JP2009290939A - 発電装置システム及び発電装置システムの制御方法 - Google Patents

発電装置システム及び発電装置システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外部の制御装置を用いることなく、定電圧制御形発電装置及び定電力制御形発電装置の並列運転を行うことができる発電システム及び発電システムの制御方法を提供する。
【解決手段】発電出力を定電圧制御する定電圧制御形発電装置10と、発電出力を定電力制御する定電力制御形発電装置20A,20Bとを複数台自立運転させて負荷に電力を供給する発電装置システムであって、前記定電圧制御形発電装置10の発電出力の変化を前記定電力制御形発電装置20A,20Bの電力出力を変化させる指令値とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、発電出力を定電圧制御する1台の定電圧制御形発電装置と、発電出力を定電力制御する1台以上の定電力制御形発電装置とを自立運転させて負荷に電力を供給する発電装置システム及び発電装置システムの制御方法に関する。
従来、一台の発電装置を定電圧制御する定電圧制御形発電装置とし、他の発電機装置を定電力制御する定電力制御形発電装置として複数台運転する発電装置システムにおいては、図9に示すように、負荷変動に対しては、定電圧制御形発電装置に含まれる電圧制御インバータがその出力を変化させて対応し、定電力制御形発電装置に含まれる電流制御インバータは一定の出力を供給し続ける動作とするのが一般的である。
このように、定電力制御形発電装置を一定電力で駆動し続ける場合には、図9に示すように、負荷の消費電力が定電力制御形発電装置及び定電圧制御形発電装置の合計電力以下で推移している状態では、定電圧制御形発電装置の電力を変化させることにより、負荷で必要とする消費電力を確保することができるものであるが、時点t1で示すように、負荷の消費電力が定電圧制御形発電装置の最大出力電力を超えると過負荷状態となって、運転継続が不可能となるという未解決の課題がある。
この未解決の課題を解決するために、1台の燃料電池を自立運転させ、この燃料電池から出力される直流電力を交流電力に変換するインバータとして設けられた電圧制御インバータと、電圧制御に切換可能な少なくとも1台の電流制御インバータとの並列運転により得られる交流電力を負荷に供給する燃料電池システムにおいて、電圧制御インバータの出力電流及び出力電圧をそれぞれ検出する電流及び電圧検出手段と、この電流及び電圧検出手段により検出された電流及び電圧信号が入力され、これら電流及び電圧信号から求められる電圧制御インバータの出力電力と予め設定された第1の設定値とを比較し、その結果に基づき電流制御インバータに電流制御設定値の下げ又は上げ指令を与えて電流制御インバータの運転状態を制御する並列運転制御装置とを備えた燃料電池システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−287567号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、電圧制御インバータ及び電流制御インバータとは別に、電圧制御インバータの出力電流及び出力電圧をそれぞれ検出する電流及び電圧検出手段と、これら電流及び電圧検出手段で検出した電流及び電圧に基づいて電流制御インバータを制御する並列運転制御装置とを設ける必要があり、全体のシステム構成が大型化する共に、製造コストも嵩むという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の問題点に着目してなされたものであり、定電圧制御形発電装置と、定電力制御形発電装置とを並列で自立運転する際に、外部の制御装置を用いることなく、定電圧制御形発電装置及び定電力制御形発電装置の並列運転を行うことができる発電システム及び発電システムの制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る発電装置システムは、発電出力を定電圧制御する1台の定電圧制御形発電装置と、発電出力を定電力制御する1台以上の定電力制御形発電装置とを自立運転させて負荷に電力を供給する発電装置システムであって、前記定電圧制御形発電装置の発電出力の変化を前記定電力制御形発電装置の電力出力を変化させる指令値としたことを特徴としている。
また、請求項2に係る発電装置システムは、請求項1に係る発明において、前記定電圧制御形発電装置は、前記負荷側の消費電力を検出する電力検出手段を有し、該電力検出手段で検出した負荷電力の変化に基づいて発電出力を変化させることを特徴としている。
さらに、請求項3に係る発電装置システムは、請求項1又は2に係る発明において、前記定電圧制御形発電装置の発電出力の変化は電圧出力を変化させることにより行うことを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る発電システムは、請求項3に係る発明において、前記電圧出力を定格定電圧指令値に対して所定量減少させたときに前記定電力制御形発電装置の電力出力を増加させる指令値とし、前記電圧出力を前記定格定電圧指令値に対して所定量増加させたときに前記定電力制御形発電装置の電力出力を減少させる指令値としたことを特徴としている。
なおさらに、請求項5に係る発電装置システムは、請求項1又は2に係る発明において、記定電圧制御形発電装置の発電出力の変化は発電出力の周波数を変化させることにより行うことを特徴としている。
