JP2009273740A - 搭乗型遊戯装置及び該装置に用いられるカート - Google Patents

搭乗型遊戯装置及び該装置に用いられるカート Download PDF

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Abstract

【課題】 利用者(子供など)が搭乗したカート(ショッピングカートなど)を乗載させ、当該カートに搭乗した利用者に、所定の遊戯動作(揺動など)を体感させることが可能な搭乗型遊戯装置を提供する。
【解決手段】 子供が搭乗する乗物玩具部103を有するカート100を乗載させる乗物遊具4と、乗物遊具4に乗載されたカート100を当該乗物遊具4に固定するカート固定機構5と、カート固定機構5により固定されたカート100が乗載された乗物遊具4を揺動する揺動機構3とを備える。なお、上記乗物玩具部103には、子供を固定するシートベルト及び係止具から成る固定具103cが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、搭乗した利用者(子供など)に所定の遊戯動作(揺動など)を体感させる定置式或いは移動式の搭乗型遊戯装置に関し、特に、利用者が搭乗したカート(ショッピングカートなど)を乗載させ、当該カートに搭乗した利用者に、所定の遊戯動作を体感させることが可能な搭乗型遊戯装置に関する。
従来、遊園地やショッピングセンターなどの遊戯施設に設置される遊戯装置として、搭乗した子供などの利用者に揺動などの所定の遊戯動作を体感させる定置式の搭乗型遊戯装置(例えば、特許文献1参照)が知られている。
具体的には、上記搭乗型遊戯装置では、自動車などを模った外観形状を有し、子供が着席する子供用座席を有する乗物玩具を備えており、所定の遊戯料金(例えば、100円コインなど)が投入された場合などに所定時間に渡って上記乗物玩具を揺動させるなどの所定の遊戯動作を実行するようになっている。
また、最近のショッピングセンターなどでは、子供(幼児も含む)を搭乗させる乗物玩具部を備えたショッピングカート(例えば、特許文献2参照)を導入する店舗が増加しつつある。
具体的には、上記ショッピングカートは、自動車や列車などの乗物の操縦席を模った外観形状を有し、子供を着席させる子供用座席や、子供を固定するシートベルト及び係止具から成る固定具や、擬似操縦用のハンドルや、各種操作ボタンなどを有する乗物玩具部を備えており、乗物玩具部に子供を搭乗させて当該子供にハンドルや各種操作ボタンの操作遊戯を行わせておくことで保護者(親など)の子供に対する保護負荷を軽減させるようになっている。
ところで、上記ショッピングカートに搭乗した子供に上記搭乗型遊戯装置での遊戯を体感させる場合には、保護者は、ショッピングカートのシートベルトを外し、子供を乗物玩具部から外に出し、搭乗型遊戯装置の子供用座席に着席させて当該搭乗型遊戯装置のシートベルトを着けるなどの遊戯開始前作業を行うとともに、遊戯が終了した場合には、上述の遊戯開始前作業の反対の作業を行う必要があったため、保護者にとっては煩わしい作業を要し、使い勝手が悪いなどの問題点があった。
また、保護者が同乗できるタイプの搭乗型遊戯装置において、上記ショッピングカートの乗物玩具部から外に出した子供とともに保護者が当該搭乗型遊戯装置に搭乗する場合には、保護者はショッピングカートの状態を気にする必要があり、これによっても使い勝手が悪いなどの問題点があった。
なお、ベビーカートなど、上記ショッピングカート以外のカートに搭乗した子供に上記搭乗型遊戯装置での遊戯を体感させる場合においても、同様の上記問題点が発生するものである。
また、この種の搭乗型遊戯装置では、所定の遊戯料金(100円コイン)の投入を待ち受ける待機状態において座席上で土足で遊ぶ子供が多いことや、屋外に設置されるケースが多いことなどから、座席部分が損傷し易いなどの問題点があるとともに、上記損傷を放置しておくと利用客が減ってしまうことから修理を頻繁に行うことでメインテナンス費用が嵩むなどの問題点があった。
特開平7−98782号公報 特許第3492334号公報
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、下記のいずれか一以上の目的を達成するものである。
即ち、本発明の目的は、利用者(子供など)が搭乗したカート(ショッピングカートなど)を乗載させ、当該カートに搭乗した利用者に、所定の遊戯動作(揺動など)をカートから下載(下車)することなく体感させることが可能な搭乗型遊戯装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、カートに搭乗した利用者(子供など)に遊戯を行わせる場合の保護者(親など)の負担を軽減することが可能な搭乗型遊戯装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、利用者(子供や保護者など)が着席する座席や利用者を座席に固定する固定具などを省略することが可能な搭乗型遊戯装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、保護者(親など)が同乗しなくてもカートに搭乗した利用者(子供など)に安全に所定の遊戯動作を体感させることが可能な搭乗型遊戯装置を提供することにある。
本発明は、上記問題を解決したものであり、
利用者が搭乗する搭乗部を有するカートを乗載させる乗載部材と、
前記乗載部材に乗載された前記カートを当該乗載部材に固定する固定機構と、
前記固定機構により固定された前記カートが乗載された前記乗載部材を駆動する駆動機構とを備えることを特徴とする搭乗型遊戯装置(請求項1)である。
本発明の利用者は、カートの搭乗部に搭乗する幼児を含む子供などのことであり、本発明のカートは、ショッピングカート、ベビーカート、チャイルドカート、ベビーバギー、乳母車等であり、本発明の搭乗部は、上記カートに形成された子供を搭乗させる部分のことであり、例えば、座部及び背もたれ部から成る子供用の座席などである。
