JP2009259448A - 照明モジュール、光源ユニット及び照明器具 - Google Patents

照明モジュール、光源ユニット及び照明器具 Download PDF

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祐子 市川
Masahito Yamamoto
将人 山本
Osamu Ueda
修 上田
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Abstract

【課題】光源の発光をより平行化して外部に照射し、光の利用効率を高めることができる。
【解決手段】リフレクタ4の略頂部に光源としてLED5を設ける照明モジュール1であって、中央に第1の凸面61が形成され、第1の凸面61の外周に第2の凸面62が形成されているレンズをLED5の周囲に設け、第2の凸面62を通過するLED5の照射光がリフレクタ4で反射され略平行光として外部に照射されるように、第2の凸面62の角度を設定し、第1の凸面61を通過するLED5の照射光がリフレクタ4の反射による略平行光と略同一方向の略平行光として外部に照射されるように、第1の凸面61の角度を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リフレクタの略頂部にLED等の光源を設ける照明モジュール、光源ユニット及び照明器具に関する。
従来、リフレクタの略頂部に光源としてLEDを設ける照明モジュールが知られている。例えば特許文献1には、複数のLED素子と各LED素子に対応するレンズとでLEDの光源部を構成し、前記LEDの光源部をリフレクタの略頂部に設ける照明モジュールが記載されている。
特開2004−296249号公報
ところで、上記リフレクタの略頂部に光源を設ける照明モジュールに於いては、光源の発光をできるだけ有効利用するために、光を可能な限り平行光に制御して照明モジュールから照射することが望ましい。そのため、光源の発光をより平行化して外部に照射することができる照明モジュールが求められている。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであり、リフレクタの略頂部に光源を設ける照明モジュールに於いて、光源の発光をより平行化して外部に照射し、光の利用効率を高めることができる照明モジュール、光源ユニット及び前記照明モジュールを備える照明器具を提供することを目的とする。
本発明の照明モジュールは、リフレクタの略頂部に光源を設ける照明モジュールであって、中央に第1の凸面が形成され、前記第1の凸面の外周に第2の凸面が形成されているレンズを前記光源の周囲に設け、前記第2の凸面を通過する前記光源の照射光が前記リフレクタで反射され略平行光として外部に照射されるように、前記第2の凸面の角度を設定し、前記第1の凸面を通過する前記光源の照射光が前記リフレクタの反射による略平行光と略同一方向の略平行光として外部に照射されるように、前記第1の凸面の角度を設定することを特徴とする。前記照明モジュールは、略碗状のリフレクタの略頂部に点状に光源を設ける構成や、略蒲鉾状のリフレクタの略頂部に長手方向に沿って線状に光源を設ける構成等を包含する。また、前記第2の凸面は、レンズ内の光がレンズ界面に入射する入射角が略臨界角以上である全反射領域に対応して設け、前記第1の凸面は、前記入射角が略臨界角未満である全反射領域以外の透過領域に設けると、反射を介さずに外部へ照射される略平行光の度合や照明面に対する照度を一層高めることができるので好ましい。
また、本発明の照明モジュールは、前記光源をLED光源とすることを特徴とする。尚、本発明の光源にはLED光源以外にも適宜の光源を使用することが可能であるが、LED光源と同様に指向性を有する光源とすることが好ましい。
また、本発明の照明モジュールは、前記レンズを前記光源と密接して前記光源の周囲に設け、前記第2の凸面を前記光源の光中心を中心とする略球面状とすることを特徴とする。
