JP2009276733A - ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置 - Google Patents

ズームレンズ及びそれを用いた撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】負正の2群構成のズームでありながら、第1群の構成を最適に設定することで、一眼レフカメラに好適な、小型で超広角なズームレンズ及びそれを用いた撮像装置を提供する。
【解決手段】物体側より順に、負、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、第2レンズ群G2と、からなり、変倍時に各レンズ群の間の距離を変える光学系であって、第1レンズ群は、物体側より順に負、負の屈折力を有する前群Gf、後群Grとからなり、前群は、物体側より順に、負の屈折力を有するメニスカス非球面の第1レンズと、第1レンズの屈折力の絶対値よりも小さい屈折力の絶対値を有する非球面を含む第2レンズと、からなり、後群は、物体側より順に、負、負の屈折力を有する第3レンズ、第4レンズ、及び物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第5レンズからなり、合焦の際に、前群と後群との間隔を狭めながら、後群を物体側に近づける。
【選択図】図1

Description

本発明は、画角の大きい広角端を備えた広角ズームレンズに関するものである。特に、CCD、C−MOS等の電子撮像素子を用いたカメラ用の広角ズームレンズ、さらには、バックフォーカスに反射面を持つデジタル一眼レフレックスカメラに適した広角なズームレンズ及びそれを用いた撮像装置に関するものである。
近年CCD、C−MOS等の電子撮像素子を用いた一眼レフレックスカメラの市場が広がっている。しかしながら、広角端の画角が100°を越え、小型で、構成レンズ枚数の少ない超広角ズームレンズの提案は少ない。例えば、特許文献1では、画角102°、変倍比1.9倍程度の超広角ズームが、特許文献2では画角110°、変倍比1.7倍程度の超広角ズームが、特許文献3では、画角110°、変倍比1.5倍程度の超広角ズームがそれぞれ提案されている。
特開2004−21223号公報 特開2007−94176号公報 特開2001−166206号公報
これら超広角ズームレンズの構成においては、前群に負の屈折力を有するレンズ群、後群に正の屈折力を有するレンズ群を配置するのが一般的である。この際、広範な入射角の光束を決められた範囲の電子撮像素子内に結像させるため、前群の負の屈折力を強くする必要がある。特に光学系を小型化するべく、負屈折力の前群の構成枚数を少なく設計しようとすると、各レンズの担うパワー配分が大きくなり、収差補正が困難になる、あるいは非球面にて補正効果を上げても、レンズの形状が複雑になり、製作が難しくなるなどの問題が発生してしまう。さらに電子撮像素子への入射光の特性としてはテレセントリック性を確保することが望まれ、且つ、さまざまな光学フィルターを電子撮像素子と光学系との間に挿入するべく、一定のフランジバックの確保が求められるため、光学系全長が長くなってしまうという問題がある。これにより、負の屈折力を有する前群を構成するレンズの径が大きくなり、光学系の小型化を阻害する要因となっている。
特許文献1(特開2004−21223号公報)に開示されている超広角ズームレンズでは、非球面を多用し、簡潔な負の前群構成をとりながら超広角化を実現しているが、非球面である第1レンズのパワー構成をゆるくしているので、全長、径とも十分な小型化を達成しているとは言い難い。
また、特許文献2(特開2007−94176号公報)に開示されている超広角ズームレンズでは、広角化に必要な収差補正を負の第2レンズを非球面化することで、良好な収差補正を行っているが、このため、第1レンズが大きくなり小型化を実現できていない。
また、特許文献3(特開2001−166206号公報)に開示されている超広角ズームレンズでは、広角化に必要な収差補正を、負の屈折力を有する第1レンズ及び第2レンズを非球面化し、第1レンズ群内に複数の正レンズ成分を有することで良好な収差補正を行っているが、このため、パワーの強いレンズを多数枚要することとなり、光学系が大型
化している。また総じて偏心対策・及び低コスト化にも不適な構成となっている。
本発明は上記問題を鑑みてなされたものであり、最も簡易な構成である負正の2群構成のズームでありながら、第1群の構成を最適に設定することで、レンズ交換式一眼レフカメラに好適な、小型で超広角なズームレンズ及びそれを用いた撮像装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明のズームレンズでは、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、からなり、広角端から望遠端への変倍時に各レンズ群の間の距離を変えることにより変倍を行う光学系であって、前記第1レンズ群は、物体側より順に負の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群と、からなり、前記前群は、物体側より順に、負の屈折力を有するメニスカス非球面の第1レンズと、前記第1レンズの屈折力の絶対値よりも小さい屈折力の絶対値を有する非球面を含む第2レンズと、からなり、前記後群は、物体側より順に、負の屈折力を有する第3レンズ、負の屈折力を有する第4レンズ、及び物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第5レンズからなり、無限遠から至近への合焦の際に、前記前群と前記後群との間隔を狭めながら、前記後群を物体側に近づく様に移動させることが好ましい。
一定のフランジバックを確保しなければならない一眼レフカメラに対しては、実焦点距離の短い超広角ズームは、フランジバックの確保の為、負正の配列をもつレトロフォーカスタイプが良く用いられる。
レトロフォーカスタイプの場合、負の屈折力を持った第1レンズ群において、負正のサブユニットの構成をとり、負の屈折力で発生した正の収差を補正する手法をとることが多い。しかしながら、収差補正の為に正の屈折力のレンズを配置すると、光学仕様(主に焦点距離とフランジバック)を満たすために、更にこれを上回る負の屈折力が必要となり、
画角100°を越えるような、超広角レンズにおいては、高画角における光束に対して、過剰な高次の収差の発生要因となり好ましくない。また、小型化を妨げる大きな要因ともなる。これらを鑑み、負の屈折力を有する前群、負の屈折力を有する後群という構成をとることが好ましい。
