JP2009282156A - 定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ベルト式外部加熱定着方式の定着装置において、ベルトを支持するベルト支持ローラの回転停止を検知することが可能な定着装置を提供する。
【解決手段】回転する定着ローラ50と加圧ローラ60を用いた定着装置6を、定着ローラ50に接して熱を伝導する無端ベルト71と、熱源74,75により加熱され、無端ベルト71を懸架して支持することで、該無端ベルト71に熱を伝導する2個の第1支持ローラ72及び第2支持ローラ73と、無端ベルト71の第1支持ローラ72と接している部分の第1温度を検知する第1温度検知手段と、無端ベルト71の第2支持ローラ73と接している部分の第2温度を検知する第2温度検知手段と、これらの第1温度と第2温度とを比較することにより、第1支持ローラ72、又は、第2支持ローラ73のいずれか一方の回転停止を検知する片方支持ローラ回転停止検知手段とを備えて構成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に用いられる定着装置、及び、該定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
複写機、レーザプリンタ、ファクシミリ等に多く採用されている電子写真方式の画像形成装置においては、定着装置に用いられる定着方式として、従来から、熱定着方式が一般的であり、この熱定着方式として、加熱ローラを用いた加熱ローラ定着方式が汎用的に採用されている。この加熱ローラ定着方式では、内部に熱源のヒーターを備え、外周を離型性の良いゴム又は樹脂で被覆した加熱ローラと、加圧ローラとを圧接させ、これらのローラ間に形成されるニップ部に、トナー画像が形成された転写紙を通過させてトナーを加熱溶融し、トナーを転写紙上に融着させて定着を行っている。この加熱ローラ定着方式は、加熱ローラ全体が所定の温度に保持されるため、高速化に適している。
しかしながら、近年、フルカラーに対応したレーザプリンタ等のフルカラー画像形成装置が多く使用されており、このフルカラー画像形成装置では、マゼンタ、イエロー、シアン、及び、ブラックの4色のトナーが用いられている。このフルカラー画像形成装置において、フルカラーのトナー画像を定着させるためには、単にトナーを軟化して加圧しながら定着させる単色トナーの定着の場合とは異なり、複数種のカラートナーを溶融に近い状態で混色する必要があることから、定着装置では、トナーを完全な溶融状態にすることが必要である。
このため、フルカラー画像形成装置における加熱ローラ定着方式の定着装置では、熱伝導性に優れた金属等の支持体の上に、シリコーンゴム等で形成されたゴム層の弾性体を設け、この弾性体の表面に、離型性の良いフッ素樹脂を被覆して、加熱ローラを形成している。
ところが、このような加熱ローラを用いた加熱ローラ定着方式の定着装置においても、画像形成装置の運転開始時に、熱伝導性の低いゴム層を有する加熱ローラを、この加熱ローラ内部に設けたヒーター等の熱源により所定の温度になるまで加熱する必要がある。そのため、電源投入から運転可能となるまでに時間がかかり、待ち時間が発生するという問題があった。又、高速での連続動作時に、加熱ローラの温度が低下するという問題もあった。
そこで、近年、これらの問題を解決するべく、加熱されながら回転する加熱ベルトを備えたベルト式外部加熱手段の加熱ベルトを加熱ローラ表面に当接させることにより、この加熱ローラを内部からのみならず外部からも加熱する定着方式(ベルト式外部加熱定着方式)の定着装置が、提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。
特許文献1は、上記のベルト式外部加熱定着方式の定着装置において、ベルト式外部加熱手段から加熱ローラへの熱伝導量を増やすために、このベルト式外部加熱手段が備える熱源の少なくとも一つを、加熱ローラと加熱ベルトの接触領域内に設け、この熱源により加熱ベルトを直接加熱してこの加熱ベルトの温度低下を防いで、加熱ローラへの熱伝導量を増加すると共に、温度検知部材を用いてこの熱源の温度を制御する定着装置に関するものである。
又、特許文献2は、上記のベルト式外部加熱定着方式の定着装置において、加熱されながら回転する加熱ベルトを備えたベルト式外部加熱手段の加熱ベルトを、加熱ローラ表面に当接させて加熱ローラへの熱伝導量を増加すると共に、この加熱ベルトの加熱ローラに対する当接面積を可変可能な手段を用いて、熱伝導量を制御する定着装置に関するものである。
特開2005−292714号公報 特開2007−241180号公報
上述したように、上記のベルト式外部加熱定着方式の定着装置は、例えば、図7に示すように構成されている。即ち、図7において、このベルト式外部加熱定着方式の定着装置は、回転する加熱ローラ90と、図示されていない加圧ローラとが接して形成されるニップ部に記録材を通過させて、該記録材上の未定着画像を定着させるものである。
このベルト式外部加熱定着方式の定着装置において、加熱ローラ90に対しては、加熱ベルト91が接して回転する。この加熱ベルト91は、内部に熱源94,95を備えた支持ローラ92,93により懸架されて支持される。この支持ローラ92,93は、熱源94,95により加熱されると共に、加熱された支持ローラ92,93から加熱ベルト91へ熱が伝導される。
この加熱ベルト91に伝導された熱が、さらに、該加熱ベルト91から加熱ローラ90に伝導される。又、このベルト式外部加熱定着方式の定着装置では、支持ローラ92、及び、支持ローラ93は、加熱ベルト91を介して加熱ローラ90に接している。又、このベルト式外部加熱定着方式の定着装置では、加熱ローラ92を加熱するために加熱ローラ92の内部に備えられた内部熱源に対して、支持ローラ92,93、この支持ローラ92,93の内部に備えられた熱源94,95、及び、加熱ベルト91で構成される部分を、外部加熱部材と称する。尚、図7中の矢印は、加熱ベルト91の回転方向を示している。
ところで、上記の図7に示すベルト式外部加熱定着方式の定着装置では、次のような問題がある。即ち、支持ローラ92,93の端部の熱膨張、又は、軸受け部分の熱膨張等により、加熱ベルト91が回転しているにも関わらず、支持ローラ92、又は、支持ローラ93のいずれか一方が回転しないことがあるのである。具体的には、例えば、支持ローラ92が回転しており、支持ローラ93が回転していない場合は、次のような状態である。
図7において、支持ローラ92,93は、熱源94,95からの熱を受け、加熱ベルト91に熱を伝えるのであるが、常に回転している支持ローラ92は、支持ローラ表面の全体から熱を加熱ベルト91に伝えることが出来る。しかし、回転していない支持ローラ93は、加熱ベルト91に対して、接触しているA領域(図7)だけで熱を供給することになり、B領域(図7)は熱を蓄積することになる。
通常であれば、支持ローラ92,93が共に回転しているので、電源投入後の昇温動作の終了や定着動作の終了に伴って続けて行われる後回転動作により、熱源94,95に蓄積された熱や、支持ローラ92,93に蓄積された熱を拡散させることができる。これにより、加熱ローラ90の回転停止後に外部加熱部材が異常に昇温することを防止している。
しかしながら、支持ローラ93が回転していない場合には、B領域(図7)に蓄積された熱が拡散されない状態で支持ローラ93が停止しているため、外部加熱部材が異常に昇温してしまうのである。この場合、支持ローラ93の回転停止後、この回転していない支持ローラ93に接触しているC部の加熱ローラ90の表面温度が、加熱ローラ90の他の表面温度に比べて高い状態となる。
支持ローラ93が回転しており、支持ローラ92が回転していない場合も、支持ローラ93と支持ローラ92の立場が上記と反対になるだけで、同様に考えることができる。
そうすると、この加熱ローラ90の表面に温度ムラができた状態で、次の定着指令が出されて定着動作を行った場合に、定着された記録材の出力画像に、光沢ムラができるといった不具合が発生する事態となる。さらに、外部加熱部材の温度が、加熱ローラ90の表面材料の耐熱温度を超えてしまった場合には、加熱ローラ90の表面にしわが入る等の不具合が発生する事態となる。
上記の例では、支持ローラとしては、支持ローラ92と支持ローラ93の2個の支持ローラを用いているが、3個以上の指示ローラが用いられている場合においても、上記のような不具合は発生する。
そこで、この発明は、このような不具合の発生に対処するためになされたものであって、ベルト式外部加熱定着方式の定着装置において、複数の支持ローラのいずれかの回転が停止したことを検知することが可能な、定着装置を提供しようとするものである。