また、本発明の照明モジュールは、前記第1の凸面を、n・sinθ=n・sinθ(n:レンズの屈折率、θ:第1の凸面に対する入射角、n:空気の屈折率、θ:第1の凸面からの放射角)に基づく設定の段階的な傾斜面、若しくはn・sinθ=n・sinθに基づく設定の曲面で構成することを特徴とする。尚、第1の凸面、第2の凸面を前記n・sinθ=n・sinθ以外の設定による段階的な傾斜面若しくは曲面とすることも可能であり、又、第1の凸面と第2の凸面の何れか一方を段階的な傾斜面とし、他方を曲面とすることも可能である。
また、本発明の照明モジュールは、リフレクタの略頂部に設けられる光源ユニットであって、中央に第1の凸面が形成され、前記第1の凸面の外周に第2の凸面が形成されているレンズを光源の周囲に設け、前記第2の凸面を通過する前記光源の照射光が前記リフレクタで反射され略平行光として外部に照射されるように、前記第2の凸面の角度を設定し、前記第1の凸面を通過する前記光源の照射光が前記リフレクタの反射による略平行光と略同一方向の略平行光として外部に照射されるように、前記第1の凸面の角度を設定することを特徴とする。前記光源ユニットは、略碗状のリフレクタの略頂部に点状に設けられる光源ユニットや、略蒲鉾状のリフレクタの略頂部に長手方向に沿って線状に設けられる光源ユニットを包含する。
また、本発明の照明器具は、略碗状のリフレクタの略頂部に点状に光源を設ける本発明の照明モジュールを複数並設し、前記並設した複数の照明モジュールに対応して光照射側に光拡散性で透光性の配光制御部を設けることを特徴とする。照明モジュールを複数並設する構成では、LEDなど光源とそれぞれ対応して基板が設けられる構成としてもよいが、複数のLEDが基板に実装されているLED実装基板など、複数の光源が一つの実装基板に実装されている構成を用いるとコスト面や小型化等の効果が得られるので好ましい。また、単体の照明モジュールの各々に対応して光照射側に透光性の配光制御部を設ける構成とすることも可能である。
また、本発明の照明器具は、前記配光制御部を、光入射側に略山形の凸条若しくは凸部を規則的に配設して構成し、前記凸条若しくは前記凸部に略平行光で入射して各放射角で放射される放射光による照射面に対する照度が略均一になるように設定して、前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面の傾斜角度を前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって漸次急峻にすることを特徴とする。前記略山形の凸条は例えばストライプ状に配設する構成、又、前記略山形の凸部は例えば格子状若しくは千鳥状若しくは同心円状に配設する構成等とすることが可能であり、更に前記略山形の凸部は円錐形若しくはピラミッド形等とすることが可能である。
尚、本明細書開示の発明には、各発明や各実施形態等の構成の他に、これらの部分的な構成を適用可能な範囲で本明細書開示の他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に適用可能な範囲で本明細書開示の他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものも含まれる。
本発明では、外周に設けられる第2の凸面の角度を、第2の凸面を通過する光源の照射光がリフレクタで反射され略平行光として外部に照射されるように設定し、中央に設けられる第1の凸面の角度を、第1の凸面を通過する光源の照射光が前記リフレクタの反射による略平行光と略同一方向の略平行光として外部に照射されるように設定することにより、光源の発光をより平行化して外部に照射することが可能であり、光の利用効率を高めることができる。また、照明モジュールは全体的に略平行な光を出射可能であるから、出射後の照明カバー等による光の配光制御を容易化できると共に、より均一な照明を得るなど適切な配光制御をより正確に行うことができる。
また、光源として指向的な配光特性を有するLED光源を用いることにより、配光制御の容易性、的確性を格段に向上することができる。
また、第2の凸面を光源の光中心を中心とする略球面状とすることにより、レンズ界面で生ずる屈折を防止して光源の光中心から略直線光としてリフレクタに照射することが可能になるので、リフレクタ或いは照明モジュール全体として配光制御を容易化することができる。また、レンズを光源と密接して光源の周囲に設けることにより、レンズと光源との間で生ずる余分な屈折を極力防止し、配光制御の的確性を向上することができる。
