9(a)に示すように、撮像領域に人物の画像を表示する場合には、撮像領域を構成する複数のエリアと人物の顔の位置とを比較し、図9(b)に示すように第1領域V1〜V4と第2領域VDR1〜VDR4とによって区画される複数のエリアから所定のエリアを高速表示エリアに選択する。本実施形態では、高速表示エリアの電荷Anを1フレームで繰り返して出力する。なお、高速表示エリアの選択は、顔認識処理などを用いることで、撮像装置側が自動で処理されてもよい。
部分高速エリアを選択した後、撮像装置の表示部23に撮像領域全体のスルー画をムービーを表示する動作を開始する。
図9(c)に示すように、撮像領域の全体で撮像された画像のムービーを表示するため、該撮像領域に含まれる全てのエリアa1〜a16の電荷が1回読み出しされ、出力される。このとき、固体撮像素子の駆動動作は、通常モードの動作と同じである。
続いて、上記第1実施形態の駆動方法の手順と同様に、選択された高速表示を出力エリアとして1フレームで高速に出力する動作が実行される。具体的には、第1領域V3に対応する行と第2領域VDR3に対応する列に含まれる光電変換部PDで生成された電荷を1フレームで出力する。このとき、選択された第1領域V3の光電変換部PDの電荷を転送し、選択された第2領域VDR2の垂直電荷転送部52の電荷のみを出力し、第2領域VDR1,2及び4の垂直ドレイン部53をオン状態とすることで、第2領域VDR1,2及び4の垂直電荷転送部52の電荷を排出する。こうすることで、選択された高速表示エリアを1フレームで出力する。
本実施形態では、一例として、全エリアの電荷を1回読み出し、通常の1つのフレームを出力し、高速表示エリアのみの電荷を16回読み出し、16のフレームを出力する。
表示部23に全エリアのフレームに基づいて生成された画像を表示するとともに、当該画像に合成される画像を生成するために高速表示エリアについて電荷を複数回読み出す。こうして、撮像領域のうち高速表示エリアは連続するフレームによって高速で表示を更新し、更新された高速表示エリアのフレームを全エリアのフレームに合成することで生成された画像を表示することができる。撮影終了の指示があるまでの間、所定の感覚で全エリアの電荷の読み出し、転送、出力を繰り返すと共に、全エリアのうち高速表示エリアについては、同様に複数回読み出して、フレームを逐次出力し、表示される画像を更新する。
本実施形態では、全エリアのフレームを1/30秒で出力し、続いて高速表示エリアのフレームを1/30秒で16回出力し、再び全エリアのフレームを1/30秒で出力する、といった手順を繰り返すことで、ムービーモードの場合に重要な部分のみを高いフレームレートで表示することが可能となる。撮像領域において、人物と背景とが撮像領域に含まれる場合には、人物の特定の部分を高速表示エリアに選択することで、背景のフレームレートを15fpsとすると、人物の特定の部分のみのフレームレートを15×16fpsにすることができる。
また、録画モード(RECモード)の場合には、人物像を撮影する際に、目を開けているフレームや笑顔のフレームだけを選択して合成することや、複数のフレームを合成して、例えば、移動体の軌跡を同一の静止画中に表示することも可能である。
本発明にかかる固体撮像素子を備えた撮像装置の概略構成を示す図である。 第1実施形態の固体撮像素子の構成を概略的に示す平面図である。 第1実施形態の固体撮像素子の構成の一部を概略的に示す図である。 第1実施形態の固体撮像素子の制御系を示す図である。 第1実施形態の固体撮像素子において選択された第1領域の電荷を読み出す手順を示す図である。 固体撮像素子において選択された第2領域の電荷のみを水平電荷転送部(HCCD)によって転送する状態を示す図である。 第2実施形態の固体撮像素子の駆動方法の手順の一部を説明する図である。 第2実施形態の固体撮像素子の駆動方法の手順を示すフローチャートである。 第3実施形態の固体撮像素子の駆動方法の手順の一部を説明する図である。 第3実施形態の固体撮像素子の駆動方法の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
5 固体撮像素子
52 垂直電荷転送部
53 垂直ドレイン部
56 水平電荷転送部
PD 光電変換部
V1,V2,V3,V4 第1領域
VDR1,VDR2,VDR3,VDR4 第2領域

