JP2009281075A - サイディング壁構造 - Google Patents

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靖幸 品川
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Abstract

【課題】実結合部の表面側に設けられた目地凹溝の幅に寸法誤差が生じたときや、表面材に僅かなうねりや波打ちがある場合でも、外観的に違和感なく施工可能なサイディング壁構造を提供する。
【解決手段】隣接する金属サイディングを実結合してなり、該実結合部の表面側に目地溝部5を設けてなるサイディング壁構造において、上記金属サイディングを構成する表面材1に一端71を上記目地溝部5に開放する飾り凹部7が設けられてなるサイディング壁構造A。上記飾り凹部7が一端71を目地溝部5に開放する平面視略矩形とされるとともに、長手方向に間欠的に設けられてなる。
【選択図】図1

Description

本願発明はサイディング壁構造に関し、一般住宅やホール、会館、店舗等の建物の外装材等として用いられる金属サイディングの壁構造に関するものである。
従来、外装材等としてよく用いられる公知の金属サイディングBは、本願図2に示すように、アルミニウム板やカラー鋼板などの金属材を表面材1aとし、この表面材1aにスタッコ調などの***模様やエンボス加工、折りヒダ模様等のデザインを施すとともに、発泡ウレタン樹脂などの断熱材2aで裏打ちする等してパネル状に形成されている。
上記金属サイディングBにおいては、端部の凸実3aおよびこの凸実3aが嵌合する凹実4aは表面材1a、すなわち、上記した金属板を折曲加工して設けられている。そして、隣接する金属サイディングBの幅方向端面にそれぞれ形成された凸実3aと凹実4aとが、実結合された状態で外壁下地に、表面材1aの端部をビス固定するなどして施工される。このとき、上記金属サイディングBには、図示するように、製品加工の面や施工の際の作業性、あるいはデザイン性等の観点から上記した実結合部の表面側に、通常、目地凹溝5aが設けられている。
一方、特開平10−212814号公報には、金属材を表面材とし、この表面材に合成樹脂材を貼着させてパネル状に形成してなる金属サイディングが開示され、この金属サイディングは凸実とこの凸実と嵌合する凹実とをそれぞれを対向する端部に形成し、少なくとも一方の端部における表側角部を側方に突出させてなることを特徴とする金属サイディングが開示されている。
そして、対向する両側の端部における表側角部をそれぞれ側方に突出させ、かつ、一方の表側角部を外方に突出させるとともに、他端部の表側端面と表面とのなす角を90度より大きく形成することにより、実結合部に隙間または浮き上がりなどができにくくて、外観よく施工できるものであり、さらには、実結合部の隙間から毛細管現象によって水分が侵入しにくい金属サイディングが得られると、その効果が記載されている。
特開平10−212814号公報
しかしながら、本願図2に示す従来例にあっては、凸実を凹実に嵌合してなる実結合部を寸法的な誤差をなくして直線状に施工することは困難であり、そのため目地凹溝の幅が不揃いとなり、外観性に劣ったものになるという問題がある。また、上記特許文献1に記載の技術によれば実結合部の隙間から毛細管現象によって水分が外壁下地側に侵入することを防ぐことは可能ではあるが、上記問題を解消して外観性よく施工できるものとは必ずしもいえない。
本願発明は、上記背景技術に鑑みてなしたものであり、その目的は、実結合部が施工上の問題で直線状となりにくく、また、目地凹溝の幅に寸法誤差が生じて不揃いとなったときや、表面材に僅かなうねりが生じて入射光の角度によっては波打って平坦に見えない場合においても、外観的に何らの違和感なく施工可能で、かつ、意匠性に優れた金属サイディングからなるサイディング壁構造を提供することである。
上記課題を解決するために、本願請求項1に記載の発明に係るサイディング壁構造は、隣接する金属サイディングを実結合してなり、該実結合部の表面側に目地溝部を設けてなるサイディング壁構造において、上記金属サイディングを構成する表面材に一端を上記目地溝部に開放する飾り凹部が設けられてなることを特徴としている。
上記金属サイディングの表面材としては、アルミニウム板、鋼製の薄板、ステンレススティール等の金属板、あるいはこれらに防錆処理や着色塗装処理等、表面処理を施したもの等が用いられる。
