JP2009302324A - ガスリング、半導体基板処理装置および半導体基板処理方法 - Google Patents

ガスリング、半導体基板処理装置および半導体基板処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】各ガス噴出口から均一にガスを噴出させることができるガスリングを提供する。
【解決手段】ガスリング11は、環状であって、外部からガスリング11内にガスを導入させるガス導入口12a、12bと、ガス導入口12a、12bから導入されたガスを噴出する複数のガス噴出口18a〜18hと、ガス導入口12a、12bから各ガス噴出口18a〜18hまで環状に沿って延びる複数の分岐路21a〜21fとを備える。ここで、各ガス噴出口18a〜18hから各分岐路21a〜21fの分岐点となる中央部23a、23dまでの距離は、それぞれ等しい。
【選択図】図1

Description

この発明は、ガスリング、半導体基板処理装置および半導体基板処理方法に関するものであり、特に、複数のガス噴出口を備えるガスリング、このようなガスリングを含む半導体基板処理装置、およびこのようなガスリングを用いた半導体基板処理方法に関するものである。
LSI(Large Scale Integrated circuit)等の半導体装置は、後に半導体基板(ウェーハ)となる被処理基板にエッチングやCVD(Chemical Vapor Deposition)、スパッタリング等の複数の処理を施して製造される。具体的には、例えば、プラズマを発生させた処理容器内に処理用の反応ガスを供給し、被処理基板に対してCVD処理による成膜を行なったり、エッチング処理を行なっている。
ここで、処理容器内に反応ガスを供給する際には、被処理基板に対して反応ガスを噴出するようにして供給するガスシャワーヘッド(ガスリング)を用いる場合がある。図16は、従来におけるガスシャワーヘッドの一例を示す図である。図16を参照して、ガスシャワーヘッド101は、ガラス管を円環状に折曲げた形状である。ガスシャワーヘッド101は、外部からその内部にガスを導入するガス導入口102と、ガス導入口102から導入されたガスを噴出する合計16個のガス噴出口とを含む。16個のガス噴出口はそれぞれ、円環状の本体部104の内径側に開口するように設けられている。また、16個のガス噴出口はそれぞれ、周方向に等配となるように設けられている。ガス導入口102から導入されたガスは、その内部を通って、ガス噴出口からガスシャワーヘッド101の内径側に噴出される。
なお、上記したような構成のガスシャワーヘッドを備え、半導体基板の処理を行う熱処理装置が、特開2000−182974号公報(特許文献1)に開示されている。
また、WO00/74127号公報(特許文献2)においても、被処理基板に対してプラズマ処理を行うプラズマプロセス装置で使用されるガスシャワーヘッドが開示されている。図17に示すように、特許文献2に開示されたガスシャワーヘッド111は、石英管で形成され、複数のガス噴出口113が設けられたガスの流路112が格子状に組み合わされた形状である。複数のガス噴出口113はそれぞれ、等間隔となるように設けられている。
特開2000−182974号公報(図5) WO00/74127号公報(図13)
特許文献1に示すようなガスシャワーヘッド101によると、ガス導入口102から導入されたガスを、複数設けられたガス噴出口のそれぞれから均一に噴出させることは困難である。ガスは、矢印Zで示すようにガス導入口102から所定の圧力、所定の流量でガスシャワーヘッド101内に導入される。ここで、ガス導入口102に近い側のガス噴出口103a、103b、103cでは、導入された圧力および流量をほとんど維持したまま、ガス噴出口103a、103bから矢印Zで示す方向にガスが噴出される。しかし、ガス導入口102から遠い側のガス噴出口103d、103e、103fでは、圧力損失等により、低い圧力や少ない流量でガス噴出口103d、103e、103fから矢印Zで示す方向にガスが噴出されることになる。このように、ガス導入口102から近い側のガス噴出口103a、103b、103cとガス導入口102から遠い側のガス噴出口103d、103e、103fとで噴出するガスの圧力やガスの流量が異なることとなり、それぞれのガス噴出口103a〜103fで均一にガスを噴出することができない。
このような場合、導入するガスの種類やガスの圧力、ガスの流量等に応じて、例えば、ガス噴出口の径を各ガス噴出口で異ならせることにより、それぞれのガス噴出口から均一にガスを噴出するよう対応することは可能である。しかし、導入するガスの種類やガスの圧力、ガスの流量等の条件が僅かでも変化すれば対応できなくなってしまう。
また、このようなガスシャワーヘッド101を備える半導体基板処理装置によると、被処理基板に対して各ガス噴出口から均一にガスを噴出することができないため、被処理基板に対して適切にエッチングやCVD等の処理を行うことができない。
この発明の目的は、各ガス噴出口から均一にガスを噴出させることができるガスリングを提供することである。
この発明の他の目的は、被処理基板に対してエッチング処理やCVD処理を適切に行うことができる半導体基板処理装置を提供することである。
この発明のさらに他の目的は、被処理基板に対してエッチング処理やCVD処理を適切に行うことができる半導体基板処理方法を提供することである。
