JP2009301884A - Cable connector - Google Patents
Cable connector Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009301884A JP2009301884A JP2008155431A JP2008155431A JP2009301884A JP 2009301884 A JP2009301884 A JP 2009301884A JP 2008155431 A JP2008155431 A JP 2008155431A JP 2008155431 A JP2008155431 A JP 2008155431A JP 2009301884 A JP2009301884 A JP 2009301884A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- housing
- holding
- cable
- cable connector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
Description
本発明は、ケーブル用コネクタに関するものである。 The present invention relates to a cable connector.
従来、フレキシブル回路基板(FPC:Flexible Printed Circuit)、フレキシブルフラットケーブル(FFC:Flexible Flat Cable)等と称される平板状可撓(とう)性ケーブルを接続するためにケーブル用コネクタが使用されている(例えば、特許文献1参照。)。 Conventionally, a cable connector has been used to connect a flat flexible cable called a flexible printed circuit (FPC), a flexible flat cable (FFC) or the like. (For example, refer to Patent Document 1).
図13は従来のケーブル用コネクタの要部を示す斜視断面図である。 FIG. 13 is a perspective sectional view showing a main part of a conventional cable connector.
図に示されるように、ケーブル用コネクタは、絶縁性の樹脂から成るハウジング811と、金属等の導電性材料から成り、ハウジング811に保持される複数の端子861と、合成樹脂等の絶縁性材料から成り、姿勢変化可能に取付けられたアクチュエータ821とを有する。そして、前記ケーブル用コネクタは、図示されない回路基板等の基板上に実装され、ハウジング811の挿入口833から挿入された図示されない平板状ケーブルが接続されるようになっている。また、前記端子861は、略H字状の形状を備え、上方において平板状ケーブルの挿入方向に延在する上腕部864、下方において平板状ケーブルの挿入方向に延在する下腕部863、及び、前記上腕部864及び下腕部863の中間を連結する細長い帯状の連結部865を備える。
As shown in the figure, the cable connector includes a
そして、アクチュエータ821が図に示されるような開位置にあるときには、端子861の上腕部864に形成された接触部864a及び下腕部863に形成された接触部863aの間隔が開き、平板状ケーブルのハウジング811の挿入口833への挿入及び取外しが可能となっている。また、挿入口833から挿入された平板状ケーブルが前記接触部864a及び863aの間に進入した状態で、アクチュエータ821を開位置から閉位置に姿勢変化させると、端子861の上腕部864及び下腕部863の後端部の間隔が押広げられる。これにより、前記上腕部864の接触部864a及び下腕部863の接触部863aの間隔が狭まり平板状ケーブルを挟込み、該平板状ケーブルの導電線が接触部864a又は863aと接触して、端子861と電気的に接続される。
When the
この場合、連結部865が弾性的に変形することによって、上腕部864が連結部865との接続部を中心に反時計回りに回転し、上腕部864の接触部864aが下方に移動して下腕部863の接触部863aと協働して平板状ケーブルを挟込む。なお、下腕部863は、その後端近傍に形成された掛止突起863bがハウジング811の底部812の後端に掛止され、その前端部863cが底部812の前端コア部812a内に嵌(かん)入されることによって固定されている。そのため、下腕部863は、アクチュエータ821の姿勢変化による力を受けたり、連結部865が弾性的に変形することによる力を受けたりしても、その下端が底部812に密着した状態を維持し、変位することがない。
しかしながら、前記従来のケーブル用コネクタにおいては、底部812の前端コア部812aが下腕部863の前端部863cの周囲を取囲むような四角筒の形状となるように形成されているので、前端コア部812aが破断してしまうことがある。そして、該前端コア部812aが破断すると、下腕部863の前端部863cが前端コア部812aによって保持されないので、下腕部863と底部812との固定状態が不安定となり、ひいては、ハウジング811による端子861の保持が不確実なものとなってしまう。
However, in the conventional cable connector, the front
樹脂から成るハウジング811は、例えば、射出成形のように、金型内に溶融樹脂を流入させる成形方法によって成形されるところ、前端コア部812aは、ハウジング811の前端に位置し、金型内への溶融樹脂の入口であるゲート部から遠く、溶融樹脂の流れの末端になってしまう。そのため、一般に溶融樹脂の流れの出会いの部分に発生するウェルドライン(単に「ウェルド」と呼ばれることもある)が発生しやすくなっている。特に、前端コア部812aの前方形状は四角形の環のような形状であり、該環を切断するような方向に延在するウェルドラインが発生しやすい。
The
そして、該ウェルドラインは、溶融樹脂が溶合わないためにできる境界面を示す線であるため、強度が低くなっている。そのため、前端コア部812aに下腕部863の前端部863cから力が加えられた場合、前端コア部812aは、ウェルドラインで容易に破断してしまう。特に、前端コア部812aに下腕部863の前端部863cから加えられる力は、主として上下方向の力であると考えられるので、ウェルドラインが横に延在する場合、前端コア部812aは、極めて容易に破断してしまう。
And since this weld line is a line which shows the boundary surface which can be made because molten resin does not melt | fuse, intensity | strength is low. Therefore, when a force is applied to the front
ウェルドラインが発生しないようにすることは困難であり、また、ウェルドラインの位置や延在する方向を制御することも困難である。特に近年では、電子機器等の小型化に伴ってケーブル用コネクタも小型化され、ハウジング811の各部も薄肉化されているので、溶融樹脂の流れを制御してウェルドラインを制御することは極めて困難である。したがって、四角筒の形状となるように形成された前端コア部812aの破断を防止することは困難である。
It is difficult to prevent the weld line from being generated, and it is also difficult to control the position of the weld line and the extending direction. In particular, in recent years, cable connectors have become smaller with the miniaturization of electronic devices and the like, and each part of the
本発明は、前記従来のケーブル用コネクタの問題点を解決して、端子の端部を収容して保持するハウジングの端子端保持部にスリットを形成することによって、簡素な構造でありながら、端子端保持部の破断を確実に防止することができ、端子の端部を確実に保持することができ、端子をハウジングに確実に固定することができ、信頼性の高いケーブル用コネクタを提供することを目的とする。 The present invention solves the problems of the conventional cable connector and forms a slit in the terminal end holding portion of the housing that accommodates and holds the end portion of the terminal. To provide a highly reliable cable connector that can reliably prevent breakage of an end holding portion, can reliably hold an end portion of a terminal, and can be securely fixed to a housing. With the goal.