また、収差補正に関し、負の屈折力をもつ該第1レンズ群において、諸収差、特にコマ収差・歪曲収差の発生が顕著に出る。これらの収差では、光束が分離している面による補正が効果的であり、そのため物体側に配置されるレンズに非球面レンズを用いることが光学性能的には望ましい。しかし、画角100°を越えるような超広角域になると、これら歪曲収差、コマ収差の発生量が著しく増大し、非球面レンズ1枚では収差を補正しきれない。
このため、前群において、物体側より配設された負の屈折力を有するメニスカス非球面の第1レンズにて主に歪曲収差とコマ収差の補正、非球面を含む第1レンズの絶対値よりもパワーの絶対値の小さい第2レンズにて、第1レンズで補正仕切れなかったコマ収差の補正を行っている。
また、後群では、前群で発生した主に軸上収差の補正を行っている。後群中における正の屈折力を有する第5レンズは、第1レンズ群中の唯一の正レンズであり、後群のみでなく、第1レンズ群内で発生する、正の収差の補正を行っている。
また、後群中の負の屈折力を有する第3レンズ、負の屈折力を有する第4レンズとで負パワーを分散することで後群での収差発生を抑えている。なおこれ以上に構成枚数を増や
すことは、小型化に反してしまい好ましくない。
また、超広角レンズの場合、入射瞳位置、特に周辺像高に対応する入射瞳位置を抑えることが、レンズを小型化する上で重要である。このため、第1レンズが強い負のパワーを持つのに対し、第2レンズは特に強い負のパワーを持つことは、あまり好ましくない。 また前述したとおり、強い正パワーを持たせることも、高次収差を発生させ、偏心による性能劣化の要因となり好ましくない。
さらに、超広角レンズの場合、第1レンズ群の繰出しによるフォーカシング動作に際し、周辺において強い正方向への像面湾曲が発生してしまう。このとき、第1レンズ群を繰出しつつ、前群と後群の間隔を縮小させることで、負の方向への像面湾曲を発生させ、至近距離においても良好な周辺性能を確保している。
また、前群内で非球面による収差補正を高次のレベルで補正していることで、フローティング機構による前群と後群の間の群偏心による収差発生を抑える構成となっている。 さらに、この機構をとることで、前群の繰出し量が相対的に小さくなり、結果として繰出しによるレンズの有効径の増大も抑えることが可能となり、小型化に貢献している。
また、物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群とからなり、広角端から望遠端への変倍時に各群の間隔を変化させることにより変倍を行う光学系であって、前記第1レンズ群は、物体側より順に負の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群とからなり、前記前群は、物体側より順に、負の屈折力を有するメニスカス非球面の第1レンズと、前記第1レンズの屈折力の絶対値よりも小さい屈折力の絶対値を有する非球面を含む第2レンズと、からなり、前記後群は、物体側より順に、負の屈折力を有する第3レンズ、負の屈折力を有する第4レンズ、及び物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第5レンズからなり、以下の条件式を満足することが好ましい。
−1.00<R01_im/{(nd01−1)×fl01}<−0.92 ・・・(1)
0.40<(SAG01_im−SAG01_ob)/R01_im<0.48 ・・・(2)
ただし、R01_imは前記第1レンズの像側面の近軸曲率半径、
nd01は前記第1レンズのd線の屈折率、
l01は前記第1レンズの焦点距離、
SAG01_imは前記第1レンズの広角端、無限遠時の像側面における最大像高の主光線が通過する径のサグ量、
SAG01_obは前記G第1レンズの広角端、無限遠時の物体側面における最大像高の主光線が通過する径のサグ量
である。
条件式(1)は第1レンズの表裏のパワー配分を表すものであり、第1レンズのパワー構成が、像側面によりほぼ構成されており、物体側面は弱パワーの凸面であることを示している。収差発生上、広角レンズにおいて第1面を凹面状にすることは、高次収差を著しく発生させ好ましくなく、従来良く見られる物体側に凸面を向ける形状は、収差の発生は小さいが、第1レンズの負パワー自体を弱くさせ、径の増大またはレンズ構成枚数の増加を招くか、あるいは像面側曲率を大きくさせ良好な収差補正を妨げることになる。
その為、条件式(1)の上限の−0.92を上回ると、第1面の正パワーが大きくなり像面側曲率を大きくさせ良好な収差補正を困難とし、また、下限の−1.00を下回ると第1面で発生する高次収差の増加要因となり収差補正上好ましくない。
条件式(1)はさらには以下の範囲内であることがより望ましい。
−0.97<R01_im/{(nd01−1)×fl01}<−0.93 ・・・(1')
条件式(2)は、前記第1レンズにおける表裏面のサグ量を、像側曲率半径で正規化したものである。前述したように近軸的には物体側面は弱い正パワーであり、その負パワーのほとんどを像面側で担っている。像面側非球面を考えた場合、強い負パワーによる高い像高で発生する収差を補正するために、非球面に負パワーを弱める方向へ機能させることが必要となる。この副次効果として、近軸曲率半径に対し曲率半径以上の有効半径をとることが可能になることもあるが、サグ量で考えた場合には曲率半径に対するサグ量の比率は、収差補正上及び加工上からある程度決ってくる。また、物体面側非球面を考えた場合、超広角における仕様で決定される入射光線に対し、収差発生を抑えるために、像面方向へのサグ量を持つ形状とすることが収差補正上効果的である。
これらを鑑みたとき、条件式(2)の上限の0.48を上回ると、非球面による収差補正効果が十分に得られず、収差補正等が困難となる。また、条件式(2)の下限の0.40を下回ると、その非球面による収差補正効果が得られにくくなるだけでなく、加工上の難易度も上がり好ましくない。
条件式(2)は、さらには以下の範囲内であることがより望ましい。
0.40<(SAG01_im−SAG01_ob)/R01_im<0.46 ・・・(2')
また、第2レンズはプラスチックレンズであることが好ましい。第2レンズをプラスチックレンズとすることで安価かつ大量生産が可能となる。なお、第2レンズはプラスチックレンズであり、モールド加工により加工されることが好ましい。
また、以下の条件式を満足するが好ましい。
2.95<f2/fw<3.20 ・・・(3)
ただし、f2は前記第2レンズ群の焦点距離、
wはズームレンズ全系の広角端の焦点距離、
である。
条件式(3)は第2レンズ群の焦点距離に関する条件式である。 条件式(3)の下限の2.95を下回るとフランジバックが確保できずSLRの交換レンズとして機能しない。また、条件式(3)の上限の3.20を上回ると、第2レンズ群の焦点距離が伸びることから、光学系の小型化の妨げとなり、好ましくない。
