JP2009262225A - ワイパ - Google Patents

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Tetsuya Imagawa
哲也 今川
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Abstract

【課題】パイプの曲げを繰り返し行っても、ワイパの摺動面に皺が発生することを抑えるとともに長寿命の、パイプベンダ用ワイパを提供する。
【解決手段】ワイパ1の摺動面2の少なくとも先端部3に、スリット5を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、パイプベンダに用いるワイパに関する。
金属製のパイプを曲げる装置として、例えば、特許文献1に開示されるように、パイプを曲げ型と締め型で挟持して、曲げ型を回転させるとともに締め型を曲げ型の周りに公転させる、所謂ロータリードロー式のパイプベンダが一般的である。
上記パイプベンダを用いてパイプを曲げる場合、パイプの曲げ内側が圧縮され皺が発生し易い。そこで、特許文献1のように、曲げ型とパイプの隙間を埋めるべく楔状のワイパ(押え型)を配置し、曲げ加工中のパイプを内側から支えて皺発生を防ぐことが広く行なわれている。特に特許文献1においては、曲げ加工の繰り返しでワイパ先端が磨耗しパイプとワイパ間に隙間が生じたら、磨耗分だけワイパを曲げ型側に突き出せるような補償構造が提案されている。
ワイパ101は、図11に示すように、パイプPの表面と摺動する弧状断面の摺動面102が摺動方向Xへ一様に形成され、パイプPと曲げ型(図示せず)に挟まれ最も圧力を受ける端部103が必然的に最薄部分となる。したがって、端部103が圧縮されると、端部103の材料が余肉となって摺動方向X及び周方向へ移動(塑性流動)しようとするが、両方向とも移動先が拘束されているので行き場を失い、余肉は、摺動方向Xに沿って凸凹な皺105となる。皺105が発生すると、更にパイプとワイパ間の密着が悪化し、パイプ内側の皺を促進する問題がある。皺105が発生したら、特許文献1のような補償構造によっても問題は解消できない。
特開2003−136147号公報
本発明は上記問題に鑑み、パイプの曲げを繰り返し行っても、ワイパの摺動面に皺が発生することを抑えるとともにワイパの寿命を向上させることができるパイプベンダ用ワイパを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明によれば、ロータリードロー式のパイプベンダの、曲げるべきパイプと曲げ型の間に配されるワイパの、パイプとの摺動面の少なくとも先端部にスリットを設けた。
2番目の発明では、1番目の発明において、スリットが先端部の中央に開口している。
本発明によれば、ワイパの摺動面に皺が発生し曲げパイプ内面が変形することを抑えられるとともに、ワイパの寿命を向上させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を図1乃至図10に基づいて説明する。
図1乃至図5は本発明の第1の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパを示し、図1はワイパ1の斜視図、図2はワイパ1の正面図、図3は図2におけるA−A線断面図、図4はワイパ1の右側面図である。図5はワイパ1の端部が摩耗した状態を示す斜視図である。なお、各図における摺動方向Xは、ワイパがパイプに対して相対的に摺動する方向を示す。
ワイパ1には、曲げ加工されるパイプPの半径Rと略同じ半径Rからなる弧状断面の摺動面2がワイパ1の軸7に沿って一様に形成されている。ここで、軸7とは、パイプPの非曲げ部分の中心軸と平行な仮想軸で、摺動面2上の中央にある。摺動面2の中央には、先端部3に開口の起点を有するとともに端部摺動面4の表裏方向に貫通する細長状のスリット5と、スリット5に連続する有底の溝6とが、軸7に沿って形成されている。スリット5及び溝6は、例えば図3のように、アルミ青銅等の材質からなるワイパ1に対し、軸7に沿い全長に亘って一定の深さで摺動面2の中央に切削加工を施すことにより、1パスで連続的に形成することができる。
また、ワイパ1の後面8には、図4に示すように、図示しないワイパホルダが螺子穴9を介しボルトで螺合されており、先端部3が摩耗してワイパ1の全長が短くなった場合、短くなった分だけワイパホルダとともにワイパ1を反摺動方向Xに移動し、先端部3が所定位置に設置されるように調整(補償)する。あるいは、ワイパホルダを移動させずに、本出願人が特開2004−9125号公報で提案したように、後面8とワイパホルダ間にスペーサを介在させて調整しても構わない。
ワイパ1を所定位置に配置しパイプPの曲げ加工を行うと、端部摺動面4が圧縮され、その部分はスリット5を埋めるべく図5の(B)に示すように弾性変形するので、摺動方向Xの塑性流動を防止できる。そして、圧縮が解除されるとスリット5は元の形状に戻る。すなわち、スリット5の弾性変形によって歪(圧縮荷重)が吸収されるので、塑性流動による変形(皺)を防止できる。したがって、パイプPとワイパ1の密着度が維持され、パイプP内側の皺発生を防止できる。また、端部摺動面4における皺発生が抑制されることにより、先端部3が周方向に亘って均一に摺動方向Xへ摩耗していく(3b)ので、ワイパ1の寿命が向上する。
スリット5は、先端部3の中央部3aに開口しているのが望ましい。中央部3aは、パイプ曲げ加工において特に大きな圧縮負荷がかかる部位であり、この部位にスリットを開口させることにより、端部摺動面4における歪みを積極的に吸収することができる。
本実施形態によれば、ワイパの摺動面に皺が発生し曲げパイプ内面が変形することを抑えられるとともに、ワイパの寿命を向上させることができる。