また、第1の凸面を、n・sinθ=n・sinθに基づく設定の段階的な傾斜面若しくは曲面で構成することにより、第1の凸面を通過する光源の照射光を正確且つ微妙に調整して平行化し、平行度の極めて高い照射光として第1の凸面から放射することができる。
また、略碗状のリフレクタの略頂部に点状に光源を設ける照明モジュールを複数並設し、前記並設した複数の照明モジュールに対応して光照射側に光拡散性で透光性の配光制御部を設けることにより、各照明モジュールの照射光を混じり合わせ、照明器具による照明の均一性を高めることができる。また、照明カバー等の配光制御部で配光制御することが可能となるから、低コスト且つ簡単に制御して適切な配光を得ることができると共に、空間デザインに適応して配光を容易に変更することができる。また、照明モジュールの共通化、標準化も促進することができる。
また、配光制御部を、光入射側に略山形の凸条若しくは凸部を規則的に配設して構成し、前記凸条若しくは前記凸部に略平行光で入射して各放射角で放射される放射光による照射面に対する照度が略均一になるように設定して、前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面の傾斜角度を前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって漸次急峻にすることにより、比較的放射角の大きな照射光に対して大きい光束を割り当て、照明器具による照明面の照度の均一性を非常に高めることができる。
本発明の実施形態の照明モジュール、前記照明モジュールの光源ユニット及び前記照明モジュールを備える照明器具について図面に基づき説明する。
本実施形態の照明モジュール1は、図1〜図4に示すように、LED実装基板である円盤状の基板2と、後述のリフレクタ4の略頂部に位置するようにして、基板2上に点状に設けられる光源ユニット3と、略放物面状に湾曲している略碗状のリフレクタ4とを備える。光源ユニット3は、光源ユニット3の光源を構成するLED5と、LED5の周囲に密接して設けられるレンズ6で構成されている。LED5は円盤状のチップ型であり、基板2から突出して設けられている取付部21上に固定されている。また、リフレクタ4の放物面は、その反射光が開口から平行光として出射するように、反射角=45度+(入射角/2)となるように形成されている。
レンズ6は、略半球状の凸レンズであり、中央に略半球面状の凸曲面である第1の凸面61が形成され、第1の凸面61の外周に段差面63を介して略半球面状の凸曲面である第2の凸面62が形成されている。本実施形態では、レンズ6の正面視或いは断面視において、後述するLED5の光中心から延びる所定傾斜角度の領域区分線αに沿って段差面63が形成され、前記所定傾斜角度超である領域区分線αよりも基準垂直線V側の部分に第1の凸面61が形成され、前記所定傾斜角度未満である領域区分線αよりも基準水平線H側の部分に第2の凸面62が形成されている。また、本実施形態では、第1の凸面61の頂点が第2の凸面62の円周状に位置し、第2の凸面62の曲率で全体に亘って形成された凸レンズの切削加工して第1の凸面61及び第1の凸面61の端部から第2の凸面62の上端部まで延びる段差面63が形成されている構成であり、前記構成により、レンズ6の加工が非常に容易になる。レンズ6内の取付穴には、第1の凸面61の中央に対応する光中心となる位置に光源であるLED5が収容され、LED5と取付部21とがレンズ6の内面に密接して収容されている。レンズ6の外周端部は基板2に固着されている。
第2の凸面62の曲率は、第2の凸面62を通過するLED5の照射光をリフレクタ4に照射し、リフレクタ4で反射してリフレクタ開口から略平行光として外部に照射可能に設定して形成している。前記曲率はレンズ6の素材の屈折率等に応じて適宜設定することが可能であるが、本例の第2の凸面62は、LED5の光中心を中心とする全体に亘って曲率が同一である半球面状の球面に形成され、前記光中心からの照射光を屈折させずに直線状で第2の凸面62による界面を通過させ、リフレクタ4に導くことが可能な構成になっている。即ち、第2の凸面62を通過するLED5の照射光は、図3及び図4に示すように、A領域及びA’領域に直線状に進行してリフレクタ4に照射され、図1に示すように、リフレクタ4で反射されて略平行な照射光ALとして外部に照射される。