本発明の乗載部材は、上記カートを乗載させるための種々様々な材質及び形状から成る部材のことであり、例えば、利用者(子供や保護者など)が着席する座席や利用者を座席に固定する固定具などを省略したシンプルな形状の乗載部材などである。
本発明の固定機構は、上記乗載部材に乗載されたカートの乗載部材上での移動、又は、乗載部材からの落下を防止するための種々様々な固定機構のことであり、電磁式或いは電動式によって自動的に乗載部材に乗載されたカートを当該乗載部材に固定する自動固定機構や、保護者などの手動によって乗載部材にカートを固定させる手動固定機構などである。
本発明の駆動機構は、上記乗載部材を駆動することで、乗載部材を揺動、前進、後進、昇降等させるための種々様々な駆動機構のことであり、例えば、後述の揺動機構や牽引機構などである。
本発明によれば、利用者(子供など)が搭乗したカートを乗載させ、当該カートに搭乗した利用者が乗載部材上での揺動等を楽しむことが可能な搭乗型遊戯装置を提供することができる。これにより、カートに搭乗した利用者(子供など)に遊戯を行わせる場合の保護者の負担を軽減することができ、その結果、従来より搭乗型遊戯装置の稼働率の向上を図ることが可能となる。また、利用者(子供や保護者など)が着席する座席や利用者を座席に固定する固定具などを省略することができ、その結果、安価に搭乗型遊戯装置を製造できるとともに、メインテナンス費用を低減させることが可能となる。
また、本発明によれば、保護者が同乗しなくてもカートに搭乗した利用者に安全に揺動等の動作を体感させることが可能な搭乗型遊戯装置を提供することができる。即ち、保護者は、カートと子供の両方を同位置にて監視することができるので、カートに搭乗した子供に遊戯を行わせたい保護者にとって使い勝手の良い搭乗型遊戯装置を提供することができる。
更に、本発明によれば、カートに子供を搭乗させる場合、保護者はそのカートに付与されているシートベルトなどの固定具を使用する確率が高いことや、カートの搭乗部が子供を収容する形状になっていることなどから、従来のように、子供だけが搭乗できる搭乗型遊戯装置において、シートベルトの着用を怠り危険が発生する虞があったなどの問題点を解消することができる。
本発明では、前記カートには、利用者を前記搭乗部に固定する固定具が設けられていること(請求項2)が好ましい。
本発明によれば、カートに備わるシートベルト及び係止具から成る固定具などにより利用者をカートの搭乗部に固定することができるので、乗載部材に乗載されたカートに搭乗した利用者の安全を確保することが可能である。また、搭乗型遊戯装置側の利用者を固定する固定具を省略することが可能である。
本発明では、前記乗載部材には、前記カートの車輪を収容して固定する車輪固定溝が形成されていること(請求項3)が好ましい。
本発明によれば、カートが車輪の作用によって乗載部材の乗載面上で移動するのを防ぐことができる。
本発明では、前記駆動機構は、所定の基台上に定置されており、前記乗載部材は、前記駆動機構によって前記基台の上方で駆動されるものとすること(請求項4)が好ましい。
本発明の駆動機構は、公知の揺動機構や昇降機構などであり、例えば、揺動機構なら、上記乗載部材を支持及び上下方向に駆動するための1又は複数の駆動軸と、その駆動軸を駆動させる駆動装置(回動モータ)などから構成されるものである。
本発明によれば、搭乗した利用者に、定位置にて自動車、飛行機、船、動物等の移動体が移動を行う際の揺動感を体感させることが可能な定置式の搭乗型遊戯装置を提供できる。
本発明では、前記駆動機構は、所定の駆動装置により移動可能とされており、前記乗載部材は、前記駆動機構によって移動するものとすること(請求項5)が好ましい。
本発明の駆動機構は、公知の牽引機構などであり、例えば、カートを乗載して移動できる乗載部材を所定の軌道部材上で牽引することができる車両装置などで構成されるものである。
本発明によれば、搭乗した利用者に、自動車、飛行機、船、動物等の移動体が前進及び/又は後進を行う際の前進感及び/又は後進感を体感させることが可能な移動式の搭乗型遊戯装置を提供できる。
本発明では、所定の遊戯演出を行う演出装置と、前記演出装置が行う前記遊戯演出に対応した所定の遊戯動作を前記乗載部材に行わせるべく前記駆動機構の駆動を制御する遊戯処理手段とを更に備えること(請求項6)が好ましい。
本発明の演出装置とは、視覚、聴覚、嗅覚、触覚等を刺激する種々様々な演出装置のことであり、例えば、演出画像を表示する表示装置や、点滅或いは点灯などの演出照明を行う照明装置や、演出音を出力する音響装置や、演出芳香(香り・匂い)を発生する芳香発生装置や、振動を発生する振動装置、またスモークを発生させる、シャボン玉を飛ばす、風を送るなどの各種の特殊演出装置などが挙げられる。
本発明によれば、カートに搭乗した利用者に、演出装置の遊戯演出に応じた遊戯動作を体感させることができる。例えば、搭乗型遊戯装置が自動車を模った乗物玩具であり、駆動装置が揺動装置であり、演出装置が表示装置である場合には、表示装置に表示させた道路画像の進路の変更(例えば、右カーブなどの)に対応した揺動(例えば、右下方に傾く動作)を行わせるべく揺動装置の揺動を制御することにより、搭乗した利用者によりリアリティ感や臨場感を体感させることが可能になる。
また、本発明は、
利用者が搭乗する搭乗部を有するカートを乗載させる乗載部材と、
前記乗載部材に乗載された前記カートを当該乗載部材に固定する固定機構と、
前記固定機構により固定された前記カートが乗載された前記乗載部材を駆動する駆動機構とを備える搭乗型遊戯装置に乗載されるカートであって、
前記固定機構と係合する係合部が形成されていることを特徴とするカート(請求項7)である。