この発明に係るガスリングは、環状のガスリングであって、外部からガスリング内にガスを導入させるガス導入口と、ガス導入口から導入されたガスを噴出する複数のガス噴出口と、ガス導入口から各ガス噴出口まで環状に沿って延びる複数の分岐路とを備える。ここで、各ガス噴出口から各分岐路の分岐点までの距離は、それぞれ等しい。
このようなガスリングによると、各ガス噴出口から各分岐路の分岐点までの距離はそれぞれ等しいため、各ガス噴出口から噴出されるガスの圧力やガスの流量を同じにすることができる。したがって、各ガス噴出口から均一にガスを噴出することができる。
好ましくは、ガスリングは、円環状である。
さらに好ましくは、複数のガス噴出口は、それぞれ等配に設けられている。
さらに好ましい一実施形態として、各ガス噴出口から分岐点までの流路抵抗成分(コンダクタンス)は、それぞれ等しい。
また、複数のガス噴出口は、それぞれ円形状であって、複数の円形状のガス噴出口の径は、それぞれ等しくなるよう構成してもよい。
この発明の他の局面において、半導体基板処理装置は、その内部で被処理基板に処理を行う処理容器と、処理容器内に配置され、その上に被処理基板を保持する保持台と、処理容器内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、保持台に保持された被処理基板に向かって処理用の反応ガスを供給する反応ガス供給部とを備える。反応ガス供給部は、保持台に保持された被処理基板の中央領域に向かって処理用の反応ガスを噴出するインジェクターと、上記したいずれかであって、保持台に保持された被処理基板の端部領域に向かって処理用の反応ガスを噴出するガスリングとを含む。ガスリングは、保持台に保持された被処理基板の真上領域を避けた位置に設けられている。
また、プラズマ発生手段は、プラズマ励起用のマイクロ波を発生させるマイクロ波発生器と、保持台と対向する位置に設けられ、マイクロ波を処理容器内に導入する誘電板とを含む。
被処理基板にエッチング処理やCVD処理を行う半導体基板処理装置において、図16に示すようなガスシャワーヘッド101を用いて被処理基板の処理用の反応ガスを供給した場合、反応ガスを均一に各ガス噴出口から噴出することができないため、被処理基板に対して均一に処理を行うことが困難となる。
さらに、以下の問題が生ずる虞がある。図18は、図16に示すガスシャワーヘッドを含む半導体基板処理装置としてのプラズマ処理装置の一部を示す概略断面図である。図18を参照して、プラズマ処理装置121は、マイクロ波をプラズマ源とするプラズマ処理装置である。プラズマ処理装置121に備えられるガスシャワーヘッド101は、被処理基板Wを保持する保持台122上に配置されている。ガスシャワーヘッド101は、保持台122上に保持された被処理基板Wの真上領域125に配置される。
プラズマ処理装置121においては、誘電体で形成され、プラズマ処理装置121の処理容器123内にマイクロ波を導入する誘電板(天板)124の直下でプラズマが生成される。生成したプラズマは誘電板124の下方側へ拡散していく。ここで、保持台122上に保持された被処理基板Wの真上領域125にガスシャワーヘッド101が配置されていると、ガスシャワーヘッド101によるプラズマの遮蔽により、被処理基板Wの真上領域125におけるプラズマが不均一となってしまう。そうすると、被処理基板Wに対する処理が不均一となってしまう。すなわち、被処理基板Wに対する処理の程度がばらつくことになる。なお、図17に示す特許文献2に開示されたガスシャワーヘッド111を用いた場合についても同様に、格子状のガスの流路112がプラズマを遮蔽することとなり、被処理基板Wの真上領域125におけるプラズマが不均一となってしまう。
しかし、半導体基板処理装置を上記したような構成として、被処理基板上の真上領域を避けた位置にガスリングを設けることにより、被処理基板の真上領域における遮蔽物をなくすことができる。そうすると、被処理基板の真上領域においてプラズマを均一にすることができる。また、上記した構成のガスリングおよびインジェクターにより、被処理基板の各部に対して反応ガスを均一に噴出することができる。したがって、被処理基板の処理速度分布を均一にすることができる。
さらに好ましくは、被処理基板が、円板状であるとき、ガスリングは、円環状であり、ガスリングの内径は、被処理基板の外径よりも大きい。こうすることにより、円板状の被処理基板に対して、確実に真上領域を避けた構成とすることができる。
また、処理容器は、保持台の下方側に位置する底部と、底部の外周から上方向に延びる側壁とを含み、ガスリングは、側壁内に埋設されている構成としてもよい。
この発明のさらに他の局面において、半導体基板処理方法は、被処理基板を処理して半導体基板を製造する半導体基板処理方法であって、被処理基板の中央領域に処理用の反応ガスを噴出するインジェクターと、上記したいずれかであって、被処理基板の端部領域に処理用の反応ガスを噴出するガスリングとを準備する工程と、処理容器内に設けられた保持台に被処理基板を保持させる工程と、処理容器内にプラズマを発生させる工程と、インジェクターおよびガスリングから被処理基板に向かって処理用の反応ガスを噴出し、発生させたプラズマにより被処理基板の処理を行う処理工程とを含む。
このような半導体基板処理方法によると、被処理基板に対して反応ガスを均一に噴出することができるため、被処理基板の処理を均一に行うことができる。
このようなガスリングによると、各ガス噴出口から各分岐路の分岐点までの距離はそれぞれ等しいため、各ガス噴出口から噴出されるガスの圧力やガスの流量を同じにすることができる。したがって、各ガス噴出口から均一にガスを噴出することができる。