条件式(3)はさらには以下の範囲内であることがより望ましい。
2.95<f2/fw<3.10 ・・・(3')
また、以下の条件式を満足することが好ましい。
0.95<|f1|/(fw×ft1/2<1.10 ・・・(4)
ただし、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、
wはズームレンズ全系の広角端の焦点距離、
tはズームレンズ全系の望遠端の焦点距離
である。
条件式(4)は、前記第1レンズ群の焦点距離に関するもので、条件式内に入れることで、ズーム変動による全長変化のバランスを良好に保つ効果がある。条件式(4)の下限の0.95を下回ると、広角端での全長が伸び、レンズの光学有効径及び光学系全長とも大きくなってしまい、好ましくない。また、条件式(4)の上限の1.10を上回ると、望遠端での全長が伸び、鏡枠の大型化につながるとともに、望遠端での焦点距離の確保が
困難となる。
条件式(4)は、さらには以下の範囲内であることがより望ましい。
0.97<|f1|/(fw×ft1/2<1.05 ・・・(4′)
また、合焦時、前記前群が固定され、前記後群のみが移動することが好ましい。合焦時の移動群が限定されることにより、ズームレンズの合焦時の駆動機構を簡素化でき、製造が容易となる。
また、以下の条件式を満足することが好ましい。
−0.05<fl01/fl02<0.05 ・・・(5)
ただし、fl01は前記第1レンズの近軸焦点距離、
l02は前記第2レンズの近軸焦点距離
である。
条件式(5)は、第1レンズと第2レンズの焦点距離の比である。条件式(5)の下限の−0.05を下回ると、第1レンズのパワーが大きくなり過ぎ、高次収差の補正が困難となり、好ましくない。また、条件式(5)の上限の0.05を上回ると、入射瞳位置が相対的に遠くなり前玉径が大きくなり小型化し難くなるため、好ましくない。
条件式(5)は、さらには以下の範囲内であることがより望ましい。
−0.03<fl01/fl02<0.03 ・・・(5′)
また、以下の条件式を満足することが好ましい。
0.31<flG1a/flG1b<0.39 ・・・(6)
ただし、fl_G1aは前記前群の合成焦点距離、
fl_G1bは前記後群の合成焦点距離、
である。
条件式(6)は、第1レンズ群を構成する負の前群と負の後群の合成焦点距離の比である。条件式(6)の下限の0.31を下回ると、第1レンズ群の負パワーが前群に偏り過ぎ収差補正が困難になる。また後群をフォーカス群とした場合に繰出し量の確保が困難となる。また、条件式(6)の上限の0.39を上回ると、軸外光束高が高くなり、前玉径が大きくなり、小型化しがたくなる。
条件式(6)は、さらには以下の範囲内であることがより望ましい。
0.32<fl_G1a/fl_G1b<0.36 ・・・(6′)
以上のように、本発明によれば、CCD、C−MOS等の電子撮像素子を用いたカメラ用の広角ズームレンズ、さらには、バックフォーカスに反射面を持つデジタル一眼レフレックスカメラに適した広角ズームレンズを提供することが可能となる。
以下、図示した実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
実施例1〜4の(a)広角端、(b)中間状態、(c)望遠端でのレンズ断面図をそれぞれ図1〜図4に示す。
各図中、第1レンズ群はG1、第2レンズ群はG2、明るさ絞りとしての開口絞りはS
、前群はGf、後群はGr、CCD等の像面はIで示してある。
実施例1のズームレンズは、図1に示すように、物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群G1、開口絞りS、正屈折力の第2レンズ群G2から構成されている。また、第1群は、物体側から順に、負屈折力の前群Gfと負屈折力の後群Grから構成されている。
広角端から望遠端への変倍をする際の移動状態を以下に示す。
第1レンズ群G1は、広角端から中間状態まで第2レンズ群G2との間隔を狭めながら像側に移動し、中間状態から望遠端まで第2レンズ群G2との間隔を狭めながら物体側へ移動する。望遠端では、広角端の位置より若干像側に位置する。
開口絞りSと第2レンズ群G2は、広角端から望遠端まで第1レンズ群G1との間隔を狭めながら物体側へ移動する。
また、第1レンズ群G1の後群Grは、無限遠から至近への合焦の際に、前群Gfとの間隔を狭めながら、物体側へ移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1の前群Gfは、第1レンズとしての物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、第2レンズとしての物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなり、第1レンズ群G1の後群Grは、第3レンズとしての像側に凹面を向けた平凹レンズと、第4レンズとしての両凹負レンズと、第1レンズとしての両凸正レンズと、からなる。
第2レンズ群G2は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズと、両凸正レンズと、からなる。
非球面は、第1レンズ群G1の前群Gfの第1レンズの両面、第2レンズの両面、及び、第2レンズ群G2の両凸正レンズの両面の6面に用いている。
実施例2のズームレンズは、図2に示すように、物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群G1、開口絞りS、正屈折力の第2レンズ群G2から構成されている。また、第1群は、物体側から順に、負屈折力の前群Gfと負屈折力の後群Grから構成されている。
広角端から望遠端への変倍をする際の移動状態を以下に示す。
第1レンズ群G1は、広角端から中間状態まで第2レンズ群G2との間隔を狭めながら像側に移動し、中間状態から望遠端まで第2レンズ群G2との間隔を狭めながら物体側へ移動する。望遠端では、広角端の位置より若干像側に位置する。
開口絞りSと第2レンズ群G2は、広角端から望遠端まで第1レンズ群G1との間隔を狭めながら物体側へ移動する。
また、第1レンズ群G1の後群Grは、無限遠から至近への合焦の際に、前群Gfとの間隔を狭めながら、物体側へ移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1の前群Gfは、第1レンズとしての物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、第2レンズとしての物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなり、第1レンズ群G1の後群Grは、第3レンズとしての像側に凹面を向け
