JP2009301504A - コンピュータ、記録媒体および情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】オペレーティング・システムを使用する必要がある状況において、高い利便性を提供することが可能なコンピュータ、記録媒体および情報処理方法を提供する。
【解決手段】コンピュータの起動時に、記録媒体に記憶されている複数の特定情報のいずれかを取得し、記録媒体に記憶されている複数のオペレーティング・システムのうち、取得された特定情報が特定するオペレーティング・システムを、記録媒体から読み出し、読み出されたオペレーティング・システムを実行する。
【選択図】図7
【解決手段】コンピュータの起動時に、記録媒体に記憶されている複数の特定情報のいずれかを取得し、記録媒体に記憶されている複数のオペレーティング・システムのうち、取得された特定情報が特定するオペレーティング・システムを、記録媒体から読み出し、読み出されたオペレーティング・システムを実行する。
【選択図】図7
Description
本発明は、コンピュータ、記録媒体および情報処理方法に関し、特に、オペレーティング・システムを読み出すための処理を行なうコンピュータ、記録媒体および情報処理方法に関する。
コンピュータの多様化により、コンピュータで実行されるオペレーティング・システム(以下、OSともいう)も様々なものが開発されている。そのため、OSに関する様々な技術が開示されている。
たとえば、特開平2−181247号公報(特許文献1)には、コンピュータに記憶された複数のOSのうち、1つのOSを選択して、選択したOSを、主記憶装置にロードするための技術(以下、第1の先行技術ともいう)が開示されている。
特開平2−181247号公報
コンピュータには、PDA(Personal Digital Assistant)のように手軽に携帯可能なものもあれば、据置型の高性能なコンピュータもある。そのため、コンピュータの種類によって、動作するOSも異なる。
ユーザは、たとえば、出張先等の外出先で、コンピュータを使用した様々な処理を求められる場合がある。当該様々な処理は、たとえば、文章の作成といったコンピュータの負担の少ない処理や、動画像の圧縮処理といったコンピュータの負担の大きい処理である。このような、負担の少ない処理および負担の大きい処理を、たとえば、外出先で実行するには、負担の少ない処理および負担の大きい処理をそれぞれ実行可能な複数のOSがそれぞれインストールされた複数のコンピュータを持ち運ぶ必要があり、ユーザにとって負担が大きいという問題点がある。
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、オペレーティング・システムを使用する必要がある状況において、高い利便性を提供することが可能なコンピュータ、記録媒体および情報処理方法を提供することである。
上述の課題を解決するために、この発明のある局面に従うと、携帯可能な記録媒体にデータアクセス可能なコンピュータであって、記録媒体は、複数のオペレーティング・システムと、複数のオペレーティング・システムをそれぞれ特定する複数の特定情報とを記憶し、コンピュータは、コンピュータの起動時に、複数の特定情報のいずれかを取得する取得手段と、取得手段により取得された特定情報が特定するオペレーティング・システムを、記録媒体から読み出す読出し手段と、読出し手段に読み出されたオペレーティング・システムを実行する実行手段とを備える。
好ましくは、コンピュータの機能を示す機能情報を取得する機能情報取得手段をさらに備え、取得手段は、機能情報取得手段が取得した機能情報に基づいて、複数の特定情報のいずれかを取得する。
好ましくは、記録媒体は、新たにデータを記憶させることができない領域であって、かつ、予め記憶されたデータの読出しが可能な読出し専用領域を有し、複数のオペレーティング・システムおよび複数の特定情報は、読出し専用領域に予め記憶されている。
好ましくは、記録媒体は、データの記憶および読出しが可能な記憶領域を有し、記憶領域には、実行されているオペレーティング・システム上で動作するアプリケーション・プログラムの実行中に生成されたデータが記憶される。
好ましくは、実行されているオペレーティング・システム上で動作するアプリケーション・プログラムの実行中に生成されたデータを記憶する記憶手段と、実行されているオペレーティング・システムを終了させる場合、記憶手段に記憶されているデータを、記憶領域に記憶させる格納手段とをさらに備える。
この発明の他の局面に従うと、コンピュータが実行するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、記録媒体は、複数のオペレーティング・システムと、複数のオペレーティング・システムをそれぞれ特定する複数の特定情報とを記憶し、プログラムは、コンピュータに、コンピュータの起動時に、複数の特定情報のいずれかを取得するステップと、取得するステップにより取得された特定情報が特定するオペレーティング・システムを、記録媒体から読み出すステップと、読み出すステップにより読み出されたオペレーティング・システムを実行するステップとを実行させる。
好ましくは、プログラムは、コンピュータに、コンピュータの機能を示す機能情報を取得するステップをさらに実行させ、複数の特定情報のいずれかを取得するステップは、機能情報を取得するステップにより取得された機能情報に基づいて、複数の特定情報のいずれかを取得する。
好ましくは、記録媒体は、新たにデータを記憶させることができない領域であって、かつ、予め記憶されたデータの読出しが可能な読出し専用領域を有し、複数のオペレーティング・システムおよび複数の特定情報は、読出し専用領域に予め記憶されている。
好ましくは、記録媒体は、データの記憶および読出しが可能な記憶領域を有し、記憶領域には、実行されているオペレーティング・システム上で動作するアプリケーション・プログラムの実行中に生成されたデータが記憶される。
好ましくは、コンピュータは、実行されているオペレーティング・システム上で動作するアプリケーション・プログラムの実行中に生成されたデータを記憶する記憶部を備え、プログラムは、コンピュータに、実行されているオペレーティング・システムを終了させる場合、記憶部に記憶されているデータを、記憶領域に記憶させるステップをさらに実行させる。
この発明のさらに他の局面に従うと、携帯可能な記録媒体にデータアクセス可能なコンピュータが実行する情報処理方法であって、記録媒体は、複数のオペレーティング・システムと、複数のオペレーティング・システムをそれぞれ特定する複数の特定情報とを記憶し、情報処理方法は、コンピュータが、コンピュータの起動時に、複数の特定情報のいずれかを取得するステップと、コンピュータが、取得するステップにより取得された特定情報が特定するオペレーティング・システムを、記録媒体から読み出すステップと、コンピュータが、読み出すステップにより読み出されたオペレーティング・システムを実行するステップとを備える。
本発明に係るコンピュータは、起動時に、記録媒体に記憶されている複数の特定情報のいずれかを取得し、記録媒体に記憶されている複数のオペレーティング・システムのうち、取得された特定情報が特定するオペレーティング・システムを、記録媒体から読み出し、読み出されたオペレーティング・システムを実行する。
したがって、複数のオペレーティング・システムのうち、1つのオペレーティング・システムをコンピュータに実行させるためには、ユーザは、複数のオペレーティング・システムが記憶された記録媒体を持ち運ぶだけでよい。すなわち、オペレーティング・システムを使用する必要がある状況において、高い利便性を提供することができるという効果を奏する。
本発明に係る記録媒体は、コンピュータが実行するプログラムを記録する。プログラムは、コンピュータに、コンピュータの起動時に、記録媒体に記憶されている複数の特定情報のいずれかを取得ステップと、記録媒体に記憶されている複数のオペレーティング・システムのうち、取得された特定情報が特定するオペレーティング・システムを、記録媒体から読み出すステップと、読み出されたオペレーティング・システムを実行するステップとを実行させる。