また、このような半導体基板処理装置によると、被処理基板上の真上領域を避けた位置にガスリングを設けることにより、被処理基板の真上領域における遮蔽物をなくすことができる。そうすると、被処理基板の真上領域においてプラズマを均一にすることができる。また、上記した構成のガスリングおよびインジェクターにより、被処理基板の各部に対して反応ガスを均一に噴出することができる。したがって、被処理基板の処理速度分布を均一にすることができる。
また、このような半導体処理方法によると、被処理基板に対して反応ガスを均一に噴出することができるため、半導体基板の処理を均一に行うことができる。
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態に係るガスリングを示す図である。図2は、図1に示すガスリングを図1中のII−II断面で切断した場合の断面図である。図3は、図2中のIIIで示す部分の拡大図である。図4は、図2中のIVで示す部分の拡大図である。図5は、図1に示すガスリングの一部を図1中のV−V断面で切断した場合の断面図である。図6は、図1中のVIで示す部分の拡大図である。図7は、図1に示すガスリングの一部を図1中の矢印VIIで示す方向から見た図である。なお、理解の容易の観点から、図1において、ガスリングの一部を断面で示している。
図1〜図7を参照して、ガスリング11は、半導体装置を製造する場合において、後に半導体基板となる被処理基板に対してエッチング処理やCVD処理等を行う際に、反応ガスを供給する部材として主に用いられる。ガスリングを備えた半導体基板処理装置の具体的な構成については、後述する。
ガスリング11は、円環状である。すなわち、その本体部13を円環状とした形状である。ガスリング11の内径は、例えば、300mmが選択される。ガスリング11の外径は、例えば、320mmが選択される。ガスリング11の材質は、例えば、石英ガラスが選択される。
ガスリング11は、外部からガスリング11内にガスを導入する2つのガス導入口12a、12bを備える。各ガス導入口12a、12bは、真直ぐな管状、ここでは、図1における紙面左右方向に延びる形状であって、中空である。各ガス導入口12a、12bは、円環状の本体部13の外径面14aから外径側に突出するように設けられている。各ガス導入口12a、12bは、円環状の本体部13の中心Pを中心として、180度対向する位置に設けられている。各ガス導入口12a、12bの外径側の端部15a、15b側から、ガスリング11内にガスが導入される。なお、各ガス導入口12a、12bに導入されるガスの圧力や流量は、同じとなるよう構成されている。
ガスリング11は、ガスリング11本体を支持する2つの支持部16a、16bを備える。支持部16a、16bは、中空ではなく、真直ぐな棒状である。各支持部16a、16bについても、円環状の本体部13の中心Pを中心として、180度対向する位置に設けられている。支持部16a、16bは、ガス導入口12a、12bとそれぞれ中心Pを中心として90度の角度の位置に設けられている。すなわち、ガス導入口12a、12b、支持部16a、16bは、本体部13の外径面14aにおいて、それぞれ中心Pを中心として90度ずつ異なる位置に設けられている。各支持部16a、16bの外径側の端部17a、17bをガスリング11の外径側に配置された他部材(図示せず)に取り付けることにより、ガスリング11本体を支持する。
ガスリング11は、ガス導入口12a、12bから導入されたガスを噴出する8つのガス噴出口18a、18b、18c、18d、18e、18f、18g、18hを備える。各ガス噴出口18a〜18hは、本体部13の内径側に設けられている。具体的には、各ガス噴出口18a〜18hは、本体部13の内径面14bを開口するように設けられている。ガス導入口12aから導入されたガスは、4つのガス噴出口18a、18b、18c、18dからそれぞれ矢印B、B、B、Bで示す内径側に向かって噴出される。ガス導入口12bから導入されたガスは、4つのガス噴出口18e、18f、18g、18hからそれぞれ矢印B、B、B、Bで示す内径側に向かって噴出される。
各ガス噴出口18a〜18hは、等配に設けられている。この場合、円環状の本体部13において、各ガス噴出口18a〜18hは、周方向に等配になるように設けられている。
各ガス噴出口18a〜18hは、円形状となるように設けられている。ここで、円形状については、円の中心が本体部13の厚み方向の中央に位置するように設けられている。また、円形状の各ガス噴出口18a〜18hの径は、それぞれ等しく構成されている。各ガス噴出口18a〜18hの径は、例えば、φ1mmが選択される。
ガスリング11は、ガス導入口12aから各ガス噴出口18a〜18dまで環状に沿って延びる複数の分岐路21a、21b、21cを備える。同様に、ガスリング11は、ガス導入口12bから各ガス噴出口18e〜18hまで環状に沿って延びる複数の分岐路21d、21e、21fを備える。
ここで、分岐路の構成について説明する。分岐路は、ガス導入口12aに通ずる第一の分岐路21aと、第一の分岐路21aからガス噴出口18a、18bに通ずる第二の分岐路21bおよび第一の分岐路21aからガス噴出口18c、18dに通ずる第二の分岐路21dとを含む。第二の分岐路21b、21cはそれぞれ、第一の分岐路21aの内径側に配置されている。
