JP2009281666A - 温水暖房装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】温水往き温度をできるだけ低下させて熱ロスを減らすと共に、室温を制御することができるようにする。
【解決手段】熱源機で加熱した温水を温水暖房端末器へ循環させて住宅の暖房を行う温水暖房装置において、暖房出力を設定室温Tsと外気温度Taとの差で除した住宅暖房係数Qと、必要暖房出力W1とに基づく目標温水往き温度Tosの二元マトリクス図を予め実験で求めて記憶しておき、暖房運転開始後に温水温度が安定した時点での実際の暖房出力W2を温水往き温度Toと温水戻り温度Tiと温水循環流量Fから算出し、暖房出力W2を設定室温Tsと外気温度Taとの差で除して住宅暖房係数Qを算出記憶し、住宅暖房係数Qに現在の設定室温Tsと外気温度Taとの差を乗じて必要暖房出力W1を算出すると共に、住宅暖房係数Qと必要暖房出力W1とから二元マトリクス図を参照して目標温水往き温度Tosを再設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、熱源機で加熱した温水を住宅内に配置された複数の温水暖房端末器へ循環させて暖房を行う温水暖房装置の制御方法に関するものである。
従来よりこの種の温水暖房装置においては、特許文献1に示すように、熱源機で加熱した温水を住宅内に配置された複数の床暖房パネルへ並列に循環させて暖房を行う温水暖房装置において、床の温度設定が一番高い暖房系統の温水の戻り温度が設定温度になるように温水往き温度を増減させ、この温水往き温度となるように熱源機の加熱量を制御すると共に、床温設定が一番高い暖房系統以外の暖房系統では、温水戻り温度が設定温度付近の所定範囲に入るように熱動弁を開閉するようにし、温水往き温度をできるだけ低下させて熱ロスを減らすようにしたものがあった。
一方、温水コンベクターや温水ラジエーターを用いた暖房システムにおいては、特許文献2に示すように、温水コンベクターや温水ラジエーターの温度を高めに保持して、各端末の温水出入口に設けたサーモバルブおよびサーモヘッドで雰囲気温度が設定室温を超えると温水の循環量を抑制することによって室温を制御するようにしているものがあった。
特開2008−25945号公報 特開平08−152151号公報
しかし、この特許文献1のものにおいては、床暖房パネルがユーザーにより設定される設定温水戻り温度近傍の温度になるように、温水の戻り温度に基づいて熱源機が制御されるのみであるので、外気温度の変動による暖房負荷の増減については全く考慮されていないため過剰暖房や暖房不足が生じ、室温を制御することができないものであった。
また、特許文献2のものにおいては、サーモバルブおよびサーモヘッドで室温が制御できるものの、温水往き温度あるいは温水戻り温度を高くせざるを得ないため、放熱ロスが多く発生してしまうものであった。
そこで、本発明は、温水往き温度をできるだけ低下させて熱ロスを減らすと共に、室温を制御することができるようにし、温水コンベクターや温水ラジエーターを用いた全館暖房に特に好適な温水暖房装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達するため、熱源機で加熱した温水を温水暖房端末器へ循環させて住宅の暖房を行う温水暖房装置において、暖房出力を設定室温Tsと外気温度Taとの差で除した住宅暖房係数Qと、必要暖房出力W1とに基づく目標温水往き温度Tosの二元マトリクス図を予め実験で求めて記憶しておき、暖房運転開始後に温水温度が安定した時点での実際の暖房出力W2を温水往き温度Toと温水戻り温度Tiと温水循環流量Fから算出し、この暖房出力W2を設定室温Tsと外気温度Taとの差で除して住宅暖房係数Qを算出記憶し、この住宅暖房係数Qに現在の設定室温Tsと外気温度Taとの差を乗じて必要暖房出力W1を算出すると共に、前記住宅暖房係数Qと前記必要暖房出力W1とから前記二元マトリクス図を参照して目標温水往き温度Tosを再設定するようにした。
また、請求項2では、温水温度が安定した時点での実際の暖房出力W2と、前記必要暖房出力W1を比較して、比較結果に基づき前記目標温水往き温度Tosを増減補正するようにした
