JP2009301312A - プリンタドライバ - Google Patents

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Abstract

【課題】機能が異なる複数種類の画像形成装置を不具合なく制御することができるユニバーサルプリンタドライバを提供する。
【解決手段】要求先の画像形成装置の指定を受け付けるプリンタ選択部301、プリントデータの印刷条件を受け付ける印刷条件設定部302、受け付けた印刷条件のうち、要求先がサポートしていない機能を用いたデータ加工が必要な印刷条件について、要求に先立ち、当該印刷条件に従ってプリントデータを加工する事前加工部306、受け付けた印刷条件のうち、指定された要求先がサポートしている機能を用いる印刷条件にてPJLコマンドを生成するPJL生成部308、及び加工後のプリントデータに基づいてPDLデータを生成するPDL生成部307としてコンピュータを機能させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、プリンタドライバに関し、特に、機能が異なる複数種類の画像形成装置を制御するユニバーサルプリンタドライバに関する。
プリンタドライバは、プリンタの機能を制御するためのドライバソフトである。従来、プリンタによってサポートする機能や制御プロトコルが異なるために、通常はプリンタ毎に専用のプリンタドライバを用いる。
しかし、近年、LAN上に機種の異なるプリンタが複数台接続されるユースケースが増え、このようなユースケースでの利便性を高めるために、複数種類のプリンタを1のプリンタドライバで制御可能とするユニバーサルプリンタドライバが利用されている。
ユニバーサルプリンタドライバとしては、例えば、機種毎にプリンタドライバをモジュール化しておき、印刷要求先のプリンタに応じて使用するモジュールを切り替える構成が考えられる。しかし、このような構成では、プリンタドライバのプログラムサイズが大きくなるという問題がある。
そこで、制御プロトコルが共通な機種に限定して1つのモジュールで対応したユニバーサルプリンタドライバが用いられている。
特開2003−91387号公報
しかしながら、制御プロトコルが共通な機種に限定して対応したユニバーサルプリンタドライバでは、制御プロトコルは共通であっても、プリンタドライバで設定可能な印刷条件に関する機能をサポートしていないプリンタにおいて、印刷に不具合を引き起こすおそれがある。このため、制御プロトコルが共通なプリンタの中でも、さらに制御できるプリンタの機種が限定されてしまう。かと言って、制御プロトコルが共通な全ての機種が備える機能のみ限定して制御する構成では、特殊な機能を有する上位機種の機能が利用できなくなるという問題がある。
本発明はかかる問題に鑑み、一部の機種の画像形成装置のみがサポートする機能を利用可能でありながら、このような機能をサポートしていない画像形成装置も不具合なく利用することができるプリンタドライバを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るプリンタドライバは、機能が異なる複数種類の画像形成装置に対してプリントデータの印刷を要求させるプリンタドライバであって、要求先の画像形成装置の指定を受け付ける要求先受付手段、プリントデータの印刷条件を受け付ける印刷条件受付手段、受け付けた印刷条件のうち、指定された要求先がサポートしていない機能を用いたデータ加工が必要な印刷条件については、要求に先立ち、当該印刷条件に従ってプリントデータを加工する事前加工手段、及び、受け付けた印刷条件のうち、指定された要求先がサポートしている機能を用いる印刷条件と、事前加工手段による加工後のプリントデータとにて、前記要求先に印刷を要求する要求手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
課題を解決するための手段に記載の構成により、本発明に係るプリンタドライバは、設定した印刷条件に関する機能をサポートしていない画像形成装置に対しては、印刷条件に従ってプリントデータを加工した後に印刷を要求することができる。逆に、設定した印刷条件に関する機能をサポートしている画像形成装置に対しては、コンピュータにおいてプリントデータを加工することなく、画像形成装置の側で印刷条件に従ってデータ加工をするように印刷を要求することができる。
