JP2009300690A - インバータ駆動回路およびそれを備える表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】バックライトの輝度変化による映像品質の低下を防止する。
【解決手段】インバータ駆動回路2は、液晶表示装置のバックライト4を駆動するインバータ回路3を駆動するために用いられる。インバータ駆動回路2は、インバータ制御回路5と周波数制御回路6とを備える。インバータ制御回路5は、バックライト4の点灯期間を制御する制御パルスを入力し、インバータ回路を駆動するためのインバータパルスを制御パルスと同期するように生成し、制御パルスのオン/オフに従ってインバータ回路3へ出力する。周波数制御回路6は、インバータ制御回路5で生成されるインバータパルスの周波数を周期的に変化させる。
【選択図】図1
【解決手段】インバータ駆動回路2は、液晶表示装置のバックライト4を駆動するインバータ回路3を駆動するために用いられる。インバータ駆動回路2は、インバータ制御回路5と周波数制御回路6とを備える。インバータ制御回路5は、バックライト4の点灯期間を制御する制御パルスを入力し、インバータ回路を駆動するためのインバータパルスを制御パルスと同期するように生成し、制御パルスのオン/オフに従ってインバータ回路3へ出力する。周波数制御回路6は、インバータ制御回路5で生成されるインバータパルスの周波数を周期的に変化させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、インバータ駆動回路および表示装置に関し、より特定的には、液晶表示装置のバックライト等に用いることが可能なインバータ駆動回路およびそれを備える表示装置に関する。
従来、液晶表示装置のバックライトに対する輝度制御として、パルス信号によって制御するPWM制御が行われている(例えば特許文献1参照)。PWM制御は、PWMパルスのオン/オフによってインバータ回路を駆動させ、オンの時のみバックライトを発光させるものである。このようなPWM制御においてはインバータ制御ICを用いてインバータを制御することがある。インバータ制御ICは、PWMパルスを入力し、インバータ回路を駆動するための所定周波数のパルス(インバータパルス)を、PWMパルスがオンの場合に出力するものである。
特開2002−287700号公報
上記のようにバックライトに対してPWM制御を行う方式では、輝度が低い場合等に画面における輝度の変化(以下、「ぱかつき」と呼ぶ)が目立つおそれがあるという問題があった。
図3は、位相の異なる2つのインバータパルスとPWMパルスとを示す図である。インバータ制御ICに入力されるPWMパルスと、インバータ制御ICで生成されるインバータパルスとは非同期である場合には、PWMパルスがオンの期間に含まれるインバータパルスのオン部分(図3に示す斜線)の個数は、インバータパルスの位相によって変化する。図3の例にとって説明すると、インバータパルスAの場合にはPWMパルスがオンの期間に4個のパルス(オン部分)が含まれるが、位相が異なるインバータパルスBの場合にはPWMパルスがオンの期間にパルス(オン部分)が3個しか含まれない。このように、PWMパルスとインバータパルスとが非同期である場合には、PWMパルスのオン期間に含まれるインバータパルスのオン部分の個数が変化することによってバックライトの輝度が変化してしまう。このようなバックライトの輝度変化は、PWMパルスのデューティ比が大きい場合には目立ちにくいが、デューティ比が小さい場合には目立つことがある。例えば車両に搭載される液晶ディスプレイにおいては、夜間用の画面を表示する際にはデューティ比を10〜20%程度にする場合があり、このような場合には「ぱかつき」がユーザに認識されてしまうことがある。
また、PWMパルスとインバータパルスとが同期する場合であっても、温度によってインバータパルスの周波数が若干変化することが原因で、上記と同様の問題が生じる。図4は、周波数の異なる2つのインバータパルスとPWMパルスとを示す図である。図4に示されるように、周波数の高いインバータパルスAに関してはPWMパルスのオン期間に含まれるオン部分の個数は4個であるのに対して、周波数の低いインバータパルスBに関してはPWMパルスのオン期間に含まれるオン部分の個数は3個である。このように、PWMパルスとインバータパルスとが同期する場合であっても、インバータパルスの周波数が若干変化することによってオン部分の個数が変化してしまい、その結果バックライトの輝度が変化してしまう。典型的には、温度が変化していく移行期間において、PWMパルスのオン期間に含まれるインバータパルスの個数がn個(nは自然数)になったりn+1個になったりするためにバックライトの輝度が低い周波数で変化し、その結果「ぱかつき」がユーザに認識されてしまうことが考えられる。
