JP2009278368A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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尚武 山本
Yuji Hayashino
裕司 林野
Shuya Hosokawa
修也 細川
Hironori Nakae
宏典 中江
Yosuke Ukita
陽介 浮田
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Abstract

【課題】無線通信に使用する周波数を見出す最遅のタイミングを早め、無線通信の開始タイミングの遅れを減少する。
【解決手段】一の無線通信を複数のアンテナを含むアンテナ部100を用いて行う場合、無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を複数のアンテナの間で複数のアンテナの各々に割り当て、CPU130はアンテナ毎に、割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断し、前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない無線通信に使用する周波数を判断する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信に使用する周波数を検知する無線通信装置及び無線通信方法に関する。
無線通信の分野では、無線通信の代表の一つとしてIEEE802.11規格の無線LANがある。無線LANは、複数の無線チャネル内の一つのチャネルを使用して通信を行う。
無線LAN規格には、例えば2.4GHz帯を使用するIEEE802.11bやIEEE802.11g規格、5GHz帯を使用するIEEE802.11a規格がある。さらに近年、大容量高速通信を実現する手段として複数のアンテナと変復調器を用い空間多重技術を利用した無線方式の開発が進められている。この技術はMIMO(Multi−Input Multi−Output)方式と呼ばれ、空間多重数(送信ストリーム数)を増やすことで使用する周波数帯域を増加させることなく通信容量を大きくすることができるものであり、現在規格化段階であるIEEE802.11nドラフトの物理層で使用することが決められている。IEEE802.11n規格は、従前のIEEE802.11規格で使用の周波数を使用可能であるが、無線LAN機器の普及に伴い、無線LANに使用可能な周波数帯域が拡大する傾向にある。
例えば5GHz帯では、従前の5.2GHz帯の他に5.3GHz帯及び5.6GHz帯が無線通信に開放されている。しかし、この5.3GHz帯及び5.6GHz帯では、無線通信に開放される以前から気象衛星や船舶無線などに利用されている。そのため、既得権者の利益を保護するため、電波法により、気象衛星や船舶無線などに使用される周波数を避けることが義務付けられている。この気象衛星や船舶無線などに使用される周波数は固定ではないので、無線通信を開始する毎に確認する必要がある。この確認は、無線通信の開始前60秒間行うことが電波法で義務付けられている。5.3GHz帯及び5.6GHz帯の場合、5.3GHz帯では周波数が4チャネル存在し、5.6GHz帯では周波数が11チャネル存在する。そのため、5.3GHz帯及び5.6GHz帯の場合、15チャネル分の周波数を無線通信の開始前60秒間確認する必要がある。
従来、無線LAN機器が周辺の干渉波を避けるために、電源投入時もしくは定期的に無線環境を監視して一本のアンテナで複数の周波数の全てを確認する技術がある(例えば、特許文献1)。
特開2002−158667号公報(14頁、図5等)
しかし、従来の技術では、以下のような問題が生じていた。
即ち、上記従来の技術では、一本のアンテナによって確認された最初の周波数が、他の無線装置からの干渉波が存在せず、そのため無線通信に使用可能な周波数である場合は、無線通信を開始できるタイミングは早くなる。
しかし、使用が可能な周波数が、確認すべき複数の周波数の中の最後に存在する場合には、最初の周波数の確認から最後の周波数の確認までに要する時間の分だけ、無線通信の開始タイミングが遅れるという問題がある。
また、無線通信を最も早く開始できるタイミングと、無線通信が最も遅く開始されるタイミングとの間のレンジが広いため、無線通信を開始する毎に無線通信を開始できるタイミングが大幅に変動し、無線通信の開始タイミングが不安定となるという問題があった。
そこで、本発明では、上記課題に鑑みてなされたものであって、無線通信に使用する周波数を見出す最遅のタイミングを早め、無線通信の開始タイミングの遅れを減少できる無線通信装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一実施態様は、一の無線通信を複数のアンテナを用いて行う場合、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの間で前記複数のアンテナの各々に割り当て、前記アンテナ毎に、前記割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断し、前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を判断するものである。
本態様により、無線通信を開始するタイミングの遅れを減少できる。また、無線通信が最も早く開始されるタイミングと、無線通信が最も遅く開始されるタイミングとの間のレンジを狭くして、無線通信を開始する毎に無線通信を開始できるタイミングが大幅に変動するのを防止できる。
請求項1記載の態様の無線通信装置は、一の無線通信を複数のアンテナを用いて行う通信部と、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの間で前記複数のアンテナの各々に割り当て、前記アンテナ毎に、前記割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断し、前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を判断する制御部と、を備えたものである。
本態様によると、一の無線通信を複数のアンテナを用いて行う場合、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの間で前記複数のアンテナの各々に割り当て、前記アンテナ毎に、前記割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断し、前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を判断することにより、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の中で、前記複数のアンテナの各々が確認する周波数の数が減少するので、その分、前記複数のアンテナの各々が各自で前記複数の周波数領域の全てを確認する場合に比較して、前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を見出す最遅のタイミングを早めることができる。その結果、無線通信を開始するタイミングの遅れを減少できる。また、無線通信が最も早く開始されるタイミングと、無線通信が最も遅く開始されるタイミングとの間のレンジを狭くして、無線通信を開始する毎に無線通信を開始できるタイミングが大幅に変動するのを防止できる。
本態様では、例えばIEEE802.11n規格の物理層で採用予定のMIMOシステムのような複数のアンテナで共通のチャネルを用いた無線通信に適用される。
請求項2記載の態様の無線通信装置は、請求項2の態様において、前記制御部は、前記アンテナ毎に前記割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断する処理を、前記複数のアンテナの各々に時間的に並列して行わせるものである。