また、請求項6に係る発電装置システムは、請求項1乃至5の何れか1つに係る発明において、前記定電力制御形発電装置は、前記定電圧制御形発電装置の発電出力の変化を検出する出力変化検出手段を有し、該出力変化検出手段で検出した前記定電圧制御形発電装置の発電出力変化に基づいて発電出力を決定するように構成されていることを特徴としている。
さらに、請求項7に係る発電装置システムは、請求項1乃至6の何れか1つに係る発明において、前記定電圧制御形発電装置及び前記定電力制御形発電装置は、燃料電池発電装置で構成されていることを特徴としている。
さらにまた、請求項8に係る発電装置システムの制御方法は、発電出力を定電圧制御する1台の定電圧制御形発電装置と、発電出力を定電力制御する1台以上の定電力制御形発電装置とを自立運転させて負荷に電力を供給する発電装置システムの制御方法であって、前記定電圧制御形発電装置の発電出力を変化させることにより前記定電力制御形発電装置の電力出力を変化させることを特徴としている。
さらに、請求項9に係る発電装置システムの制御方法は、請求項8に係る発明において、前記定電圧制御形発電装置の発電出力変化は電圧出力を変化させることにより行うことを特徴としている。
さらにまた、請求項10に係る発電装置システムの制御方法は、請求項8に係る発明において、前記定電圧制御形発電装置の発電出力変化は発電出力の周波数を変化させることにより行うことを特徴としている。
なおさらに、請求項11に係る発電装置システムの制御方法は、請求項8乃至10の何れか1項に係る発明において、前記定電圧制御形発電装置及び前記定電力制御形発電装置は、燃料電池発電装置で構成されていることを特徴としている。
ここで、定電圧制御形発電装置で負荷の消費電力の上昇を検出すると、例えば定電圧制御形発電装置の出力電圧を所定値だけ下げることにより、定電力制御形発電装置に電力出力を増加させる指令値とすることができ、定電力制御形発電装置では自己の電力出力を増加させて、負荷の消費電力の増加に対処する。
同様に、定電圧制御形発電装置で負荷の消費電力が下降を検出すると、例えば定電圧制御形発電装置の出力電圧を所定値だけ上げることにより、定電力制御形発電装置に電力出力を減少させる指令値とすることができ、定電力制御形発電装置では自己の電力出力を減少させて、負荷の消費電力の減少に対処する。
本発明によれば、定電圧制御形発電装置の発電出力の出力電圧及び周波数の何れかを変化させることで、定電力制御形発電装置の電力変化指令とすることができ、定電圧制御形発電装置及び定電力制御形発電装置の双方の出力制御を行なう外部の制御装置を必要とすることなく、負荷の電力変化に対する定電圧制御形発電装置及び定電力制御形発電装置の発電出力を簡易な構成で安価に制御することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した燃料電池発電システムの第1の実施形態の概略構成を示すブロック図である。
図1に示される本発明の第1の実施形態の燃料電池発電システムは、マスターとなる定電圧制御形発電装置10と、この定電圧制御形発電装置10と並列に接続されたスレーブとなる定電力制御形発電装置20A,20Bとを備えている。
そして、定電圧制御形発電装置10と定電力制御形発電装置20A,20Bとの出力側が互いに接続されて負荷30に接続されている。
ここで、定電圧制御形発電装置10は、直流電力を発電する燃料電池11と、この燃料電池11の発電出力を交流電力に変換する電圧制御形のインバータ12と、このインバータ12の出力側の電流を検出する電流検出手段としての電流センサ13と、インバータ12の出力側の電圧を検出する電圧検出手段としての電圧センサ14と、電流センサ13及び電圧センサ14で検出した検出電流Id及び検出電圧Vdが入力されてインバータ12を駆動制御するインバータ制御装置15とを備えている。
インバータ制御装置15は、入力される検出電流Id及び検出電圧Vdに基づいて出力電力Pmoを算出すると共に、検出電圧Vdが電圧指令値Vrefに一致するようにインバータ12を定電圧制御すると共に、出力電力Pmoに基づいてスレーブとなる定電力制御形発電装置20A,20Bの電力制御指令値の基準となる電圧指令値Vrefを決定する。
ここで、インバータ制御装置15は、例えばマイクロコンピュータ等の演算処理装置を含んで構成され、図2に示す電圧制御指令演算処理を実行する。
この電圧制御指令演算処理は、図2に示すように、先ず、ステップS1で、検出電流Id及び検出電圧Vdを読込み、次いでステップS2に移行して、読込んだ検出電流Id及び検出電圧Vdを乗算して出力電力Pmo(=Id×Vd)を算出する。
次いで、ステップS3に移行して、算出した出力電力Pmoが予め設定された定電圧制御形発電装置10の設定出力電力Pmsより大きいか否かを判定する。ここで、設定出力電圧Pmsは負荷30の負荷消費電力の急変に対する許容量を大きくするために許容出力電力の50%に設定されている。
ステップS3の判定結果が、Pmo>Pmsであるときには、ステップS4に移行して、出力電圧指令値Vrefとして通常の定格定電圧指令値Vsetrに対して機器に影響を与えない範囲の例えば1〜5V程度低い値(本実施形態では1V低い値)に設定された電力増加電圧指令値Vsetlを決定してから後述するステップS8に移行する。
また、ステップS3の判定結果が、Pmo≦PmsであるときにはステップS5に移行して、出力電力Pmoが設定出力電力Pmsより小さいか否かを判定し、Pmo<PmsであるときにはステップS6に移行し、出力電圧指令値Vrefとして通常の定格定電圧指令値Vsetrに対して機器に影響を与えない範囲の1〜5V程度高い値(本実施形態では1V高い値)に設定された電力減少電圧指令値Vsethを決定してから後述するステップS8に移行する。