以上のように、従来は、PWMパルスのオン期間に含まれるインバータパルスの個数が変化することによってバックライトの輝度に変化が生じ、この変化が画面において「ぱかつき」としてユーザ(視聴者)に認識されてしまうという問題があった。
それ故、本発明の目的は、バックライトの輝度変化による映像品質の低下を防止することができるインバータ駆動回路を提供することである。
第1の発明は、液晶表示装置のバックライトを駆動するインバータ回路を駆動するためのインバータ駆動回路である。インバータ駆動回路は、インバータ制御回路と周波数制御回路とを備える。インバータ制御回路は、バックライトの点灯期間を制御する制御パルスを入力し、インバータ回路を駆動するためのインバータパルスを制御パルスと同期するように生成し、制御パルスのオン/オフに従ってインバータ回路へ出力する。周波数制御回路は、インバータ制御回路で生成されるインバータパルスの周波数を周期的に変化させる。
第2の発明においては、周波数制御回路は、異なる2種類の周波数が繰り返されるように制御パルスの所定回数のオン期間が到来する度に周波数を変化させるようにしてもよい。
第3の発明においては、周波数制御回路は、所定の周波数の信号を発生する信号発生回路を含んでいてもよい。このとき、インバータ制御回路は、信号発生回路で発生された信号の電圧に応じた周波数となるようにインバータパルスを生成する。
第4の発明においては、信号発生回路は、制御パルスの立ち上がりタイミングで立ち上がりと立ち下がりとを繰り返すパルス信号を発生するようにしてもよい。
第5の発明においては、周波数制御回路は、制御パルスのデューティ比が所定値以下である場合にのみインバータパルスの周波数を変化させるようにしてもよい。
第6の発明においては、インバータ駆動回路は、車両に搭載され、昼間用の画像を表示するモードと夜間用の画像を表示するモードとを有する液晶表示装置に設けられてもよい。このとき、周波数制御回路は、夜間用の画像を表示するモードが選択されている場合にのみ、インバータパルスの周波数を変化させてもよい。
第7の発明においては、周波数制御回路は、 インバータ駆動回路が搭載される液晶表示装置において静止画が表示されている場合にのみ、インバータパルスの周波数を変化させるようにしてもよい。
なお、本発明は、上記第1〜第7のインバータ駆動回路を備える液晶表示装置として提供されてもよい。
第1の発明によれば、周波数制御回路によってインバータパルスの周波数を周期的に変化させることができる。これによれば、インバータパルスの周波数を、温度変化等の原因により低い周波数で変化するのではなく、周波数制御回路によって意図的に高い周波数で変化させることができる。したがって、バックライトの輝度を高い周波数で変化させることができるので、輝度変化が「ぱかつき」としてユーザに認識されることを防止することができ、バックライトの輝度変化による映像品質の低下を防止することができる。
第2の発明によれば、制御パルスのオン期間が所定回数到来する度にバックライトの輝度が変化することになるので、バックライトの輝度を高い周波数で変化させることができる。
第3の発明によれば、信号発生回路からの信号によって容易にインバータパルスの周波数を変化させることができる。
第4の発明によれば、制御パルスの立ち上がり毎にインバータパルスの周波数が変化するので、バックライトの輝度を高い周波数で変化させることができる。また、信号発生回路から出力される信号の周波数を制御パルスに基づいて決定することができるので、信号発生回路は、出力すべき信号を制御パルスを用いて容易に生成することができる。
第5〜第7の発明によれば、バックライトの輝度変化が顕著になる場合、すなわち、インバータパルスの周波数を意図的に変化させる必要がある場合にのみ、周波数制御回路を動作させることができる。これによって、インバータ駆動回路における不要な回路動作を省略することができる。