前記A領域は、LED5の光中心から水平方向に延びる基準水平線Hと、基準水平線Hに対して所定傾斜角度の傾きを有し、LED5の光中心から延びる領域区分線αとの間の領域であり、前記A’領域は、基準水平線Hと、基準水平線Hに対して負の所定傾斜角度(本例では約10度、好ましくは0度〜15度)を有し、LED5の光中心から光照射可能なリフレクタ4の端部まで延びる領域区分線βとの間の領域であり、領域区分線αを境にして水平寄りの照射光はリフレクタ4で反射する光路に導かれる。
前記領域区分線αの所定傾斜角度は、好ましくは40度〜60度の範囲など適宜の範囲で設定することが可能であるが、好適にはレンズ6の素材の屈折率に応じて、レンズ6内の光がレンズ界面に入射する入射角が臨界角となる場合に対応して前記所定傾斜角度を設定するとよい。前記臨界角に基づく領域区分線αの所定傾斜角度の設定により、前記光の入射角が臨界角超となる全反射領域に対応して第2の凸面62を設け、前記臨界角未満の透過領域に対応して後述の第1の凸面61を設けられ、前記構成により、反射を介さずに外部へ照射される略平行光の度合や照明面に対する照度を一層高めることができる。
第1の凸面61の曲率は、第1の凸面61を通過するLED5の照射光をリフレクタ4の開口側から略平行光として照射可能な曲率に設定して形成し、前記曲率はレンズ6の素材の屈折率から適宜設定する。好適には、第1の凸面61は、n・sinθ=n・sinθ(n:レンズ6の屈折率、θ:第1の凸面61に対する入射角、n:空気の屈折率、θ:第1の凸面61からの放射角)に基づく設定の可変的な曲率を有する凸曲面とすると、より正確な照射光の平行化が可能となる。また、前記構成に代え、前記曲面の第1の凸面61に代え、例えばn・sinθ=n・sinθに基づき、一定の入射角毎のなど任意角度毎に段階的な傾斜面を設定し、第1の凸面61を前記段階的な傾斜面で構成するなど、段階的な傾斜面で構成される第1の凸面61としてもよい。
第1の凸面61を通過するLED5の照射光は、図3のB領域に進行して第1の凸面61の界面で屈折し、図1及び図3に示すように、前記屈折により構成される略平行な照射光BLとして外部に照射される。前記B領域は、LED5の光中心から垂直方向に延びる基準垂直線Vと、前記所定傾斜角度の領域区分線αとの間の領域であり、領域区分線αを境にして垂直寄りの照射光はリフレクタ4で反射せずに直接平行光として出射する光路を辿る。そして、第2の凸面62を通過してリフレクタ4で反射される略平行な照射光ALと、第1の凸面61を通過して第1の凸面61の界面で屈折される略平行な照射光BLは、互いに略平行に照射され、略同一方向の略平行光として外部に照射される。
次に、上記実施形態の照明モジュール1を備える照明器具100について説明する。
照明器具100は、図5及び図6に示すように、照明モジュール1をリフレクタ4の開口側を揃え隣接して複数並設し、並設した複数の照明モジュール1に対して光照射側(リフレクタ4の開口側)に、配光制御部に相当する光拡散性で透光性の照明カバー110を設け、各照明モジュール1から照射される略平行な照射光AL、BLを照明カバー110で拡散して照射光Lとして照射するものである。
照明カバー110は、アクリル樹脂等で押出成形する等により形成され、長矩形の平板状の基体111と、光の入射側である基体111の上面に形成されている正面視略二等辺三角状で略山形の凸条112とを備える。凸条112は、照明カバー110の長手方向に沿って延設されていると共に、照明カバー110の幅方向に所定ピッチで複数条形成され、ストライプ状に規則的に形成されている。
図7に於いて、113は凸条112の傾斜面である側面、114は凸条112の頂部に相当する稜線、115は凸条112の底部に相当する凸条112・112間の谷線である。凸条112は、谷線115から稜線114に向かって傾斜角度が漸次急峻になる傾斜面を側面とし、前記傾斜面は下に凸の略放物線状になっている。これにより、凸条112の上側から照射される略平行光の照明カバー110に対する入射角θ1及び放射角θ2を、稜線114に近い部分ほど大きくし、谷線115に近い部分ほど小さくすることが可能になっている。
