JP2009296147A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノイズ成分の発生要因を問わず、ノイズ成分の多い画像信号の出力を停止することができる撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像装置1000は、被写体を撮像して画像信号を生成する撮像素子11と、撮像素子11に電力を供給する撮像部用電源2と、撮像部用電源2を制御する制御部3を備えている。制御部3は、撮像素子11から画像信号のノイズ成分のレベルであるノイズレベル値を取得し、ノイズレベル値に基づいて、撮像部用電源2が撮像素子11に電力を間断なく供給する通常モード、または、間欠的に供給する間欠モードのいずれかで、撮像部用電源2を動作させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像部に電力を供給する電源部を備え、撮像部が電源部から電力供給を受けて被写体を撮像する撮像装置に関し、例えば車両に取り付けられ、画像認識の用途に用いられる撮像装置に関する。
従来、車載用の撮像システムとしては、車載カメラを車両の室外に取り付けて、車載カメラにより撮像された車両周囲の画像をモニターに表示することで、車両乗員に車両周辺状況の確認を促すものが主流であった。
近年の車両用の撮像システムでは、車載カメラの撮像画像に基づいて画像認識処理を行うことにより、画像認識結果に従った注意喚起を車両乗員に行ったり、画像認識結果に従って車両運転状態を制御したりするものが増加してきている。
このように、近年では、車両用の撮像システムに使用される車載カメラは、単にモニター表示用の画像を撮像するために用いられるだけでなく、画像認識処理用の画像を撮像するためにも用いられるようになってきており、車載カメラの使用用途が拡大する傾向にある。
また、車載カメラの使用用途が拡大することによって、車載カメラの設置場所も拡大してきている。例えばエンジンルーム近傍や、車両の室内で直射日光が当たる場所等、温度条件の厳しい環境下にも、車載カメラが設置される事例も増加してきている。
ところで、車載カメラの撮像部には、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子が広く用いられている。CCDのような撮像素子は、温度上昇に伴って画像信号のノイズレベルが高くなる特徴を有しており、また、一般的な半導体素子と比べて、動作保証温度範囲が狭いことが知られている。このため、車載カメラが温度条件の厳しい場所に設置された際に、当該車載カメラ内の撮像素子が動作保証温度範囲外で動作することで、固定パターンノイズが発生し、ノイズ成分の多い画像信号が撮像素子から出力され、この結果、画像品質が劣化してしまう場合があった。
特許文献1には、CCD素子を含む車載カメラに電力を供給するカメラ電源を設けるとともに、温度センサを車載カメラ近傍に実装して、温度センサの検出温度が所定の閾値以上か否かを判断することにより、カメラ電源による車載カメラへの電力供給の継続または停止を制御する撮像装置が開示されている。これにより、CCD素子が動作保証温度範囲外で動作しないように制御して、ノイズ成分の多い画像信号の出力を停止することができる。
特許3462812号公報
しかしながら、特許文献1に記載の撮像装置では、温度センサの検出温度に基づいて、カメラ電源による車載カメラへの電力供給の継続または停止を制御するので、温度上昇を要因とするノイズ成分の発生を車載カメラ近傍の温度から検知して、温度上昇を要因とするノイズ成分による画像信号への影響を減らすことはできたが、例えば車載カメラ近傍の他の電子機器からの電波輻射等により伝送路で混入する外来ノイズ等、温度上昇以外の要因によるノイズ成分の発生を検知できず、温度上昇以外の要因によるノイズ成分による画像信号への影響を減らすことはできなかった。特に、撮像素子の撮像画像を画像認識処理に用いる場合に、ノイズ成分を含む画像に基づいて画像認識処理を行うと画像認識の精度が低下し、また誤判定が生じることもある。また、特許文献1に記載の撮像装置では、車載カメラ近傍の温度を検知するための温度センサを新たに設ける必要があった。