JP2009259685A - レバー式コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】両ハウジングが傾かずに正対して嵌合されるようにする。
【解決手段】第1ハウジング10と第2ハウジング30は、レバー20の第1カム機能部24と第2ハウジング30の第2カムフォロア35との係合によるカム作用と、レバー20の第1カムフォロア25と第2ハウジング30の第2カム機能部36との係合によるカム作用とにより嵌合される。この2つのカム作用は、両ハウジング10,30の嵌合方向と交差する幅方向においてレバー20の回動中心を挟んだ2箇所で行われるので、両ハウジング10,30は傾くことなく正対して嵌合される。
【選択図】図3

Description

本発明は、レバー式コネクタに関するものである。
特許文献1には、第1ハウジングと、第1ハウジングの支持軸に回動可能に取り付けられたレバーと、第1ハウジングと嵌合可能であって嵌合方向と直交な幅方向における略中央位置にカムフォロアが設けられている第2ハウジングとを備えたレバー式コネクタが開示されている。このレバー式コネクタは、レバーのカム溝とカムフォロアとを係合させた状態でレバーを回動させることにより、両ハウジングを嵌合させるようになっている。
特開2006−228460公報
両ハウジングを嵌合する際には、一方の手で第2ハウジングを掴み、他方の手でレバーの操作部を掴んでレバーを回動させる。すると、レバーの操作部が、第1ハウジングに対して嵌合方向と交差する幅方向に変位しながら第2ハウジング側へ接近するような円弧状の軌道を描く。一方、操作部に付与されている操作力は、カム溝の内側面を介してカムフォロアに作用するのであるが、このときに、レバーは、カムフォロアを支点として相対的に支持軸を操作部の変位方向と概ね同じ方向へ押すことになる。そのため、第1ハウジングが第2ハウジングに対して姿勢を傾けたままで接近していき、その傾いた状態が維持されたままで、レバーが嵌合完了位置に達して、嵌合作業が終了してしまう虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、両ハウジングが傾かずに正対して嵌合されるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、第1ハウジングと、前記第1ハウジングに回動可能に取り付けられたレバーと、前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングとを備え、前記レバーを回動させることにより、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが嵌合されるようになっているレバー式コネクタにおいて、前記レバーには、第1カム機能部と第1カムフォロアが形成され、前記第2ハウジングには、前記第1カム機能部と係合可能な第2カムフォロアと、前記第1カムフォロアと係合可能な第2カム機能部とが形成され、前記第1カム機能部と前記第2カムフォロアとの係合と、前記第1カムフォロアと前記第2カム機能部との係合が、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合方向と交差する幅方向において前記レバーの回動中心を挟んで互いに反対側の2カ所で行われるところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記第1カム機能部と前記第2カムフォロアとの係合によるカム作用と前記第1カムフォロアと前記第2カム機能部との係合によるカム作用は、いずれも、前記レバーの回動開始から回動完了に至る全回動領域で発揮されるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記第1カム機能部と前記第2カムフォロアとの係合によるカム作用と前記第1カムフォロアと前記第2カム機能部との係合によるカム作用うち一方の前記カム作用は、前記レバーの回動開始から回動完了に至る全回動領域で発揮され、他方の前記カム作用は、前記レバーの回動途中から回動完了に至る一部の回動領域でのみ発揮されるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
