JP2009288942A - 画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】原画像に対するユーザーの手動補正に基づく情報を基に、適切な補正情報を選択し、画像補正を行う画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体を提供する。
【解決手段】手動補正入力手段100は、第1補正量を入力する。画像処理手段101は、画像処理を施し、画像処理結果を画像表示手段102へ送出する。画像特徴量算出手段103は、補正項目ごとに、原画像の特徴量を算出する手段である。補正類似度判定手段104は、補正項目ごとに、第1と第2の補正量と第1と第2の特徴量から補正の類似度を判定し、後段の第2補正情報DB105からユーザーの手動補正に近い第2補正量bが特定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、原画像に対するユーザーの手動補正に基づく情報を基に、画像補正を行う画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体に関する。
デジタルカメラ、携帯電話などで撮影した画像は、通常、それ自身の表示画面やパソコン等の画面に表示し、画像の良し悪しを判断することが多い。その際、昼間や夜間、屋内外、逆行などの多様な条件により、意図した画像が撮影できていないことがある。
この様な場合、パソコン等を介してフォトレタッチソフト用の画像処理ソフトを立ち上げ、画像補正を施すことになる。その画像補正項目は多岐に渡るが、調整次第では格段に画質が向上する。そこで、下記に示す幾つかの装置等が開発されている。
特許文献1は、ネットワークを介し、所望する画像と類似した画像をオークション用の画像データベースから検索する特許である。
特許文献2は、大量の画像を効率よく補正するために開発されたものである。概要は、原画像の特徴量を算出し、予め用意されているDB内にある画像の特徴量と比較し、最も類似している画像を抽出する。抽出された画像には単一の画像補正がリンクされており、リンクされた画像補正が適用される。この工程を複数繰り返すことで、所望の画像を得るものである。
特許文献3は、画像を顔、花、青空などのアイテムに分割し、夫々にユーザーがどの様な処理を施すかを計数し、記録する。次回、補正対象となる画像が入力された場合、この計数結果の頻度が高い処理を施すものである。
特開2003−303188号公報 特開2004−54751号公報 特開2006−323580号公報
しかし、特許文献1は、類似した画像を検索するもので、検索結果に基づき画像補正を行う手段がない。
特許文献2は、大量の画像を自動で補正する点に着目した出願であるため、複数のユーザーが使用する場合、個々の好みを反映した画像補正を行いにくいという課題がある。
特許文献3は、画像をアイテムに分割し、アイテム毎に各ユーザーの好みの処理回数を計数し、優先順位を付与し、画像補正を行う出願である。そのため、1ユーザーは処理回数を重ね、好みの手順を形成していく必要がある。このシステムを新規で使うユーザーは適切な補正が得られない。また、処理回数の計数は処理対象の画像に大きく影響される。つまり、通常から逸脱した画像を処理する機会が増加したりすると、優先順位が極端に変化するという課題がある。
そこで、本発明の目的は、原画像に対するユーザーの手動補正に基づく情報を基に、予め登録されている補正情報との類似度を判定し、適切な補正情報を選択し、画像補正を行う画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の画像処理システムは、画像および画像補正項目を表示する画像表示手段と、前記補正項目に応じて第1補正情報を入力または算出する手段と、前記補正項目毎に予め第2補正情報を記憶または保持する第2補正情報記憶手段と、第1補正情報と、第2補正情報との類似度を判定する補正類似度判定手段とを有することを特徴とする。
請求項2に記載の画像処理システムは、請求項1に記載の画像処理システムにおいて、補正類似度判定手段は、前記第1補正情報に含まれる第1特徴量および第2特徴量から第1類似度判定を行い、前記第2補正情報に含まれる第1補正量および第2補正量から第2類似度判定を行い、前記第1類似度判定および前記第2類似度判定の2つの判定結果により、第2補正量を特定することを特徴とする。
請求項3に記載の画像処理システムは、請求項2に記載の画像処理システムにおいて、前記第1の類似判定は、第1特徴量と第2特徴量との差が最小であること、および、前記第2の類似判定は、第1補正量と第2補正量との差が最小であることを特徴とする。