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたもので、ノイズ成分の発生要因を問わず、ノイズ成分の多い画像信号の出力を停止することができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、被写体を撮像して画像信号を生成する撮像素子と、前記撮像素子に電力を供給する電源部と、前記撮像素子から前記画像信号のノイズ成分のレベルを示すノイズレベル値を取得し、前記ノイズレベル値に基づいて、前記電源部が前記撮像素子に電力を間断なく供給する通常モード、または、間欠的に供給する間欠モードのいずれかで、前記電源部を動作させる制御部とを備えた構成を有している。
この構成により、制御部は撮像素子から画像信号のノイズ成分のレベルを示すノイズレベル値を取得するので、温度上昇を要因とするノイズ成分に加え、伝送路で混入する外来ノイズ等、温度上昇以外の要因によるノイズ成分の発生をも検知することができる。また、制御部が、ノイズレベル値に基づいて、電源部が撮像素子に電力を間断なく供給する通常モード、または、間欠的に供給する間欠モードのいずれかで、電源部を動作させるので、温度上昇や外来ノイズ等のノイズ成分の発生要因を問わず、画像信号のノイズ成分のレベル値が高くなった場合に、電源部を間欠モードで動作させる。これにより、ノイズ成分のレベル値が高いときには、基本的に撮像素子への電力供給を停止して、ノイズ成分の多い画像信号の出力を停止することができ、また、間欠的に撮像素子に電力を供給してノイズレベル値をチェックすることで、ノイズレベル値が低下したときには通常モードに戻すことができる。このようにして、ノイズ成分の発生要因を問わず、ノイズ成分の多い画像信号の出力を停止することができる。
また、好適には、本発明に係る撮像装置において、前記制御部は、前記電源部が前記通常モードで動作しているときに、前記ノイズレベル値が第1の閾値以上か否かを判定し、前記ノイズレベル値が前記第1の閾値以上の場合には前記間欠モードで、前記ノイズレベル値が前記第1の閾値未満の場合には前記通常モードで、前記電源部を動作させ、前記電源部が前記間欠モードで動作しているときに、前記ノイズレベル値が第2の閾値以上か否かを判定し、前記ノイズレベル値が前記第2の閾値以上の場合には前記間欠モードで、前記ノイズレベル値が前記第2の閾値未満の場合には前記通常モードで、前記電源部を動作させる構成を有している。
この構成により、制御部は、電源部が通常モードまたは間欠モードのいずれで動作しているかによって異なる閾値を用いることで、モード切り換えが頻繁に行われるのを防止できる。例えば、通常モード時用の閾値と、間欠モード時用の閾値との差を調整することで、通常モードと間欠モードの切り換え頻度を調整することができる。
また、本発明に係る撮像装置において、前記撮像素子は、遮光手段により遮光された複数の画素が並設されたオプティカルブラック領域を有し、前記制御部は、前記オプティカルブラック領域内の任意の画素から出力される信号のレベル値を前記ノイズレベル値として取得する構成を有している。
この構成により、制御部は、撮像素子のオプティカルブラック領域内の任意画素から出力される信号のレベル値を前記ノイズレベル値として取得するので、ノイズ成分の発生要因にかかわらず、被写体による影響を受けないオプティカルブラック領域内の画像信号からノイズ成分の発生を安定して検知することができる。
また、本発明に係る撮像装置は、前記撮像部が前記被写体を撮像することにより得られる画像情報と、予め定められた基準情報とを照合することにより、前記被写体を認識する処理を行う認識処理部を備え、前記制御部は、前記電源部が前記通常モードまたは前記間欠モードのいずれで動作しているかを示す制御状態情報を前記認識処理部に入力し、前記認識処理部は、前記制御状態情報に基づいて、前記認識処理を行う構成を有している。
この構成により、制御部は、電源部が通常モードまたは間欠モードのいずれで動作しているかを示す制御状態情報を認識処理部に入力し、認識処理部は制御状態情報に基づいて認識処理を行うので、ノイズ成分の多い画像信号を用いて被写体の認識処理が行われるのを防止できる。これにより、画像認識の精度が低下したり、また誤判定が生じたりするのを防止することができる。