第1ハウジングと第2ハウジングは、第1カム機能部と第2カムフォロアとの係合によるカム作用と、第1カムフォロアと第2カム機能部との係合によるカム作用とにより嵌合される。このカム機能部とカムフォロアとの係合による2つのカム作用は、両ハウジングの嵌合方向と交差する幅方向においてレバーの回動中心を挟んだ2箇所で行われるので、両ハウジングは傾くことなく正対して嵌合される。
<請求項2及び請求項3の発明>
レバーの回動終期においては、第1カム機能部と第2カムフォロアとの係合によるカム作用と第1カムフォロアと第2カム機能部との係合によるカム作用の双方が発揮されるので、両ハウジングの嵌合完了時には、確実に両ハウジングを正対させることができる。
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図8を参照して説明する。本実施形態のレバー式コネクタは、互いに嵌合・離脱が可能な第1ハウジング10と第2ハウジング30とを備えて構成されている。
第1ハウジング10は、合成樹脂製であり、全体としてブロック状をなすハウジング本体11と、ハウジング本体11の背面(図1〜4における上面)に取り付けられた電線カバー12とを備えて構成され、一般に雌ハウジングと称されるものである。第1ハウジング10の正面(図1〜4における下面)は、第2ハウジング30と対向する嵌合面となっている。ハウジング本体11の内部には、周知形態の複数の雌端子金具(図示せず)が収容されている。電線カバー12は、各雌端子金具に接続されてハウジング本体11の背面から導出された電線(図示せず)を、ハウジング本体11の背面と略平行な向きとなるように曲げて側方へ導出させるものである。
第1ハウジング10の上下両面(図1〜4に現れる面とその反対の隠された面)には、軸線を上下方向に向けた円柱状をなす一対の支持軸13が突出形成されている。支持軸13は、レバー20の回動中心となるものであり、両ハウジング10,30の嵌合方向(前後方向)と直角に交差する幅方向(図1〜4における左右方向)においては略中央位置に配置され、第2ハウジング30との嵌合方向(図1〜4における上下方向)においても略中央位置に配されている。
この第1ハウジング10には、レバー20が回動可能に取り付けられている。レバー20は、合成樹脂からなり、操作部21と、この操作部21の上下両端から互いに平行をなすように板状に延出した形態のアーム部22とを一体に形成したものである。両アーム部22には、上下方向に貫通する略円形の軸受孔23が形成されており、レバー20は、この軸受孔23を支持軸13に嵌合させることにより、支持軸13を中心として待受位置と嵌合位置との間で約60°の角度範囲で回動し得るようになっている。
レバー20が待受位置にある状態では、図1及び2に示すように、操作部21が、支持軸13の斜め後方の位置、即ち前後方向においては支持軸13から最も後方に遠ざかった位置であって、幅方向においては支持軸13に最も近い位置に配されている。レバー20が待受位置から嵌合位置に回動する過程では、操作部21が、支持軸13を中心として、幅方向において支持軸13から遠ざかるとともに前方へ変位するような円弧軌道に沿って移動する。そして、レバー20が嵌合位置にある状態では、図4に示すように、操作部21が、幅方向において支持軸13から最も遠ざかった位置であって、前後方向においては支持軸13よりも僅かに後方で最も近い位置に配される。
アーム部22には、第1カム機能部24と第1カムフォロア25とが形成されている。第1カム機能部24は、支持軸13を略中心とする弧に沿って溝状に切欠した形態であり、始端部24aから奥端部24bに向かって支持軸13からの距離が次第に接近するような弧状をなす。第1カム機能部24の弧状面のうち支持軸13から遠い側の弧状面は第1嵌合用カム面26となっており、支持軸13に近い側の弧状面は第1離脱用カム面27となっている。また、アーム部22には、第1カム機能部24の始端部24aからアーム部22の外周縁に開放された形態の直線状の導入溝28が形成されている。第1カムフォロア25は、アーム部22の外面から円形に突出した形態である。