また、請求項1または2記載の方法において、前記温水循環流量Fは初期設定された値を用いるようにした。
また、請求項1または2記載の方法において、前記温水循環流量Fは、前記熱源機の加熱量に所定の熱交換効率を乗じた値を温水往き温度Toと温水戻り温度Tiの差で除して算出するようにした。
また、請求項1〜4の何れかに記載の方法において、前記熱源機として、圧縮機と冷媒−水熱交換器と減圧手段と空気熱交換器を有したヒートポンプ式加熱手段を用いた。
以上の制御方法とすることで、暖房負荷の増減に適切に対応して簡単な演算で目標温水往き温度Tosをできるだけ低下させて熱ロスを減らすと共に、室温を適切に制御することができるようになった。
次に、本発明の一実施形態であるヒートポンプ式の貯湯式給湯暖房装置について、図面に基づいて説明する。
1は湯水を貯湯する貯湯タンク、2は貯湯タンク1底部に接続された給水管、3は貯湯タンク1上部に接続された給湯管、4は貯湯タンク1内の湯水を循環加熱するヒートポンプ式加熱手段、5は貯湯タンク1底部とヒートポンプ式加熱手段4の入水側を接続するHP往き管6とヒートポンプ式加熱手段4の出湯側と貯湯タンク1上部とを接続するHP戻り管7から構成されるヒーポン循環回路である。
8は温水コンベクターや温水ラジエーター等の温水を循環させて暖房を行うための温水暖房端末器、9は貯湯タンク1内の湯またはヒートポンプ式加熱手段4で加熱した湯を循環させて温水暖房端末器8を循環する二次側暖房循環水を加熱するための暖房用熱交換器、10は温水暖房端末器8と暖房用熱交換器9とに暖房循環水を循環させる二次側循環回路、11は二次側循環回路10に設けられた二次側循環ポンプである。
ここで、前記複数の温水暖房端末器8は温水往きヘッダー12と温水戻りヘッダー13によって二次側循環回路10に並列に接続されて住宅内の必要な箇所に配置されていると共に、各温水暖房端末器8の温水出入口には、雰囲気温度に応じて温水暖房端末器8内部へ流通する温水流量を調整するためのサーモバルブ14およびサーモヘッド15が設けられ、温水暖房端末器8の設置されている雰囲気温度がサーモヘッド15で設定された温度になるようにサーモバルブ14の開度が調整される。
16は暖房用熱交換器9に湯を供給するための熱交往き管17と暖房用熱交換器9を流出した湯を貯湯タンク1の下部へ戻すための熱交戻り管18を備えた一次側循環回路、19は一次側循環回路に設けられた一次側循環ポンプ、20はHP戻り管7と熱交往き管11と接続した位置に設けられた分配弁で、ヒートポンプ式加熱手段4で加熱した湯を暖房用熱交換器9と貯湯タンク1とに任意の割合で分流するものである。
21は暖房用熱交換器9の一次側の入口側に設けられ一次側入口温度T1iを検出する一次側入口温度センサ、22は一次側の出口側に設けられ一次側出口温度T1oを検出する一次側出口温度センサ、23は二次側の入口側に設けられて温水暖房端末器9からの戻り温度である二次側入口温度Tiを検出する二次側入口温度センサ、24は二次側の出口側に設けられて温水暖房端末器9への往き温度である二次側出口温度Toを検出する二次側出口温度センサ、25は二次側全体の温水循環流量Fを検出する流量センサである。
次に、前記ヒートポンプ式加熱手段4について詳細に説明すると、26は冷媒を圧縮して高圧にする圧縮機、27は冷媒と水との間で熱交換させる冷媒−水熱交換器、28は開度調整可能な電子膨張弁よりなる温度低下した冷媒を減圧する減圧手段、29は低温低圧の冷媒と空気とを熱交換させて蒸発させる空気熱交換器、30は空気熱交換器29に空気を強制的に送る送風機であり、これらによってヒートポンプサイクル31を構成している。
32はヒーポン循環回路5の途中に設けられたヒーポン循環ポンプ、33は外気温度Taを検出する外気温度センサ、34は冷媒−水熱交換器27の水入口側に設けられ入水温度Thpiを検出するヒーポン入水温度センサ、35は冷媒−水熱交換器27の水出口側に設けら出湯温度Thpoを検出するヒーポン出湯温度センサである。