本態様によると、前記アンテナ毎に前記割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断する処理を、前記複数のアンテナの各々に時間的に並列して行うことにより、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の中で前記複数のアンテナの各々が確認する周波数の数が減少し、且つ前記複数のアンテナの各々は並行して周波数を確認するので、その分、前記複数のアンテナの各々が各自で前記複数の周波数領域の全てを確認する場合に比較して、前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を見出す最遅のタイミングを一層早めることができる。
請求項3記載の態様の無線通信装置は、請求項2の態様において、前記制御部は、前記複数のアンテナの中のいずれか一が、その一のアンテナに割り当てられた周波数領域の中に、前記干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、前記一のアンテナを用いて前記無線通信を開始するものである。
本態様によると、前記複数のアンテナの中のいずれか一が、その一のアンテナに割り当てられた周波数領域の中に、前記干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、前記一のアンテナを用いて前記無線通信を開始することにより、前記干渉波が存在しない特定の周波数を複数のアンテナで共通して確認する前であっても、前記干渉波が存在しない周波数を一のアンテナが確認すると、その一のアンテナが前記確認した周波数を用いて無線通信を開始するので、無線通信を開始できるタイミングを早くできる。
請求項4記載の態様の無線通信装置は、請求項3において、前記制御部は、前記一のアンテナを用いて開始する無線通信は、コンテンツを無線通信で送信する場合の前手順を含むものである。
本態様によると、前記一のアンテナを用いて開始する無線通信を、コンテンツを無線通信で送信する場合の前手順とすることにより、前記一のアンテナを用いて無線通信であっても、無線通信の通信路を設定するための通信量が少ない前手順を行うので、複数のアンテナを用いて共通の無線通信を行うための周波数を確認できた段階では、直ちにコンテンツの通信を開始できる。
請求項5記載の態様の無線通信装置は、請求項1の態様において、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々に対する前記複数のアンテナの各々の割り当ては、プリセットされているものである。
本態様によると、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々に対する前記複数のアンテナの各々の割り当てはプリセットすることにより、複数のアンテナの各々は事前に設定された割り当てに従って周波数を確認すればよいので、前記複数の周波数領域に対する前記複数のアンテナによる確認を簡易にできる。
請求項6記載の態様の無線通信装置は、請求項3の態様において、前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記複数のアンテナの中の少なくとも一のアンテナが割り当てられた周波数領域の中に前記干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでも使用可能かを判断するものである。
本態様によると、前記複数のアンテナの中の少なくとも一のアンテナが割り当てられた周波数領域の中に前記干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでも使用可能かを判断することにより、前記干渉波が存在しないと一のアンテナが判断した周波数について他のアンテナで使用の可否を確認するので、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの各々に割り当て前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を確認する場合でも、前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を見つけ出すタイミングを早めることができる。
請求項7記載の態様の無線通信装置は、請求項6の態様において、前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記複数のアンテナの各々が前記割り当てられた周波数の一個を確認する毎に、前記複数のアンテナの中の少なくとも一のアンテナが割り当てられた周波数領域の中に前記干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでも使用可能かを判断するものである。
本態様によると、前記複数のアンテナの各々が前記割り当てられた周波数の一個を確認する毎に、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでも使用可能かを判断することにより、前記干渉波が存在しないと一のアンテナが判断した周波数について他のアンテナで使用の可否を確認するタイミングが前記割り当てられた周波数の一個を確認する毎になるので、前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を見つけ出すタイミングを一層早めることができる。
請求項8記載の態様の無線通信装置は、請求項6において、前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでは使用不可と判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数をヌル点と判断するものである。
本態様によると、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでは使用不可と判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数をヌル点と判断することにより、前記干渉波が存在しないと判断した周波数が前記一のアンテナのヌル点であるために、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが誤判断した場合であっても、前記他のアンテナでその周波数の使用の可否を確認するので、複数のアンテナの一のアンテナにとってヌル点となる周波数を用いて無線通信を開始する不都合を確実に回避できる。
請求項9記載の態様の無線通信装置は、請求項6の態様において、前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでは使用可と判断した場合、前記他のアンテナに割り当てられていない周波数を用いて前記一のアンテナと共に前記一のアンテナが開始した無線通信を行うものである。
本態様によると、前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでは使用可と判断した場合、前記他のアンテナに割り当てられていない周波数を用いて前記一のアンテナと共に前記一のアンテナが開始した無線通信を行うことにより、一のアンテナでの無線通信から、複数のアンテナで使用が可能と確認された周波数を用いた複数のアンテナによる無線通信に切り替わるので、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの各々に割り当て前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を確認する場合であっても、前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を見つけ出すタイミングを早めることができる。
請求項10記載の態様の無線通信装置は、請求項6の態様において、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々に対する前記複数のアンテナの各々に割り当てを格納したテーブルをアンテナ毎に設けたものである。