従って、本発明に係るプリンタドライバによれば、一部の機種の画像形成装置のみがサポートする機能を有効に利用しつつ、このような機能をサポートしていない画像形成装置も不具合なく利用することができ、さらに、何れの画像形成装置からも、同様の印刷結果を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
<1. 使用形態>
図1は、本発明に係るプリンタドライバの使用の形態を示す図である。本発明に係るプリンタドライバ300は、コンピュータプログラムであり、PC100において実行される。
PC100は、ネットワーク上で画像形成装置200、201、202と接続されており、プリンタドライバ300を実行することで実現される機能により、何れの画像形成装置に対しても同一のページ記述言語(page-description language:PDL)、及びプリンタジョブ言語(Printer Job Language:PJL)を用いて、印刷ジョブを出力することができる。
画像形成装置200、201、202は、共通の制御プロトコルにより制御される画像形成装置である。図2、図3、図4は、それぞれ画像形成装置200、201、202における画像処理制御に関する機能構成を示すブロック図である。
画像形成装置200は、大容量のメモリを内蔵するコピー機がベースのMFPであり、画像処理制御に関する機能構成として、画像処理制御部211、受信データ解析部212、画像データ生成部213、レイアウト生成制御部214、モノクローム化制御部215、画像データ送信部216を備える。このうちレイアウト生成制御部214は、印刷レイアウトに関するプリントデータのデータ加工を処理する機能ブロックである。例えば、PC100からPJLコマンドを用いて2in1、4in1等、一枚の用紙に複数のページを印刷するN−up印刷が指示された場合には、PDLで記述された印刷ジョブ(以下、PDLデータという)からメモリ上に印刷イメージを展開し、展開した印刷イメージをPJLコマンドで指定されたページ数並置したものを、用紙一枚分のサイズにリサイズする。モノクローム化制御部215は、PJLコマンドを用いてカラー画像のモノクローム印刷が指示された場合に、PDLデータから得られるカラー画像をモノクロ画像に画像変換する機能ブロックである。
画像形成装置201、202は、卓上用の小型プリンタであり大容量のメモリを有していないため、プリントデータに対するデータ加工が必要な一部の機能をサポートしていない。具体的には、画像形成装置201は、画像形成装置200に比較して、レイアウト生成制御部214を備えておらず、画像形成装置200と同じPJLでの制御を受けるが、N−up印刷を指示するPJLコマンドには対応できない。また、画像形成装置202は、画像形成装置200に比較して、レイアウト生成制御部214、及びモノクローム化制御部215を備えておらず、N−up印刷を指示するPJLコマンド、及び、カラー画像のモノクローム印刷を指示するPJLコマンドには対応できない。以上が、本発明に係るプリンタドライバの使用形態についての説明である。
<2.プリンタドライバ300>
次に、プリンタドライバ300の詳細について説明する。プリンタドライバ300は、PC100上で実行中のアプリケーションプログラムにおいて、データの印刷が指示された際に利用されるドライバソフトであり、印刷要求先の画像形成装置の指定や、印刷枚数、レイアウト等の印刷条件を受け付け、指定の画像形成装置をコントロールする。これらの機能は、PC100においてCPUが内蔵HDDに記録されているプリンタドライバ300を実行することで実現される。図5は、画像形成装置へ印刷を要求する処理に関するプリンタドライバ300の機能構成を示す図である。
プリンタドライバ300は、印刷要求処理に関する機能ブロックとして、プリンタ選択部301、印刷条件設定部302、判定部303、制御部305、事前加工部306、PDL生成部307、PJL生成部308を備える。
<2.1.プリンタ選択部301>
プリンタ選択部301は、要求先受付手段として機能する機能ブロックであり、PC100が内蔵するHDDに保存されている設定データを読み出し、設定データで指定されている印刷要求先の画像形成装置を判定部303へ通知する。ユーザが設定の変更を望む場合には、ユーザ操作に応じてPC100のモニタに図6に示すプロパティ設定画面を表示し、図中の破線囲みAに示す「プリンタ選択」コンボボックスでユーザ操作により選択された画像形成装置を印刷要求先として、設定データを上書きした上で、判定部303に通知する。
<2.2.印刷条件設定部302>