また、ステップS5の判定結果が、Pmo=Pmsであるときには、ステップS7に移行して、出力電圧指令値Vrefとして通常の定格定電圧指令値Vsetrを決定してからステップS8に移行する。
ステップS8では、ステップS4、ステップS6及びステップS7の何れかで決定された出力電圧指令値Vrefに検出電圧Vdが一致するように、インバータ12を定電圧制御してから前記ステップS1に戻る。
また、定電力制御形発電装置20A,20Bのそれぞれは、直流電力を発電する燃料電池21と、この燃料電池21の発電出力を交流電力に変換する電流制御形のインバータ22と、このインバータ22の出力側の電流を検出する電流検出手段としての電流センサ23と、インバータ22の出力側の電圧を検出する電圧検出手段としての電圧センサ24と、電流センサ23及び電圧センサ24で検出した検出電流Id及び検出電圧Vdが入力されてインバータ22を駆動制御するインバータ制御装置25とを備えている。
インバータ制御装置25は、入力される検出電流Id及び検出電圧Vdに基づいて出力電力Poを算出すると共に、検出電圧Vdに基づいて電力制御指令値Prefを決定し、決定したとなる電力指令値Prefと出力電力Psoとが一致するようにインバータ22を定電力制御する。
ここで、インバータ制御装置25は、例えばマイクロコンピュータ等の演算処理装置を含んで構成され、図3に示す電力制御指令演算処理を実行する。
この電力制御指令演算処理は、図3に示すように、先ず、ステップS11で、電流センサ23及び電圧センサ24で検出した検出電流Id及び検出電圧Vdを読込み、次いでステップS12に移行して、検出電流Id及び検出電圧Vdを乗算して出力電力Pso(=Id×Vd)を算出する。
次いで、ステップS13に移行して、検出電圧Vdが定電圧制御形発電装置10で設定された電力増加電圧指令値Vsetlと一致するか否かを判定し、Vd=Vsetlであるときには自己の出力電力を上昇させるものと判断してステップS14に移行し、現在の出力電圧指令値Prefに所定値ΔPを加算した値を新たな出力電圧指令値Pref(=Pref+ΔP)として決定してから後述するステップS18に移行する。
また、ステップS13の判定結果が、Vd≠Vsetlであるときには、ステップS15に移行して、検出電圧Vdが定電圧制御形発電装置10で設定された電力減少電圧指令値Vsethと一致するか否かを判定し、Vd=Vsethであるときには自己の出力電力を降下させるものと判断してステップS16に移行し、現在の出力電圧指令値Prefから所定値ΔPを減算した値を新たな出力電圧指令値Pref(=Pref−ΔP)として決定してから後述するステップS18に移行する。
さらに、前記ステップS15の判定結果が、Vd≠Vsethであるときには、自己の出力電圧を保持するものと判断してステップS17に移行して、現在の出力電圧指令値Prefをそのまま維持してからステップS18に移行する。
ステップS18では、ステップS14、ステップS16及びステップS17の何れかのステップで決定された出力電圧指令値Prefと出力電力Psoとが一致するようにインバータ22を定電力制御してから前記ステップS11に戻る。
次に、上記第1の実施形態の動作を図4に示すタイムチャートを参照して説明する。
今、定電圧制御形発電装置10及び定電力制御形発電装置20A,20Bの発電容量をそれぞれ100kWに設定し、定電圧制御形発電装置10の定格定電圧指令値Vrefrを例えば200Vに設定し、電力増加電圧指令値Vreflを199Vに設定し、電力減少電圧指令値Vrefhを201Vに設定するものとする。
そして、時点t0では負荷30の消費電力PLが図4(a)の特性曲線Llに示すように150kWであり、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力が、図4(b)に示すように50kW、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力が図4(d)に示すように50kWであって、3つの発電装置10、20A及び20Bで50kWずつ均等に負荷消費電力PLを分担している。
この状態では、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の図2に示す電圧制御指令値演算処理のステップS2で算出される出力電力Pmoが設定出力電力Pmsと一致することにより、ステップS3及びステップS5を経てステップS7に移行して、定格定電圧指令値Vrefrが出力電圧指令値Vrefとして設定される。
このため、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bでは、図3に示す電力制御指令値演算処理を実行しており、電圧センサ24で検出される定電圧制御形発電装置10の電圧指令値Vrefが定格定電圧指令値Vrefrとなるので、ステップS13からステップS15を経てステップS17に移行して、現在の出力電圧指令値Prefを維持する。このため、定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力が50kWの状態を維持する。
この状態から、時点t1で、負荷30の負荷消費電力PLが図4(a)の特性線Llに示すように増加すると、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の図2に示す電圧制御指令値演算処理のステップS2で算出される出力電力Pmoが図4(b)に示すように増加し、設定出力電力Pmsより大きな値となる。このため、図2の処理で、ステップS3からステップS4に移行して、図4(c)に示すように、定格定電圧指令値Vrefrより1V低い電力増加電圧指令値Vreflが出力電圧指令値Vrefとして決定される。