また、本発明に係る電力供給制御プログラムは、被写体を撮像して画像信号を生成する撮像素子から、前記画像信号のノイズ成分のレベルを示すノイズレベル値を取得するステップと、電源部に対して、前記撮像素子に電力を供給させるステップと、前記ノイズレベル値に基づいて、前記電源部が前記撮像素子に電力を間断なく供給する通常モード、または、間欠的に供給する間欠モードのいずれかで、前記電源部を動作させる制御信号を前記電源部に送信するステップとをコンピュータに実行させる構成を有している。この構成によっても、上述した本発明の利点が得られる。
また、本発明の別の態様は、上述の電力供給制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明に係る電源供給の制御方法は、撮像素子により被写体を撮像して画像信号を生成するステップと、電源部により前記撮像素子に電力を供給するステップと、前記画像信号のノイズ成分のレベルを示すノイズレベル値を取得し、前記ノイズレベル値に基づいて、前記電源部が前記撮像素子に電力を間断なく供給する通常モード、または、間欠的に供給する間欠モードのいずれかで、前記電源部を動作させるステップとを含むものである。この方法によっても、上述した本発明の撮像装置と同様の利点が得られる。
本発明は、画像信号のノイズ成分のレベルを示すノイズレベル値を取得し、ノイズレベル値に基づいて、電源部が撮像部に電力を間断なく供給する通常モード、または、間欠的に供給する間欠モードのいずれかで、電源部を動作させる制御部を設けることにより、ノイズ成分の発生要因を問わず、ノイズ成分の多い画像信号の出力を停止することができるという効果を有する撮像装置を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態に係る撮像装置について、図面を用いて説明する。
本発明の実施の形態の撮像装置の構成を示すブロック図を図1に示す。
図1に示されるように、撮像装置1000は、カメラ部100と、認識処理部200とを備えている。カメラ部100と認識処理部200は、画像信号ラインAおよびシリアル通信ラインBにより互いに接続されている。カメラ部100は、撮像部1と、撮像部用電源2と、制御部3と、制御部用電源4とを備えている。
撮像部1は、撮像素子11と、DSP(Digital Signal Processor)12とを備えている。撮像素子11は、被写体を撮像し、撮像面に結像する被写体の光を光電変換することにより画像信号を生成する。
図2は撮像素子11の撮像面の構成を示す図である。図2に示されるように、撮像素子11の撮像面上には、有効画素領域11aとオプティカルブラック領域(OB領域と称する)11bとが設けられている。有効画素領域11aは、被写体を撮像するための領域であって、撮像素子11の撮像面の中央部に設けられている。また、有効画素領域11aには、受光した光を電気信号に変換する複数の画素が並設されている。OB領域11bは、ブラックバランス調整の基準となる黒レベルの信号電荷を得るための領域であって、有効画素領域11aの周囲に設けられている。また、OB領域11bには、遮光手段により遮光された複数の画素が並設されている。
DSP12は、撮像素子11により生成される画像信号に対して、予めプログラムされた画像処理を行う。撮像部1はDSP12により画像処理された画像信号を、画像信号ラインAを介して認識処理部200へ出力する。また、撮像部1は、画像信号のノイズ成分のレベル値(ノイズレベル値)をノイズレベル情報として、信号ラインCを介して制御部3へ出力する。このとき、OB領域12内の任意範囲の画素から出力される信号のレベル値(出力レベル値)の平均値、分散値若しくはこれら双方の値を上記ノイズレベル値として用いることができる。上述の通り、OB領域12内の画素は遮光手段により遮光されているので、OB領域12内の画素から出力される信号は被写体による影響を受けない。従って、上記出力レベル値を上記ノイズレベル値として、ノイズレベル情報に用いることで、被写体による影響を受けないノイズレベル情報を取得できる。