第一の分岐路21aは、円環状の本体部13に沿って延びる形状である。すなわち、第一の分岐路21aは、円弧状である。第一の分岐路21aの周方向の長さは、円環状の本体部13の周方向の長さの8分の1となるよう構成されている。第一の分岐路21aは、第一の分岐路21aの周方向の中央部23aがガス導入口12aの内径側の端部17cに位置するよう構成されている。第一の分岐路21aの中央部23aの外径側には、ガス導入口12aに通ずる開口孔22aが設けられている。この開口孔22aを通じて、ガス導入口12aから第一の分岐路21a内にガスが導入される。
矢印Aで示すように、ガス導入口12aから導入されたガスは、第一の分岐路21aの周方向の中央部23aにおいて分岐され、図1中の矢印Aの方向で示す周方向一方側および図1中の矢印Aの方向で示す周方向他方側に送られる。ここで、第一の分岐路21aの周方向の中央部23aが、分岐点となる。
第二の分岐路21bについても、円弧状であって、円環状の本体部13に沿って延びる形状である。また、第二の分岐路21bの周方向の長さについても、第一の分岐路21aと同様に、円環状の本体部13の周方向の長さの8分の1となるよう構成されている。第二の分岐路21bは、第二の分岐路21bの周方向の中央部23bが第一の分岐路21aの周方向の一方端部24aに位置するよう構成されている。第二の分岐路21bの周方向の中央部23bの外径側には、第一の分岐路21aの端部24aに通ずる開口孔22bが設けられている。この開口孔22bにより、第一の分岐路21aから第二の分岐路21b内にガスが導入される。
第二の分岐路21b内に導入されたガスは、第二の分岐路21bの周方向の中央部23bによって分岐され、図1中の矢印Aの方向で示す周方向一方側および図1中の矢印Aの方向で示す周方向他方側に送られる。そして、本体部13の内径面14b側に開口されたガス噴出口18a、18bから噴出される。
第一および第二の分岐路21a、21bは、図2に示すように、その断面が矩形状となるように構成されている。また、その断面積についても周方向において同じとなるよう構成されている。このような矩形状の断面を有する第一および第二の分岐路21a、21bは、2つの石英ガラス部材を溶接することにより形成される。このような構成を含むガスリング11の製造方法の詳細については、後述する。
第二の分岐路21cは、第二の分岐路21cの周方向の中央部23cが第一の分岐路21aの周方向の他方端部24bに位置するよう構成されている。第二の分岐路21cの周方向の中央部23cの外径側には、第一の分岐路21aの端部24bに通ずる開口孔22cが設けられている。この開口孔22cにより、第一の分岐路21aから第二の分岐路21c内にガスが導入される。
第二の分岐路21c内に導入されたガスは、第二の分岐路21cの周方向の中央部23cにおいて分岐され、第二の分岐路21c内を通って、本体部13の内径面14b側に開口されたガス噴出口18c、18dから噴出される。なお、第二の分岐路21cのその他の構成については、第二の分岐路21bと同様であるので、その説明を省略する。
また、第一の分岐路21d、および第二の分岐路21e、21fの構成については、第一の分岐路21a、および第二の分岐路21b、21cの構成と同様であり、開口孔22d、22e、22fによって第一の分岐路21dと第二の分岐路21e、21fとが通ずる構成であるため、その説明を省略する。すなわち、ガスリング11は、図1において左右対称および上下対称の形状である。
ここで、各ガス噴出口18a〜18hから各分岐路21a〜21fの分岐点となる中央部23a、23dまでの距離は、それぞれ等しく構成されている。具体的には、ガス噴出口18aから分岐点となる中央部23aまでの距離と、ガス噴出口18bから分岐点となる中央部23aまでの距離と、ガス噴出口18cから分岐点となる中央部23aまでの距離と、ガス噴出口18dから分岐点となる中央部23aまでの距離と、ガス噴出口18eから分岐点となる中央部23dまでの距離と、ガス噴出口18fから分岐点となる中央部23dまでの距離と、ガス噴出口18gから分岐点となる中央部23dまでの距離と、ガス噴出口18hから分岐点となる中央部23dまでの距離とは、それぞれ等しくなるよう構成されている。
このような構成のガスリング11は、各ガス噴出口18a〜18hから各分岐路21a〜21fの分岐点となる中央部23a、23dまでの距離はそれぞれ等しいため、各ガス噴出口18a〜18hから噴出されるガスの圧力やガスの流量を同じにすることができる。したがって、各ガス噴出口18a〜18hから均一にガスを噴出することができる。
また、ガスリング11は、円環状であるため、周方向に均一にガスを噴出することができる。
また、各ガス噴出口18a〜18hは、周方向に等配に設けられているため、周方向に均一にガスを噴出することができる。
なお、上記の実施の形態において、各ガス噴出口18a〜18hから分岐点となる中央部23a、23dまでの流路抵抗成分(コンダクタンス)、すなわち、分岐路内におけるガスの流れやすさを、それぞれ等しくすることが好ましい。ここでは、分岐路21a内の流路抵抗成分と分岐路21d内の流路抵抗成分とを同じとしている。また、分岐路21b内の流路抵抗成分と分岐路21c内の流路抵抗成分と分岐路21e内の流路抵抗成分と分岐路21f内の流路抵抗成分とを同じとしている。こうすることにより、より均一にガスを噴出することができる。
すなわち、各ガス噴出口18a〜18hから分岐点となる中央部23a、23dまでの流路抵抗を、それぞれ等しくする。ここでは、各分岐路21a〜21fにおいて、図2に示す断面形状を等しくしている。こうすることにより、より均一にガスを噴出することができる。
