JP2009258938A - 交通渋滞情報取得システム及び交通渋滞情報取得方法 - Google Patents

交通渋滞情報取得システム及び交通渋滞情報取得方法 Download PDF

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Abstract

【課題】渋滞発生及び渋滞発生後の渋滞継続状況を即時的かつ継続的に取得することが可能な「交通渋滞情報取得システム及び交通渋滞情報取得方法」を提供すること。
【解決手段】交通渋滞情報取得システムは、車載機と情報センターとで構成される。各車載機は、ハザードランプが点灯されたことを検出したとき、その旨及びそのときの自車両の位置を情報センターに送信する第1の制御部とを備え、第1の制御部は、情報センターから自車両の走行状態の通知の指示があったとき、自車両の車速及び自車位置を前記情報センターに送信する。情報センターは、ハザードランプが点灯された旨の情報を取得したとき、その情報を送信した車両の位置から渋滞発生地点を検出する第2の制御部とを備え、第2の制御部は、ハザードランプが点灯された旨の情報を送信した複数の車両から一台の車両を特定し、継続して当該車両の走行状況を取得して、渋滞解消地点を検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、交通渋滞情報取得システム及び交通渋滞情報取得方法に関し、特に、ハザードランプの点灯に基づいて継続的に渋滞状況を取得可能な交通渋滞情報取得システム及び交通渋滞情報取得方法に関する。
交通渋滞の緩和等を目的として、VICS等の交通情報システムを利用して運転者に交通状況を提供する技術が実用化されている。
VICS等の交通情報システムでは、交差点道路上に設置された光ビーコンという赤外線を利用した情報収集提供装置により、その下を通過する車両の位置等の情報を受信収集し、進行方向の渋滞状況、交通規制状況などの交通情報を光ビーコンからVICS対応のカーナビゲーション搭載車両へ提供している。
このように、VICSセンターからの交通情報を取得することにより、通行予定の経路において交通渋滞が発生していることが把握でき、交通渋滞が発生している場合にはその経路を迂回し、別の経路を通行するなどして渋滞を回避することができる。
しかしながら、このようなVICSによる交通情報は、情報収集提供装置の設置等にかかるコストの関係で基本的に主要幹線道路に限定されており、他の区間の情報を得ることはできない場合が多々ある。そのため、VICSによる交通情報を基に経路を変えたとしても、情報収集提供装置が設置されていない道路で渋滞に巻き込まれてしまうことも起こり得る。
これに対して、VICSによらず、渋滞発生の検出を行う技術が検討されている。これに関連する技術として、特許文献1には、車両の有するハザードランプが乗員の手動操作により点滅すると、ハザードランプが点滅している旨の情報がその車両から後続の車両に対して車車間通信を利用して送信される技術が記載されている。
一方、近年、車載の情報端末に携帯電話を接続し、インターネット接続をして情報提供サービスを行うテレマティクス機能が開発され実用化されている。このテレマティクスを応用した交通渋滞の状況の取得に関連する技術として、特許文献2では、車両がハザードランプを点灯したことを受信した情報センターが、その車両の後続の所定範囲の車両に渋滞が発生している旨の情報を送信し、渋滞時におけるハザードランプの点灯を即時かつ適切に必要十分な車両で実行させるシステムが記載されている。
特開2003−200782号公報 特開2006−259861号公報
上述したように、車両がハザードランプを点灯したことによって、渋滞が発生したことが検出され、渋滞発生地点を知ることが可能である。また、通信端末(携帯電話)を介して情報センターへハザードランプの点灯情報を送信することにより、VICS情報によってカバーされる範囲以外の場所であっても、渋滞を検出することが可能となっている。