したがって、複数のオペレーティング・システムのうち、1つのオペレーティング・システムをコンピュータに実行させるためには、ユーザは、複数のオペレーティング・システムが記憶された記録媒体を持ち運ぶだけでよい。すなわち、オペレーティング・システムを使用する必要がある状況において、高い利便性を提供することができるという効果を奏する。
本発明に係る情報処理方法は、コンピュータの起動時に、記録媒体に記憶されている複数の特定情報のいずれかを取得し、記録媒体に記憶されている複数のオペレーティング・システムのうち、取得された特定情報が特定するオペレーティング・システムを、記録媒体から読み出し、読み出されたオペレーティング・システムを実行する。
したがって、複数のオペレーティング・システムのうち、1つのオペレーティング・システムをコンピュータに実行させるためには、ユーザは、複数のオペレーティング・システムが記憶された記録媒体を持ち運ぶだけでよい。すなわち、オペレーティング・システムを使用する必要がある状況において、高い利便性を提供することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
図1は、本実施の形態におけるコンピュータ1000の構成を示すブロック図である。なお、図1には、説明のために、後述する記録媒体600およびネットワーク70も示している。
図1は、本実施の形態におけるコンピュータ1000の構成を示すブロック図である。なお、図1には、説明のために、後述する記録媒体600およびネットワーク70も示している。
詳細は後述するが、記録媒体600には、後述するプログラム180が記録されている。すなわち、プログラム180は、媒体等に記録されてプログラム製品として流通される。また、記録媒体600もプログラム製品として流通される。ネットワーク70は、インターネットなどの広域なネットワークである。
図1を参照して、コンピュータ1000は、ハードウエア部501と、電源部590とを含む。
電源部590は、動作電力を、ハードウエア部501へ供給する。動作電力は、ハードウエア部501に含まれる各部を動作させるための電力である。コンピュータ1000が、たとえば、据置型の高性能なコンピュータである場合、電源部590の種類は、AC(Alternating Current)電源である。AC電源は、家庭用電源から取得した電力を動作電力として、ハードウエア部501へ供給するための電源である。
また、コンピュータ1000が、携帯可能なコンピュータである場合、電源部590の種類は、家庭用電源により充電した電力を、動作電力として、ハードウエア部501へ供給するためのバッテリーである。
ハードウエア部501は、バスBS10と、制御部510と、ROM(Read-Only Memory)520と、記憶部530と、RAM(Random Access Memory)532と、表示部540と、入力部550と、通信部560と、記録媒体アクセス部570とを含む。
バスBS10には、制御部510、ROM520、記憶部530、RAM532、表示部540、入力部550、通信部560および記録媒体アクセス部570が接続される。
ROM520は、BIOS(Basic Input/Output System)プログラム522を記憶する。BIOSプログラム522は、コンピュータ1000の電源がオンされた場合に実行されるプログラムである。
記憶部530は、データを不揮発的に記憶する機能を有する。記憶部530は、ハードディスクである。なお、記憶部530は、ハードディスクに限定されることなく、データを不揮発的に記憶する機能を有するメモリであってもよい。記憶部530には、プログラム180、その他の各種データ等が記憶されている。
RAM532は、揮発メモリである。RAM532は、一時的にデータを記憶するワークメモリとして使用される。
制御部510は、CPU(Central Processing Unit)である。なお、制御部510は、CPUに限定されることなく、演算機能を有するその他の回路であってもよい。制御部510は、バスBS10を介して、ROM520、記憶部530、RAM532、表示部540、入力部550、通信部560および記録媒体アクセス部570の各々へアクセスすることが可能である。
制御部510は、コンピュータ1000の電源がオンされたときに、ROM520に記憶されているBIOSプログラム522を実行することにより、BIOSプログラム522に基づく、後述する初期処理を行なう。また、制御部510は、記憶部530に記憶されたプログラム180に従って、コンピュータ1000内の各部に対する各種処理や、演算処理等を行なう機能を有する。
表示部540は、文字や画像等を表示する機能を有する。表示部540には、文字や画像等を表示する表示面が設けられる。
制御部510は、表示部540とデータ通信を行なう。制御部510は、生成した画像を、表示部540に表示させる。
入力部550は、ユーザの操作を受付けるためのインターフェースである。入力部550は、一例として、キーボードおよびマウスを含む。コンピュータ1000が、携帯可能なコンピュータである場合、入力部550は、ユーザが、表示部540の表示面に直接触れることで、情報入力可能なタッチパネル機能を有するとする。タッチパネル機能を有する入力部550は、ユーザが表示面にタッチした位置情報を、制御部510へ送信する。制御部510は、受信した位置情報に基づいて、所定の処理を行なう。
なお、コンピュータ1000は、コンピュータの種類に関わらず、タッチパネル機能を有していてもよい。以下においては、ユーザによる入力部550を使用した操作をインターフェース操作Pともいう。インターフェース操作Pは、たとえば、キーボード、マウス、タッチパネル機能等を使用した操作である。
通信部560は、外部装置や、ネットワーク70と通信する機能を有する。したがって、本実施の形態におけるコンピュータ1000は、ネットワーク70から、通信部560を介して、プログラムのダウンロード処理を行ない、記憶部530に格納することもできる。この場合、当該ダウンロードしたプログラムは、プログラム180である。制御部510は、ネットワーク70からダウンロードしたプログラム(プログラム180)に従って、所定の処理を行なう。
コンピュータ1000が、携帯可能なコンピュータである場合、通信部560は、無線通信を行なう機能(以下、無線通信機能ともいう)を有するとする。無線通信は、たとえば、IEEE802.11gに基づく通信である。また、無線通信は、たとえば、Bluetooth(登録商標)の規格に基づく通信である。なお、コンピュータ1000は、コンピュータの種類に関わらず、無線通信機能を有していてもよい。
記録媒体アクセス部570は、記録媒体600にデータアクセスする機能を有する。記録媒体アクセス部570は、制御部571と、バッファ572とを含む。バッファ572は、データを記憶するメモリである。バッファ572は、フラッシュメモリであるとする。制御部571は、制御部510からの指示に基づいて、各種処理を行なう。たとえば、制御部571は、制御部510からのアクセス指示に基づいて、記録媒体600にデータアクセスする。
記録媒体600には、前述したようにプログラム180が記憶される。記録媒体600に記憶されているプログラム180は、制御部510のインストール処理により、記録媒体アクセス部570内の制御部571により読み出され、制御部510が、プログラム180を、記憶部530に記憶させる。このインストール処理用プログラムは、予め、記憶部530に格納されており、インストール処理は、制御部510が、インストール処理用プログラムに基づいて行なう。
記録媒体600は、携帯可能な媒体である。記録媒体600は、ROM領域R61と、RAM領域R62とを有する。ROM領域R61は、新たにデータを記憶させることができない領域であって、かつ、予め記憶されたデータの読出しが可能な読出し専用領域である。RAM領域R62は、データの記憶および読出しが可能な領域である。
