JP2009296201A - 薄型テレビ壁掛け用ラック - Google Patents

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Abstract

【課題】設置位置の自由度が大きく、吊り下げた薄型テレビの落下を確実に防止できる薄型テレビ壁掛け用ラック10,40を提供する。
【解決方法】、薄型テレビ20の荷重を支える支持パネル11と、支持パネルを壁面に直接固定する固定手段32と、支持パネルに固定した左右2本の縦フレーム12と、両縦フレーム間に架設した上下2本の横フレーム13を備え、薄型テレビ背面に取り付けられたフック金具21を各横フレームに掛止することにより薄型テレビを横フレームに吊り下げる。横フレームに薄型テレビを吊り下げた後に支持パネルの上端部に固設される天板14を備え、横フレームに吊り下げた薄型テレビが持ち上げられるのをこの天板で規制する。壁面30に沿って設置した支持パネルでカバーされる壁面領域の内部に柱や梁等の下地材33が存在すれば、支持パネルを固定手段で当該下地材に固定できるので、ラック10の設置位置の自由度が大きい。
【選択図】図2

Description

本発明は、薄型テレビの壁掛け用ラックに関する。
薄型テレビ壁掛け用ラックの一形式として、特開2006−287562号公報には、左右2本の縦フレームを複数本の横繋ぎ材で連結し、左右2本の縦フレーム間にブラケットを介して上下2本の横フレームを架設し、左右2本の縦フレーム間に化粧パネルを取り付け、化粧パネルで横繋ぎ材を覆い隠し、横フレームの下方に棚板を設けた薄型テレビ壁掛け用ラックの構造が開示されている。
このラック構造によれば、横繋ぎ材を壁面にネジ等の固定手段で固定してラック全体を壁面に固設し、薄型テレビの背面に取り付けられたフック金具を各横フレームに掛止することにより薄型テレビを横フレームから吊り下げることができる。また、棚板にはビデオテープやCDの録画再生機器等薄型テレビの関連製品を載置することができる。
特開2006−287562号公報
上記従来のラック構造では、横継ぎ材を壁に固定することによって、ラック全体を壁面に固設している。壁面が薄型テレビの荷重を支えるに足る強度を備えている場合、横継ぎ材を壁面の適宜位置に固定しても薄型テレビの荷重を壁面により支えることができる。
しかしながら、壁面の強度が低い場合、横繋ぎ材をネジや釘等の固定手段によって、壁の内部にある薄型テレビの荷重を支え得る下地材に固定できる位置にラックを設置する必要があり、ラックの設置位置が下地材の位置によって制限される。
また、上記従来のラック構造では、単にフック金具を横フレームに掛止することにより薄型テレビを横フレームから吊り下げているが、不用意に薄型テレビを持ち上げるとフック金具が横フレームから外れ、薄型テレビが落下するおそれがある。
さらにまた、上記従来のラック構造では、棚板に載置した録画再生機器と横フレームから吊り下げた薄型テレビを接続する配線が露出し、薄型テレビの見栄えが悪い。
上記問題点に鑑み、本発明は設置位置の自由度が大きい薄型テレビ壁掛け用ラックを提供することを第1の目的とする。
また、吊り下げた薄型テレビが落下するのを確実に防止できる薄型テレビ壁掛け用ラックを提供することを第2の目的とする。
さらに、薄型テレビ用配線が露出して見栄えが悪くなるのを防止できる薄型テレビ壁掛け用ラックを提供することを第3の目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、薄型テレビの荷重を支える支持パネルと、この支持パネルを壁面に直接固定する固定手段と、支持パネルに固定した左右2本の縦フレームと、両縦フレーム間に架設した上下2本の横フレームを備え、薄型テレビの背面に取り付けられたフック金具を各横フレームに掛止することにより薄型テレビを横フレームに吊り下げるようにしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の薄型テレビ壁掛け用ラックにおいて、前記横フレームに薄型テレビを吊り下げた後に前記支持パネルの上端部に固設される天板を備え、横フレームに吊り下げた薄型テレビが持ち上げられるのをこの天板で規制したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の薄型テレビ壁掛け用ラックにおいて、前記横フレームに薄型テレビを吊り下げた後に前記支持パネルの上端部に固設される天板と、この天板に垂設した幕板を備え、横フレームに吊り下げた薄型テレビが持ち上げられるのをこの幕板で規制したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の薄型テレビ壁掛け用ラックにおいて、前記両縦フレームの下端部間に底板を取り付け、底板に化粧パネルを立設し、前記横フレームに吊り下げた薄型テレビの下方に露出する前記支持パネルを前記化粧パネルで覆い隠すとともに、支持パネルと化粧パネルによって薄型テレビ用配線の格納空間を区画形成したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の薄型テレビ壁掛け用ラックにおいて、前記支持パネルの下部に薄型テレビ配線用開口を形成したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の薄型テレビ壁掛け用ラックにおいて、横フレームの下方に棚板を設け、前記支持パネルの下部に配線用開口を形成し、かつ棚板の後端部に沿って化粧パネルを立設し、前記横フレームに吊り下げた薄型テレビの下方に露出する支持パネル及び配線用開口を覆い隠すようにしたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の薄型テレビ壁掛け用ラックにおいて、前記棚板の後端面に配線用切欠部を形成したことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、壁面が薄型テレビの荷重を支え得る強度を備えていない場合、壁を貫通して壁内部の下地材にネジや釘等の固定手段を打ち込んで支持パネルを壁面に固定する。壁面に沿って設置した支持パネルでカバーされる壁面領域の内部に下地材が存在すれば、支持パネルを固定手段で壁内部の柱や梁に壁面に固定できるので、ラックの設置位置の自由度が大きく、ラックの使い勝手がよい。
請求項2に記載の発明によれば、横フレームに吊り下げた薄型テレビが不用意に持ち上げられるのを天板で規制したので、薄型テレビがラックから落下するのを防止でき、ラックの安全性が向上する。
請求項3に記載の発明によれば、横フレームに吊り下げた薄型テレビが不用意に持ち上げられるのを幕板で規制したので、薄型テレビがラックから落下するのを防止でき、ラックの安全性が向上する。
請求項4に記載の発明によれば、支持パネルと化粧パネルによって薄型テレビ用配線の格納空間を区画形成したので、薄型テレビ用配線を隠すことができ、ラックに薄型テレビを吊り下げたときの見栄えが良くなる。
請求項5に記載の発明によれば、薄型テレビとラック外部のコンセントやテレビアンテナ線とを接続する配線を支持パネル下部に形成した薄型テレビ配線用開口から薄型テレビ配線用空間に引き入れることができ、より一層ラックに薄型テレビを吊り下げたときの見栄えが向上する。
請求項6に記載の発明によれば、棚板に載置した録画再生機器等と薄型テレビを接続する配線やラック外部から支持パネル下部の配線用開口を通して引き入れた配線を化粧パネルで覆い隠すことができるので、ラックに薄型テレビを吊り下げるとともに棚板に録画再生機器等を載置したときの見栄えが良くなる。
請求項7に記載の発明によれば、ラック外部のコンセント等と棚板に載置した録画再生機器等を接続する配線を棚板の配線用切欠部を通して行うことができ、ラックの使い勝手が向上する。
以下に本発明の実施例を図面に基づき説明する。図1及び図2には本発明の第1実施例に係る薄型テレビ壁掛け用ラック10が示されている。当該ラック10は縦長長方形の支持パネル11、左右2本の縦フレーム12、上下2本の横フレーム13、天板14及び底板15を備えている。
支持パネル11は薄型テレビ20の荷重を支持できる強度を備えたパーティクルボードやMDF等の木材繊維板が用いられている。この種の木材繊維板は内部に空洞のない緻密な材質を備えているので、支持パネルを壁等に固定するとき、支持パネル上の任意の位置に固定手段たるねじや釘を打ち込むことができる。
縦フレーム12はアルミ製で支持パネル11の表面の左右両縁に沿ってパネル11にL字形ブラケット16とネジで固定されている。縦フレーム12の内面には複数の長孔12aが等間隔でフレーム12の長手方向に沿って列設形成されている。
各横フレーム13はアルミ製で、左右両端にベースブラケット13aが一体に設けられ、ベースブラケット13aが縦フレーム12に2本のボルトで固定されている。ベースブラケット13aはボルトをそれぞれ縦フレームの長孔12aの上部と下部にねじ込むことにより縦フレーム12に固着されている。ベースブラケット13aを固着する長孔12aを選択することにより横フレーム13の設置高さと上下2本の横フレーム13の間隔が調整できる。
天板14は支持パネル11の上端部にダボ17(図3参照)で固定することができる。底板15は左右両端部が縦フレーム12の下端面に固着されている。底板15の上面前部に化粧パネル18が立設されている。この化粧パネル18は支持パネル11の下端部に固着したL形ブラケット19によって取り付けられている。そして、化粧パネル18と支持パネル11で配線の格納空間Sが区画形成されている。
本実施例に係る薄型テレビ壁掛け用ラック10の構造は以上の通りであって、以下にその設置手順を図3に基づき説明する。天板14を除く縦フレーム12、横フレーム13、底板15及び化粧パネル18が組み付けられた支持パネル11を壁面30に沿って床31に立て掛け、ネジ32で壁面30に直接固定する。ネジ32は壁面30を貫通して壁面内部の下地材33に達するように支持パネル11の所定箇所にねじ込む。
次に、薄型テレビ20の背面に取り付けられているフック金具21を横フレーム13に掛止して薄型テレビ20を横フレーム13に吊り下げる。薄型テレビ20の背面には左右2本の金属プレート22が固着され、各金属製プレート22に上下2個のフック金具21が固着されている。薄型テレビ20は支持プレート11に天板14を組み付ける前に各フック金具21を横フレーム13に掛止して吊り下げる。