しかし、ハザードランプ点灯等の走行状況の情報センターへの提供は、現状では情報伝送にかかる費用の負担が使用者にとって許容できる程度の時間間隔で行うようになっている。また、渋滞の状況は時間経過によって変化しており、渋滞の解消地点や発生地点も時々刻々変化している。例えば、渋滞発生地点の情報を取得したときには自車両からその地点が離れており、運転者が別の道路に経路を変更する必要がないと判断したが、その後、次に情報を取得した時には渋滞地点にかなり接近している場合もあり得る。この場合には、別の道路へ経路を変更するか否かの判断が困難になり、渋滞を回避できない状況が起こるおそれもある。
このように、携帯電話を介して取得される車両位置情報を基に推量する交通渋滞情報は、携帯電話のアップリンク接続が一定の時間間隔で行われており、渋滞状況を即時的に把握することが困難である。また、ハザードランプが点灯されたとしても、渋滞と関係なく点灯されたのか渋滞を知らせるために点灯されたのかを明確に特定することが困難である。
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑みなされたものであり、渋滞発生及び渋滞発生後の渋滞継続状況を即時的かつ継続的に取得することが可能な交通渋滞情報取得システム及び交通渋滞情報取得方法を提供することを目的とする。
上述した従来技術の課題を解決するため、本発明の一形態によれば、複数の車両に搭載された車載機と情報センターとが相互に通信可能に接続された交通渋滞情報取得システムであって、前記各車載機は、ハザードランプが点灯したことを検出するハザードランプ点灯検出部と、自車両の車速を検出する車速検出部と、自車位置を検出する自車位置検出部と、前記情報センターと通信接続する第1の通信部と、前記ハザード点灯検出部からハザードランプが点灯された情報を取得したとき、ハザードランプが点灯された旨及び当該ハザードランプが点灯されたときの自車位置を前記情報センターに前記第1の通信部を介して送信する第1の制御部とを備え、前記第1の制御部は、前記情報センターから自車両の走行状態を通知する旨の指示があったとき、所定の時間毎に自車両の車速及び自車位置を前記情報センターに前記第1の通信部を介して送信し、前記情報センターは、地図データが格納された記憶部と、前記車載機と通信接続する第2の通信部と、ハザードランプが点灯された旨の情報を取得したとき、当該情報を送信した車両の位置及び前記地図データから渋滞発生地点を検出する第2の制御部とを備え、前記第2の制御部は、ハザードランプが点灯された旨の情報を送信した複数の車両から一台の車両を特定し、ハザードランプ点灯後継続して当該車両の走行状況を取得して、渋滞解消地点を検出することを特徴とする交通渋滞情報取得システムが提供される。
また、上記形態に係る交通渋滞情報取得システムにおいて、前記ハザードランプが点灯された旨の情報は、所定の時間内に所定の距離範囲内の少なくとも2台以上の車両から取得するようにしてもよく、前記第2の制御部は、前記特定された車両から取得した走行速度が所定の速度以上になった地点を渋滞解消地点とするようにしてもよい。
また、上記形態に係る交通渋滞情報取得システムにおいて、前記第2の制御部は、前記ハザードランプが点灯された旨の情報を送信した複数の車両の位置情報のうち、GPSによる位置情報を送信した車両の位置を渋滞発生の地点とするようにしてもよく、前記第2の制御部は、前記ハザードランプが点灯された旨の情報を送信した複数の車両の位置情報にGPSによる位置情報が含まれていないときであって、前記第1の通信部から発信された信号が同一の基地局を介して前記第2の通信部に受信されたとき、当該複数の車両が当該基地局の通信エリア内の道路上を走行していると判定して当該車両の位置を修正し、当該修正された位置を渋滞発生の地点とするようにしてもよい。
この形態に係る交通渋滞情報取得システムにおいては、車両がハザードランプを点灯したときにアップリンク起動して自車位置とハザードランプを点灯したことを情報センターに送信する。情報センターでは同時期に複数台の車両からハザードランプが点灯された情報を取得することにより、渋滞が発生したこと及び渋滞発生地点を特定する。さらに、ハザードランプを点灯した旨の情報を情報センターに提供した車両を特定して、その車両の位置及び速度を継続的に取得している。これにより、渋滞発生地点を正確に取得可能となり、かつ、渋滞が解消した地点も取得可能となる。さらに、渋滞発生後の渋滞状況を即時的に取得することが可能になる。この渋滞発生及び解消の情報を情報センターから車両に提供することにより、渋滞地点および渋滞解消地点を知ることが可能になり、渋滞地点を回避したり、渋滞解消地点までの距離からそのまま渋滞が発生した経路を走行するなどの判断ができ、ひいては安全走行に寄与することが可能となる。