記録媒体600は、データを記憶可能なハイブリッドディスクである。記録媒体600は、たとえば、特開平9−180248号公報に開示されているような、ROM層と、RAM層とを有するハイブリッドディスクであるとする。この場合、記録媒体600のROM領域R61は、ROM層となる。また、記録媒体600のRAM領域R62は、RAM層となる。記録媒体600は、一例として、ブルーレイディスクである。
なお、記録媒体600は、ブルーレイディスクに限定されることなく、ROM領域と、RAM領域とを有する媒体であればどのような媒体であってもよい。また、記録媒体600は、ハイブリッドディスクに限定されることなく、RAM領域のみまたはROM領域のみを有する媒体であってもよい。
ここで、記録媒体600は、一例として、4つのROM層と、2つのRAM層とを有するとする。なお、これに限定されることなく、記録媒体600は、たとえば、3つのROM層と、1つのRAM層とを有していてもよい。
図2は、記録媒体600に記憶されるプログラムおよびデータの一例を示す図である。図2を参照して、ROM領域R61には、ブートローダー610と、判定用データテーブルと、OS(Operating System)631,632,633とが予め記憶されている。
OS631,632,633の各々は、実行されることにより実現可能な機能が異なるとする。OS631,632,633の各々は、実行が推奨されるコンピュータのスペックが異なるとする。OS631は、高機能なOSであるとする。OS631は、一例として、高速なCPUと、多くのメモリ容量を搭載するコンピュータで使用されることが推奨されるOSであるとする。
OS632,633は、携帯可能なコンピュータで使用されることが推奨されるOSであるとする。OS632は、OS631より要求されるコンピュータのスペックが低いOSであるとする。OS632は、一例として、携帯可能なPC(Personal Computer)で実行されるOSであるとする。OS633は、OS632より要求されるコンピュータのスペックがさらに低い低機能なOSであるとする。OS633は、一例として、PDA(Personal Digital Assistant)で実行されるOSであるとする。
なお、記録媒体600に記憶されるOSの数は、3つに限定されることなく、2つまたは4つ以上であってもよい。
記録媒体600の有する4つのROM層のうちの1つのROM層には、ブートローダー610および後述する判定用データテーブルが記憶されているとする。また、記録媒体600の有する4つのROM層のうち、ブートローダー610および判定用データテーブルが記憶されてない3つのROM層には、それぞれ、OS631,632,633が記憶されているとする。なお、これに限定されることなく、たとえば、OS631,632,633の各々は、複数のROM層に亘って記憶されていてもよい。
RAM領域R62には、前述したプログラム180が記憶される。なお、プログラム180は、RAM領域R62ではなく、ROM領域R61に記憶されていてもよい。また、RAM領域R62には、データが記憶される。当該データは、たとえば、OS上で動作するソフトウエア等により生成されたデータである。
RAM領域R62は、OS631,632,633において、共通に使用可能な領域である。具体的には、RAM領域R62に記憶されたデータは、OS631,632,633のいずれが実行された場合においても、実行されたOSからアクセス可能である。
たとえば、OS631が実行された状態で生成されたデータがRAM領域R62に記憶された後、OS632が実行された場合、OS632において、RAM領域R62に記憶されたデータの読出しおよび編集等が可能である。
(OSの起動)
次に、記録媒体600に記憶されている複数のOSのうち、1つのOSを起動させるための処理について説明する。
次に、記録媒体600に記憶されている複数のOSのうち、1つのOSを起動させるための処理について説明する。
まず、コンピュータ1000の電源が、オフの状態から、オンの状態になったときに行なわれる処理(以下、初期処理ともいう)について説明する。
ここで、コンピュータ1000は、据置型の高性能なPCであるとする。この場合、制御部510の内部クロック周波数は、一例として、2.4GHzであるとする。また、RAM532の容量は、2GB(ギガバイト)であるとする。また、電源部590の種類は、AC電源であるとする。また、入力部550は、タッチパネル機能を有するとする。また、通信部560は、無線通信機能を有するとする。この場合、コンピュータ1000のハードウエア情報を示すデータは、以下のハードウエアデータHD100となる。
また、記録媒体600のROM領域R61に記憶されている判定用データテーブルは、以下の判定用データテーブルJD200であるとする。
図3は、一例としてのハードウエアデータHD100を示す図である。図3を参照して、「CPU(GHz)」とは、制御部510の内部クロック周波数である。「メモリ容量」とは、RAM532の容量である。「電源種類」とは、電源部590の種類である。
図4は、一例としての判定用データテーブルJD200を示す図である。判定用データテーブルJD200は、3つの判定用データを含む。図4を参照して、判定用データテーブルJD200において、「番号」とは、判定用データを特定するための番号である。
判定用データテーブルJD200において、「アドレス」とは、記録媒体600のROM領域R61に記憶されている、OS631,632,633の各々を読み出すための先頭アドレスである。アドレス“0x10000000”,“0x20000000”,“0x30000000”は、それぞれ、OS631,632,633が記憶されている領域の先頭アドレスであるとする。すなわち、アドレス“0x10000000”,“0x20000000”,“0x30000000”は、それぞれ、OS631,632,633を特定するための情報である。
「条件A,B,C」とは、条件の内容を全て満たす判定用データが示すアドレスを選択するための項目である。たとえば、番号“1”の判定用データが示す条件A「クロック周波数≧2GHz」は、コンピュータのCPUの内部クロック周波数が、2GHz以上である場合、条件Aが満たされると判定される。
たとえば、番号“1”の判定用データが示す条件B「メモリ容量≧2GB」は、コンピュータが備えるRAMの容量が、2GB(ギガバイト)以上である場合、条件Bが満たされると判定される。たとえば、番号“1”の判定用データが示す条件C「電源種類=AC電源」は、コンピュータが備える電源の種類がAC電源である場合、条件Cが満たされると判定される。たとえば、番号“3”の判定用データが示す条件C「無線通信機能あり」は、コンピュータが無線通信機能を有する場合、条件Cが満たされると判定される。
図5は、初期処理のフローチャートである。図5を参照して、初期処理では、ステップS111の処理が行なわれる。
ステップS111では、制御部510が、ROM520からBIOSプログラム522を読出し、BIOSプログラム522を実行することにより、以下のBIOS処理を実行する。BIOS処理は、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、この初期処理は終了する。
図6は、BIOS処理のフローチャートである。図6を参照して、BIOS処理では、まず、ステップS120の処理が行なわれる。
ステップS120では、初期化処理が行なわれる。初期化処理では、制御部510が、コンピュータ1000内の各部を認識し、認識された各部を動作可能なように設定する。
この初期化処理により、制御部510は、コンピュータ1000のハードウエア情報を取得する。取得されるハードウエア情報は、たとえば、CPUの内部クロック周波数、メモリの容量、タッチパネル機能の有無の情報、電源の種類、無線通信機能の有無の情報、コンピュータ1000の種別を示す情報(以下、種別情報)等の情報である。そして、ステップS121に進む。
