JP2009290286A - 非可逆回路素子及び複合電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板に設けた接続用線路に生じるインダクタンス成分を極力小さくでき、入出力インピーダンスの整合が容易な非可逆回路素子及び複合電子部品を得る。
【解決手段】互いに電気的に絶縁状態で交差して配置された第1及び第2中心電極を有するフェライト32と、該フェライト32に直流磁界を印加するようにフェライト32の両主面を一対の永久磁石41で挟み込んだフェライト・磁石素子30を回路基板20の表面に実装した非可逆回路素子。回路基板20の表面にはチップ状整合回路素子C1,C2,CS1,CS2,CA1,Rがフェライト・磁石素子30に近接して配置されている。チップ状整合回路素子C1がフェライト・磁石素子30の側面に近接配置されていることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、非可逆回路素子、特に、マイクロ波帯で使用されるアイソレータやサーキュレータなどの非可逆回路素子、及び、該非可逆回路素子を備えた複合電子部品に関する。
従来より、アイソレータやサーキュレータなどの非可逆回路素子は、予め定められた特定方向にのみ信号を伝送し、逆方向には伝送しない特性を有している。この特性を利用して、例えば、アイソレータは、自動車電話、携帯電話などの移動体通信機器の送信回路部に使用されている。
一般に、この種の非可逆回路素子では、中心電極が形成されたフェライトとそれに直流磁界を印加する永久磁石とからなるフェライト・磁石素子や、抵抗やコンデンサ(容量)からなる所定の整合回路素子を備えている。また、複数の非可逆回路素子を備えた複合電子部品、あるいは、非可逆回路素子とパワーアンプ素子とを備えた複合電子部品などがモジュールとして提供されている。
特許文献1,2に記載のように、この種の非可逆回路素子では、フェライト・磁石素子の周囲に種々の整合回路素子が配置されている。しかし、この種の整合回路素子は回路基板上での配置関係によって電気的な接続用線路に生じるインダクタンス成分が入出力インピーダンスに影響を及ぼすという問題点を有していた。
特開2002−299914号公報 特開2005−117500号公報
そこで、本発明の目的は、回路基板に設けた接続用線路に生じるインダクタンス成分を極力小さくでき、入出力インピーダンスの整合が容易な非可逆回路素子及び複合電子部品を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の第1の形態である非可逆回路素子は、
永久磁石と、
前記永久磁石により主面を貫通するように直流磁界が印加されるフェライトと、
前記フェライトの主面に互いに電気的に絶縁状態で交差して配置された第1中心電極及び第2中心電極と、
回路基板と、
を備え、
前記フェライトを一対の前記永久磁石で挟み込んだフェライト・磁石素子を構成し、
前記第1中心電極は、一端が入力ポートに電気的に接続され、他端が出力ポートに電気的に接続され、
前記第2中心電極は、一端が入力ポートに電気的に接続され、他端がグランドポートに電気的に接続され、
前記入力ポートと前記出力ポートとの間に第1整合容量が電気的に接続され、
前記入力ポートと前記グランドポートとの間に第2整合容量が電気的に接続され、
前記入力ポートと前記出力ポートとの間に抵抗が電気的に接続され、
前記フェライト・磁石素子は前記回路基板の表面にフェライトの主面が該回路基板の表面と垂直に位置するように実装されており、
前記第1整合容量、前記第2整合容量及び前記抵抗の少なくとも一つは、チップ状整合回路素子であり、かつ、前記回路基板に前記フェライト・磁石素子に近接して配置されていること、
を特徴とする。
また、本発明の第2の形態である複合電子部品は、前記非可逆回路素子を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、整合回路素子の少なくとも一つは、チップ状整合回路素子であり、かつ、回路基板にフェライト・磁石素子に近接して配置されているため、回路基板に設けた接続用線路が短くなってそのインダクタンス成分が小さくなる。従って、入出力インピーダンスの整合が容易になり、ひいては電気的な特性が向上する。
