JP2009277060A - 電子機器のテスト装置、テスト方法、及びテストプログラム - Google Patents

電子機器のテスト装置、テスト方法、及びテストプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009277060A
JP2009277060A JP2008128329A JP2008128329A JP2009277060A JP 2009277060 A JP2009277060 A JP 2009277060A JP 2008128329 A JP2008128329 A JP 2008128329A JP 2008128329 A JP2008128329 A JP 2008128329A JP 2009277060 A JP2009277060 A JP 2009277060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
log
test
unit
determination
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008128329A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Nozawa
義雄 野澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008128329A priority Critical patent/JP2009277060A/ja
Publication of JP2009277060A publication Critical patent/JP2009277060A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Test And Diagnosis Of Digital Computers (AREA)

Abstract

【課題】既知のエラー前ログを予め登録しなくても、テスト対象装置のエラー原因を早期に特定する情報を得ることができること。
【解決手段】テスト対象機器の動作をテストするテスト装置おいて、前記テスト対象機器が出力したログを取得するログ取得部と、前記テスト対象機器のエラーを検出するエラー検出部と、前記エラー検出部がエラーを検出する前に前記ログ取得部が取得したログであるエラー前ログを特定してエラー前ログ記憶部に記憶するエラー前ログ特定部と、前記テスト対象機器が出力するログから前記エラー前ログ記憶部が記憶するエラー前ログと同一のログを検出するエラー前ログ検出部と、前記エラー前ログ検出部がエラー前ログと同一のログを検出すると、デバッグを開始するデバッグ部とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器のテスト装置、テスト方法、及びテストプログラムに関する。
近年、電子機器の多機能化、複雑化により、市場出荷前に電子機器の評価試験を人手で行うには、膨大なる手間と時間とを要するようになっている。そこで、電子機器の評価試験をコンピュータ等で行う自動化が試みられている。特許文献1には、不具合を示すコードを予め記憶し、テスト対象機器が出力したログ中の不具合を示すコードを検出すると、実行中の特定のテストケースをさらに繰り返すことなく、中断して別のテストケースを開始するべく、テストの手順を変更するテスト装置が記載されている。
特開2007−52734号公報
しかしながら、上述した従来のテスト装置では、既知の異常(エラー)を示すコード(エラー発生直前のログ、以下、エラー前ログという)を予め登録しなければならない。よって、該テスト装置には、エラー前ログが不明な場合、既知のエラー前ログが誤っていた場合、エラー前ログが存在しない場合には、ログからエラーを検出できないという欠点がある。
例えば、テスト対象機器が大規模な開発によって開発された場合、納期の制約等により、エラー前ログの仕様が十分に共有されず、エラー前ログが不明確となる。また、プログラムミスによりエラーログを誤り、既知のエラーログが誤ったコードとなる。さらに、テスト対象機器の設計時に予期せぬエラーなど、全てのエラーに対応するために十分なエラー前ログを出力していない場合、エラーログが存在しない。これらの場合には、エラーを検出できない。
また、上述した従来のテスト装置では、開発者は、収集したログを解析してエラーの原因を判断する。しかし、ログの情報は、原因を特定する情報が少なく、また、予め決めたタイミングで出力されるので膨大な量のログから原因を特定しなければならないことがあり、エラーの原因を早期に特定できないことも多い。
さらに、上述した従来のテスト装置では、装置が停止する異常が発生すると、ログの出力ができず、異常の原因を判断する情報を得ることができないという欠点もある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、既知のエラー前ログを予め登録しなくても、テスト対象装置のエラー原因を早期に特定する情報を得ることができるテスト装置を提供することにある。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、その一態様は、テスト対象機器の動作をテストするテスト装置おいて、前記テスト対象機器が出力したログを取得するログ取得部と、前記テスト対象機器のエラーを検出するエラー検出部と、前記エラー検出部がエラーを検出する前に前記ログ取得部が取得したログであるエラー前ログを特定してエラー前ログ記憶部に記憶するエラー前ログ特定部と、前記テスト対象機器が出力するログから前記エラー前ログ記憶部が記憶するエラー前ログと同一のログを検出するエラー前ログ検出部と、前記エラー前ログ検出部がエラー前ログと同一のログを検出すると、デバッグを開始するデバッグ部とを備える。
上記構成によると、エラー検出部がエラーを検出し、エラー前ログ特定部が前記エラー前ログを特定し、エラー前ログ検出部が、テスト対象機器が出力するログからエラー前ログと同一のログを検出するので、テスト装置は、既知のエラー前ログを予め登録しなくても、ログからエラー発生直前の状態を検出することができる。よって、テスト装置は、エラー前ログが不明な場合、既知のエラー前ログが誤っていた場合、エラー前ログが存在しない場合でも、エラー発生直前の状態を検出することができる。
また、エラー前ログ検出部が、エラー前ログと同一のログを検出すると、デバッグ部がデバッグ、例えば、テスト対象機器を停止し、テスト対象機器の状態に関する情報を取得する。これにより、テスト装置は、テスト対象装置のエラーの原因を特定するために必要な詳細情報を、エラーの原因特定に有益なエラー発生直前のタイミングで取得することができ、エラーの原因を早期に特定することができる。
(2)また、本発明の一態様は、前記デバッグ部が開始するデバックは、前記テスト対象機器の動作を停止させることである。
上記構成によると、エラーが発生する直前のエラー前ログを特定し、エラー前ログを検出した時点で、テスト対象機器を停止するので、テスト対象機器がエラーを発生する直前の状態を保存することができる。