た平凹レンズと、第4レンズとしての両凹負レンズと、第1レンズとしての両凸正レンズと、からなる。
第2レンズ群G2は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズと、両凸正レンズと、からなる。
非球面は、第1レンズ群G1の前群Gfの第1レンズの両面、第2レンズの両面、及び、第2レンズ群G2の両凸正レンズの両面の6面に用いている。
実施例3のズームレンズは、図3に示すように、物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群G1、開口絞りS、正屈折力の第2レンズ群G2から構成されている。また、第1群は、物体側から順に、負屈折力の前群Gfと負屈折力の後群Grから構成されている。
広角端から望遠端への変倍をする際の移動状態を以下に示す。
第1レンズ群G1は、広角端から中間状態まで第2レンズ群G2との間隔を狭めながら像側に移動し、中間状態から望遠端まで第2レンズ群G2との間隔を狭めながら物体側へ移動する。望遠端では、広角端の位置より若干像側に位置する。
開口絞りSと第2レンズ群G2は、広角端から望遠端まで第1レンズ群G1との間隔を狭めながら物体側へ移動する。
また、第1レンズ群G1の後群Grは、無限遠から至近への合焦の際に、前群Gfとの間隔を狭めながら、物体側へ移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1の前群Gfは、第1レンズとしての物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、第2レンズとしての物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなり、第1レンズ群G1の後群Grは、第3レンズとしての物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、第4レンズとしての両凹負レンズと、第1レンズとしての両凸正レンズと、からなる。
第2レンズ群G2は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズと、両凸正レンズと、両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズと、からなる。
非球面は、第1レンズ群G1の前群Gfの第1レンズの両面、第2レンズの両面、及び、第2レンズ群G2の両凸正レンズの両面の6面に用いている。
実施例4のズームレンズは、図4に示すように、物体側から順に、負屈折力の第1レンズ群G1、開口絞りS、正屈折力の第2レンズ群G2から構成されている。また、第1群は、物体側から順に、負屈折力の前群Gfと負屈折力の後群Grから構成されている。
広角端から望遠端への変倍をする際の移動状態を以下に示す。
第1レンズ群G1は、広角端から中間状態まで第2レンズ群G2との間隔を狭めながら像側に移動し、中間状態から望遠端まで第2レンズ群G2との間隔を狭めながら物体側へ移動する。望遠端では、広角端の位置より若干像側に位置する。
開口絞りSと第2レンズ群G2は、広角端から望遠端まで第1レンズ群G1との間隔を
狭めながら物体側へ移動する。
また、第1レンズ群G1の後群Grは、無限遠から至近への合焦の際に、前群Gfとの間隔を狭めながら、物体側へ移動する。
物体側から順に、第1レンズ群G1の前群Gfは、第1レンズとしての物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、第2レンズとしての物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズとからなり、第1レンズ群G1の後群Grは、第3レンズとしての像側に凹面を向けた平凹レンズと、第4レンズとしての両凹負レンズと、第1レンズとしての両凸正レンズと、からなる。
第2レンズ群G2は、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズと両凸正レンズの接合レンズと、両凸正レンズと両凹負レンズの接合レンズと、両凸正レンズと、からなる。
非球面は、第1レンズ群G1の前群Gfの第1レンズの両面、第2レンズの両面、及び、第2レンズ群G2の両凸正レンズの両面の6面に用いている。
以下、各実施例におけるレンズの数値データを示す。
各実施例におけるレンズの数値データにおいては、rは各レンズ面の曲率半径、dは各レンズの肉厚または間隔、ndは各レンズのd線における屈折率、νdは各レンズのd線におけるアッベ数、Kは円錐係数、A4、A6、A8、A10、A12は非球面係数、E±Nは×10±Nをそれぞれ示している。また、D0は、被写体から第1面の間隔である。
また、各非球面形状は、各実施例における各非球面係数を用いて、以下の式で表される。
Z=(Y2/r)/[1+{1−(1+K)・(Y/r)21/2]
+A4×Y4+A6×Y6+A8×Y8+A10×Y10+A12×Y12
ただし、光軸方向の座標をZ、光軸と垂直な方向の座標をYとする。
各実施形態での条件式対応値は無限遠物点に合焦した状態での値である。全長は、レンズの入射面から射出面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えたものである。バックフォーカスは、空気換算長で示している。
数値実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(非球面) 232.63 3.20 1.58250 59.30
2(非球面) 11.38 11.00
3(非球面) 122.76 3.00 1.52540 55.80
4(非球面) 110.50 可変
5 ∞ 1.30 1.60310 60.60
6 21.000 3.10
7 -63.640 1.20 1.58910 61.10
8 49.090 0.20
9 23.920 3.40 1.68890 31.10
10 -259.960 可変
11(絞り) ∞ 0.70
12 16.480 3.60 1.60340 38.00
13 -21.160 1.00 1.48750 70.20
14 257.160 0.40
15 27.350 2.70 1.48750 70.20
16 -20.760 1.20 1.88300 40.80
17 12.960 3.40 1.48750 70.20
18 -32.220 0.20
19 55.470 4.30 1.48750 70.20
20 -10.170 1.20 1.78590 44.20
21 68.620 0.30
22(非球面) 49.37 7.40 1.49640 81.50
23(非球面) -12.38 可変
像面 ∞