印刷条件設定部302は、内蔵HDDから設定データを読み出し、設定データに記載されている印刷条件を判定部303へ通知することで、印刷条件受付手段として機能する。ユーザが設定の変更を望む場合には、ユーザ操作に応じてPC100のモニタにプロパティ設定画面を表示し、プロパティ設定画面に対するユーザ操作に応じて設定データの印刷条件を更新した上で、判定部303に通知する。印刷条件設定部302において受け付けられる印刷条件のうち、プリントデータに対するデータ加工が必要なものとしては、N−up印刷の印刷条件、モノクローム印刷の要否等がある。具体的には、図7のようにプロパティ設定画面で「レイアウト」タブを選択することで表示される項目で、破線囲みBに示す「ページ割付」チェックボックスをチェックし、コンボボックスで2in1、4in1等のレイアウトを選択することで、ユーザは所望のN−up印刷の印刷条件を設定することができる。また、破線囲みCに示す「モノクローム化」チェックボックスをチェックしておくことで、カラー画像をモノクローム化して印刷するよう設定することができる。これらの、プリントデータに対するデータ加工が必要な印刷条件は、印刷要求先の画像形成装置が何れであっても、プロパティ設定画面の項目が入力不可能な状態とされず、印刷条件を設定することができる。例えば、N−up印刷機能を備えていない画像形成装置201が「プリンタ選択」コンボボックスで選択されたとしても、「ページ割付」に関する項目に入力可能であり、印刷条件を設定することができる。
印刷条件設定部302はさらに、設定データの記載内容のうち、プロパティ設定画面の破線囲みDに示す「レイアウト処理選択」ラジオボタンで何れの項目が選択されたかにより決定した事項を判定部303へ通知することで、優先設定手段としても機能する。
<2.3.判定部303>
判定部303は、印刷条件設定部302から通知された印刷条件のうち、プリントデータのデータ加工が必要なものを、PC100にて処理するか、印刷要求先の画像形成装置にて処理するかを判定する機能ブロックである。具体的には、破線囲みDのラジオボタンで「PCで処理」が選択された場合には、プリントデータに対するデータ加工が必要な全ての印刷条件について、データ加工をPC100で処理すると判定する。破線囲みDのラジオボタンで「可能か限りプリンタで処理」が選択された場合には、それぞれの画像形成装置がどのような機能をサポートしているか否かを示すプリンタ機能テーブル304を参照し、要求先の画像形成装置がサポートしている機能に係る印刷条件については、データ加工を要求先の画像形成装置にて処理すると判定し、要求先がサポートしていない機能に係る印刷条件については、PC100にてデータ加工を処理すると判定する。プリンタ機能テーブル304は、PC100の内蔵HDDに保存されているテーブルであり、図8に示すように、画像形成装置の機種毎にどのような機能をサポートしているかを示している。
<2.4.制御部305>
制御部305は、印刷条件設定部302において設定された印刷条件に基づいて、印刷ジョブを示すPDLデータ、及びPJLコマンドの生成を制御する機能ブロックであり、プリントデータのデータ加工が必要な印刷条件のうち、判定部303にてPC100でデータ加工すると判定されたものについては、事前加工部306へ印刷条件に応じたプリントデータのデータ加工を指示し、それ以外の印刷条件については、PJL生成部308に印刷条件に応じたPJLコマンドの生成を指示する。
<2.5.事前加工部306>
事前加工部306は、事前加工手段として機能する機能ブロックであり、アプリケーションプログラムから印刷を依頼されたプリントデータに対して、制御部305から指示されたデータ加工を施し、加工後のプリントデータをPDL生成部307へ出力する。例えば、プリントデータを2in1で印刷する印刷条件を処理するように制御部305から指示された場合、事前加工部306では、PC100が内蔵するメモリ上にプリントデータの印刷イメージを展開し、展開した印刷イメージを2ページ分並置したものを用紙一枚分のサイズにリサイズした加工後のプリントデータを生成する。尚、制御部305から何れのデータ加工も指示されなかった場合には、事前加工部306は、アプリケーションプログラムから印刷を依頼されたプリントデータを、そのままPDL生成部307へ出力する。
<2.6.PDL生成部307>
PDL生成部307、及びPJL生成部308は、要求手段として機能する機能ブロックである。このうちPDL生成部307は、事前加工部306が出力したプリントデータから、印刷ジョブの内容を示すPDLデータを生成し、プリンタ選択部301にて選択された要求先の画像形成装置へ出力する。
<2.7.PJL生成部308>