本態様によると、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々に対する前記複数のアンテナの各々に割り当てを格納したテーブルをアンテナ毎に設けることにより、複数のアンテナの各々が割り当てられた周波数を確認結果に基づいて前記テーブルを更新すればよいので、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの各々に割り当て前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を確認する処理が容易となる。
請求項11記載の態様の無線通信装置は、請求項6の態様において、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々に対する前記複数のアンテナの各々に割り当てを格納したテーブルを前記複数のアンテナに共通して設けたものである。
本態様によると、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々に対する前記複数のアンテナの各々に割り当てを格納したテーブルを複数のアンテナに共通して設けることにより、各アンテナで一つのテーブルを共有するので、メモリ量を削減できる。
また、各アンテナで一つのテーブルを共有することにより、複数のアンテナの各々は他のアンテナに割り当てられた周波数の確認状況を確認するのに他のテーブルを参照する必要がなく、自アンテナも使用する共通テーブルを参照すればよいので、他のアンテナにより確認された周波数の使用可否の確認を簡易且つ高速化できる。
請求項12記載の態様の無線通信装置は、請求項10又は請求項11のいずれかの態様において、前記複数のアンテナの各々は、前記割り当てられた周波数の一個を確認する毎に、前記確認した周波数に対応する前記干渉波の有無の情報を前記テーブルに登録するものである。
本態様によると、前記複数のアンテナの各々は、前記割り当てられた周波数の一個を確認する毎に、前記確認した周波数に対応する前記干渉波の有無の情報を前記テーブルに登録することにより、複数のアンテナの各々が割り当てられた周波数を確認する毎に前記テーブルを更新すればよいので、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの各々に割り当て前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を確認する処理を、容易かつ迅速に行うことができる。
請求項13記載の態様の無線通信装置は、請求項12の態様において、前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記割り当てられた周波数の一個を確認する毎に、前記テーブルに基づいて、前記複数のアンテナの中の少なくとも一のアンテナが前記割り当てられた周波数領域の中に前記干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでも使用可能かを判断するものである。
本態様によると、前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記割り当てられた周波数の一個を確認する毎に、前記テーブルに基づいて、前記複数のアンテナの中の少なくとも一のアンテナが前記割り当てられた周波数領域の中に前記干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでも使用可能かを判断することにより、前記干渉波が存在しないと一のアンテナが判断した周波数について他のアンテナで使用の可否を確認するので、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの各々に割り当て前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を確認する場合であっても、前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を見つけ出すタイミングを早めることができる。
また、前記複数のアンテナの各々が前記割り当てられた周波数の一個を確認する毎に、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでも使用可能かを判断することにより、前記干渉波が存在しないと一のアンテナが判断した周波数について他のアンテナで使用の可否を確認するタイミングが前記割り当てられた周波数の一個を確認する毎になるので、前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を見つけ出すタイミングを一層早めることができる。
さらに、前記テーブルに基づいて判断することにより、前記複数のアンテナ間で相互に複数のアンテナの各々が割り当てられた周波数の確認結果を前記テーブルで確認できるので、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの各々に割り当て前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を確認する処理が容易となる。
請求項14記載の態様の無線通信装置は、請求項13の態様において、前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでは使用不可と判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数をヌル点と判断して、前記他のアンテナに割り当てられていない周波数について前記テーブルを更新するものである。
本態様によると、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでは使用不可と判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数をヌル点と判断することにより、前記干渉波が存在しないと判断した周波数が前記一のアンテナのヌル点であるために、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが誤判断した場合であっても、前記他のアンテナでその周波数の使用の可否を確認するので、複数のアンテナの一のアンテナにとってヌル点となる周波数を用いて無線通信を開始する不都合を確実に回避できる。
また、前記テーブルに基づいてヌル点を判断してテーブルを更新することにより、前記複数のアンテナ間で相互に複数のアンテナの各々が割り当てられた周波数の確認結果を前記テーブルで確認できるので、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの各々に割り当て前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を確認する処理が容易となる。
請求項15記載の態様の無線通信装置は、請求項13の態様において、前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでは使用可と判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数を、前記一のアンテナが開始した前記無線通信のために前記他のアンテナが前記一のアンテナと共に用いる周波数と判断して、前記他のアンテナに割り当てられていない周波数について前記テーブルを更新するものである。
本態様によると、前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでは使用可と判断した場合、前記他のアンテナに割り当てられていない周波数を用いて前記一のアンテナと共に前記一のアンテナが開始した無線通信を行うことにより、一にアンテナでの無線通信から、複数のアンテナで使用が可能と確認された周波数を用いた複数のアンテナによる無線通信に切り替わるので、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの各々に割り当て前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を確認する場合であっても、前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を見つけ出すタイミングを早めることができる。