撮像部用電源2は、撮像部1専用の電源で、制御部用電源4から独立して設けられている。撮像部用電源2は、撮像部1が動作するための電力を撮像部1に、電源ラインDを介して供給する。このとき、撮像部用電源2は、制御部3による制御信号に従って、撮像部1に対して電力の供給または供給の停止を行う。撮像部用電源2は本発明の電源部に相当する。
制御部3は、撮像部1により入力されるノイズレベル情報からノイズレベル値を取得して、このノイズレベル値に基づいて撮像部1への電力の供給または供給の停止を制御するためのON/OFF制御信号を生成して、これを撮像部用電源2へ信号ラインEを介して出力する。また、制御部3は、撮像部用電源2がON/OFF制御信号に従って動作している制御状態に関する情報信号(制御状態情報信号)を生成し、この制御状態情報信号を認識処理部200にシリアル通信ラインBを介して入力する。
制御部用電源4は、制御部3が動作するための電力を制御部3に、電源ラインFを介して供給する。
認識処理部200は、撮像部1が被写体を撮像することにより得られる情報と、予め定められた基準情報とを照合することにより、被写体を認識する処理を行う。認証処理部200には、画像信号ラインAを介して、撮像部1が撮像する被写体の画像信号が入力される。また、認証処理部200には、シリアル信号ラインBを介して、制御部3が生成する制御状態情報信号が入力される。認証処理部200は、制御部3が生成する制御状態情報信号に基づいて、認証処理を行う。
ここで、制御部3は、上述したノイズレベル値に基づいて、通常モードまたは間欠モードのいずれかで、撮像部用電源2を動作させる。このとき、制御部3は、通常モードまたは間欠モードの動作に対応したON/OFF制御信号を生成して、これを撮像部用電源2に入力する。通常モードは、撮像部用電源2が撮像部1に電力を間断なく供給するモードであり、間欠モードは、撮像部用電源2が撮像部1に電力を間欠的に供給するモードである。
ここでの間欠的とは、撮像部用電源2が撮像部1に電力供給を行った後に電力供給の停止状態を経て、次の電力供給を撮像部1に行うという意味で、更に電力の供給と供給の停止を複数回繰り返す動作も含む意味でもある。なお、電力の供給時間および供給停止時間の長さは問うものではない。例えば、電力供給時間と電力供給停止時間をそれぞれ一定にして繰り返すだけでなく、電力供給時間や電力供給停止時間を自由に長くしたり短くしたりする設定が可能である。
制御部3は、ノイズレベル情報からノイズレベル値を取得して、このノイズレベル値が予め設定された閾値以上か否かを判定する。ノイズレベル値が閾値以上の場合、制御部3は間欠モードの動作に対応したON/OFF制御信号を生成して、この制御信号を撮像部用電源2に入力することで、撮像部用電源2を間欠モードで動作させる。一方、ノイズレベル値が閾値未満の場合、制御部3は通常モードの動作に対応したON/OFF制御信号を生成して、この制御信号を撮像部用電源2に入力することで、撮像部用電源2を通常モードで動作させる。
撮像部用電源2は、ON/OFF制御信号に従って、通常モード時には電力を撮像部1に間断なく供給し、間欠モード時には電力を撮像部1に間欠的に供給する。なお、好適には、閾値については、例えば通常モード時に用いる閾値と間欠モード時に用いる閾値をそれぞれ別々に設定するなど、複数の閾値が設定されてもよい。すなわち、制御部3は、撮像部用電源2が通常モードまたは間欠モードのいずれで動作しているかにより閾値を変更し、判定処理を行うようにするとよい。これにより、モード切り換えが頻繁に行われるのを防止できる。例えば、通常モード時用の閾値と間欠モード時用の閾値の差を調整することで通常モードと間欠モードの切り換え頻度を調整することができる。
また、制御部3は、撮像部用電源2がON/OFF制御信号に従って通常モードまたは間欠モードのいずれで動作しているかを示す制御状態情報信号を生成し、これを認識処理部200に入力する。認証処理部200は、制御状態情報信号に基づいて、撮像部用電源2が通常モードで動作しているときは認証処理を実行し、撮像部用電源2が間欠モードで動作しているときは認証処理を停止する。
図3は、撮像素子11のOB領域11bのノイズレベルと温度の相関関係を示しており、制御部3が用いる閾値を説明するための図である。図3に示されるように、撮像素子11の温度の上昇に伴って、OB領域11bのノイズレベルが上昇する。