そのために、本発明のケーブル用コネクタにおいては、平板状ケーブルを挿入する挿入口、及び、端子保持凹部を備え、樹脂から成るハウジングと、前記端子保持凹部に収容されて保持され、前記平板状ケーブルの導電線と電気的に接続する端子とを有するケーブル用コネクタであって、前記ハウジングは、その一端に形成され、前記端子の端部を収容して保持する端子端保持部を含み、該端子端保持部には、ハウジングの前後方向に延在するスリットが形成されている。 Therefore, in the cable connector of the present invention, the flat cable is provided with an insertion port for inserting a flat cable and a terminal holding recess, and is accommodated and held in a resin housing and the terminal holding recess. A connector for a cable having a terminal electrically connected to the conductive wire, wherein the housing includes a terminal end holding portion that is formed at one end of the housing and receives and holds the end of the terminal. A slit extending in the front-rear direction of the housing is formed in the end holding portion.
本発明の他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記端子端保持部は、いずれかの側壁に前記スリットが形成された角筒の形状を備え、前記角筒内の開口部内に前記端子の端部が嵌入される。 In another cable connector according to the present invention, the terminal end holding portion further includes a rectangular tube shape in which the slit is formed in any one of the side walls, and the end of the terminal in the opening in the rectangular tube. Part is inserted.
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記スリットは、前記端子端保持部の上側の側壁に形成される。 In still another cable connector according to the present invention, the slit is formed in the upper side wall of the terminal end holding portion.
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記端子の端部は、突起を含み、前記開口部の側面から内側に突出する突部と係合する。 In still another cable connector of the present invention, the end of the terminal further includes a protrusion and engages with a protrusion protruding inward from the side surface of the opening.
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記ハウジングは、前記挿入口を画定する下部、上部及び左右の側部を備え、前記端子端保持部は、前記下部の前端及び/又は後端に形成されている。 In still another cable connector of the present invention, the housing further includes a lower portion, an upper portion, and left and right side portions that define the insertion port, and the terminal end holding portion includes a front end and / or a rear portion of the lower portion. It is formed at the end.
本発明の更に他のケーブル用コネクタにおいては、さらに、前記スリットは、前記端子端保持部に残留する応力を緩和する。 In still another cable connector of the present invention, the slit further relieves stress remaining in the terminal end holding portion.
本発明によれば、ケーブル用コネクタにおいては、端子の端部を収容して保持するハウジングの端子端保持部にスリットが形成されている。これにより、簡素な構造でありながら、端子端保持部の破断を確実に防止することができ、端子の端部を確実に保持することができ、端子をハウジングに確実に固定することができ、信頼性を高くすることができる。 According to the present invention, in the cable connector, the slit is formed in the terminal end holding portion of the housing that receives and holds the end portion of the terminal. Thereby, although it is a simple structure, it is possible to reliably prevent the terminal end holding portion from being broken, to reliably hold the terminal end, and to securely fix the terminal to the housing, Reliability can be increased.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
図1は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの斜め前から観た斜視図、図2は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの斜め前下方から観た斜視図、図3は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの三面図、図4は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの背面図、図5は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの断面図であり図3におけるA−A矢視断面図、図6は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの断面図であり図3におけるB−B矢視断面図である。なお、図3において、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 FIG. 1 is a perspective view of a cable connector according to an embodiment of the present invention as viewed obliquely from the front, FIG. 2 is a perspective view of the cable connector according to an embodiment of the present invention as viewed from obliquely downward, and FIG. FIG. 4 is a rear view of the cable connector according to the embodiment of the present invention, and FIG. 5 is a cross-sectional view of the cable connector according to the embodiment of the present invention. AA arrow sectional drawing, FIG. 6 is sectional drawing of the connector for cables in embodiment of this invention, and is BB arrow sectional drawing in FIG. In FIG. 3, (a) is a top view, (b) is a front view, and (c) is a side view.
図において、1は本実施の形態におけるケーブル用コネクタとしてのコネクタであり、図示されない回路基板等の基板の面に実装され、後述される平板状ケーブル101を電気的に接続するために使用される。該平板状ケーブル101は、例えば、FPC、FFC等と称される平板状可撓性ケーブルであるが、後述される導電線151を備える平板状のケーブルであれば、いかなる種類のものであってもよい。
In the figure, reference numeral 1 denotes a connector as a cable connector in the present embodiment, which is mounted on a surface of a circuit board or the like (not shown) and used to electrically connect a
なお、本実施の形態において、コネクタ1の各部の構成及び動作を説明するために使用される上、下、左、右、前、後等の方向を示す表現は、絶対的なものでなく相対的なものであり、コネクタ1が図に示される姿勢である場合に適切であるが、コネクタ1の姿勢が変化した場合には姿勢の変化に応じて変更して解釈されるべきものである。 In the present embodiment, expressions indicating directions such as upper, lower, left, right, front, rear, etc. used for explaining the configuration and operation of each part of the connector 1 are not absolute but relative. This is appropriate when the connector 1 is in the posture shown in the figure, but when the posture of the connector 1 is changed, it should be interpreted according to the change in the posture.