また、前記テーブルに基づいて判断することにより、前記複数のアンテナ間で相互に複数のアンテナの各々が割り当てられた周波数の確認結果を前記テーブルで確認できるので、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの各々に割り当て前記複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を確認する処理が容易となる。
請求項16記載の態様の無線通信方法は、一の無線通信を複数のアンテナを用いて行う場合、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの間で前記複数のアンテナの各々に割り当て、前記アンテナ毎に、前記割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断し、前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を判断するものである。
本態様によると、一の無線通信を複数のアンテナを用いて行う場合、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの間で前記複数のアンテナの各々に割り当て、前記アンテナ毎に、前記割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断し、前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を判断することにより、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の中で、前記複数のアンテナの各々が確認する周波数の数が減少するので、その分、前記複数のアンテナの各々が各自で前記複数の周波数領域の全てを確認する場合に比較して、前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を見出す最遅のタイミングを早めることができる。その結果、無線通信を開始するタイミングの遅れを減少できる。また、無線通信が最も早く開始されるタイミングと、無線通信が最も遅く開始されるタイミングとの間のレンジを狭くして、無線通信を開始する毎に無線通信を開始できるタイミングが大幅に変動するのを防止できる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の一実施の形態である無線通信装置及び無線通信方法について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の態様である無線通信装置及び無線通信方法が用いられるネットワークを示したネットワーク図である。図1は、5.3GHz帯若しくは5.6GHz帯を利用した無線LANのネットワーク構成の一例を示している。一つの親局10に二つの子局20、21が無線接続されており、インフラストラクチャモードによる無線ネットワーク50を形成している。親局10と子局20,21とは複数のアンテナを搭載し、複数のアンテナを用いて一つの共通の周波数帯を利用して相互に通信を行う。図には示さないが親局10と子局20,21との各々からは無線でやりとりしたデータを有線ネットワークで各種機器に接続する構成が一般的である。また、図1に示すように5.3GHz帯若しくは5.6GHz帯の無線LAN環境においては気象衛星や船舶などからの各種レーダー30や他のネットワーク40からの干渉波が存在する。
図2は、本発明の一実施の態様である無線通信装置の受信側のブロック構成図を示す。この図では例えばアンテナ4本の例を示す。図2に示すように、複数のアンテナを含むアンテナ部100と、アンテナ部100を介して無線通信を行う無線部110と、無線部110で受信したデータを復調する復調部120と、装置全体の制御を行うCPU(中央演算処理部)130と、バス140を介してCPU130からアクセスされるメモリ150とから構成される。復調部120は各アンテナで受信した干渉波を観測する干渉波監視部121と空間多重方式で送信されたデータを復調するMIMO復調部122とから構成される。また、CPU130は各アンテナに対応したANT処理部131から構成される。尚、無線部110、干渉波監視部121及びANT処理部131はアンテナ部100に含まれる複数のアンテナに対応して設けられている。
アンテナ部100に含まれる複数のアンテナを用いて無線通信に使用可能な周波数を監視する場合、アンテナ部100で受信した電波は、無線部110に入力され、CPU130で割り当てられたチャネルにおける電界強度を干渉波監視部121に入力する。干渉波監視部121は、CPU130によりあらかじめ設定された閾値レベルを参考に干渉の有無を判断し、その結果をANT処理部131に入力する。ANT処理部131の各アンテナ処理部においては、各アンテナの周波数割当て、干渉波有無に関する情報を含むテーブルの更新処理などを行う。干渉波有無に関する情報を含むテーブルは、バス140を経由してメモリ150に格納される。
また、通信状態の場合、アンテナ部100で受信したデータは、無線部110で、ダウンコンバートされ、MIMO復調部122へ入力される。MIMO復調部122において、空間多重方式で送信されたデータを復調し、CPU130ではパケットの識別及び受信機能の確認を行い、バス140を経由しメモリに受信データを格納する。尚、MIMO復調部122は複数のアンテナを用いて電波環境の変化に基づいて指向性を動的に変更しアンテナ利得を向上するアダプティブアレーアンテナに対応したアダプティブアレーアンテナ復調部であってもよい。
図3は、本実施の態様で使用された無線LAN802.11a及び802.11n規格準拠機器に利用される5GHz帯のチャネル配置を示した図である。図3において、5.2GHz帯(世界仕様W52)は5150MHz〜5250MHz(中心周波数はそれぞれ5180、5200、5220、5240MHz)の4チャネル、5.3GHz帯(世界仕様W53)は5250〜5350MHz(中心周波数はそれぞれ5260、5280、5300,5320MHz)の4チャネル、5.6GHz帯(世界仕様W56)は5470〜5725MHz(中心周波数はそれぞれ5500、5520、5540、5560、5580、5600、5620、5640、5660、5680、5700MHz)の11チャネルあり、各々が中心周波数を中心とする20MHz帯域幅のチャネルである。またそれぞれ図3に示されるようなチャネル番号が規定されている。以上の周波数では国内の電波法により免許無しでユーザーが利用することができ、また国際標準仕様であり海外でも認定を受けた国であれば利用可能である。
以下、以上のように構成された無線通信装置について、図面を用いてその動作を説明する。
図4は、本発明の一実施の態様である無線通信装置において無線通信に使用可能な周波数を確認する動作を示したフローチャートである。以下、5.3GHz帯及び5.6GHz帯を使用する場合を前提として説明する。なお、ANT処理部131に含まれるANT1処理部、ANT2処理部、ANT3処理部及びANT4処理部の各々は、アンテナ部100に含まれる対応するアンテナについて、以下の処理を並列して行うことになる。