本発明によれば、搭乗型遊戯装置の乗載部材に乗載され、固定機構により固定されるカートを提供することが可能になる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、本発明は、利用者(幼児を含む子供など)が搭乗したカート(ショッピングカート、ベビーカート、チャイルドカート、ベビーバギー、乳母車等)を乗載させ、当該カートに搭乗した利用者に、所定の遊戯動作(揺動、前進及び/又は後進、昇降等)を体感させることが可能な定置式或いは移動式の搭乗型遊戯装置であるが、以下の実施形態では、ショッピングセンターなどに常備されるショッピングカートを乗載可能な定置式の搭乗型遊戯装置を例にして説明する。
図1は、本発明の1実施形態に係る定置式の搭乗型遊戯装置1の外観構成を示す斜視説明図であり、図1の(a)及び(b)は、それぞれ前方右斜め上方、後方斜め上方から見た場合の搭乗型遊戯装置1の外観構成を示している。また、図2は、搭乗型遊戯装置1の側面視説明図であり、この場合には、ショッピングカート(以下、単に「カート」という)100が乗載された状態を示している。
図示されるように、この搭乗型遊戯装置1は、後述のメイン制御装置10や電源装置30などが収容される基台2と、基台2の上方に配置される揺動機構3と、揺動機構3により支持及び揺動される乗物遊具(乗載部材)4と、乗物遊具4に乗載されたカート100を当該乗物遊具4に固定するカート固定機構5と、通信ケーブルなどを介して上記メイン制御装置10と電気的に接続される操作装置6と、カート100を乗物遊具4に案内するためのカート案内台7とを主体に構成されている。
揺動機構3は、公知構成の揺動機構であり、例えば、乗物遊具4を支持及び上下方向に駆動するための1又は複数の駆動軸と、その駆動軸を駆動させる回動モータなどを含む駆動装置から構成される(図5参照)。
本実施形態の乗物遊具4は、自動車の形状を有し、基台2から所定距離上方に離間した状態で、揺動機構3の駆動により上下運動(ピッチング)や回転運動(ローリング)などの運動を行う揺動部材である。
乗物遊具4は、自動車のフロア部分のボディ及び後輪を模ったフロアボディ4Aと、自動車のフロント部分のボディ及び前輪を模ったフロントボディ4Bとを主体に構成されている。
フロアボディ4Aは、カート100を乗載させるカート乗載面4aを有し、子供が着席する座席や子供を座席に固定する固定具などを省略したシンプルな形状となっている。なお、このフロアボディ4Aでは、偽車輪が形成されているが、より単純化する目的で偽車輪を省略しても良い。
カート乗載面4aには、カート100の下方の前方及び後方にそれぞれ二つずつ取り付けられた計四つのキャスター(登録商標)(以下、単に「車輪」という)101をそれぞれ個別に収容して固定する前方及び後方にそれぞれ二つずつ形成された計四つの車輪固定溝41と、前方二つの車輪固定溝41に前方二つの車輪101をそれぞれ個別に案内するための二つの車輪案内溝42とが形成されている。
各車輪固定溝41は、一つの車輪101を収容できる程度の空間が形成された収容スペース41aと、収容スペース41aに対し車輪101を転動させながら出入りさせるための出入通路41bとが形成されており、収容スペース41aに収容された車輪101の前方、左方及び右方への移動を抑制するようにされている。
また、本実施形態では、上記二つの車輪案内溝42にそれぞれ連設される態様で二つの車輪案内溝71がカート案内台7に形成されている。なお、上記以外にも、後方二つの車輪固定溝41に後方二つの車輪101をそれぞれ個別に案内するための二つの車輪案内溝42及び車輪案内溝71を追加的に設けることもできる。
また、本実施形態では、各車輪固定溝41にそれぞれ車輪101が収容されているか否かを検知するための位置検知センサ43が各収容スペース41aに設けられている。例えば、位置検知センサ43は、電圧が加えられた場合に赤外線などの光を発する発光素子と、光を受けた場合に電流などの検知信号を出力する受光素子などで構成され、後述の入力基板14に検知信号を出力するものである。
本実施形態のカート固定機構5は、乗物遊具4に乗載されたカート100が当該乗物遊具4の揺動中に、カート乗載面4a上で移動したり、外部に落下するのを防止するためにカート100を乗物遊具4に固定するものである。
このカート固定機構5は、例えば、台座フレーム102aに形成された後述の係合部106と係合する係合部材51と、係合部材51を回動モータによって駆動される駆動軸52aにより上下方向に駆動する機構であって、係合部材51の上記駆動軸52aの軸周りの回転を禁止しつつ、係合部材51の上下方向の移動のみを可能とする駆動機構52とを備えている。
なお、本実施形態では、台座フレーム102aの前方部分及び左側方部分の係合部106とそれぞれ係合する二つのカート固定機構5を備えている。
フロントボディ4Bは、上記カート乗載面4aの前方端で上方に垂設され、カート100に搭乗した子供と向かい合うように配置されるインタフェース面4b{図1(b)参照}を有しており、このインタフェース面4bには、各種演出画像を表示する表示装置44の表示画面44aと、各種演出音声を出力するスピーカ45のスピーカ口45aと、後述の表示装置63で表示する遊戯中の子供の監視画像を撮影するカメラ装置46の撮影口46aなどが配置されている。
図3は、本実施形態に係るカート100の外観構成を示す斜視説明図であり、この場合には、前方右斜め上方から見た場合のカート100の外観構成を示している。
図示されるように、このカート100は、4つの車輪101と、台座フレーム102a、支持フレーム102b及びハンドルレバー102cから成る本体フレーム102と、乗物玩具部103などを主体に構成される。なお、上記本体フレーム102には、ショッピングセンターなどに常備される買い物カゴBを支持するカゴ支持部材104と、子供の安全を守るサイドバー105なども連結されている。