PJL生成部308は、制御部305から指示された印刷条件について、PJLコマンドを生成し、プリンタ選択部301にて選択された要求先の画像形成装置へ出力する。ここで制御部305からPJL生成部308へ指示される印刷条件とは、プリントデータのデータ加工が必要な印刷条件のうち、要求先の画像形成装置でデータ加工すると判定部303にて判定された印刷条件、及び、プリントデータのデータ加工が必要ない印刷条件である。
以上が、プリンタドライバ300の機能構成についての説明である。
<3.プリンタドライバ300の動作>
以下に、プリンタドライバ300における画像形成装置へ印刷を要求する処理の動作の流れについて説明する。図9は、プリンタドライバ300において画像形成装置へ印刷を要求する処理の処理手順を示すフローチャートである。
プリンタドライバ300が起動されると、アプリケーションプログラムから印刷依頼がなされることを待ち受けるステップS1のループが実行される。アプリケーションプログラムにおいて印刷操作がなされ、アプリケーションからプリントデータを受け付けると(ステップS101:Yes)、プリンタ選択部301において、HDDに保存されている設定データ、及びプリンタ機能テーブルを読み出し、設定データにより示される要求先の画像形成装置がサポートしている機能の種類を取得する(ステップS102)。その後、印刷条件設定部302において、印刷条件、及び、プロパティ設定画面の破線囲みDで設定された項目を設定データから取得し、それぞれの印刷条件について、ステップS105からステップS108のループ処理を繰り返す。
例えば、印刷要求先に画像形成装置200が指定され、データ加工を可能な限りプリンタで処理するよう設定データに設定され、印刷条件として、(1)印刷部数2部、(2)モノクローム化、(3)2in1で印刷、という3つの印刷条件が設定データに記載されている場合、図8に示すように画像形成装置200は何れの印刷条件についても必要な機能をサポートしているので、全ての印刷条件についてステップS108の処理手順でPJLコマンドが生成出力され、プリントデータは加工されることなくステップS109でPDLデータに変換出力される。
同じ印刷条件で印刷要求先に画像形成装置201が指定された場合、図8に示すように画像形成装置201はN−up印刷以外の機能をサポートしているので、(1)印刷部数2部、及び(2)モノクローム化については、ステップS108の処理手順でPJLコマンドが生成され、(3)2in1で印刷という印刷条件に従ってステップS107でプリントデータが加工される。ステップS109では、ステップS107で加工されたプリントデータがPDLデータに変換出力される。
上述の動作により、要求先として画像形成装置200が指定された場合と、要求先として画像形成装置201が指定された場合とでは、異なる内容のPDLデータ、PJLコマンドが出力される。しかし、N−up印刷機能を有する画像形成装置200では、モノクローム化、2in1の2つの印刷条件を自装置にて処理して印刷物を2部出力し、一方、N−up印刷機能を有していない画像形成装置201では、既に2in1加工がなされたPDLデータに、モノクローム化の印刷条件を自装置にて処理して印刷物を2部出力する。この結果、画像形成装置200、画像形成装置201の何れを用いても、同様の印刷結果を得ることができる。
<4.まとめ>
以上、本実施の形態によれば、設定した印刷条件に関する機能をサポートしていない画像形成装置に対しては、コンピュータの側で印刷条件に従ってプリントデータを加工した後に印刷を要求することができる。逆に、設定した印刷条件に関する機能をサポートしている画像形成装置に対しては、コンピュータにおいてプリントデータを加工することなく、画像形成装置の側で印刷条件に従ってデータ加工を処理するように印刷を要求することができる。
従って、本発明に係るプリンタドライバによれば、一部の機種の画像形成装置のみがサポートする機能を有効に利用しつつ、このような機能をサポートしていない画像形成装置も不具合なく利用することができ、さらに、何れの画像形成装置からも、同様の印刷結果を得ることができる。
また、プリントデータの印刷要求は、プリントデータから生成したPDLデータの出力によりなされるため、同じ種類のPDLに対応した複数種類の画像形成装置を同様に制御することができる。