(3)また、本発明の一態様は、前記デバッグ部が開始するデバックは、前記テスト対象機器の状態に関する情報を取得することである。
上記構成によると、エラーが発生する直前のエラー前ログを特定し、エラー前ログを検出した時点で、テスト対象機器の状態に関する情報を取得するので、エラーが発生する直前のタイミングでテスト対象器の詳細情報を得ることができる。
(4)また、本発明の一態様は、前記エラー検出部が検出するエラーは、テスト対象機器が停止することである。
上記構成によると、テスト対象機器が停止するエラー(ハングアップ)が発生する前のエラー前ログを特定し、該ログと同一のログを検出、つまり、ハングアップが発生する前に、テスト対象器の動作を停止させているので、テスト対象機器が停止して、テストを中断せざるを得ない状況を回避することができる。
(5)また、本発明の一態様は、テスト対象機器の動作をテストするテスト方法おいて、
前記テスト対象機器が出力したログを取得する第1の過程と、前記テスト対象機器のエラーを検出する第2の過程と、前記エラーを検出する前に取得したログであるエラー前ログを特定して記憶する第3の過程と、前記テスト対象機器が出力するログから第3の過程にて記憶したエラー前ログと同一のログを検出する第4の過程と、前記エラー前ログと同一のログを検出すると、デバッグを開始する第5の過程とを有する。
(6)また、本発明の一態様は、テスト対象機器の動作をテスト装置のコンピュータに、前記テスト対象機器が出力したログを取得する手段、前記テスト対象機器のエラーを検出する手段、前記エラーを検出する前に取得したログであるエラー前ログを特定してエラー前ログ記憶部に記憶する手段、前記テスト対象機器が出力するログから前記エラー前ログ記憶部が記憶するエラー前ログと同一のログを検出する手段、前記エラー前ログと同一のログを検出すると、デバッグを開始する手段として機能させる。
本発明によれば、エラーを検出してエラーを検出する前のログであるエラー前ログを特定して記憶しておき、テスト対象機器が出力するログからエラー前ログと同一のログを検出すると、デバッグを開始するので、既知のエラーログを予め登録しなくても、テスト対象装置のエラー原因を特定するために必要な詳細情報を得ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳しく説明する。図1は、本実施形態に係る電子機器のテストシステムの構成装置を示す模式図である。
テストシステムは、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)1(テスト装置)、テレビジョン受像機2(テスト対象機器)、テレビジョン受像機2のアイス(ICE:In−Circuit Emulator、インサーキットエミュレータ)3(デバッグ機器)、IR(InfraRed、赤外線)送信機4(学習リモコン)、マイク5、及びWEBカメラ6を含んで構成される。パーソナルコンピュータ1と各装置とは、RS−232Cケーブル、USBケーブルマイクケーブルといった各種ケーブルで接続されている。
パーソナルコンピュータ1は、後述するテストを実行する自動テストプログラムと、アイス3を制御するデバッグ機器(アイス)制御プログラムを実行する。パーソナルコンピュータ1は、IR送信機4、WEBカメラ6等の各装置を制御してテレビジョン受像機2のテストを実行する。また、パーソナルコンピュータ1は、テスト対象機器2のアイス3を介して、テレビジョン受像機2を制御する。
アイス3は、テレビジョン受像機2の動作を制御する。また、アイス3は、テレビジョン受像機2のデバッグを行う際、テレビジョン受像機2の動作を停止させる。
IR送信機4は、テレビのテスト内容に応じて、テレビジョン受像機2にテレビ放送用チャネルを切り替えさせ、又は、メニューを表示させる等の操作を実行させる赤外線リモコン信号を送信する。マイク5は、テレビジョン受像機2をテストする際、テレビスピーカーが発する音響を録音し、音響データとして取得する。WEBカメラ6は、テレビジョン受像機2の画面を撮像し、画像データとして取得する。
図2は、本実施形態に係るテストシステムを示す概略的ブロック図である。テストシステムは、パーソナルコンピュータ1、テレビジョン受像機2、アイス3、IR送信機4、マイク5、及びWEBカメラ6を含んで構成される。
パーソナルコンピュータ1に含んで構成されるシナリオ実行・制御部11、シナリオ記憶部111、シナリオ実行結果記憶部112、エラー検出部113、音響取得・判定部1131、画像取得・判定部1132、テスト実行部114、リモコン信号送信部12、ログ取得部13、エラー前ログ特定部14、エラー前ログ記憶部15、及びエラー前ログ検出部16は、テストを実行する自動テストプログラムを実行することで機能する。
また、パーソナルコンピュータ1に含んで構成されるデバッグ部17は、デバッグ機器(アイス)制御プログラムを実行することで機能する。
ここで、シナリオとは、テレビジョン受像機2を操作するコマンドの手順、テレビジョン受像機2の異常を判定するコマンドの手順を記録したファイルを意味する。例えば、電源を切る→電源を入れる→10秒待つ→メニューキー押下等の各コマンドが手順に従ってデータファイルに記憶されている(図4〜7)。
シナリオ実行・制御部11は、エラー検出部113とテスト実行部114を含んで構成される。例えば、後述するように、テスト実行部114はメインシナリオ、エラー検出部113はハングアップ判定シナリオをそれぞれ読み出してシナリオ中のコマンドを順次実行する。
また、シナリオ実行・制御部11は、シナリオの実行結果を実行結果記憶部112に記憶させる。
シナリオ実行・制御部11は、シナリオ中のコマンドを実行した結果である、コマンドの実行時間、コマンドの内容、変数の値、後述する撮像した画像データのファイル名、及び、画像データ・音響データ等を、シナリオ実行履歴データとしてシナリオ実行結果記憶部112に記録する。該シナリオ実行履歴データは、テキストファイルなどのファイルとして保存してもよい。
シナリオ実行・制御部11は、エラー前ログ検出部16がエラー前ログと同一のログを検出すると、テストの中断や再開等の制御を行う。
また、シナリオ実行・制御部11は、テレビジョン受像機2が停止するエラー(以下、「ハングアップ」という)が発生すると、テストを中断する。そして、シナリオ実行・制御部11は、例えば、テレビジョン受像機2の電源を切り、再度、電源を入れることにより、テレビジョン受像機2をテスト可能な状態に戻して、シナリオ中の前記ハングアップが発生して中断した次のコマンドから実行する。
なお、ハングアップとは、例えば、テレビジョン受像機2のリモコンを操作してテレビジョン受像機2に動作命令をしても、テレビジョン受像機2が動作しないような場合のエラーである。また、シナリオ実行・制御部11は、ハングアップが発生してテストを中断した場合、他のシナリオ呼び出して実行することにより、別のテスト内容を実施してもよい。