したがって、この電力増加電圧指令値Vreflに検出電圧Vdが一致するようにインバータ12が制御されることにより、インバータ12の出力電圧が図4(c)に示すように電力増加電圧指令値Vreflに一致される。
このため、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bでは、図3の処理においてステップS11で検出電圧Vdを読込んだときに、この検出電圧Vdが電力増加電圧指令値Vreflに一致するので、ステップS13からステップS14に移行して、現在の出力電力指令値Prefに所定値ΔPを加算した値を新たな出力電圧指令値Prefとして決定する。このため、ステップS18で、所定値ΔPだけ増加された出力電圧指令値Prefが出力電力Psoと一致するようにインバータ22が定電力制御され、定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力Psoが図4(d)に示すように増加される。
このため、定電力制御形発電装置20A及び20Bの合計出力電力は、図4(a)において特性曲線Ltで示すように増加する。これに応じて、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力Pmoが図4(b)に示すように低下する。
しかしながら、定電圧制御形発電装置10で検出される出力電力Pmoがまだ設定出力電圧Pmsより高いので、上記と同様の処理が定電圧制御形発電装置10及び定電力制御形発電装置20A,20Bで行なわれることにより、定電力制御形発電装置20A,20Bの出力電力が増加され、定電圧制御形発電装置10の出力電力が低下する。
その後、時点t2で、定電圧制御形発電装置10における図2の処理で算出される出力電力Pmoが設定出力電力Pmsと一致すると、図2の処理において、ステップS3からステップS5を経てステップS7に移行して、出力電圧指令値Vrefとして定格定電圧指令値Vrefrが設定されることになり、インバータ12の出力電圧がVrefrに制御される。このため、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bでは、図3の処理において、ステップS13からステップS15を経てステップS17に移行することにより、現在の出力電力指令値Prefがそのまま維持されることになる。
その後、時点t3で、負荷30の消費電力PLが図4(a)に示すように比較的大きく低下すると、これに応じて、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力Pmoが設定出力電力Pmsより大きく低下することになる。このため、図2の処理において、ステップS3からステップS5を経てステップS6に移行し、出力電圧指令値Vrefとして定格定電圧指令値Vrefrより1V高い電力減少電圧指令値Vrefhが決定され、この電力減少電圧指令値Vrefhに検出電圧Vdが一致するようにインバータ12が定電圧制御される。
したがって、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bで、図3に示す処理が実行されることにより、検出電圧Vdが電力減少電圧指令値Vrefhと一致することになるので、ステップS13からステップS15を経てステップS16に移行し、現在の出力電力指令値Prefから所定値ΔPを減算した値Pref−ΔPが新たな出力電圧指令値Prefとなる。このため、両定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力Psoが図4(d)に示すように減少され、両者の合計電力も図4(a)で特性線Ltで示すように低下する。これに応じてマスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力Pmoが図4(b)に示すように増加する。
この定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力の低下処理が継続されて、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力Pmoが時点t4で図4(b)に示すように設定出力電力Pmsに一致すると、定電圧制御形発電装置10の出力電圧指令値Vrefが定格定電圧指令値Vrefrに復帰する。このため、スレーブとなる両定電力制御形発電装置20A及び20Bで現在の出力電力指令値Prefを維持することになり、定電力制御状態となる。
このように、負荷30の消費電力PLが増加すると、これに応じてマスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力Pmoが一時的に上昇するが、この定電圧制御形発電装置10で電力増加電圧指令値Vreflが決定されて、検出電圧Vdが電力増加電圧指令値Vreflに一致するようにインバータ12が定電圧制御される。このため、スレーブとなる両定電力制御形発電装置20A及び20Bでは、電力増加電圧指令値Vreflを検出することにより、出力電力指令値Prefが所定値ΔPずつ増加されて、出力電力Psoが増加する。この定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力Psoの増加に伴ってマスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電圧Pmoが減少することになる。この結果、負荷30の消費電力が図4(a)に示すように増加傾向を継続した場合でも、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電圧が許容電力を越えることはなく、前述した図9の従来例のようにマスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力が許容電力を越えて過負荷状態となって運転継続が不可能となることを確実に防止することができる。