レバー20が待受位置にある状態では、第1カム機能部24が、幅方向において支持軸13よりも操作部21側(図1及び2における右方)の側方領域内に配されているのに対し、第1カムフォロア25は、幅方向において支持軸13よりも図1及び2の左方領域内に配されている。つまり、第1カム機能部24と第1カムフォロア25は、幅方向において支持軸13を挟んで互いに反対側の領域内に配されている。導入溝28は、両ハウジング10,30の嵌合方向と平行(即ち、前後方向)に向けて前方に開口し、前後方向において支持軸13よりも前方に配された状態となっている。
第1カム機能部24の始端部24aは、前後方向において支持軸13よりも前方に位置し、第1カム機能部24の奥端部24bは、前後方向において支持軸13とほぼ同じ位置に配される。さらに、第1カムフォロア25は、前後方向において、導入溝28とほぼ同じ位置に配されている。
レバー20が待受位置から嵌合位置へ回動する過程では、図3に示すように、第1カム機能部24は、支持軸13よりも前方の領域を幅方向において操作部21の変位方向とは反対の方向へ変位しながら回動する。また、第1カムフォロア25は、支持軸13よりも前方の領域を幅方向において操作部21の変位方向とは反対の方向(つまり、第1カム機能部24とほぼ同じ方向)へ変位しながら回動する。
レバー20が嵌合位置にある状態では、第1カムフォロア25は、幅方向において支持軸13に対して図4における左方に位置するのに対し、第1カム機能部24の奥端部24bは、幅方向において支持軸13に対して図4における右方(つまり、第1カムフォロア25とは反対側)に位置する。
第2ハウジング30は、合成樹脂製であり、幅方向に長いブロック状の端子収容部31と、端子収容部31から正面側(図1〜4における上方)へ角筒状に突出するフード部32と、端子収容部31からフード部32の上面壁の外面(図1〜4に現れる壁面)及び下面壁(図1〜4では隠れている壁面)の外面に沿うように前方へ延出する上下一対の保護壁33とを一体に成形したものである。フード部32と保護壁33との間には、レバー20のアーム部22を進入させるための上下一対のスリット状をなす保護空間34が形成されている(図8を参照)。端子収容部31内には、図示しない周知形態の雄端子金具が取り付けられ、雄端子金具の前端部のタブが、端子収容部31の正面から突出してフード部32内に包囲された状態となっている。
フード部32の上面壁の上面(外面)と下面壁の下面(外面)には、夫々、軸線を上下方向(支持軸13及び第1カムフォロア25の軸線と平行な方向)に向けて円形に突出する第2カムフォロア35が形成されている。第2カムフォロア35は、幅方向において、第2ハウジング30の中心から側方にずれた位置(即ち、第1ハウジング10と嵌合した状態において操作部21と同じ側であって、レバー20が待受位置にある状態における第1カム機能部24の支持軸13に対するずれ方向と同じ側にずれた位置)に配されている。換言すると、レバー20が待受位置にある状態では、第2カムフォロア35は、導入溝28と対応する位置に配される。また、前後方向においては、第2カムフォロア35は、保護壁33の前端縁(図1〜4における上側の端縁)よりも後方(図1〜4における下方)に位置する。
また、上下両保護壁33には、夫々、その内面から外面に貫通する形態の第2カム機能部36が形成されている。第2カム機能部36は、幅方向において第2ハウジング30の中心から第2カムフォロア35とは反対側にずれた側方領域内に配されている。また、前後方向においては、第2カム機能部36は、第2カムフォロア35と同じく保護壁33の前端縁よりも後方に位置する。第2カム機能部36は、保護壁33の前端縁における幅方向中央位置を略中心とする弧に沿って溝状に切欠した形態である。
第2カム機能部36の始端部36aは、幅方向においては第2ハウジング30の中心及び第2カムフォロア35に最も近い位置であり、前後方向においては保護壁33の前端縁から最も遠く後方に離れた位置に配されている。一方、第2カム機能部36の奥端部36bは、幅方向においては第2ハウジング30の中心及び第2カムフォロア35から最も遠ざかった位置であり、前後方向においては保護壁33の前端縁に最も近い位置に配されている。第2カム機能部36の弧状面のうち保護壁33の前端縁における幅方向中央位置に近い側の弧状面は第2嵌合用カム面37となっており、保護壁33の前端縁における幅方向中央位置から遠い側の弧状面は第2離脱用カム面38となっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。両ハウジング10,30を嵌合する際には、図2に示すように、レバー20を待受位置に保持した状態で、フード部32内に第1ハウジング10を浅く嵌合させるとともに、レバー20のアーム部22を保護空間34内に進入させる。このとき、保護壁33を弾性的に拡開変形させることにより、第1カムフォロア25も保護空間34内に進入させ、第2カム機能部36の始端部36aに係合させる。また、両ハウジング10,30が浅く嵌合されるのに伴い、第2カムフォロア35が導入溝28を通過して第1カム機能部24の始端部24aに係合される。