リモコン信号送信部12は、シナリオ実行・制御部11から入力された前記操作コマンドに従い、リモコン信号データをIR送信機4へ送信する。IR送信機4はリモコン信号データを受けると、赤外線信号をテレビジョン受像機2に送信する。具体的に、リモコン信号送信部12は、例えば、赤外線信号により、テレビジョン受像機2の画面に、テレビジョン受像機2の機能一覧であるメニュー画像を表示させ、または、テレビ放送用チャンネルを変更させる等を行わせる。
エラー検出部113は、音響取得・判定部1131と画像取得・判定部1132とを含んで構成され、テレビジョン受像機2のエラーを検出する。ここで、エラーとは、テスト機器が想定される正常な動作以外の動作をした状態をいう。すなわち、テスト機器が予め決めた正常な動作をしなかった状態や、テスト機器が予め決めた異常な動作をした状態をいう。
そして、エラー検出部113は、エラーを検出すると、エラー前ログ特定部14にエラーを検出した旨の情報であるエラー検出情報を出力する。
音響取得・判定部1131は、音響取得コマンドを実行して、テスト対象機器2の発する音響をマイクから音響データとして取得し、保存する。そして、音響取得・判定部1131は、音量判定コマンドを実行して取得した音響データから音量を計測して平均し、シナリオ記憶部112が記憶する期待音量と大きさを比較して判定をする。例えば、音響取得・判定部1131は、テレビジョン受像機2の発する音響の音量が期待音量より小さい場合をエラーとし、テレビジョン受像機2の異常を検出する。
画像取得・判定部1132は、画像取得コマンドを実行して、テレビジョン受像機2の画面をWEBカメラ6で撮像し、画像(以下、取得画像という)データとして保存する。そして、画像取得・判定部1132は、画像判定コマンドを実行して取得画像データとシナリオ記憶部112が記憶する期待値画像データと比較をする。
例えば、画像取得・判定部1132は、前記期待値画像データに含まれる画像判定を行う領域を表わす矩形領域情報、期待値画像、及び比較判定に使用する閾値を判定に用いる。
図3は、本実施形態に係る画像判定を説明する説明図である。この図は、テレビジョン受像機2の画面の一部を撮像等した画像であり、前記矩形領域情報は、図中の判定範囲を示す。画像取得・判定部1132は、期待値画像と取得画像との判定範囲について、位置が対応する画素毎にY(輝度)成分、Cb(青色の色差)成分、Cr(赤色の色差)成分の値について差分を取る。そして、画像取得・判定部1132は、判定範囲に含まれる全ての画素について、Y成分、Cb成分、Cr成分の値の差分を、成分毎に平均し、前記閾値と比較をして判定する。
具体的に、図3の左に示す期待値画像と図3の右に示す取得画像との前記判定範囲にそれぞれ、横軸xと縦軸yをとって、画素を単位とした位置座標を考える。期待値画像の前記判定範囲にある座標(x,y)の画素のY成分、Cb成分、Cr成分をそれぞれ Yr(x,y)、Cbr(x,y)、Crr(x,y)とし、取得画像の対応する画素のY成分、Cb成分、Cr成分をそれぞれ Y(x,y)、Cb(x,y)、Cr(x,y)とする。
例えば、図3の左に示す期待値画像の画素の各成分は、Yr(1,1)、Cbr(1,1)、Crr(1,1)であり、図3の右に示す取得画像の対応する画素は、Y(1,1)、Cb(1,1)、Cr(1,1)である。
画像取得・判定部1132は、期待値画像と取得画像との判定範囲にある画素のY成分、Cb成分、Cr成分、及び、Y成分、Cb成分、Cr成分の前記閾値を用いて、以下の式1〜式3によりエラーを検出する。すなわち、期待値画像と取得画像との各成分の差分を、判定範囲の領域にある画素について全て取ったものの平均値が、各成分の閾値より小さいという式1〜式3を用いて判定する。
Figure 2009277060
Figure 2009277060
Figure 2009277060
画像取得・判定部1132は、式1、式2、式3が1つでも満たされなかった場合には、エラーとし、テレビジョン受像機2の異常を検出する。
エラー検出部113は、音響取得・判定部1131、又は画像取得・判定部1132がエラーを検出すると、エラー前ログ特定部14にエラー検出情報を出力する。
ログ取得部13は、テレビジョン受像機2のシリアルポートに接続されたRS−232Cケーブルを介して、テレビジョン受像機2の動作結果(動作時刻を含む)や、状態に関する情報を表わすログデータを取得する。ログ取得部13は、取得したログデータを順次、ログファイルに記憶する(図10)。
エラー前ログ特定部14は、エラー検出部113がエラーを検出する前にログ取得部13が取得したログであるエラー前ログを特定してエラー前ログ記憶部15に記憶する。
具体的に、エラー前ログ特定部14は、エラー検出部113からエラー検出情報が入力されると、ログ取得部13が記憶するログファイルから最新のログデータを特定する。
つまり、ハングアップが発生すると、テレビジョン受像機2はログを出力しないことから、前記ログファイルの最新のログデータが、エラーを検出する前のログデータとなる。(以下、特定したログデータをエラー前ログデータという)。そして、エラー前ログ特定部14は特定したエラー前ログデータをエラー前ログ記憶部15に記憶する。
なお、本実施形態では、ハングアップを検出した際にログファイルに記憶する最新のログデータをエラー前ログデータとしている。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、エラー前ログ特定部14にエラーを検出した旨の情報として、エラー検出をした時刻を出力し、該時刻より前の時刻に出力されたログデータをエラー前ログデータとして特定してもよい。これによれば、ハングアップ以外のエラーでもエラー前ログを特定することができる。
また、エラー前ログ特定部14が特定するログデータは、最新の1つのログデータであっても、最新の複数のログデータであってもよい。
エラー前ログ検出部16は、テレビジョン受像機2が出力するログからエラー前ログ記憶部15が記憶するエラー前ログと同一のログを検出する。
具体的に、エラー前ログ検出部16は、ログ取得部13が取得するログデータとエラー前ログ記憶部15が記憶するエラー前ログとを比較し、同一であるログデータを検出する。なお、エラー前ログ検出部16は、該比較の際、エラー前ログが最新の複数のログデータである場合には、テレビジョン受像機2がログデータを出力する順序、つまり、ログ取得部13がログデータを取得する順序も含めて比較をしてもよい。
エラー前ログ検出部16は、テレビジョン受像機2が出力するログからエラー前ログ記憶部15が記憶するエラー前ログと同一のログを検出すると、デバッグ部17とシナリオ実行・制御部11に、該検出をした旨の情報である同一ログ検出情報を出力する。
デバッグ部17は、エラー前ログ検出部16がエラー前ログと同一のログを検出すると、デバッグを開始する。例えば、デバッグ部17が開始するデバックは、テレビジョン受像機2の動作を停止させることである。また、例えば、デバッグ部17が開始するデバックは、テレビジョン受像機2の状態に関する情報を取得することである。
具体的には、デバッグ部17は、エラー前ログ検出部16から同一ログ検出情報が入力されると、アイス3にテレビジョン受像機2の動作を停止させる命令を出力する。アイス3は、デバッグ部17から、テレビジョン受像機2の動作を停止させる命令が入力されると、テレビジョン受像機2の動作を停止する。