まず、初期設定で、無線通信装置が通信に使用する周波数帯域や複数のアンテナの各々に割り当てるチャネル番号を設定する(S1)。例えば、図5のように、5.3GHz帯、5.6GHz帯及び5.2GHz帯の各周波数帯域のチャネル番号が複数のアンテナの各々に割り当てられる。図5は、複数のアンテナの各々に割り当てられる周波数帯域毎のチャネル番号の初期設定の状態を示したテーブル図である。この図では通信に使用するアンテナの本数を4本としており、各アンテナに割り当てるチャネル番号をここで指定する。図5において、使用する周波数帯が優先度順に設定されている。ここでは、5.3GHz帯を最優先にし、5.6GHz帯、5.2GHz帯と続いて優先度を設定している。また、この図では、5.3GHz帯を使用する場合、アンテナ1、アンテナ2、アンテナ3、アンテナ4に割り当てるチャネル番号をそれぞれ52、56、60、64と設定している。なお、図5の初期設定のテーブルは図2のメモリ150に格納されている。
このように、無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々に対する複数のアンテナ1から4の各々の割り当てをプリセットすることにより、複数のアンテナ1から4の各々は事前に設定された割り当てに従って周波数を確認すればよいので、複数の周波数領域に対する複数のアンテナ1から4による確認を簡易にできる。
次に、無線通信装置の電源投入後或いはリセット後(S2)、各アンテナが各アンテナに割り当てられた周波数についてアンテナの干渉波を監視するタイマーをセットする(S3)。例えば、5.3GHz帯及び5.6GHz帯を使用する場合は1分を設定する。
次に、ANT処理部131に含まれるANT1処理部、ANT2処理部、ANT3処理部及びANT4処理部の各々は、初期設定に基づいて各アンテナで監視するチャネルを設定し(S4)、設定されたチャネルを対応するアンテナで監視を開始する(S5)。
次に、ANT1処理部、ANT2処理部、ANT3処理部及びANT4処理部の各々は、監視しているチャネルにおいて干渉波が存在するかどうかを判定する(S6)。ステップ6において干渉波が無い場合、メモリ150に格納されている監視テーブルに通信路状態が監視中と分かるよう記録し、図6(a)に示すようにテーブルを更新する(S7)。ここでは、設定したタイマー値に達していないため「チャネル確認中」と記録する。ここで、図6は、アンテナの各々が監視しているチャネルについて干渉波の有無を判定する状態遷移を示す監視テーブルである。図6の監視テーブルは図2のメモリ150に格納されている。
そして、そのアンテナで監視しているチャネルが、監視しているアンテナにとってヌル点かどうかを他のアンテナが判定する(S8)。ここで、ヌル点とは、自アンテナからは干渉波等の存在を検知できない周波数をいう。
つまり、干渉波有無に関する情報を含むテーブルを参照し、自アンテナでは干渉波の存在を検知できなくても、他のアンテナで干渉波が存在すると記録されれば、自アンテナから見たそのチャネルはヌル点と判定する。ここでは、初期状態のため、各アンテナが各々のチャネルを監視中で、例えばアンテナ1に割り当てられたチャネル1を他のアンテナで未確認の場合でも、アンテナ1はステップ9に進む。若しくは、例えば、アンテナ1が監視したチャネル1を、他のアンテナであるアンテナ2、3及び4が監視し、アンテナ2、3及び4が判定した結果、チャネル1に干渉波が存在しない場合、アンテナ1から見たチャネル1はヌル点ではないとして、ステップ9に進む。ここで、ステップ9においてヌル点ではなく、かつ、タイマーの設定値に達していないため、図6(a)に示すように再度「チャネル確認中」とテーブルを更新する。ステップ10では、ステップ3のタイマーで設定した時間が来たかどうかを判定するステップで監視経過時間を確認する。
設定した時間以内に干渉波が確認されなければ、テーブル更新のステップへ移行し、メモリ150に格納されている監視テーブルに干渉波無しと分かるよう記録し、図6(b)に示すように更新する(S11)。ここでは、アンテナ2、3及び4においても、チャネル1が「空きチャネル」と記録するが、すべてのアンテナで空きチャネルを確認していないのでTotal欄には何も記録しない。
次に、テーブル更新後、他のアンテナで既に通信が行われているかをメモリに格納されているテーブルで確認する(S12)。ここでは、まだ通信は開始されていないので、ステップ13に進む。メモリ150に格納されている監視テーブルを参考に干渉波が存在しないチャネルから一つを選んで通信に使用するチャネルを決定する(S13)。ここでは、例えば、ANT処理部131は、ANT1処理部に対応するアンテナ1を介して判定したチャネル1を使用することを決定する。その後、自アンテナで通信中のチャネルを確認したかどうかの判定ステップ(S14)に移行する。一方、ステップ12において、他のアンテナで既に通信中である場合も自アンテナで通信中のチャネルを確認したかどうかの判定ステップ(S14)に移行する。
ステップ14は、使用するチャネルが他のアンテナで監視したチャネルの可能性があるために存在する。使用するチャネルが自アンテナで監視したものである場合、通信開始のステップに移行する(S15)。ここでは、例えば、ANT1処理部にとって、使用するチャネル1はANT1処理部に対応するアンテナ1で監視したものであるため、ステップ15に移行して通信を開始する。即ち、干渉波が存在しないチャネルを判断したアンテナが一つでも存在すれば、このアンテナ一つのみでも通信を開始する。この場合、干渉波が存在しない特定の周波数を複数のアンテナで共通して確認する前であっても、干渉波が存在しない周波数を一のアンテナが確認すると、その一のアンテナが確認した周波数を用いて無線通信を開始するので、無線通信を開始できるタイミングを早くできる。例えば、一のアンテナを用いて開始する無線通信を、コンテンツを無線通信で送信する場合の前手順とすることにより、一のアンテナを用いて無線通信であっても、無線通信の通信路を設定するための通信量が少ない前手順を行うので、複数のアンテナを用いて共通の無線通信を行うための周波数を確認できた段階では、直ちにコンテンツの通信を開始できることになる。
一方、ステップ14において使用するチャネルが、他のアンテナで監視したチャネルであれば、その使用するチャネルを参照して(S21)、使用するチャネルを監視対象に設定し、自アンテナで干渉波が存在するかどうかを確認する(S4)。ここでは、例えば、ANT2処理部、ANT3処理部及びANT4処理部にとって、使用するチャネル1はANT2処理部、ANT3処理部及びANT4処理部に対応するアンテナ2、3及び4で監視したものではない。そのため、ステップ21に移行して、ANT2処理部、ANT3処理部及びANT4処理部の各々は、各々に対応するアンテナ2、3及び4でチャネル1を使用した場合に干渉波が存在するか否かを確認する。
通信開始のステップ(S15)に移行した場合、メモリ150に格納されている監視テーブルにどのアンテナでどのチャネルを使用して通信を行っているかをわかるように記録し図6(c)に示すように更新する。ここでは、チャネル1を使用してアンテナ1で通信をしているものとする。同時に、図6(c)では他のアンテナ2から4でチャネル1を監視しているため、「チャネル確認中」とテーブルを更新する。
他のアンテナ2から4で、通信に使用しているチャネル1が空きチャネルと確認できたとき、すべてのアンテナで通信を開始し、図6(d)のようにテーブルを更新する。即ち、すべてのアンテナで一チャネルが空きチャネルであると確認できたとき、図6(d)に示すようにTotal欄に「空きチャネル」と記録し、テーブルを更新する。
また、通信中はいつ使用しているチャネル内にレーダーが発生するかわからないため、常にテーブルを確認する必要がある(S17)。
ステップ18で万が一、通信に使用しているチャネルにレーダーが存在することを確認したとき、ステップ19ですみやかに(レーダーの場合、10秒以内に)そのチャネルでの通信を停止する。
通信停止後、メモリ150に格納されている監視テーブルの空きチャネルを参照して(S20)チャネル設定を行う(S4)。尚、例えば、他のアンテナで監視したチャネルで通信可能であれば、即座にそのチャネルに切り換えたり、他のレーダーが存在しない周波数帯(例えば5.2GHz帯や2.4GHz帯)に使用するチャネルを移行しても良い。その結果、通信を途切れることなく安定したデータ転送が可能となる。