ステップS121では、制御部510が、記録媒体600に記憶されているブートローダー610を読み出させるためのブートローダー読出し指示を、記録媒体アクセス部570内の制御部571へ送信する。
制御部571は、ブートローダー読出し指示を受信すると、記録媒体600に記憶されているブートローダー610を読出し、ブートローダー610を、制御部510へ送信する。
制御部510は、ブートローダー610を受信すると、受信したブートローダー610を実行することにより、以下のOS起動処理を実行する。OS起動処理は、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、このBIOS処理は終了する。
図7は、OS起動処理のフローチャートである。図7を参照して、OS起動処理では、まず、ステップS211の処理が行なわれる。
ステップS211では、ハードウエア情報取得処理が行なわれる。ハードウエア情報取得処理では、制御部510が、図6のステップS120の初期化処理により取得されたハードウエア情報を取得する。そして、制御部510は、取得したハードウエア情報を示すデータ(以下、ハードウエアデータともいう)を、RAM532に記憶させる。ここで、RAM532に記憶されたハードウエアデータは、図3のハードウエアデータHD100であるとする。そして、ステップS212に進む。
ステップS212では、判定用情報取得処理が行なわれる。判定用情報取得処理では、制御部510が、記録媒体600に記憶されている判定用データテーブルを読み出させるための判定用データテーブル読出し指示を、制御部571へ送信する。
制御部571は、判定用データテーブル読出し指示を受信すると、記録媒体600に記憶されている判定用データテーブルを読出し、読み出した判定用データテーブルを、制御部510へ送信する。これにより、制御部510は、判定用データテーブルを取得する。そして、ステップS213に進む。
ステップS213では、アドレス取得処理が行なわれる。アドレス取得処理では、制御部510が、取得した判定用データテーブルに含まれる複数の判定用データのうち、対応する複数の条件を全て満たす判定用データ(以下、充足判定用データともいう)があるか否かを、RAM532に記憶されているハードウエアデータが示すハードウエア情報に基づいて判定する。
充足判定用データがあった場合、制御部510は、充足判定用データが示すアドレスを、OS読出しアドレスとして取得する。なお、充足判定用データがなかった場合、制御部510は、OS読出しアドレスを取得できないことになる。
ここで、取得した判定用データテーブルは、図4の判定用データテーブルJD200であるとする。また、RAM532に記憶されているハードウエアデータは、図3のハードウエアデータHD100であるとする。
この場合、ハードウエアデータHD100は、制御部510の内部クロック周波数が2.4GHzであることと、RAM532の容量が2GBであることと、電源部590の種類が、AC電源であることとを示す。
そのため、ハードウエアデータHD100が示すハードウエア情報は、判定用データテーブルJD200において、番号“1”の判定用データが示す条件A,B,Cを全て満たすことになる。すなわち、判定用データテーブルJD200の番号“1”の判定用データは、充足判定用データである。この場合、制御部510は、判定用データテーブルJD200の番号“1”の判定用データが示すアドレス“0x10000000”を、OS読出しアドレスとして取得する。
なお、ハードウエアデータHD100が示すハードウエア情報は、判定用データテーブルJD200において、番号“2”の判定用データが示す条件A,Bのいずれも満たさない。また、ハードウエアデータHD100が示すハードウエア情報は、判定用データテーブルJD200において、番号“3”の判定用データが示す、条件A,Bは満たさないが、条件Cは満たす。そして、ステップS214に進む。
ステップS214では、制御部510が、OS読出しアドレスを取得できたか否かを判定する。ステップS214において、YESならば、ステップS215に進む。一方、ステップS214において、NOならば、後述するステップS214Nに進む。ここでは、OS読出しアドレス“0x10000000”を取得したとして、ステップS215に進む。
ステップS215では、制御部510が、OS読出し指示を、制御部571へ送信する。OS読出し指示は、OS読出しアドレスで特定されるOSを、記録媒体600から読み出させるための指示である。そして、ステップS215の処理は終了する。
ここで、記録媒体アクセス部570では、以下のOS読み出し指示対応処理が行なわれている。OS読み出し指示対応処理は、他の処理とは独立して行なわれる処理である。
図8は、OS読み出し指示対応処理のフローチャートである。OS読み出し指示対応処理では、まず、ステップS271の処理が行なわれる。
ステップS271では、制御部571が、OS読出し指示を受信したか否かを判定する。ステップS271において、YESならば、ステップS272に進む。一方、ステップS271において、NOならば、再度、ステップS271の処理が行なわれる。ここでは、OS読出し指示を受信したとして、ステップS272に進む。
ステップS272では、OS読出しアドレスが有効であるか否かが判定される。具体的には、制御部571が、OS読出し指示により指示されるOS読出しアドレスが、記録媒体600に記憶されている複数のOSのいずれかを読み出すための先頭アドレスであるか否かが判定される。
ステップS272において、YESならば、ステップS273に進む。一方、ステップS272において、NOならば、後述するステップS272Nに進む。ここでは、YESと判定されたとして、ステップS273に進む。
ステップS273では、OS読出し処理が行なわれる。OS読出し処理では、制御部571が、OS読出し指示により指示されるOS読出しアドレスにより特定されるOSを、記録媒体600から読出し、読み出したOSを、記憶部530に記憶させる。
ここで、OS読出し指示により指示されるOS読出しアドレスは、“0x10000000”であるとする。アドレス“0x10000000”は、前述したように、OS631を読み出すための先頭アドレスである。この場合、制御部571は、記録媒体600から、OS631を読み出し、読み出したOS631を、記憶部530に記憶させる。そして、再度、ステップS271の処理が行なわれる。
ステップS272において、NOと判定された場合、ステップS272Nに進む。
ステップS272Nでは、制御部571が、エラーメッセージを、制御部510へ送信する。エラーメッセージは、たとえば、「指定されたアドレスは正しくありません」というメッセージである。そして、再度、ステップS271の処理が行なわれる。
ステップS272Nでは、制御部571が、エラーメッセージを、制御部510へ送信する。エラーメッセージは、たとえば、「指定されたアドレスは正しくありません」というメッセージである。そして、再度、ステップS271の処理が行なわれる。
再び、図7を参照して、ステップS215の処理の後、ステップS216に進む。
ステップS216では、制御部510が、記憶部530にOSが記憶されたか否かを判定する。ステップS216において、YESならば、ステップS217に進む。一方、ステップS216において、NOならば、後述するステップS221に進む。ここでは、前述の図8のステップS273のOS読出し処理により、記憶部530にOS631が記憶されたとして、ステップS217に進む。
ステップS216では、制御部510が、記憶部530にOSが記憶されたか否かを判定する。ステップS216において、YESならば、ステップS217に進む。一方、ステップS216において、NOならば、後述するステップS221に進む。ここでは、前述の図8のステップS273のOS読出し処理により、記憶部530にOS631が記憶されたとして、ステップS217に進む。
ステップS217では、OS実行処理が行なわれる。OS実行処理では、制御部510が、記憶部530に記憶されているOSを実行する。そして、このOS起動処理は終了する。