また、デバッグ部17は、エラー前ログ検出部16から同一ログ検出情報が入力されると、テレビジョン受像機2にデバッグコマンドを出力する。テレビジョン受像機2は、デバッグ部17から入力されたデバッグコマンドに従い、テレビジョン受像機2の中央演算処理装置が保持するレジスタ値や各種変数の値、また、テレビジョン受像機2のメインメモリが保持するデータ等を、ログ取得部13に出力する。
以下、具体的なシナリオとエラー前ログの検出方法について説明をする。
図4〜7は、本実施形態に係るシナリオを示す説明図である。
本実施形態に係るシナリオには、メインシナリオ(図4)、ハングアップ判定シナリオ(図5)、メニューバー表示判定シナリオ(図6)、入力切替メニュー表示判定シナリオ(図7)がある。ここでは、パーソナルコンピュータ1は、エラー検出部113の画像取得・判定部1132の判定により、ハングアップを検出する。具体的に、画像取得・判定部1132は、テレビジョン受像機2の画面に表示するメニューバー(図8)と入力切替メニュー(図9)との画像判定に基づいてハングアップを検出する。
テスト実行部114はメインシナリオ、エラー検出部113はハングアップ判定シナリオ、画像取得・判定部1132はメニューバー表示判定シナリオと入力切替メニュー表示判定シナリオとを、それぞれ読み出してシナリオ中のコマンドを順次実行する。
図4は、本実施形態に係るメインシナリオを示す説明図である。
シナリオ実行・制御部11のテスト実行部114は、シナリオ記憶部111が記憶するメインシナリオを読み出してシナリオ中のコマンドを順次実行する。
テスト実行部114は、まず、POWER(OFF)コマンドを実行し、テレビジョン受像機2の電源を切る(電源をオフ)。次に、POWER(ON)コマンドを実行し、テレビジョン受像機2の電源を入れる(電源をオン)。具体的には、テレビジョン受像機2の電源ケーブルをAC(Alternating Current)電源制御装置に接続し(図示せず)、テスト実行部114がAC電源制御装置を制御することで、電源をオン、オフする。次に、テスト実行部114は、WAIT(10s)コマンドを実行し、10秒待つ。
次に、テスト実行部114は、以下の処理を100000回繰り返す(FOR(100000))。
まず、テスト実行部114は、BUTTON(メニュー)コマンドを実行し、リモコン信号送信部12にメニューキーの押下を意味する操作コマンド(以下、メニュー操作コマンドという)を出力する。リモコン信号送信部12は、メニュー操作コマンドが入力されると、テレビジョン受像機2の画面にメニューバーを表示させる赤外線信号を、IR送信機4をして、テレビジョン受像機2に送信させる。
次に、テスト実行部114は、BUTTON(右)コマンドを実行し、リモコン信号送信部12に十字キーの右方向キーの押下を意味する操作コマンド(以下、右移動操作コマンドという)を出力する。リモコン信号送信部12は、右移動操作コマンドが入力されると、テレビジョン受像機2の画面のカーソルを右に移動させる赤外線信号を、IR送信機4をして、テレビジョン受像機2に送信させる。
図8は、本実施形態に係るメニューバーが表示されたテレビジョン受像機2の画面の概略図である。この図は、上記コマンドを実行した際に表示される画面であり、メニュー1、メニュー2、メニュー3、メニュー4からなるメニューバーが表示されている。また、この図では、メニューバーを表示した初期状態にメニュー1にあったカーソルを右、つまり、メニュー2に移動させ、メニュー2の詳細メニューであるメニュー2−1、メニュー2−2、メニュー2−3が表示されている。
次に、テスト実行部114は、BUTTON(メニュー)コマンドを実行する。なお、テレビジョン受像機2は、メニューバーを表示している際に、メニュー操作コマンドに基づく赤外線信号が入力されると、表示しているメニューバーを終了させ、非表示にさせる。
次に、テスト実行部114は、BUTTON(チャンネルアップ)コマンドを実行し、リモコン信号送信部12にテレビ放送用チャンネルの番号を上げるキーの押下を意味する操作コマンド(以下、チャンネルアップ操作コマンドという)を出力する。リモコン信号送信部12は、チャンネルアップ操作コマンドが入力されると、テレビジョン受像機2が表示するテレビ放送用チャンネルの番号を上げさせる赤外線信号を、IR送信機4をして、テレビジョン受像機2に送信させる。なお、テレビ放送用チャンネルの番号は、各テレビ放送局が送信する電波の周波数に対して、割り当てられている番号である。
次に、テスト実行部114は、IS_HANGUP()シナリオ、つまり、図5のハングアップ判定シナリオを呼び出して実行する。そして、テスト実行部114は、ハングアップ判定シナリオが「TRUE」、つまり、後述するようにハングアップを検出したと判定した場合(IF(IS_HANGUP())==TRUE)、シナリオの実行を停止(STOP)する。
ハングアップを検出しない場合には、テスト実行部114は、以上の処理を100000回繰り返したときにメインシナリオを完了する。
図5は、本実施形態に係るハングアップ判定シナリオを示す説明図である。
ハングアップ判定シナリオは、ハングアップを検出するシナリオである。シナリオ実行・制御部11のエラー検出部113は、シナリオ記憶部111が記憶するハングアップ判定シナリオを読み出してシナリオ中のコマンドを順次実行する。
メインシナリオから呼び出されたハングアップ判定シナリオ(FUNCTION IS_HANGUP())は、IS_MENUBAR_DISPLAYED()シナリオ、つまり、図6のメニューバー表示判定シナリオを呼び出して実行する。そして、エラー検出部113は、メニューバー表示判定シナリオが「TRUE」と判定した場合(IF(IS_MENUBAR_DISPLAYED())==TRUE)、つまり、メニューバーの画像判定においてエラーを検出しない場合、図7の入力切替メニュー表示判定シナリオ(IS_INPUTMENU_DISPLAYED())を呼び出して実行する。エラー検出部113は、メニューバー表示判定シナリオが「TRUE」と判定しない場合、つまり、メニューバーの画像判定においてエラーを検出した場合は、「TRUE」、つまり、ハングアップ判定シナリオでハングアップを検出したと判定する。
また、エラー検出部113は、入力切替メニュー表示判定シナリオが「TRUE」と判定した場合(IF(IS_MENUBAR_DISPLAYED())==TRUE)、つまり、入力切替メニューの画像判定においてエラーを検出しない場合、「FALSE」、つまり、ハングアップ判定シナリオでハングアップを検出しないと判定をする。エラー検出部113は、入力切替メニュー表示判定シナリオが「TRUE」と判定しない場合、つまり、入力切替メニューの画像判定においてエラーを検出した場合は、「TRUE」、つまり、ハングアップ判定シナリオでハングアップを検出したと判定する。
図6は、本実施形態に係るメニューバー表示判定シナリオを示す説明図である。
メニューバー表示判定シナリオは、画像判定に基づきメニューバーのエラーを検出するシナリオである。シナリオ実行・制御部11の画像取得・判定部1132は、シナリオ記憶部111が記憶するメニューバー表示判定シナリオを読み出してシナリオ中のコマンドを順次実行する。