なお、乗物玩具部103は、現実の自動車や列車などの乗物の操縦席を模った形状を有しており、子供が出入りする扉部103aや、子供が着席する子供用座席103bや、子供用座席103bに子供を固定するシートベルト及び係止具から成る固定具103cや、擬似操縦用のハンドル103d及び各種操作ボタン(不図示)などを備えているとともに、子供に人気のあるアニメや戦隊ヒーローなどのキャラクタ人形103eなどが取り付けられている。
また、本実施形態の台座フレーム102aには、上記カート固定機構5と係合するための係合部106が形成されている。この係合部106は、上記カート固定機構5の係合部材51を嵌合するため他の嵌合しない部分より若干径が小さくされたフレーム部分である。
即ち、このカート100は、このカート100が設置されるショッピングセンターなどに買い物に来た客(以下、保護者という)に使用されるものであり、保護者により乗物玩具部103に子供が搭乗させられるとともに、カゴ支持部材104に買い物カゴBが支持され、保護者によりハンドルレバー102cが把持されて手押しされることにより移動することができるカートである。
図4は、本実施形態に係る操作装置6の正面右斜め上方から見た場合の外観構成を示す斜視説明図であり、この場合には、前方右斜め上方から見た場合の操作装置6の外観構成を示している。
図示されるように、本実施形態の操作装置6は、基台2上に設置されており、保護者による各種操作を受け付けるための保護者用のインタフェース装置である。そして、操作装置6の正面には、所定の遊戯料金(100円コイン)を投入するためのコイン投入口61aと、硬貨を返却させるための返却ボタン62aと、種々の画像を表示するタッチパネル式の表示装置63の表示操作画面63aと、専用のゲームカードのカード情報を読み取るカードリーダ64のカード読取口64aと、専用のゲームカードを払い出すカードベンダ65のカード払出口65aと、印刷装置66で印刷された写真(遊戯中の子供の監視画像を印刷した写真)を排出する写真排出口66aと、コインを返却するコイン返却口67aなどが配置されている。
例えば、本実施形態では、所定の遊戯料金(100円コイン)の投入を待ち受ける待機状態において、「コイン投入→カートの車輪を車輪固定溝に正しく収容→カート自動固定→カード排出→カードスキャン→遊戯開始」などの遊戯開始手順を説明する操作説明画像を表示操作画面63aに表示させるとともに、遊戯実行状態において、カメラ装置46の撮影に従って遊戯中の子供の監視画像を表示する子供画像表示部63bと、遊戯(特に、揺動)を一時停止させる休憩ボタン63cと、遊戯を強制的に終了させる終了ボタン63dと、写真を印刷する場合に用いられる印刷ボタン63eなどを表示操作画面63aに表示させる。
図5は、搭乗型遊戯装置1のハードウェア構成を示す説明図であり、特に、基台2及び乗物遊具4及び操作装置6の筐体に内蔵されるハードウェア構成を示している。
図示されるように、この搭乗型遊戯装置1は、基台2の筐体に内蔵されるメイン制御装置10及び電源装置30と、基台2と乗物遊具4との間に配置される揺動機構3と、乗物遊具4の筐体に内蔵される表示装置44、スピーカ45及びカメラ装置46と、乗物遊具4の筐体内及び筐体外にそれぞれ部分的に内蔵及び取り付けられるカート固定機構5及び位置検知センサ43と、操作装置6の筐体に内蔵されるサブ制御装置20、コイン処理装置61、表示装置63、カードリーダ64、カードベンダ65等とを備えている。
ここで、メイン制御装置10は、メイン制御基板11、揺動制御基板12、駆動制御基板13、入力基板14、画像処理基板15、音声処理基板16、撮影制御基板17、記憶装置18、インタフェース基板19等を備えている。
メイン制御基板11は、CPU、RAM、ROM等を備え、システムバスや通信ケーブル等を介して他の構成要素と制御信号やデータ信号等の受け渡しを行って搭乗型遊戯装置1の動作を統括的に制御する。具体的には、CPUがROMに格納されたシステムプログラムや、記憶装置18に格納された遊戯プログラムPをRAM上に展開し、その遊戯プログラムPに基づいて各基板などにそれぞれ所定の制御信号を送信する。
揺動制御基板12は、CPU、RAM、ROM、駆動回路等を備え、ROMに格納された揺動制御プログラムをRAM上に展開し、メイン制御基板11からの制御信号に基づいて駆動装置の回動モータの回転制御を行う。
駆動制御基板13は、CPU、RAM、ROM、駆動回路等を備え、ROMに格納された駆動制御プログラムをRAM上に展開し、メイン制御基板11からの制御信号に基づいてカート固定機構5の回動モータの回動制御を行う。
入力基板14は、位置検知センサ43からの検知信号を入力してメイン制御基板11に受け渡すためのインタフェース基板である。
画像処理基板15は、画像デコーダ、GPU、ディスプレイコントローラ等を備え、メイン制御基板11からの制御信号に基づいて表示画面44aに表示する遊戯演出用の画像の描画処理を実行し、表示装置44に画像を表示させる。なお、遊戯演出用の画像としては、例えば、乗物遊具4が走行すると想定された仮想道路及びその背景などを含む画像とすることができる。また、表示画面44aは、液晶ディスプレイやCRTなどの任意の表示装置により構成することが可能である。
音声処理基板16は、メイン制御基板11からの制御信号に基づいて合成される遊戯演出用の音声をスピーカ45において出力させる。なお、遊戯演出用の音声としては、例えば、BGMや、上記遊戯演出用の画像の表示の切り替えに合わせて変化する自動車の走行音や、特定のキャラクタの音声などとすることができる。
撮影制御基板17は、メイン制御基板11からの制御信号に基づいてカメラ装置46の撮影のON/OFFを制御する。なお、本実施形態のカメラ装置46は、例えば、ディジタル式のビデオカメラなどで構成される。