なお、上記の実施の形態においては、各ガス噴出口18a〜18hの形状を円形状としたが、これに限らず、矩形状や多角形状等、その他の形状であっても構わない。
また、上記の実施の形態においては、第一の分岐路21a、21dの内径側に第二の分岐路21b、21c、21e、21fを配置する構成としたが、これに限らず、径方向の同じ位置、すなわち、第一の分岐路21a、21dと第二の分岐路21b、21c、21e、21fとが上下方向に配置される場合についても適用される。
なお、上記の実施の形態において、ガスリング11は、第一の分岐路21a、21b、および第一の分岐路21a、21dからそれぞれ分岐する第二の分岐路21b、21c、21e、21fを備える構成であったが、これに限らず、第二の分岐路21b、21c、21e、21fからさらに分岐する第三の分岐路や、さらに分岐する第四以上の分岐路を備える構成についても適用される。この場合、例えば、分岐路についてはそれぞれ、円環状の本体部の周方向の長さの16分の1、32分の1が選択される。
また、ガス導入口12a、12bについては、1つであっても構わない。この場合、第一の分岐路は、円環状の本体部13に対して半円状となる。
なお、ガス噴出口についても、8つより多い構成または8つよりも少ない構成としてもよい。この場合、少なくともガス噴出口は3つ以上あればよい。さらに、上記した第三および第四以上の分岐路と併せて、16個、32個のガス噴出口を設け、これらを等配に設けることにより、よりきめ細かいガスの圧力等の均一性を実現することができる。
ここで、上記したガスリングの製造方法について、図3を用いて説明する。まず、板厚Lの石英ガラス板25a、および板厚Lよりも厚い板厚Lである石英ガラス板25a、25bを準備する。そして、板厚Lである石英ガラス板25aについては、その外形形状が、図1に示すような環状となるように加工する。一方、板厚がLである石英ガラス板25bについては、まず、第一および第二の分岐路を形成するように一方の面26bから深さLまで石英ガラス板25bを削る。この場合の加工は、例えば、切削加工により行われる。次に、上記と同様に、その外形形状が、図1に示すような環状となるように加工し、ガス噴出口を開口する。その後、石英ガラス板25a、25b同士を面26a、26bが対面するように溶接する。そして、ガス導入口12a、12bを取り付けて、ガスリング11を形成する。
このように構成することにより、より精度よくガスリング11を形成することができる。したがって、ガスの噴出の均一性を十分確保することができる。
次に、上記したガスリング11を含む半導体基板処理装置としてのプラズマ処理装置の構成について説明する。
図8は、この発明の一実施形態に係るガスリング11を含む半導体基板処理装置としてのプラズマ処理装置31の要部を示す概略断面図である。図8を参照して、プラズマ処理装置31は、その内部で後に半導体基板となる被処理基板Wにプラズマ処理を行う処理容器32と、処理容器32内に配置され、処理容器32内で処理容器32の底部40aの中央から上方向に延びるように設けられた支持部38上に配置され、その上に被処理基板Wを静電チャックにより保持する円板状の保持台34と、高周波電源(図示せず)等から構成されており、プラズマ励起用のマイクロ波を発生させるマイクロ波発生器(図示せず)と、保持台34と対向する位置に設けられ、マイクロ波発生器により発生させたマイクロ波を処理容器32内に導入する誘電板36と、保持台34に保持された被処理基板Wに向かってプラズマ処理用の反応ガスを供給する反応ガス供給部33と、プラズマ処理装置31全体を制御する制御部(図示せず)とを備える。マイクロ波発生器および誘電板36は、処理容器32内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段である。
制御部は、反応ガス供給部33におけるガス流量、処理容器32内の圧力等、被処理基板Wをプラズマ処理するためのプロセス条件を制御する。反応ガス供給部33により供給される反応ガスは、被処理基板Wにおいて、中央領域と中央領域の周辺に位置する端部領域とが均一になるように供給される。なお、反応ガス供給部33の具体的な構成については、後述する。
処理容器32は、底部40aと、底部40aの外周から上方向に延びる側壁40bとを含む。処理容器32の上部側は開口しており、処理容器32の上部側に配置される誘電板36およびシール部材(図示せず)によって、処理容器32は密封可能に構成されている。プラズマ処理装置31は、真空ポンプおよび排気管(いずれも図示せず)等を有し、減圧により処理容器32内の圧力を所定の圧力とすることができる。なお、排気管が接続される排気口37は、保持台34の下方側に位置する底部40aの一部を開口するようにして設けられている。
保持台34の内部には、プラズマ処理時において、被処理基板Wを所定の温度とするために加熱するヒータ(図示せず)が設けられている。マイクロ波発生器は、高周波電源(図示せず)等から構成されている。なお、保持台34にも、プラズマ処理時にバイアス電圧を任意に付与する高周波電源(図示せず)が接続されている。
誘電板36は、円板状であって、誘電体で構成されている。誘電板36の下部側には、導入されたマイクロ波による定在波の発生を容易にするためのテーパ状に凹んだ環状の凹部39が設けられている。この凹部39により、誘電板36の下部側にマイクロ波によるプラズマを効率的に生成することができる。