薄型テレビ20を横フレーム13に吊り下げた後、天板14をダボ17で支持プレート11に固着する。天板14には支持プレート11の上端部に立設したダボ17が嵌合するダボ穴14aが形成されているので、このダボ穴14aをダボ17に被せて天板14を支持プレート11の上端部に固着する。支持プレート11に固着された天板14は図2に示すように、その前端部下面が金属プレート22の上端部に当接し、これにより薄型テレビ20が不要に横フレーム13から脱落するのを防止できる。
横フレーム13は、横フレーム13に吊り下げた薄型テレビ20の金属プレート22に天板14が当接するように、ベースブラケット13aを固定する長穴12aを選択してその上下位置を調整する。
横フレーム13の上下位置を下方に設定した場合、支持パネル11の上端部に天板14を固着したとき、天板14が金属プレート22に当接しないので、天板14によって薄型テレビ20の脱落を防止できない。そこで、かかる場合には図4に示すように、天板14の前端部下面に所要の長さを有する幕板34を垂設固定する。この幕板34は天板14に形成されたダボ穴14b(図3参照)とダボで天板14に固着する。幕板34の下端部を金属プレート22の上端部に当接させることにより、薄型テレビ20の脱落を防止する。
本実施例に係る薄型テレビ壁掛け用ラック10によれば、壁面30が薄型テレビ20の荷重を支え得る強度を備えていない場合、壁面30に沿って設置した支持パネル11でカバーされる壁面領域の内部の下地材33が存在すれば、支持パネル11をネジ32で壁30の内部の下地材33に壁面に固定できるので、ラック10の設置位置の自由度が大きく、ラック10の使い勝手がよい。
また、横フレーム13に吊り下げた薄型テレビ20が不用意に持ち上げられるのを天板14や幕板34で規制したので、薄型テレビ20がラック10から落下するのを防止でき、ラック10の安全性が向上する。
更にまた、支持パネル11と化粧パネル18によって薄型テレビ用配線の格納空間Sを区画形成したので、薄型テレビ用配線を隠すことができ、ラック10に薄型テレビ20を吊り下げたときの見栄えが良くなる。
本発明の第2実施例に係る薄型テレビ壁掛け用ラック40を図5及び図6に示す。当該ラック40は支持パネル41、左右2本の縦フレーム12、上下2本の横フレーム13、天板14、底板15、棚板42、腰板43を備えている。
支持パネル41の下部中央には横長長方形の薄型テレビ配線用開口41aが形成されている。各縦フレーム12の下部に棚受け金具44の基端部がネジで固定され、両棚受け金具44に棚板42が取り付けられ、支持パネル41から前方へ突出している。棚板42の後部中央には横長長方形の薄型テレビ配線用切欠42aが形成されている。腰板43は底板15に立設して固定されている。
棚板42の後端部の左右2箇所に溝形ブラケット45が固定され、このブラケット45により第1化粧パネル46が立設固定されている。また、底板15にも溝形ブラケット47が固定され、ブラケット47により第2化粧パネル48が立設固定されている。支持パネル41と第1化粧パネル46及び第2化粧パネル48により薄型テレビ配線用格納空間Sが区画形成されている。また、第1化粧パネル46と第2化粧パネル48により支持パネル41の開口41aと棚板42の切欠42aが覆い隠されている。
第2実施例に係る薄型テレビ壁掛け用ラック40の他の構成は第1実施例のラック10の構成と同じであるので、同一の構成部材には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施例に係る薄型テレビ壁掛け用ラック40によれば、薄型テレビ20とラック40外部のコンセントやテレビアンテナ線とを接続する配線を支持パネル41の開口41aと棚板42の切欠42aから配線用格納空間Sに引き入れることができ、より一層ラック40に薄型テレビ20を吊り下げたときの見栄えが向上する。
また、棚板42に載置した録画再生機器等と薄型テレビ20を接続する配線やラック40外部から支持パネル41の開口41aや棚板42の切欠42aを通して引き入れた配線を第1、第2化粧パネル46,48で覆い隠すことができるので、ラック40に薄型テレビ20を吊り下げるとともに、棚板42に録画再生機器等を載置したときの見栄えが良くなる。
なお、上述した実施例では、ダボ17で天板14を支持プレート11に固定していたが、これに代えてネジや釘で固定することもできる。
また、天板14や幕板34で薄型テレビ20のラック10からの落下を防止しているが、フック金具21を長く下方に延ばすことにより、より一層落下を効果的に防止できる。
本発明の第1実施例に係る薄型テレビ壁掛け用ラックを示す正面図である。 図1の2−2線から切断した断面図である。 本発明の第1実施例に係る薄型テレビ壁掛け用ラックの設置手順を示す説明図である。 本発明の第1実施例に係る薄型テレビ壁掛け用ラックの使用方法を示す説明図である 本発明の第2実施例に係る薄型テレビ壁掛け用ラックを示す正面図である。 図5の6−6線から切断した断面図である。
符号の説明
10…薄型テレビ壁掛け用ラック
11…支持パネル
12…縦フレーム
13…横フレーム
14…天板
15…底板
18…化粧パネル
20…薄型テレビ
21…フック金具
30…壁面
32…ネジ
33…下地材
34…幕板
41…支持パネル
41a…薄型テレビ配線用開口
42…棚板
42a…薄型テレビ配線用切欠
46…第1化粧パネル
48…第2化粧パネル