画像取得・判定部1132は、BUTTON(終了)コマンドを実行し、リモコン信号送信部12に終了キーの押下を意味する操作コマンド(以下、終了操作コマンドという)を出力する。
リモコン信号送信部12は、終了操作コマンドが入力されると、テレビジョン受像機2の画面にメニューバーや入力切替メニューが表示されていた場合でも、メニューバーや入力切替メニューを終了させ、非表示にさせる赤外線信号を、IR送信機4をして、テレビジョン受像機2に送信させる。
次に、画像取得・判定部1132は、BUTTON(メニュー)コマンドを実行する。次に、画像取得・判定部1132は、COMPARE(メニューバー期待値画像、取得画像)コマンド実行し、メニューバーについての画像取得コマンド、及び、画像判定コマンドを実行する。
画像取得・判定部1132は、メニューバーについての画像取得コマンド、及び、画像判定コマンドを実行すると、上述のように、WEBカメラ6から画像(取得画像、図8参照)データを取得し、期待値画像データであるメニューバー期待値画像と比較して画像判定をする。画像取得・判定部1132は、画像判定の結果、式1、式2、式3が全て満された場合、「TRUE」(エラーを検出しない)とし、式1、式2、式3が1つでも満されなかった場合、「FALSE」(エラーを検出した)とする。
画像取得・判定部1132は、前記画像判定の結果が「FALSE」である場合(図6中の6行目のIF($_==FALSE))、再度、BUTTON(メニュー)コマンド、COMPARE(メニューバー期待値画像、取得画像)コマンドを実行する。画像取得・判定部1132は、該COMPARE(メニューバー期待値画像、取得画像)コマンド(図6中の8行目)による2回目の画像判定の結果が「FALSE」である場合(図6中の9行目のIF($_==FALSE))、さらに、同様の処理を繰り返す。画像取得・判定部1132は、該処理のCOMPARE(メニューバー期待値画像、取得画像)コマンド(図6中の11行目)による3回目の画像判定の結果が「FALSE」である場合(図6中の12行目のIF($_==FALSE))、メニューバー表示判定シナリオが「FALSE」(エラーを検出した)と判定したとする。
なお、図6中の「$_」は、直前のコマンドの実行結果の値を意味し、この図では、COMPARE(メニューバー期待値画像、取得画像)コマンドによる画像判定の結果である「TRUE」又は「FALSE」である。
一方、画像取得・判定部1132は、前記画像判定の結果が「FALSE」でない場合、メニューバー表示判定シナリオが「TRUE」(エラーを検出しない)と判定したとする。
図7は、本実施形態に係る入力切替メニュー表示判定シナリオを示す説明図である。
入力切替メニュー表示判定シナリオは、画像判定に基づき入力切替メニューのエラーを検出するシナリオである。シナリオ実行・制御部11の画像取得・判定部1132は、シナリオ記憶部111が記憶する入力切替メニュー表示判定シナリオを読み出してシナリオ中のコマンドを順次実行する。
図7の入力切替メニュー表示判定シナリオと図6のメニューバー表示判定シナリオを比較すると、BUTTON(入力切替)とCOMPARE(入力切替メニュー,取得画像)とが異なる。しかし、他のコマンドは同じであるので、説明は省略する。
画像取得・判定部1132は、BUTTON(終了)コマンドを実行し、リモコン信号送信部12に終了操作コマンドを出力する。
リモコン信号送信部12は、終了操作コマンドが入力されると、テレビジョン受像機2の画面にメニューバーや入力切替メニューが表示されていた場合でも、メニューバーや入力切替メニューを終了させ、非表示にさせる赤外線信号を、IR送信機4をして、テレビジョン受像機2に送信させる。
次に、画像取得・判定部1132は、BUTTON(入力切替)コマンドを実行し、リモコン信号送信部12に入力切替キーの押下を意味する操作コマンド(以下、入力切替操作コマンドという)を出力する。リモコン信号送信部12は、入力切替操作コマンドが入力されると、テレビジョン受像機2の画面に入力切替メニューを表示させる赤外線信号を、IR送信機4をして、テレビジョン受像機2に送信する。
図9は、本実施形態に係る入力切替メニューが表示されたテレビ画面の概略図である。この図は、入力切替操作コマンドを実行した場合に表示されることが期待される画面である。画面には、入力1、入力2、入力3、入力4からなる入力切替メニューが表示されている。ここで、例えば、入力1はテレビ画像入力であり、入力2はビデオ画像入力であり、入力3はゲームソフト入力であり、入力4はDVD入力である。
画像取得・判定部1132は、COMPARE(入力切替メニュー期待値画像、取得画像)コマンド実行し、画像取得・判定部1132に入力切替メニューについての画像取得コマンド、及び、画像判定コマンドを実行する。
画像取得・判定部1132は、入力切替メニューについての画像取得コマンド、及び、画像判定コマンドを実行すると、上述のように、WEBカメラ6から画像(取得画像、図9参照)データを取得し、期待値画像データである入力切替メニュー期待値画像と比較して画像判定をする。画像取得・判定部1132は、画像判定の結果、式1、式2、式3が全て満された場合、「TRUE」(エラーを検出しない)とし、式1、式2、式3が1つでも満されなかった場合、「FALSE」(エラーを検出した)とする。
画像取得・判定部1132は、前記画像判定の結果が「FALSE」である場合(図7中の6行目のIF($_==FALSE))、再度、BUTTON(メニュー)コマンド、COMPARE(入力切替メニュー期待値画像、取得画像)コマンドを実行する。画像取得・判定部1132は、該COMPARE(入力切替メニュー期待値画像、取得画像)コマンド(図7中の8行目)による2回目の画像判定の結果が「FALSE」である場合(図7中の9行目のIF($_==FALSE))、さらに、同様の処理を繰り返す。画像取得・判定部1132は、該処理のCOMPARE(入力切替メニュー期待値画像、取得画像)コマンド(図7中の11行目)による3回目の画像判定の結果が「FALSE」である場合(図7中の12行目のIF($_==FALSE))、入力切替メニュー表示判定シナリオが「FALSE」(エラーを検出した)と判定したとする。
なお、図7中の「$_」は、直前のコマンドの実行結果の値を意味し、この図では、COMPARE(入力切替メニュー期待値画像、取得画像)コマンドによる画像判定の結果である「TRUE」又は「FALSE」である。
一方、画像取得・判定部1132は、前記画像判定の結果が「FALSE」でない場合、メニューバー表示判定シナリオが「TRUE」(エラーを検出しない)と判定したとする。
図10は、本実施形態に係るハングアップを検出した際のログファイルの一例を示す図である。
図10のログファイルには4つのログデータが記憶されており、各ログデータは、ログデータを出力した時刻と、テレビジョン受像機2の動作結果、又は、状態に関する情報からなる。例えば、「10:49:01 Menu_Off」は、10時49分01秒に、メニューバーを非表示としたことを示す。