非球面データ
第1面
K=-22.852,A4=1.716E-05,A6=-1.469E-07,A8=1.008E-12,A10=3.616E-14,A12=-3.740E-17
第2面
K=-1.295,A4=9.699E-06,A6=1.551E-07,A8=-7.650E-10,A10=1.535E-12,A12=-7.121E-15
第3面
K=0.000,A4=-6.960E-05,A6=9.700E-08,A8=1.970E-09,A10=-7.310E-12,A12=8.152E-16
第4面
K=0.000,A4=8.708E-06,A6=1.585E-07,A8=4.540E-09,A10=-2.818E-11,A12=1.659E-13
第22面
K=-7.984,A4=-1.576E-05,A6=1.166E-07,A8=3.220E-09,A10=-2.190E-11,A12=0.000E-00
第23面
K=-0.182,A4=2.108E-05,A6=9.429E-08,A8=-3.360E-10,A10=1.709E-11,A12=0.000E-00

各種データ
広角端 中間状態 望遠端
焦点距離 9.165 12.709 17.655
Fナンバー 4.14 4.82 5.71
画角 102.70 82.90 64.60
像高 11.15 11.15 11.15
レンズ全長 112.62 109.62 112.56

(無限遠合焦時)
D0 ∞ ∞ ∞
D4 5.07 5.07 5.07
D10 21.18 10.53 2.81
D23 33.56 41.21 51.87
(IO:400mm合焦時)
D0 287.64 290.66 287.70
D4 3.71 3.71 3.71
D10 22.28 11.62 3.91
D23 33.56 41.21 51.87
(IO:250mm合焦時)
D0 137.78 140.81 137.84
D4 2.53 2.53 2.53
D10 23.32 12.65 4.95
D23 33.56 41.21 51.87