ここで、制御部3が用いる閾値として、第1の閾値L1と第2の閾値L2を設定する。第1の閾値L1は、撮像部用電源2が通常モードで動作しているときに用いられ、第2の閾値L2は、撮像部用電源2が間欠モードで動作しているときに用いられる。
すなわち、撮像部用電源2が通常モードで動作しているときに、制御部3は、ノイズレベル値が第1の閾値L1以上か否かを判定し、ノイズレベル値が第1の閾値L1以上の場合には、通常モードから切り換えて間欠モードで撮像部用電源2を動作させる制御を行い、ノイズレベル値が第1の閾値L2未満の場合には、継続して通常モードで撮像部用電源2を動作させる制御を行う。
一方、撮像部用電源2が間欠モードで動作しているときに、制御部3は、ノイズレベル値が第2の閾値L2以上か否かを判定し、ノイズレベル値が第2の閾値L2以上の場合には、継続して間欠モードで撮像部用電源部2を動作させる制御を行い、ノイズレベル値が第2の閾値L2未満の場合には、間欠モードから切り換えて通常モードで撮像部用電源部2を動作させる制御を行う。
次に、本発明の実施の形態における撮像装置1000の動作について、図に基づいて説明する。図4は本発明の実施の形態における撮像装置1000の電力供給制御の処理の流れを示すフロー図である。
図4に示されるように、まず、撮像部用電源2が制御部3のON/OFF制御信号に従って、通常モードで動作しているものとする。このとき、撮像部用電源2は撮像部1に電力を間断なく持続して供給しており、撮像部1に対して電力供給をしている状態となる(ステップ(STEP:以下、Sと称する)1)。撮像部用電源2が通常モードで動作しているときは、認証処理部200は制御部3からの制御状態情報信号に従って、認証処理の実行を継続する。制御部3は、ノイズレベル情報からノイズレベル値を読み出して、これを取得する(S2)。このとき、上述したように、OB領域11b内の任意範囲の画素から出力される信号のレベル値(出力レベル値)の平均値、分散値若しくはこれら双方の値をノイズレベル値として用いることができる。上記出力レベル値を上記ノイズレベル値として、ノイズレベル情報に用いることで、被写体による影響を受けないノイズレベル情報を取得できる。
次に、制御部3は、取得したノイズレベル値が閾値L1以上か否かを判定する(S3)。ステップS3のノイズレベル値の判定結果において、ノイズレベル値が閾値L1以上の場合(S3のYes)、制御部3は撮像部用電源2を間欠モードで動作させる制御を行い、撮像部用電源2が撮像部1に対して電力供給を停止する処理を行う(S4)。この処理が行われることにより、撮像部1に対して電力供給が停止した状態となる(S5)。撮像部用電源2が間欠モードで動作することで、認証処理部200は制御部3からの制御状態情報信号に従って、認証処理の実行を停止する。
ステップS3におけるノイズレベル値の判定結果において、ノイズレベル値が閾値L1未満の場合(S3のNo)、制御部3は撮像部用電源2を通常モードで動作させる制御を行い、ノイズレベル値の取得処理(S2)とノイズレベル値の判定処理(S3)を繰り返す。
撮像部1に対して電力供給が停止した状態(S5)になった後で、所定時間が経過したときに(S6のYes)、制御部3は撮像部用電源2に対して、一時的に撮像部1に電力供給をさせる処理を行わせる(S7)。なお、ステップS6において、所定時間が経過するまでは、撮像部1に対して電力供給が停止した状態を維持する(S6のNo、S5)。撮像部用電源2が一時的に撮像部1に電力供給をする際に、制御部3はステップS2と同様に、ノイズレベル情報からノイズレベル値を読み出して、これを取得する(S8)。
次に、制御部3は、取得したノイズレベル値が閾値L2以上か否かを判定する(S9)。ここで、図3に示す通り、ステップS9で用いられる閾値L2は、ステップS3で用いられる閾値L1とは異なる値に設定されており、L2<L1の関係となっている。
ステップS9のノイズレベル値の判定結果において、ノイズレベル値が閾値L2未満の場合(S9のYes)、制御部3はON/OFF制御信号を用いて、間欠モードから切り換えて通常モードで撮像部用電源2を動作させる制御を行い、撮像部用電源2が撮像部1に対して電力供給を開始する(S10)。この処理が行われることにより、撮像部用電源2が撮像部1に対して間断のない電力供給を再開し、これにより、撮像部1に対して電力供給をしている状態となる(S1)。撮像部用電源2が通常モードで動作することで、認証処理部200は制御部3からの制御状態情報信号に従って、認証処理の実行を開始する。