以下、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係るインバータ駆動回路を含むバックライト制御システムについて説明する。まず、図1を参照してバックライト制御システムの構成について説明する。図1は、本実施形態に係るインバータ駆動回路を含むバックライト制御システムの構成を示すブロック図である。図1において、バックライト制御システムは、マイコン1、インバータ駆動回路2、インバータ回路3、およびバックライト4を備えている。図1に示すバックライト制御システムは、マイコン1による輝度制御に従ってインバータ駆動回路2がインバータ回路3を駆動させることによって、インバータ回路3がバックライト4を駆動するものである。このバックライト制御システムは、典型的には液晶表示装置に搭載される。以下、図1に示す各構成要素について説明する。
マイコン1は、バックライト4の輝度制御を行うための制御パルス(PWMパルスと呼ぶ)を出力する。PWMパルスはバックライト4の点灯期間を制御する信号であり、ここではPWMパルスのオン期間にバックライト4が点灯するように制御される。なお、マイコン1は、バックライト4の輝度制御する機能に加えて、バックライト4が用いられる液晶表示装置の液晶パネルに入力される映像信号に関する制御を行う機能を有するものであってもよい。
インバータ駆動回路2はマイコン1に接続される。インバータ駆動回路2は、上記PWMパルスに従ってインバータ回路3の駆動制御を行う回路である。具体的には、インバータ駆動回路2は、インバータ制御回路5および周波数制御回路6を備えている。
インバータ制御回路5は、マイコン1に接続され、上記PWMパルスを入力する。そして、インバータ回路を駆動するためのインバータパルスを生成し、PWMパルスのオン/オフに従って(すなわち、PWMパルスがオンの間)インバータパルスをインバータ回路3へ出力する。図1に示されるように、インバータ制御回路5は、エッジ検出回路11、インバータ制御IC12、コンデンサ13、および抵抗14を含む。
エッジ検出回路11は、マイコン1に接続され、マイコン1からのPWMパルスの立ち上がり部分のエッジを検出する。エッジを検出すると、エッジ検出回路11はエッジ検出信号(エッジ検出時にオンとなる信号)を出力する。
インバータ制御IC12は上記インバータパルスを生成する。ここで、コンデンサ13はその一端がインバータ制御IC12の所定の第1端子に接続され、他端が抵抗14の一端に接続される。抵抗14の他端はインバータ制御IC12の所定の第2端子に接続されている。なお、コンデンサ13の上記他端は接地されている。コンデンサ13および抵抗14は、インバータ制御IC12で生成されるインバータパルスの周波数を設定するための発振回路を構成している。つまり、インバータパルスの周波数は、コンデンサ13の容量Cおよび抵抗14の抵抗値R等によって決定される。一般的には、インバータパルスの周波数は60k[Hz]程度に設定され、本実施形態においては後述する周波数制御回路6によって60k[Hz]程度の2種類の周波数をとるように制御される。また、本実施形態では、エッジ検出回路11の出力端はインバータ制御IC12の第1端子とコンデンサ13との間に接続されている。これによって、インバータパルスは、エッジ検出信号によってPWMパルスと同期するように生成される。なお、インバータ制御IC12としては、インバータ回路を制御するために従来から用いられているICを用いることができる。
周波数制御回路6は、インバータ制御回路5に接続され、インバータ制御回路5で生成される上記インバータパルスの周波数を周期的に変化させる回路である。
ここで、上述したように、PWMパルスとインバータパルスとを同期させても、温度変化が原因でインバータパルスの周波数が変化することによってバックライト4の輝度変化が生じることがある(図4参照)。このとき、輝度変化が「ぱかつき」として認識されるのは、PWMパルスのオン期間に含まれるインバータパルスの個数が低い周波数で変化する場合である。典型的には、温度が変化していく途中の移行期間においては、PWMパルスのオン期間に含まれるインバータパルスの個数が不安定になり、その個数が時折(つまり、低い周期で)変化するのである。このように、バックライト4の輝度変化が長い周期で生じる場合に「ぱかつき」が目立つのであり、輝度変化を(人間が認識不可能な程度の)短い周期で行えば「ぱかつき」は認識されないと考えられる。
