JP2009274321A - インクジェット印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送速度が異なる後処理装置を接続した場合にも1つの印刷速度で対応でき、装置コストの上昇を抑制できるインクジェット印刷装置を提供する。
【解決手段】インクジェット印刷装置2の後処理装置接続側に位置する排紙搬送部82は、搬送ローラ対26a、26b、26c及び排紙ローラ対29から構成され、インクジェット搬送部6とは独立して駆動可能となっている。後処理装置の搬送速度が印刷速度と異なる場合、印刷済みの用紙104は排紙搬送部82で一時停止される。その後、図示しない後処理装置の搬送速度に合わせて所定のタイミングで搬送開始され、後処理装置へ送られる。連続印刷の場合には、インクジェット印刷装置2において、搬送ジャムを回避できるように用紙間距離(給紙間隔)が調整される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ノズルからインク液滴を吐出して画像を形成するインクジェット印刷装置に関する。
この種のインクジェット印刷装置では、一般的に印刷部での搬送速度(以下、「印刷速度」ともいう)は一定になっている。搬送速度を可変にするとインク吐出量の調整制御が複雑になってしまうからである。
ところで、ソーター、ステープラー、ソーターステープラー等の後処理装置を接続した場合、後処理装置の処理速度(搬送速度)とインクジェット印刷装置の印刷速度が一致するとは限らない。一般に後処理装置の搬送速度に比べて高速印刷化を目指して開発が進むインクジェット印刷装置の方が搬送速度は大きく、後処理装置を接続した場合、インクジェット印刷装置の印刷速度を後処理装置の搬送速度に合わせる必要がある。
特開平04−055256号公報 特開2007−156229号公報
しかしながら、インクジェット印刷装置の印刷速度を後処理装置の搬送速度に合わせようとした場合、後処理装置を接続しない単体使用時の印刷速度も使用性の観点から確保しなければならない。
このため、2つの印刷速度を持ったインクジェット印刷装置を用意する必要があり、そのためにはインクジェット印刷部の印刷条件を2つ設計しなければならず、制御が複雑となって装置コストの大幅な上昇を避けられない。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、搬送速度が異なる後処理装置を接続した場合にも1つの印刷速度で対応でき、装置コストの上昇を抑制できるインクジェット印刷装置の提供を、その目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明では、記録媒体をインクジェット搬送部で搬送しながらインクジェット印刷部により印刷を行うインクジェット印刷装置において、前記インクジェット印刷部の記録媒体搬送方向下流側に、前記インクジェット搬送部とは独立して駆動可能であり、記録媒体を任意に一時停止できる排紙搬送部を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の発明では、請求項1記載のインクジェット印刷装置において、前記排紙搬送部の搬送速度は複数段階に切り替え可能であり、前記複数段階の搬送速度のうち一つは前記インクジェット印刷部の印刷速度よりも速いことを特徴とする。
請求項3記載の発明では、請求項1又は2記載のインクジェット印刷装置において、前記排紙搬送部は、記録媒体を吸着して搬送可能な構成を有していることを特徴とする。
請求項4記載の発明では、請求項1〜3のいずれか1つに記載のインクジェット印刷装置において、前記排紙搬送部は、使用可能な記録媒体の搬送方向の最大サイズ以上の長さを有していることを特徴とする。
請求項5記載の発明では、請求項1〜4のいずれか1つに記載のインクジェット印刷装置において、両面印刷を可能とする両面反転排紙部を有し、前記排紙搬送部と前記両面反転排紙部とに選択的に案内するための分岐部が、前記排紙搬送部の記録媒体搬送方向上流側に設けられていることを特徴とする。