記憶装置18は、この搭乗型遊戯装置1における所定の遊戯を実行するための上記遊戯プログラムPや表示装置44に表示する遊戯演出画像の画像データなどを格納する記憶媒体であり、ハードディスク、フラッシュメモリなどで構成することができる。
インタフェース基板19は、メイン制御基板11とサブ制御基板21との間で制御信号やデータ信号などの受け渡しを行うインタフェース基板である。
また、サブ制御装置20は、サブ制御基板21、画像処理基板22、入出力基板23、印刷制御基板24、記憶装置25、インタフェース基板26等を備えている。
サブ制御基板21は、CPU、ROM、RAM等を備え、システムバスや通信ケーブル等を介して他の構成要素と制御信号やデータ信号等の受け渡しを行って操作装置6の動作を統括的に制御する。
画像処理基板22は、画像デコーダ、GPU、ディスプレイコントローラ等を備え、サブ制御基板21からの制御信号に基づいて表示操作画面63aに表示する画像の描画処理を実行し、表示装置63に画像を表示させる。
入出力基板23は、コイン処理装置61、タッチパネル63f、カードリーダ64等から受信した信号を所定の形式に変換してサブ制御基板21に送信処理を行うとともに、サブ制御基板21からの制御信号をカードベンダ65に受け渡す。なお、カードベンダ65は、予め複数のゲームカードをストックしており、上記制御信号に従って、上記複数のゲームカードの中からランダムにより選択したゲームカードを排出するものである。
なお、表示装置63は、表示操作画面63aと、当該表示操作画面63aを覆うタッチパネル63fを有しており、例えば、表示操作画面63aは、液晶ディスプレイやCRTなどの任意の表示装置により構成することが可能であり、タッチパネル63fには、抵抗膜方式や静電容量方式など任意のタイプのものを使用することが可能である。
印刷制御基板24は、サブ制御基板21からの制御信号に基づいてカメラ装置46で撮影され、記憶装置25などに記憶されている画像データに基づいて遊戯中の子供を撮影した画像を印刷装置66に印刷させる制御を実行する。
記憶装置25は、操作装置6の表示操作画面63aに表示させる画面データ(例えば、図4に示す画面を表示させるデータ)や、カメラ装置46の撮影により取得した画像データなどを格納するための記憶媒体であり、ハードディスク、フラッシュメモリなどで構成することができる。
インタフェース基板26は、メイン制御基板11とサブ制御基板21との間で制御信号やデータ信号などの受け渡しを行うインタフェース基板である。
図6は、メイン制御基板11のCPUが記憶装置18に格納された遊戯プログラムPをRAM上において展開、実行することにより実現される機能構成を示す説明図である。
図示されるように、遊戯処理部80は、後述のフローチャートにおける処理を実行するためのコイン投入受付部81、カート位置検知部82、カート固定部83、カード排出部84、カード読取部85、演出画像表示部86a及び演出音声出力部86b及び揺動部86c及び計時部86dを有する遊戯実行部86、子供撮影部87、子供画像表示部88、操作受付部89、印刷処理部90等を備えている。
図7は、搭乗型遊戯装置1において実行される所定の遊戯処理の流れを示すフローチャートである。
搭乗型遊戯装置1は、ステップS1において、電源が投入されると、各種遊戯変数の初期化などのセットアップ処理がなされ、それ以降、ステップS2において、所定の遊戯料金(100円コイン)の投入を待ち受けるコイン投入待受処理が実行される。
上記ステップS2において、コイン投入受付部81が、コイン処理装置61からの所定遊戯料金(100円コイン)の投入を検知した検知信号を受信すると、続いて、ステップS3において、カート位置検査が行われる。本実施形態では、カート位置検知部82が動作して、各車輪固定溝41に設置された位置検知センサ43からの検知信号に基づいて、保護者によりカート乗載面4aに乗載されたカート100の4つの車輪101がそれぞれ対応した車輪固定溝41に収容されているか否かの判定が行われる。
そして、各位置検知センサ43からの検知信号に基づいて4つの車輪101の全てがそれぞれ対応した車輪固定溝41に収容されていると判定された場合には、ステップS4において、カート固定部83が動作して、所定のカート固定信号をカート固定機構5に送信する。これにより、カート固定機構5が動作し、カート乗載面4aに乗載されたカート100の台座フレーム102aの係合部106を係合部材51で把持して固定する。なお、各位置検知センサ43からの検知信号に基づいて4つの車輪101の全てがそれぞれ対応した車輪固定溝41に収容されていないと判定された場合には、表示装置63及び/又はスピーカ45から「全ての車輪が車輪溝に収容されるようにカートを載置して下さい」などのメッセージが出力される。
上記ステップS4のカート固定処理によりカート100の固定が正常に完了した場合に、続いて、ステップS5において、カード排出部84が動作して所定のカード排出信号をカードベンダ65に送信する。これにより、カードベンダ65が動作し、予めストックされている複数のゲームカードの中からランダムに選択した1枚のゲームカードをカード払出口65aから排出する。なお、この時、表示装置63及び/又はスピーカ45から「カードを取って下さい」などのメッセージが出力される。
続いて、表示装置63及び/又はスピーカ45から「カードをスキャンして下さい」などのメッセージが出力されるとともに、カードリーダ64がスタンバイとなり、ステップS6において、カード読取部85によるゲームカードのスキャンが待ち受けられる。
そして、カード払出口65aから排出されたゲームカード又は保護者の手持ちのゲームカードのスキャンが行われると、カード読取部85がカードリーダ64で読み取ったカードデータを遊戯実行部86に送信する。このステップにおいてカードスキャンが所定時間行われなかった場合、所定のカードデータが読み込まれた扱いとして次のステップに進む。また、その場合のカードは例えば既存のカードのうち何れかのカードデータが選択されるようにしてもよい。