また、本発明の他の形態によれば、上記の形態に係る交通渋滞情報取得システムにおいて実施する交通渋滞情報取得方法が提供される。その一形態に係る交通渋滞情報取得方法は、複数の車両に搭載された車載機と情報センターとが相互に通信可能に接続された交通渋滞情報取得システムにおける交通渋滞情報取得方法であって、前記車載機の制御部は、ハザードランプが点灯された旨及び当該ハザードランプが点灯されたときの自車位置を前記情報センターに送信するステップと、前記情報センターから自車両の走行状態を通知する旨の指示を受信したとき、所定の時間毎に自車両の車速及び自車位置を前記情報センターに送信するステップとを有し、前記情報センターの制御部は、前記ハザードランプが点灯された旨の情報を取得するステップと、当該情報を送信した車両の位置を基に渋滞発生地点を検出するステップと、当該情報を送信した複数の車両から一台の車両を特定するステップと、前記特定された車両に、継続して車両の走行状況を通知する旨の指示を送信するステップと、前記特定の車両から取得した走行状況を基に渋滞解消地点を検出するステップとを有することを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る交通渋滞情報取得システム100の構成を示すブロック図である。交通渋滞情報取得システム100は、車載機10と情報センター20とが無線通信回線で接続されている。
車載機10は、ハザードランプ15と、ハザードランプ点灯検出部11と、GPS受信機13と、自立航法センサ12と、通信部16と、VICS受信機17と、制御部14とで基本構成される。
GPS受信機13は、複数のGPS衛星から送られてくるGPS信号を受信して、車両の現在位置の経度、緯度、PDOP(Position DOP)値、及びHDOP(Horizontal DOP)値等のGPSデータを生成して出力する。
自立航法センサ12は、車両回転角度を検出するジャイロ等の角度センサーと、一定の走行距離ごとにパルスを発生する走行距離センサーとにより構成されており、自車の走行速度を検出するのに用いられる。
通信部16は、情報センター20等の各種のサービスセンタと通信するためのものであり、具体的には車載電話機や携帯電話機である。VICS受信機17は、電波ビーコン又は光ビーコンから送られてくるVICS(道路交通情報通信システム)情報を受信する。これらのビーコンは交差点道路上や路側に設置され、警察署、道路管理者及び情報センター20に接続されて周辺の渋滞情報等を提供する。
制御部14は、例えばマイクロコンピュータで構成され、上記各部の制御を行う。特に、GPS受信機13から出力される信号に基づいて自車両の位置を検出したり、自立航法センサ12から出力される信号に基づいて自車両の走行速度を算出する。また、ハザードランプ15が点灯されたことを検出したとき、通信部16を介してその旨を情報センター20に送信する。
一方、情報センター20側は、通信部21と記憶部22と制御部23とで基本構成される。
通信部21は、車載機10から送信される車両のハザードランプ点灯情報や車両の位置等の情報を受信する。記憶部22は、地図データや、携帯電話の通信基地局の位置や基地局の通信エリア等の情報が格納されている。また、交通渋滞地点や交通渋滞を継続して検出するための車両情報や、交通渋滞解消地点等の情報を格納する。
制御部23は、例えばマイクロコンピュータで構成され、上記各部の制御を行う。特に、ハザードランプ15の点灯情報から交通渋滞の発生地点を算出したり、継続的に車両の状況を取得して、渋滞発生後の状況及び渋滞解消までの高精度な渋滞状況の検出を行う。
このように構成された交通渋滞情報取得システム100における、高精度な渋滞情報取得動作について以下に説明する。
図2は、渋滞情報取得動作を説明するための概念図である。図2(a)は、交通渋滞が発生している地点の最後尾の車両Bに自車両Aが接近する状況を示している。このような状況において、運転者はハザードランプを点灯させて渋滞である旨を後続の車両に通知する。これと同時に、ハザードランプが点灯したことが、携帯電話機等の通信部16を介して所定の情報センター20へ送信される。