そして、36は貯湯タンク1の側面上下に複数設けられ貯湯タンク1内の貯湯温度を検出する貯湯温度センサ、37は暖房運転の指示を行う運転スイッチ38と全館の設定温度を設定する温度設定スイッチ39と温度表示器40を備えると共に、装置全体の初期設定値の入力を行うことが可能な暖房リモコン、41は各センサの検出値が入力されて演算を行い各アクチュエータの作動を制御する制御装置で、試験等によって決められた各種のデータが設定記憶されているものである。
次に、本発明のヒートポンプ式の貯湯式給湯暖房装置の作動について説明する。
まず、深夜時間帯になると、制御装置41は、ヒートポンプ式加熱手段4とヒーポン循環ポンプ32を作動し、貯湯タンク1下部から取り出した水を加熱して貯湯タンク1上部へ戻すようにして貯湯運転を行う。このとき、分配弁20は貯湯タンク1側を全開として沸き上げた温水が全て貯湯タンク1の上部から戻るようにしている。
そして、蛇口(図示せず)が開かれると、給水管2から市水が貯湯タンク1底部に流入し、貯湯タンク1上部から湯が給湯管3を介して蛇口から給湯され給湯運転が行われるものである。
次に、暖房運転を行う際の作動について説明する。暖房運転の要求があると、制御装置41は、ヒートポンプ式加熱手段4とヒーポン循環ポンプ32と一次側循環ポンプ19を作動させると共に、二次側循環ポンプ11を一定の能力で作動させる。このとき、分配弁20は暖房用熱交換器9側を全開とする。これにより、一次側では貯湯タンク1の底部からの低温水がヒートポンプ式加熱手段4で加熱され、加熱された高温水が暖房用熱交換器9へ流通し、温度低下した温水が貯湯タンク1の下部へ戻されると共に、二次側では暖房用熱交換器9で熱交換して加熱された暖房循環水が温水暖房端末器8へ循環して暖房を行い、温度低下した暖房循環水が再度暖房用熱交換器9へ循環する。
このとき、二次側出口温度センサ24が検出する温水往き温度Toが後述する二次側の目標温水往き温度Tosとなるように一次側の加熱能力が制御される。本実施形態の場合は、ヒートポンプ式加熱手段4の加熱能力を増減することで温水往き温度Toを制御しているものである。
ここで、前記制御装置41は、前記目標温水往き温度Tos(℃)を決定する方法のプログラムが記憶されており、暖房出力(W)を設定室温Ts(℃)と外気温度Ta(℃)との差で除した値(W/K)と、暖房対象の住宅の暖房に必要な熱量である必要暖房出力W1(W)とに基づく目標温水往き温度Tosの二元マトリクス図(図2に示す)を予め実験等により求めて記憶しているものである。ここで、暖房出力を設定室温Tsと外気温度Taとの差で除した値を住宅暖房係数Qと呼ぶ。
ここで、この二元マトリクス図は、住宅暖房係数Qを一定とすると暖房出力が大きくなるほど目標温水往き温度Tosが高くなり、暖房出力を一定とすると住宅暖房係数Qが小さくなるほど目標温水温度Tosが高くなる傾向を有している。
次に、前記制御装置41による前記目標温水往き温度Tosの決定方法について、図3および図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
まずは、図3のフローチャートに示すように、初回の暖房運転が開始されると(ステップS1)、ステップS2で目標温水往き温度Tosを所定の一定温度(例えば60℃)に設定し、二次側出口温度センサ24が検出する温水往き温度Toが前記所定の一定温度となるように一次側の加熱能力を制御する。
そして、温水往き温度To(℃)および温水戻り温度Ti(℃)が変動少なく安定したことを二次側入口温度センサ23および二次側出口温度センサ24で検知すると(ステップS3でYes)、ステップS4では、温水往き温度Toから温水戻り温度Tiを減じて温水循環流量F(l/min)を乗じた値を設定室温Tsから外気温度Taを減じた値で除して住宅暖房係数Qの値を算出する。
ステップS5では、前記ステップS4で算出した住宅暖房係数Qに設定室温Tsから外気温度Tsを減じた値を乗じて、現在の必要暖房出力W1の値を算出し、ステップS6では、前記ステップS4で算出した住宅暖房係数Qの値と前記ステップS5で算出した必要暖房出力W1の値から制御手段41に記憶されている前記二元マトリクス図に基づいて目標温水往き温度Tosを決定し、そして温水往き温度Toがこの目標温水往き温度Tosになるように一次側の加熱能力が制御される。