プラズマ処理装置31は、マイクロ波発生器により発生させたマイクロ波を処理装置32内に導入する導波管41と、マイクロ波を伝播する遅波板42と、複数設けられたスロット穴43からマイクロ波を誘電板36に導入する薄板円板状のスロットアンテナ44とを備える。マイクロ波発生器により発生させたマイクロ波は、導波管41を通って、遅波板42に伝播され、スロットアンテナ44に設けられた複数のスロット穴43から誘電板36に導入される。誘電板36に導入されたマイクロ波により、誘電板36の直下に電界を生じさせ、プラズマ着火により処理容器32内にマイクロ波によるプラズマが生成される。
ここで、反応ガス供給部33の具体的な構成について説明する。反応ガス供給部33は、保持台34に保持された被処理基板Wの中央領域に向かって反応ガスを噴出するインジェクター45と、上記した図1〜図7に示す構成を有し、保持台34に保持された被処理基板Wの端部領域に向かって反応ガスを噴出する円環状のガスリング11とを含む。
誘電板36には、径方向の中央領域において板厚方向に貫通し、インジェクター45を収容する収容部35が設けられている。インジェクター45は、収容部35に収容されるように設けられている。インジェクター45は、保持台34に対向する対向面に設けられた複数の孔46により、被処理基板Wの中央領域に向かってプラズマ処理用の反応ガスを噴出する。孔46は、保持台34に対向する誘電板36の下面48よりも誘電板36の内方側に位置する。なお、インジェクター45から噴出される反応ガスの方向を、矢印Dで示す。
ガスリング11は、支持部16a、16bを処理容器32の側壁40bに取り付けるようにして設けられている。ガスリング11の内径Cは、保持台34上に保持された被処理基板Wの外径Cよりも大きく構成されている。ガスリング11から噴出される反応ガスの方向を、矢印Dで示す。
なお、インジェクター45およびガスリング11においては、被処理基板Wを処理するための反応ガスおよびプラズマ励起用ガス(Ar)が供給される。
次に、この発明の一実施形態に係るガスリング11を含むプラズマ処理装置31を用いた被処理基板Wのプラズマ処理方法について説明する。
まず、上記した構成のプラズマ処理装置31を準備する。すなわち、保持台34に保持された被処理基板Wの中央領域に向かって反応ガスを噴出するインジェクター45と、上記した構成を有し、保持台34に保持された被処理基板Wの端部領域に向かって反応ガスを噴出するガスリング11とを含む反応ガス供給部33を備えるプラズマ処理装置31を準備する。ここでいう反応ガスは、成膜用のガス、クリーニングガス、エッチングガス等を含む。
そして、後に半導体基板となる被処理基板Wを保持台34上に保持させる。次に、処理容器32内を所定の圧力に減圧する。その後、プラズマ励起用のガスを導入し、プラズマ励起用のマイクロ波をマイクロ波発生器により発生させ、誘電板36を介して処理容器32内にマイクロ波を導入することにより、処理容器32内にプラズマを発生させる。この場合、誘電板36の直下においてプラズマが生成される。生成したプラズマは誘電板36の下方側の領域に拡散される。
その後、反応ガス供給部33により反応ガスを供給する。具体的には、インジェクター45によって保持台34に保持された被処理基板Wの中央領域に向かって反応ガスを噴出し、ガスリング11によって保持台34に保持された被処理基板Wの端部領域に向かって反応ガスを噴出する。このようにして、被処理基板Wにプラズマ処理を行う。
ここで、円環状のガスリング11の内径を保持台34上に保持された被処理基板Wの外径よりも大きくして、被処理基板W上の真上領域47を避けた位置にガスリング11を設けることにより、被処理基板Wの真上領域47における遮蔽物をなくすことができる。そうすると、被処理基板Wの真上領域47においてプラズマを均一にすることができる。また、上記した構成のガスリング11およびインジェクター45により、被処理基板Wの各部に対して反応ガスを均一に噴出することができる。したがって、被処理基板Wの処理速度分布を均一にすることができる。
なお、上記した構成のガスリング11は、本体部13の内径面14b側にガス噴出口18a〜18hを設けることとしたが、本体部13の下面側にガス噴出口を設けることにしてもよい。具体的には、図3に示す面26cに設けることにしてもよい。こうすることにより、下方向にガスを噴出して、被処理基板Wに反応ガスを噴出することができる。また、被処理基板Wの端部領域に向かって斜め下方向にガスを噴出するようガス噴出口を設けることにしてもよい。具体的には、例えば、面26cと内径面14bとの間に形成される角部にガス噴出口を設けるようにする。
なお、ガス噴出口の径やガスの圧力、ガスの流量等を調整して、インジェクター45からのガスの噴出を行なわずに、被処理基板の各部に対して反応ガスを均一に噴出するよう構成してもよい。
ここで、上記したプラズマ処理装置31においてCVD処理を行った半導体基板と、従来における処理装置においてCVD処理を行った半導体基板との差異について説明する。図9は、従来の処理装置に含まれるガスリング51を示す図である。図9を参照して、ガスリング51は、一つのガス導入口52と、8つのガス噴出口53a、53b、53c、53d、53e、53f、53g、53hとを含む。ガス噴出口53a〜53hは、それぞれ等配に設けられている。ガス導入口52から各ガス噴出口53a〜53hまでの距離は、等しいものもあるが、等しくないものもある。