また、特許文献1には、アプリケーションプログラムにおいて処理可能なレイアウト処理は、プリンタドライバの設定を無効化し、アプリケーションプログラムにてデータ加工する技術が開示されている。しかし、このような技術では、画像形成装置で処理可能な機能までアプリケーションプログラムを実行するコンピュータで処理することになり、コンピュータのCPUやメモリ資源への負担が大きくなる。特に、N−up印刷機能に係る処理では、一枚の用紙にレイアウトするページ数が多いと大容量のメモリ資源が必要となり、コンピュータ資源への負担が大きい。これに対して、本発明に係るプリンタドライバでは、画像形成装置で処理可能な機能については、画像形成装置側へ処理を要求することができるため、コンピュータ資源をユーザ作業のために有効に活用することができる。
ただし、LAN上の画像形成装置を多人数で共有しているユースケースで、特定の画像形成装置の使用頻度が高い場合には、当該画像形成装置での処理負荷を低減することが好ましいこともある。本実施の形態によれば、画像形成装置でのデータ加工を優先しない旨の設定により、要求先の画像形成装置がサポートしている機能についても、コンピュータ側でデータ加工を処理することができる。これにより、印刷要求先の画像形成装置で必要となるデータ加工の処理負荷を低減することができる。尚、画像形成装置でのデータ加工を優先しない旨の設定がなされた場合にも、N−up印刷のようにCPU、メモリ資源への負担が大きい機能に係るデータ加工のみ、コンピュータ側でデータ加工を処理し、CPU、メモリ資源への負担が少ないモノクローム化等の機能については、画像形成装置側でデータ加工を処理する構成としてもよい。
<5.変形例>
画像形成装置によっては、PDF形式やマルチTIFF形式等の汎用的なファイル形式を解釈する機能を備え、PDLで記述されたデータに限らず、PDF形式やマルチTIFF形式等のファイルを用いて印刷ジョブを受け付けることができる機種がある。このような機種の画像形成装置を制御対象に含む場合には、プリンタドライバ300において、図10に示すように印刷要求処理を制御することが好ましい。
具体的には、図10に示す処理の流れは、図9に示す処理の流れと比較して、ステップS204、ステップS205、及びステップS206の処理手順を追加したものである。これらステップS204乃至ステップS206は、制御部305において処理される処理手順であある。
より詳細には、ステップS204では、プリントデータがPDF等、印刷要求先の画像形成装置において解釈可能なファイル形式であるか否かを判定し、要求先の画像形成装置において解釈可能なファイル形式であれば(ステップS204:Yes)、ステップS205においてプリントデータをそのままのファイル形式で要求先の画像形成装置へ出力する。一方、プリントデータが要求先の画像形成装置において解釈可能なファイル形式でなければ(ステップS204:No)、ステップS206において、PDFからプリンタドライバで処理可能なデータ形式に変換した上で、図9に示す処理の流れと同様に、ステップS207以降の処理を実行する。このような変形例では、制御部305が、代替要求手段として機能する。
以上の変形例によれば、画像形成装置の資源をより一層有効に活用することができ、コンピュータ側での処理負荷のさらなる低減が可能となる。
<6.その他の変形例>
以上、本発明に係るプリンタドライバについて、上記の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限られない。例えば、以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施の形態では、印刷要求先となりうる各画像形成装置がサポートする機能を示す情報を、予めコンピュータが内蔵するHDDに保存しておき、この情報を参照することで、印刷条件に係る機能を要求先の画像形成装置がサポートしているか否かを判定する構成を示した。しかし、印刷条件に係る機能を要求先の画像形成装置がサポートしているか否かの情報は他の手法により得る構成としてもよい。例えば、ネットワークを介して、要求先の画像形成装置に対して、サポートしている機能を問い合わせる信号を送信し、この信号に対する画像形成装置からの返信から上記判定を実施する構成も可能である。
(2)上記実施の形態では、データ加工が必要な条件について、要求先の如何に関わらず同一のプロパティ設定画面を表示し、入力を受け付けるとした。
しかしながら、両面印刷、ステープル仕上げ、パンチ穴仕上げ等、画像形成装置において専用のハードウェアを要する機能については、プロパティ設定画面において、印刷要求先の画像形成装置が有していない専用ハードウェアに関する項目を、入力不可能な状態とするよう構成してもよい。
(3)上記実施の形態及び上記変形例をそれぞれ組み合わせるとしてもよい。