ステップS216において、NOならば、ステップS221に進む。
ステップS221では、制御部510が、制御部571から、エラーメッセージを受信したか否かを判定する。ステップS221において、YESならば、ステップS222に進む。一方、ステップS221において、NOならば、再度、ステップS216の処理が行なわれる。
ステップS221では、制御部510が、制御部571から、エラーメッセージを受信したか否かを判定する。ステップS221において、YESならば、ステップS222に進む。一方、ステップS221において、NOならば、再度、ステップS216の処理が行なわれる。
ステップS222では、エラー処理が行なわれる。エラー処理では、制御部510が、受信したエラーメッセージを、表示部540に表示させる。そして、このOS起動処理は終了する。
ステップS214において、NOならば、ステップS214Nに進む。
ステップS214Nでは、エラー処理Nが行なわれる。エラー処理Nでは、制御部510が、エラーメッセージNを、表示部530に表示させる。エラーメッセージNは、たとえば、「OSは起動できません」というメッセージである。そして、このOS起動処理は終了する。
ステップS214Nでは、エラー処理Nが行なわれる。エラー処理Nでは、制御部510が、エラーメッセージNを、表示部530に表示させる。エラーメッセージNは、たとえば、「OSは起動できません」というメッセージである。そして、このOS起動処理は終了する。
以上の処理により、コンピュータ1000のスペックに応じたOSを起動させることができるという効果を奏する。
次に、コンピュータ1000のスペックが、以下に示す場合の処理について説明する。まず、コンピュータ1000は、携帯可能なPCであるとする。この場合、制御部510の内部クロック周波数は、2GHzであるとする。また、RAM532の容量は、2GB(ギガバイト)であるとする。また、電源部590の種類は、バッテリーであるとする。また、入力部550は、タッチパネル機能を有さないとする。また、通信部560は、無線通信機能を有さないとする。この場合、コンピュータ1000のハードウエア情報を示すデータは、以下のハードウエアデータHD100Aとなる。
また、記録媒体600のROM領域R61に記憶されている判定用データテーブルは、図4の判定用データテーブルJD200であるとする。
図9は、一例としてのハードウエアデータHD100Aを示す図である。図9を参照して、ハードウエアデータHD100Aの各項目は、図3のハードウエアデータHD100の各項目と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
まず、コンピュータ1000の電源が、オフの状態から、オンの状態になったとする。この場合、前述した、図5の初期処理、図6のBIOS処理、図7のOS起動処理が、順に行なわれる。
ステップS211では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、RAM532に記憶されたハードウエアデータは、図9のハードウエアデータHD100Aであるとする。
ステップS212では、前述したのと同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、制御部510は、図4の判定用データテーブルJD200を取得したとする。
ステップS213では、前述したのと同様にアドレス取得処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。
ここで、取得した判定用データテーブルは、図4の判定用データテーブルJD200であるとする。また、RAM532に記憶されているハードウエアデータは、図9のハードウエアデータHD100Aであるとする。
この場合、ハードウエアデータHD100Aは、制御部510の内部クロック周波数が2GHzであることと、RAM532の容量が2GBであることと、電源部590の種類が、バッテリーであることとを示す。
この場合、ハードウエアデータHD100Aが示すハードウエア情報は、判定用データテーブルJD200において、番号“1”の判定用データが示す条件A,Bを満たすが、条件Cは満たさない。また、ハードウエアデータHD100Aが示すハードウエア情報は、判定用データテーブルJD200において、番号“2”の判定用データが示す条件Aは満たさないが、条件Bは満たす。また、ハードウエアデータHD100Aが示すハードウエア情報は、判定用データテーブルJD200において、番号“3”の判定用データが示す条件A,Cは満たさないが、条件Bは満たす。
すなわち、この場合、制御部510は、OS読出しアドレスを取得できない。この場合、ステップS214で、NOと判定され、前述したステップS214Nの処理が行なわれ、このOS起動処理は終了する。
(OS起動中の処理)
次に、コンピュータ1000において、図7のOS起動処理により、OSが起動されている状態において、制御部510がアプリケーション・プログラムを実行している場合の処理について説明する。具体的には、OS上でのアプリケーション・プログラムの実行中に生成されたデータを取り扱うための処理(以下、データ取り扱い処理ともいう)について説明する。
次に、コンピュータ1000において、図7のOS起動処理により、OSが起動されている状態において、制御部510がアプリケーション・プログラムを実行している場合の処理について説明する。具体的には、OS上でのアプリケーション・プログラムの実行中に生成されたデータを取り扱うための処理(以下、データ取り扱い処理ともいう)について説明する。
ここで、OS上で実行されているアプリケーション・プログラムは、一例として、文章を作成するためのプログラムであるとする。また、記録媒体600のRAM領域R62には、アプリケーション・プログラムの実行中に生成されたデータ(以下、アプリケーションデータともいう)が記憶されているとする。ここで、記録媒体600のRAM領域R62に記憶されているアプリケーションデータは、文章データであるとする。
図10は、データ取り扱い処理のフローチャートである。図10を参照して、データ取り扱い処理では、まず、ステップS311の処理が行なわれる。
ステップS311では、制御部510が、媒体対象読出し操作があるか否かを判定する。媒体対象読出し操作は、実行されているアプリケーション・プログラムに対応するアプリケーションデータを、記録媒体600から読み出すためのインターフェース操作Pである。
ステップS311において、YESならば、ステップS312に進む。一方、ステップS311において、NOならば、ステップS313に進む。ここでは、媒体対象読出し操作があったとして、ステップS312に進む。
ステップS312では、媒体対象読出し処理が行なわれる。媒体対象読出し処理では、制御部510が、媒体対象読出し指示を、制御部571へ送信する。媒体対象読出し指示は、媒体対象読出し操作により指定されたアプリケーションデータを、記録媒体600から読み出すための指示である。
制御部571は、媒体対象読出し指示を受信すると、記録媒体600のRAM領域R62に記憶されている、媒体対象読出し指示により特定されるアプリケーションデータを読み出す。そして、制御部571は、読み出したアプリケーションデータを、制御部510へ送信する。これにより、制御部510は、アプリケーションデータを受信する。
制御部510は、受信したアプリケーションデータに基づく画像を、表示部540に表示させる。ここで、受信したアプリケーションデータが、文章データであるとする。この場合、文章データが示す文章を示す画像が、表示部540に表示される。そして、ステップS313に進む。
ステップS313では、記憶操作があるか否かを判定する。記憶操作は、アプリケーション・プログラムの実行中に生成されたアプリケーションデータを記憶させるためのインターフェース操作Pである。ステップS313において、YESならば、ステップS314に進む。一方、ステップS313において、NOならば、ステップS315に進む。