以下、本発明に係る非可逆回路素子及び複合電子部品の実施例について添付図面を参照して説明する。なお、各実施例において共通する部品、部分には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
(第1実施例(アイソレータ)、図1〜図8参照)
第1実施例である2ポート型アイソレータ1の分解斜視図を図1に示す。この2ポート型アイソレータ1は、集中定数型アイソレータであり、概略、回路基板20と、フェライト32と一対の永久磁石41とからなるフェライト・磁石素子30と、チップ状整合回路素子C1,C2,CS1,CS2,CA1,Rとで構成されている。
フェライト32には、図2に示すように、表裏の主面32a,32bに互いに電気的に絶縁された第1中心電極35及び第2中心電極36が形成されている。ここで、フェライト32は互いに対向する平行な第1主面32a及び第2主面32bを有する直方体形状をなし、上面32c、下面32d、側面32e,32fはそれぞれ主面32a,32bと直交している。
また、永久磁石41はフェライト32に対して直流磁界を主面32a,32bに略垂直方向に印加するように主面32a,32bに対して、例えば、エポキシ系の接着剤42を介して接着され(図4参照)、フェライト・磁石素子30を形成している。永久磁石41の主面41aは前記フェライト32の主面32a,32bと同一寸法であり、互いの外形が一致するように主面32a,41a、主面32b,41aどうしを対向させて配置されている。
第1中心電極35は導体膜にて形成されている。即ち、図2に示すように、この第1中心電極35は、フェライト32の第1主面32aにおいて右下から立ち上がって2本に分岐した状態で左上に長辺に対して比較的小さな角度で傾斜して形成され、左上方に立ち上がり、上面32c上の中継用電極35aを介して第2主面32bに回り込み、第2主面32bにおいて第1主面32aと透視状態で重なるように2本に分岐した状態で形成され、その一端は下面32dに形成された接続用電極35bに接続されている。また、第1中心電極35の他端は下面32dに形成された接続用電極35cに接続されている。このように、第1中心電極35はフェライト32に1ターン巻回されている。そして、第1中心電極35と以下に説明する第2中心電極36とは、間に絶縁膜が形成されて互いに絶縁された状態で交差している。中心電極35,36の交差角は必要に応じて設定され、入力インピーダンスや挿入損失が調整されることになる。
第2中心電極36は導体膜にて形成されている。この第2中心電極36は、まず、0.5ターン目36aが第1主面32aにおいて右下から左上に長辺に対して比較的大きな角度で傾斜して第1中心電極35と交差した状態で形成され、上面32c上の中継用電極36bを介して第2主面32bに回り込み、この1ターン目36cが第2主面32bにおいてほぼ垂直に第1中心電極35と交差した状態で形成されている。1ターン目36cの下端部は下面32dの中継用電極36dを介して第1主面32aに回り込み、この1.5ターン目36eが第1主面32aにおいて0.5ターン目36aと平行に第1中心電極35と交差した状態で形成され、上面32c上の中継用電極36fを介して第2主面32bに回り込んでいる。以下同様に、2ターン目36g、中継用電極36h、2.5ターン目36i、中継用電極36j、3ターン目36k、中継用電極36l、3.5ターン目36m、中継用電極36n、4ターン目36o、がフェライト32の表面にそれぞれ形成されている。また、第2中心電極36の両端は、それぞれフェライト32の下面32dに形成された接続用電極35c,36pに接続されている。なお、接続用電極35cは第1中心電極35及び第2中心電極36のそれぞれの端部の接続用電極として共用されている。
また、接続用電極35b,35c,36pや中継用電極35a,36b,36d,36f,36h,36j,36l,36nはフェライト32の上下面32c,32dに形成された凹部37(図3参照)に銀、銀合金、銅、銅合金などの電極用導体を塗布又は充填して形成されている。また、上下面32c,32dには各種電極と平行にダミー凹部38も形成され、かつ、ダミー電極39a,39b,39cが形成されている。この種の電極は、マザーフェライト基板に予めスルーホールを形成し、このスルーホールを電極用導体で充填した後、スルーホールを分断する位置でカットすることによって形成される。なお、各種電極は凹部37,38に導体膜として形成したものであってもよい。