続いて、ステップS7において、遊戯実行部86が動作して、乗物遊具4を所定時間揺動させる所定の遊戯処理が実行される。即ち、このステップS7の処理では、カード読取部85から受信したカードデータに基づいて選択されるシナリオなどに対応した遊戯演出画像の表示、音声の出力及びそれら演出に対応した乗物遊具4の揺動動作を行うための所定の遊戯処理が実行される。
より具体的には、遊戯実行部86では、演出画像表示部86aが動作して所定の表示信号(予めカードデータ毎に対応付けられた背景やフレームなどを指定する信号)を画像処理基板15に送信することにより、画像処理基板15が動作し、表示装置44に所定の演出画像を表示するとともに、演出音声出力部86bが動作して所定の出力信号(予めカードデータ毎に対応付けられたBGMなどを指定する信号)を音声処理基板16に送信することにより、音声処理基板16が動作し、スピーカ45から所定の演出音声を出力する。また、揺動部86cが動作して所定の揺動信号(予めカードデータ毎に対応付けられた揺動パターンを指定する信号)を揺動制御基板12に送信することにより、揺動制御基板12が動作し、揺動機構3の駆動装置の駆動を制御して駆動軸を駆動することで乗物遊具4が揺動される。例えば、入力されたカードデータが「パトカー」の場合であれば、演出画像表示として画像表示部にパトカーと警察官の画像を表示し、演出音声として音声処理基板からパトカーのサイレン音を出力したりすることができる。また例えば入力されたカードデータが「機関車」の場合であれば、画像・音声演出に加えてスモークを出すような特殊演出をしたり、ガタンゴトンという機関車・列車に特有の震動を揺動制御基板を通じて駆動軸の揺動を他のカードデータよりも強調するようなこともできる。
なお、上記ステップS7の処理においては、子供撮影部87が動作して、所定の撮影開始信号を撮影制御基板17に送信することにより、撮影制御基板17が動作し、カメラ装置46に撮影を行わせるとともに、子供画像表示部88が動作して、上記カメラ装置46の撮影により取得され記憶装置25などに格納された画像データに基づいて、表示装置63に遊戯中の子供の監視画像を表示させる。即ち、本実施形態の搭乗型遊戯装置1では、保護者が遊戯中の子供の状態を監視できるようになっている。
そして、所定時間が経過すると、演出画像表示部86a、演出音声出力部86b及び揺動部86cが所定の終了信号を画像処理基板15、音声処理基板16及び揺動制御基板12にそれぞれ送信することにより、ここでの遊戯処理を終了させる。
続いて、ステップS8において、所定時間が経過した(即ち、遊戯終了である)と判定された場合に、上記ステップS7の所定の遊戯処理を終了し、続いて、ステップS9において、カート固定部83が動作して、所定のカート固定解除信号をカート固定機構5に送信する。これにより、カート固定機構5が動作し、係合部材51による係合部106の把持が解除され、カート100の固定が解除される。続いて、次の遊戯を実行するため、処理をステップS2に復帰させる。
また、上記ステップS7の処理においては、上述の乗物遊具4の揺動処理と並行して、保護者による所定の入力操作(遊戯一時停止の操作や遊戯強制終了の操作など)を待ち受け、受け付けた入力操作に対応した所定の処理(遊戯一時停止処理や遊戯強制終了処理など)を実行するようになっている。
図8は、上記ステップS7の処理において、揺動処理と並行して実行される保護者入力操作の待受け処理の流れを示すフローチャートである。
図示されるように、上記ステップS7の揺動処理と並行して、ステップS20において、操作受付部89が動作して、上述の所定時間中に保護者による遊戯一時停止の操作や遊戯強制終了の操作などの所定の入力操作の待ち受けを実行する。
ステップS20において、操作受付部89が、休憩ボタン63c(図4参照)をタッチするような遊戯一時停止の操作を受け付けると、ステップS21において、遊戯一時停止処理が実行される。具体的には、このステップS21の処理では、操作受付部89が、所定の停止信号を遊戯実行部86に送信する。これにより、遊戯実行部86の揺動部86cが揺動制御基板12に所定の停止信号を送信し、揺動制御基板12の制御により駆動軸の駆動が一時停止される。なお、この時には、演出画像表示部86a及び演出音声出力部86bも動作して、画像処理基板15、音声処理基板16にそれぞれ所定の停止信号を送信することにより、画像処理基板15、音声処理基板16の制御により表示装置44の表示と、スピーカ45からの音声出力とが一時停止される。
その後、ステップS22及びステップS23において、操作受付部89が、上記遊戯一時停止の操作を再度受け付けるか、或いは、最初の遊戯一時停止の操作を受け付けてから所定時間(例えば、10秒など)が経過したかを監視し、この監視の結果、遊戯一時停止の操作を再度受け付けた場合或いは所定時間(10秒)が経過した場合に、ステップS24において、遊戯再開処理が実行される。具体的には、このステップS24の処理では、操作受付部89が、所定の再開信号を遊戯実行部86に送信することにより、遊戯実行部86の揺動部86cが揺動制御基板12に所定の再開信号を送信し、揺動制御基板12の制御により駆動軸の駆動が再開される。なお、この時には、演出画像表示部86a及び演出音声出力部86bが動作して、画像処理基板15及び音声処理基板16にそれぞれ所定の再開信号を送信することにより、画像処理基板15及び音声処理基板16の制御により表示装置44の表示及びスピーカ45からの音声出力が再開される。
その後、上記ステップS25において、遊戯実行部86の計時部86dにおける所定時間の計時が完了していない(即ち、遊戯終了でない)と判定された場合には、処理を上記ステップS20に復帰させる。なお、上記計時部86dにおける所定時間の計時が完了した(即ち、遊戯終了である)と判定された場合には、ここでの保護者による入力操作の待ち受け処理が終了される、即ち、ステップS7の遊戯処理が終了される。