図10は、図9に示すガスリングを含む従来の処理装置においてCVD処理を行った場合の半導体基板の膜厚の分布状態を示す図である。図10において、中心Oに近い領域を領域28aで示し、中心Oから遠い端部の領域を領域28bで示す。図11は、上記したプラズマ処理装置31においてCVD処理を行った場合の半導体基板の膜厚の分布状態を示す図である。図11において、中心Oに近い領域を領域29aで示し、中心Oから遠い端部の領域を領域29bで示す。図12は、図10に示す半導体基板において、成膜した膜厚と半導体基板における位置との関係を示すグラフである。図13は、図11に示す半導体基板において成膜した膜厚と半導体基板における位置との関係を示すグラフである。図12および図13において、縦軸は、膜厚(Å)を示し、横軸は、中心Oからの距離(mm)を示す。また、図14において、半導体基板における図12および図13中に示すX軸、Y軸、V軸、W軸を示す。なお、いずれにおいても、反応ガス(プロセスガス)としては、TEOS(Tetra Ethyl Ortho Silicate)、酸素、アルゴンを含む混合ガスを用い、SiO膜の成膜を行なった。また、図10に示す半導体基板の処理においては、成膜圧力を65mTorrとし、図11に示す半導体基板の処理においては、成膜圧力を360mTorrとした。
また、成膜レートは、図10に示す半導体基板の処理においては、〜3600Å/分、図11に示す半導体基板の処理においては、〜4000Å/分であった。σ(ばらつき)については、図10に示す半導体基板においては、4.4%、図11に示す半導体基板においては、2.9%であった。ここで、成膜圧力が低ければ、成膜レートのウェーハ面内均一性は向上する傾向がある。
図9〜図14を参照して、従来の処理装置における成膜では、基板端部に向かうに従い、膜厚が大きく異なっていくとともに、各軸によって膜厚のばらつきがある。これに対し、上記した構成の処理装置における成膜では、基板端部と基板中央との膜厚の差は小さく、各軸における膜厚のばらつきも小さい。面内均一性、ここでは、成膜された膜厚の均一性については、図11に示すような処理装置における処理の方が、図10に示すような処理装置における処理よりも優れていることが分かる。
このように、上記したプラズマ処理装置によると、プラズマ処理装置におけるCVD処理において、均一な成膜を行うことができる。
なお、上記したプラズマ処理装置において、ガスリングを処理容器の側壁に埋設するよう構成することにしてもよい。図15は、この場合におけるプラズマ処理装置の一部を示す断面図であり、図8中のXVで示す部分に相当する。図15を参照して、プラズマ処理装置61に含まれる処理容器62の側壁63は、内径側に突出する突出部64を含む。そして、ガスリング65は、突出部64の一部に埋設されている。このように構成することによっても、上記した効果を奏することができる。
なお、上記の実施の形態においては、円環状のガスリングについて説明したが、これに限らず、例えば、直線部分を含む矩形状や多角形状等、その他の形状の環状のガスリングの場合についても適用される。また、ガスリングの材質については、アルミナを適用することもできる。
なお、上記の実施の形態においては、2枚の石英ガラス板を溶接することにより、ガスリングを形成することにしたが、これに限らず、2枚以上の石英ガラス板を用いて、これらを溶接し、上記構成のガスリングを形成することにしてもよい。さらに、例えば、複数のガラス管を準備してこれらを例えば円弧状に折曲げ、上記した構成のガスリングを形成することにしてもよい。
また、上記の実施の形態においては、プラズマ処理装置において、インジェクターを用いることとしたが、これに限らず、インジェクターを用いない構成のプラズマ処理装置においても、適用可能である。すなわち、プラズマ処理装置において、この発明の一実施形態に係るガスリングのみを用いて、反応ガス等を供給することとしてもよい。
なお、上記の実施の形態においては、プラズマCVD処理を行う場合について説明したが、これに限らず、プラズマエッチング処理等を行う場合についても適用される。
また、上記の実施の形態においては、マイクロ波をプラズマ源とするプラズマ処理装置であったが、これに限らず、ICP(Inductively−coupled Plasma)やECR(Electron Cyclotron Resoannce)プラズマ、平行平板型プラズマ等をプラズマ源とするプラズマ処理装置についても適用される。
なお、上記の実施の形態については、ガスリングは、プラズマ処理装置における反応ガスを供給する反応ガス供給部材として適用することにしたが、これに限らず、プラズマ以外で被処理基板の処理を行う半導体基板処理装置に適用することもできる。さらに、ガスを噴出して供給するその他の装置についても適用される。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明に係るガスリングは、半導体基板処理装置に備えられ、反応ガスを噴射して供給する際に、有効に利用される。
この発明に係る半導体基板処理装置および半導体基板処理方法は、被処理基板の処理速度分布を均一にすることが要求される場合に、有効に利用される。