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -12.483
2 12 27.483
数値実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(非球面) 254.51 3.20 1.58310 59.40
2(非球面) 11.31 11.00
3(非球面) 102.36 3.00 1.52540 55.80
4(非球面) 137.21 可変
5 ∞ 1.30 1.60310 60.60
6 19.940 3.30
7 -67.950 1.20 1.60310 60.60
8 51.370 0.10
9 23.520 3.50 1.68890 31.10
10 -318.080 可変
11(絞り) ∞ 0.70
12 16.250 3.30 1.60340 38.00
13 -20.740 1.00 1.48750 70.20
14 235.140 0.40
15 26.130 2.80 1.48750 70.20
16 -20.500 1.20 1.88300 40.80
17 12.410 3.50 1.48750 70.20
18 -33.250 0.20
19 56.070 4.30 1.48750 70.20
20 -10.220 1.20 1.78590 44.20
21 66.600 0.30
22(非球面) 51.13 7.30 1.49700 81.50
23(非球面) -12.25 可変
像面 ∞

非球面データ
第1面
K=0.000,A4=1.365E-05,A6=-1.136E-08,A8=3.949E-12,A10=1.589E-14,A12=-1.508E-17
第2面
K=-1.320,A4=9.964E-06,A6=5.843E-08,A8=-7.707E-12,A10=-1.816E-12,A12=0.000E-00
第3面
K=0.000,A4=-5.678E-05,A6=1.656E-07,A8=7.063E-10,A10=-3.993E-12,A12=0.000E-00
第4面
K=0.000,A4=1.859E-05,A6=2.852E-07,A8=6.979E-10,A10=6.880E-12,A12=0.000E-00
第22面
K=-5.090,A4=-2.372E-05,A6=1.382E-07,A8=1.285E-09,A10=-8.015E-12,A12=0.000E-00
第23面
K=-0.450,A4=1.176E-06,A6=7.896E-10,A8=-9.559E-10,A10=9.801E-12,A12=0.000E-00

各種データ
広角端 中間状態 望遠端
焦点距離 9.151 12.712 17.662
Fナンバー 4.08 4.82 5.72
画角 102.80 83.00 64.60
像高 11.15 11.15 11.15
レンズ全長 112.69 109.46 112.23

(無限遠合焦時)
D0 ∞ ∞ ∞
D4 5.05 5.05 5.05
D10 21.44 10.60 2.80
D23 33.53 41.14 51.72
(IO:400mm合焦時)
D0 287.58 290.82 288.04
D4 3.73 3.73 3.73
D10 22.50 11.65 3.85
D23 33.53 41.14 51.72
(IO:250mm合焦時)
D0 137.71 140.96 138.16
D4 2.61 2.61 2.61
D10 23.49 12.63 4.85
D23 33.53 41.14 51.72

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -12.871
2 12 27.502
数値実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(非球面) 266.41 3.20 1.58310 59.40
2(非球面) 11.68 11.20
3(非球面) 110.34 3.00 1.52540 55.80
4(非球面) 100.84 可変
5 317.850 1.20 1.60310 60.60
6 19.560 2.90
7 -47.750 1.10 1.60310 60.60
8 37.850 0.20
9 21.880 4.50 1.63980 34.50
10 -68.080 可変
11(絞り) ∞ 1.20
12 17.270 3.30 1.57500 41.50
13 -18.410 2.00 1.48750 70.20
14 428.680 0.80
15 24.830 3.70 1.51630 64.10
16 -14.630 1.20 1.88300 40.80
17 11.310 3.40 1.48750 70.20
18 -158.960 0.20
19(非球面) 34.27 4.30 1.49640 81.50
20(非球面) -16.14 0.40
21 -21.070 1.00 1.81600 46.60
22 47.870 5.70 1.48750 70.20
23 -12.510 可変
像面 ∞

非球面データ
第1面
K=92.742,A4=9.961E-06,A6=-4.189E-09,A8=1.708E-12,A10=3.195E-15,A12=-8.084E-18
第2面
K=-1.312,A4=-2.870E-07,A6=1.001E-08,A8=-3.825E-11,A10=2.327E-13,A12=-3.265E-15
第3面
K=0.000,A4=-8.405E-05,A6=4.895E-07,A8=-4.181E-11,A10=-4.410E-12,A12=0.000E-00
第4面
K=0.000,A4=-5.250E-08,A6=8.808E-07,A8=2.746E-09,A10=2.641E-11,A12=0.000E-00
第19面
K=0.000,A4=4.839E-06,A6=8.160E-08,A8=2.152E-09,A10=-5.264E-11,A12=0.000E-00
第20面
K=0.000,A4=8.345E-05,A6=1.723E-08,A8=2.143E-09,A10=-6.931E-11,A12=0.000E-00

各種データ
広角端 中間状態 望遠端
焦点距離 9.170 12.750 17.720
Fナンバー 4.07 4.82 5.71
画角 102.80 83.20 64.70
像高 11.15 11.15 11.15
レンズ全長 114.61 110.66 112.88

(無限遠合焦時)
D0 ∞ ∞ ∞
D4 4.55 4.55 4.55
D10 21.99 10.51 2.26
D23 33.57 41.10 51.57
(IO:400mm合焦時)
D0 285.39 289.34 287.12
D4 3.51 3.52 3.52
D10 22.28 11.62 3.91
D23 33.56 41.21 51.87
(IO:250mm合焦時)
D0 135.39 139.34 137.12
D4 2.42 2.48 2.45
D10 24.12 12.58 4.46
D23 33.57 41.10 51.57