本発明は、ベルト式外部加熱定着方式の定着装置において、支持ローラとして2個の支持ローラを用いた場合に、後述するように、この2個の支持ローラのいずれか一方の回転が停止しているときには、2個の支持ローラの温度が異なっている点に注目してなされたものである。
具体的には、本発明の定着装置は、回転する加熱ローラと加圧ローラとが接して形成されるニップ部に記録材を通過させて、該記録材上の未定着画像を定着させる定着装置である。
この定着装置は、上記の加熱ローラ、及び、加圧ローラのほか、次のものを備えていることを特徴としている。まず、加熱ローラに接して回転すると共に、該加熱ローラに熱を伝導する加熱ベルトを備えている。又、熱源を備えて該熱源により加熱されると共に、回転する加熱ベルトを懸架して支持することにより回転して、該加熱ベルトに熱を伝導する2個以上の支持ローラを備えている。この2個以上の支持ローラの内の2個の支持ローラの1つを第1支持ローラと称し、もう1つを第2支持ローラと称する。
又、上記の加熱ベルトが第1支持ローラと接している該第1支持ローラの部分、又は、該加熱ベルトの部分の温度である第1温度を検知する第1温度検知手段と、加熱ベルトが第2支持ローラと接している該第2支持ローラの部分、又は、該加熱ベルトの部分の温度である第2温度を検知する第2温度検知手段とを備えている。そして、第1温度と第2温度とを比較することにより、第1支持ローラ、又は、第2支持ローラのいずれか一方の回転停止である片方支持ローラ回転停止を検知する片方支持ローラ回転停止検知手段とを備えている。
上記の定着装置によれば、2個以上の支持ローラの内の2個の支持ローラの1つである第1支持ローラと、もう1つである第2支持ローラにおいて、加熱ベルトが第1支持ローラと接している該第1支持ローラの部分、又は、該加熱ベルトの部分の温度である第1温度と、加熱ベルトが第2支持ローラと接している該第2支持ローラの部分、又は、該加熱ベルトの部分の温度である第2温度とを比較することにより、第1支持ローラ、又は、第2支持ローラのいずれか一方の回転停止である片方支持ローラ回転停止を検知することができる。
そのため、上記の定着装置に対して、片方支持ローラ回転停止が検知されたときに、後述するように、片方支持ローラ回転停止に対する対処を行うことができ、片方支持ローラ回転停止に伴う不具合の発生を、防止することができる。
上記の定着装置において、第1支持ローラ、及び、第2支持ローラは、加熱ベルトを介して加熱ローラに接しているのが、好適である。このようにすることにより、第1支持ローラ、及び、第2支持ローラから加熱ローラに、加熱ベルトを介して熱を効率よく伝導することができる。
又、上記の定着装置において、片方支持ローラ回転停止検知手段は、片方支持ローラ回転停止の検知の方法としては、例えば、上記の第1温度と第2温度のいずれか一方の温度が他方の温度よりも低く、且つ、この低い方の温度が所定値以下である場合に、次のようにして検知を行う。
即ち、上記の低い方の温度が、上記第1温度であると、第2支持ローラが回転停止していることを検知し、上記の低い方の温度が、上記第2温度であると、第1支持ローラが回転停止していることを検知するようにするのである。このようにすることにより、片方支持ローラ回転停止を確実に検知することができる。
又、上記の定着装置において、片方支持ローラ回転停止情報記憶手段を備えるようにしてもよい。この場合には、該片方支持ローラ回転停止情報記憶手段は、片方支持ローラ回転停止検知手段が、片方支持ローラ回転停止を検知すると、第1支持ローラ、又は、第2支持ローラのいずれが回転停止しているかを記憶する。
そのため、上記の定着装置が用いられている画像形成装置の保守要員等が、上記の片方支持ローラ回転停止情報記憶手段に記憶されている情報を確認することにより、片方支持ローラ回転停止に対する処置を行うことができる。
又、上記の定着装置において、片方支持ローラ回転停止警報情報出力手段を備えるようにしてもよい。この場合には、該片方支持ローラ回転停止警報情報出力手段は、片方支持ローラ回転停止検知手段が、片方支持ローラ回転停止を検知すると、第1支持ローラ、又は、第2支持ローラのいずれが回転停止しているかの警報情報を出力する。
そのため、このようにすることにより、上記の定着装置が用いられている画像形成装置の操作者等に対して、片方支持ローラ回転停止に対する処置を、緊急に行うように促すことができる。
又、上記の定着装置において、第1支持ローラ、又は、第2支持ローラのいずれか、或いは、双方を、加熱ローラに対して離したり近づけたりする接触調整を行う接触調整手段を備えるようにしてもよい。この場合には、該接触調整手段は、片方支持ローラ回転停止検知手段が、片方支持ローラ回転停止を検知すると、上記の接触調整を行う。
或いは、第1支持ローラ、又は、第2支持ローラのいずれか、或いは、双方の加熱ローラに対する接触圧を調整する接触圧調整手段を備えるようにしてもよい。この場合には、該接触圧調整手段は、片方支持ローラ回転停止検知手段が、片方支持ローラ回転停止を検知すると、上記の接触圧を調整する。
このようにすることにより、回転停止している第1支持ローラ、又は、第2支持ローラの回転を、自動的に促すことができる。
又、上記の定着装置において、第1支持ローラ、及び、第2支持ローラに備えられている熱源に電力を供給する支持ローラ熱源電力供給手段を備えるようにしてもよい。この場合には、該支持ローラ熱源電力供給手段は、片方支持ローラ回転停止検知手段が、片方支持ローラ回転停止を検知すると、第1支持ローラ、又は、第2支持ローラのいずれか回転停止している方の支持ローラに備えられている熱源に供給する電力を、減少させる。
そのため、このようにすることにより、支持ローラや加熱ベルトの異常な温度上昇を防止することができる。
又、上記の定着装置において、第1支持ローラ、及び、第2支持ローラに備えられている熱源に電力を供給する支持ローラ熱源電力供給手段を備えると共に、次のような加熱ローラ制御手段を備えるようにしてもよい。
この加熱ローラ制御手段は、定着指令を受けて加熱ローラを回転すると共に、記録材をニップ部に通過させて定着動作を終了した後に、支持ローラ熱源電力供給手段が電力供給を停止すると共に、一定時間、加熱ローラを回転させる後回転を行って該加熱ローラの回転を停止する制御手段である。
この場合には、上記の加熱ローラ制御手段は、片方支持ローラ回転停止検知手段が、片方支持ローラ回転停止を検知すると、後回転の時間を一定時間よりも長くするようにする。
そのため、このようにすることにより、支持ローラや加熱ベルトの熱を十分散逸させることができ、支持ローラや加熱ベルトの異常な温度上昇を防止することができる。
又、上述したいずれか1つの定着装置を備えた画像形成装置を形成することができる。この画像形成装置は、上述した定着装置が備える作用、効果を備えている。
本発明によれば、ベルト式外部加熱定着方式の定着装置においては、2個以上の支持ローラの内の2個の支持ローラの1つである第1支持ローラと、もう1つである第2支持ローラにおいて、加熱ベルトが第1支持ローラと接している該第1支持ローラの部分、又は、該加熱ベルトの部分の温度である第1温度と、加熱ベルトが第2支持ローラと接している該第2支持ローラの部分、又は、該加熱ベルトの部分の温度である第2温度とを比較することにより、第1支持ローラ、又は、第2支持ローラのいずれか一方の回転停止である片方支持ローラ回転停止を検知することができる。
そのため、上記の定着装置に対して、片方支持ローラ回転停止が検知されたときに、後述するように、片方支持ローラ回転停止に対する対処を行うことができ、片方支持ローラ回転停止に伴う不具合の発生を、防止することができる。
次に、本発明の実施の形態における定着装置について説明する。最初に、図4に示す定着装置6を用いた実験について説明した後、本発明の実施の形態における定着装置について、この定着装置6を定着部として用いた画像形成装置を例に、図面を参照しながら説明する。
まず、図4に示す定着装置6を用いた実験について説明する。図4に示す定着装置6は、回転する定着ローラ(前述の加熱ローラに相当)50と、加圧ローラ60とが接して形成されるニップ部55に記録材8を通過させて、該記録材8上の未定着画像を定着させるものである。
上記の定着装置6では、回転する定着ローラ50に対して、無端ベルト(前述の加熱ベルトに相当)71が定着ローラ50の頂部に接して回転する。この無端ベルト71は、内部に熱源74を備えた第1支持ローラ72、及び、同じく内部に熱源75を備えた第2支持ローラ73の2個の支持ローラにより懸架されて支持される。