この後、操作部21を摘んでレバー20を嵌合位置側へ回動させる。回動の過程では、図3に示すように、第1カム機能部24と第2カムフォロア35との係合による第1のカム作用が発揮されるとともに、第2カム機能部36と第1カムフォロア25との係合による第2のカム作用が発揮される。そして、この2つのカム作用により、両ハウジング10,30が引き寄せられて嵌合が進む。
第1のカム作用においては、第1嵌合用カム面26が第2カムフォロア35に対して押圧しながら摺接するのであるが、幅方向における第2カムフォロア35の位置は変動しないので、この摺接位置(係合位置)は、幅方向において支持軸13から操作部21側へずれた位置となっている。また、図3に示すように、第1嵌合用カム面26から第2カムフォロア35に付与される押圧力の押圧方向Aは、概ね支持軸13に向かう方向、即ち第1ハウジング10の斜め左後方へ向かう方向となっている。
一方、第2のカム作用においては、第1カムフォロア25が第2嵌合用カム面37に対して押圧しながら摺接するのであるが、第1カムフォロア25は、幅方向において支持軸13から遠ざかる方向へ変位するので、この摺接位置(係合位置)は、幅方向において支持軸13から操作部21とは反対方向(第2カムフォロア35とは反対方向)へ次第にずれていく。また、図3に示すように、第1カムフォロア25から第2嵌合用カム面37に付与される押圧力の押圧方向Bは、概ね支持軸13に向かう方向、即ち第1ハウジング10の斜め右後方となっている。
第1のカム作用によって第1ハウジング10側から第2ハウジング30側に付与される押圧力の押圧方向Aと、第2のカム作用によって第1ハウジング10側から第2ハウジング30側に付与される押圧力の押圧方向Bは、前後方向においては互いに同じ向き(両ハウジング10,30の嵌合を進める方向)となっているのに対し、幅方向においては互いに反対の向きとなっている。また、この第1のカム作用と第2のカム作用は、いずれも、レバー20を待受位置から嵌合位置に至る全回動領域において(つまり、レバー20の回動の開始から回動が完了するまで)発揮される。
したがって、第1のカム作用によって第1ハウジング10を第2ハウジング30に対して傾かせるような力が生じても、第2のカム作用によって第1ハウジング10の傾きを矯正しようとする力が生じるので、第1ハウジング10の傾きが防止され、第1ハウジング10と第2ハウジング30は正対した状態を保ちながら嵌合していく。
そして、レバー20が嵌合位置に到達すると、図4に示すように、両ハウジング10,30が傾くことなく正対した状態で正規の嵌合状態となり、雄端子金具と雌端子金具とが導通可能に接続される。このとき、第2カムフォロア35は第1カム機能部24の奥端部24bに係合した状態になるとともに、第1カムフォロア25は第2カム機能部36の奥端部36bに係合した状態となる。
正規嵌合されている両ハウジング10,30を離脱する際には、操作部21を摘み、嵌合位置にあるレバー20を待受位置へ回動させる。この回動の過程では、第1カム機能部24と第2カムフォロア35との係合による第1のカム作用が発揮されるとともに、第2カム機能部36と第1カムフォロア25との係合による第2のカム作用が発揮される。そして、この2つのカム作用により、両ハウジング10,30が離間していく。
第1のカム作用においては、第1離脱用カム面27が第2カムフォロア35に対して押圧しながら摺接するのであるが、幅方向における第2カムフォロア35の位置は変動しないので、この摺接位置(係合位置)は、幅方向において支持軸13から操作部21側へずれた位置となっている。また、第1離脱用カム面27から第2カムフォロア35に付与される押圧力の押圧方向は、図3に示す嵌合時の押圧方向Aとは正反対の向きとなる。