ステップS9のノイズレベル値の判定結果において、ノイズレベル値が閾値L2以上の場合(S9のNo)、制御部3は間欠モードで撮像部用電源2を動作させる制御を行い、S5〜S9を繰り返す。
このような本発明の実施の形態の撮像装置1000によれば、制御部3は撮像素子11から画像信号のノイズ成分のレベルを示すノイズレベル値を取得するので、温度上昇を要因とするノイズ成分に加え、伝送路で混入する外来ノイズ等、温度上昇以外の要因によるノイズ成分の発生をも検知することができる。また、制御部3が、取得したノイズレベル値に基づいて、撮像部用電源2が撮像素子11に電力を間断なく供給する通常モード、または、間欠的に供給する間欠モードのいずれかで、撮像部用電源2を動作させるので、温度上昇や外来ノイズ等のノイズ成分の発生要因を問わず、画像信号のノイズ成分のレベル値が高くなった場合に、撮像部用電源2を間欠モードで動作させる。これにより、ノイズ成分のレベル値が高いときには、基本的に撮像素子11への電力供給を停止して、ノイズ成分の多い画像信号の出力を停止することができ、また、間欠的に撮像素子11に電力を供給してノイズレベル値をチェックすることで、ノイズレベル値が低下したときには通常モードに戻すことができる。このように、ノイズ成分の発生要因を問わず、ノイズ成分の多い画像信号の出力を停止することができる。この結果、高温環境等の苛酷な環境下で撮像素子11が使用されることが回避され、撮像素子11の保護を図ることができる。また、ノイズ成分の発生を検知するために温度センサを新たに設ける必要はないので、特許文献1に記載の撮像装置と比較して部品点数を少なくすることができる。
また、本発明の実施の形態の撮像装置1000によれば、制御部3は、撮像部用電源2が通常モードまたは間欠モードのいずれで動作しているかによって異なる閾値を用いることで、モード切り換えが頻繁に行われるのを防止できる。例えば、通常モード時用の閾値と、間欠モード時用の閾値との差を調整することで、通常モードと間欠モードの切り換え頻度を調整することができる。
また、本発明の実施の形態の撮像装置1000によれば、制御部3は、撮像素子11のオプティカルブラック領域11b内の任意の画素から出力される信号のレベル値をノイズレベル値として取得するので、ノイズ成分の発生原因にかかわらず、被写体による影響を受けないオプティカルブラック領域11b内の画像信号からノイズ成分の発生を安定して検知することができる。
また、本発明の実施の形態の撮像装置1000によれば、制御部3は、撮像部用電源2が撮像部1に対して通常モードまたは間欠モードのいずれで動作させているかを示す制御状態情報を認識処理部200に入力し、認識処理部200は制御状態情報に基づいて、認識処理を行うので、ノイズ成分の多い低画質の画像信号を用いて被写体の認識処理が行われるのを防止できる。これにより、画像認識の精度が低下したり、また誤判定が生じたりするのを防止することができる。
また、本発明の実施の形態の電源供給の制御方法は、画像信号のノイズ成分のレベルを示すノイズレベル値を取得し、ノイズレベル値に基づいて、撮像部用電源2が撮像部1に電力を間断なく供給する通常モード、または、間欠的に供給する間欠モードのいずれかで、撮像部用電源部2を動作させる制御ステップを含むので、上述した本発明の撮像装置1000と同様の利点が得られる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
上記実施の形態では、本発明に係る撮像装置、電力供給の制御方法について具体的に説明した。しかし、本発明はこれらに限定されない。本発明は、上述した電力供給の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させる電力供給制御プログラムであってもよく、また、この電力供給制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であってもよい。