この第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73は、熱源74,75により加熱されると共に、加熱された第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73から無端ベルト71へ熱が伝導される。
定着装置6では、この無端ベルト71に伝導された熱が、さらに、該無端ベルト71から定着ローラ50に伝導される。又、この定着装置6では、第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73は、無端ベルト71を介して定着ローラ50に接している。
又、定着装置6の第1支持ローラ72には、この第1支持ローラ72が定着ローラ50に無端ベルト71を介して接している部分と略反対側の部分の付近に接する無端ベルト71の部分に近接して、サーミスタ78が設けられている。同様にして、第2支持ローラ73には、この第2支持ローラ73が定着ローラ50に無端ベルト71を介して接している部分と略反対側の部分の付近に接する無端ベルト71の部分に近接して、サーミスタ76が設けられている。
上記のサーミスタ78は、無端ベルト71が第1支持ローラ72と接している該無端ベルト71の部分の温度である第1温度を検知するのに用いられる。又、サーミスタ76は、無端ベルト71が第2支持ローラ73と接している該無端ベルト71の部分の温度である第2温度を検知するのに用いられる。
又、この定着装置6では、第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73と、これらの第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73の内部に備えられた、熱源74、及び、熱源75と、無端ベルト71とで構成される部分を、外部加熱部材70と称する。尚、図4中の矢印56は、定着ローラ50の回転方向を示し、矢印79は、無端ベルト71の回転方向を示している。
上記の定着装置6において、定着ローラ50の回転させると共に、この定着ローラ50の回転に伴って、無端ベルト71と第1支持ローラ72は回転するようにするが、第2支持ローラ73は回転しないようにして、電源投入後の昇温動作を行う実験を行った。
図5は、上記の定着装置6における実験において、電源投入後からの昇温動作時の昇温状態を示したグラフである。図5において、t0は、電源投入時点、t1は、定着ローラ50の回転開始時点を表している。又、T1は、上記の第1温度、T2は、上記の第2温度である。
図5では、電源投入時点t0から、第1支持ローラ72は回転していないが、第2支持ローラ73は回転している状態である。この状態では、t1において、第2温度T2が第1温度T1に比べて大きく下がっていることが分かる。
これは、第1支持ローラ72が回転していないことにより、外部ベルト71に対して十分な熱供給ができず、外部ベルト71が第2支持ローラ73から熱を通常以上に奪ってしまうために生じる現象である。
即ち、第1支持ローラ72が回転していない場合、外部ベルト71への熱供給は、第1支持ローラ72の一部の面からだけで行われる。そのため、外部ベルト71への熱供給量が通常よりも少なくなっている。そこで、外部ベルト71は、ローラ全面から熱を供給可能な第2支持ローラ73から熱を通常以上に奪っていくため、回転している方の支持ローラである第2支持ローラ73の温度検知結果が低くなってしまうのである。
上記の定着装置6における実験から、次のことが判明する。即ち、まず、無端ベルト71が第1支持ローラ72と接している該無端ベルト71の部分の温度である第1温度、及び、無端ベルト71が第2支持ローラ73と接している該無端ベルト71の部分の温度である第2温度を測定する。そして、測定されたこれらの第1温度と第2温度とを比較する。
この第1温度と第2温度との比較において、低い方の温度が一定値以下である場合に、上記の低い方の温度が、第1温度であると、第2支持ローラが回転停止していると判定し、上記の低い方の温度が、第2温度であると、第1支持ローラが回転停止していると判定することができる。即ち、第1支持ローラ72、又は、第2支持ローラ73のいずれか一方の回転停止である片方支持ローラ回転停止を、検知することができる。上記の一定値は、実験の結果から、統計的処理により求められる。
そこで、この片方支持ローラ回転停止を検知する機能を備えた定着装置として構成したのが、本実施の形態における定着装置6である。
次に、本発明の実施の形態における定着装置の説明として、上記の定着装置6を定着部として用いた画像形成装置1を例に、図面を参照しながら説明する。尚、以下では、上記の定着装置6を、定着部6と称する。
図1は、この画像形成装置1の構成を示した概略図である。図1において、画像形成装置1は、画像形成部2、中間転写部3、2次転写部4、定着部6、及び、記録媒体供給部5により構成されている。
画像形成装置1には、上記の各部等のほか、LCDで形成された表示部7a、各種のキーを備えた操作部7b、及び、上記の各部等を制御する制御部9を備えている。図2は、この制御部9の構成を示したブロック図である。
図2において、上記の制御部9は、CPU9a、HDD9b、メモリ9c、表示部制御回路9d、操作部制御回路9e、LAN制御回路9f、画像形成部制御回路2a、中間転写部制御回路3a、2次転写部制御回路4a、定着部制御回路6a、及び、記録媒体供給部制御回路5aで構成されている。
CPU9aは、マイクロプロセッサで構成されると共に、HDD9bには、画像形成装置1を制御するのに用いられるOSや各種の制御プログラムやアプリケーションプログラム等のソフトウエアが搭載されており、CPU9aは、これらのソフトウエアに基づいて各種の制御や処理を行う。
又、表示部制御回路9dは表示部7aの、操作部制御回路9eは操作部7bの、LAN制御回路9fはLANインターフェイスの、画像形成部制御回路2aは画像形成部2の、中間転写部制御回路3aは中間転写部3の、2次転写部制御回路4aは2次転写部4の、定着装置制御回路6aは定着装置6の、そして、記録媒体供給部制御回路5aは記録媒体供給部5の、それぞれの制御を行うのに用いられる。
以下、上記の各部について説明する。まず、記録媒体供給部5について説明する。記録媒体供給部5は、記録材である記録用紙8を収容する記録用紙収容トレイ42と、この記録用紙収容トレイ42が備えられており、記録用紙収容トレイ42に収容されている記録用紙8を搬出する記録用紙搬出ローラ43と、搬出された記録用紙8を、2次転写部4へ搬送する搬送ローラ44a,44b、及び、搬送路Pとで構成されている。
次に、画像形成部2について説明する。画像形成部2は、図1に示すように、作像ユニット10y,10m,10c,10bを含み、これらは、各色相のデジタル信号(以下、画像情報と記す)に対応する静電潜像を形成し、該静電潜像を現像して、各色のトナーにより形成される像を形成する。即ち、作像ユニット10yはイエロー色の画像情報に対応するトナー像を形成し、作像ユニット10mはマゼンタ色の画像情報に対応するトナーを形成し、作像ユニット10cはシアン色の画像情報に対応するトナー像を形成し、作像ユニット10bはブラック色の画像情報に対応するトナー像を形成する。
作像ユニット10y,10m,10c,10bは、それぞれイエロー色現像剤、マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤又はブラック色現像剤を使用すること、及び、画像形成部2に入力される画像情報のうち、イエロー色成分像に対応する画素信号、マゼンタ色成分像に対応する画素信号、シアン色成分像に対応する画素信号、ブラック色成分像に対応する画素信号がそれぞれ入力されること以外は構成を同じくするので、以下、イエロー色に対応する作像ユニット10yを代表例として示し、他については説明を省略する。
尚、各色に対応する作像ユニット10等を個々に示す場合には、アルファベットの添字:y(イエロー色)、m(マゼンタ色)、c(シアン色)、b(黒色)を付して表す。作像ユニット10y,10m,10c,10bは、中間転写媒体である中間転写ベルト21の移動方向(副操作方向)、即ち、矢符27の方向の上流側から下流側にこの順番で一列に並んで配列される。
作像ユニット10yは、図3に示すように、イエロー色のトナー像が表面に形成される感光体ドラム11yと、感光体ドラム11yの表面を均一に帯電する帯電ローラ12yと、帯電された感光体ドラム11y表面に画像情報に応じた光を露光して静電潜像を形成する光走査ユニット13と、トナーを感光体ドラム11y表面に形成された静電潜像に付着させることによってトナー像を形成する現像装置14yと、中間転写ベルト23に中間転写されずに感光体ドラム11y表面に残存するトナーを除去回収するドラムクリーナ15yとを含んで構成される。尚、図3は、作像ユニット10yの構成を示す概略図である。