しかも、マスターとなる定電圧制御形発電装置10とスレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bとの間の指令値の伝達を、定電圧制御形発電装置10の出力電圧を定格定電圧指令値Vrefrを所定値だけ増減した電力減少指令電圧Vrefh及び電力増加指令電圧Vreflに変化させるだけで行なうことができ、定電圧制御形発電装置10及び定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力を制御する制御装置を別途設ける必要がなく、全体の構成を簡易化することができると共に安価に構成することができる。
その上、負荷30の負荷容量が増加してスレーブとなる定電力制御形発電装置20A,20Bを増設する場合でも、新たな定電力形発電装置を並列接続するだけで、別途制御系を追加することなく行なうことができる。
さらに、上記実施形態のように、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力を増加させる際に、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の電力増加指令電圧Vreflを定格定電圧指令値Vrefrに対して減少させるようにしたので、負荷30の消費電力PLが増加したときに、定電圧制御形発電装置10の出力電圧を低く抑えて定電圧制御形発電装置10の出力電力を低く抑制することができる。
さらにまた、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の設定出力電力Pmsを許容電力の50%に設定することにより、負荷30の消費電力が急変したときの電力量増減の許容量を大きくすることができ、安定した電力量制御を行なうことができる。
なお、上記第1の実施形態においては、設定出力電力Pmsを許容電力の50%に設定した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、負荷30の消費電力の変動パターンに合わせた任意の設定値に設定することができる。
また、上記第1の実施形態においては、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A,20Bを2台並列に接続する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、1台、あるいは3台以上設けるようにしてもよい。
次に、本発明の第2の実施形態を図5及び図6について説明する。
この第2の実施形態では、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電圧を、出力電力の変化に応じて所定の範囲で連続的に変化させ、これに応じてスレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bで定電圧制御形発電装置10の出力電圧変化に応じて出力電力を連続的に変化させるようにしたものである。
すなわち、第2の実施形態では、マスターとなる定電圧制御形発電装置10のインバータ制御装置15で、前述した図2の電圧指令値演算処理に代えて、図5に示す電圧指令値演算処理を実行し、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bで、前述した図3の電力指令値演算処理に代えて、図6に示す電力指令値演算処理を実行するようにしたことを除いては前述した第1の実施形態と同様の構成を有する。
定電圧制御形発電装置10のインバータ制御装置15で実行する電圧指令値演算処理は図5に示すように構成されている。
すなわち、先ず、ステップS21で電流センサ13及び電圧センサ14で検出した検出電流Id及び検出電圧Vdを読込み、次いでステップS22に移行して、検出電流Id及び検出電圧Vdを乗算して出力電力Pmoを算出し、次いでステップS23に移行して、算出した出力電力Pmoに基づいてステップ内に示す出力電力Pmoと電圧指令値Vrefとの関係を表す制御マップを参照して電圧指令値Vrefを算出し、次いでステップS24に移行して、算出した電圧指令値Vrefと検出電圧Vdとが一致するようにインバータ12を定電圧制御してから前記ステップS21に戻る。
ここで、ステップS23の制御マップは、許容電力が50%であるときに電圧指令値Vrefが定格定電圧指令値Vrefrとなり、これより出力電力Pmoが減少すると、電圧指令値Vrefが最大で210Vまで連続的に増加し、出力電力Pmoが増加すると、電圧指令値Vrefが最小で190Vまで連続的に減少するように特性線の傾きが設定されている。
また、定電力制御形発電装置20A及び20Bのインバータ制御装置25で実行する電力指令値演算処理は図6に示すように構成されている。
すなわち、先ず、ステップS31で電流センサ23及び電圧センサ24で検出した検出電流Id及び検出電圧Vdを読込み、次いでステップS32に移行して、検出電流Id及び検出電圧Vdを乗算して出力電力Psoを算出し、次いでステップS33に移行して、検出した検出電圧Vdに基づいてステップ内に示す検出電圧Vdと電力指令値Prefとの関係を表す制御マップを参照して電力指令値Prefを算出し、次いでステップS34に移行して、算出した電力指令値Prefと出力電力Psoとが一致するようにインバータ22を定電力制御してから前記ステップS31に戻る。