フェライト32としてはYIGフェライトなどが用いられている。第1及び第2中心電極35,36や各種電極は銀や銀合金の厚膜又は薄膜として印刷、転写、フォトリソグラフなどの工法で形成することができる。中心電極35,36の絶縁膜としてはガラスやアルミナなどの誘電体厚膜、ポリイミドなどの樹脂膜などを用いることができる。これらも印刷、転写、フォトリソグラフなどの工法で形成することができる。
なお、フェライト32を絶縁膜及び各種電極を含めて磁性体材料にて一体的に焼成することが可能である。この場合、各種電極を高温焼成に耐えるPd,Ag又はPd/Agを用いることになる。
永久磁石41は、通常、ストロンチウム系、バリウム系、ランタン−コバルト系のフェライトマグネットが用いられる。永久磁石41とフェライト32とを接着する接着剤42としては、一液性の熱硬化型エポキシ接着剤を用いることが最適である。
回路基板20は、通常のプリント配線回路基板と同種の材料からなり、その表面には、前記フェライト・磁石素子30やチップ状整合回路素子C1,C2,CS1,CS2,CA1,Rを実装するための電極21〜26(図6参照)が形成されている。
(回路構成、図5参照)
ここで、アイソレータ1の一回路例を図5の等価回路に示す。入力ポートP1(電極23)は整合用コンデンサCS1を介して電極21によって整合用コンデンサC1と終端抵抗Rとに接続され、整合用コンデンサCS1は第1中心電極35の一端に接続されている。第1中心電極35の他端及び第2中心電極36の一端は、電極22によって終端抵抗R及びコンデンサC1,C2に接続され、かつ、コンデンサCS2を介して出力ポートP2(電極24)に接続されている。第2中心電極36の他端及びコンデンサC2はグランドポートP3(電極26)に接続されている。また、第1中心電極35の一端はコンデンサCA1を介してグランドポートP3(電極25)に接続されている。
前記フェライト・磁石素子30は、回路基板20上に載置され、フェライト32の下面32dの電極35b,35c,36pが回路基板20上の電極21,22,25にリフローはんだ付けされる。同時に、各種整合回路素子C1,C2、CS1,CS2,CA1,Rが回路基板20上の電極21〜26とリフローはんだ付けされる。
以上の等価回路からなる2ポート型アイソレータ1においては、第1中心電極35の一端が入力ポートP1に接続され他端が出力ポートP2に接続され、第2中心電極36の一端が出力ポートP2に接続され他端がグランドポートP3に接続されているため、挿入損失の小さな2ポート型の集中定数型アイソレータとすることができる。さらに、動作時において、第2中心電極36に大きな高周波電流が流れ、第1中心電極35にはほとんど高周波電流が流れない。
また、フェライト・磁石素子30は、フェライト32と一対の永久磁石41が接着剤42で一体化されていることで、機械的に安定となり、振動や衝撃で変形・破損しない堅牢なアイソレータとなる。
(漏れ磁束の分布と整合回路素子の配置、図6〜図8参照)
ところで、以上のアイソレータ1において、フェライト・磁石素子30の漏れ磁束の分布を実測し、評価した。図7に示すように、漏れ磁束はフェライト32の主面に対して平行に近接する領域Aのほうが、フェライト32の主面と直交する面に対して平行に近接する領域Bよりも大きい。また、回路基板20の裏面側は漏れ磁束が領域Aよりも少ない。
整合回路素子をフェライト・磁石素子30にあまりに近接配置すると、前記リフローはんだ付け時に整合回路素子がフェライト・磁石素子30の漏れ磁束によってフェライト・磁石素子30に引き寄せられ配置がずれてしまう、もしくは、互いにくっついてしまう。このように、リフローはんだ付け時における漏れ磁束の影響を排除する観点から、領域Aであってフェライト32の主面32a,32bに近接配置される整合回路素子はフェライト・磁石素子30と距離aだけ離間させる必要がある。領域Bであってフェライト32の側面32fに近接配置される整合回路素子はフェライト・磁石素子30と距離bだけ離間させる必要がある。この場合、a>bである。
ここで、各種整合回路素子のフェライト・磁石素子30との距離に関する依存性(接続用線路によるインダクタンス成分の影響)について検討する。まず、第1整合容量素子C1についてその接続用線路に生じるインダクタンス成分L(図5参照)をその接続用線路長を変化させて評価を行った。また、抵抗素子Rの接続用線路長、第2整合容量素子C2の接続用線路長、及び、整合容量素子CS2の接続用線路長をそれぞれ変化させて同様の評価を行った。