次に、ステップ6において、監視しているチャネルに、干渉波が存在すると判定した場合、メモリ150に格納されている監視テーブルに干渉波有りと分かるよう記録し、図7(a)に示すように更新する(S22)。ここでは、アンテナ1が判断したチャネル1は、「干渉チャネル」であることを記録する。Totalの欄は、少なくとも1つのアンテナで干渉波有りと判断した場合、干渉波有りと分かるように記録し、更新する。図7は、アンテナの各々が監視しているチャネルについて干渉波の有無を判定する状態遷移を示す監視テーブルである。
その後、他のアンテナで監視中であって、その他のアンテナでは空き状況が未確定のチャネルが存在するかどうかを判定するステップ(S23)に移行する。
また、ステップ8において、自アンテナから見て監視しているチャネルがヌル点であったと判定された場合も同様、他のアンテナで監視中であって、その他のアンテナでは空き状況が未確定のチャネルが存在するかどうかを判定するステップ(S23)へ移行する。これは、例えば、アンテナ1がチャネル1を判断したときには、チャネル1は「空きチャネル」であったが、他のアンテナ2、3又は4がチャネル1を判断したときには、干渉波が検出されたような場合である。この場合には、アンテナ1にとってチャネル1がヌル点であるために、アンテナ1では干渉波を検知できなかったと判断できる。そのため、アンテナ1に割り当てられたチャネル1は、ステップ22において、図7(b)に示すように「チャネル確認中」或いは「空きチャネル」から「干渉チャネル」と更新される。
このように、干渉波が存在しないとアンテナ1が判断した周波数について他のアンテナ2から4のいずれかでは使用不可と判断した場合、干渉波が存在しないとアンテナ1が判断した周波数をヌル点と判断する。
これにより、干渉波が存在しないと判断した周波数が、例えばアンテナ1のヌル点であるために、干渉波が存在しないとアンテナ1が誤判断した場合であっても、他のアンテナ2から4のいずれかでその周波数の使用の可否を確認するので、複数のアンテナの一のアンテナにとってヌル点となる周波数を用いて無線通信を開始する不都合を確実に回避できる。
上記のステップ6からステップ23に進む場合も、また、ステップ8からステップ23に進む場合も、例えば、アンテナ1に割り当てられたチャネル1が「干渉チャネル」である場合であって、他のアンテナ2、3又は4のいずれかに割り当てられたチャネル2、3又は4をアンテナ1が判断する場合である。
ステップ23において、他のアンテナでは空き状況が未確定のチャネルが存在する場合、他のアンテナで監視中のチャネルを参照し(S24)、その中からアンテナで設定するチャネルを選択する(S4)。尚、図4のステップ24ではチャネル変更の際に参照するチャネルをチャネル番号の最小のものとしているが、例えば空きチャネル中でチャネル番号の大きいもの、監視時間がもっとも長いチャネル、或いはランダムにより決定してもよい。
このように、複数のアンテナの中の他のアンテナは、複数のアンテナの中の少なくとも一のアンテナが割り当てられた周波数領域の中の周波数について前記他のアンテナでも使用可能かを判断する。例えば、アンテナ1が対応するチャネル1について干渉チャネルと判断した場合、アンテナ1は他のアンテナ2から4のいずれかに割り当てられたチャネル2から4のいずれかについて、アンテナ1でも使用可能か否かを判断する。
これにより、干渉波の有無を一のアンテナが判断している周波数について他のアンテナで使用の可否を確認するので、無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を複数のアンテナ1から4の各々に割り当て複数のアンテナ1から4で共通して使用可能な周波数を確認する場合でも、複数のアンテナ1から4で共通して使用可能な周波数を見つけ出すタイミングを早めることができる。
ステップ23において、図7(c)に示すように他のアンテナで監視中のアンテナであって他のアンテナで空き状況が未確定のチャネルが存在しない場合、即ち、他のアンテナでは空きチャネルと確定している場合、他のアンテナに割り当てられた周波数であって他のアンテナで干渉波が存在しないことを確認した周波数で、かつ、自アンテナでは空き状況が未確定のチャネルが存在するかどうかを判定するステップ(S25)に移行する。
ステップ25で、他のアンテナに割り当てられた周波数であって他のアンテナで干渉波が存在しないことを確認した周波数で、かつ、自アンテナでは空き状況が未確定のチャネルが存在すると判定されば、アンテナ2からアンテナ4でそれぞれ監視したチャネル2からチャネル4は、空きチャネルとなっている。空きチャネルが存在した場合、まもなくそのチャネルの中からいずれかを使用し通信を開始するので、アンテナ1では、通信開始するまで待機する(S30)。図7(d)に示すように、他のアンテナで通信が開始されたならば、その通信に使用しているチャネルを参照し(S31)、チャネルを選択する(S4)。
ここで、他のアンテナに割り当てられた周波数であって他のアンテナで干渉波が存在しないことを確認した周波数の中に、自アンテナでは空き状況が未確定のチャネルが存在する場合とは、例えば、図7(c)に示すようにアンテナ1に割り当てられたチャネル1が「干渉チャネル」であったが、他のアンテナ2、3又は4のいずれかに割り当てられたチャネル2、3又は4が「空きチャネル」の場合に、この空きチャネルをアンテナ1が判断する場合である。
このように、複数のアンテナの中の他のアンテナは、複数のアンテナの中の少なくとも一のアンテナが割り当てられた周波数領域の中に前記干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、干渉波が存在しないと一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでも使用可能かを判断する。例えば、アンテナ1が対応するチャネル1について干渉チャネルと判断した場合、アンテナ1は他のアンテナ2から4のいずれかにおいて使用可能と判断したチャネル2から4のいずれかについて、アンテナ1でも使用可能か否かを判断する。
これにより、干渉波が存在しないと一のアンテナが判断した周波数について他のアンテナで使用の可否を確認するので、無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を複数のアンテナ1から4の各々に割り当て複数のアンテナ1から4で共通して使用可能な周波数を確認する場合でも、複数のアンテナ1から4で共通して使用可能な周波数を見つけ出すタイミングを早めることができる。
また、本実施の態様では、複数のアンテナ1から4の中の他のアンテナは、複数のアンテナ1から4の各々が割り当てられた周波数の一個を確認する毎に、複数のアンテナ1から4の中の少なくとも一のアンテナが割り当てられた周波数領域の中に干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、干渉波が存在しないと一のアンテナが判断した周波数について他のアンテナでも使用可能かを判断する。
これにより、干渉波が存在しないと一のアンテナが判断した周波数について他のアンテナで使用の可否を確認するタイミングが割り当てられた周波数の一個を確認する毎になるので、複数のアンテナ1から4で共通して使用可能な周波数を見つけ出すタイミングを一層早めることができる。
一方、ステップ25において、図8(a)に示すように、自アンテナで干渉波が存在し、他のアンテナでも未確定のチャネルが存在しない場合、即ち、他のアンテナでも干渉チャネルと確定している場合、まだどのアンテナも監視していないチャネルを選択するステップへ移行する(S26)。
図8は、アンテナの各々が監視しているチャネルについて干渉波の有無を判定する状態遷移を示す監視テーブルである。
ステップ27において、監視していないチャネルの残量の有無を判定する。ステップ27において監視していないチャネルの残量がある場合は、ANT1処理部、ANT2処理部、ANT3処理部及びANT4処理部の各々は、対応するアンテナ1からアンテナ4の各々について、初期設定で割り当てられたチャネルを参照し(S28)、次のチャネルの設定を行う。ここでは、例えば図8(b)に示すように、ANT1処理部、ANT2処理部、ANT3処理部及びANT4処理部の各々が、対応するアンテナ1からアンテナ4の各々について、割り当てられたチャネル5からチャネル8を確認する動作に移行する。