請求項4に記載の画像処理システムは、請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理システムにおいて、ユーザー認識を行うユーザーID検出手段をさらに有し、検出されたユーザーIDと、前記補正類似度判定手段によって特定された第2補正情報を前記第2補正情報記憶手段によって記録し、ユーザーIDと、補正項目と、画像の第1特徴量とから記録されている第2補正情報を特定することを特徴とする。
請求項5に記載の画像処理方法は、画像および画像補正項目を表示する画像表示工程と、前記補正項目に応じて第1補正情報を入力または算出する工程と、前記補正項目毎に予め第2補正情報を記憶または保持する第2補正情報記憶工程と、第1補正情報と、第2補正情報との類似度を判定する補正類似度判定工程とを有することを特徴とする。
請求項6に記載の画像処理プログラムは、画像および画像補正項目を表示する画像表示処理と、前記補正項目に応じて第1補正情報を入力または算出する処理と、前記補正項目毎に予め第2補正情報を記憶または保持する第2補正情報記憶処理と、第1補正情報と、第2補正情報との類似度を判定する補正類似度判定処理とを画像処理システムに実行させることを特徴とする。
請求項7に記載の記録媒体は、請求項6に記載の画像処理プログラムが記録されていることを特徴とする。
本発明によれば、原画像に対するユーザーの手動補正に基づく情報を基に、予め登録されている補正情報との類似度を判定し、適切な補正情報を選択し、画像補正を行う画像処理システム、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体を提供することを可能にする。
本発明を以下に記載する実施の形態を用いて説明していく。
以下に記載する実施の形態は、本発明を好適にもしくは最適に実施する形態であり、これに限定されることはなく、当業者が容易に想到できる範囲内において、変形、修正可能とする。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態の画像処理装置(破線枠内の1)および画像表示手段102を有する画像処理システムの一例を示すブロック図である。
画像処理装置(破線枠内の1)は、手動補正入力手段100、画像処理手段101、画像表示手段102、画像特徴量算出手段103、補正類似度判定手段104および第2補正情報DB(データべース)105を有する。
手動補正入力手段100は、補正対象である原画像に対し、補正項目に応じてユーザーが手動補正した第1補正量を入力する。
画像処理手段101は、補正項目と第1補正量に基づいた画像処理を施し、画像処理結果を画像表示手段102へ送出し、画像を表示する。
画像表示手段102は、補正項目や第1補正量の入力を支援するための各種情報を表示する。
画像特徴量算出手段103は、補正項目ごとに、原画像の特徴量を算出する手段である。
補正類似度判定手段104は、補正項目ごとに、第1と第2の補正量と第1と第2の特徴量から補正の類似度を判定し、後段の第2補正情報DB105からユーザーの手動補正に近い第2補正量bが特定される。
第2補正量bは、画像処理手段101へフィードバックされ、原画像に対し、補正項目に応じた第2補正量bで画像処理が実行され、画像表示装置102にその補正画像が表示される。
上述した画像処理装置および画像表示手段の構成を有する画像処理システムの処理について、図2、図3および図4に示す。
図2は、本実施形態の画像処理システムにおいて行う処理の一例を示すフローチャート図である。
図3は、本実施形態の画像処理システムにおいて扱う情報を示す図である。(a)は、画像表示手段に入力する原画像例であり、(b)は、画像表示手段に表示される原画像と画像の明るさを補正するスライドバーであり、(c)は、画像処理部において、ツマミをスライドした方向および移動量に応じ、入出力明度変換特性を生成した一の結果を示す図であり、(d)は、画像処理部において、ツマミをスライドした方向及び移動量に応じ、入出力明度変換特性を(c)の様に生成し、原画像に対し明度変換を施す一の結果を示す図である。
図4は、本実施形態の画像処理システムにおいて、第2補正情報DBに記録されている情報例を示す図である。
<S100>
まず、S100の処理について説明する。図3(a)は、画像処理手段101に入力する原画像例である。原画像が画像処理装置101に入力されると、画像処理装置101は、それを検知し、手動補正入力手段100へ補正項目番号を要求する。