ここで、前記コネクタ1は、絶縁性を備える合成樹脂等の樹脂によって一体成形されたハウジング11と、絶縁性を備える合成樹脂等の樹脂によって一体成形され、前記ハウジング11に姿勢変化可能に取付けられたアクチュエータ21とを有する。すなわち、該アクチュエータ21は、回転して姿勢を変化させ、第1位置としての開位置及び第2位置としての閉位置になるように前記ハウジング11に取付けられている。なお、図1〜6は、すべて、アクチュエータ21が開位置にある状態を示している。
Here, the connector 1 is integrally formed of a
そして、該ハウジング11は、下部12、上部15、左右の側部16、並びに、前記下部12、上部15及び側部16の間に画定された前方(図5及び6における左方)から平板状ケーブル101の端部を挿入するための開口部である挿入口33を有する。なお、本実施の形態においては、前記挿入口33の入口側(図5及び6における左側)をコネクタ1の前側と呼び、前記挿入口33の奥側(図5及び6における右側)をコネクタ1の後側と呼ぶこととする。そして、前記挿入口33には金属製の端子を収容して保持する端子保持凹部が複数形成されている。
The
本実施の形態において、前記端子は奇数番目の端子である第1端子51及び偶数番目の端子である第2端子61を含み、前記端子保持凹部は第1端子51が収容されて保持される第1端子保持凹部37及び第2端子61が収容されて保持される第2端子保持凹部38から成る。なお、隣接する第1端子保持凹部37と第2端子保持凹部38との間は、ハウジング11の前後方向に延在する仕切板部36によって仕切られる。さらに、前記第1端子保持凹部37は、上部15に形成され、下方に向けて開口する溝状の第1端子上側保持凹部37a、及び、下部12に形成され、上方に向けて開口する溝状の第1端子下側保持凹部37bを含み、前記第2端子保持凹部38は、上部15に形成され、下方に向けて開口する溝状の第2端子上側保持凹部38a、及び、下部12に形成され、上方に向けて開口する溝状の第2端子下側保持凹部38bを含み、前記仕切板部36は、上端が上部15の天板15aに接続された上側仕切板部36a及び下端が下部12の底板12aに接続された下側仕切板部36bを含む。
In the present embodiment, the terminal includes a
前記第1端子51及び第2端子61は、好ましくは、金属板に打抜き加工を施すことによって成形される。そして、前記第1端子保持凹部37及び第2端子保持凹部38は、例えば、約0.3〔mm〕のピッチで合計15本が形成されている。なお、前記端子保持凹部のピッチ及び数は適宜変更することができる。また、前記第1端子保持凹部37及び第2端子保持凹部38は、相互に隣合せとなるように、交互に配設されている。なお、必ずしもすべての第1端子保持凹部37及び第2端子保持凹部38に第1端子51及び第2端子61が装填(てん)される必要はなく、平板状ケーブル101が備える導電線151の配列に対応させて、第1端子51及び第2端子61を適宜省略することができる。
The
また、前記ハウジング11の側部16には、金属製のコネクタ取付用補助金具としてのネイル81が取付けられている。該ネイル81は、好ましくは、金属板に打抜き加工、折曲げ加工等の加工を施して形成されたものであり、下方に延出する接続部81aの底面が基板の面に接続される接続面として機能し、はんだ付等の固着手段によって基板の面に固着され、ハウジング11を基板に固定する部材である。これにより、コネクタ1の基板への取付が強固となり、コネクタ1が基板から離脱することが防止される。
A
一方、前記アクチュエータ21は、略方形の厚板状の部材である本体部22、該本体部22の側辺から延出し、幅方向に延在する操作部28、前記本体部22に形成された複数の端子収容孔(こう)24、及び、該端子収容孔24内に形成された軸部23を有する。図5及び6に示されるように、前記端子収容孔24には、第1端子51の上腕部54の作動レバー部54b、及び、第2端子61の上腕部64の作動レバー部64bが収容され、前記軸部23は作動レバー部54b及び64bと係合する。
On the other hand, the
また、第1端子51は、図5に示されるように、略H字状の形状を有し、平板状ケーブル101の挿入方向に延在する第1腕部としての下腕部53及び第2腕部としての上腕部54、並びに、前記下腕部53と上腕部54とを連結する細長い帯状の連結部55を備える。該連結部55は、前記下腕部53における長手方向両端の間の位置に接続され、かつ、上腕部54における長手方向両端の間の位置に接続されている。なお、上腕部54は下腕部53の上方に配設されている。
Further, as shown in FIG. 5, the
ここで、前記下腕部53の先端(図5における左端)には、下方に突出して基板の面上に形成される接続パッドにはんだ付によって接続されるはんだ接続部としてのテール部57が接続されている。また、先端近傍には、後上方に延出するケーブル支持部材としての支持腕部56の基端が接続されている。そして、支持腕部56の先端、すなわち、自由端近傍には、上方に突出するように形成されたケーブル支持部56aが形成されている。
Here, a
また、前記下腕部53の後端(図5における右端)には、アクチュエータ21の軸部23を下方から支持する軸受部53cが形成され、さらに、該軸受部53cの後端には後方へ延出する端部としての後端突出部53bが接続されている。なお、該後端突出部53bの上端には上方に突出する突起53dが形成されている。
Further, a bearing
そして、第1端子51は、ハウジング11の前面側(図5における左側)から第1端子保持凹部37に挿入されて装填される。この場合、下腕部53のほぼ直線状の下端部53aが第1端子下側保持凹部37bの直線状の床面37cに当接する。また、後端突出部53bが第1端子下側保持凹部37bの後端に位置する端子端保持部としての第1端子端保持部45の開口部45cに嵌入する。この場合、後端突出部53bの上端に形成された突起53dが、開口部45cにおける両側の下側仕切板部36bの側面から内側に突出する突部としての第1突部45b及び第2突部45dと係合することによって、開口部45c内に嵌入された後端突出部53bの上方及び前方への変位が防止される。さらに、テール部57の突起57aがハウジング11の底板12aにおける前端12bの下端に喰(くい)込むことによって、下腕部53の先端が固定される。これにより、第1端子51はハウジング11に固定される。
The
また、上腕部54は、平板状ケーブル101の導電線151と電気的に接続するコンタクト片として機能するものであり、その先端側の部分、すなわち、連結部55との接続点より前方の部分には、下方に突出する接触部としてのコンタクト部54aが形成されている。さらに、前記上腕部54は、連結部55との接続点より後方に延在し、アクチュエータ21の端子収容孔24内に進入して軸部23の上方への移動を規制する作動レバー部54bを備える。
Further, the
そして、前記軸部23は、略長円形又は略楕(だ)円形の断面を備え、軸受部53cと作動レバー部54bとの間に位置し、回転することによってカムとして機能し、作動レバー部54bを上方に押上げるようになっている。そして、該作動レバー部54bが上方に押上げられると、主として連結部55が弾性的に変形し、上腕部54全体が回動して上腕部54と下腕部53との相対的角度が変化し、上腕部54の先端側の部分が下方に移動する。これにより、コンタクト部54aがケーブル支持部56aに接近するように移動して、平板状ケーブル101の導電線151に押付けられる。
The
なお、図5に示されるように、アクチュエータ21が開位置にあるときは、軸部23が水平に近い角度になっている。すなわち、略長円形又は略楕円形である軸部23の断面の長軸が水平に近い角度になっている。そのため、作動レバー部54bは上方に押上げられておらず、上腕部54の先端側の部分が下方に移動していない。そのため、コンタクト部54aとケーブル支持部56aとの間隔が十分に広いので、挿入口33から挿入された平板状ケーブル101の端部は、コンタクト部54a及びケーブル支持部56aから接触圧を受けずに、又は、わずかな接触圧しか受けずに挿入されるので、実質的にZIF(Zero Insertion Force)構造が実現されている。
As shown in FIG. 5, when the
また、第2端子61は、図6に示されるように、略H字状の形状を有し、平板状ケーブル101の挿入方向に延在する第1腕部としての下腕部63及び第2腕部としての上腕部64、並びに、前記下腕部63と上腕部64とを連結する細長い帯状の連結部65を備える。該連結部65は、前記下腕部63における長手方向両端の間の位置に接続され、かつ、上腕部64における長手方向両端の間の位置に接続されている。なお、上腕部64は下腕部63の上方に配設されている。
Further, as shown in FIG. 6, the