請求項6記載の発明では、請求項1〜5のいずれか1つに記載のインクジェット印刷装置において、前記排紙搬送部の記録媒体搬送方向下流側に、前記インクジェット印刷部の印刷速度よりも遅い搬送速度を有する後処理装置を接続した場合、前記排紙搬送部を一時停止させた後前記後処理装置の搬送速度に合うタイミングで搬送を再開するように制御するとともに、前記インクジェット印刷部への記録媒体の供給間隔を大きくすることを特徴とする。
本発明によれば、搬送速度の異なる後処理装置を接続する場合においても、後処理装置の搬送速度と印刷速度とが合わないことによるトラブルを1つの印刷速度を維持しながら回避することができる。このため、後処理装置の搬送速度が異なる場合を予定して印刷速度を可変にする設計変更が不要となるので、装置コストの上昇を抑制することができる。
また、後処理装置を印刷速度に対応した専用品とする必要がないので、利便性の向上を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。
まず、図1乃至図8に基づいて第1の実施形態を説明する。図2は、本実施形態に係るインクジェット印刷装置を含むインクジェット印刷システムを示している。インクジェット印刷システム1は、インクジェット印刷装置2と、インクジェット印刷装置2の図中右側に接続された大量給紙装置としての給紙装置3と、インクジェット印刷装置2の同左側に接続された後処理装置80と、インクジェット印刷装置2の下側に配置された大容量給紙装置としてのバンク給紙装置5とから構築されている。
ここでは、給紙装置3をインクジェット印刷装置2に対してオプション品として位置付けているが、これらをインクジェット印刷装置2の構成要素とみなすこともできる。
インクジェット印刷装置2は、図示しないインクジェット印刷部(図8に符号20で表示)、画像読取部50、操作パネル10等を有している。インクジェット印刷装置2のほぼ中央に配設された図示しないインクジェット印刷部には、記録ヘッドとしてのライン型インクジェットプリンタヘッド(以下、「プリンタヘッド」という)が4色分配置されている。
すなわち、給紙方向下流側から上流側に順に、Y(イエロー)用のプリンタヘッド42a、M(マゼンタ)用のプリンタヘッド42b、C(シアン)用のプリンタヘッド42c、Bk(ブラック)用のプリンタヘッド42dが配置されている。
4色の専用ヘッドで構成されたこれらのプリンタヘッド42a、42b、42c、42dには、バンク給紙装置5内に配置された、Y(イエロー)用のインクボトル41a、M(マゼンタ)用のインクボトル41b、C(シアン)用のインクボトル41c、Bk(ブラック)用のインクボトル41dから各色のインクが供給される。
各インクボトル内にはインクポンプが配置されており、後述する制御手段からの信号によりインクが各プリンタヘッドに供給される。
各インクボトルには、図示しないインク残量検知センサが配置されていて、ボトル内のインク残量を上記制御手段へ信号により出力するようになっている。この信号を元にインク残量が操作パネル10に表示される。
プリンタヘッド42のクリーニング時には、図3に示すように、廃液は廃液管40a、40b、40c、40dを介して、バンク給紙装置5内に配置された廃液タンク40に集められる。
廃液タンク40には、図示しない廃液インク満杯検知センサが配置されていて、インク満杯を上記制御手段へ信号により出力する。この信号を元に廃液満杯が操作パネル10に表示される。
インクボトル41及び廃液タンク40はバンク給紙装置5内に設けているが、インクジェット印刷装置2内に設けてもよい。
図2に示すように、図示しないインクジェット印刷部の下方にはインクジェット搬送部6が配置されている。インクジェット搬送部6は、駆動ローラ43a、従動ローラ43b、用紙搬送部材としての無端ベルト45、吸引ファン46等を有しており、給紙装置3の分離ローラ10bから搬送された記録媒体としての用紙104を、両面搬送路入り口位置49aまで吸着搬送する。