補正項目としては、明るさ補正、コントラスト補正、肌色の色相補正、肌色の彩度補正、グレーの色相補正、グレーの彩度補正、青空や海の色相補正、青空や海の彩度補正、スムージング補正、エッジ強調など多種多様である。
これら補正項目にはユニークな番号が付与されており、補正項目の番号により、容易に補正項目が特定できる。
本処理では補正項目番号=1を明るさ補正として、以下説明する。手動補正入力手段100は画像処理手段101へ補正項目番号=1を送出する。
<S101>
S101の処理において、画像表示手段102は、第1補正量の入力を促す情報を表示する。
<S102>
S102の処理において、画像表示手段102に表示された画像及び情報を参照しながら、手動補正入力手段100から第1補正量を入力する。補正項目番号=1の第1補正量については後述する。画像処理手段101では第1補正量で原画像を補正し、補正画像を画像表示手段102に表示する。
(補正項目番号=1の明るさ補正とその第1特徴量)
画像表示手段102には原画像(図3(a))と画像の明るさを補正するスライドバー(図3(b))が表示される。ユーザーはスライドバー左側の“暗い”から右側の“明るい”までの範囲内で、画像を見ながら好ましいと感じる明るさになる様にツマミをスライドする。
画像処理部101では、ツマミをスライドした方向及び移動量に応じ、入出力明度変換特性を図3(c)の様に生成し、原画像に対し明度変換を施す。スライドバーの“そのまま”は、明度L1を持つ点であり、入出力明度変換特性は、2.である。ツマミを右に動かすと明度L1は明度L2の方へ移動し、(0,0)、(100,100)を固定とした入出力明度変換特性として1.の曲線を生成する。
このツマミをスライドした方向及び移動量が第1補正量である。こここで明度Lについて補足する。本処理の原画像は国際規格 であるsRGBに準拠しているものとして説明する。
sRGB
IEC(国際電気標準会議)が1998年に策定した色空間の国際標準規格
sRGBデータは適切なγ補正と基準白色に基づいて予め決められた3×3の行列で三刺激値XYZデータに変換する。γ変換後のRGBは、下記式(1)で三刺激値XYZに変換できる。
X=α00×R+α01×G+α02×B
Y=α10×R+α11×G+α12×B
Z=α20×R+α21×G+α22×B・・・・・・・・式(1)
さらに、三刺激値XYZをCIELAB均等色空間として、定義されている変換式でL*a*b*データに変換する。下記式(2)に示す。
CIELABは、国際照明学会(CIE)が定め、JISにも規定されている均等色空間の国際標準である。
L*=116×(Y/Y0)^(1/3)−16(ただし、Y/Y0>0.008856)
a*=500×〔(X/X0)^(1/3)−(Y/Y0)^(1/3)〕
b*=200×〔(Y/Y0)^(1/3)−(Z/Z0)^(1/3)
(X0、Y0、Z0は基準反射面の値)・・・・・・・・式(2)
このL*が知覚的な明度Lを表す。
<S103>
S103の処理を説明する。画像表示手段102に補正項目に関する第1補正量の入力が完了したかの情報が表示され、入力が完了したら手動補正入力手段100から完了を入力する。完了した場合は次段S104へ進み、未完の場合はS102へ戻り、第1補正量を入力する。
<S104>
S104の処理を説明する。完了を受け取った画像処理手段101は原画像を画像特徴量算出手段103へ送出し、手動補正入力手段100から補正項目番号を受け取り、その補正項目に基づいた第1特徴量を算出する。
以下、第1特徴量について説明する。前述のRGBからL*a*b*への変換を原画像の全画素に対して行っても良いし、画像の解像度を落として変換しても良い。いずれにしろ、変換対象である全画素N個のL*を求め、全画素数Nで割り、画像の平均明度Laveを下記式(5)で求める。
Lave=ΣL*/N・・・・・・・・式(5)
このLaveが画像図3(a)の第一特徴量、つまり画像の平均明度を表している。暗い画像はLaveは小さく、明るい画像ではLaveは大きくなる。
この他の第1特徴量算出方法としては、L*の明度レンジを等分割し、各分割した明度に該当する画素数を計数することで画像の明度分布を求め、その分布形状を活用しても良い。例えば、明度レンジを3分割し、それぞれ、高明度、中明度、低明度としたとき、各明度領域が画像全体に占める割合とその分散を求め、最も割合が高い明度領域の割合と分散を第1特徴量とするなどである。
<S105>
S105の処理を説明する。補正類似度判定手段104は、手動補正入力手段100から補正項目番号、第1補正量を受け取る。さらに、画像特徴量算出手段103から第1特徴量を受け取る。補正類似度判定手段104は第2補正情報DB105へアクセスし、補正項目番号で記録されている第2補正情報の中から検索領域を限定する。