ステップS20において、操作受付部89が、終了ボタン63d(図4参照)をタッチするような遊戯強制終了の操作を受け付けると、ステップS26において、ステップS7における遊戯処理を強制的に終了させる処理が実行される。即ち、ステップS26においては、操作受付部89が、所定の終了信号を遊戯実行部86に送信することにより、遊戯実行部86が実行中の処理を全てキャンセルし、遊戯を終了させる。より具体的には、演出画像表示部86aが動作して、所定の終了信号を画像処理基板15に送信することにより、画像処理基板15が表示装置44における遊戯演出画像の表示を中止するとともに、演出音声出力部86bが動作して、所定の終了信号を音声処理基板16に送信することにより、音声処理基板16がスピーカ45からの遊戯演出音声の出力を中止する。また、揺動部86cが動作して、所定の終了信号を揺動制御基板12に送信することにより、揺動制御基板12の制御により揺動機構3の揺動が中止される。
上述のように、保護者による遊戯一時停止の操作や遊戯強制終了の操作を受け付けることにより、子供画像表示部63bに表示される画像によって、子供が怖がって泣いていたり、子供の異常を発見した場合などに、保護者の操作に応じて遊戯を一時停止又は強制終了させることができる。
また、本実施形態では、上述の一連の遊戯処理が終了したタイミングなどにおいて、所定時間に渡って保護者による写真印刷の操作の受付が可能となっており、保護者が印刷ボタン63e(図4参照)をタッチするなどの操作を行うことにより、印刷処理部90が動作して、記憶装置25に格納されている画像データに基づき表示装置63に表示操作画面63aにおいて印刷候補となる複数の画像を含む画面を表示させる。続いて、保護者によるタッチ操作により特定される画像に対応した画像データを印刷装置66に出力することにより、印刷装置66が動作して保護者の所望する画像が印刷された写真が排出される。なお、写真印刷の操作の受付のタイミングは、上述の遊戯終了後以外にも、遊戯中などにすることもできる。
上述のように、保護者の写真印刷の操作を受け付けることにより、保護者が所望する画像(子供が遊戯を楽しんでいる画像)が印刷された写真を当該保護者に提供することができる。
即ち、上記実施形態の搭乗型遊戯装置1によれば、子供が搭乗したカート100を乗物遊具4に乗載させ、当該カート100に搭乗した子供に、揺動などの所定の遊戯動作を体感させることができるので、カート100に搭乗した子供に遊戯を行わせる場合の保護者の負担を軽減することができ、その結果、従来に比べて搭乗型遊戯装置の稼働率を向上させることが可能となる。また、乗物遊具4から子供が着席する座席や子供を座席に固定する固定具などを省略することができ、その結果、安価に製造できるとともに、メインテナンス費用を低減させることが可能となる。
以上、例示的な実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態により限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内において種々の変更、改変を行うことが可能である。
例えば、上記実施形態では、定置式の搭乗型遊戯装置について説明したが、これ以外にも、移動式の搭乗型遊戯装置に適用しても良いものとする。具体的には、図9及び図10に示されるように、機関車などの形状の車両装置(駆動機構)300に、カート100を乗載して移動できる車輪付きの乗載部材400を所定のレール(軌道)部材800上で牽引させる移動式の搭乗型遊戯装置に適用しても良い。
なお、この形態においても、上記実施形態で示した操作装置6(例えば、図4参照)と同様の操作装置600を設置し、操作装置600が、上記乗載部材400に設置されたカメラ装置46により撮影された遊戯中の子供の監視画像の画像データを無線などにより受信して子供画像表示部63bに表示させる。このような構成により、定置式の搭乗型遊戯装置のように、保護者の傍に常に子供がいる形態とは異なり、保護者から離れた位置に子供が移動してしまう移動式の搭乗型遊戯装置においても、常に子供の様子を確認できることにより、保護者の不安を解消することができる。特に、模型トンネル900を通過するなどの保護者の視界から全く見えなくなるような場合においても、子供の様子を確認できることで保護者の不安を解消することができる。
また、上記移動式の搭乗型遊戯装置においては、一つの乗載部材400のみを備える形態について示したが、これ以外にも、例えば、複数の乗載部材400を連結して、複数の利用者が1度に利用できる形態にしても良い。
更に、上記移動式の搭乗型遊戯装置のように、所定のレール部材上を移動する形態以外にも、所定のレール部材などは設置せずに、平坦な設置面などの上で予め定められた走行(直進、ジグザグ、回転等)を行う形態の移動式の搭乗型遊戯装置に適用しても良い。
また、上記実施形態では、保護者が同乗できない形態について説明したが、これ以外にも、例えば、保護者が同乗できる形態としても良い。具体的には、カート100の乗載位置の後方、或いは、左右いずれかの方向などに保護者用の搭乗位置を設けるとともに、保護者用のシートベルトなどの固定具などを設ける。これにより、保護者が同乗しないと落ち着かない子供などの場合には、保護者が同乗することができるので、安心して遊戯を楽しませることができるし、親子揃って楽しむこともできる。即ち、この構成によると、上記実施形態よりも製造コストはかかるものの、カート100ごと子供を乗載させることができるので、カート100と子供の両方を同位置にて監視することができ、これにより、カート100に搭乗した子供に遊戯を行わせたい保護者にとって使い勝手の良い搭乗型遊戯装置を提供することが可能である。