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -13.345
2 12 28.099
数値実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(非球面) 325.73 3.20 1.58300 59.40
2(非球面) 11.63 10.90
3(非球面) 140.43 2.80 1.52540 55.80
4(非球面) 97.75 可変
5 ∞ 1.30 1.61800 63.30
6 20.280 3.40
7 -70.550 1.20 1.61800 63.30
8 50.380 0.20
9 23.560 3.60 1.69900 30.10
10 -277.890 可変
11(絞り) ∞ 0.50
12 16.680 3.50 1.60340 38.00
13 -20.930 1.20 1.48750 70.20
14 239.150 0.40
15 26.910 2.70 1.48750 70.20
16 -19.280 1.20 1.88300 40.80
17 12.770 3.40 1.48750 70.20
18 -32.900 0.20
19 53.800 4.40 1.48750 70.20
20 -10.060 1.00 1.78590 44.20
21 65.760 0.40
22(非球面) 47.73 6.90 1.49640 81.50
23(非球面) -11.64 可変
像面 ∞

非球面データ
第1面
K=-22.229,A4=7.172E-06,A6=-2.218E-09,A8=5.137E-12,A10=6.362E-16,A12=-4.101E-18
第2面
K=-1.514,A4=2.495E-08,A6=-3.004E-13,A8=-7.721E-10,A10=3.694E-12,A12=-5.539E-15
第3面
K=-2.521,A4=-3.026E-05,A6=1.304E-07,A8=9.276E-11,A10=-1.120E-12,A12=0.000E-00
第4面
K=72.860,A4=4.864E-05,A6=3.437E-07,A8=4.110E-21,A10=7.213E-12,A12=0.000E-00
第22面
K=-16.668,A4=-9.744E-06,A6=1.934E-08,A8=4.733E-09,A10=-3.792E-11,A12=0.000E-00
第23面
K=-0.461,A4=3.035E-06,A6=-2.859E-08,A8=-4.364E-10,A10=1.102E-11,A12=0.000E-00

各種データ
広角端 中間状態 望遠端
焦点距離 8.660 12.010 16.690
Fナンバー 4.07 4.82 5.71
画角 105.92 85.36 67.51
像高 11.15 11.15 11.15
レンズ全長 119.98 108.58 111.06

(無限遠合焦時)
D0 ∞ ∞ ∞
D4 5.66 5.66 5.66
D10 20.77 10.00 2.20
D23 33.48 40.85 51.13
(IO:400mm合焦時)
D0 288.29 291.70 289.21
D4 4.35 4.35 4.35
D10 21.81 11.03 3.24
D23 33.48 40.85 51.13
(IO:250mm合焦時)
D0 138.42 141.85 139.35
D4 3.24 3.24 3.24
D10 22.79 11.99 4.21
D23 33.48 40.85 51.13

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 -12.335
2 12 27.125
以上の実施例1の無限遠物点合焦時、400mm合焦時、250mm合焦時の収差図をそれぞれ図5〜図7に示す。これらの収差図において、(a)は広角端、(b)中間状態、(c)は望遠端における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差を示す。また、同様に、実施例2の無限遠物点合焦時、400mm合焦時、250mm合焦時の収差図をそれぞれ図8〜図10、実施例3の無限遠物点合焦時、400mm合焦時、250mm合焦時の収差図をそれぞれ図11〜図13、実施例4の無限遠物点合焦時、400mm合焦時、250mm合焦時の収差図をそれぞれ図14〜図16に示す。
次に、上記各実施例における条件式(1)〜(6)の値を示す。
条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4
(1) -0.946 -0.951 -0.952 -0.961
(2) 0.418 0.455 0.430 0.446
(3) 2.998 3.005 3.064 3.131
(4) 1.001 1.012 1.046 1.026
(5) 0.0090 -0.027 0.0084 0.0331
(6) 0.337 0.370 0.332 0.337
各実施例にて、以下の構成としてもよい。
ゴースト、フレア等の不要光をカットするために、明るさ絞り以外にフレア絞りを配置してもかまわない。フレア絞りは、第1レンズ群の物体側、第1、2レンズ群間、最も像面側の群から像面間のいずれの場所に配置しても良い。枠部材によりフレア光線をカットするように構成しても良いし、別の部材を構成しても良い。また、光学系に直接印刷しても塗装してもシールなどを接着してもかまわない。また、その形状は円形、楕円形、矩形、多角形、関数曲線で囲まれる範囲等、いかなる形状でもかまわない。また、有害光束をカットするだけでなく画面周辺のコマフレア等の光束をカットしても良い。
また、各条件式の上限または下限のみを前記記載のごとく縮減しても良い。
図16は、本発明のズームレンズを用い、撮像素子として小型のCCD又はCMOS等を用いた電子撮像装置としての一眼レフレックスカメラの断面図である。図16において、1は一眼レフレックスカメラ(一眼レフカメラ)、2はズーム機構と合焦機構を備えた鏡筒内に配置された撮影レンズ系、3は撮影レンズ系2を一眼レフレックスカメラ1に着脱可能とする鏡筒のマウント部であり、スクリュータイプのマウントやバヨネットタイプのマウント等が用いられる。この例では、バヨネットタイプのマウントを用いている。
また、4は撮像素子面、5は撮影レンズ系2の光路6上のレンズ系と撮像素子面4との間に配置されたクイックリターンミラー、7はクイックリターンミラー5より反射された光路に配置されたファインダースクリーン、8はペンタプリズム、9はファインダー、Eは観察者の眼(アイポイント)である。
このような構成の一眼レフレックスカメラ1の撮影レンズ系2として、例えば上記実施例1〜4に示した本発明のズームレンズが用いられる。
以上の本発明によれば、一眼レフタイプのデジタルカメラに適した交換レンズとして、明るさの確保や変倍時の非点収差の変動を抑えたズームレンズを実現することができる。それにより、明るくても広角端での画角の確保や変倍比の確保が容易なズームレンズを実現することができる。
本発明のズームレンズの実施例1の無限遠物点合焦時の広角端(a)、中間状態(b)、望遠端(c)でのレンズ断面図である。 本発明のズームレンズの実施例2の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例3の図1と同様の図である。 本発明のズームレンズの実施例3の図1と同様の図である。 実施例1の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例1の400mm合焦時の収差図である。 実施例1の250mm合焦時の収差図である。 実施例2の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例2の400mm合焦時の収差図である。 実施例2の250mm合焦時の収差図である。 実施例3の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例3の400mm合焦時の収差図である。 実施例3の250mm合焦時の収差図である。 実施例4の無限遠物点合焦時の収差図である。 実施例4の400mm合焦時の収差図である。 実施例4の250mm合焦時の収差図である。 本発明のズームレンズを交換レンズとして用いた一眼レフレックスカメラの断面図である。
符号の説明
G1…第1レンズ群
G2…第2レンズ群
Gf…前群
Gr…後群
S…開口絞り(明るさ絞り)
I…像面
E…観察者眼球
1…一眼レフレックスカメラ
2…撮影レンズ系
3…マウント部
4…撮像素子面
5…クイックリターンミラー
6…光路
7…ファインダースクリーン
8…ペンタプリズム
9…ファインダー