そこで、本実施形態においては、周波数制御回路6を用いることによって、人間が認識不可能な程度の高い周波数(短い周期)でインバータパルスの周波数を(意図的に)変化させる。なお、ここで言う「人間が認識不可能な程度の高い周波数」とは、例えば、映像信号のフレーム周波数(60[Hz])よりも高い周波数である。インバータパルスの周波数を変化させる周波数(後述する周波数制御信号の周波数)は、インバータ駆動回路2およびインバータ回路3における信号が映像信号に与える影響(ビート妨害等)を考慮すれば、高く設定しすぎる必要はなく、例えば120〜130[Hz]程度に設定されればよい。少なくとも、上記周波数はインバータパルスの周波数よりも低い周波数でよい。以上のように、本実施形態においては、インバータパルスの周波数の変化によるバックライト4の輝度変化(ぱかつき)を、人間が認識不可能な短い周期で生じさせる。これによって、バックライト4の輝度変化が「ぱかつき」としてユーザに認識されることを防止することができる。
具体的には、周波数制御回路6は、信号発生回路15および抵抗16を含む。信号発生回路15は、上記インバータパルスの周波数を制御するための所定周波数の信号(周波数制御信号と呼ぶ)を発生する。信号発生回路15は、抵抗16を介して上記抵抗14の一端(接地されている側)に接続される。以上の構成によれば、信号発生回路15からの周波数制御信号の電圧の大きさによって、インバータ制御IC12で生成されるインバータパルスの周波数を変化させることができる。本実施形態においては、周波数制御信号は、ハイレベルの電圧とローレベルの電圧とを交互に繰り返すパルス状の信号である。すなわち、周波数制御信号がハイレベルである場合、インバータパルスの周波数は第1の周波数となり、周波数制御信号がローレベルである場合、インバータパルスの周波数は第1の周波数よりも高い第2の周波数となるので、インバータパルスの周波数は、周波数制御信号の周波数の周期で変化する。
また、本実施形態においては、周波数制御回路6の信号発生回路15は、(図示しないが)PWMパルスを入力し、PWMパルスに同期した周波数制御信号を発生する。具体的には、信号発生回路15は、PWMパルスの立ち上がりタイミングが到来する毎に、立ち上がりと立ち下がりとを繰り返すパルス信号を周波数制御信号として発生する(図2(b)参照)。このように、PWMパルスを用いて周波数制御信号を生成することによって、適切な周波数の周波数制御信号を容易に生成することができる。
なお、図1に示す周波数制御回路6の構成は一例であり、周波数制御回路6は、インバータ制御IC12で生成されるインバータパルスの周波数を変化させることが可能な構成であればどのような構成であってもよい。
インバータ回路3は、インバータ制御回路5(インバータ制御IC12)に接続され、インバータ制御回路5から出力されるインバータパルスを入力する。そして、バックライト4を駆動するための交流信号をインバータパルスから生成し、バックライト4へ出力する。バックライト4は、インバータ回路3に接続され、インバータ回路3からの交流信号によって駆動(発光)する。
次に、以上のように構成されたバックライト制御システムの動作を説明する。図2は、本実施形態において生成される、PWMパルス、周波数制御信号、およびインバータパルスの一例を示す図である。以下、インバータ駆動回路2の動作を中心にバックライト制御システムの動作を説明する。
マイコン1は所望の輝度となるようにデューティ比を設定してPWMパルスを出力する(図2(a))。図2においては、時間t1〜t2、時間t3〜t4、および、時間t5〜t6の期間がPWMパルスのオン期間である。なお、PWMパルスの周波数は200[Hz]程度である。また、本実施形態では、例えば車両に搭載される液晶表示装置において夜間用の画面が表示される場合等に、10%〜30%程度の低いデューティ比のPWMパルスが出力される場合をも想定している。つまり、本実施形態においては、10%〜30%程度の低いデューティ比のPWMパルスが出力される場合でも表示画面のぱかつきを防止することができる(詳細は後述する)。