前記構成では、稜線114に隣接する傾斜角度が大きい領域はより多くの光束を受光し且つ放射角θ2がより大きくなるように屈折し、大きな放射角θ2で多くの光束を照明光として放射する(光路L1)。また、比較的谷線115に近く傾斜角度が比較的小さい領域は、少なめの光束を受光し且つ放射角θ2が比較的小さくなるように屈折し、比較的小さい放射角θ2で比較的少なめの光束を照明光として放射する(光路L2)。そして、放射角θ2が大きく照明面までの距離が長い照明光の照明面での照度と、放射角θ2が小さく照明面までの距離が短い照明光の照明面での照度が略同一となり、各放射角θ2での照明光の照明面での照度がそれぞれ略同一となるので、照明面を略均等の照度で照明することが可能である。
上記実施形態の照明モジュール1、光源ユニット3及び照明器具100は、光源の中央寄りの光の強度を生かしつつ、LED5の発光をほぼ完全に平行化して外部に照射することが可能であり、光の利用効率を高めることができる。また、照明モジュール1がほぼ完全な平行光を外部に照射するので、その後の光の配光制御が極めて容易になると共に、より均一な照明を得るなど適切な配光制御をより正確に行うことができる。また、レンズ6の第2の凸面62をLED5の光中心を中心とする略半球面とすることにより、LED5の光中心から直線光としてリフレクタ4に照射することが可能になるので、配光制御を一層容易化することができる。また、レンズ6をLED5と密接してLED5の周囲に設けることにより、レンズ6とLED5との間で生ずる余分な屈折を極力防止し、配光制御の的確性を一層向上することができる。
また、照明器具100に於いて照明カバー110を設けることにより、各照明モジュール1の照射光を混じり合わせ、照明の均一性を高めることができる。また、照明カバー110で配光制御することが可能となるから、低コスト且つ簡単に制御して適切な配光を得ることができると共に、空間デザインに適応して配光を容易に変更することができ、更に、照明モジュール1の共通化、標準化を促進することができる。また、照明カバー110の光入射側の背面に凸条112を設け、凸条112の側面の傾斜角度を、凸条112の頂部に向かって漸次急峻にすることにより、比較的放射角の大きな照射光に対して大きい光束を割り当て、照明器具による照明面の照度の均一性を高めることができる。
尚、上記実施形態の照明モジュール1では、略碗状のリフレクタ4の略頂部に光源であるLED5を点状に配置する構成としたが、例えば略蒲鉾状のリフレクタの略頂部に長手方向に沿って所定間隔でLED5を設けるなど線状にLEDを設ける照明モジュール或いは照明器具とすることも可能である。前記構成は、例えば図1の照明モジュール1や図6の照明器具100を図示する断面形状で紙面垂直方向に延設する構成となる。
また、上記照明モジュール1を複数並設する照明器具100では、LED5にそれぞれ対応して基板2を設ける構成としたが、複数のLED5が一つ基板2に実装されているLED実装基板(チップオンLED)を用いると好適であり、これにより、コスト面や小型化等の面で有利となる。また、単体の照明モジュール1に対応して光照射側に透光性の照明カバー110を設けて照明器具とすることも可能である。また、配光制御部として、照明カバー110に代え、照明モジュール1を収納する透光性樹脂の略四角筒状など筒状の筐体の光照射側に凸条112と同様の構成の凸条をストライプに形成する等の構成としてもよい。
また、上記照明器具100では、照明カバー110の光入射側の背面に略山形の凸条112を設ける構成としたが、前記凸条112に代え、円錐形やピラミッド形など略山形の凸部を規則的に配置する構成としてもよい。前記凸部の規則的な配置は、例えば格子状、千鳥状、同心円状等とすることが可能である。また、前記凸部でも、本例の凸条112と同様に、前記凸部の側面の傾斜角度を、前記凸部の底部から頂部に向かって漸次急峻にすることが好ましい。また、規則的に配設する凸条112若しくは前記凸部は、略平行光で入射して各放射角で放射される放射光による照射面に対する照度が略均一になるように設定して、凸条112の側面若しくは前記凸部の側面の傾斜角度を凸条112の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって漸次急峻にする構成とすることが好ましい。