本発明は、機能が異なる複数種類の画像形成装置を制御するユニバーサルプリンタドライバに利用可能である。
本発明に係るプリンタドライバの使用の形態を示す図 画像形成装置200における画像処理制御に関する機能構成を示すブロック図 画像形成装置201における画像処理制御に関する機能構成を示すブロック図 画像形成装置202における画像処理制御に関する機能構成を示すブロック図 画像形成装置へ印刷を要求する処理に関するプリンタドライバ300の機能構成を示す図 プリンタドライバ300の実行によりPC100のモニタに表示されるプロパティ設定画面の一例 プロパティ設定画面において、出力レイアウトを設定する項目の画面例 画像形成装置の機種毎にどのような機能をサポートしているかを示すプリンタ機能テーブルの一例 プリンタドライバ300において画像形成装置へ印刷を要求する処理の処理手順を示すフローチャート 本実施形態の変形例に係るプリンタドライバにおいて画像形成装置へ印刷を要求する処理の処理手順を示すフローチャート
符号の説明
100 PC
200 画像形成装置
201 画像形成装置
202 画像形成装置
211 画像処理制御部
212 受信データ解析部
213 画像データ生成部
214 レイアウト生成制御部
215 モノクローム化制御部
216 画像データ送信部
300 プリンタドライバ
301 プリンタ選択部
302 印刷条件設定部
303 判定部
304 プリンタ機能テーブル
305 制御部
306 事前加工部
307 PDL生成部
308 PJL生成部

Claims (6)

  1. 機能が異なる複数種類の画像形成装置に対してプリントデータの印刷を要求させるプリンタドライバであって、
    要求先の画像形成装置の指定を受け付ける要求先受付手段、
    プリントデータの印刷条件を受け付ける印刷条件受付手段、
    受け付けた印刷条件のうち、指定された要求先がサポートしていない機能を用いたデータ加工が必要な印刷条件については、要求に先立ち、当該印刷条件に従ってプリントデータを加工する事前加工手段、及び、
    受け付けた印刷条件のうち、少なくとも、指定された要求先がサポートしている機能を用いたデータ加工が必要な印刷条件と、事前加工手段による加工後のプリントデータとにて、前記要求先に印刷を要求する要求手段、
    の各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とするプリンタドライバ。
  2. 前記要求手段における加工後のプリントデータの印刷要求は、加工後のプリントデータから生成したPDLデータの出力によりなされる
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタドライバ。
  3. 前記指定された要求先がサポートしていない機能を用いたデータ加工とは、複数のページを一枚の用紙にレイアウトするデータ加工である
    ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタドライバ。
  4. 前記指定された要求先がサポートしていない機能を用いたデータ加工とは、カラー画像をモノクローム画像に変換するデータ加工である
    ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタドライバ。
  5. 画像形成装置でのデータ加工を優先するか否かの指示を受け付ける優先設定手段としてさらにコンピュータを機能させ、
    画像形成装置でのデータ加工を優先しないことが指示された場合、前記事前加工手段は、指定された要求先がサポートしている機能を用いたデータ加工が必要な印刷条件についても、要求に先立ち、当該印刷条件に従ってプリントデータを加工し、前記要求手段は、受け付けた印刷条件のうち、データ加工が不要な印刷条件と、事前加工手段による加工後のプリントデータとにて、前記要求先に印刷を要求する
    ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタドライバ。
  6. 前記プリントデータが、指定された要求先がサポートするファイル形式である場合に、前記要求手段におけるPDLデータの出力に代えて、指定された要求先へプリントデータを出力することでプリントデータの印刷を要求する代替要求手段
    としてさらにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項2に記載のプリンタドライバ。
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