図8にその評価結果を示す。図8において、横軸は接続用線路長を示し、縦軸はそれぞれの接続用線路長を変化させたときの入出力インピーダンスを整合させる第2整合容量素子C2の容量値を示している。線路長が長くなるとインダクタンス成分が大きくなるため、入出力インピーダンスを整合させるために第2整合容量素子C2の容量値が小さくなっていく。容量値が0pF以下となる線路長が最も小さく、線路長に対する容量値変化量が最も大きい整合回路素子が最も感度が大きいことになる。回路基板20上に各種整合回路素子を配置する場合、フェライト・磁石素子30とこの感度が最も大きい整合回路素子の線路長、つまりインダクタンス成分を小さくする必要があるといえる。
図8に示す評価結果から、第1整合容量素子C1の接続用線路長による依存性が大きく、感度が大きいことが分かる。従って、第1整合容量素子C1をフェライト・磁石素子30に最も近接配置することが好ましい。第1整合容量素子C1を優先的にフェライト・磁石素子30に近接配置させるには、図6及び図7に示すように、漏れ磁束の少ない領域B、即ち、フェライト32の側面32fに近接配置すればよい。これにて、入出力インピーダンスの整合が容易になる。
図8に示した評価では、インダクタンス成分に対応した接続用線路を第2ポートP2側に配置したものと想定している。それゆえ、第2整合容量素子C2の容量値を最適化することで入出力インピーダンスの整合が可能である。一方、インダクタンス成分に対応した接続用線路を第1ポートP1側に配置した場合には、第2整合容量素子C2を整合容量素子CA1と置き換え、整合容量素子CS2と整合容量素子CS1と置き換え、さらに、縦軸を第1整合容量素子C1の容量値と読み換えて、同様の検討を行うことができる。この場合も、最も感度の大きな整合回路素子は第1整合容量素子C1となる。
なお、一般的に、整合回路素子のいずれかをフェライト・磁石素子30に近接配置することにより接続用線路長を短くすることができ(即ち、不要なインダクタンス成分を低減でき)、それによって入出力インピーダンスの整合が容易になる。最も好ましい例が第1整合容量素子C1である。
(第2実施例(アイソレータ)、図9参照)
前述したように、回路基板20の裏面側においてもフェライト・磁石素子30からの漏れ磁束が小さい。そこで、整合回路素子の少なくとも一つを回路基板20の裏面に、かつ、フェライト・磁石素子30に近接配置、好ましくはフェライト・磁石素子30の直下に配置してもよい。
図9に示す第2実施例では、整合回路素子C1,Rを回路基板20の裏面に配置し、回路基板20に形成したビアホール導体27,28,29にて第1及び第2中心電極35,36の端部と電気的に接続するようにした。他の整合回路素子C2,CS1,CS2,CA1は回路基板20の表面に配置されている。
(第3実施例(複合電子部品)、図10及び図11参照)
図10に第3実施例である複合電子部品3を示す。この複合電子部品3は、前記アイソレータ1とパワーアンプ81とをプリント配線回路基板82の表面に実装してモジュールとして構成したものである。フェライト・磁石素子30の周囲には、各種整合回路素子がフェライト・磁石素子30に近接配置されている。パワーアンプ81の周囲にもチップタイプの必要な回路素子83a〜83fが実装されている。なお、このアイソレータ1では整合容量素子CA1を省略している。
図11に前記複合電子部品3の回路構成を示す。インピーダンス整合回路86の出力は高周波パワーアンプ回路81に入力され、その出力はインピーダンス整合回路85を介してアイソレータ1に入力される。
(他の実施例)
なお、本発明に係る非可逆回路素子及び複合電子部品は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
特に、アイソレータにおいて整合回路の構成は任意である。また、フェライト・磁石素子において、フェライトと永久磁石は一体に焼成されたものであってもよい。さらに、フェライト・磁石素子や整合回路素子を基板の表面に接合する方法としては、前記実施例に示したはんだ接合以外に、導電性接着剤による接合、超音波による接合、ブリッジボンディングによる接合などを用いてもよい。