そして、温水往き温度Toおよび温水戻り温度Tiが変動少なく安定したことを検知すると(ステップS7でYes)、ステップS8では、温水往き温度Toから温水戻り温度Tiを減じて温水循環流量Fを乗じて、現在の実暖房出力W2(W)の値を算出する。
次に、ステップS9では、前記ステップS5で算出した必要暖房出力W1と前記ステップS8で算出した実暖房出力W2との比較を行い、必要暖房出力W1の方が実暖房出力W2よりも小さい場合は、ステップS10で目標温水往き温度Tosを低下させる補正を行い、必要暖房出力W1の方が実暖房出力W2よりも大きい場合は、ステップ11で目標温水往き温度Tosを増加させる補正を行うようにしている。
次に、図4のフローチャートに示すように、二回目以降の暖房運転が開始されると(ステップS12)、前回までの暖房運転時に算出記憶している住宅暖房係数Qに設定室温Tsから外気温度Tsを減じた値を乗じて、現在の必要暖房出力W1の値を算出し(ステップS13)、ステップS14では、前記住宅暖房係数Qの値と前記ステップS13で算出した必要暖房出力W1の値から制御手段41に記憶されている前記二元マトリクス図に基づいて目標温水往き温度Tosを決定し、そして温水往き温度Toがこの目標温水往き温度Tosになるように一次側の加熱能力を制御する。
そして、温水往き温度Toおよび温水戻り温度Tiが変動少なく安定したことを検知すると(ステップS15でYes)、ステップS16では、温水往き温度Toから温水戻り温度Tiを減じて温水循環流量Fを乗じた値を設定室温Tsから外気温度Taを減じた値で除して住宅暖房係数Qの値を算出して更新する。
ステップS17では、前記ステップS16で算出した住宅暖房係数Qに設定室温Tsから外気温度Tsを減じた値を乗じて、現在の必要暖房出力W1の値を算出して更新し、ステップS18では、前記ステップS16で算出した住宅暖房係数Qの値と前記ステップS17で算出した必要暖房出力W1の値から制御手段41に記憶されている前記二元マトリクス図に基づいて目標温水往き温度Tosを決定し、そして温水往き温度Toがこの目標温水往き温度Tosになるように一次側の加熱能力が制御される。
そして、温水往き温度Toおよび温水戻り温度Tiが変動少なく安定したことを検知すると(ステップS19でYes)、ステップS20では、温水往き温度Toから温水戻り温度Tiを減じて温水循環流量Fを乗じて、現在の実暖房出力W2の値を算出する。
次に、ステップS21では、前記ステップS17で算出した必要暖房出力W1と前記ステップS20で算出した実暖房出力W2との比較を行い、必要暖房出力W1の方が実暖房出力W2よりも小さい場合は、ステップS22で目標温水往き温度Tosを低下させる補正を行い、必要暖房出力W1の方が実暖房出力W2よりも大きい場合は、ステップ23で目標温水往き温度Tosを増加させる補正を行うようにしている。
このように、目標温水往き温度Tosが必要暖房出力W1と住宅暖房係数Qに応じて適切に設定されるので、温水往き温度Toをできるだけ低下させて熱ロスを減らすことができ、ヒートポンプ式加熱手段4で温水を加熱する際のCOP(加熱効率)を向上させることができると共に、室温を適切に制御することができ、温水コンベクターや温水ラジエーターを用いた全館暖房に特に好適な温水暖房装置の制御方法を提供することができる。
また、住宅暖房係数Qを特別な操作や入力を必要とすることなく、設置条件に応じて自動的に算出することができるため、住宅性能や住宅面積、温水暖房端末器の種類や数が不明な場合であっても、実際の温水温度から住宅暖房係数Qを算出することができ、状況に合わせた暖房出力と、最適な目標温水往き温度Tosを設定することができるため、無駄のない暖房制御が実現できる。しかも、暖房運転を行う度に住宅暖房係数Qを算出し直すので、住宅の暖房条件の変化に対応することが可能となった。
さらに、必要暖房出力W1と実暖房出力W2とを比較して目標温水往き温度Tosを調整することによって、より精度よく室温を制御可能な最適な目標温水往き温度Tosを設定することができる。