情報センター20は、ハザードランプが点灯した旨及び車両の位置情報を受信すると、その位置で交通渋滞が発生したと判定し、信号を送信した車両の識別番号、その車両の位置及び受信した時間を記憶部に格納する。
その後、情報センター20は、ハザードランプを点灯した旨の情報を送信した車両に対して、継続して交通渋滞状況の情報を通知する旨の信号を送信する。この車両を交通状況取得対象車と呼ぶ。例えば、交通状況取得対象車の速度及び位置を1分毎に通知する旨の信号を送信する。
交通状況取得対象車Aは、図2(b)のように渋滞区間中を走行中であっても、情報センター20から指定された時間毎に走行状況(車速及び位置)を情報センター20に送信する。
情報センター20は交通状況取得対象車の車速の情報を受信し、所定の速度で走行していないとき(図2(b)に対応)には渋滞が続いていると判定し、交通状況対象車からの情報を取得する毎に、車両位置及び取得時間等の情報を記憶部22に格納する。そして、交通状況取得対象車が所定の速度以上で走行したとき(図2(c)に対応)、その地点を渋滞が解消した地点と判断し、記憶部22にその情報を格納する。
このように、車両のハザードランプが点灯した情報を受信することによって、渋滞発生の地点を検出し、その後もその車両の走行状況を継続的に取得することにより、精度の高い渋滞状況を取得することができる。
なお、ハザードランプ点灯の情報によって渋滞発生を判断する際、1台だけの情報では、渋滞を知らせるために点灯したのか否かが確定されない場合がある。例えば、故障等によって路側帯に停車するとき等にハザードランプを点灯する場合もある。そのため、少なくとも2台の車両からほぼ同時期に所定の範囲内からハザードランプ点灯の情報を受信したときにその地点で渋滞が発生したと判定することが望ましい。
また、図1のブロック図において、車載機10はGPS受信機13を備えているものとしたが、GPS受信機13がない場合であっても自車両の位置を特定できる装置を有していればよい。例えば、通信部16として携帯電話機を使用するが、この携帯電話機の存在位置を車両の位置とするようにしてもよい。
以下、本実施形態に係る交通渋滞情報取得システム100における渋滞情報取得処理について図3〜図6を参照しながら説明する。図3は車載機10側の制御部14が行う走行状況通知処理フローの一例を示し、図4は情報センター20側の制御部23が行う渋滞状況判定処理フローの一例を示している。また、図5は、複数の車両からのハザードランプ点灯情報を基に渋滞発生地点を判定する渋滞発生地点決定処理フローの一例を示し、図6は渋滞発生地点を判定する処理を説明する図である。
まず、図3の最初のステップS11において、自車両のハザードランプが点灯されたか否かをハザードランプ点灯検出部からの信号によって判定し、点灯されたときはステップS12に移行し、点灯されていないときは待機する。
次のステップS12では、ハザードランプが点灯されたときの自車両の位置をGPS受信機13で受信したGPS信号と自立航法センサ12で検出された信号とに基づいて検出し、その自車両の位置及びハザードランプが点灯された旨の情報を情報センター20に通信部16を介して送信する。
次のステップS13では、情報センター20から継続的に車両の走行状況を通知する旨の信号を受信したか否かを判定する。その旨の信号を受信したときには、ステップS14に移行し、受信していないときには、本走行状況通知処理を終了する。なお、継続的な走行状況の通知において、車両の走行速度及び車両の位置情報を通知することや、情報センター20への通知時間間隔などが指定される。特に、通知時間の間隔は即時的な交通状況を取得するために、短い間隔、例えば1分毎に通知するように指定される。
次のステップS14では、情報センター20からの指定に従って、所定の時間間隔で自車両の位置及び車速を情報センター20に通知する。
次のステップS15では、情報センター20から継続走行状況通知の解除指示があったか否かを判定する。その旨の指示がない間はステップS14に戻り継続して走行状況を情報センター20に送信し、解除指示があったときには本走行状況通知処理は終了する。