ここで、前記下腕部63の後端(図6における右端)には、アクチュエータ21の軸部23を下方から支持する軸受部63cが形成され、さらに、該軸受部63cの後端には、下方に突出して基板の面上に形成される接続パッドにはんだ付によって接続されるはんだ接続部としてのテール部67が接続されている。
Here, a bearing
また、前記下腕部63の先端側の部分、すなわち、連結部65との接続点より前方の部分には、前上方に延出するケーブル支持部材としての支持腕部66の基端が接続されている。そして、支持腕部66の先端、すなわち、自由端近傍には、上方に突出するように形成されたケーブル支持部66aが形成されている。さらに、前記下腕部63の先端には、前方へ延出する端部としての前端突出部63bが接続されている。なお、該前端突出部63bの上端には上方に突出する突起63dが形成されている。
Further, a base end of a
そして、第2端子61は、ハウジング11の背面側(図6における右側)から第2端子保持凹部38に挿入されて装填される。この場合、下腕部63のほぼ直線状の下端部63aが第2端子下側保持凹部38bの直線状の床面38cに当接する。また、前端突出部63bが第2端子下側保持凹部38bの前端に位置する端子端保持部としての第2端子端保持部46の開口部46cに嵌入する。この場合、前端突出部63bの上端に形成された突起63dが、開口部46cにおける両側の下側仕切板部36bの側面から内側に突出する突部としての第1突部46b及び第2突部46dと係合することによって、開口部46c内に嵌入された前端突出部63bの上方及び後方への変位が防止される。さらに、テール部67の突起67aがハウジング11の底板12aにおける後端12cの下端に喰込むことによって、下腕部63の後端が固定される。これにより、第2端子61はハウジング11に固定される。
The
また、上腕部64は、平板状ケーブル101の導電線151と電気的に接続するコンタクト片として機能するものであり、その先端近傍には、下方に突出する接触部としてのコンタクト部64aが形成されている。さらに、前記上腕部64は、連結部65との接続点より後方に延在し、アクチュエータ21の端子収容孔24内に進入して軸部23の上方への移動を規制する作動レバー部64bを備える。
The
そして、前記軸部23は、略長円形又は略楕円形の断面を備え、軸受部63cと作動レバー部64bとの間に位置し、回転することによってカムとして機能し、作動レバー部64bを上方に押上げるようになっている。そして、該作動レバー部64bが上方に押上げられると、主として連結部65が弾性的に変形し、上腕部64全体が回動して上腕部64と下腕部63との相対的角度が変化し、上腕部64の先端が下方に移動する。これにより、コンタクト部64aがケーブル支持部66aに接近するように移動して、平板状ケーブル101の導電線151に押付けられる。
The
なお、図6に示されるように、アクチュエータ21が開位置にあるときは、軸部23が水平に近い角度になっている。すなわち、略長円形又は略楕円形である軸部23の断面の長軸が水平に近い角度になっている。そのため、作動レバー部64bは上方に押上げられておらず、上腕部64の先端が下方に移動していない。そのため、コンタクト部64aとケーブル支持部66aとの間隔が十分に広いので、挿入口33から挿入された平板状ケーブル101の端部は、コンタクト部64a及びケーブル支持部66aから接触圧を受けずに、又は、わずかな接触圧しか受けずに挿入されるので、実質的にZIF構造が実現されている。
As shown in FIG. 6, when the
ところで、第2端子61においては、平板状ケーブル101の挿入方向に関するコンタクト部64a及びケーブル支持部66aの位置が、図6に示されるように、ハウジング11における前端面の近傍であるのに対して、第1端子51においては、平板状ケーブル101の挿入方向に関するコンタクト部54a及びケーブル支持部56aの位置が、図5に示されるように、ハウジング11における前端面から後方に離れている。これは、コンタクト部54aからテール部57までの導電路長をコンタクト部64aからテール部67までの導電路長とほぼ等しくさせて、第1端子51及び第2端子61における電気抵抗を等しくさせるためである。また、これにより、平板状ケーブル101の隣接する導電線151同士が第1端子51及び第2端子61と電気的に接続する位置が離れるので、隣接する導電線151間のクロストークの発生を防止することができる。
By the way, in the
なお、平板状ケーブル101の挿入方向に関するコンタクト部54aとケーブル支持部56aとの位置関係は同一である、すなわち、コンタクト部54aとケーブル支持部56aとが対向する位置にあることが望ましい。また、コンタクト部64aとケーブル支持部66aとの位置関係も同様である。なお、平板状ケーブル101の挿入方向に関するコンタクト部54a及びケーブル支持部56aの位置、並びに、コンタクト部64a及びケーブル支持部66aの位置は、図5及び6に示される例に限定されることなく、適宜変更することができる。
Note that the positional relationship between the
また、図4に示されるように、第1端子51の下腕部53の後端突出部53bを保持する第1端子端保持部45は、断面形状が四角形等の多角形でハウジング11の前後方向に延在する角筒の形状を備える部分であり、角筒における上側の側壁に対応する部位にハウジング11の前後方向に延在するスリット45aが形成されている。そのため、開口部45cは、スリット45aを通して上方に開口し、底板12aと両側の下側仕切板部36bとによって周囲を画定された溝となっていて、その断面形状は、正方形又は長方形の上部に上下に延在するスリット45aを付足したような形状、すなわち、凸字のような形状又はT字を逆様にしたような形状となっている。
Also, as shown in FIG. 4, the first terminal
一方、図1及び3に示されるように、第2端子61の下腕部63の前端突出部63bを保持する第2端子端保持部46も、前記第1端子端保持部45と同様に、ハウジング11の前後方向に延在する角筒の形状を備える部分であり、角筒における上側の側壁に対応する部位にハウジング11の前後方向に延在するスリット46aが形成されている。そのため、開口部46cは、スリット46aを通して上方に開口し、底板12aと両側の下側仕切板部36bとによって周囲を画定された溝となっていて、その断面形状は、正方形又は長方形の上部に上下に延在するスリット46aを付足したような形状、すなわち、凸字のような形状又はT字を逆様にしたような形状となっている。
On the other hand, as shown in FIGS. 1 and 3, the second terminal
次に、端子端保持部の構成について詳細に説明する。なお、第1端子端保持部45及び第2端子端保持部46は同様の構成を有するので、ここでは、第2端子端保持部46を例に取上げて説明する。
Next, the configuration of the terminal end holding portion will be described in detail. Since the first terminal
図7は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの斜め前上方から観た斜視図、図8は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタの要部拡大図であり図7のC部拡大図、図9は比較例のケーブル用コネクタの斜め前上方から観た斜視図、図10は比較例のケーブル用コネクタの要部拡大図であり図9のD部拡大図である。 FIG. 7 is a perspective view of the cable connector according to the embodiment of the present invention as viewed obliquely from above and FIG. 8 is an enlarged view of the main part of the cable connector according to the embodiment of the present invention. FIG. 9 is a perspective view of the cable connector of the comparative example as viewed obliquely from above and FIG. 10 is an enlarged view of the main part of the cable connector of the comparative example, and is an enlarged view of the D part of FIG.