一方、図8(c)に示すようにチャネルの残量が無い場合、その周波数帯でのチャネルの空きが無いので、通信するためには他の周波数帯へ移行する必要がある。従って、初期設定で指定した周波数帯を参照し(S29)、周波数帯を移行する。ここでは、例えば、5.3GHz帯及び5.6GHz帯の各周波数帯域について確認したので、5.2GHz帯の各周波数帯域に確認に移行する。
次に、図9を参照して本発明の効果を説明する。図9は、例えばアンテナ1から4で共通してチャネル4が利用可能な場合を例に、従来例との比較を示す図である。図9(1)は、本実施の形態での通信開始タイミングを示し、一方、図9(2)では、従来例での通信開始タイミングを示している。ここで、5.3GHz或いは5.6GHz帯においてチャネル1から3はレーダーが存在するものとし、ANT処理部131はレーダーが存在すると確認するまでに20秒かかると仮定する。図9の(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、及び(f)はそれぞれ20秒間のチャネル監視を示している。
まず、本実施の態様の無線通信装置において、図9(1)(a)のタイミングで、アンテナ1から4にそれぞれ割り当てられたチャネルを監視する。ここで、アンテナ1から3で監視したチャネル1から3ではそれぞれレーダーが検出されるので、アンテナ1から3は、アンテナ4において確認中であってチャネルの空き状況が未確定のチャネル4を監視用のチャネルとして設定して監視する(図9(1)(b)、図9(1)(c))。
監視開始から一分が経過すると、アンテナ4はアンテナ4に割り当てられたチャネル4を一分間監視してもレーダーが確認されなかったので、アンテナ4のみで通信を開始する(図9(1)(d))。ここで、図9のハッチング部分は通信中を示している。その後、アンテナ1から3でもチャネル4にレーダーの存在がないことを確認すると、図9(1)(e)のタイミングによりすべてのアンテナ1から4でチャネル4を使用し通信を行うことができる。
一方、従来例の無線通信装置において、図9(2)(a)のタイミングで、アンテナ1から4はそれぞれ共通のチャネル1を監視する。図9(2)(b)のタイミングで、チャネル1ではレーダーが検出されるのでアンテナ1から4の各々は次に共通のチャネル2を監視する。チャネル1と同様にチャネル2はレーダーが検出されるのでチャネル3へ移行する。図9(2)(c)のタイミングで、同様にチャネル3はレーダーが検出されるのでアンテナ1から4の各々は共通するチャネル4の監視へ移行する。チャネル4はレーダーがないため、アンテナ1から4で図9(2)(d)のタイミングから一分間チャネル4を監視した後、通信を開始する(図9(g))。
本実施の形態の無線通信装置では図9(d)から通信を開始することができるのに対して、従来例の無線通信装置では図9(g)から通信開始が可能となる。つまり、図9の例においては、本発明の無線通信装置が従来例と比較して、約一分通信を早く開始することができる。
このように、アンテナ4によるチャネル4を使用した通信を開始した場合に、アンテナ4で使用可能と判断したチャネル4について他のチャネル1から3でもチャネル4を使用可能と判断した場合、他のアンテナ1から3に割り当てられていないチャネル4を用いてアンテナ4と共に、アンテナ4が開始した無線通信を行うことになる。
これによると、例えば、一のアンテナであるアンテナ4による無線通信から、他のアンテナ1から3で使用が可能と確認されたチャネル4を用いた複数のアンテナ1から4による無線通信へと切り替わるので、無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を複数のアンテナ1から4の各々に割り当て複数のアンテナ1から4で共通して使用可能な周波数を確認する場合であっても、複数のアンテナ1から4で共通して使用可能な周波数を見つけ出すタイミングを早めることができる。
以上のように、本実施の態様では、一の無線通信を複数のアンテナであるアンテナ1から4を用いて行う場合、無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を複数のアンテナ1から4の間で複数のアンテナの各々に割り当て、アンテナ1から4毎に、前記割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断し、前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を判断する。これにより、無線通信に使用可能な複数の周波数領域の中で、前記複数のアンテナの各々が確認する周波数の数が減少するので、その分、前記複数のアンテナの各々が各自で前記複数の周波数領域の全てを確認する場合に比較して、前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を見出す最遅のタイミングを早めることができる。その結果、無線通信を開始するタイミングの遅れを減少できる。また、無線通信が最も早く開始されるタイミングと、無線通信が最も遅く開始されるタイミングとの間のレンジを狭くして、無線通信を開始する毎に無線通信を開始できるタイミングが大幅に変動するのを防止できる。
尚、本態様は、例えばIEEE802.11n規格の物理層で採用予定のMIMOシステムのような複数のアンテナで共通のチャネルを用いた無線通信に適用される。
本実施の態様では、前記アンテナ毎に前記割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断する処理を、ANT1処理部、ANT2処理部、ANT3処理部及びANT4処理部の各々は、複数のアンテナ1から4の各々に時間的に並列して行わせている。これによると、前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の中で前記複数のアンテナの各々が確認する周波数の数が減少し、且つ前記複数のアンテナの各々は並行して周波数を確認するので、その分、前記複数のアンテナの各々が各自で前記複数の周波数領域の全てを確認する場合に比較して、前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を見出す最遅のタイミングを一層早めることができる。
また、本実施の態様では、無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々に対する複数のアンテナ1から4の各々に割り当てを格納した監視テーブルを複数のアンテナ1から4に共通して設けている。この場合、アンテナ1から4で一つのテーブルを共有するので、メモリ量を削減できる。また、アンテナ1から4で一つのテーブルを共有することにより、複数のアンテナの各々は他のアンテナに割り当てられた周波数の確認状況を確認するのに他のテーブルを参照する必要がなく、自アンテナも使用する共通テーブルを参照すればよいので、他のアンテナにより確認された周波数の使用可否の確認を簡易且つ高速化できる。
また、本実施の態様では、アンテナ1から4で一つのテーブルを共有する場合を例に説明したが、複数のアンテナ1から4の各々への割り当てを格納したテーブルをアンテナ1から4毎に設けてもよい。これによると、複数のアンテナ1から4の各々が割り当てられた周波数を確認結果に基づいて対応するテーブルを更新すればよいので、無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの各々に割り当て複数のアンテナで共通して使用可能な周波数を確認する処理が容易となる。
本発明によれば、無線通信に使用する周波数を見出す最遅のタイミングを早め、無線通信の開始タイミングの遅れを減少できる無線通信装置及び無線通信方法を提供できる。