次に、交通渋滞情報取得システム100の情報センター20側の制御部23が行う渋滞状況判定処理について図4のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、最初のステップS21において、ハザードランプが点灯された旨の情報を車載機10から取得する。この情報にはハザードランプが点灯された車両の位置情報も含まれている。
次のステップS22では、ハザードランプ点灯の情報を送信した車両の位置を交通渋滞発生地点と判定し、その位置及び時間を交通渋滞発生位置及び時間として記憶部22に格納する。なお、ハザードランプ点灯の情報が、複数の車両から所定の時間内に所定の範囲の車両から取得したときには、それらの車両のうちのいずれかの位置を渋滞発生位置とするようにしてもよい。
次のステップS23では、渋滞状況を継続して取得するために、走行状況を把握する交通状況取得対象車(以下、単に対象車とも呼ぶ)を特定する。対象車はハザードランプ点灯の情報を送信した車両が特定されるが、ハザードランプ点灯の情報が、複数の車両から所定の時間内に所定の範囲から取得したときには、それらの車両のうちのいずれか一台を対象車とするようにしてもよい。
次のステップS24では、ステップS23で特定した対象車に対して、所定の時間間隔で車両位置及び車速の情報を情報センター20に通知する旨の信号を送信する。
次のステップS25では、対象車から指定した時間間隔で継続的に走行状況(車両位置及び車速)の情報を取得する。これらの取得情報を記憶部22に記録する。
次のステップS26では、対象車の車速が所定の速度以上になったか否かを判定する。所定の速度、例えば、50km/hで走行していれば、渋滞状況から解消されたと判定する。一方、所定の速度以下で走行していれば、対象車が走行している道路は未だ渋滞中であると判定し、ステップS25に戻り、継続して対象車からの車両位置及び車速の情報を取得する。
対象車が所定の速度以上で走行しているときは、ステップS27に移行し、その位置を渋滞解消位置と判定して記憶部22に格納するとともに、対象車に対して継続走行状況通知の解除指示を発信して、本渋滞状況判定処理は終了する。
次に、図5及び図6を参照しながら、交通渋滞発生地点決定処理について説明する。
まず、最初のステップS31では、複数の車両からのハザードランプ点灯の情報を取得する。
次のステップS32では、ステップS31で取得したハザードランプ点灯情報が所定の時間内に所定の範囲内からの情報であるか否かを判定する。所定の時間は例えば1分以内であり、所定の範囲は例えば、500m四方の範囲である。所定の時間内かつ所定の範囲内からの情報でないときは、渋滞を知らせるためのハザードランプの点灯ではないと判定して待機する。ステップS31で取得した複数の情報のうち、少なくとも2つの情報が所定の時間内かつ所定の範囲からの情報であるときは、ステップS33に移行する。
次のステップS33では、ステップS31で取得した位置情報に、GPS受信機で受信したGPS信号を基に検出されたGPSによる位置情報が含まれているか否かを判定する。GPSによる位置情報が含まれているときは、ステップS34に移行し、GPSによる位置情報が含まれていないときはステップS36に移行する。
なお、GPSによる位置情報か否かは、車載機10から送信される位置情報に基づいて判断される。例えば、図6(a)に示すように、3台の車両からハザードランプの点灯情報が情報センター20に送信されたものとする。図6(a)では、ナビゲーション装置を備え位置情報がナビゲーションに搭載されたGPS受信機によって検出された車両C1と、ナビゲーション装置が備えられておらず、携帯電話の携帯セル位置が情報センター20に送信された車両C2、及び、ナビゲーション装置が備えられておらず、GPS機能を有した携帯電話の位置が情報センター20に送信された車両C3が例示されている。これらの3種類の位置情報は、その取得形態とともに情報センター20に送信されるものとする。
次のステップS34では、ステップS31で取得した車両情報のうち、GPSによる位置情報が含まれている場合に、GPSによる位置情報以外の位置情報を送信した車両の位置をGPSによって特定される道路の位置に修正する。
図6(b)は、図6(a)に示した車両(62,63,64)からの車両位置を含む情報が基地局61を介して情報センター20に送信されたときの、各車両の位置(C1,C2,C3)を示した図である。この場合、車両62の位置情報C1がナビゲーション装置のGPS受信機からの信号を基にした情報であるため、他の車両(63,64)の位置情報(C2,C3)を修正する。例えば、車両位置C2を、C2から最短距離であって車両位置C1が走行している道路65の走行路上の位置に修正する。車両位置C3も同様に修正する。