Claims (12)

  1. 行方向及び列方向に2次元配置された複数の光電変換素子と、
    前記光電変換素子に隣接して設けられ、前記光電変換素子で発生した電荷を列方向に転送する複数の垂直転送部と、
    前記複数の光電変換素子と前記垂直転送部との間に設けられ、前記光電変換素子で発生した電荷を前記垂直転送部に読み出す電荷読み出し部と、
    前記垂直転送部によって転送される電荷を、行方向に転送する水平転送部と、
    前期垂直転送部に隣接して設けられ、前記垂直転送部によって転送される電荷を排出する垂直ドレイン部と、とを備え、
    前記光電変換素子が配列される撮像領域は、前記列方向に分割された複数の第1領域と、前記行方向に分割された複数の第2領域を有しており、
    前記電荷読み出し部は、前記第1の領域毎に独立駆動可能であり、
    前記垂直ドレイン部は、前記第2の領域毎に独立駆動可能である固体撮像素子。
  2. 前記複数の第1領域それぞれの前記列方向の大きさが同一である請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記複数の第2領域それぞれの前記行方向の大きさが同一である請求項1又は2に記載の固体撮像素子。
  4. 上記請求項1から3のいずれかに記載の固体撮像素子を備えた撮像装置。
  5. 行方向及び列方向に2次元配置された複数の光電変換素子と、
    前記光電変換素子に隣接して設けられ、前記光電変換素子で発生した電荷を列方向に転送する複数の垂直転送部と、
    前記複数の光電変換素子と前記垂直転送部との間に設けられ、前記光電変換素子で発生した電荷を前記垂直転送部に読み出す電荷読み出し部と、
    前記垂直転送部によって転送される電荷を、行方向に転送する水平転送部と、
    前期垂直転送部に隣接して設けられ、前記垂直転送部によって転送される電荷を排出する垂直ドレイン部と、とを備え、
    前記光電変換素子が配列される撮像領域は、前記列方向に分割された複数の第1領域と、前記行方向に分割された複数の第2領域を有しており、
    前記電荷読み出し部は、前記第1の領域毎に独立駆動可能であり、
    前記垂直ドレイン部は、前記第2の領域毎に独立駆動可能である固体撮像素子の駆動方法であって、
    前記電荷読み出し部を制御して、前記複数の第1領域のうちいずれかの領域に含まれる前記光電変換部で生成された電荷を読み出し、読み出した電荷のうち前記複数の第2領域のうちいずれかの領域に含まれる前記垂直電荷転送部の電荷のみを出力し、その他の前記垂直電荷転送部の電荷を前記垂直ドレイン部によって排出する固体撮像素子の駆動方法。
  6. 前記複数の第1領域それぞれの前記列方向の大きさが同一である請求項5に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  7. 前記複数の第2領域それぞれの前記行方向の大きさが同一である請求項5又は6に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  8. 前記水平電荷転送部に読み出された電荷を、読み出された前記第2領域に含まれる前記垂直電荷転送部の列の分だけ転送した後、該水平電荷転送部での転送を一旦停止し、前記第1領域の電荷を列方向に転送する請求項5から7のいずれかに記載の固体撮像素子の駆動方法。
  9. 前記第1領域に含まれる前記光電変換部の行と同じ行数だけ前記垂直電荷転送部によって転送した後、次のフレームの読み出しを行う請求項5又は8に記載の固体撮像素子。
  10. 前記撮像領域のおいて前記第1領域と前記第2領域とによって分割された複数のエリアのうち、所定のエリアが選択され、該エリアの電荷を1フレームで出力する請求項6から9のいずれかに記載の固体撮像素子の駆動方法。
  11. 前記所定のエリアがオートフォーカス処理される請求項10に記載の固体撮像素子の駆動方法。
  12. 前記撮像領域の電荷を1フレームの画像で表示するときに、当該1フレームの画像の一部に合成される画像を生成するため、前記所定のエリアの電荷が複数回読み出される請求項10に記載の固体撮像素子の駆動方法。
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