図9及び10に示される比較例において、246は第2端子端保持部であり、「背景技術」及び「発明が解決しようとする課題」で説明した従来のケーブル用コネクタにおける底部812の前端コア部812aと同様に、断面形状が四角形等の多角形である角筒の形状となるように形成されている。そのため、開口部246cの断面形状も、四角形等の多角形となっている。
9 and 10,
なお、その他の点については、比較例のコネクタ1も、本実施の形態におけるコネクタ1と同様の構成を有するので、同じ符号を付与することによって説明を省略する。 In addition, about the other point, since the connector 1 of a comparative example also has the structure similar to the connector 1 in this Embodiment, description is abbreviate | omitted by providing the same code | symbol.
前記比較例において、第2端子端保持部246は、ハウジング11の下部における底板12a及び下側仕切板部36bの前端に形成され、かつ、第2端子61の下腕部63の前端突出部63bの周囲を取囲むような角筒の形状となるように形成されている。そして、ハウジング11は樹脂によって一体成形されたものであるから、ハウジング11の一端に形成される第2端子端保持部246は、樹脂成形用の金型内において、溶融樹脂の入口であるゲート部から遠く離れて位置し、溶融樹脂の流れの末端になってしまう。通常、ゲート部は底板12aの中央付近に対応する位置にあり、前記ゲート部から流入した溶融樹脂は、肉薄の底板12a及び下側仕切板部36b内を通ってその前端に到達し、端面が多角形の環のような形状である第2端子端保持部246を形成する。そのため、図10に249a及び249bとして示されるように、第2端子端保持部246において、両側から流込んできて合流する溶融樹脂が互いに溶合わないためにできる境界面を示す線であるウェルドラインが発生してしまう。これらウェルドライン249a及び249bは、多角形の環のような形状である第2端子端保持部246の端面において、環を切断するような方向に延在する。
In the comparative example, the second terminal
一般的に、ハウジング11に装填された第1端子51及び第2端子61が受ける力は、ハウジング11の前後左右方向の力よりも、ハウジング11の上下方向(図5及び6における上下方向)の力の方が大きい。したがって、第2端子端保持部246が第2端子61の下腕部63の前端突出部63bから受ける力も、前後左右方向の力よりも、上下方向の力の方が大きい。
Generally, the force received by the
ここで、第2端子端保持部246に発生したウェルドラインが249aのように第2端子端保持部246の端面において左右方向に延在するものである場合、溶合わない樹脂の境界面も左右方向に延在するのであるから、第2端子端保持部246は、前端突出部63bから上下方向の力を受けると、ウェルドライン249aが示す境界面で極めて容易に破断するであろうことが理解される。
Here, when the weld line generated in the second terminal
もっとも、第2端子端保持部246に発生したウェルドラインが249bのように第2端子端保持部246の端面において上下方向に延在するものである場合には、第2端子端保持部246は、前端突出部63bから上下方向の力を受けてもウェルドライン249bが示す境界面では破断しないと考えられる。また、前端突出部63bから左右方向の力を受けたときも、左右方向の力は比較的小さいので、ウェルドライン249bが示す境界面では破断しにくいと考えられる。したがって、ウェルドラインが常に249bのようなものであれば、第2端子端保持部246の破断を避けることができる。
However, when the weld line generated in the second terminal
しかし、ウェルドラインが常に249bのようなものとなるように、樹脂成形用の金型内における溶融樹脂の流れを制御することは困難である。まして、ウェルドラインが発生しないように樹脂成形用の金型内における溶融樹脂の流れを制御することは非常に困難である。 However, it is difficult to control the flow of the molten resin in the mold for resin molding so that the weld line is always like 249b. In addition, it is very difficult to control the flow of the molten resin in the mold for resin molding so that a weld line does not occur.