本願請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、上記飾り凹部が一端を目地溝部に開放する平面視略矩形とされるとともに、長手方向に間欠的に設けられてなることを特徴としている。
本願請求項3に記載の発明は、上記請求項3に記載の発明において、上記平面視略矩形の飾り凹部が上記目地溝部を挟んで相互に対向することなくずらせて設けられてなることを特徴としている。
本願請求項4に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、上記金属サイディングが幅方向両端に実結合部を備えた帯状であり、横長手方向に目地溝部が設けられるとともに、該目地溝部と平行に化粧溝が設けられ、かつ、該金属サイディングの裏面には断熱材が固着されてなることを特徴としている。
上記断熱材としては、発泡ポリウレタン樹脂、発泡ポリスチレン樹脂等の合成樹脂系断熱材が好ましく用いられ、通常、これら樹脂系断熱材は接着剤等の貼着手段によって金属サイディングの裏面に固着して用いられる。
本願請求項5に記載の発明は、上記請求項4に記載の発明において、上記目地溝部と平行に設けられる化粧溝が該目地部と略同形の凹溝を有するものであることを特徴としている。
本願請求項1記載の発明に係るサイディング壁構造においては、金属サイディングの実結合部の表面側に目地溝部が設けられたサイディング壁構造の表面材を構成する金属板に一端を上記目地溝部に開放する飾り凹部が設けられているため、表面材に僅かなうねりがある場合や、波打っていても飾り凹部が存在することにより、目立つことなく調和して外観性よく施工することができる。
本願請求項2記載の発明に係るサイディング壁構造においては、上記一端を目地溝部に開放する飾り凹部が平面視略矩形とされるとともに、長手方向に間欠的に設けられているため、上記飾り凹部と飾り凹部との間の表面材の平坦な部分が飾り凹部に対して相対的に凸設されて見え、実結合を施工する際の寸法誤差により目地溝部の幅に多少の変動がある場合でも、上記飾り凹部と表面材の平坦部分とで構成される凹凸部分が存在することにより、目地溝部の幅が一定の幅で施工されているように視認され、外観性よく施工することができる。
本願請求項3記載の発明に係るサイディング壁構造においては、上記一端を目地溝部に開放する飾り凹部が上記目地溝部を挟んで相互に対向することなくずらせて設けることにより、飾り凹部と飾り凹部に対して相対的に凸設されて見える表面材の平坦部分とが相対向して配設されるため、実結合を施工する際の寸法誤差により目地溝部の幅に多少の変動が生じても、上記凹凸部分によって目地溝部の幅が一定の幅で施工されているように視認される。
また、表面材に僅かなうねりがある場合や、波打っていても上記飾り凹部と表面材の平坦部分とで構成される凹凸部分が存在するため、目立つことなく調和するとともに、デザイン性も向上して外観性よくサイディング壁構造を施工することができる。
本願請求項4記載の発明に係るサイディング壁構造においては、上記金属サイディングを幅方向両端に実結合部を備えた帯状とし、横長手方向に目地溝部が設けられた横張りタイプとすることにより、複数の目地が長手方向に平行に見えるため、外観的に問題なく施工することができる。また、金属サイディングの裏面に断熱材を固着することにより、断熱性が向上して夏季の高温の外気から熱が侵入することを防ぎ、冬季の室内における結露現象等を防止できる。
本願請求項5記載の発明に係るサイディング壁構造においては、上記目地溝部と平行に設けられる化粧溝が該目地部と略同形の凹溝を有するものとすることにより、例えば、目地溝部を挟んで略等間隔で化粧溝を設けたとき、略等間隔で設けられた目地溝部と化粧溝とが長手方向に平行に、より直線性を保って視覚されるため、デザイン性に優れたサイディング壁構造とすることができる。
以下、本願発明にかかるサイディング壁構造の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本願実施形態においては、金属サイディングは、アルミニウム板やカラー鋼板などの厚みが約0.3〜0.4mmである金属板を発泡ポリウレタン樹脂等の断熱材で裏打ちして、例えば、幅を約40cm程度、長さを約200cm程度とした横長の金属サイディングが用いられる。また、上記金属サイディングの幅方向両端には相互に嵌合する凸実および凹実が折曲して設けられ、これらが嵌合する実結合部の表面側に目地溝部が設けられている。