この発明の一実施形態に係るガスリングを示す図である。 図1に示すガスリングを図1中のII−II断面で切断した場合の断面図である。 図2中のIIIで示す部分の拡大図である。 図2中のIVで示す部分の拡大図である。 図1に示すガスリングを図1中のV−V断面で切断した場合の断面図である。 図1中のVIで示す部分の拡大図である。 図1に示すガスリングを図1中の矢印VIIで示す方向から見た図である。 この発明の一実施形態に係るガスリングを備えるプラズマ処理装置の要部を示す概略断面図である。 従来におけるガスシャワーヘッドを示す図である。 図9に示すガスシャワーヘッドを用いてCVD処理を行った場合の半導体基板の膜厚の分布状態を示す図である。 この発明の一実施形態に係るプラズマ処理装置においてCVD処理を行った場合の半導体基板の膜厚の分布状態を示す図である。 図10に示す半導体基板において、成膜した膜厚と半導体基板における位置との関係を示すグラフである。 図11に示す半導体基板において、成膜した膜厚と半導体基板における位置との関係を示すグラフである。 半導体基板における図12および図13中に示すX軸、Y軸、V軸、W軸を示す図である。 この発明の他の実施形態に係るプラズマ処理装置の一部を示す拡大断面図である。 従来におけるガスシャワーヘッドの一例を示す図である。 従来における格子状のガスシャワーヘッドを示す図である。 図16に示すガスシャワーヘッドを含む半導体基板処理装置としての従来のプラズマ処理装置の一部を示す概略断面図である。
符号の説明
11,51,65 ガスリング、12a,12b,52 ガス導入口、13 本体部、14a 外径面、14b 内径面、15a,15b,17a,17b,17c,24a,24b 端部、16a,16b,38 支持部、18a,18b,18c,18d,18e,18f,18g,18h,53a,53b,53c,53d,53e,53f,53g,53h ガス噴出口、21a,21b,21c,21d,21e,21f 分岐路、22a,22b,22c,22d,22e,22f 開口孔、23a,23b,23c,23d 中央部、25a,25b 石英ガラス板、26a,26b,26c 面、28a,28b,29a,29b,47 領域、31,61 プラズマ処理装置、32,62 処理容器、33 反応ガス供給部、34 保持台、35 収容部、36 誘電板、37 排気口、39 凹部、40a 底部、40b,63 側壁、41 導波管、42 遅波板、43 スロット穴、44 スロットアンテナ、45 インジェクター、46 孔、48 下面、64 突出部。

Claims (10)

  1. 環状のガスリングであって、
    外部から前記ガスリング内にガスを導入させるガス導入口と、
    前記ガス導入口から導入されたガスを噴出する複数のガス噴出口と、
    前記ガス導入口から前記各ガス噴出口まで環状に沿って延びる複数の分岐路とを備え、
    前記各ガス噴出口から前記各分岐路の分岐点までの距離は、それぞれ等しい、ガスリング。
  2. 前記ガスリングは、円環状である、請求項1に記載のガスリング。
  3. 複数の前記ガス噴出口は、それぞれ等配に設けられている、請求項1または2に記載のガスリング。
  4. 前記各ガス噴出口から前記分岐点までの流路抵抗成分は、それぞれ等しい、請求項1〜3のいずれかに記載のガスリング。
  5. 複数の前記ガス噴出口は、それぞれ円形状であって、
    複数の円形状の前記ガス噴出口の径は、それぞれ等しい、請求項1〜4のいずれかに記載のガスリング。
  6. その内部で被処理基板に処理を行う処理容器と、
    前記処理容器内に配置され、その上に前記被処理基板を保持する保持台と、
    前記処理容器内にプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、
    前記保持台に保持された前記被処理基板に向かって処理用の反応ガスを供給する反応ガス供給部とを備える半導体基板処理装置であって、
    前記反応ガス供給部は、前記保持台に保持された前記被処理基板の中央領域に向かって処理用の反応ガスを噴出するインジェクターと、
    請求項1〜5のいずれかに記載され、前記保持台に保持された前記被処理基板の端部領域に向かって処理用の反応ガスを噴出する前記ガスリングとを含み、
    前記ガスリングは、前記保持台に保持された被処理基板の真上領域を避けた位置に設けられている、半導体基板処理装置。
  7. 前記プラズマ発生手段は、プラズマ励起用のマイクロ波を発生させるマイクロ波発生器と、前記保持台と対向する位置に設けられ、マイクロ波を前記処理容器内に導入する誘電板とを含む、請求項6に記載の半導体基板処理装置。
  8. 前記被処理基板は、円板状であって、
    前記ガスリングは、円環状であり、
    前記ガスリングの内径は、前記被処理基板の外径よりも大きい、請求項6または7に記載の半導体基板処理装置。
  9. 前記処理容器は、前記保持台の下方側に位置する底部と、前記底部の外周から上方向に延びる側壁とを含み、
    前記ガスリングは、前記側壁内に埋設されている、請求項6〜8のいずれかに記載の半導体基板処理装置。
  10. 被処理基板を処理して半導体基板を製造する半導体基板処理方法であって、
    被処理基板の中央領域に処理用の反応ガスを噴出するインジェクターと、請求項1〜5のいずれかに記載され、被処理基板の端部領域に処理用の反応ガスを噴出するガスリングとを準備する工程と、
    処理容器内に設けられた保持台に被処理基板を保持させる工程と、
    処理容器内にプラズマを発生させる工程と、
    インジェクターおよびガスリングから被処理基板に向かって処理用の反応ガスを噴出し、発生させたプラズマにより被処理基板の処理を行う処理工程とを含む、半導体基板処理方法。
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