本発明の一実施の態様を示したネットワーク構成図 本発明の一実施の態様に用いる無線通信装置のハード構成を示したハード図 本発明の一実施の態様に用いる無線通信装置で使用する5GHz帯のチャネル配置を示した図 本発明の一実施の態様の無線通信装置の動作を示したフローチャート 複数のアンテナの各々に割り当てられる周波数帯域毎のチャネル番号の初期設定の状態を示したテーブル図 各アンテナに割り当てられたチャネルについて干渉波の有無を判定した結果の状態遷移を示した監視テーブル 各アンテナに割り当てられたチャネルについて干渉波の有無を判定した結果の状態遷移を示した監視テーブル 各アンテナに割り当てられたチャネルについて干渉波の有無を判定した結果の状態遷移を示した監視テーブル 本発明と従来例との比較を示した図
符号の説明
10 親局
20 子局
21 子局
30 各種レーダー
40 他のネットワーク
50 無線ネットワーク
100 アンテナ部
110 無線部
120 復調部
121 干渉波監視部
122 MIMO復調部
130 CPU
131 ANT処理部
140 バス
150 メモリ

Claims (16)

  1. 一の無線通信を複数のアンテナを用いて行う通信部と、
    前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの間で前記複数のアンテナの各々に割り当て、
    前記アンテナ毎に、前記割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断し、
    前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を判断する制御部と
    を具備した無線通信装置。
  2. 前記制御部は、前記アンテナ毎に前記割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断する処理を、前記複数のアンテナの各々に時間的に並列して行わせる
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記制御部は、前記複数のアンテナの中のいずれか一が、その一のアンテナに割り当てられた周波数領域の中に、前記干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、前記一のアンテナを用いて前記無線通信を開始する
    ことを特徴とする請求項2記載の無線通信装置。
  4. 前記制御部は、前記一のアンテナを用いて開始する無線通信は、コンテンツを無線通信で送信する場合の前手順を含む
    ことを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
  5. 前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々に対する前記複数のアンテナの各々の割り当ては、プリセットされている
    ことを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  6. 前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記複数のアンテナの中の少なくとも一のアンテナが割り当てられた周波数領域の中に前記干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでも使用可能かを判断する
    ことを特徴とする請求項3記載の無線通信装置。
  7. 前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記複数のアンテナの各々が前記割り当てられた周波数の一個を確認する毎に、前記複数のアンテナの中の少なくとも一のアンテナが割り当てられた周波数領域の中に前記干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでも使用可能かを判断する
    ことを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
  8. 前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでは使用不可と判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数をヌル点と判断する
    ことを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
  9. 前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでは使用可と判断した場合、前記他のアンテナに割り当てられていない周波数を用いて前記一のアンテナと共に前記一のアンテナが開始した無線通信を行う
    ことを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
  10. 前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々に対する前記複数のアンテナの各々に割り当てを格納したテーブルをアンテナ毎に設けた
    ことを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
  11. 前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々に対する前記複数のアンテナの各々に割り当てを格納したテーブルを前記複数のアンテナに共通して設けた
    ことを特徴とする請求項6記載の無線通信装置。
  12. 前記複数のアンテナの各々は、前記割り当てられた周波数の一個を確認する毎に、前記確認した周波数に対応する前記干渉波の有無の情報を前記テーブルに登録する
    ことを特徴とする請求項10又は請求項11記載の無線通信装置。
  13. 前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記割り当てられた周波数の一個を確認する毎に、前記テーブルに基づいて、前記複数のアンテナの中の少なくとも一のアンテナが前記割り当てられた周波数領域の中に前記干渉波が存在しない周波数があると判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでも使用可能かを判断する
    ことを特徴とする請求項12記載の無線通信装置。
  14. 前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでは使用不可と判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数をヌル点と判断して、前記他のアンテナに割り当てられていない周波数について前記テーブルを更新する
    ことを特徴とする請求項13記載の無線通信装置。
  15. 前記複数のアンテナの中の他のアンテナは、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数について前記他のアンテナでは使用可と判断した場合、前記干渉波が存在しないと前記一のアンテナが判断した周波数を、前記一のアンテナが開始した前記無線通信のために前記他のアンテナが前記一のアンテナと共に用いる周波数と判断して、前記他のアンテナに割り当てられていない周波数について前記テーブルを更新する
    ことを特徴とする請求項13記載の無線通信装置。
  16. 一の無線通信を複数のアンテナを用いて行う場合、
    前記無線通信に使用可能な複数の周波数領域の各々を前記複数のアンテナの間で前記複数のアンテナの各々に割り当て、
    前記アンテナ毎に、前記割り当てられた周波数領域の中に他の無線装置からの干渉波が存在するか否かを判断し、
    前記複数の周波数領域の全体の中で前記干渉波が存在しない前記無線通信に使用する周波数を判断する
    ことを特徴とする無線通信方法。
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