次のステップS35では、GPSによる位置情報が含まれている場合の渋滞発生地点を決定する。この場合は、GPSによる位置を渋滞発生位置とする。なお、GPSによる位置情報が複数含まれている場合は、それらのうちの任意の一台からの情報、例えば、一番後ろの位置を渋滞発生位置とするようにしてもよい。
一方、GPSによる位置情報が含まれていないときは、送信された位置情報の精度が高い保証がない。そこで、複数の位置情報を基に、渋滞発生地点の特定を行う。
ステップS36では、ハザードランプ点灯情報がすべて同じ基地局を介して送信されたか否かを検出する。複数のハザードランプ点灯情報が異なる基地局を介して送信されたときは、所定の範囲内から送信されたものとは判断されず、ハザードランプが渋滞通知のために点灯されたとは判定できない。よって、この場合はステップS31に戻り、さらにハザードランプ点灯の情報取得を行う。ハザードランプ点灯情報が同じ基地局を介して送信されたときは、ステップS37に移行する。
なお、携帯電話の信号中継の一つの基地局は通常数〜十数キロメートル四方を通信エリアとしている。また、基地局は通信エリアを複数個のセクターに分割している。よって、同じ基地局か否かを判定する際に、同じ基地局の同じセクターからの信号か否かによって判定するようにしてもよい。
次のステップS37では、ハザードランプが点灯された車両が走行している道路をステップS36の判定で参照された基地局の通信エリア内か最も近い道路とする。そして、車両の位置をその道路上の位置になるように修正する。
図6(a)において、車両62が存在しないものと仮定する。この場合、ナビゲーション装置を備え、GPSによる位置情報を情報センター20に送信する車両がなく、情報センター20は、車両63及び64からの正確さが保証されない位置情報を取得したものとする。この車両63及び64からの情報が同一の基地局61を介して情報センター20に送信されたとき、これらの車両は基地局の通信エリア内の道路を走行しているものと判定し、図6(b)の車両63の位置C2を図6(c)の位置C2に修正する。車両64の位置についても同様である。
次のステップS38では、ステップS37で決定された道路上であって、その道路上に車両位置が修正された複数の位置情報に基づいて渋滞発生地点を決定する。例えば、車両位置が修正された複数の車両のうちの最後尾の車両の位置を渋滞発生地点と決定する。
以上説明したように、本実施形態に係る交通渋滞情報取得システムにおいては、車両がハザードランプを点灯したときにアップリンク起動して自車位置及びハザードランプが点灯された旨の情報を情報センターに送信する。情報センターでは同時期に複数台の車両からハザードランプが点灯された旨の情報を取得することにより、渋滞が発生したこと及び渋滞発生地点を特定する。さらに、ハザードランプを点灯した旨の情報を情報センターに提供した車両から一台の車両を特定して、その車両の車両位置及び車速を継続的に取得するようにしている。これにより、渋滞発生地点を正確に取得することが可能となり、かつ、渋滞が解消した地点も取得することが可能となる。さらに、渋滞発生後の渋滞状況を即時的に取得することが可能になる。この渋滞発生及び解消の情報を情報センターから車両に提供することにより、即時的に渋滞発生地点および渋滞解消地点を知ることが可能になり、渋滞地点を回避したり、渋滞解消地点までの距離からそのまま渋滞が発生した経路を走行するなどの判断ができ、ひいては安全走行に寄与することが可能となる。
本発明の実施形態に係る交通渋滞情報取得システムの構成を示すブロック図である。 交通渋滞情報取得処理を概念的に示した図である。 図1に係る交通渋滞情報取得システムの車載機側の制御部が行う走行状況通知処理の一例を示すフロー図である。 図1に係る交通渋滞情報取得システムの情報センター側の制御部が行う渋滞状況判定処理の一例を示すフロー図である。 図1に係る交通渋滞情報取得システムの情報センター側の制御部が行う渋滞発生地点決定処理の一例を示すフロー図である。 渋滞発生地点決定処理を説明する図である。
符号の説明