ここで、ステップS33の制御マップは、検出電圧Vdが定格定電圧指令値Vrefr(200V)であるときに電力指令値Prefが許容電力の50%となり、これより検出電圧Vdが減少すると電力指令値Prefが許容電力(100kW)まで連続的に増加し、検出電圧Vdが増加すると電力指令値Prefが0kWまで連続的に減少するように特性線の傾きが設定されている。
次に、上記第2の実施形態の動作を説明する。
今、前述した第1の実施形態と同様に、負荷30の消費電力が150kWであって、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力が50kW、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力がそれぞれ50kWであるものとする。
この状態では、マスターとなる定電圧制御形発電装置10のインバータ制御装置15で図5に示す電圧指令値演算処理が実行されたときに、ステップS23に移行して、50kWの出力電力Pmoに基づいて定格定電圧指令値Vrefrとなる200Vの電圧指令値Vrefが算出され、この電圧指令値Vrefに出力電圧Vdが一致するようにインバータ12が定電圧制御される。
このため、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bでは、検出される検出電圧Vdが定格定電圧指令値Vrefr(200V)となるため、電力指令値Prefは50kWとなり、この電力指令値Prefと出力電力Psoとが一致するようにインバータ22が定電力制御されるので、出力電力Psoは現在値を維持する。
この状態で、負荷30の消費電力が増加して、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力Pmoが増加すると、その増加量に応じて電圧指令値Vrefが定格定電圧指令値Vrefrから減少し、この電圧指令値Vrefと検出電圧Vdとが一致するようにインバータ12が定電圧制御される。
このため、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bでは、検出電圧Vdが低下することから電力指令値Prefが増加し、この増加した電力指令値Prefと出力電力Psoとが一致するようにインバータ22が定電力制御されることにより、出力電力Psoが増加して、前述した第1の実施形態と同様の電力増加制御を行なうことができる。
同様に、負荷30の消費電力が150kWから減少して、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力Pmoが減少すると、その減少量に応じて電圧指令値Vrefが定格定電圧指令値Vrefrから増加し、この電圧指令値Vrefと検出電圧Vdとが一致するようにインバータ12が定電圧制御される。
このため、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bでは、検出電圧Vdが増加することから電力指令値Prefが減少し、この減少した電力指令値Prefと出力電力Psoとが一致するようにインバータ22が定電力制御されることにより、出力電力Psoが減少して、前述した第1の実施形態と同様の電力減少制御を行なうことができる。
このように、上記第2の実施形態においても、前述した第1の実施形態同様の作用効果を得ることができる。
なお、上記第1及び第2の実施形態においては、定電圧制御形発電装置10で出力電力Pmoが増加したときに、電圧指令値Vrefを低下させ、出力電力Pmoが減少したときに電圧指令値Vrefを増加させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、逆に出力電力Pmoが増加したときに、電圧指令値Vrefを増加させ、出力電力Pmoが減少したときに、電圧指令値Vrefを減少させるようにし、これに応じて定電力制御形発電装置20A及び20Bで検出電圧Vdの変動方向と出力電力Psoを変動方向とを一致させるようにしてもよい。
次に、本発明の第3の実施形態を図7及び図8について説明する。
この第3の実施形態では、マスターとなる定電圧制御形発電装置10とスレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bとの間の指令値伝達を、インバータの周波数を変化させることにより行なうようにしたものである。
すなわち、第3の実施形態においては、マスターとなる定電圧制御形発電装置10のインバータ制御装置15で、図7に示す周波数指令値演算処理を実行し、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bのインバータ制御装置25で図8に示す電力指令値演算処理を実行する。
定電圧制御形発電装置10のインバータ制御装置15で実行する周波数指令値演算処理は、図7に示すように、先ず、ステップS41で、電流センサ13及び電圧センサ14で検出した検出電流Id及び検出電圧Vdを読込み、次いでステップS42に移行して、検出電流Id及び検出電圧Vdを乗算して出力電力Pmoを算出し、次いでステップS43に移行して、算出した出力電力Pmoに基づいてステップ内に示す出力電力Pmoとインバータ12から出力する周波数指令値Frefとの関係を表す制御マップを参照して、周波数指令値Frefを算出し、次いでステップS44に移行して、インバータ12から出力される出力電流又は出力電圧の周波数を周波数指令値Frefに一致させるようにインバータ12を定電圧制御する。