給紙装置3から給紙された用紙104は図示しないインクジェット給紙部の搬送ローラ対7で搬送され、レジストローラ対44で一旦停止された後、所定のタイミングで搬送されて最初のプリンタヘッド42dに到達する。用紙104は押さえローラ8で押さえられた状態で無端ベルト45上に乗る。
レジストローラ対44の用紙搬送方向上流側及び下流側には、オプションの給紙装置3や両面反転排紙部9からインクジェット印刷部へと給送される用紙104の搬送をガイドするための図示しない給紙ガイド板がそれぞれ配設されている。図示しない各給紙ガイド板は、インクジェット印刷装置2の図示しない側板間にそれぞれ固定されている。
両面反転排紙部9の構成及び機能を図4乃至図6に基づいて説明する。
インクジェット搬送部6の下流側近傍には搬送ローラ対26aが配置されており、それ以降は用紙104を搬送ローラ対26b、26cで搬送し、排紙ローラ対29で後処理装置80に送り込む搬送路25と、両面搬送路49aとに分かれている。
これらの搬送路の分岐部位には切替爪30が配置されており、切替爪30の動作により選択的に搬送路を切り替えるようになっている。
両面印刷の場合には、図4に示すように、用紙104は両面搬送路49aへ案内されて複数の搬送ローラ対27で搬送された後、図5に示すように反転搬送路49bを搬送され、搬送ローラ対28でレジストローラ対44へ向けて垂直搬送路49dを搬送される。
片面印刷でフェイスダウンで排紙(頁順)する場合には、図6に示すように、用紙104は両面搬送路49aに案内された後、切替爪48の切り替えにより反転排紙搬送路49cへ導かれ、排紙ローラ対29により排出される。符号32は切替爪を示している。
なお、切替爪30、32、48は図2では省略している。
インクジェット印刷装置2の上部には画像読取部50が配設されている。画像読取部50は、原稿を載置するコンタクトガラス52、コンタクトガラス52に対して接離自在に設けられた圧板51、原稿画像を走査して読み取る図示しない反射ミラー及び図示しない蛍光灯、走査された原稿画像を集束するレンズ53、集束された画像を処理するCCD等の画像センサ54、原稿のサイズを検知する複数の原稿サイズ検知センサ55、読み取られた画像データを記憶する図示しない画像メモリ等を有しており、原稿画像の読取動作は図示しない読取駆動手段の作動によって行われる。
インクジェット印刷装置2の画像読取部50の右部には操作パネル10が配設されている。操作パネル10は、図13に示すように、印刷スタートキー105、試し刷りキー106、クリアキー108、ストップキー109、テンキー110、LCDからなる表示部111、プログラムキー112、図示しないエンターキー、モードクリアキー、4方向キー、用紙サイズ設定キー等を有している。
印刷スタートキー105はインクジェット印刷装置2に印刷動作を行わせる際に押下され、インクジェット印刷装置2が印刷待機状態となり各種印刷条件が設定された後に印刷スタートキー105が押下されることにより印刷動作が行われる。
試し刷りキー106はインクジェット印刷装置2に試し刷りを行わせる際に押下され、各種条件が設定された後に試し刷りキー106が押下されることにより1枚だけ印刷が行われる。クリアキー108、ストップキー109はインクジェット印刷装置2の動作を停止させる際あるいは置数のクリア時に押下され、テンキー110は数値入力に用いられる。
エンターキーは各種設定時に数値等を設定する際に、プログラムキー112はよく行う操作を登録したりそれを呼び出したりする際にそれぞれ押下され、モードクリアキーは各種のモードをクリアして初期状態に戻す際に押下される。4方向キーは上キー、下キー、左キー、右キーを有しており、画像編集時に画像位置を調整する場合あるいは各種設定時に数値や項目等を選択する場合等に押下される。
用紙サイズ設定キーは用紙サイズを任意で入力する際に押下され、用紙サイズ設定キーで入力された用紙サイズは用紙サイズ検知センサ61によって検知された用紙サイズに優先される。