図6は本発明の第2の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパの正面図を示す。尚、第1の実施形態と同一態様部分には同一符号を付してその説明は省略する。
スリット15は、ワイパ11の中央部3aから摺動面2の軸7方向の途中位置まで軸7に沿って形成されている。スリット15は、少なくともパイプの摺動方向Xにおける端部4(少なくとも先端3から約30mmの範囲)に形成されていれば上記の効果を得ることができるため、先端3が摩耗した状態も考慮してスリット15の長さを適宜設定すればよい。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果が得られるとともに、第1の実施形態に対して加工コストを低減することができる。なお、第1の実施形態における溝6にも、上述の歪み吸収機能をスリットほどではないが期待できる。しかしながら、その部位における歪みを無視できるような場合、適宜省略して構わない。
図7は本発明の第3の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパの正面図を示す。尚、第1の実施形態と同一態様部分には同一符号を付してその説明は省略する。
スリット25は、ワイパ21に複数本形成されており、ワイパ21の中央部3aに1本形成されるとともに軸7を挟んで対称に2本形成されている。
本実施形態によれば、スリットを複数本設けたことにより、より多くの歪みを吸収できる。このように、圧縮荷重と歪みに応じて、適宜スリット本数や長さをチューニングすればよい。また、各スリットの長さ、幅(太さ)、周方向配置などは、必ずしも均等である必要はなく任意である。
図8は本発明の第4の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパの正面図を示す。尚、第1の実施形態と同一態様部分には同一符号を付してその説明は省略する。
スリット35は、ワイパ31にV字状に形成されており、軸7に対し対称、かつ、軸7方向に間隔をあけて複数個形成されている。
本実施形態によれば、第3の実施形態と同様、チューニングの自由度を向上できる。
図9は本発明の第5の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパの正面図を示す。尚、第1の実施形態と同一態様部分には同一符号を付してその説明は省略する。
スリット45は、ワイパ41に軸7に沿って波状に形成されている。
本実施形態によれば、第3の実施形態と同様、チューニングの自由度を向上できる。
図10は本発明の第6の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパの正面図を示す。尚、第1の実施形態と同一態様部分には同一符号を付してその説明は省略する。
スリット55は、ワイパ51の摺動面2の途中位置から中央部3aに至るにつれ軸7に沿って漸次広がるテーパ状に形成されている。あるいは、図示しないが、スリット55を本実施形態に対し逆向きのテーパ状に形成しても構わない。
本実施形態によれば、第3の実施形態と同様、チューニングの自由度を向上できる。
以上、本発明の実施形態を説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の変更があっても本発明に包含される。スリットの形状や本数は、曲げ加工されるパイプの材質、直径、肉厚や、パイプを曲げる曲率に応じて適宜設定すればよい。
本発明の第1の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパの斜視図 図1におけるパイプベンダ用ワイパの正面図 図2におけるA−A線断面図 図1におけるパイプベンダ用ワイパの右側面図 本発明の第1の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパの端部が摩耗した状態を示す斜視図 本発明の第2の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパの正面図 本発明の第3の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパの正面図 本発明の第4の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパの正面図 本発明の第5の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパの正面図 本発明の第6の実施形態に係るパイプベンダ用ワイパの正面図 従来のパイプベンダ用ワイパにおける摩耗及び皺の状態を示す斜視図
符号の説明
1,11,21,31,41,51 ワイパ
2 摺動面
3 先端部
4 端部摺動面
5,15,25,35,45,55 スリット
6 溝
7 軸
8 後面

Claims (2)

  1. ロータリードロー式のパイプベンダの、曲げるべきパイプと曲げ型の間に配されるワイパであって、
    前記パイプとの摺動面の少なくとも先端部にスリットを設けたことを特徴とするワイパ。
  2. 前記スリットが、前記先端部の中央に開口していることを特徴とする請求項1に記載のワイパ。
JP2008134795A 2008-04-21 2008-04-21 ワイパ Withdrawn JP2009262225A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106694696A (zh) * 2016-12-13 2017-05-24 苏州和林微纳科技有限公司 一种壳声管一体式结构及其加工方法

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