また、上記実施形態では、搭乗型遊戯装置1の乗物遊具4側に、カート100を固定するカート固定機構5が設置される形態について説明したが、これ以外にも、例えば、カート100側にカート固定機構5を設置するとともに、そのカート固定機構5と係合する係合部を乗物遊具4側に設置し、所定の遊戯料金(100円コイン)が投入された場合に、位置検知センサ43が動作して、カート100が所定の乗載位置に乗載されているかどうかを検査して、上記乗載位置に乗載されている場合に、上記カート固定機構5を動作させる信号を無線手段を介して発信し、これを受信した上記カート固定機構5が動作することにより、当該カート100を乗物遊具4に固定する形態としても良い。
また、上記実施形態では、ショッピングセンターに常備されるカート100として、全てのカート100で共通のキャラクタ(キャラクタ人形やキャラクタ絵柄で特定されるキャラクタ)が割り当てられた形態について説明したが、これ以外にも、全てのカート100に共通のキャラクタが割り当てられるのではなく、複数種類のキャラクタのいずれかが個別に割り当てられる形態において、カート側に取り付けられた記憶媒体に記憶されたキャラクタ種別のID情報を読み取るなどによりカートの種類を自動的に判別する判別手段を搭乗型遊戯装置1に新たに設け、上記判別手段により特定されたカート種類に応じて遊戯演出(遊戯演出画像や遊戯演出音声など)をキャラクタ別に変更するような形態とするともできる。
また、上記実施形態では、好ましい例として、乗物遊具4のカート乗載面4aに車輪固定溝41及び車輪案内溝42を形成し、表示装置44、カメラ装置46、操作装置6及びカート案内台7を備える形態について説明したが、これ以外にも、例えば、搭乗型遊戯装置の簡略化を図る目的で、上記いずれかの構成要素或いは全ての構成要素を省略するともできる。
その他、上記した実施形態における装置構成や機能構成、具体的な処理の内容、ゲーム画面の態様等は単なる例として記載したものであり、本発明はこれらにより限定されない。
本発明の1実施形態に係る搭乗型遊戯装置の外観構成を示す斜視説明図。 搭乗型遊戯装置の外観構成を示す側面視説明図。 カートの外観構成を示す斜視説明図。 操作装置の外観構成を示す斜視説明図。 搭乗型遊戯装置のハードウェア構成を示す説明図。 本発明に係る遊戯プログラムをRAM上において展開、実行することにより実現される機能構成を示す説明図。 搭乗型遊戯装置において実行される処理の流れを示すフローチャート。 搭乗型遊戯装置において実行される処理の流れを示すフローチャート。 他の実施形態に係る搭乗型遊戯装置の外観構成を示す斜視説明図。 他の実施形態に係る搭乗型遊戯装置の外観構成を示す側面視説明図。
符号の説明
1・・・搭乗型遊戯装置、2・・・基台、3・・・揺動機構、4・・・乗物遊具、4A・・・フロアボディ、4B・・・フロントボディ、5・・・カート固定機構、6・・・操作装置、7・・・カート案内台、100・・・カート、4a・・・カート乗載面、41・・・車輪溝、42・・・車輪案内溝、43・・・位置検知センサ、4b・・・インタフェース面、44a・・・表示画面、45a・・・スピーカ口、46a・・・撮影口、61a・・・コイン投入口、62a・・・返却ボタン、63a・・・表示操作画面、64a・・・カード読取口、65a・・・カード払出口、66a・・・写真排出口、67a・・・コイン返却口、10・・・メイン制御装置、20・・・サブ制御装置、30・・・電源装置、44・・・表示装置、45・・・スピーカ、46・・・カメラ装置、64・・・カードリーダ、65・・・カードベンダ、61・・・コイン処理装置、63・・・表示装置、63f・・・タッチパネル

Claims (7)

  1. 利用者が搭乗する搭乗部を有するカートを乗載させる乗載部材と、
    前記乗載部材に乗載された前記カートを当該乗載部材に固定する固定機構と、
    前記固定機構により固定された前記カートが乗載された前記乗載部材を駆動する駆動機構とを備えることを特徴とする搭乗型遊戯装置。
  2. 前記カートには、利用者を前記搭乗部に固定する固定具が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の搭乗型遊戯装置。
  3. 前記乗載部材には、前記カートの車輪を収容して固定する車輪固定溝が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の搭乗型遊戯装置。
  4. 前記駆動機構は、所定の基台上に定置されており、
    前記乗載部材は、前記駆動機構によって前記基台の上方で駆動されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の搭乗型遊戯装置。
  5. 前記駆動機構は、所定の駆動装置により移動可能とされており、
    前記乗載部材は、前記駆動機構によって移動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の搭乗型遊戯装置。
  6. 所定の遊戯演出を行う演出装置と、
    前記演出装置が行う前記遊戯演出に対応した所定の遊戯動作を前記乗載部材に行わせるべく前記駆動機構の駆動を制御する遊戯処理手段とを更に備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の搭乗型遊戯装置。
  7. 利用者が搭乗する搭乗部を有するカートを乗載させる乗載部材と、
    前記乗載部材に乗載された前記カートを当該乗載部材に固定する固定機構と、
    前記固定機構により固定された前記カートが乗載された前記乗載部材を駆動する駆動機構とを備える搭乗型遊戯装置に乗載されるカートであって、
    前記固定機構と係合する係合部が形成されていることを特徴とするカート。
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