LCDからなる表示装置111は階層表示構造となっており、その下方に設けられた選択設定キーを押下することにより、変倍や位置調整等の様々なモードへの変更及び各モードでの設定が可能に構成されている。また表示装置111には、図示したように「プリントできます」のようなインクジェット印刷装置2の状態が表示される他、給紙あるいは排紙ジャム等のアラーム、印刷用紙、インク等のサプライの供給指示等も表示される。
図8は、インクジェット印刷装置2の制御ブロック図を示している。同図において制御手段129は、内部にCPU130、ROM131、RAM132を有する周知のマイクロコンピュータであり、図示しない装置本体の内部に設けられている。CPU130は、操作パネル10からの各種信号及びインクジェット印刷装置本体に設けられた各種センサからの検知信号及びROM131から呼び出された動作プログラムに基づいて、インクジェット印刷部20、インクジェット搬送部6、インクジェット給紙部、両面反転排紙部9、画像読取部50に設けられた各駆動手段の搬送部材駆動モータ作動等を制御し、インクジェット印刷装置全体の動作を制御する。
ROM131にはインクジェット印刷装置全体の動作プログラムが記憶されており、この動作プログラムはCPU130によって適宜呼び出される。RAM132は、CPU130の計算結果を一時的に記憶する機能、操作パネル10上の各種キー及び各種センサから設定及び入力されたデータ信号及びオン・オフ信号を随時記憶する機能等を有している。
上述の構成に基づき、インクジェット印刷装置2の動作を説明する。
インクジェット印刷装置2は、図示しないPC(パーソナルコンピュータ)より受信した画像データに基づいてインクジェット印刷を行うプリンタ動作と、原稿からの画像データに基づいてインクジェット印刷を行う複写動作の機能を有している。
ここでは原稿からの画像データに基づいてインクジェット印刷を行う複写動作について説明をする。
操作パネル10で印刷設定を行ってから、印刷スタートキー105が押下されることにより印刷動作が行われる。
印刷動作は、給紙台60上に印刷に使用される用紙104を積載し、圧板51を開放してコンタクトガラス52上に印刷すべき原稿を載置した後、再び圧板51を閉じる。その後、操作パネル10上の各種キーによって印刷条件を設定した後、印刷スタートキー105を押下する。
先ず、印刷スタートキー105が押下されると、用紙サイズ検知センサ61から用紙サイズ検知信号が、また原稿サイズ検知センサ55から原稿サイズ検知信号がそれぞれ制御手段129に送られ、信号を受けた制御手段129は各信号を比較する。
このとき、用紙サイズと原稿サイズとが同じ場合は直ちに画像読取動作が行われ、用紙サイズと原稿サイズとが異なる場合には、制御手段129はその旨を操作パネル10の表示部111に表示してオペレータに注意を促す。
用紙サイズと原稿サイズとが異なる場合に、制御手段129からの指令で自動的に拡大または縮小の変倍を行い、原稿サイズと画像サイズとを整合させるように構成してもよい。印刷スタートキー105が押下されると、画像読取部50では原稿画像の読取動作が行われる。原稿画像の読み取りは、図示しない蛍光灯又はキセノンランプによって露光された反射光を図示しない各反射ミラーによって反射することにより行われ、読み取られた原稿画像はレンズ53で集束された後に画像センサ54に入射されて光電変換される。光電変換された電気信号は図示しないA/D変換器に入力された後、図示しない画像メモリ内に画像データ信号として格納される。
図2に示すように、オプションの給紙装置3は、上面に多数の用紙104を積載可能な給紙台60はインクジェット印刷装置2に上下動自在に支持されており、昇降手段を含む図示しない給紙駆動手段によって上下動される。
A3サイズの用紙104を縦置き可能な給紙台60の上面には、図示しないレール部材によって用紙搬送方向と直交する用紙幅方向に移動自在に支持された一対のサイドフェンス62が設けられている。また、給紙台60の自由端部側には、積載された用紙104のサイズを検知する複数の用紙サイズ検知センサ61が設けられている。