第1特徴量と限定した中にある第2特徴量とで第1類似度判定を行い、第2特徴量を限定する。
さらに、第1補正量と限定した中にある第2補正量とで第2類似度判定を行い、第2補正量bを特定する。第2補正量bを画像処理手段101へ送出し、画像処理手段101で補正し、補正画像が得られる。画像表示手段102に補正画像と次の補正項目を表示する。
ここで、第2補正情報DB105に記録されている情報例を図4に示す。補正項目ごとに第2特徴量と第2補正量a,bの組み合わせからなっている。
手動補正入力手段100から入力された第1補正量は、どの補正項目かは既知であるから(本処理では補正項目番号=1:明るさ補正)、第2補正情報DB105内から同一の補正項目番号=1と特定できる。第2補正情報DB105は、補正項目ごとに何かしらの画像に対して算出した第2特徴量と画像処理の専門家などの手による第2補正量a,bが対となって、予め記録されている。
補正項目番号=1の第2特徴量は(1,1)から(1,M1)までのM1個に分かれている。さらに、第2特徴量(1,1)は第2補正量として(1,1,1)a,bから(1,1,5)a,bの5つが設定されている。同様な構造で補正項目がT種類記録されていることを表している。
補正項目番号=1、かつ第2特徴量(1,1)の第2補正量(1,1,1)a,bから(1,1,5)a,bまでの例を図3(d)に示す。画像処理手段101へ送出される第2補正量bは入出力変換特性の番号1から5であることを示している。これを受けて画像処理手段101内部では、下記式(6)で画像処理が特定され、処理が実行される。
f(補正項目番号,第2補正量b)・・・・・式(6)
次に、第2補正量a,bを特定する類似判定方法について説明する。
原画像図3(a)の第1特徴量は、式(5)から算出した画像の平均明度Laveである。まず、どの第2特徴量に該当するかの第1類似判定を行う。第1類似判定は下記式(7)から、Laveと全ての第2特徴量との差の絶対値を求め、最小値を有する第2特徴量を選択する。
Δ1=abs(Lave−第2特徴量(1,1))
Δ2=abs(Lave−第2特徴量(1,2))



ΔM1=abs(Lave−第2特徴量(1,M1))・・・・・式(7)
本処理ではΔ1が最小値であったものと仮定する。第2特徴量(1,1)の中の第2
補正量は(1,1,1)a,bから(1,1,5)a,bの5つが存在していることがわかる。次に、第2類似判定でその中の1つを特定する。手動補正入力手段100から第1補正量が図3(c)のL2として入力されたと仮定する。
第2補正量aには図3(d)に示す様に、それぞれLs4からLs0までの第2補正量aが記録されている。そこで、式(7)を用い、下記式(8)を求める。
Δt1=abs(L2−Ls4)
Δt2=abs(L2−Ls3)
Δt3=abs(L2−Ls2)
Δt4=abs(L2−Ls1)
Δt5=abs(L2−Ls0)・・・・・式(8)
式(8)を求めたら、差の最小値を示す第2補正量bを特定する。例でΔt2が最小
値であったとすると、第2補正値(1,1,2)bにある”2”が第2補正値bとして第2補正情報DB105から出力される。
画像処理手段101では、下記式(9)となり、図3(d)の入出力明度変換特性”2”で原画像が補正される。
f(1,2)・・・・・式(9)
図3に項目番号=1:明るさ補正を例にあげ、第1補正量、第2補正量a、第2補正量bを説明した。明るさ補正は、入出力明度変換特性による補正であったが、補正項目によって第1補正量、第2補正量a、第2補正量bが違うことは言うまでもない。
<S106>
S106の処理において、次の補正項目を実行する場合はS107、実行しない場合は補正を完了する。
<S107>
S107の処理において、S105で補正された画像を原画像として画像処理手段101にセットし、手動補正入力手段100では次の補正項目に移行し、S101へ戻る。
画像処理に不慣れなユーザーにとって、画像処理に慣れた専門化の様な高度な処理を施すことは、非常に困難な作業である。そこで、本実施形態の画像処理システムでは、ユーザーは表示された補正項目に従って大凡の手動補正を行い、その補正量と画像の特徴量から補正類似度の近い補正情報を選び出し、予め登録されている画像処理に慣れた専門化の様な補正を施すことで、ユーザー自身の好みを活かしつつ、高度な補正を行うことができる。
(第2の実施の形態)
図5は、本実施の形態の画像処理装置(破線枠内の1)および画像表示手段102を有する画像処理システムの一例を示すブロック図である。
第1の実施形態の画像処理装置との(構成の)相違点は、ユーザーを特定することができるユーザーID検出手段106を有する点にある。