一方、第2のカム作用においては、第1カムフォロア25が第2離脱用カム面38に対して押圧しながら摺接するのであるが、第1カムフォロア25は、幅方向において支持軸13に接近する方向へ変位するので、この摺接位置(係合位置)も、幅方向において支持軸13に接近する方向へ次第にずれていく。また、第1カムフォロア25から第2離脱用カム面38に付与される押圧力の押圧方向は、図3に示す嵌合時の押圧方向Bとは正反対の向きとなる。
離脱時において第1のカム作用によって第1ハウジング10側から第2ハウジング30側に付与される押圧力の押圧方向と、第2のカム作用によって第1ハウジング10側から第2ハウジング30側に付与される押圧力の押圧方向は、前後方向においては互いに同じ向き(両ハウジング10,30の離脱を進める方向)となっているのに対し、幅方向においては互いに反対の向きとなっている。また、この第1のカム作用と第2のカム作用は、いずれも、レバー20を嵌合位置から待受位置に至る全回動領域において(つまり、レバー20の回動の開始から回動が完了するまで)発揮される。
したがって、離脱時に第1のカム作用によって第1ハウジング10を第2ハウジング30に対して傾かせるような力が生じても、第2のカム作用によって第1ハウジング10の傾きを矯正しようとする力が生じるので、第1ハウジング10の傾きが防止され、第1ハウジング10と第2ハウジング30は正対した状態を保ちながら離脱していく。
そして、レバー20が待受位置に到達した後は、保護壁33を弾性的に拡開させて第1カムフォロア25を第2カム機能部36から外しながら、アーム部22を保護空間34から抜き取るとともに、第2ハウジング30をフード部32から抜き取る。これにより、両ハウジング10,30が離脱される。
上述のように、第1ハウジング10と第2ハウジング30は、レバー20の第1カム機能部24と第2ハウジング30の第2カムフォロア35との係合による第1のカム作用と、レバー20の第1カムフォロア25と第2ハウジング30の第2カム機能部36との係合による第2のカム作用とにより嵌合されるのであるが、この2つのカム作用(係合)は、両ハウジング10,30の嵌合方向と交差する幅方向においてレバー20の回動中心(支持軸13)を挟んだ2箇所で行われるので、両ハウジング10,30を傾かせることなく正対して嵌合させることができる。
また、第1カム機能部24と第2カムフォロア35との係合による第1のカム作用と第1カムフォロア25と第2カム機能部36との係合による第2のカム作用は、いずれも、両ハウジング10,30の嵌合時におけるレバー20の回動開始から回動完了に至る全回動領域で発揮されるようになっている。これにより、レバー20の回動終期においては、第1カム機能部24と第2カムフォロア35との係合による第1のカム作用と第1カムフォロア25と第2カム機能部36との係合による第2のカム作用の双方が発揮されるので、両ハウジング10,30の嵌合完了時には、確実に両ハウジング10,30を正対させた状態とすることができる。
尚、レバー20の嵌合時の回動過程におけるカム作用については、上記実施形態とは異なる形態であってもよい。即ち、第1カム機能部24と第2カムフォロア35との係合による第1のカム作用と第1カムフォロア25と第2カム機能部36との係合による第2のカム作用うち一方のカム作用を、レバー20の回動開始から回動完了に至る全回動領域で発揮させ、他方のカム作用は、レバー20の回動途中から回動完了に至る一部の回動領域でのみ発揮させるようにしてもよい。この場合でも、レバー20の回動終期においては、第1のカム作用と第2のカム作用の双方が発揮されるので、両ハウジング10,30の嵌合完了時には、確実に両ハウジング10,30を正対させることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、レバーの回動終期においては、第1カム機能部と第2カムフォロアとの係合によるカム作用と第1カムフォロアと第2カム機能部との係合によるカム作用の双方が発揮されるようにしたが、この2つのカム作用がレバーの回動過程で発揮される形態としては、次のような3つの形態が可能である。(a)一方のカム作用をレバーの全回動領域で発揮させ、他方のカム作用を、レバーの回動途中から回動が完了する前までの一部の回動領域でのみ発揮させる。(b)一方のカム作用をレバーの全回動領域で発揮させ、他方のカム作用を、レバーの回動開始から回動が完了する前までの一部の回動領域でのみ発揮させる。(c)一方のカム作用を、レバーの回動開始から回動が完了する前までの一部の回動領域でのみ発揮させ、他方のカム作用を、レバーの回動途中であって一方のカム作用が終了する前からレバーの回動完了に至る一部の回動領域でのみ発揮させる。