給紙台60の上方には、表面に高摩擦抵抗部材を有する給紙ローラ10aが配設されている。給紙ローラ10aはインクジェット印刷装置に揺動自在に支持された図示しないブラケットに回転自在に支持されており、給紙台60が図示しない昇降手段によって上昇されたときに所定の圧接力で給紙台60上の最上位の用紙104に圧接する。給紙ローラ10aは図示しない給紙駆動手段によって回転駆動される。給紙ローラ10aの左方には、表面にそれぞれ高摩擦抵抗部材を有する分離ローラ10bと分離パッド11とが配設されている。分離ローラ10bは図示しないタイミングベルトを介して給紙ローラ10aに駆動連結されており、給紙ローラ10aの回転駆動時にこれと同期して同方向に回転駆動される。分離パッド11は図示しない付勢手段の付勢力によって分離ローラ10bに圧接されている。
分離ローラ10b及び分離パッド11の左方にはレジストローラ対44が配設されている。駆動ローラ44bと従動ローラ44aとからなるレジストローラ対44は、図示しない駆動手段からの回転駆動力をギヤやカム等の図示しない駆動力伝達手段によって伝達されることで所定のタイミングで回転し、用紙104をインクジェット印刷部に向けて所定のタイミングで給送する。
インクジェット搬送部6は、上述のように、用紙104を両面搬送路49a入り口位置まで吸着搬送する。この搬送時に画像メモリ内に画像データ信号として格納したデータをライン型インクジェット印刷用の4色データに分解し、各プリンタヘッド42に色分解したデータを色ごとに送信する。
各プリンタヘッド42の図示しないヘッドエンジンによって、プリンタヘッド42から用紙104に向けてインク液滴が吐出することによって印刷される。印刷された用紙104は、インクジェット搬送部6から両面反転排紙部9へ搬送される。
印刷設定が両面印刷、反転排紙でない場合は両面反転排紙部9で切り替えられずに排紙される。排紙された用紙104は、所定のタイミングで後処理装置80に進入する。
後処理装置80は、印刷後の用紙を仕分けたり、穴あけなどを行う装置で、ソーターやステープラー、ソーターステープラー、フィニッシャーなどと呼ばれている装置である。高速印刷のできるインクジェット印刷装置2に、専用の高速対応の後処理装置ではない後処理装置80を接続して後処理をしようとすると、インクジェット印刷装置2の印刷速度と後処理装置80の処理速度(搬送速度)が合わないため、インクジェット印刷装置2の印刷速度を後処理装置80の処理速度に合わせなければならない。
しかしながら、インクジェット印刷装置2の印刷速度を後処理装置80の処理速度に合わせるべく可変とするのは、一定速度1種類の制御に比べて複数速度の印刷条件設定を用意することとなり、技術的にも経済的にも無駄が多い。
本実施形態では、この問題を解消すべく、印刷速度を変えることなく後処理装置80の接続に対応できるようにした。以下のその原理を説明する。
本実施形態におけるインクジェット印刷装置2の印刷速度は900mm/秒で、連続印刷時は180枚/分の印刷速度である。後処理装置80の搬送速度は、最大で650mm/秒で、印刷速度にすると135枚/分の速度に対応する。
両装置を接続して使用すると、インクジェット印刷装置2から印刷済み用紙が900mm/秒の搬送速度で650mm/秒の搬送速度の後処理装置80へ送られることになる。このままでは両装置間で印刷済みの用紙が搬送されずにジャムとなってしまう。
この搬送トラブルを解消すべく、制御手段129はインクジェット印刷装置2で印刷された用紙104を一時停止させて後処理装置80へ所定のタイミングで送る制御を行う。
図1に示すように、搬送ローラ対26a、26b、26c及び排紙ローラ対29は、インクジェット搬送部6とは独立して駆動可能な排紙搬送部82を構成している(図2等では省略)。排紙搬送部82は、インクジェット搬送部6と同様に900mm/秒の搬送速度を有している。
これらのローラ対は全て下側のローラが駆動ローラで、上側のローラが従動ローラとなっている。搬送ローラ対26bと26cの間には、用紙104の先端を検知する用紙検知手段としての用紙センサ85が設けられている。