感光体ドラム11yは、画像情報に応じた光で露光されることによってその表面に静電潜像が形成される潜像担持体であり、回転自在に設けられる。感光体ドラム11yは、図示しない駆動手段により、軸線回りに回転駆動可能に支持され、図示しない円筒状、円柱状又は薄膜シート状(好ましくは円筒状)の導電性基体と、導電性基体の表面に形成される感光層とを含んで構成される。
感光体ドラム11yには、この分野で常用されるものを使用でき、例えば、導電性基体であるアルミニウム素管と、アルミニウム素管の表面に形成される感光層である有機感光層とを含む、GND(Ground)電位に接続される感光体ドラム11yが挙げられる。
有機感光層は、電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とを積層して形成されるものであってもよく、電荷発生物質と電荷輸送物質とを1つの層に含むものであってもよい。有機感光層の層厚は、特に限定されるものではないが、例えば、20μmである。又有機感光層と導電性基体との間に下地層を設けてもよい。さらに、有機感光層の表面に保護層を設けてもよい。
感光体ドラム11yは、図3の中間転写ベルト21に向って反時計周りの方向に、例えば、周速度220mm/sで回転駆動する。感光体ドラム11yの駆動手段は、図示しない制御手段によって制御され、これにより感光体ドラム11yの回転速度が制御される。
帯電ローラ12yは、感光体ドラム11yの表面を所定の極性の電位に帯電させる帯電手段である。帯電手段としては、帯電ローラ12yに限定されるものではなく、帯電ローラ12yに代えて、ブラシ型帯電器、チャージャー型帯電器、又はスコロトロンというコロナ帯電器等も使用できる。
光走査ユニット13は、帯電状態にある感光体ドラム11yの表面にイエロー色の画像情報に対応するレーザ光13yを照射し、感光体ドラム11yの表面に、イエロー色の画像情報に対応する静電潜像を形成する潜像形成手段である。レーザ光の光源には、半導体レーザ素子等が用いられる。
現像装置14yは、感光体ドラム11yを臨んで設けられ、イエロー色トナー、及び、キャリアを含むイエロー色現像剤16yを現像スリーブ17y表面に担持して感光体ドラム11y表面に搬送し、感光体ドラム11y表面に形成される静電潜像を現像して顕像化する現像手段である。尚、現像装置14yとしては、キャリアを含まない一成分現像剤を用いるもの等も、用いることができる。
現像スリーブ17yは、感光体ドラム11yに近接する現像ニップ部において、感光体ドラム11yの回転駆動方向と同じ方向に回転駆動する。したがって、軸線回りの回転駆動方向としては、逆方向になる。
ドラムクリーナ15yは、感光体ドラム11y表面のイエロー色のトナー像が、中間転写ベルト21に中間転写された後に、感光体ドラム11y表面に残存するイエロー色トナーを除去し回収する。
以下に、本実施形態の画像形成装置1に用いられる現像剤16y,16m,16c,16bの構成成分について詳細に説明する。
トナーは、結着樹脂、着色剤、及び、離型剤を含有する。結着樹脂としてはこの分野で常用されるものを使用でき、例えば、ポリスチレン、スチレンの置換体の単独重合体、スチレン系共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン等が挙げられる。結着樹脂は1種を単独で使用でき又は2種以上を併用できる。
これらの結着樹脂の中でも、カラートナー用としては、保存性、耐久性等の点から、軟化点100〜150℃、ガラス転移点50〜80℃の結着樹脂が好ましく、上記の軟化点、及び、ガラス転移点を有するポリエステルが特に好ましい。ポリエステルは軟化又は溶融状態で高い透明度を示す。結着樹脂がポリエステルである場合、イエロー、マゼンタ、シアン、及び、ブラックのトナー像が重ね合わされた多色トナー像を記録用紙8に定着させると、ポリエステル自体は透明化するので、減法混色によって充分な発色が得られる。
着色剤としては、従来から電子写真方式の画像形成技術に用いられるトナー用顔料、及び、染料を使用できる。顔料としては、例えば、アゾ系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料、キナクリドン系顔料、フタロシアニン系顔料、イソインドリノン系顔料、イソインドリン系顔料、ジオキサジン系顔料、アントラキノン系顔料、ペリレン系顔料、ペリノン系顔料、チオインジゴ系顔料、キノフタロン系顔料、金属錯体系顔料等の有機系顔料、カーボンブラック、酸化チタン、モリブデンレッド、クロムイエロー、チタンイエロー、酸化クロム、ベルリンブルー等の無機系顔料、アルミニウム粉等の金属粉等が挙げられる。顔料は1種を単独で使用でき又は2種以上を併用できる。
離型剤としては、例えば、ワックスを使用できる。ワックスとしてはこの分野で常用されるものを使用でき、例えば、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、パラフィンワックス等が挙げられる。トナーは、結着樹脂、着色剤、及び、離型剤の他に、帯電制御剤、流動性向上剤、定着促進剤、導電剤等の一般的なトナー用添加剤の1種又は2種以上を含有できる。
トナーは、着色剤、離型剤等を結着樹脂と溶融混練して粉砕する粉砕法、着色剤、離型剤、結着樹脂のモノマー等を均一に分散した後、結着樹脂のモノマーを重合させる懸濁重合法、結着樹脂粒子、着色剤、離型剤等を凝集剤によって凝集させ、得られる凝集物の微粒子を加熱する乳化凝集法等の公知の方法に従って製造できる。
トナーの体積平均粒径は、特に制限されないけれども、好ましくは2〜7μmである。又トナーの体積平均粒径が、このように適度に小さい場合には、記録媒体に対する被覆率が高くなるので、低付着量での高画質化、及び、トナー消費量の低減化を達成できる。
トナーの体積平均粒径が2μm未満では、トナーの流動性が低下し、現像動作の際に、トナーの供給、撹拌、及び、帯電が不充分になり、トナー量の不足、逆極トナーの増加等が起こり、高画質画像が得られないおそれがある。一方、体積平均粒径が7μmを超えると、中心部分まで軟化し難い大粒径のトナー粒子が多くなるので、画像の記録用紙8への定着性が低下するとともに、画像の発色が悪くなり、特にOHPへの定着の場合には、画像が暗くなる。
本実施形態で用いられる各色のトナーは、着色剤以外は次に示す同じ構成を有する。このトナーは、例えば、ガラス転移点60℃、軟化点120℃、及び、体積平均粒径6μmのトナーであり、負帯電性の絶縁性非磁性トナーである。このトナーを用いて、X−Rite社製310による反射濃度測定値が1.4の画像濃度を得るには、5g/m2のトナー量が必要である。このトナーは、結着樹脂としてガラス転移点60℃かつ軟化点120℃のポリエステル、離型剤としてガラス転移点50℃かつ軟化点70℃の低分子ポリエチレンワックス、及び、着色剤として各色の顔料を含み、ワックス含有量がトナー全量の7重量%、顔料含有率がトナー全量の12重量%、及び、残部が結着樹脂のポリエステルである。このトナーに含まれる低分子ポリエチレンワックスは、結着樹脂のポリエステルよりもガラス転移点、及び、軟化点が低いワックスである。
現像剤16y,16m,16c,16bは、トナーの他にキャリアを含んでいてもよい。キャリアとしては、磁性を有する粒子を使用することができる。磁性を有する粒子の具体例としては、例えば、鉄、フェライト、及び、マグネタイト等の金属、これらの金属とアルミニウム又は鉛等の金属との合金等が挙げられる。これらの中でも、フェライトが好ましい。
又磁性を有する粒子に樹脂を被覆した樹脂被覆キャリア、又は樹脂に磁性を有する粒子を分散させた樹脂分散型キャリア等をキャリアとして用いてもよい。磁性を有する粒子を被覆する樹脂としては特に制限はないけれども、例えば、オレフィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン/アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、エステル系樹脂、及び、フッ素含有重合体系樹脂等が挙げられる。又樹脂分散型キャリアに用いられる樹脂としても特に制限されないけれども、例えば、スチレンアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂、及び、フェノール樹脂等が挙げられる。