一方、周波数制御回路6は、所定の高い周波数の周波数制御信号を出力する。上述したように、本実施形態においては、PWMパルスの立ち上がり毎に、立ち上がりと立ち下がりとを繰り返す周波数制御信号が出力される(図2(b))。したがって、図2においては、周波数制御信号は、時間t1でハイレベルになり、時間t3でローレベルになり、時間t5でハイレベルになっている。このように、本実施形態においては、周波数制御信号はPWMパルスに同期し、PWMパルスの2倍の周波数を有する信号となっている。
インバータ制御回路5は、上記周波数制御信号の電圧値(ハイレベル/ローレベル)に応じた周波数のインバータパルスを生成し、PWMパルスがオンの期間においてインバータパルスをインバータ回路3へ出力する。図2においては、生成されるインバータパルスの信号のうち、インバータ回路3へ出力される部分の信号を斜線で示している。
ここで、図2においては、時間t1〜t3の期間においては、周波数制御信号がハイレベルであるので、インバータパルスの周波数は第1の周波数f1となる。この第1の周波数f1は、PWMパルスのオン期間(時間t1〜t2)にn個(nは自然数)のパルスが含まれるような周波数に設定される。一方、時間t3〜t5の期間においては、周波数制御信号がローレベルであるので、インバータパルスの周波数は第1の周波数f1よりも高い第2の周波数f2となる。この第2の周波数f2は、PWMパルスのオン期間(時間t3〜t4)にm個(mは自然数)のパルスが含まれるような周波数に設定される。なお、上記mの値は、上記nと異なる値であればよいが、輝度変化をできるだけ小さくするためには、上記nとmとの差を1にすることが好ましい。また、時間t5には、周波数制御信号がハイレベルになるので、インバータパルスの周波数は第1の周波数f1に戻る。
以上のように、本実施形態においては、PWMパルスのオン期間に含まれるインバータパルスの個数が、PWMパルスの1周期毎に変化する。したがって、インバータ回路3に対しては、PWMパルスの1周期毎に個数が変化するインバータパルスが出力され、その結果、バックライト4の輝度は、PWMパルスの1周期毎に変化することとなる。これによれば、バックライト4の輝度を高い周波数で変化させることができるので、輝度変化が「ぱかつき」としてユーザに認識されることを防止することができる。
(本実施形態の変形例)
上記実施形態においては、インバータパルスの周波数を変化させる動作を周波数制御回路6によって常に行わせるようにしたが、他の実施形態においては、例えば以下に示すように、必要となる場合にのみ周波数制御回路6による動作を行わせるようにしてもよい。これによれば、不要な回路動作を省略することができる。
上記実施形態においては、インバータパルスの周波数を変化させる動作を周波数制御回路6によって常に行わせるようにしたが、他の実施形態においては、例えば以下に示すように、必要となる場合にのみ周波数制御回路6による動作を行わせるようにしてもよい。これによれば、不要な回路動作を省略することができる。
例えば、周波数制御回路6は、PWMパルスのデューティ比が予め定められた所定値(例えば、20〜30%の値)以下である場合にのみ、インバータパルスの周波数を変化させるようにしてもよい。上述したように、PWMパルスのデューティ比が比較的高い場合には輝度が大きいので、インバータパルスの個数による若干の輝度の変化が目立たないからである。具体的には、周波数制御信号を発生するか否かの指示をPWMパルスのデューティ比に従って周波数制御回路6に対してマイコン1が行ってもよいし、周波数制御回路6がPWMパルスのデューティ比を検知する回路を有しており、検知結果のデューティ比が所定値以下の場合にのみ信号発生回路15が周波数制御信号を発生するようにしてもよい。
また、例えば、バックライト4を用いた液晶表示装置が車両に搭載される場合、例えば地図の画像を表示するために、昼間用の画像を表示するモードと夜間用の画像を表示するモードとが用意されることがある。このとき、周波数制御回路6は、夜間用の画像を表示するモードが選択されている場合にのみ、インバータパルスの周波数を変化させるようにしてもよい。上記夜間用の画像は、昼間用の画像に比べて輝度を低くする制御が行われるからである。なお、昼間用の画像を表示するモードであるか、それとも夜間用の画像を表示するモードであるかは、例えば車両のライトが点灯しているか否かによって判断される。例えば、車両のライトが点灯状態を示す情報をマイコン1が車両から取得する場合には、周波数制御信号を発生するか否かの指示をマイコン1が当該情報に従って周波数制御回路6に対して行うようにしてもよい。