ここでは、前述の媒体対象読出し操作により読み出されたアプリケーションデータが示す文章が、ユーザによるインターフェース操作Pにより編集されたとする。この場合、媒体対象読出し操作により読み出されたアプリケーションデータは更新される。そして、アプリケーションデータが更新された状態において、記憶操作があったとする。この場合、ステップS313において、YESと判定され、ステップS314に進む。なお、記憶操作は、アプリケーションデータが新規で生成された場合において行なわれる場合もある。
ステップS314では、データ記憶処理が行なわれる。データ記憶処理では、制御部510が、記憶操作により指定されるアプリケーションデータと、当該アプリケーションデータをバッファ572に記憶させるための記憶指示とを、制御部571へ送信する。
制御部571は、アプリケーションデータおよび記憶指示を受信すると、受信したアプリケーションデータを、バッファ572に記憶させる。そして、ステップS315に進む。
ステップS315では、バッファ対象読出し操作があるか否かを判定する。バッファ対象読出し操作は、バッファ572に記憶されているアプリケーションデータを読み出すためのインターフェース操作Pである。ステップS315において、YESならば、ステップS316に進む。一方、ステップS315において、NOならば、ステップS317に進む。ここでは、バッファ対象読出し操作があったとして、ステップS316に進む。
ステップS316では、バッファ対象読出し処理が行なわれる。バッファ対象読出し処理では、制御部510が、バッファ対象読出し操作により指定されるアプリケーションデータを、バッファ572から読み出す。そして、制御部510は、読み出したアプリケーションデータに基づく画像を、表示部540に表示させる。そして、ステップS317に進む。
ステップS317では、制御部510が、終了操作があるか否かを判定する。終了操作は、実行中のアプリケーション・プログラムを終了させるためのインターフェース操作Pである。ステップS317において、YESならば、このデータ取り扱い処理は終了する。一方、ステップS317において、NOならば、再度、ステップS311の処理が行なわれる。
以上のように、データ取り扱い処理では、アプリケーション・プログラムの実行中において、新規で生成されたアプリケーションデータまたは更新されたアプリケーションデータは、フラッシュメモリであるバッファ572に記憶される。そのため、記録媒体600にデータが記憶される回数を少なくすることができる。
一般的に、データの記録が可能な光ディスクは、フラッシュメモリ等のメモリよりもデータを記録させることが可能な回数ははるかに少ない。そのため、記録媒体600が光ディスクである場合、前述のデータ取り扱い処理が行なわれることにより、記録媒体600にデータが記憶される回数を少なくすることができ、その結果、記録媒体600の寿命を延ばすことができるという効果を奏する。
(シャットダウン)
次に、コンピュータ1000において、OSが起動されている状態において、OSを終了させための処理(以下、シャットダウン処理ともいう)について説明する。シャットダウン処理は、OSが実行されている場合において、他の処理とは独立して行なわれる処理である。
次に、コンピュータ1000において、OSが起動されている状態において、OSを終了させための処理(以下、シャットダウン処理ともいう)について説明する。シャットダウン処理は、OSが実行されている場合において、他の処理とは独立して行なわれる処理である。
ここで、バッファ572には、図10のデータ取り扱い処理により、アプリケーションデータが記憶されているとする。
図11は、シャットダウン処理のフローチャートである。図11を参照して、シャットダウン処理では、まず、ステップS411の処理が行なわれる。
ステップS411では、制御部510が、シャットダウン操作があるか否かを判定する。シャットダウン操作は、実行されているOSを終了させるためのインターフェース操作Pである。ステップS411において、YESならば、ステップS412に進む。一方、ステップS411において、NOならば、再度、ステップS411の処理が行なわれる。ここでは、シャットダウン操作があったとして、ステップS412に進む。
ステップS412では、制御部510が、バッファ572に、データが記憶されているか否かを判定する。ステップS412において、YESならば、ステップS413に進む。一方、ステップS412において、NOならば、後述するステップS414に進む。ここでは、バッファ572にアプリケーションデータが記憶されているとして、ステップS413に進む。
ステップS413では、データ移動処理が行なわれる。データ移動処理では、制御部510が、データ移動指示を、制御部571へ送信する。データ移動指示は、バッファ572に記憶されているデータを、記録媒体600のRAM領域R62に記憶させるとともに、バッファ572に記憶されているデータを消去させるための指示である。すなわち、データ移動指示は、バッファ572に記憶されているデータを、記録媒体600のRAM領域R62に移動させるための指示である。
制御部571は、データ移動指示を受信すると、バッファ572に記憶されているデータ(たとえば、アプリケーションデータ)を、記録媒体600のRAM領域R62に記憶させるとともに、バッファ572に記憶されているデータを消去する。そして、ステップS414に進む。
ステップS414では、終了処理が行なわれる。終了処理では、制御部510が、実行されているOSを終了させる。そして、制御部510は、コンピュータ1000の電源をオフにする。そして、このシャットダウン処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態では、コンピュータ1000のスペックに応じたOSを、コンピュータ1000において実行させる。したがって、コンピュータ1000の能力を有効に活用することができる。すなわち、コンピュータ1000のハードウエアを効率よく使用した環境を構築することができる。
また、複数のオペレーティング・システムのうち、1つのオペレーティング・システムをコンピュータ1000に実行させるためには、ユーザは、複数のオペレーティング・システムが記憶された記録媒体600を持ち運ぶだけでよい。すなわち、オペレーティング・システムを使用する必要がある状況において、高い利便性を提供することができるという効果を奏する。
また、携帯可能な記録媒体600は、OSが記憶されたROM領域R61と、データの記憶および読出しが可能なRAM領域R62とを有する。そのため、1つの記録媒体600により、OS(環境)を持ち運ぶことができ、OS上で作成されたデータを記憶させるメモリデバイス等を別途持ち運ぶ必要はない。
また、コンピュータ1000で実行されるOSは、新たにデータを記憶させることができない領域であって、かつ、予め記憶されたデータの読出しが可能な読出し専用領域としてのROM領域R61に記憶される。したがって、たとえば、ユーザの誤操作等により、ROM領域R61に記憶されているOSが消去されたりするのを防ぐことができる。すなわち、ROM領域R61に記憶されているOSそのものが論理的に壊れることを防ぐことができる。
また、本実施の形態では、コンピュータ1000で実行されたOS上において生成されたデータは、一度、バッファ572に記憶され、OSのシャットダウン時に、バッファ572に記憶されたデータを、記録媒体600のRAM領域R62に移動させる。したがって、コンピュータ1000が、たとえば、公共で利用されるコンピュータであっても、ユーザが作成したデータが、コンピュータ1000に残らないようにすることができる。また、コンピュータ1000が、たとえば、借りたコンピュータであっても、コンピュータ1000の環境を壊すことはない。