画像処理装置(破線枠内の1)は、手動補正入力手段100、画像処理手段101、画像表示手段102、画像特徴量算出手段103、補正類似度判定手段104および第2補正情報DB(データべース)105およびユーザーID検出手段106を有する。
手動補正入力手段100は、補正対象である原画像に対し、補正項目に応じてユーザーが手動補正した第1補正量を入力する。
画像処理手段101は、補正項目と第1補正量に基づいた画像処理を施し、画像処理結果を画像表示手段102へ送出し、画像を表示する。
画像表示手段102は、補正項目や第1補正量の入力を支援するための各種情報を表示する。
画像特徴量算出手段103は、補正項目ごとに、原画像の特徴量を算出する手段である。
補正類似度判定手段104は、補正項目ごとに、第1と第2の補正量と第1と第2の特徴量から補正の類似度を判定し、後段の第2補正情報DB105からユーザーの手動補正に近い第2補正量bが特定される。
第2補正量bは、画像処理手段101へフィードバックされ、原画像に対し、補正項目に応じた第2補正量bで画像処理が実行され、画像表示装置102にその補正画像が表示される。
補正項目毎に、原画像の第1特徴量で特定された第2補正情報、つまり、第2特徴量と第2補正量a,bを保存しておく。次回、改めて補正したい画像が同じ様な第1特徴量を持つ場合、この保存情報を利用すれば、第1補正量を繰り返し入力する手間が省けて効率が良くなる。
ユーザーID検出手段106は、ユーザーを特定することができる。検出したユーザーIDで第2補正情報DB105にアクセスする。ユーザーを特定する情報はID番号の入力、RFIDタグ、ICカードなどがあるが限定はしない。
上述した画像処理装置および画像表示手段の構成を有する画像処理システムの処理について、図6、図7および図8を用いて説明していく。
図6は、本実施形態の画像処理システムにおいてユーザーエリアに登録されている情報の一例を示す。
図7および図8は、本実施形態の画像処理システムにおいて行う処理の一例を示すフローチャートである。
図7および図8のフローチャートにおいて、S101からS107の処理は、第1の実施形態のそれと共通する。
<S200>
まず、S200の処理では、ユーザーID検出手段106でユーザーIDを検出する。
<S201>
S201の処理について説明する。ユーザーID検出手段106は第2補正情報DB105にアクセスし、ユーザーエリア内にユーザーIDと一致する第2補正情報が記録されているかを検索する。図6にユーザーエリアに登録されている情報の一例を示す。ユーザーAの補正項目番号=1には第2特徴量(1,1)、第2補正量(1,1,3)a,bと第2補正量(1,1,4)a,bの2つ、補正項目番号=2には第2特徴量(2,2)、第2補正量(2,2,1)a,bの1つが登録されている。
<S202>
S202の処理について説明する。検索の結果、登録された第2補正情報がある場合はS203、ない場合はS203を飛ばす。
<S203>
S203の処理では、ユーザーID検出手段106は記録されている補正項目順に補正項目番号を手動補正入力手段100に送出する。
<S204>
S204の処理では、登録された第2補正情報がある場合はS104へ飛び、ない場合はS101を実行する。
<S205>
S205の処理では、登録された第2補正情報がある場合はS207、ない場合はS105とS206とを実行する。
<S206>
S206の処理では、ユーザーエリアにユーザーIDと一致するエリアの同じ補正項目内に第2補正情報を記録する。
<S207>
S207の処理について説明する。補正類似度判定手段104は画像特徴量算出手段103から第1特徴量を受け取る。また、第2補正情報DB105のユーザーエリア内にあるユーザーIDと一致する箇所にアクセスし、補正項目番号で検索領域を限定する。第1特徴量と限定した中にある第2特徴量とで第1類似度判定を行い、第2特徴量を限定し、その限定した中にある全ての第2補正量bを画像処理手段101へ送出する。
画像処理手段101で全ての第2補正量bで補正した画像を画像表示手段102に表示する。その表示された画像を参照し、手動補正入力手段100から画像を選択する。
本実施形態の画像処理システムでは、第1の画像処理システムが有する効果に加え、過去に登録した補正情報を登録しておくことができ、手動補正の入力付加を軽減することができるという効果をさらに有する。