以上のように、本発明は、ノイズ成分の発生要因を問わず、ノイズ成分の多い画像信号の出力を停止することができるという効果を有し、例えば車両に取り付けられ、画像認識の用途に用いられる撮像装置に有用である。
本発明の実施の形態の撮像装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態の撮像装置に使用される撮像素子の撮像面の構成を示す図 本発明の実施の形態の撮像装置に使用される撮像素子のOB領域のノイズレベルと温度の相関関係を示す図 本発明の実施の形態の撮像装置の電力供給制御の処理の流れを示すフロー図
符号の説明
1 撮像部
2 撮像部用電源
3 制御部
4 制御部用電源
11 撮像素子
12 DSP
100 カメラ部
200 認識処理部
1000 撮像装置

Claims (7)

  1. 被写体を撮像して画像信号を生成する撮像素子と、
    前記撮像素子に電力を供給する電源部と、
    前記撮像素子から前記画像信号のノイズ成分のレベルを示すノイズレベル値を取得し、前記ノイズレベル値に基づいて、前記電源部が前記撮像素子に電力を間断なく供給する通常モード、または、間欠的に供給する間欠モードのいずれかで、前記電源部を動作させる制御部とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記電源部が前記通常モードで動作しているときに、前記ノイズレベル値が第1の閾値以上か否かを判定し、前記ノイズレベル値が前記第1の閾値以上の場合には前記間欠モードで、前記ノイズレベル値が前記第1の閾値未満の場合には前記通常モードで、前記電源部を動作させ、前記電源部が前記間欠モードで動作しているときに、前記ノイズレベル値が第2の閾値以上か否かを判定し、前記ノイズレベル値が前記第2の閾値以上の場合には前記間欠モードで、前記ノイズレベル値が前記第2の閾値未満の場合には前記通常モードで、前記電源部を動作させることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子は、遮光手段により遮光された複数の画素が並設されたオプティカルブラック領域を有し、
    前記制御部は、前記オプティカルブラック領域内の任意の画素から出力される信号のレベル値を前記ノイズレベル値として取得することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像部が前記被写体を撮像することにより得られる画像情報と、予め定められた基準情報とを照合することにより、前記被写体を認識する処理を行う認識処理部を備え、
    前記制御部は、前記電源部が前記通常モードまたは前記間欠モードのいずれで動作しているかを示す制御状態情報を前記認識処理部に入力し、
    前記認識処理部は、前記制御状態情報に基づいて、前記認識処理を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 被写体を撮像して画像信号を生成する撮像素子から、前記画像信号のノイズ成分のレベルを示すノイズレベル値を取得するステップと、
    電源部に対して、前記撮像素子に電力を供給させるステップと、
    前記ノイズレベル値に基づいて、前記電源部が前記撮像素子に電力を間断なく供給する通常モード、または、間欠的に供給する間欠モードのいずれかで、前記電源部を動作させる制御信号を前記電源部に送信するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする電力供給制御プログラム。
  6. 請求項5に記載された電力供給制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  7. 撮像素子により被写体を撮像して画像信号を生成するステップと、
    電源部により前記撮像素子に電力を供給するステップと、
    前記画像信号のノイズ成分のレベルを示すノイズレベル値を取得し、前記ノイズレベル値に基づいて、前記電源部が前記撮像素子に電力を間断なく供給する通常モード、または、間欠的に供給する間欠モードのいずれかで、前記電源部を動作させるステップとを含むことを特徴とする電源供給の制御方法。
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