また、本実施の形態では、実行されたOS上において生成されたデータは、フラッシュメモリであるバッファ572に記憶される。そして、OSのシャットダウン時に、バッファ572に記憶されたデータを、記録媒体600のRAM領域R62に記憶(移動)させる。したがって、記録媒体600にデータが記憶される回数を少なくすることができる。
一般的に、データの記録が可能な光ディスクは、フラッシュメモリ等のメモリよりもデータを記録させることが可能な回数ははるかに少ない。そのため、記録媒体600が光ディスクである場合、前述のデータ取り扱い処理が行なわれることにより、記録媒体600にデータが記憶される回数を少なくすることができ、その結果、記録媒体600の寿命を延ばすことができるという効果を奏する。
<第1の実施の形態の変形例>
次に、第1の実施の形態とは、種類が異なる判定用データテーブルを使用して、図1のコンピュータ1000において、OSを起動させるための処理について説明する。第1の実施の形態の変形例で使用されるは、以下の判定用データテーブルJD200Aである。
次に、第1の実施の形態とは、種類が異なる判定用データテーブルを使用して、図1のコンピュータ1000において、OSを起動させるための処理について説明する。第1の実施の形態の変形例で使用されるは、以下の判定用データテーブルJD200Aである。
図12は、一例としての判定用データテーブルJD200Aを示す図である。判定用データテーブルJD200Aは、3つの判定用データを含む。図12を参照して、判定用データテーブルJD200Aの各項目は、図4の判定用データテーブルJD200の各項目と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
判定用データテーブルJD200Aにおいて、「条件」とは、条件の内容を満たす判定用データが示すアドレスを選択するための項目である。たとえば、番号“1”の判定用データが示す条件「種別が据置型PC」は、コンピュータの種別が据置型PCである場合、当該条件が満たされると判定される。
たとえば、番号“2”の判定用データが示す条件「種別が携帯型PC」は、コンピュータの種別が携帯型PCである場合、当該条件が満たされると判定される。たとえば、番号“3”の判定用データが示す条件「種別がPDA」は、コンピュータの種別がPDAである場合、当該条件が満たされると判定される。
(OSの起動)
次に、記録媒体600に記憶されている複数のOSのうち、1つのOSを起動させるための処理について説明する。
次に、記録媒体600に記憶されている複数のOSのうち、1つのOSを起動させるための処理について説明する。
ここで、コンピュータ1000は、据置型の高性能なPCであるとする。また、第1の実施の形態の変形例において使用される記録媒体600は、図2で説明した記録媒体600であるとする。また、記録媒体600のROM領域R61に記憶されている判定用データテーブルは、図12の判定用データテーブルJD200Aであるとする。
まず、コンピュータ1000の電源が、オフの状態から、オンの状態になったとき行なわれる処理(以下、初期処理Aともいう)について説明する。
図13は、初期処理Aのフローチャートである。図13を参照して、初期処理Aでは、ステップS111Aの処理が行なわれる。
ステップS111Aでは、制御部510が、ROM520からBIOSプログラム522を読出し、BIOSプログラム522を実行することにより、以下のBIOS処理Aを実行する。BIOS処理Aは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、この初期処理Aは終了する。
図14は、BIOS処理Aのフローチャートである。図14を参照して、BIOS処理Aでは、まず、ステップS120の処理が行なわれる。
ステップS120では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、ハードウエア情報が取得される。
取得されたハードウエア情報は、コンピュータ1000の種別を示す種別情報を示すとする。種別情報は、一例として、ROM520に記憶されているとする。この場合、制御部510は、ROM520から種別情報を読み出すことにより、種別情報を取得する。そして、ステップS121Aに進む。
ステップS121Aでは、制御部510が、記録媒体600に記憶されているブートローダー610を読み出させるためのブートローダー読出し指示を、記録媒体アクセス部570内の制御部571へ送信する。
制御部571は、ブートローダー読出し指示を受信すると、記録媒体600に記憶されているブートローダー610を読出し、ブートローダー610を、制御部510へ送信する。
制御部510は、ブートローダー610を受信すると、受信したブートローダー610を実行することにより、以下のOS起動処理Aを実行する。OS起動処理Aは、他の処理とは独立して行なわれる処理である。そして、このBIOS処理Aは終了する。
図15は、OS起動処理Aのフローチャートである。図15を参照して、図7のステップ番号と同じステップ番号の処理は、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。OS起動処理Aでは、まず、ステップS211Aの処理が行なわれる。
ステップS211Aでは、ハードウエア情報取得処理Aが行なわれる。ハードウエア情報取得処理Aでは、制御部510が、図14のステップS120の初期化処理により取得されたハードウエア情報を取得する。コンピュータ1000の種別を示す種別情報を示すとする。ここで、種別情報は、「据置型PC」を示すとする。
ステップS212では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、制御部510は、図12の判定用データテーブルJD200Aを取得したとする。そして、ステップS213Aに進む。
ステップS213Aでは、アドレス取得処理Aが行なわれる。アドレス取得処理Aでは、制御部510が、取得した判定用データテーブルに含まれる複数の判定用データのうち、対応する条件を満たす判定用データ(以下、充足判定用データともいう)があるか否かを、取得した種別情報に基づいて判定する。
充足判定用データがあった場合、制御部510は、充足判定用データが示すアドレスを、OS読出しアドレスとして取得する。なお、充足判定用データがなかった場合、制御部510は、OS読出しアドレスを取得できないことになる。
ここで、取得した判定用データテーブルは、図12の判定用データテーブルJD200Aであるとする。また、取得した種別情報は、「据置型PC」を示すとする。この場合、判定用データテーブルJD200Aの番号“1”の判定用データは、充足判定用データである。この場合、制御部510は、判定用データテーブルJD200Aの番号“1”の判定用データが示すアドレス“0x10000000”を、OS読出しアドレスとして取得する。
ステップS214,S215では、第1の実施の形態で説明した処理と同様な処理が行なわれるので詳細な説明は繰り返さない。この処理により、OS読出しアドレス“0x10000000”で特定されるOSを、記録媒体600から読み出させるためのOS読出し指示が、制御部571へ送信される。
記録媒体アクセス部570では、第1の実施の形態と同様、図8のOS読み出し指示対応処理が行なわれている。
OS読み出し指示対応処理において、ステップS271,S272,S273の処理が行なわれることにより、制御部571は、記録媒体600から、OS631を読み出し、OS631を、記憶部530に記憶させる。
再び、図15を参照して、ステップS215の処理の後、第1の実施の形態と同様に、ステップS216,S217の処理が行なわれる。
以上の処理により、コンピュータ1000の種別に応じたOSを起動させることができるという効果をそうする。
なお、図15のステップS211Aにより取得された種別情報が、たとえば、「サーバPC」を示す場合、ステップS213Aのアドレス取得処理Aで、制御部510は、OS読出しアドレスを取得できず、図15のステップS214で、NOと判定され、前述したステップS214Nの処理が行なわれ、このOS起動処理Aは終了する。