排紙搬送部82の独立駆動は、駆動源をインクジェット搬送部6とは別個としてもよく、インクジェット搬送部6と同一駆動源としてクラッチ制御で分離駆動してもよい。
制御手段129は、用紙センサ85により用紙104の先端が検知されると所定の時間後に排紙搬送部82の駆動を停止し、用紙104を一時停止させる。ここで、「所定の時間」とは、用紙104の先端が例えば排紙ローラ対29の位置で停止するタイミングが得られる時間である。
用紙センサ85の配置位置はこれに限定されるものではなく、また用紙104の後端検知を基準としてもよい。さらに、用紙センサ85を設けずに給紙装置3やバンク給紙装置5からの給紙タイミングを基準にして時間計測を行い、排紙搬送部82の停止を行うようにすることもできる。
制御手段129は後処理装置80における搬送タイミング情報に基づいて、これに合うように排紙搬送部82の駆動を開始して一時停止していた用紙104の搬送を開始する。
また、上記のように、後処理装置80の搬送速度は印刷速度にすると135枚/分の速度に対応しているため、制御手段129はインクジェット印刷装置2の印刷速度をこれに合わせるべく、紙間距離の調整、すなわち給紙間隔を広げる調整を行う。
これにより、インクジェット印刷装置2と後処理装置80との間に搬送速度差があっても搬送ジャムを来たすことなく印刷済みの用紙104を後処理装置80へスムーズに送ることができる。
用紙104が一時停止している時に、用紙104の後端部(搬送方向の上流側端部)が搬送ローラ対26aの位置を越えて上流側に存在すると、すなわち、インクジェット搬送部6の領域に存在すると、用紙後端部が無端ベルト45に接触して傷が付いたり、プリンタヘッド42に接触して汚れたりする懸念がある。
本実施形態ではこのような問題を解消すべく、排紙搬送部82の搬送方向の長さLを、最大サイズの用紙の後端部が搬送ローラ対26aから上流側へ飛び出さない大きさに設定している。
また、本実施形態では、排紙搬送部82と両面反転排紙部9とに選択的に案内するための分岐部が、排紙搬送部82の用紙搬送方向上流側に設けられているので、上記一時停止制御、両面印刷、反転排紙を任意に行うことができる。
後処理装置80を接続しない場合には、無論、用紙104を一時停止させない制御に切り替えられる。
図9に基づいて第2の実施形態を説明する。
なお、上記実施形態と同一部分は同一符号で示し、特に必要がない限り既にした構成上及び機能上の説明は省略して要部のみ説明する(以下の他の実施形態において同じ)。
本実施形態では、後処理装置80を接続せずに排紙台70に排紙する構成を有し、排紙搬送部82は複数段階の搬送速度を持ち切り替え可能となっている。
上記のように、インクジェット印刷部の印刷速度(インクジェット搬送部6の搬送速度)は900mm/秒であるが、排紙搬送部82の搬送速度は、最大で1000mm/秒に段階的に切り替え可能となっている。
排紙台70を装着した場合には、排紙台70の図示しないエンドフェンスに用紙の先端を突き当てることによって積載状態を整然とできる。排紙した用紙の先端が確実にエンドフェンスに突き当たるようにするためには、排紙速度を速くすることが必要になる。
本実施形態ではこの観点から、後処理装置80を接続せずに排紙台70に排紙するときは、排紙搬送部82の搬送速度はインクジェット搬送部6よりも速い1000mm/秒に設定される。
図10に基づいて第3の実施形態を説明する。
本実施形態では、搬送ローラ対による搬送における印刷面へのローラ跡の問題や、ローラ面が印刷で汚れる等の問題を解消することを目的としている。
図1の構成に比べて異なる点は、排紙搬送部86がローラ対搬送方式ではなく、吸着搬送方式を採用していることである。
排紙搬送部86は、切替爪30と切替爪32との間に位置する第1の排紙搬送部86Aと、第2の排紙搬送部86Bとからなる。なお、切替爪30と切替爪32も排紙搬送部88の搬送路の一部として寄与している。
第1の排紙搬送部86Aは、駆動ローラ87a、従動ローラ87b、無端ベルト88、吸引ファン89等から構成されている。第2の排紙搬送部86Bは、駆動ローラ90a、従動ローラ90b、無端ベルト91、吸引ファン92等から構成されている。