また、例えば、ログデータ「10:49:04 VideoDSP Reg00:fffff0」を出力後、ハングアップとなってテレビジョン受像機2が停止し、ログデータが出力されていない。
よって、エラー前ログ特定部14は、最新のログデータ「10:49:04 VideoDSP Reg00:fffff0」、又は、該ログデータ以前の複数のログデータをエラー前ログデータとして特定する。
そして、例えば、エラー前ログ記憶部15は、「VideoDSP Reg00:fffff0」、又は、「VideoDSP Reg00:fffff0」と「Channel_UP」を記憶し、エラー前ログ検出部16は、「VideoDSP Reg00:fffff0」、又は、「VideoDSP Reg00:fffff0」と「Channel_UP」と同一のログデータを検出すると、デバッグ部17とシナリオ実行・制御部に、該検出をした旨の情報を出力する。
図11は、本実施形態に係るパーソナルコンピュータ1の動作を示すフロー図である。
シナリオ実行・制御部11のテスト実行部114は、シナリオを読み出してシナリオ中のコマンドを順次実行し、テレビジョン受像機2のテストを実施する(S101)。テスト実行部114は、エラー検出部113がエラー(ハングアップ)を検出したか否かを判断する(S102)。テスト実行部114は、エラー検出部113がエラーを検出しない場合、S101の処理に戻る。
一方、エラー検出部113がエラーを検出した場合、エラー検出部113は、エラー前ログ特定部14にエラー検出情報を出力する。エラー前ログ特定部14は、エラー前ログ特定部14からエラー検出情報が入力されると、エラー前ログデータを特定する(S103)。エラー前ログ特定部14は、該特定したエラー前ログデータをエラー前ログ記憶部15に記憶する(S104)。
シナリオ実行・制御部11は、ハングアップが検出されたテレビジョン受像機2をテスト可能な状態に戻して、テストを再開する(S105)。エラー前ログ検出部16は、テレビジョン受像機2が出力するログからエラー前ログ記憶部15が記憶するエラー前ログと同一のログであるか否かを判定する(S106)。エラー前ログ検出部16は、ログ取得部13が取得するログデータとエラー前ログ記憶部15が記憶するエラー前ログとを比較し、同一であるか否かを判断する(S107)。エラー前ログ検出部16が、S107の判断の結果、同一でないと判断した場合、S110の処理に進む。
一方、エラー前ログ検出部16が、S107の判断の結果、同一と判断した場合、エラー前ログ検出部16は、エラー前ログ検出部16がエラー前ログと同一ログ検出情報をデバッグ部17に出力する。デバッグ部17は、エラー前ログ検出部16から同一ログ検出情報が入力されると、テレビジョン受像機2の動作を停止させる(S108)。また、デバッグ部17は、テレビジョン受像機2の状態に関する情報を取得する(S109)。
テスト実行部114は、シナリオ中のコマンドの実行が完了したか、つまり、テストが終了したかを判断する(S110)。テスト実行部114は、テストが終了していないと判断した場合、次のコマンドを実行し、S106の処理に進む。
テスト実行部114は、テストが終了したと判断した場合、処理を終了する。
以下、図4〜6の各シナリオについて、フロー図を用いて説明する。
図12は、本実施形態に係るテストを説明するフロー図である。なお、図12のフロー図は、図4のメインシナリオに対応する。
まず、テスト実行部114は、テレビジョン受像機2の電源をオフにする(S201)。テスト実行部114は、テレビジョン受像機2の電源をオンにする(S202)。テスト実行部114は、計時して10秒経過したか否かを判断する(S203)。テスト実行部114は、10秒経過していない場合、S203の判断に進む。
一方、10秒経過した場合、リモコン信号送信部12は、メニューキーの押下を意味する赤外線信号をテレビジョン受像機2に送信する(S204)。リモコン信号送信部12は、十字キーの右方向キーの押下を意味する赤外線信号をテレビジョン受像機2に送信する(S205)。リモコン信号送信部12は、メニューキーの押下を意味する赤外線信号をテレビジョン受像機2に送信する(S206)。リモコン信号送信部12は、テレビ放送用チャンネルの番号を上げるキーの押下を意味する赤外線信号をテレビジョン受像機2に送信する(S207)。
次に、テスト実行部114は、ハングアップ判定シナリオを呼び出してハングアップ判定をする(S208)。テスト実行部114は、該判定によりハングアップを検出したか否かを判断する(S209)。テスト実行部114は、ハングアップを検出しないと判断した場合、S211の判断に進む。
一方、テスト実行部114は、ハングアップを検出したと判断した場合、シナリオのコマンド実行、つまり、テストを中断する(S210)。
次に、テスト実行部114は、上記処理を100000回繰り返したか否かを判断する(S211)。テスト実行部114は、上記処理を100000回繰り返していないと判断した場合、S204の処理に進む。一方、テスト実行部114は、上記処理を100000回繰り返したと判断した場合、処理を終了する。
図13は、本実施形態に係るハングアップ判定を説明するフロー図である。なお、図13のフロー図は、図5のハングアップ判定シナリオに対応する。
まず、エラー検出部113は、メニューバー表示判定シナリオを呼び出して画像判定をする(S301)。エラー検出部113は、該判定によりエラーを検出したか否かを判断する(S302)。エラー検出部113は、エラーを検出したと判断した場合、S305の判断に進む。
一方、エラー検出部113は、エラーを検出しないと判断した場合、入力切替メニュー表示判定シナリオを呼び出して画像判定をする(S303)。エラー検出部113は、該判定によりエラーを検出したか否かを判断する(S304)。エラー検出部113は、エラーを検出したと判断した場合、S305の判断に進む。
エラー検出部113は、エラーを検出しないと判断した場合、ハングアップが発生していないと判定する(S306)。
一方、エラー検出部113は、メニューバー表示判定、又は、入力切替メニュー表示判定でエラーを検出したと判断した場合、ハングアップが発生した判定する(S306)。エラー検出部113は、ハングアップが発生したか否かの判定をすると、処理を終了する。
図14は、本実施形態に係るメニューバー表示判定を説明するフロー図である。なお、図14のフロー図は、図6のメニューバー表示判定シナリオに対応する。また、図7の入力切替メニュー判定シナリオも同様のフローである。
まず、リモコン信号送信部12は、終了キーの押下を意味する赤外線信号をテレビジョン受像機2に送信する(S401)。リモコン信号送信部12は、メニューキーの押下を意味する赤外線信号をテレビジョン受像機2に送信する(S402)。画像取得・判定部1132は、メニューバーについて画像判定を行う(S403)。画像取得・判定部1132は、該判定によりエラーを検出したか否かを判断する(S404)。画像取得・判定部1132は、エラーを検出しない判断した場合、S413の処理に進む。