Claims (8)

  1. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、
    からなり、
    広角端から望遠端への変倍時に各レンズ群の間の距離を変えることにより変倍を行う光学系であって、
    前記第1レンズ群は、物体側より順に負の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群と、
    からなり、
    前記前群は、物体側より順に、負の屈折力を有するメニスカス非球面の第1レンズと、前記第1レンズの屈折力の絶対値よりも小さい屈折力の絶対値を有する非球面を含む第2レンズと、
    からなり、
    前記後群は、物体側より順に、負の屈折力を有する第3レンズ、負の屈折力を有する第4レンズ、及び物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第5レンズ
    からなり、
    無限遠から至近への合焦の際に、前記前群と前記後群との間隔を狭めながら、前記後群を物体側に近づく様に移動させることを特徴とするズームレンズ
  2. 物体側より順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と
    からなり、
    広角端から望遠端への変倍時に各群の間隔を変化させることにより変倍を行う光学系であって、
    前記第1レンズ群は、物体側より順に負の屈折力を有する前群と、負の屈折力を有する後群と
    からなり、
    前記前群は、物体側より順に、負の屈折力を有するメニスカス非球面の第1レンズと、前記第1レンズの屈折力の絶対値よりも小さい屈折力の絶対値を有する非球面を含む第2レンズと、
    からなり、
    前記後群は、物体側より順に、負の屈折力を有する第3レンズ、負の屈折力を有する第4レンズ、及び物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第5レンズからなり、
    以下の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
    −1.00<R01_im/{(nd01−1)×fl01}<−0.92 ・・・(1)
    0.40<(SAG01_im−SAG01_ob)/R01_im<0.48 ・・・(2)
    ただし、R01_imは前記第1レンズの像側面の近軸曲率半径、
    nd01は前記第1レンズのd線の屈折率、
    l01は前記第1レンズの焦点距離、
    SAG01_imは前記第1レンズの広角端、無限遠時の像側面における最大像高の主光線が通過する径のサグ量、
    SAG01_obは前記G第1レンズの広角端、無限遠時の物体側面における最大像高の主光線が通過する径のサグ量
    である。
  3. 前記第2レンズはプラスチックレンズであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
  4. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載
    のズームレンズ。
    2.95<f2/fw<3.20 ・・・(3)
    ただし、f2は前記第2レンズ群の焦点距離、
    wはズームレンズ全系の広角端の焦点距離、
    である。
  5. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1つに記載のズームレンズ。
    0.95<|f1|/(fw×ft1/2<1.10 ・・・(4)
    ただし、f1は前記第1レンズ群の焦点距離、
    wはズームレンズ全系の広角端の焦点距離、
    tはズームレンズ全系の望遠端の焦点距離
    である。
  6. 合焦時、前記前群が固定され、前記後群のみが移動することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のズームレンズ
  7. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載のズームレンズ。
    −0.05<fl01/fl02<0.05 ・・・(5)
    ただし、fl01は前記第1レンズの近軸焦点距離、
    l02は前記第2レンズの近軸焦点距離
    である。
  8. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載のズームレンズ。
    0.31<flG1a/flG1b<0.39 ・・・(6)
    ただし、fl_G1aは前記前群の合成焦点距離、
    fl_G1bは前記後群の合成焦点距離、
    である。
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