図1は本願発明に係るサイディング壁構造Aを示す部分断面斜視図である。上記サイディング壁構造Aは、断熱材2で裏打ちされた帯状金属板を表面材1として用い、この表面材1の幅方向両端部に凸実3と凹実4とが曲折して設けられている。図1に示すように、上記凸実3を凹実4に嵌合してなる実結合部の表側には目地溝部5が設けられ、この目地溝部5を挟んで上下に略等間隔で化粧溝6が凹設され、この化粧溝6は、目地溝部5と略同形の凹溝を有して設けられている。
図示するように、本実施形態においては、平面視略矩形の飾り凹部7がその一端71を目地溝部5に開放した状態で表面材1の長手方向に間欠的に設けられている。すなわち、目地溝部5を構成する角部稜線51を深さdまで切り込んで飾り凹部7の一端71を目地溝部5に臨ませた状態で、上記飾り凹部7が凹設されている。
一方、長手方向に間欠的に設けられた隣り合う飾り凹部7と該飾り凹部7との間の表面材1の平坦部分11は飾り凹部7に対して相対的に凸設されたように見え、あたかも飾り凸部のように視覚される。また、図1に示すように、本実施形態においては、上記目地溝部5にその一端71を開放する飾り凹部7は目地溝部5を挟んで上下に、かつ、相互に対向することなく長手方向にずらせて配設されている。
このように、間欠的に設けられた飾り凹部7を長手方向に沿って上下に相互にずらせて設けることにより、上記飾り凹部7と平坦部分11とで構成される凹凸部分が目地溝部5を挟んで相対向するため、実結合を施工する際の寸法誤差により目地溝部5の幅に多少の変動が生じても、目立つことなく目地溝部5の幅が一定の幅で施工されているように視認される。
また、表面材1に僅かなうねりがある場合や、波打っている場合でも、飾り凹部7と表面材1の平坦部分11とが構成する凹凸部分が違和感なく自然に調和するため上記した問題を解消して外観性よく施工することができる。
上記飾り凹部7は、通常、表面材1にエンボス加工を施して形成されるが、このエンボス加工により、表面材1の曲げ強度を大きくすることが可能となり、かつ、上記飾り凹部7を設けることによって、デザイン性をも向上させることができる。
さらに、本実施形態においては、上記目地溝部5を挟んで略等間隔で2本の化粧溝6が設けられている。図示するように、上記2本の化粧溝6と1本の目地溝部5とは、あたかも3本の目地が長手方向に平行に存在するように視覚され、直線的なデザインを有し、かつ、飾り凹部7の存在によって外観性も向上したサイディング壁構造Aとすることができる。このようにして、例えばコンクリートの躯体に、外装材として本願発明のサイディング壁構造Aを作業性よく施工することができる。
なお、上記した実施形態においては飾り凹部7は底面部が傾斜面とされた例を示したが、傾斜面を有しない単なる凹部としてもよい。また、化粧溝6は目地溝部5を挟んで略等間隔で設けられているが、不等間隔としてもよい。このように本願発明は設計変更自在であり、特許請求の範囲を逸脱しない限り本願発明の技術的範囲に属する。
本願発明に係るサイディング壁構造を示す部分断面斜視図。 公知の金属サイディングを示す部分断面斜視図。
符号の説明
A 本願実施形態に係るサイディング壁構造
d 深さ
1 表面材
11 平坦部分
2 断熱材
3 凸実
4 凹実
5 目地溝部
51 角部稜線
6 化粧溝
7 飾り凹部
71 一端
B 公知の金属サイディング
1a 上記における表面材
2a 上記における断熱材
3a 上記における凸実
4a 上記における凹実
5a 上記における目地凹溝

Claims (5)

  1. 隣接する金属サイディングを実結合してなり、該実結合部の表面側に目地溝部を設けてなるサイディング壁構造において、上記金属サイディングを構成する表面材に一端を上記目地溝部に開放する飾り凹部が設けられてなるサイディング壁構造。
  2. 上記飾り凹部が一端を目地溝部に開放する平面視略矩形とされるとともに、長手方向に間欠的に設けられてなる請求項1に記載のサイディング壁構造。
  3. 上記平面視略矩形の飾り凹部が上記目地溝部を挟んで相互に対向することなくずらせて設けられてなる請求項2に記載のサイディング壁構造。
  4. 上記金属サイディングが幅方向両端に実結合部を備えた帯状で、横長手方向に目地溝部が設けられるとともに、該目地溝部と平行に化粧溝が設けられ、かつ、該金属サイディングの裏面には断熱材が固着されてなる請求項1に記載のサイディング壁構造。
  5. 上記目地溝部と平行に設けられる化粧溝が該目地部と略同形の凹溝を有するものである請求項4に記載のサイディング壁構造。
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