ここで、ステップS43の制御マップは、許容電力が50%であるときに周波数指令値Frefが定格周波数指令値Frefrとなり、これより出力電力Pmoが減少すると、周波数指令値Frefを定格周波数指令値Frefrに対して機器に影響を与えない範囲の0.1〜1.0Hzを加算した値Frefhまで増加させ、出力電力Pmoが増加すると、周波数を定格周波数指令値Frefrに対して上記範囲0.1〜1.0Hzを減算した値Freflまで減少させるように特性線の傾きが設定されている。
また、定電力制御形発電装置20A及び20Bでは、インバータ制御装置25で、図8に示す電力指令値演算処理を実行する。
この電力指令値演算処理では、図8に示すように、先ず、ステップS51で、電流センサ23及び電圧センサ24で検出した検出電流Id及び検出電圧Vdと、検出電流Id又は検出電圧Vdから検出した周波数Fdとを読込み、次いでステップS52に移行して、検出電流Id及び検出電圧Vdを乗算して出力電力Prefを算出する。
次いで、ステップS53に移行して、検出した周波数Fdに基づいてステップS53内に表示する周波数Fdと電力指令値Prefとの関係を表す制御マップを参照して電力指令値Prefを算出し、次いでステップS54に移行して、算出した電力指令値Prefと出力電力Psoとが一致するようにインバータ22を定電力制御する。
ここで、ステップS53の制御マップは、検出周波数Fdが定格周波数Frefrであるときに、許容電力の50%となり、検出周波数Fdが定格周波数Frefrより小さいときには、Frefl(=Frefr−0.1〜1.0Hz)に達するまでの間に連続的に電力指令値Prefが許容電力(100kW)まで増加し、検出周波数Fdが定格周波数Frefrより大きいときにはFrefh(=Frefr+0.1〜1.0Hz)に達するまでの間に連続的に電力指令値Prefが0kWまで減少するように特性線の傾きが設定されている。
次に、上記第3の実施形態の動作を説明する。
今、前述した第1の実施形態と同様に、負荷30の消費電力が150kWであって、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力が50kW、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力がそれぞれ50kWであるものとする。
この状態では、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力Pmoが設定出力電力Pmsに一致することから、インバータ12が定格周波数Frefrを維持するように定電圧制御される。このため、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bで、インバータ制御装置25で検出する周波数Fdが定格周波数Frefrとなるので、その電力指令値Prefは許容電力の50%となり、現在の出力電力Psoを維持する。
この状態から負荷30の消費電力が増加して、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力Pmoが設定出力電力Pmsを超える状態となると、周波数指令値Frefが定格周波数Frefrより小さい値となり、インバータ12の出力周波数が周波数指令値Frefとなるようにインバータ12が定電圧制御される。これに応じて、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bで定格周波数Frefrより低い周波数指令値Frefが検出周波数Fdとして検出される。このため、検出周波数Fdに基づいて制御マップを参照することにより、電力指令値Prefが増加されて、この電力指令値Prefと出力電圧Psoとが一致するようにインバータ12が定電力制御される。したがって、定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力Psoが増加されて、定電圧制御形発電装置10の出力電力が低下される。
同様に、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力Pmoが設定出力電力Pmsと一致している状態から負荷30の消費電力が低下してマスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力Pmoが設定出力電力Pmsより低下すると、周波数指令値Frefが定格周波数Frefrより増加することなり、インバータ22の出力周波数が周波数指令値Frefに一致するように制御される。このため、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bの検出周波数Fdが定格周波数Frefrより増加することになり、電力指令値Prefが減少されて、この減少された電力指令値Prefに一致するようにインバータ22の出力電力が定電力制御される。
この第3の実施形態によると、マスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力周波数を変化させることにより、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bの電力制御指令値とすることができ、前述した第1及び第2の実施形態と同様に別途制御装置を設けることなく定電圧制御形発電装置10及び定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力を正確に制御することができる。