後処理装置80を接続した場合、インクジェット印刷部で印刷された用紙104はその先端部が無端ベルト91の搬送方向先端部に位置した状態で一時停止され、後処理装置80の搬送タイミングに合わせて後処理装置80へ送られる。
第1の排紙搬送部86Aと第2の排紙搬送部86Bは同一駆動源により、又は同期して駆動され、停止タイミング等は上記実施形態と同様である。
本実施形態によれば、インクジェット印刷装置2と後処理装置80との間に搬送速度差があっても搬送ジャムを来たすことなく印刷済みの用紙104を後処理装置80へスムーズに送ることができる。
また、ローラ対の搬送ではなく、印刷面を触らない吸着搬送方式であるため、搬送時のインク汚れを防止することができる。ローラ対での搬送では例えば搬送ジャムの解除時にローラ対を汚す場合があるがその懸念がない。印刷面にローラ跡が付くのも防止できる。
後処理装置80を接続しない場合には、無論、用紙104を一時停止させない制御に切り替えられる。
本発明の第1の実施形態に係るインクジェット印刷装置の概要正面図である。 インクジェット印刷装置を含むインクジェット印刷システムの概要正面図である。 インクジェット印刷部から廃液タンクまでのインクの回収経路を示す図である。 インクジェット印刷装置における両面印刷時の搬送状態を示す図である。 インクジェット印刷装置における両面印刷時の搬送状態を示す図である。 反転排出時の搬送状態を示す図である。 操作パネルの概要平面図である。 制御ブロック図である。 第2の実施形態に係るインクジェット印刷装置の概要正面図である。 第2の実施形態に係るインクジェット印刷装置の概要正面図である。
符号の説明
2 インクジェット印刷装置
6 インクジェット搬送部
9 両面反転排紙部
80 後処理装置
82、86 排紙搬送部
104 記録媒体としての用紙

Claims (6)

  1. 記録媒体をインクジェット搬送部で搬送しながらインクジェット印刷部により印刷を行うインクジェット印刷装置において、
    前記インクジェット印刷部の記録媒体搬送方向下流側に、前記インクジェット搬送部とは独立して駆動可能であり、記録媒体を任意に一時停止できる排紙搬送部を設けたことを特徴とするインクジェット印刷装置。
  2. 請求項1記載のインクジェット印刷装置において、
    前記排紙搬送部の搬送速度は複数段階に切り替え可能であり、前記複数段階の搬送速度のうち一つは前記インクジェット印刷部の印刷速度よりも速いことを特徴とするインクジェット印刷装置。
  3. 請求項1又は2記載のインクジェット印刷装置において、
    前記排紙搬送部は、記録媒体を吸着して搬送可能な構成を有していることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のインクジェット印刷装置において、
    前記排紙搬送部は、使用可能な記録媒体の搬送方向の最大サイズ以上の長さを有していることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載のインクジェット印刷装置において、
    両面印刷を可能とする両面反転排紙部を有し、前記排紙搬送部と前記両面反転排紙部とに選択的に案内するための分岐部が、前記排紙搬送部の記録媒体搬送方向上流側に設けられていることを特徴とするインクジェット印刷装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載のインクジェット印刷装置において、
    前記排紙搬送部の記録媒体搬送方向下流側に、前記インクジェット印刷部の印刷速度よりも遅い搬送速度を有する後処理装置を接続した場合、前記排紙搬送部を一時停止させた後前記後処理装置の搬送速度に合うタイミングで搬送を再開するように制御するとともに、前記インクジェット印刷部への記録媒体の供給間隔を大きくすることを特徴とするインクジェット印刷装置。
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