また、フェライト・磁石素子は、永久磁石がフェライトの片方の主面にのみ固着されているものであってもよい。また、容量や抵抗などの整合回路素子の全てがチップ状である必要はなく、少なくとも一つの整合回路素子がチップ状であり、かつ、フェライト・磁石素子に近接して配置されていればよい。
さらに、複合電子部品は、第3実施例として示したアイソレータとパワーアンプとの組み合わせ以外に、動作周波数帯の異なる二つのアイソレータを回路基板上に搭載したものなどであってもよい。この場合には、永久磁石の漏れ磁束を考慮すると、図7に示した領域B方向に二つのアイソレータを隣接させることで、より近接させて二つのアイソレータを配置することができる。
第1実施例である非可逆回路素子(2ポート型アイソレータ)を示す分解斜視図である。 中心電極付きフェライトを示す斜視図である。 前記フェライトの素体を示す斜視図である。 フェライト・磁石素子を示す分解斜視図である。 2ポート型アイソレータの一回路例を示す等価回路図である。 回路基板上に実装したフェライト・磁石素子と整合回路素子を示す平面図である。 フェライト・磁石素子の漏れ磁束の分布を示す模式図である。 線路長に対する整合回路素子の容量値を示すグラフである。 第2実施例である非可逆回路素子(2ポート型アイソレータ)の要部を示す平面図である。 第3実施例である複合電子部品を示す斜視図である。 前記複合電子部品の回路構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…アイソレータ
3…複合電子部品
20…基板
30…フェライト・磁石素子
32…フェライト
35…第1中心電極
36…第2中心電極
41…永久磁石
81…パワーアンプ
C1,C2,CS1,CS2,CA1,R…整合回路素子
P1…入力ポート
P2…出力ポート
P3…グランドポート

Claims (6)

  1. 永久磁石と、
    前記永久磁石により主面を貫通するように直流磁界が印加されるフェライトと、
    前記フェライトの主面に互いに電気的に絶縁状態で交差して配置された第1中心電極及び第2中心電極と、
    回路基板と、
    を備え、
    前記フェライトを一対の前記永久磁石で挟み込んだフェライト・磁石素子を構成し、
    前記第1中心電極は、一端が入力ポートに電気的に接続され、他端が出力ポートに電気的に接続され、
    前記第2中心電極は、一端が入力ポートに電気的に接続され、他端がグランドポートに電気的に接続され、
    前記入力ポートと前記出力ポートとの間に第1整合容量が電気的に接続され、
    前記入力ポートと前記グランドポートとの間に第2整合容量が電気的に接続され、
    前記入力ポートと前記出力ポートとの間に抵抗が電気的に接続され、
    前記フェライト・磁石素子は前記回路基板の表面にフェライトの主面が該回路基板の表面と垂直に位置するように実装されており、
    前記第1整合容量、前記第2整合容量及び前記抵抗の少なくとも一つは、チップ状整合回路素子であり、かつ、前記回路基板に前記フェライト・磁石素子に近接して配置されていること、
    を特徴とする非可逆回路素子。
  2. 前記第1整合容量を形成するチップ状整合回路素子が、前記フェライトの主面と直交する側面に近接配置されていることを特徴とする請求項1に記載の非可逆回路素子。
  3. 前記フェライトの主面に近接配置されたチップ状整合回路素子とフェライト・磁石素子との距離よりも、前記フェライトの主面と直交する側面に近接配置されたチップ状整合回路素子とフェライト・磁石素子との距離のほうが小さいこと、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の非可逆回路素子。
  4. 前記チップ状整合回路素子の少なくとも一つは、前記回路基板の裏面に配置され、かつ、該回路基板の表面に形成された電極とビアホール導体を介して電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の非可逆回路素子。
  5. 前記回路基板の裏面に配置される少なくとも一つのチップ状整合回路素子は第1整合容量を形成する素子であることを特徴とする請求項4に記載の非可逆回路素子。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の非可逆回路素子を備えたことを特徴とする複合電子部品。
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