第1の実施形態および第2の実施形態の画像処理システムは、画像補正方法(画像処理方法)にも適用可能である。また、画像補正方法(画像処理方法)は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより、実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM,MO,DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
第1の実施形態にかかる画像処理システムの一例を示すブロック図である。 第1の実施形態にかかる画像処理システムの処理を示すフローチャート図である。 第1の実施形態にかかる画像処理システムにおいて扱う情報を示す図である。(a)は、画像表示手段に入力する原画像例であり、(b)は、画像表示手段に表示される原画像と画像の明るさを補正するスライドバーであり、(c)は、画像処理部において、ツマミをスライドした方向および移動量に応じ、入出力明度変換特性を生成した一の結果を示す図であり、(d)は、画像処理部において、ツマミをスライドした方向及び移動量に応じ、入出力明度変換特性を(c)の様に生成し、原画像に対し明度変換を施す一の結果を示す図である。 第1の実施形態にかかる画像処理システムにおいて、第2補正情報DBに記録されている情報例を示す図である。 第2の実施形態にかかる画像処理システムの一例を示すブロック図である。 第2の実施形態にかかる画像処理システムにおいて、ユーザーエリアに登録されている情報の一例を示す。 第2の実施形態にかかる画像処理システムにおいて、行う処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態にかかる画像処理システムにおいて、行う処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像処理装置
100 手動補正入力手段
101 画像処理手段
102 画像表示手段
103 画像特徴量算出手段
104 補正類似度判定手段
105 第2補正情報DB
106 ユーザーID検出手段

Claims (7)

  1. 画像および画像補正項目を表示する画像表示手段と、
    前記補正項目に応じて第1補正情報を入力または算出する手段と、
    前記補正項目毎に予め第2補正情報を記憶または保持する第2補正情報記憶手段と、
    第1補正情報と、第2補正情報との類似度を判定する補正類似度判定手段とを有することを特徴とする画像処理システム。
  2. 補正類似度判定手段は、前記第1補正情報に含まれる第1特徴量および第2特徴量から第1類似度判定を行い、前記第2補正情報に含まれる第1補正量および第2補正量から第2類似度判定を行い、
    前記第1類似度判定および前記第2類似度判定の2つの判定結果により、第2補正量を特定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記第1の類似判定は、第1特徴量と第2特徴量との差が最小であること、および、前記第2の類似判定は、第1補正量と第2補正量との差が最小であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理システム。
  4. ユーザー認識を行うユーザーID検出手段をさらに有し、
    検出されたユーザーIDと、前記補正類似度判定手段によって特定された第2補正情報を前記第2補正情報記憶手段によって記録し、
    ユーザーIDと、補正項目と、画像の第1特徴量とから記録されている第2補正情報を特定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  5. 画像および画像補正項目を表示する画像表示工程と、
    前記補正項目に応じて第1補正情報を入力または算出する工程と、
    前記補正項目毎に予め第2補正情報を記憶または保持する第2補正情報記憶工程と、
    第1補正情報と、第2補正情報との類似度を判定する補正類似度判定工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  6. 画像および画像補正項目を表示する画像表示処理と、
    前記補正項目に応じて第1補正情報を入力または算出する処理と、
    前記補正項目毎に予め第2補正情報を記憶または保持する第2補正情報記憶処理と、
    第1補正情報と、第2補正情報との類似度を判定する補正類似度判定処理とを画像処理システムに実行させることを特徴とする画像処理プログラム。
  7. 請求項6に記載の画像処理プログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。
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