キャリアの形状は、球形又は扁平形状が好ましい。又キャリアの体積平均粒径は特に制限されないけれども、高画質化を考慮すると、好ましくは30μm以上50μm以下である。さらにキャリアの抵抗率は、好ましくは108Ω・cm以上、さらに好ましくは1012Ω・cm以上である。キャリアの抵抗率は、キャリアを0.50cm2の断面積を有する容器に入れてタッピングした後、容器内に詰められた粒子に1kg/cm2の荷重を掛け、荷重と底面電極との間に1000V/cmの電界が生ずる電圧を印加したときの電流値を読取ることから得られる値である。抵抗率が低いと、現像スリーブ18にバイアス電圧を印加した場合にキャリアに電荷が注入され、感光体ドラムにキャリア粒子が付着し易くなる。又バイアス電圧のブレークダウンが起こり易くなる。
キャリアの磁化強さ(最大磁化)は、好ましくは10emu/g〜60emu/g、さらに好ましくは15emu/g〜40emu/gである。磁化強さは現像スリーブ18の磁束密度にもよるけれども、現像スリーブ18の一般的な磁束密度の条件下においては、10emu/g未満であると磁気的な束縛力が働かず、キャリア飛散の原因となるおそれがある。又磁化強さが60emu/gを超えると、キャリアの穂立ちが高くなり過ぎる非接触現像では、潜像担持体である感光体ドラムと非接触状態を保つことが困難になる。又接触現像ではトナー像に掃き目が現れ易くなるおそれがある。
現像剤16y,16m,16c,16bにおけるトナー、及び、キャリアの使用割合は特に制限されず、トナー、及び、キャリアの種類に応じて適宜選択すればよい。
作像ユニット10yによれば、感光体ドラム11yをその軸線回りに回転駆動させながら、図示しない電源により帯電ローラ12yに例えば−1200Vを印加し、放電させることより感光体ドラム11yの表面を例えば−600Vに帯電する。次に、帯電状態にある感光体ドラム11yの表面に、光走査ユニット13からイエロー色の画像情報に対応するレーザ光13yを照射し、イエロー色の画像情報に対応する露光電位−70Vの静電潜像を形成する。
次いで、感光体ドラム11yの表面と現像スリーブ18y表面に担持されるイエロー色現像剤とを近接させる。現像スリーブ18yには現像電位として−450Vの直流電圧が印加されており、現像スリーブ18yと感光体ドラム11yとの電位差によって、静電潜像にイエロー色トナーが付着し、感光体ドラム11yの表面にイエロー色トナー像が形成される。このイエロー色トナー像は、後述するように、感光体ドラム11yの表面に圧接し、矢符27の方向に駆動する中間転写ベルト21に中間転写される。感光体ドラム11yの表面に残留するイエロー色トナーはドラムクリーナ15yにより除去回収される。以後、同様にしてイエロー色のトナー像形成動作が繰り返し実行される。
次に、中間転写部3について説明する。中間転写部3は、図1に示すように、中間転写ベルト21と、中間転写ローラ22y,22m,22c,22bと、支持ローラ23,24,25と、ベルトクリーナ26とを含んで構成される。中間転写ベルト21は、支持ローラ23,24,25の間に張架されてループ状の移動経路を形成する無端ベルト状の像担持体であり、感光体ドラム11y,11m,11c,11bとほぼ同じ周速度で、矢符27の方向に、即ち、感光体ドラム11y,11m,11c,11bに臨む像担持面が、感光体ドラム11yから感光体ドラム11bに向って移動するように回転駆動される。
中間転写ベルト21には、例えば、厚さ100μmのポリイミドフィルムを使用できる。中間転写ベルト21の材料としてはポリイミドのみに限定されず、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエステル、ポリプロピレン等の合成樹脂や、各種ゴム等から構成されるフィルムを使用できる。合成樹脂又は各種ゴムからなるフィルム中には、中間転写ベルト21の電気抵抗値を調整するために、ファーネスブラック、サーマルブラック、チャネルブラック、グラファイトカーボン等の導電材が配合される。又中間転写ベルト21には、トナーに対する付着力の弱いフッ素樹脂組成物やフッ素ゴム等から構成される被覆層が設けられていてもよい。被覆層の構成材料としては、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)やPFA(PTFEとパーフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)等が挙げられる。被覆層には導電材が配合されていてもよい。
中間転写ベルト21の像担持面は、中間転写ベルト21の回転駆動方向における上流側から、感光体ドラム11y,11m,11c,11bにこの順番で圧接する。中間転写ベルト21の感光体ドラム11y,11m,11c,11bに圧接する位置が、各色トナー像の中間転写位置である。
中間転写ローラ22y,22m,22c,22bは、それぞれ、中間転写ベルト21を介して感光体ドラム11y,11m,11c,11bに対向するように設けられ、かつ中間転写ベルト21における像担持面の反対面に圧接し、かつ図示しない駆動手段によりその軸線回りに回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。
中間転写ローラ22y,22m,22c,22bには、例えば、金属製軸体と、金属製軸体の表面に被覆される導電性層とを含むローラ状部材が用いられる。金属製軸体は、例えば、ステンレス鋼等の金属により形成される。金属製軸体の直径は特に制限されないけれども、好ましくは8mm〜10mmである。導電性層は、導電性弾性体等により形成される。導電性弾性体としてはこの分野で常用されるものを使用でき、例えば、カーボンブラック等の導電剤を含む、エチレン−プロピレンゴム(以下、EPDMと記す)、発泡EPDM、発泡ウレタン等が挙げられる。導電性層によって、中間転写ベルト21に高電圧が均一に印加される。
中間転写ローラ22y,22m,22c,22bには、感光体ドラム11y,11m,11c,11bの表面に形成されるトナー像を中間転写ベルト21上に転写するために、トナーの帯電極性とは逆極性の中間転写バイアスが定電圧制御によって印加される。これによって、感光体ドラム11y,11m,11c,11bに形成されるイエロー、マゼンタ、シアン、及び、ブラック色のトナー像が中間転写ベルト21の像担持面に順次重ね合わさって転写され、多色のトナー像が形成される。ただし、イエロー、マゼンタ、シアン、及び、ブラック色の一部のみの画像情報が入力される場合には、作像ユニット10y,10m,10c,10bのうち、入力される画像情報の色に対応する作像ユニット10のみにおいてトナー像が形成される。
支持ローラ23,24,25のうち、支持ローラ23,25は、図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に設けられ、中間転写ベルト21を張架して矢符27の方向に回転駆動させる。支持ローラ23,25には、例えば、直径30mm、及び、肉厚1mmのアルミニウム製円筒体(パイプ状ローラ)が用いられる。このうち、支持ローラ24は、中間転写ベルト21を介して後述する2次転写ローラ28に圧接して2次転写ニップ部を形成し、かつ電気的に接地される。支持ローラ24は中間転写ベルト21を張架する機能と共に、中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙8に2次転写させる機能をも有する。
ベルトクリーナ26は、中間転写ベルト21の像担持面上のトナー像を後述の2次転写部4において記録用紙8に転写した後に、像担持面上に残存するトナーを除去する部材であり、中間転写ベルト21を介して支持ローラ25に対向するように設けられる。
中間転写部2によれば、感光体ドラム11y,11m,11c,11b上に形成されるトナー像は、中間転写ローラ22y,22m,22c,22bにトナーの帯電極性とは逆極性の高電圧が均一に印加されることによって、中間転写ベルト21の像担持面の所定位置に重ね合わされて中間転写され、トナー像が形成される。このトナー像は、後述するように、2次転写ニップ部において記録用紙8に2次転写される。2次転写後に中間転写ベルト21の像担持面に残留するトナー、及び、紙粉等がベルトクリーナ26により除去され、像担持面には再度トナー像が転写される。
次に、2次転写部4について説明する。2次転写部4は、図1に示すように、支持ローラ24と、2次転写ローラ28とを含む。2次転写ローラ28は、中間転写ベルト21を介して支持ローラ24に圧接し、かつ軸線方向に回転駆動可能に設けられるローラ状部材である。2次転写ローラ28は、例えば、金属製軸体と、該金属製軸体の表面に被覆される導電性層とを含む。金属製軸体は、例えば、ステンレス鋼等の金属により形成される。導電性層は、導電性弾性体等により形成される。導電性弾性体としてはこの分野で常用されるものを使用でき、例えば、カーボンブラック等の導電材を含む、EPDM、発泡EPDM、発泡ウレタン等が挙げられる。2次転写ローラ28には図示しない電源が接続され、トナー粒子の帯電極性とは逆極性の高電圧が均一に印加される。支持ローラ24と中間転写ベルト21と2次転写ローラ28との圧接部が2次転写ニップ部である。