Claims (7)

  1. 薄型テレビの荷重を支える支持パネルと、この支持パネルを壁面に直接固定する固定手段と、支持パネルに固定した左右2本の縦フレームと、両縦フレーム間に架設した上下2本の横フレームを備え、薄型テレビの背面に取り付けられたフック金具を各横フレームに掛止することにより薄型テレビを横フレームに吊り下げるようにしたことを特徴とする薄型テレビ壁掛け用ラック。
  2. 前記横フレームに薄型テレビを吊り下げた後に前記支持パネルの上端部に固設される天板を備え、横フレームに吊り下げた薄型テレビが持ち上げられるのをこの天板で規制したことを特徴とする請求項1に記載の薄型テレビ壁掛け用ラック。
  3. 前記横フレームに薄型テレビを吊り下げた後に前記支持パネルの上端部に固設される天板と、この天板に垂設した幕板を備え、横フレームに吊り下げた薄型テレビが持ち上げられるのをこの幕板で規制したことを特徴とする請求項1に記載の薄型テレビ壁掛け用ラック。
  4. 前記両縦フレームの下端部間に底板を取り付け、底板に化粧パネルを立設し、前記横フレームに吊り下げた薄型テレビの下方に露出する前記支持パネルを前記化粧パネルで覆い隠すとともに、支持パネルと化粧パネルによって薄型テレビ用配線の格納空間を区画形成したことを特徴とする請求項1に記載の薄型テレビ壁掛け用ラック。
  5. 前記支持パネルの下部に薄型テレビ配線用開口を形成したことを特徴とする請求項4に記載の薄型テレビ壁掛け用ラック。
  6. 横フレームの下方に棚板を設け、前記支持パネルの下部に配線用開口を形成し、かつ棚板の後端部に沿って化粧パネルを立設し、前記横フレームに吊り下げた薄型テレビの下方に露出する支持パネル及び配線用開口を覆い隠すようにしたことを特徴とする請求項1に記載の薄型テレビ壁掛け用ラック。
  7. 前記棚板の後端面に配線用切欠部を形成したことを特徴とする請求項6に記載の薄型テレビ壁掛け用ラック。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016090653A (ja) * 2014-10-30 2016-05-23 株式会社岡村製作所 ディスプレイ支持什器
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EP3550604A1 (en) 2009-12-25 2019-10-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device

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