もっとも、樹脂としてナイロンを選択した場合には、溶融状態での流動性が良好なので、ウェルドラインの発生を防止することができる。しかし、樹脂としてナイロンを選択すると、ハウジング11の成形工程で大量のガスが発生するので、ハウジング11の成形生産性が低くなってしまう。しかし、ハウジング11の成形生産性が高いとされている液晶ポリマー(LCP)を樹脂として選択した場合には、第2端子端保持部246に249a又は249bとして示されるようなウェルドラインが発生してしまう。
However, when nylon is selected as the resin, the fluidity in the molten state is good, so that the generation of weld lines can be prevented. However, when nylon is selected as the resin, a large amount of gas is generated in the molding process of the
これに対し、図7及び8に示されるように、本実施の形態における第2端子端保持部46には、角筒における上側の側壁に対応する部位にハウジング11の前後方向に延在するスリット46aが形成されている。そのため、開口部46cは、スリット46aを通して上方に開口し、底板12aと両側の下側仕切板部36bとによって周囲を画定された溝となっている。また、第2端子端保持部46の端面は、スリット46aによって一部が切欠かれた、すなわち、上部に切欠きが形成された多角形の環のような形状を備える。
On the other hand, as shown in FIGS. 7 and 8, the second terminal
本実施の形態におけるハウジング11を樹脂成形によって製作する際に、ゲート部から流入した溶融樹脂は、肉薄の底板12a及び下側仕切板部36b内を通ってその前端に到達し、端面が多角形の環のような形状である第2端子端保持部46を形成する。この場合、スリット46aによって第2端子端保持部46の上部が左右に分離しているので、底板12a及び下側仕切板部36b内を通ってその前端に位置する第2端子端保持部46に流込んだ溶融樹脂は、左右から合流することがない。したがって、両側から流込んできて合流する溶融樹脂が互いに溶合わないためにできる境界面を示す線であるウェルドラインが発生することがない。そのため、比較例におけるウェルドライン249aのようなウェルドラインも発生することがないので、第2端子端保持部46は、前端突出部63bから上下方向の力を受けても破断することがない。
When the
なお、開口部46cにおける両側の下側仕切板部36bには、図6に示されるように、内側に突出する第1突部46b及び第2突部46dが形成され、第2端子61の下腕部63の前端突出部63bは、開口部46c内において第1突部46b及び第2突部46dの下方に位置する。したがって、前端突出部63b及びその上端に形成された突起63dが下方から第1突部46b及び第2突部46dに係合するので、開口部46cがスリット46aを通して上方に開口していても、前端突出部63bは上方に変位することがない。
As shown in FIG. 6, first and
すなわち、下腕部63の前端は、第1突部46b及び第2突部46dと底板12aとによって上下方向に変位不能に固定され、両側の下側仕切板部36bにより左右方向に変位不能に固定されている。
That is, the front end of the
また、前端突出部63bは、第2端子端保持部46内に圧入された状態となることによって変位不能に固定される。この反作用として、第2端子端保持部46は応力を受けることになるが、スリット46aの幅が変化することによって前記応力が緩和される。そのため、コネクタ1の組立工程において、第2端子保持凹部38の各々に第2端子61を装填しても、第2端子端保持部46の各々に大きな応力が残留してしまうことがない。したがって、第2端子端保持部46の各々に残留した応力によって、下部12全体に反りや歪(ゆが)みが発生することがなく、また、ハウジング11全体に反りや歪みが発生することがない。
Further, the front end protruding portion 63b is fixed so as not to be displaced by being pressed into the second terminal
これに対し、比較例においては、第2端子端保持部246にスリット46aが形成されていないので、前端突出部63bを第2端子端保持部246内に圧入した反作用として受けた応力が緩和されることがない。そのため、第2端子端保持部246の各々に残留した大きな応力によって、下部12全体に反りや歪みが発生したり、ハウジング11全体に反りや歪みが発生したりしてしまう。
On the other hand, in the comparative example, since the
なお、ここでは、スリット46aの形成された部位が、第2端子端保持部46の角筒における上側の側壁である例についてのみ説明したが、前記スリット46aは、第2端子端保持部46における他の部位に形成されてもよい。例えば、前記スリット46aは、第2端子端保持部46の角筒における左右いずれか一方の側壁に形成されてもよいし、第2端子端保持部46の角筒における下側の側壁に形成されてもよい。つまり、第2端子端保持部46の角筒におけるいずれかの部位にハウジング11の前後方向に延在するスリット46aを形成すれば、当該部位がスリット46aによって分離されるので、底板12a及び下側仕切板部36b内を通ってその前端に位置する第2端子端保持部46に流込んだ溶融樹脂が、左右又は上下から合流することがないので、ウェルドラインの発生を防止することができる。
Here, only the example in which the portion where the
ところで、前述のように、第2端子下側保持凹部38bの直線状の床面38cは、下腕部63のほぼ直線状の下端部63aが当接する面であって、第2端子61の位置決めの基準面としても機能する。そのため、前記床面38cに対応する部位である第2端子端保持部46の角筒における下側の側壁に前記スリット46aを形成することは、第2端子61の位置決めの観点からすると、あまり望ましいことではない。
By the way, as described above, the
また、図に示される例において、前記スリット46aは、上に行くほど幅が広くなるような略V字の断面形状を備えているが、いかなる断面形状を備えるものであってもよく、例えば、幅が一定な略I字の断面形状を備えるものであってもよい。
In the example shown in the figure, the
以上のように、第2端子端保持部46を例に取上げて、端子端保持部の構成について説明したが、第1端子端保持部45は、前記第2端子端保持部46と同様の構成を有するので、以上の説明は、第1端子端保持部45にも該当するものである。
As described above, the configuration of the terminal end holding portion has been described by taking the second terminal
次に、前記コネクタ1に平板状ケーブル101を接続する動作について説明する。
Next, the operation of connecting the
図11は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが開位置にあるときの斜視図、図12は本発明の実施の形態におけるケーブル用コネクタのアクチュエータが閉位置にあるときの斜視図である。 FIG. 11 is a perspective view when the actuator of the cable connector in the embodiment of the present invention is in the open position, and FIG. 12 is a perspective view when the actuator of the cable connector in the embodiment of the present invention is in the closed position. is there.