本発明は、例えば室内照明や屋外照明の照明器具に利用することができる。
照射方向を上向きにした状態に於ける実施形態の照明モジュールの縦断正面説明図。 図1の照明モジュールの底面図。 図1の照明モジュールの光源ユニットに於けるA領域、A’領域、B領域を示す部分縦断説明図。 図1の照明モジュールの光源ユニットに於けるA領域及びA’領域の光路とB領域の光路を示す部分縦断説明図。 実施形態の照明モジュールを備える照明器具の底面図。 実施形態の照明モジュールを備える照明器具の縦断正面説明図。 図6の照明器具に於ける照明カバーの部分拡大説明図。
符号の説明
1…照明モジュール 2…基板 21…取付部 3…光源ユニット 4…リフレクタ 5…LED 6…レンズ 61…第1の凸面 62…第2の凸面 63…段差面 100…照明器具 110…照明カバー 111…基体 112…凸条 113…側面 114…稜線 115…谷線 H…基準水平線 V…基準垂直線 α、β…領域区分線 A…A領域、A’…A’領域 B…B領域 AL…A領域、A’領域の光の光路 BL…B領域の光の光路 L、L1、L2…照明器具の照射光の光路 θ1…入射角 θ2…放射角

Claims (7)

  1. リフレクタの略頂部に光源を設ける照明モジュールであって、
    中央に第1の凸面が形成され、前記第1の凸面の外周に第2の凸面が形成されているレンズを前記光源の周囲に設け、
    前記第2の凸面を通過する前記光源の照射光が前記リフレクタで反射され略平行光として外部に照射されるように、前記第2の凸面の角度を設定し、
    前記第1の凸面を通過する前記光源の照射光が前記リフレクタの反射による略平行光と略同一方向の略平行光として外部に照射されるように、前記第1の凸面の角度を設定することを特徴とする照明モジュール。
  2. 前記光源をLED光源とすることを特徴とする請求項1記載の照明モジュール。
  3. 前記レンズを前記光源と密接して前記光源の周囲に設け、
    前記第2の凸面を前記光源の光中心を中心とする略球面状とすることを特徴とする請求項1又は2記載の照明モジュール。
  4. 前記第1の凸面を、n・sinθ=n・sinθ(n:レンズの屈折率、θ:第1の凸面に対する入射角、n:空気の屈折率、θ:第1の凸面からの放射角)に基づく設定の段階的な傾斜面、若しくはn・sinθ=n・sinθに基づく設定の曲面で構成することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の照明モジュール。
  5. リフレクタの略頂部に設けられる光源ユニットであって、
    中央に第1の凸面が形成され、前記第1の凸面の外周に第2の凸面が形成されているレンズを光源の周囲に設け、
    前記第2の凸面を通過する前記光源の照射光が前記リフレクタで反射され略平行光として外部に照射されるように、前記第2の凸面の角度を設定し、
    前記第1の凸面を通過する前記光源の照射光が前記リフレクタの反射による略平行光と略同一方向の略平行光として外部に照射されるように、前記第1の凸面の角度を設定することを特徴とする光源ユニット。
  6. 略碗状のリフレクタの略頂部に点状に光源を設ける請求項1〜4の何れかに記載の照明モジュールを複数並設し、前記並設した複数の照明モジュールに対応して光照射側に光拡散性で透光性の配光制御部を設けることを特徴とする照明器具。
  7. 前記配光制御部を、光入射側に略山形の凸条若しくは凸部を規則的に配設して構成し、前記凸条若しくは前記凸部に略平行光で入射して各放射角で放射される放射光による照射面に対する照度が略均一になるように設定して、前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面の傾斜角度を前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって漸次急峻にすることを特徴とする請求項6記載の照明器具。
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