一方、画像取得・判定部1132がエラーを検出したと判断した場合、リモコン信号送信部12と画像取得・判定部1132は、上記処理(S401〜S404)と同じ処理をする(S405〜S408)。画像取得・判定部1132は、エラーを検出しない判断した場合、S413の処理に進む。
一方、画像取得・判定部1132がエラーを検出したと判断した場合、リモコン信号送信部12と画像取得・判定部1132は、上記処理(S401〜S404)と同じ処理をする(S409〜S412)。画像取得・判定部1132は、エラーを検出しない判断した場合、S413の処理に進む。
画像取得・判定部1132は、エラーを検出したと判断した場合、エラーを検出したと判定する(S414)。
一方、画像取得・判定部1132は、いずれかの画像判定(S403、S407、S408)でエラーを検出しないと判断した場合、エラーを検出しないと判定する(S413)。画像取得・判定部1132は、エラーを検出したか否かの判定をすると、処理を終了する。
このように、本実施形態によれば、エラー検出部113がエラーを検出し、エラー前ログ特定部14が該エラーを検出する前のログであるエラー前ログを特定し、エラー前ログ検出部16が、テレビジョン受像機2が出力するログからエラー前ログと同一のログを検出することができる。これにより、パーソナルコンピュータ1は、既知のエラー前ログを予め登録しなくても、ログからエラー発生直前の状態を検出することができる。よって、パーソナルコンピュータ1は、エラー前ログが不明な場合、既知のエラー前ログが誤っていた場合、エラー前ログが存在しない場合でも、エラー発生直前の状態を検出することができる。
また、本実施形態によれば、エラー前ログ検出部16が、エラー前ログと同一のログを検出すると、デバッグ部17がデバッグ、つまり、テレビジョン受像機2を停止し、テレビジョン受像機2の状態に関する情報を取得する。これにより、パーソナルコンピュータ1は、テスト対象装置のエラーの原因を特定するために必要な詳細情報を、エラーの原因特定に有益なエラー発生直前のタイミングで取得することができ、エラーの原因を早期に特定することができる。
テレビジョン受像機2の評価において、テレビジョン受像機2の詳細情報を得ること、及び、該詳細情報を得るタイミングは、早期にエラー原因を特定するために重要な要素であり、エラーが発生する直前のテスト対象器の詳細情報は、エラー原因の特定に有益な情報が多い。本実施形態では、エラーが発生する直前のエラー前ログを特定し、エラー前ログを検出した時点で、テレビジョン受像機2を停止している。これにより、テレビジョン受像機2がエラーを発生する直前の状態を保存することができる。また、エラー前ログを検出した時点で、テレビジョン受像機2の状態に関する情報を取得するので、エラーが発生する直前のタイミングでテスト対象器の詳細情報を得ることができ、早期にエラー原因を特定することができる。
また、本実施形態において、テレビジョン受像機2が停止するエラー(ハングアップ)が発生する前のエラー前ログを特定し、該ログと同一のログを検出、つまり、ハングアップが発生する前に、テスト対象器の動作を停止させている。これにより、テレビジョン受像機2が停止して、テストを中断せざるを得ない状況を回避することができる。
なお、本実施形態において、テレビジョン受像機2は、赤外線によるリモコン信号に従い動作し、操作装置であるIr送信機4は赤外線によるリモコン信号を送信するとして説明したが、Ir送信機4は、赤外線以外の電波などでリモコン信号を送信し、該信号をテレビジョン受像機2が受信するようにしてもよいし、Ir送信機4は、通信ケーブルによりテレビジョン受像機2と接続されており、該通信ケーブルによりコマンドを表す信号を送信し、該信号をテレビジョン受像機2が受信するようにしてもよい。また、Ir送信機4は、リモコン信号を送信するのではなく、テレビジョン受像機2の操作ボタンを直接操作する機構を備えたロボットであってもよい。
なお、エラー前ログ記憶部15等の記憶部は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリや、CD−ROM等の読み出しのみが可能な記憶媒体、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成されるものとする。
また、以上説明した実施形態において、パーソナルコンピュータ1の各部の機能又はこれらの機能の一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより移動局装置や基地局装置の制御を行っても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
本実施形態に係るテストシステムを示す概略構成図である。 本実施形態に係るテストシステムを示す概略的ブロック図である。 本実施形態に係る画像判定を説明する説明図である。 本実施形態に係るメインシナリオを示す説明図である。 本実施形態に係るハングアップ判定シナリオを示す説明図である。 本実施形態に係るメニューバー表示判定シナリオを示す説明図である。 本実施形態に係る入力切替メニュー表示判定シナリオを示す説明図である。 本実施形態に係るメニューバーが表示されたテレビ画面の概略図である。 本実施形態に係る入力切替メニューが表示されたテレビ画面の概略図である。 本実施形態に係るハングアップを検出した際のログファイルの一例を示す図である。 本実施形態に係るテスト装置の動作を示すフロー図である。 本実施形態に係るテストを説明するフロー図である。 本実施形態に係るハングアップ判定を説明するフロー図である。 本実施形態に係るメニューバー表示判定を説明するフロー図である。
符号の説明
1・・・パーソナルコンピュータ(テスト装置)、2・・・テレビジョン受像機(テスト対象機器)、3・・・アイス(デバッグ機器)、4・・・IR送信機(学習リモコン)、5・・・マイク、6・・・WEBカメラ、11・・・シナリオ実行・制御部、111・・・シナリオ記憶部、112・・・シナリオ実行結果記憶部、113・・・テスト実行部、12・・・リモコン信号送信部
113・・・エラー検出部、1131・・・音響取得・判定部、1132・・・画像取得・判定部、13・・・ログ取得部、14・・・エラー前ログ特定部、15・・・エラー前ログ記憶部、16・・・エラー前ログ検出部、17・・・デバッグ部

Claims (6)

  1. テスト対象機器の動作をテストするテスト装置おいて、
    前記テスト対象機器が出力したログを取得するログ取得部と、
    前記テスト対象機器のエラーを検出するエラー検出部と、
    前記エラー検出部がエラーを検出する前に前記ログ取得部が取得したログであるエラー前ログを特定してエラー前ログ記憶部に記憶するエラー前ログ特定部と、
    前記テスト対象機器が出力するログから前記エラー前ログ記憶部が記憶するエラー前ログと同一のログを検出するエラー前ログ検出部と、
    前記エラー前ログ検出部がエラー前ログと同一のログを検出すると、デバッグを開始するデバッグ部と
    を備えるテスト装置。
  2. 前記デバッグ部が開始するデバックは、前記テスト対象機器の動作を停止させることであることを特徴とする請求項1に記載のテスト装置。