ここで、平板状ケーブル101は、電気的絶縁性を示す薄板状の基板部111の上に導電性を備える箔(はく)状の導電線151が複数本、例えば、15本、所定のピッチで、例えば、約0.3〔mm〕で並列に配設されている。なお、前記導電線151の上側は絶縁層によって覆われている。そして、平板状ケーブル101におけるコネクタ1の挿入口33に挿入される端部では、所定の長さ範囲に亘(わた)って前記絶縁層が除去され、前記導電線151の上面が露出している。図11及び12に示される例においては、平板状ケーブル101の上側の面に前記導電線151が露出しているものとする。
Here, the
コネクタ1に平板状ケーブル101を接続する場合、まず、該平板状ケーブル101の長さ方向の端部をハウジング11の挿入口33に挿入する。この場合、アクチュエータ21はあらかじめ開位置にされている。そして、オペレータは、平板状ケーブル101の長さ方向の端部をハウジング11の挿入口33に向けて移動させる。これにより、平板状ケーブル101の長さ方向の端部を挿入口33に挿入させることができる。なお、平板状ケーブル101は、導電線151の露出した面が上を向くようにして移動させられる。
When connecting the
そして、平板状ケーブル101の先端は、第1端子保持凹部37内に収容された第1端子51の上腕部54と下腕部53との間、及び、第2端子保持凹部38内に収容された第2端子61の上腕部64と下腕部63との間に挿入される。これにより、図11に示されるような状態となる。
The tip of the
続いて、オペレータがアクチュエータ21の操作部28を手指等によって操作し、図11に示されるような開位置にあるアクチュエータ21を、図12に示されるような閉位置にある状態とする。この場合、アクチュエータ21を、図5及び6における時計回り方向に姿勢変化させることによって閉位置にすることができる。すると、アクチュエータ21の本体部22が回転し、平板状ケーブル101の挿入方向とほぼ平行な状態になる。また、軸部23が回転し、垂直に近い角度になる。すなわち、略長円形又は略楕円形である軸部23の断面の長軸が垂直に近い角度になる。
Subsequently, the operator operates the
これにより、前記軸部23が第1端子51の軸受部53cと作動レバー部54bとの間隔を押広げ、該作動レバー部54bを上方に押上げるので、主として連結部55が弾性的に変形し、上腕部54全体が回動して上腕部54と下腕部53との相対的角度が変化し、上腕部54の先端側の部分が下方に移動する。そして、コンタクト部54aがケーブル支持部56aに接近するように移動して、平板状ケーブル101の導電線151に押付けられる。そのため、平板状ケーブル101の上側の表面において露出している導電線151にコンタクト部54aが当接して電気的接続部が形成され、前記導電線151が第1端子51と電気的に接続され、テール部57が接続されている基板の面上の接続パッドを介して、基板の導電トレースと導通する。
As a result, the
なお、上腕部54は、ある程度のばね性を有し、平板状ケーブル101に押付けられることによって弾性的に変形するので、導電線151とコンタクト部54aとの接続が良好に維持される。また、下腕部53のケーブル支持部56aがコンタクト部54aと対向する位置にあるので、平板状ケーブル101がケーブル支持部56aによって確実に支持され、導電線151とコンタクト部54aとの接続が確実に維持される。
The
また、第2端子61についても同様に、前記軸部23は、軸受部63cと作動レバー部64bとの間隔を押広げ、該作動レバー部64bを上方に押上げる。そのため、主として連結部65が弾性的に変形し、上腕部64全体が回動して上腕部64と下腕部63との相対的角度が変化し、上腕部64の先端が下方に移動する。そして、コンタクト部64aがケーブル支持部66aに接近するように移動して、平板状ケーブル101の導電線151に押付けられる。そのため、平板状ケーブル101の上側の表面において露出している導電線151にコンタクト部64aが当接して電気的接続部が形成され、前記導電線151が第2端子61と電気的に接続され、テール部67が接続されている基板の面上の接続パッドを介して、基板の導電トレースと導通する。
Similarly, with respect to the
なお、上腕部64は、ある程度のばね性を有し、平板状ケーブル101に押付けられることによって弾性的に変形するので、導電線151とコンタクト部64aとの接続が良好に維持される。また、下腕部63のケーブル支持部66aがコンタクト部64aと対向する位置にあるので、平板状ケーブル101がケーブル支持部66aによって確実に支持され、導電線151とコンタクト部64aとの接続が確実に維持される。
The
このように、本実施の形態において、コネクタ1は、平板状ケーブル101を挿入する挿入口33、並びに、第1端子保持凹部37及び第2端子保持凹部38を備え、樹脂から成るハウジング11と、第1端子保持凹部37及び第2端子保持凹部38に収容されて保持され、平板状ケーブル101の導電線151と電気的に接続する第1端子51及び第2端子61とを有し、ハウジング11は、その一端に形成され、第1端子51の後端突出部53b及び第2端子61の前端突出部63bを収容して保持する第1端子端保持部45及び第2端子端保持部46を含み、第1端子端保持部45及び第2端子端保持部46には、ハウジング11の前後方向に延在するスリット45a及び46aが形成されている。
Thus, in the present embodiment, the connector 1 includes the
これにより、簡素な構造でありながら、第1端子端保持部45及び第2端子端保持部46の破断を確実に防止することができ、第1端子51の後端突出部53b及び第2端子61の前端突出部63bを確実に保持することができる。したがって、第1端子51及び第2端子61をハウジング1に確実に固定することができ、コネクタ1の信頼性を高くすることができる。
Accordingly, the first terminal
そして、第1端子端保持部45及び第2端子端保持部46は、いずれかの側壁にハウジング11の前後方向に延在するスリット45a及び46aが形成された角筒の形状を備え、角筒内の開口部45c及び46c内に第1端子51の後端突出部53b及び第2端子61の前端突出部63bが嵌入される。
And the 1st terminal end holding |
これにより、第1端子端保持部45及び第2端子端保持部46には、合流する溶融樹脂が互いに溶合わないためにできる境界面を示す線であるウェルドラインが発生することがない。したがって、第1端子端保持部45及び第2端子端保持部46は、第1端子51の後端突出部53b及び第2端子61の前端突出部63bから力を受けても、破断してしまうことがない。
As a result, the first terminal
また、第1端子51の後端突出部53b及び第2端子61の前端突出部63bは、突起53d及び63dを含み、開口部45c及び46cの側面から内側に突出する第1突部45b及び第2突部45d並びに第1突部46b及び第2突部46dと係合する。
Further, the
これにより、第1端子51及び第2端子61は、ハウジング1に確実に固定される。
Thereby, the
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。 In addition, this invention is not limited to the said embodiment, It can change variously based on the meaning of this invention, and does not exclude them from the scope of the present invention.