2次転写部4によれば、中間転写ベルト21上のトナー像が2次転写ニップ部に搬送されるのに同期して、上述の記録媒体供給部5から送給される記録用紙8が2次転写ニップ部に搬送される。そして、2次転写ニップ部においてトナー像と記録用紙8とが重ね合わされ、2次転写ローラ28にトナーの帯電極性とは逆極性の高電圧が均一に印加されることによって、トナーから形成される像が記録用紙8に2次転写される。そして、トナー像を担持した記録用紙8は、定着部6に搬送される。
次に、本発明の特徴を備えた定着部6について説明する。定着部6は、図4に示すように、定着ローラ50と、加圧ローラ60と、外部加熱手段70とを含む。
定着ローラ50は、図示しない支持手段によって回転自在に支持され、且つ、図示しない駆動手段によって矢符56の方向に所定の速度で回転するローラ状部材である。定着ローラ50は、記録用紙8に担持されるトナー像を構成するトナーを加熱溶融させて記録用紙8に定着させる。本実施の形態では、定着ローラ50として、芯金51と、弾性体層52と、表面層53とを含むローラ状部材を使用する。芯金51を形成する金属には熱伝導率の高い金属を使用でき、例えば、アルミニウム、鉄等が挙げられる。芯金51の形状としては、円筒状、円柱状等が挙げられるけれども、芯金51からの放熱量が少ない円筒状の方が好ましい。弾性体層52を構成する材料としては、ゴム弾性を有するものであれば特に制限はないけれども、さらに耐熱性にも優れるものが好ましい。このような材料の具体例としては、例えば、シリコーンゴム、フッ素ゴム、フルオロシリコーンゴム等が挙げられる。これらの中でも、特にゴム弾性に優れるシリコーンゴムが好ましい。表面層53を構成する材料は、耐熱性、及び、耐久性に優れ、トナーとの付着力が弱いものであれば特に制限されず、例えば、PFA(テトラフルオロエチレンとペルフルオロアルキルビニルエーテルとの共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素系樹脂材料、フッ素ゴム等が挙げられる。本実施の形態では、表面層53は厚さ約40μmのPFA層である。定着ローラ50の内部には、熱源54が設けられる。これは、画像形成装置1の電源ONから画像形成可能になるまでの立ち上げ時間の短縮、トナー像定着時に記録用紙8に熱が移行することに起因する定着ローラ50の表面温度の低下等を防止するためである。本実施の形態では、熱源54にはハロゲンランプが用いられる。
加圧ローラ60は、定着ローラ50の鉛直方向最下点よりも定着ローラ50の回転方向下流側において、図示しない加圧機構により定着ローラ50に圧接された状態で回転自在に設けられるローラ状部材である。定着ローラ50と加圧ローラ60との圧接部が定着ニップ部55である。加圧ローラ60は定着ローラ50の回転に従動回転する。加圧ローラ60は、定着ローラ50によるトナー像の記録用紙8への加熱定着に際し、溶融状態にあるトナーを記録用紙8に対して押圧することによって、トナー像の記録用紙8への定着を促進する。本実施の形態では、加圧ローラ60として、芯金61と、弾性体層62と、表面層63とを含む径40mmのローラ状部材を使用する。芯金61、弾性体層62、及び、表面層63を形成する材料としては、それぞれ、定着ローラ50の芯金51、弾性体層52、及び、表面層53を形成する金属又は材料と同じものを使用できる。又、芯金61の形状も定着ローラ50と同様である。加圧ローラ60の内部には、熱源64が設けられる。これは、画像形成装置1の電源ONから画像形成可能になるまでの立ち上げ時間の短縮、トナー像定着時に記録用紙8に熱が移行することに起因する加圧ローラ60の表面温度の急激な低下等を防止するためである。本実施の形態では、熱源64にはハロゲンランプが用いられる。
外部加熱手段70は、無端ベルト71、と、第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73の2個の支持ローラと、温度検知部材(以降サーミスタと呼ぶ)76、78と、サーモスタット77とを含む。無端ベルト71、は、第1支持ローラ72と第2支持ローラ73との間に張架されてループ状の移動経路を形成する無端ベルト状部材である。又、無端ベルト71、は、第1支持ローラ72と定着ローラ50との圧接点から第2支持ローラ73と定着ローラ50との圧接点の間において、定着ローラ50の外周方向に長さを持ちかつ定着ローラ50の長手方向に亘る帯状の領域で定着ローラ50に接触するように設けられる。又、無端ベルト71は、定着ローラ50の矢符56方向の回転駆動によって矢符79の方向に従動回転する。無端ベルト71の材質としては、耐熱性、及び、耐久性に優れるものであれば特に制限されないけれども、例えば、ポリイミド製ベルト、ニッケル電鋳ベルト等が挙げられる。無端ベルト71、の表面には、PFA、PTFE等のフッ素樹脂層を形成してもよい。本実施の形態では、直径31mmの円筒形状に形成される厚さ100μmの無端ベルトを使用する。
第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73は、回転自在に支持され、且つ、図示しない加圧手段によって、無端ベルト71を介して定着ローラ50表面に圧接するように設けられるローラ状部材である。第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73は無端ベルト71の、矢符79方向の回転に従動回転する。第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73には、アルミニウム、鉄等の熱伝導率の高い金属からなる金属製ローラを使用できる。金属製ローラは必要に応じてその表面にフッ素樹脂層が形成されてもよい。第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73は、その内部に熱源74,75を有する。これによって、無端ベルト71、ひいては定着ローラ50が加熱される。熱源74,75には電源が接続され、熱源74,75を発熱させるための電力が供給される。熱源74,75には一般的な熱源を使用できる。本実施の形態では熱源74,75にはハロゲンランプを使用する。尚、第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73は定着ローラ50上において互いの軸線が平行になり、かつ間隙を有して離隔するように設けられる。
サーミスタ76は、無端ベルト71、を介して第2支持ローラ73に対向する位置において無端ベルト71、に近接するように設けられ、無端ベルト71が第2支持ローラ73と接している無端ベルト71の部分の温度である第2温度を検知する。
又、サーミスタ78は、無端ベルト71、を介して第1支持ローラ72に対向する位置において無端ベルト71、に近接するように設けられ、無端ベルト71が第1支持ローラ72と接している無端ベルト71の部分の温度である第2温度を検知する。
又、サーモスタット77は、無端ベルト71、を介して第2支持ローラ73に対向しかつサーミスタ76よりも無端ベルト71、の回転方向下流側の位置において、無端ベルト71、に近接するように設けられ、無端ベルト71、の異常昇温を検知する。
上記の定着部6は、上述したように、制御部9の定着部制御回路6aにより制御される。即ち、定着ローラ50と加圧ローラ60と外部加熱手段70とを含む定着機構は、定着部制御回路6aによって制御される。CPU9aは、画像形成指示の入力を受けると、定着ローラ50、加圧ローラ60、及び、第1・第2支持ローラ72,73の内部に設けられる熱源54,64,74,75に電力を供給する電源に制御信号を送る。画像形成指示は、画像形成装置1の上面に設けられる操作部7b又は画像形成装置1にLANを介して接続されるコンピュータ等の外部機器から入力される。制御信号を受けた電源は電力を供給して熱源54,64,74,75を起動させる。熱源54,64,74,75は、定着ローラ50、加圧ローラ60、及び、無端ベルト71、表面がそれぞれの設定温度になるように加熱する。定着ローラ50、及び、加圧ローラ60の近傍に設けられる図示しない温度検知センサが設定温度に到達したことを検知し、その検知結果がCPU9aに入力されると、CPU9aは定着ローラ50を回転駆動させる図示しない駆動手段に制御信号を送り、定着ローラ50を矢符56の方向に回転駆動させる。それに伴って加圧ローラ60、及び、無端ベルト71、が従動回転する。この状態で、未定着トナー像を担持する記録用紙8が2次転写部4から定着ニップ部55に搬送される。この記録用紙8が定着ニップ部55を通過する際に、トナー像を構成するトナーが加熱加圧され、記録用紙8に定着され、画像が形成される。