また、例えば、周波数制御回路6は、バックライト4を用いた液晶表示装置の画面に静止画が表示される場合にのみ、インバータパルスの周波数を変化させるようにしてもよい。上述した「ぱかつき」は、動画が表示される場合よりも静止画が表示される場合の方が目立つからである。具体的には、表示される画像が静止画であるか動画であるかをマイコン1が判別し、判別結果を周波数制御回路6に出力する。周波数制御回路6は、判別結果に応じてインバータパルスの周波数を変化させるか否かを選択するようにすればよい。
以上のように、本発明は、バックライトの輝度変化による映像品質の低下を防止すること等を目的として、例えば車両に搭載される液晶表示装置等に用いることが可能である。
1 マイコン
2 インバータ駆動回路
3 インバータ回路
4 バックライト
5 インバータ制御回路
6 周波数制御回路
11 エッジ検出回路
12 インバータ制御IC
13 コンデンサ
14 抵抗
15 信号発生回路
16 抵抗
2 インバータ駆動回路
3 インバータ回路
4 バックライト
5 インバータ制御回路
6 周波数制御回路
11 エッジ検出回路
12 インバータ制御IC
13 コンデンサ
14 抵抗
15 信号発生回路
16 抵抗
Claims (8)
- 液晶表示装置のバックライトを駆動するインバータ回路を駆動するためのインバータ駆動回路であって、
前記バックライトの点灯期間を制御する制御パルスを入力し、前記インバータ回路を駆動するためのインバータパルスを前記制御パルスと同期するように生成し、制御パルスのオン/オフに従って前記インバータ回路へ出力するインバータ制御回路と、
前記インバータ制御回路で生成される前記インバータパルスの周波数を周期的に変化させる周波数制御回路とを備える、インバータ駆動回路。 - 前記周波数制御回路は、異なる2種類の周波数が繰り返されるように前記制御パルスの所定回数のオン期間が到来する度に周波数を変化させる、請求項1に記載のインバータ駆動回路。
- 前記周波数制御回路は、所定の周波数の信号を発生する信号発生回路を含み、
前記インバータ制御回路は、前記信号発生回路で発生された信号の電圧に応じた周波数となるように前記インバータパルスを生成する、請求項1に記載のインバータ駆動回路。 - 前記信号発生回路は、前記制御パルスの立ち上がりタイミングで立ち上がりと立ち下がりとを繰り返すパルス信号を発生する、請求項3に記載のインバータ駆動回路。
- 前記周波数制御回路は、前記制御パルスのデューティ比が所定値以下である場合にのみ前記インバータパルスの周波数を変化させる、請求項1に記載のインバータ駆動回路。
- 前記インバータ駆動回路は、車両に搭載され、昼間用の画像を表示するモードと夜間用の画像を表示するモードとを有する液晶表示装置に設けられ、
前記周波数制御回路は、前記夜間用の画像を表示するモードが選択されている場合にのみ、インバータパルスの周波数を変化させる、請求項1に記載のインバータ駆動回路。 - 前記周波数制御回路は、 前記インバータ駆動回路が搭載される液晶表示装置において静止画が表示されている場合にのみ、インバータパルスの周波数を変化させる、請求項1に記載のインバータ駆動回路。
- 請求項1に記載のインバータ駆動回路を備える、液晶表示装置。
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CN106774138A (zh) * | 2017-01-23 | 2017-05-31 | 中国第汽车股份有限公司 | 一种应用于整车背光颜色评审的车载背光评价***和方法 |
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CN106774138A (zh) * | 2017-01-23 | 2017-05-31 | 中国第汽车股份有限公司 | 一种应用于整车背光颜色评审的车载背光评价***和方法 |
CN106774138B (zh) * | 2017-01-23 | 2019-06-04 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种应用于整车背光颜色评审的车载背光评价方法 |
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