1 コネクタ
11、811 ハウジング
12 下部
12a 底板
12b 前端
12c 後端
15 上部
15a 天板
16 側部
21、821 アクチュエータ
22 本体部
23 軸部
24 端子収容孔
28 操作部
33、833 挿入口
36 仕切板部
36a 上側仕切板部
36b 下側仕切板部
37 第1端子保持凹部
37a 第1端子上側保持凹部
37b 第1端子下側保持凹部
37c、38c 床面
38 第2端子保持凹部
38a 第2端子上側保持凹部
38b 第2端子下側保持凹部
45 第1端子端保持部
45a、46a スリット
45b、46b 第1突部
45c、46c、246c 開口部
45d、46d 第2突部
46、246 第2端子端保持部
51 第1端子
53、63、863 下腕部
53a、63a 下端部
53b 後端突出部
53c、63c 軸受部
53d、57a、63d、67a 突起
54、64、864 上腕部
54a、64a コンタクト部
54b、64b 作動レバー部
55、65、865 連結部
56、66 支持腕部
56a、66a ケーブル支持部
57、67 テール部
61 第2端子
63b 前端突出部
81 ネイル
81a 接続部
101 平板状ケーブル
111 基板部
151 導電線
249a、249b ウェルドライン
812 底部
812a 前端コア部
861 端子
863a、864a 接触部
863b 掛止突起
863c 前端部
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Connector 11, 811 Housing 12 Lower part 12a Bottom plate 12b Front end 12c Rear end 15 Upper part 15a Top plate 16 Side part 21, 821 Actuator 22 Main body part 23 Shaft part 24 Terminal accommodation hole 28 Operation part 33, 833 Insertion port 36 Partition plate part 36a Upper partition plate portion 36b Lower partition plate portion 37 First terminal holding recess 37a First terminal upper holding recess 37b First terminal lower holding recess 37c, 38c Floor 38 Second terminal holding recess 38a Second terminal upper holding recess 38b Second terminal lower holding recess 45 First terminal end holding portion 45a, 46a Slit 45b, 46b First protrusion 45c, 46c, 246c Opening 45d, 46d Second protrusion 46, 246 Second terminal end holding portion 51 1 terminal 53, 63, 863 Lower arm part 53a, 63a Lower end part 53b Rear end protruding part 53c, 63c Bearing part 53d, 57a 63d, 67a Projection 54, 64, 864 Upper arm portion 54a, 64a Contact portion 54b, 64b Actuating lever portion 55, 65, 865 Connection portion 56, 66 Support arm portion 56a, 66a Cable support portion 57, 67 Tail portion 61 Second terminal 63b Front end protruding portion 81 Nail 81a Connection portion 101 Flat cable 111 Substrate portion 151 Conductive wire 249a, 249b Weld line 812 Bottom portion 812a Front end core portion 861 Terminals 863a, 864a Contact portion 863b Latching projection 863c Front end portion
Claims (6)
(b)前記端子保持凹部(37、38)に収容されて保持され、前記平板状ケーブル(101)の導電線(151)と電気的に接続する端子(51、61)とを有するケーブル用コネクタ(1)であって、
(c)前記ハウジング(11)は、その一端に形成され、前記端子(51、61)の端部(53b、63b)を収容して保持する端子端保持部(45、46)を含み、
(d)該端子端保持部(45、46)には、ハウジング(11)の前後方向に延在するスリット(45a、46a)が形成されていることを特徴とするケーブル用コネクタ(1)。 (A) a housing (11) comprising an insertion port (33) into which the flat cable (101) is inserted and a terminal holding recess (37, 38) made of resin;
(B) A cable connector having terminals (51, 61) housed and held in the terminal holding recesses (37, 38) and electrically connected to the conductive wires (151) of the flat cable (101). (1)
(C) The housing (11) includes a terminal end holding portion (45, 46) formed at one end thereof for receiving and holding the end portions (53b, 63b) of the terminals (51, 61),
(D) The cable connector (1), wherein the terminal end holding portions (45, 46) are formed with slits (45a, 46a) extending in the front-rear direction of the housing (11).
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008155431A JP2009301884A (en) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | Cable connector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008155431A JP2009301884A (en) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | Cable connector |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009301884A true JP2009301884A (en) | 2009-12-24 |
Family
ID=41548584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008155431A Pending JP2009301884A (en) | 2008-06-13 | 2008-06-13 | Cable connector |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009301884A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011187187A (en) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | Connector |
JP2017168272A (en) * | 2016-03-15 | 2017-09-21 | ヒロセ電機株式会社 | Electric connector for plane type conductor |
-
2008
- 2008-06-13 JP JP2008155431A patent/JP2009301884A/en active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011187187A (en) * | 2010-03-04 | 2011-09-22 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | Connector |
JP2017168272A (en) * | 2016-03-15 | 2017-09-21 | ヒロセ電機株式会社 | Electric connector for plane type conductor |
KR20170107389A (en) * | 2016-03-15 | 2017-09-25 | 히로세덴끼 가부시끼가이샤 | Electric connector for flat conductor |
CN107394436A (en) * | 2016-03-15 | 2017-11-24 | 广濑电机株式会社 | Electrical connector for flat conductive member |
KR102094666B1 (en) * | 2016-03-15 | 2020-03-30 | 히로세덴끼 가부시끼가이샤 | Electric connector for flat conductor |
CN107394436B (en) * | 2016-03-15 | 2020-07-28 | 广濑电机株式会社 | Electrical connector for flat conductor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4707597B2 (en) | Cable connector | |
JP4954050B2 (en) | Terminals and connectors | |
KR102147588B1 (en) | Electrical connector | |
JP4953904B2 (en) | Cable connector | |
US20100184317A1 (en) | Electrical connector | |
JP5460037B2 (en) | Wire-to-board connector | |
JP2008066239A (en) | Connector | |
JP2007250349A (en) | Relay connector | |
WO2009093586A1 (en) | Surface-mount component and electric connector | |
KR20060071829A (en) | Connector for a flexible board connection | |
JP2008269984A (en) | Connector for cable | |
JP4837997B2 (en) | Connector for FPC / FFC | |
JP2009301884A (en) | Cable connector | |
WO2009132332A1 (en) | Electric connector | |
KR20120028355A (en) | Connector for flexible circuit cable | |
JP2008288004A (en) | Connector for cable | |
JPH11339901A (en) | Electric connector for flexible substrate | |
JP2008077916A (en) | Connector | |
JP2009117100A (en) | Relay connector | |
JP5016885B2 (en) | connector | |
JP2016076318A (en) | Electrical connector with flat type conductor | |
JP4829808B2 (en) | connector | |
JP4931441B2 (en) | Connector for cable connection | |
US11127511B2 (en) | Cable and method for manufacturing the cable | |
JP2008034284A (en) | Electric connector |