上記の定着部6において、サーモスタット77による検知結果は、制御部9の定着部制御回路6aを介して、CPU9aに入力される。CPU9aはサーモスタット77の検知結果に応じて熱源74,75に接続される電源からの給電を停止する。
又、サーミスタ76、及び、サーミスタ78による温度検知の結果、即ち、無端ベルト71が第1支持ローラ72と接している該無端ベルト71の部分の温度である第1温度、及び、無端ベルト71が第2支持ローラ73と接している該無端ベルト71の部分の温度である第2温度は、制御部9の定着部制御回路6aを介して、制御部9のCPU9aに入力される。
そして、CPU9aは、測定されたこれらの第1温度と第2温度とを比較する。この第1温度と第2温度との比較において、いずれか低い方の温度が一定値以下である場合に、低い方の温度が、第1温度であると、第2支持ローラが回転停止していると判定し、低い方の温度が、第2温度であると、第1支持ローラが回転停止していると判定する。即ち、第1支持ローラ72、又は、第2支持ローラ73のいずれか一方の回転停止である片方支持ローラ回転停止が、検知される。尚、上記の一定値は、上述したように、実験の結果から、統計的処理により求められる。
CPU9aが片方支持ローラ回転停止を検知すると、制御部9では、次の処理が行われる。まず、片方支持ローラ回転停止を検知すると、第1支持ローラ、又は、第2支持ローラのいずれが回転停止しているかを、制御部9のメモリ9cに記憶する。
このようにすることで、画像形成装置1の保守要員等が、上記の片方支持ローラ回転停止情報記憶手段に記憶されている情報を確認することにより、片方支持ローラ回転停止に対する処置を行うことができる。
又、CPU9aが片方支持ローラ回転停止を検知すると、制御部9では、第1支持ローラ、又は、第2支持ローラのいずれが回転停止しているかの警報情報を、画像形成装置1の表示部7aに表示する。このようにすることで、画像形成装置1の操作者等に対して、片方支持ローラ回転停止に対する処置を、緊急に行うように促すことができる。
又、上述したように、第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73の内部には、熱源74、及び、熱源75が備えられている。この熱源74、及び、熱源75には電源が接続されており、この電源の供給は、制御部9の定着部制御回路6aで行われる。
そこで、CPU9aが片方支持ローラ回転停止を検知すると、制御部9では、第1支持ローラ72、又は、第2支持ローラ73のいずれか回転停止している方の支持ローラに備えられている熱源74、又は、熱源75に供給する電力を減少させる制御を行う。この電力の制御としては、例えば、サイリスタを用いた波形制御等により、行うことができる。このようにすることで、第1支持ローラ72や、第2支持ローラ73、或いは無端ベルト71の異常な温度上昇を防止することができる。
又、上記の画像形成装置1では、制御部9は、定着指令を受けて定着ローラ50を回転すると共に、記録用紙8をニップ部に通過させて定着動作を終了した後に、第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73に備えられている熱源74、及び、熱源75に供給する電力を停止すると共に、一定時間、定着ローラ50を回転させる後回転を行った後に、定着ローラ50の回転を停止するようにしている。
そこで、CPU9aが片方支持ローラ回転停止を検知すると、制御部9では、上記の後回転の時間を上記の一定時間よりも長くするようにする。このようにすることで、第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73や、無端ベルト71の熱を十分散逸させることができ、第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73や、無端ベルト71の異常な温度上昇を防止することができる。
上記の画像形成装置1が備えている定着部6によれば、無端ベルト71が第1支持ローラ72と接している該加熱ベルト71の部分の温度である第1温度と、無端ベルト71が第2支持ローラ73と接している該加熱ベルト71の部分の温度である第2温度とを比較することにより、第1支持ローラ72、又は、第2支持ローラ73のいずれか一方の回転停止である片方支持ローラ回転停止を検知することができる。
そのため、上記の定着部6に対して、片方支持ローラ回転停止が検知されたときに、片方支持ローラ回転停止に対する対処を行うことができ、片方支持ローラ回転停止に伴う不具合の発生を、防止することができる。
上記の画像形成装置1が備えている定着部6では、第1温度として、無端ベルト71が第1支持ローラ72と接している該無端ベルト71の部分の温度を用いると共に、第2温度として、無端ベルト71が第2支持ローラ73と接している該無端ベルト71の部分の温度を用いている。
しかし、第1温度として、無端ベルト71が第1支持ローラ72と接している該第1支持ローラ72の部分の温度を用いると共に、第2温度として、無端ベルト71が第2支持ローラ73と接している該第2支持ローラ73の部分の温度を用いるようにしてもよい。
又、上記の画像形成装置1が備えている定着部6に対して、定着部6の一部の構成を次のように変更してもよい。即ち、第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73は、無端ベルト71を介して定着ローラ50に接する状態の下で、定着ローラ50に対する加熱ベルトを介した第1支持ローラの接圧、及び、第2支持ローラの接圧を調節する支持ローラ接圧調節手段を備えるのである。
そして、制御部9のCPU9aが、片方支持ローラ回転停止を検知すると、制御部9は、この支持ローラ接圧調節手段に対して、第1支持ローラ72、又は、第2支持ローラ73のいずれか回転停止している方の支持ローラの接圧を、調節するようにするのである。
このようにすることで、第1支持ローラ72や、第2支持ローラ73、或いは、無端ベルト71の熱を十分散逸させることができ、第1支持ローラ72や、第2支持ローラ73、或いは、無端ベルト71の異常な温度上昇を防止することができる。
又、上記の画像形成装置1の定着部6、即ち、本実施の形態における定着装置において、制御部9のCPU9aが、片方支持ローラ回転停止を検知した場合に、第1支持ローラ72、第2支持ローラ73のいずれか、或いは、双方を、定着ローラ50に対して離したり近づけたりする接触調節機構を用いることによって、定着ローラ50に対する無端ベルト71の接触面積や接触圧を変化させるようにしてもよい。
図6は、上記の接触調節機構80を装着した本実施の形態における定着装置の構成を示した概略図である。図6において、上記の接触調節機構80は、内部に第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73を支持すると共に、上部外表面が平板状の外部加熱フレーム83と、この外部加熱フレーム83の上部外表面の第1支持ローラ72側と第2支持ローラ73側とに、それぞれ接して設けられた偏心軸を備える接触状態変更ローラ81と、接触状態変更ローラ82とで構成されている。
上記の接触調節機構80を備えた定着部6では、接触状態変更ローラ81を回動方向84に、又、接触状態変更ローラ82を回動方向85に、それぞれ単独で回動させることで、定着ローラ50に対する第1支持ローラ72、及び、第2支持ローラ73のいずれかを単独で、或いは、双方を、定着ローラ50に対して離したり近づけたりすることができると共に、接触圧力や接触面積を、それぞれ単独で、或いは、双方を、変化させることができる。
上記の接触調節機構80では、接触状態変更ローラ81、及び、接触状態変更ローラ82は、制御部9により制御されるパルスモータ等で駆動され、制御部9のCPU9aが、片方支持ローラ回転停止を検知した場合に、これらのパルスモータ等の回動角度を制御することで、接触状態変更ローラ81、及び、接触状態変更ローラ82の制御が行われる。
そのため、上記のような、接触調節機構80を用いることで、回転停止している第1支持ローラ72、又は、第2支持ローラ73を、定着ローラ50にさらに近づける等の処置をすることによって、回転停止している第1支持ローラ72、又は、第2支持ローラ73の回転を、自動的に促すことができる。