しかも、スレーブとなる定電力制御形発電装置20A及び20Bの出力電力Psoを増加させる際にマスターとなる定電圧制御形発電装置10のインバータ12から出力される交流電力の周波数を小さくするので、電力が増加した場合にマスターとなる定電圧制御形発電装置10の出力電力Pmoを抑制することができる効果を有する。
なお、上記第1乃至第3の実施形態においては、定電圧制御形発電装置10及び定電力制御形発電装置20A,20Bに燃料電池11及び21を適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、他の分散電源を1台以上並列に接続して負荷を駆動する場合にも本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施形態を示す発電装置システムの一例を示す概略構成図である。 定電圧制御形発電装置のインバータ制御装置で実行する電圧指令値演算処理手順の一例を示すフローチャートである。 定電力制御形発電装置のインバータ制御装置で実行する電力指令値演算処理手順の一例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の動作の説明に供するタイムチャートである。 本発明の第2の実施形態を示す定電圧制御形発電装置のインバータ制御装置で実行する電圧指令値演算処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示す定電力制御形発電装置のインバータ制御装置で実行する電力指令値演算処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態を示す定電圧制御形発電装置のインバータ制御装置で実行する周波数指令値演算処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態を示す定電力制御形発電装置のインバータ制御装置で実行する電力指令値演算処理で順の一例を示すフローチャートである。 従来例の動作の説明に供するタイムチャートである。
符号の説明
10…定電圧制御形発電装置、11…燃料電池、12…インバータ、13…電流センサ、14…電圧センサ、15…インバータ制御装置、20A,20B…定電力制御形発電装置、21…燃料電池、22…インバータ、23…電流センサ、24…電圧センサ、25…インバータ制御装置、30…負荷

Claims (11)

  1. 発電出力を定電圧制御する1台の定電圧制御形発電装置と、発電出力を定電力制御する1台以上の定電力制御形発電装置とを自立運転させて負荷に電力を供給する発電装置システムであって、
    前記定電圧制御形発電装置の発電出力の変化を前記定電力制御形発電装置の電力出力を変化させる指令値としたことを特徴とする発電装置システム。
  2. 前記定電圧制御形発電装置は、出力電力を検出する電力検出手段を有し、該電力検出手段で検出した出力電力の変化に基づいて発電出力を変化させることを特徴とする請求項1に記載の発電装置システム。
  3. 前記定電圧制御形発電装置における発電出力の変化は電圧出力を変化させることにより行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の発電装置システム。
  4. 前記電圧出力を定格定電圧指令値に対して所定量減少させたときに前記定電力制御形発電装置の電力出力を増加させる指令値とし、前記電圧出力を前記定格定電圧指令値に対して所定量増加させたときに前記定電力制御形発電装置の電力出力を減少させる指令値としたことを特徴とする請求項3に記載の発電装置システム。
  5. 前記定電圧制御形発電装置における発電出力の変化は発電出力の周波数を変化させることにより行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の発電装置システム。
  6. 前記定電力制御形発電装置は、前記定電圧制御形発電装置の発電出力の変化を検出する出力変化検出手段を有し、該出力変化検出手段で検出した前記定電圧制御形発電装置の発電出力変化に基づいて発電出力を決定するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の発電装置システム。
  7. 前記定電圧制御形発電装置及び前記定電力制御形発電装置は、燃料電池発電装置で構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の発電装置システム。
  8. 発電出力を定電圧制御する1台の定電圧制御形発電装置と、発電出力を定電力制御する1台以上の定電力制御形発電装置とを自立運転させて負荷に電力を供給する発電装置システムの制御方法であって、
    前記定電圧制御形発電装置の発電出力を変化させることにより前記定電力制御形発電装置の電力出力を変化させることを特徴とする発電装置システムの制御方法。
  9. 前記定電圧制御形発電装置の発電出力変化は電圧出力を変化させることにより行うことを特徴とする請求項8に記載の発電装置システムの制御方法。
  10. 前記定電圧制御形発電装置の発電出力変化は発電出力の周波数を変化させることにより行うことを特徴とする請求項8に記載の発電装置システムの制御方法。
  11. 前記定電圧制御形発電装置及び前記定電力制御形発電装置は、燃料電池発電装置で構成されていることを特徴とする請求項8乃至10の何れか1項に記載の発電装置システムの制御方法。
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