(2)上記実施形態では第1ハウジングが雌ハウジングであり、第2ハウジングがフード部を有する雄ハウジングである場合について説明したが、本発明は、第2ハウジングが雌ハウジングであり、第1ハウジングがフード部を有する雄ハウジングである場合にも適用できる。
(3)上記実施形態では、カム機能部を溝状としたが、カム機能部は、複数の突起と溝をレバーの回動中心と同心の円弧に沿って交互に配したピニオン状としてもよい。
実施形態1において第1ハウジングと第2ハウジングが離脱している状態をあらわす平面図 レバーが待受位置にある状態で両ハウジングを浅く嵌合した状態をあらわす平面図 両ハウジングの嵌合過程をあらわす平面図 両ハウジングが正規嵌合された状態をあらわす平面図 レバーが待受位置にある状態をあらわす第1ハウジングの正面 レバーが待受位置にある状態をあらわす第1ハウジングの側面図 レバーが待受位置にある状態をあらわす第1ハウジングの背面図 第2ハウジングの正面図
符号の説明
10…第1ハウジング
20…レバー
24…第1カム機能部
25…第1カムフォロア
30…第2ハウジング
35…第2カムフォロア
36…第2カム機能部

Claims (3)

  1. 第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングに回動可能に取り付けられたレバーと、
    前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングとを備え、
    前記レバーを回動させることにより、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとが嵌合されるようになっているレバー式コネクタにおいて、
    前記レバーには、第1カム機能部と第1カムフォロアが形成され、
    前記第2ハウジングには、前記第1カム機能部と係合可能な第2カムフォロアと、前記第1カムフォロアと係合可能な第2カム機能部とが形成され、
    前記第1カム機能部と前記第2カムフォロアとの係合と、前記第1カムフォロアと前記第2カム機能部との係合が、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの嵌合方向と交差する幅方向において前記レバーの回動中心を挟んで互いに反対側の2カ所で行われることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記第1カム機能部と前記第2カムフォロアとの係合によるカム作用と前記第1カムフォロアと前記第2カム機能部との係合によるカム作用は、いずれも、前記レバーの回動開始から回動完了に至る全回動領域で発揮されることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記第1カム機能部と前記第2カムフォロアとの係合によるカム作用と前記第1カムフォロアと前記第2カム機能部との係合によるカム作用うち一方の前記カム作用は、前記レバーの回動開始から回動完了に至る全回動領域で発揮され、
    他方の前記カム作用は、前記レバーの回動途中から回動完了に至る一部の回動領域でのみ発揮されることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
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DE10332893A1 (de) * 2003-07-19 2005-02-10 Leopold Kostal Gmbh & Co Kg Elektrischer Steckverbinder
JP2007042450A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ

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