上記の画像形成装置1が備えている定着部6、即ち、本実施の形態における定着装置では、無端ベルト71を懸架して支持する支持ローラとしては、第1支持ローラ72と第2支持ローラ73の2個の支持ローラを用いている。しかし、無端ベルト71を懸架して支持する支持ローラとしては、これには限られず、3個以上の支持ローラを用いるようにしてもよい。この場合は、この3個以上の支持ローラの内の2個の支持ローラに対して、上述したと同様の対処を行うことにより、上述したと同様の作用、効果を得ることができる。
本実施の形態における定着装置を定着部として用いた画像形成装置の構成を示した概略図である。 本実施の形態における画像形成装置の制御部の構成を示したブロック図である。 本実施の形態における画像形成装置の作像ユニットの構成を示した概略図である。 本実施の形態における定着装置の構成を示した概略図である。 本実施の形態における実験の結果を示したグラフである。 本実施の形態における定着装置の他の構成を示した概略図である。 従来例のベルト式外部加熱定着方式の定着装置の構成を示した概略図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像形成部
2a 画像形成部制御回路
3 中間転写部
3a 中間転写部制御回路
4 2次転写部
4a 2次転写部制御回路
5 記録媒体供給部
5a 記録媒体供給部制御回路
6 定着部
6a 定着部制御回路
7a 表示部
7b 操作部
8 記録用紙
9 制御部
9a CPU
9b HDD
9c メモリ
9d 表示部制御回路
9e 操作部制御回路
9f LAN制御回路
10b 作像ユニット
10c 作像ユニット
10m 作像ユニット
10y 作像ユニット
11b 感光体ドラム
11c 感光体ドラム
11m 感光体ドラム
11y 感光体ドラム
12b 帯電ローラ
12c 帯電ローラ
12m 帯電ローラ
12y 帯電ローラ
13 光走査ユニット
13b レーザ光
13c レーザ光
13m レーザ光
13y レーザ光
14b 現像装置
14c 現像装置
14m 現像装置
14y 現像装置
15b ドラムクリーナ
15c ドラムクリーナ
15m ドラムクリーナ
15y ドラムクリーナ
16b 現像剤
16c 現像剤
16m 現像剤
16y 現像剤
17b 現像スリーブ
17c 現像スリーブ
17m 現像スリーブ
17y 現像スリーブ
21 中間転写ベルト
22b 中間転写ローラ
22c 中間転写ローラ
22m 中間転写ローラ
22y 中間転写ローラ
23 支持ローラ
24 支持ローラ
25 支持ローラ
26 ベルトクリーナ
27 矢符
28 2次転写ローラ
42 記録用紙収容トレイ
43 記録用紙搬出ローラ
44a 搬送ローラ
44b 搬送ローラ
定着ローラ
51 芯金
52 弾性体層
53 表面層
54 熱源
55 ニップ部
56 矢印
60 加圧ローラ
61 芯金
62 弾性体層
63 表面層
70 外部加熱手段
71 無端ベルト
72 第1支持ローラ
73 第2支持ローラ
74 熱源
75 熱源
76 サーミスタ
77 サーモスタット
78 サーミスタ
79 矢印
80 接触調節機構
81 接触状態変更ローラ
81a 偏心軸
82 接触状態変更ローラ
82b 偏心軸
83 外部加熱フレーム
84 回動方向
85 回動方向
90 加熱ローラ
91 無端ベルト
92 支持ローラ
93 支持ローラ
94 熱源
95 熱源

Claims (10)

  1. 回転する加熱ローラと加圧ローラとが接して形成されるニップ部に記録材を通過させて、該記録材上の未定着画像を定着させる定着装置であって、
    前記加熱ローラに接して回転すると共に、該加熱ローラに熱を伝導する加熱ベルトと、
    熱源を備えており、該熱源により加熱されると共に、回転する前記加熱ベルトを懸架して支持することにより回転して、該加熱ベルトに熱を伝導する2個以上の支持ローラの内の2個の支持ローラである第1支持ローラ、及び、第2支持ローラと、
    前記加熱ベルトが前記第1支持ローラと接している該第1支持ローラの部分、又は、該加熱ベルトの部分の温度である第1温度を検知する第1温度検知手段と、
    前記加熱ベルトが前記第2支持ローラと接している該第2支持ローラの部分、又は、該加熱ベルトの部分の温度である第2温度を検知する第2温度検知手段と、
    前記第1温度と前記第2温度とを比較することにより、前記第1支持ローラ、又は、前記第2支持ローラのいずれか一方の回転停止である片方支持ローラ回転停止を検知する片方支持ローラ回転停止検知手段と、を備えることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1記載の定着装置において、
    前記第1支持ローラ、及び、前記第2支持ローラは、前記加熱ベルトを介して前記加熱ローラに接している定着装置。
  3. 請求項1又は2記載の定着装置において、
    前記片方支持ローラ回転停止検知手段は、前記片方支持ローラ回転停止の検知の方法として、
    前記第1温度と前記第2温度のいずれか一方の温度が他方の温度よりも低く、且つ、該低い方の温度が所定値以下である場合に、
    前記低い方の温度が、前記第1温度であると、前記第2支持ローラが回転停止していることを検知し、
    前記低い方の温度が、前記第2温度であると、前記第1支持ローラが回転停止していることを検知する定着装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置において、
    片方支持ローラ回転停止情報記憶手段を備えており、
    該片方支持ローラ回転停止情報記憶手段は、前記片方支持ローラ回転停止検知手段が、前記片方支持ローラ回転停止を検知すると、前記第1支持ローラ、又は、前記第2支持ローラのいずれが回転停止しているかを記憶する定着装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置において、
    片方支持ローラ回転停止警報情報出力手段を備えており、
    該片方支持ローラ回転停止警報情報出力手段は、前記片方支持ローラ回転停止検知手段が、前記片方支持ローラ回転停止を検知すると、前記第1支持ローラ、又は、前記第2支持ローラのいずれが回転停止しているかの警報情報を出力する定着装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置において、
    前記第1支持ローラ、又は、前記第2支持ローラのいずれか、或いは、双方を、前記加熱ローラに対して離したり近づけたりする接触調整を行う接触調整手段を備えており、
    該接触調整手段は、前記片方支持ローラ回転停止検知手段が、前記片方支持ローラ回転停止を検知すると、前記接触調整を行う定着装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の定着装置において、
    前記第1支持ローラ、又は、前記第2支持ローラのいずれか、或いは、双方の前記加熱ローラに対する接触圧を調整する接触圧調整手段を備えており、
    該接触圧調整手段は、前記片方支持ローラ回転停止検知手段が、前記片方支持ローラ回転停止を検知すると、前記接触圧を調整する定着装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の定着装置において、
    第1支持ローラ、及び、第2支持ローラに備えられている前記熱源に電力を供給する支持ローラ熱源電力供給手段を備えており、
    該支持ローラ熱源電力供給手段は、前記片方支持ローラ回転停止検知手段が、前記片方支持ローラ回転停止を検知すると、前記第1支持ローラ、又は、前記第2支持ローラのいずれか回転停止している方の支持ローラに備えられている熱源に供給する電力を減少させる定着装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の定着装置において、
    第1支持ローラ、及び、第2支持ローラに備えられている前記熱源に電力を供給する支持ローラ熱源電力供給手段を備えると共に、
    定着指令を受けて前記加熱ローラを回転すると共に、前記記録材をニップ部に通過させて定着動作を終了した後に、前記支持ローラ熱源電力供給手段が電力供給を停止すると共に、一定時間、前記加熱ローラを回転させる後回転を行った後、該加熱ローラの回転を停止する加熱ローラ制御手段を備えており、
    該加熱ローラ制御手段は、前記片方支持ローラ回転停止検知手段が、前記片方支持ローラ回転停止を検知すると、前記後回転の時間を前記一定時間よりも長くする定着装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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