なお、本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、図10のデータ取り扱い処理、図11のシャットダウン処理が行なわれる。
以上説明したように、本実施の形態では、コンピュータ1000の種別に応じたOSを、コンピュータ1000において実行させる。すなわち、コンピュータ1000の種別に適した環境を構築することができる。
また、複数のオペレーティング・システムのうち、1つのオペレーティング・システムをコンピュータ1000に実行させるためには、ユーザは、複数のオペレーティング・システムが記憶された記録媒体600を持ち運ぶだけでよい。すなわち、オペレーティング・システムを使用する必要がある状況において、高い利便性を提供することができるという効果を奏する。
また、本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、図10のデータ取り扱い処理、図11のシャットダウン処理が行なわれるので、第1の実施の形態の奏する効果を得ることができる。
(機能ブロック図)
図16は、第1の実施の形態および第1の実施の形態の変形例における、コンピュータ1000の制御部510の機能ブロック図である。
図16は、第1の実施の形態および第1の実施の形態の変形例における、コンピュータ1000の制御部510の機能ブロック図である。
図16を参照して、制御部510は、取得部511と、読出し部512と、実行部513と、機能情報取得部514と、格納部515とを含む。
記録媒体600は、複数のオペレーティング・システムと、複数のオペレーティング・システムをそれぞれ特定する複数の特定情報とを記憶する。
取得部511は、コンピュータ1000の起動時に、複数の特定情報のいずれかを取得する。読出し部512は、取得部511により取得された特定情報が特定するオペレーティング・システムを、記録媒体600から読み出す。実行部513は、読出し部512に読み出されたオペレーティング・システムを実行する。
機能情報取得部514は、コンピュータの機能を示す機能情報を取得する。取得部511は、機能情報取得部514が取得した機能情報に基づいて、複数の特定情報のいずれかを取得する。
バッファ572は、実行されているオペレーティング・システム上で動作するアプリケーション・プログラムの実行中に生成されたデータを記憶する。格納部515は、実行されているオペレーティング・システムを終了させる場合、バッファ572に記憶されているデータを、記録媒体600のRAM領域R62に記憶させる。
なお、制御部510に含まれる、取得部511、読出し部512、実行部513、機能情報取得部514および格納部515の全てまたは一部は、ハードウエアで構成されてもよい。また、取得部511、読出し部512、実行部513、機能情報取得部514および格納部515の全てまたは一部は、制御部510により実行されるプログラムのモジュールであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
70 ネットワーク、180 プログラム、510 制御部、530 記憶部、600 記録媒体、1000 コンピュータ。
Claims (11)
- 携帯可能な記録媒体にデータアクセス可能なコンピュータであって、
前記記録媒体は、複数のオペレーティング・システムと、前記複数のオペレーティング・システムをそれぞれ特定する複数の特定情報とを記憶し、
前記コンピュータの起動時に、前記複数の特定情報のいずれかを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された特定情報が特定するオペレーティング・システムを、前記記録媒体から読み出す読出し手段と、
前記読出し手段に読み出されたオペレーティング・システムを実行する実行手段とを備える、コンピュータ。 - 前記コンピュータの機能を示す機能情報を取得する機能情報取得手段をさらに備え、
前記取得手段は、前記機能情報取得手段が取得した前記機能情報に基づいて、前記複数の特定情報のいずれかを取得する、請求項1に記載のコンピュータ。 - 前記記録媒体は、新たにデータを記憶させることができない領域であって、かつ、予め記憶されたデータの読出しが可能な読出し専用領域を有し、
前記複数のオペレーティング・システムおよび前記複数の特定情報は、前記読出し専用領域に予め記憶されている、請求項1または2に記載のコンピュータ。 - 前記記録媒体は、データの記憶および読出しが可能な記憶領域を有し、
前記記憶領域には、実行されている前記オペレーティング・システム上で動作するアプリケーション・プログラムの実行中に生成されたデータが記憶される、請求項1〜3のいずれかに記載のコンピュータ。 - 実行されている前記オペレーティング・システム上で動作するアプリケーション・プログラムの実行中に生成されたデータを記憶する記憶手段と、
実行されている前記オペレーティング・システムを終了させる場合、前記記憶手段に記憶されているデータを、前記記憶領域に記憶させる格納手段とをさらに備える、請求項4に記載のコンピュータ。 - コンピュータが実行するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
前記記録媒体は、複数のオペレーティング・システムと、前記複数のオペレーティング・システムをそれぞれ特定する複数の特定情報とを記憶し、
前記プログラムは、前記コンピュータに、
前記コンピュータの起動時に、前記複数の特定情報のいずれかを取得するステップと、
前記取得するステップにより取得された特定情報が特定するオペレーティング・システムを、前記記録媒体から読み出すステップと、
前記読み出すステップにより読み出されたオペレーティング・システムを実行するステップとを実行させる、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 前記プログラムは、前記コンピュータに、
前記コンピュータの機能を示す機能情報を取得するステップをさらに実行させ、
前記複数の特定情報のいずれかを取得するステップは、前記機能情報を取得するステップにより取得された前記機能情報に基づいて、前記複数の特定情報のいずれかを取得する、請求項6に記載の記録媒体。 - 前記記録媒体は、新たにデータを記憶させることができない領域であって、かつ、予め記憶されたデータの読出しが可能な読出し専用領域を有し、
前記複数のオペレーティング・システムおよび前記複数の特定情報は、前記読出し専用領域に予め記憶されている、請求項6または7に記載の記録媒体。 - 前記記録媒体は、データの記憶および読出しが可能な記憶領域を有し、
前記記憶領域には、実行されている前記オペレーティング・システム上で動作するアプリケーション・プログラムの実行中に生成されたデータが記憶される、請求項6〜8のいずれかに記載の記録媒体。 - 前記コンピュータは、実行されている前記オペレーティング・システム上で動作するアプリケーション・プログラムの実行中に生成されたデータを記憶する記憶部を備え、
前記プログラムは、前記コンピュータに、
実行されている前記オペレーティング・システムを終了させる場合、前記記憶部に記憶されているデータを、前記記憶領域に記憶させるステップをさらに実行させる、請求項9に記載の記録媒体。 - 携帯可能な記録媒体にデータアクセス可能なコンピュータが実行する情報処理方法であって、
前記記録媒体は、複数のオペレーティング・システムと、前記複数のオペレーティング・システムをそれぞれ特定する複数の特定情報とを記憶し、
前記コンピュータが、前記コンピュータの起動時に、前記複数の特定情報のいずれかを取得するステップと、
前記コンピュータが、前記取得するステップにより取得された特定情報が特定するオペレーティング・システムを、前記記録媒体から読み出すステップと、
前記コンピュータが、前記読み出すステップにより読み出されたオペレーティング・システムを実行するステップとを備える、情報処理方法。
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