  3. 前記デバッグ部が開始するデバックは、前記テスト対象機器の状態に関する情報を取得することであることを特徴とする請求項1乃至請求項2に記載のテスト装置。
  4. 前記エラー検出部が検出するエラーは、テスト対象機器が停止することであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1の項に記載のテスト装置。
  5. テスト対象機器の動作をテストするテスト方法おいて、
    前記テスト対象機器が出力したログを取得する第1の過程と、
    前記テスト対象機器のエラーを検出する第2の過程と、
    前記エラーを検出する前に取得したログであるエラー前ログを特定して記憶する第3の過程と、
    前記テスト対象機器が出力するログから第3の過程にて記憶したエラー前ログと同一のログを検出する第4の過程と、
    前記エラー前ログと同一のログを検出すると、デバッグを開始する第5の過程と
    を有するテスト方法。
  6. テスト対象機器の動作をテスト装置のコンピュータに、
    前記テスト対象機器が出力したログを取得する手段、
    前記テスト対象機器のエラーを検出する手段、
    前記エラーを検出する前に取得したログであるエラー前ログを特定してエラー前ログ記憶部に記憶する手段、
    前記テスト対象機器が出力するログから前記エラー前ログ記憶部が記憶するエラー前ログと同一のログを検出する手段、
    前記エラー前ログと同一のログを検出すると、デバッグを開始する手段
    として機能させるテストプログラム。
JP2008128329A 2008-05-15 2008-05-15 電子機器のテスト装置、テスト方法、及びテストプログラム Pending JP2009277060A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008128329A JP2009277060A (ja) 2008-05-15 2008-05-15 電子機器のテスト装置、テスト方法、及びテストプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008128329A JP2009277060A (ja) 2008-05-15 2008-05-15 電子機器のテスト装置、テスト方法、及びテストプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009277060A true JP2009277060A (ja) 2009-11-26

Family

ID=41442423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008128329A Pending JP2009277060A (ja) 2008-05-15 2008-05-15 電子機器のテスト装置、テスト方法、及びテストプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009277060A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017146699A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 動作シミュレータシステム、動作シミュレータ方法及びコンピュータプログラム
CN112732587A (zh) * 2021-01-21 2021-04-30 腾讯科技(深圳)有限公司 一种自动化测试日志的获取方法、装置、电子设备及存储介质

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017146699A (ja) * 2016-02-16 2017-08-24 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 動作シミュレータシステム、動作シミュレータ方法及びコンピュータプログラム
CN112732587A (zh) * 2021-01-21 2021-04-30 腾讯科技(深圳)有限公司 一种自动化测试日志的获取方法、装置、电子设备及存储介质
CN112732587B (zh) * 2021-01-21 2024-04-12 腾讯科技(深圳)有限公司 一种自动化测试日志的获取方法、装置、电子设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110572642B (zh) 显示设备的自动测试方法、显示设备及存储介质
JP6298930B2 (ja) ネットワーク接続チャンネルの状態の測定方法及び装置、電子機器、プログラム及び記録媒体
KR101731293B1 (ko) 모바일 단말기 테스트 시스템 및 이를 이용한 모바일 단말기 테스트 방법
KR101727249B1 (ko) 단말기 테스트 방법, 장치, 프로그램 및 저장매체
KR101684405B1 (ko) 휴대용 단말기에서 에러 발생을 분석하기 위한 장치 및 방법
JP2001268202A (ja) 携帯電話の検査装置
CN110806965A (zh) 自动测试方法、装置、设备和介质
JP4489710B2 (ja) 機器の検査装置
CN110895509A (zh) 一种测试处理方法、装置、电子设备及存储介质
CN111083472A (zh) 电视测试方法、装置、设备和存储介质
CN111896884A (zh) 充电检测方法及装置
JP2009277060A (ja) 電子機器のテスト装置、テスト方法、及びテストプログラム
KR102106618B1 (ko) 애플리케이션 성능 테스트를 위한 시스템, 단말장치, 검증장치, 방법 및 컴퓨터로 판독 가능한 기록 매체
KR20120127067A (ko) 호환성을 평가하기 위한 화면 동등성 판별 장치 및 방법
CN110572641B (zh) 一种显示设备的测试方法、装置及计算机可读存储介质
JP2009278457A (ja) テスト装置、テスト方法およびプログラム
CN110865911B (zh) 图像测试方法、装置、存储介质、图像采集卡及上位机
US10142497B2 (en) Image printing system, method in image processing apparatus, and storage medium
CN109819292B (zh) 一种远程媒体机的控制方法及远程媒体机
CN112711495A (zh) 显示屏故障诊断方法、装置及计算机可读存储介质
JP2005151398A (ja) 携帯通信端末の検査システム
JP2009277073A (ja) テスト装置、テスト方法およびプログラム
US11188743B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP5277768B2 (ja) カメラを備えた分析装置及びその制御プログラム
KR100872964B1 (ko) 스크립트의 재사용이 가능한 시험 자동화 시스템 및 방법