JP2009269383A - カード補強用プラスチック粘着板 - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、キャッシュカード等のプラスチック製、紙製またはそれらの複合体カードの、厚みの薄いカードの保管や使用時の利便性を向上させたカード補強用プラスチック粘着板を提供する。
【解決手段】カードと同じ大きさのプラスチック板の片面に粘着剤を塗布し、その塗布面に、はみ出し部分と切れ目を形成した剥離のできるフイルムを貼り合わせたことを特徴とするカード補強用プラスチック粘着板。
【選択図】図１

Description

本発明は、キャッシュカード等のプラスチック製、紙製またはそれらの複合体カードの、厚みの薄いカードの保管や使用時の利便性を向上させるための、カード補強用プラスチック粘着板に関するものである。

従来、キャッシュカード等は、その保管や携行時、使用時の利便性を考慮して適切な厚みをもたせて作製されている。しかし磁気記録のないカードや郵送で届けられるカード等では厚みの薄いカードも盛んに使用されている。

そのために、次のような問題点があった。
（イ）薄いカードを保護用の透明なプラスチックケースに入れると、当然カードの大きさより寸法が大きくなり、他のカード類と同じ財布に同じように収納できなくなる。
（ロ）郵送で届けられ、カードが台紙に粘着されているカードでは、台紙から剥がすと薄いカードは常に湾曲しており、はなはだ始末が悪い。
（ハ）薄くて湾曲したカード式の国民健康保険被保険者証などは、扱い難く高齢者や弱者にやさしい社会とは言えない。
本発明は以上の問題点を解決しようとするものである。

カードと同じ大きさのプラスチック板の片面に粘着剤を塗布し、その塗布面の粘着剤保護のため、剥離ができるフイルムを貼り合わせる。そのフイルムには剥離するとき、つまみ持つためのはみ出し部分を設け、そのはみ出し部にかかって使用時にフイルムを２分割して剥離するためのフイルムを分断する切れ目を設ける。このように形成した剥離ができるフイルムを粘着剤を塗布したプラスチック板に貼り合わせたことを特徴とするカード補強用プラスチック粘着板である。

厚みの薄いカードに本発明のプラスチック粘着板を貼り合わせることにより、他のカード類と同じ様な厚みと剛性を付与することができ、大きさが変わらないので他のカード類と同じ財布に同じように収納でき、保管や使用時の利便性が向上する。
また、湾曲がなく平らで適切な厚みのカードは高齢者や弱者にも親切なカードとなる。

以下、本発明の実施の形態について説明する。
（イ）カードと同じ大きさの適切な厚みと剛性のあるプラスチック板（１）の全面に粘着剤（２）を塗布し、その塗布面に未使用時に粘着剤を保護する剥離ができるフイルム（３）を貼り合わせる。
（ロ）保護用の剥離ができるフイルム（３）には、フイルムのはみ出し部分（４）とその部分にフイルムを分断する切れ目（５）を設けておく。
本発明は以上のような構造で、これを使用するときは、プラスチック粘着板本体から保護用の剥離ができるフイルム（３）の、はみ出し部分（４）をつまみ持って、フイルムを分断する切れ目（５）部分にそってフイルムの小片側を剥離して、粘着剤塗布面の隅部分を露出する。そこに厚みの薄いカード（６）の端部を貼り合わせ、その後に剥離ができるフイルム（３）の残部を、はみ出し部分（４）をつまみ持って剥離し、厚みの薄いカード（６）の残部を貼り合わせて、１枚のカードにする。
なお、プラスチック板と塗布する粘着剤に透明なものを用いることによりカードに印刷された情報の解読を損ねることはない。

本発明の斜視図 本発明の使用例の斜視図

符号の説明

１ プラスチック板
２ 粘着剤
３ フイルム
４ はみ出し部分
５ フイルムの切れ目
６ カード

Claims (1)

1. カードと同じ大きさのプラスチック板の片面に粘着剤を塗布し、その塗布面に、はみ出し部分と切れ目を形成した剥離ができるフイルムを貼り合わせたことを特徴とするカード補強用プラスチック粘着板。

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