100…交通渋滞情報取得システム、
10…車載機、
11…ハザードランプ点灯検出部、
12…自立航法センサ、
13…GPS受信機、
14…制御部(車載機側、第1の制御部)、
15…ハザードランプ、
16…通信部(車載機側、第1の通信部)、
20…情報センター、
21…通信部(情報センター側、第2の通信部)、
22…記憶部、
23…制御部(情報センター側、第2の制御部)。

Claims (6)

  1. 複数の車両に搭載された車載機と情報センターとが相互に通信可能に接続された交通渋滞情報取得システムであって、
    前記各車載機は、
    ハザードランプが点灯したことを検出するハザードランプ点灯検出部と、
    自車両の車速を検出する車速検出部と、
    自車位置を検出する自車位置検出部と、
    前記情報センターと通信接続する第1の通信部と、
    前記ハザード点灯検出部からハザードランプが点灯された情報を取得したとき、ハザードランプが点灯された旨及び当該ハザードランプが点灯されたときの自車位置を前記情報センターに前記第1の通信部を介して送信する第1の制御部とを備え、
    前記第1の制御部は、前記情報センターから自車両の走行状態を通知する旨の指示があったとき、所定の時間毎に自車両の車速及び自車位置を前記情報センターに前記第1の通信部を介して送信し、
    前記情報センターは、
    地図データが格納された記憶部と、
    前記車載機と通信接続する第2の通信部と、
    ハザードランプが点灯された旨の情報を取得したとき、当該情報を送信した車両の位置及び前記地図データから渋滞発生地点を検出する第2の制御部とを備え、
    前記第2の制御部は、ハザードランプが点灯された旨の情報を送信した複数の車両から一台の車両を特定し、ハザードランプ点灯後継続して当該車両の走行状況を取得して、渋滞解消地点を検出することを特徴とする交通渋滞情報取得システム。
  2. 前記ハザードランプが点灯された旨の情報は、所定の時間内に所定の距離範囲内の少なくとも2台以上の車両から取得することを特徴とする請求項1に記載の交通渋滞情報取得システム。
  3. 前記第2の制御部は、前記特定された車両から取得した走行速度が所定の速度以上になった地点を渋滞解消地点とすることを特徴とする請求項1に記載の交通渋滞情報取得システム。
  4. 前記第2の制御部は、前記ハザードランプが点灯された旨の情報を送信した複数の車両の位置情報のうち、GPSによる位置情報を送信した車両の位置を渋滞発生の地点とすることを特徴とする請求項1に記載の交通渋滞情報取得システム。
  5. 前記第2の制御部は、前記ハザードランプが点灯された旨の情報を送信した複数の車両の位置情報にGPSによる位置情報が含まれていないときであって、前記第1の通信部から発信された信号が同一の基地局を介して前記第2の通信部に受信されたとき、当該複数の車両が当該基地局の通信エリア内の道路上を走行していると判定して当該車両の位置を修正し、当該修正された位置を渋滞発生の地点とすることを特徴とする請求項1に記載の交通渋滞情報取得システム。
  6. 複数の車両に搭載された車載機と情報センターとが相互に通信可能に接続された交通渋滞情報取得システムにおける交通渋滞情報取得方法であって、
    前記車載機の制御部は、
    ハザードランプが点灯された旨及び当該ハザードランプが点灯されたときの自車位置を前記情報センターに送信するステップと、
    前記情報センターから自車両の走行状態を通知する旨の指示を受信したとき、所定の時間毎に自車両の車速及び自車位置を前記情報センターに送信するステップとを有し、
    前記情報センターの制御部は、
    前記ハザードランプが点灯された旨の情報を取得するステップと、
    当該情報を送信した車両の位置を基に渋滞発生地点を検出するステップと、
    当該情報を送信した複数の車両から一台の車両を特定するステップと、
    当該特定された車両に、継続して車両の走行状況を通知する旨の指示を送信するステップと、
    前記特定の車両から取得した走行状況を基に渋滞解消地点を検出するステップと
    を有することを特徴とする交通渋滞情報取得方法。
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