なお、本実施形態においては、流量センサ25にて実際の温水循環流量Fを検出するようにしたが、流量センサ25を用いずに、設計流量を暖房リモコン37から入力設定し、設計流量を温水循環流量Fとして用いるようにしてもよい。
また、前記温水循環流量Fは、前記ヒートポンプ式加熱手段4の加熱量に所定の熱交換効率を乗じた値を温水往き温度Toと温水戻り温度Tiの差で除して算出するようにしてもよい。ここで、ヒートポンプ式加熱手段4の加熱量は、暖房用熱交換器9の一次側の一次側入口温度センサ21で検出する一次側入口温度Tiから一次側出口温度センサ22で検出する一次側出口温度Toを減じた値に一次側循環ポンプ19の作動回転数に応じた流量を乗じて求めるようにしてもよい。
また、二次側の温水を加熱する構成をヒートポンプ式加熱手段4による間接加熱としたが、貯湯タンク1の貯湯温水による間接加熱や、ヒートポンプ式加熱手段4による直接加熱や、ガス燃料あるいは石油燃料の燃焼による直接加熱としてもよいもので、温水暖房端末器8へ循環させる温水の温水往き温度Tiが目標温水往き温度Tosになるように制御できる加熱手段であればよいものである。
また、図2に示した二元マトリクス図の右下の空白欄は、本一実施形態の貯湯式給湯暖房装置の暖房出力の限度を超えるため空白としており、左上の空白欄は、目標温水往き温度Tosが低く、温水暖房端末器8が暖房能力を発揮できなくなるため空白としている。しかし、右下の空白欄には全て60℃(本実施形態における目標温水往き温度Tosの上限)を入力し、暖房出力の限度まで作動させるようにしてもよく、左上の空白欄には全て40℃を入力し、暖房運転を間欠的に行うようにして低い必要暖房出力W1に合わせるように暖房能力を調節するようにすることもできる。
本発明の一実施形態の概略構成図。 住宅暖房係数Qと必要暖房出力W1とに基づく目標温水往き温度の二元マトリクス図。 同一実施形態の初回暖房運転時の作動を説明するためのフローチャート。 同一実施形態の暖房運転時の作動を説明するためのフローチャート。
符号の説明
4 ヒートポンプ式加熱手段(熱源機)
8 温水暖房端末器
41 制御装置

Claims (5)

  1. 熱源機で加熱した温水を温水暖房端末器へ循環させて住宅の暖房を行う温水暖房装置において、暖房出力を設定室温Tsと外気温度Taとの差で除した住宅暖房係数Qと、必要暖房出力W1とに基づく目標温水往き温度Tosの二元マトリクス図を予め実験で求めて記憶しておき、暖房運転開始後に温水温度が安定した時点での実際の暖房出力W2を温水往き温度Toと温水戻り温度Tiと温水循環流量Fから算出し、この暖房出力W2を設定室温Tsと外気温度Taとの差で除して住宅暖房係数Qを算出記憶し、この住宅暖房係数Qに現在の設定室温Tsと外気温度Taとの差を乗じて必要暖房出力W1を算出すると共に、前記住宅暖房係数Qと前記必要暖房出力W1とから前記二元マトリクス図を参照して目標温水往き温度Tosを再設定するようにしたことを特徴とする温水暖房装置の制御方法。
  2. 温水温度が安定した時点での実際の暖房出力W2と、前記必要暖房出力W1を比較して、比較結果に基づき前記目標温水往き温度Tosを増減補正するようにしたことを特徴とする請求項1記載の温水暖房装置の制御方法。
  3. 前記温水循環流量Fは初期設定された値を用いるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の温水暖房装置の制御方法。
  4. 前記温水循環流量Fは、前記熱源機の加熱量に所定の熱交換効率を乗じた値を温水往き温度Toと温水戻り温度Tiの差で除して算出するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の温水暖房装置の制御方法。
  5. 前記熱源機として、圧縮機と冷媒−水熱交換器と減圧手段と空気熱交換器を有したヒートポンプ式加熱手段を用いていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の温水暖房装置の制御方法。
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