JP2009252631A - クリップ及び光源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】衝撃及び輸送中の振動等によりランプに加わる外力を吸収することができ、外力によるランプの亀裂、及び割れを防ぐことができるクリップ及び該クリップを備える光源装置を提供する。
【解決手段】並置される円筒形状のランプ2を径方向に挟んで保持し、ランプ2の径方向への撓みを可能としてある二つの可撓片51,51と、該可撓片51,51の両側に離隔して配され、可撓片51,51の撓みを規制する二つの規制片41,41と、該規制片41,41を支持する支持部3とを備え、ランプ2に加わる外力により可撓片51,51の一方を撓ませつつ該可撓片51の撓みを一方の規制片41が規制し、前記外力を吸収するようにした。
【選択図】図3
【解決手段】並置される円筒形状のランプ2を径方向に挟んで保持し、ランプ2の径方向への撓みを可能としてある二つの可撓片51,51と、該可撓片51,51の両側に離隔して配され、可撓片51,51の撓みを規制する二つの規制片41,41と、該規制片41,41を支持する支持部3とを備え、ランプ2に加わる外力により可撓片51,51の一方を撓ませつつ該可撓片51の撓みを一方の規制片41が規制し、前記外力を吸収するようにした。
【選択図】図3
Description
本発明は円筒形状をなすランプを挾持するクリップ及び液晶ディスプレイ等の表示装置の光源として使用される光源装置に関する。
液晶ディスプレイ等の表示装置は、画像を表示する表示面を前側に有する表示部の後側に光源装置が配されている。
光源装置は、後壁に複数の係止孔を有し、前側が開放されている収納容器と、該収納容器内に上下に並置される複数本の円筒形をなすランプと、該ランプの両端部を前記後壁に保持するホルダと、前記ランプの中間部を前記後壁に固定する複数のクリップとを備える(例えば、特許文献1参照)。
クリップは、ランプの径方向に離隔して対向する結合片を一面に有し、他面が収納容器の後壁に取付けられる板状のクリップ本体と、ランプの半周長に対応する保持凹部及び前記結合片が挿入係止される被係止孔を有し、ランプの全周を径方向に挟んで保持する二つの保持板とを備え、該保持板夫々の被係止孔にクリップ本体の結合片を挿入係止することによりランプの中間部を収納容器の後壁に固定してある。
特開2007−157698号公報
特許文献1のように二つの保持板がランプの中間部を径方向に挟んで保持するクリップによれば、ランプの中間部を保持する保持剛性を高めることができ、ランプの収納容器内での安定性を高めることができる。しかし、比較的大型の液晶ディスプレイでは、ランプの全長が比較的長いため、特許文献1のように二つの保持板の保持凹部がランプの全周を径方向に挟んで保持するクリップにあっては、液晶ディスプレイに加わる衝撃、及び輸送中の振動等によりランプに外力が加わったとき、該ランプに亀裂が発生したり、割れたりする可能性が高くなるという問題があり、また、部品点数が増加し、組立て作業性も悪いという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は円筒形状のランプを保持する保持部を、ランプの径方向への撓みを可能とし、該保持部の撓みを規制する規制部を設けることにより、衝撃及び輸送中の振動等によりランプに加わる外力を吸収することができ、外力によるランプの亀裂、及び割れを防ぐことができるクリップ及び該クリップを備える光源装置を提供することにある。
本発明に係るクリップは、並置される円筒形状のランプを保持する保持部を有するクリップにおいて、前記保持部は、前記ランプの径方向への撓みを可能としてあり、該保持部の撓みを規制する規制部を備えることを特徴とする。
この発明にあっては、ランプの径方向への撓みを可能としてある保持部がランプを保持するため、衝撃及び輸送中の振動等により比較的小さい外力がランプに加わる場合、該外力を保持部の撓みにより吸収することができ、また、比較的大きい外力がランプに急激に加わる場合、該外力により保持部が過剰に撓むのを規制して外力を吸収することができ、外力によるランプの亀裂、及び割れを防ぐことができる。また、可撓性を有する保持部がランプを保持しているため、部品点数を低減でき、組立て作業性を向上することができる。
また、本発明に係るクリップは、前記保持部は、前記ランプを径方向に挟んで保持する二つの可撓片を有する構成とするのが好ましい。
この発明にあっては、二つの可撓片の離隔方向への撓み性を高めることができるため、比較的大きい外力がランプに急激に加わる場合においても該外力を吸収することが可能であり、急激な外力によるランプの亀裂、及び割れをより一層良好に防ぐことができる。
この発明にあっては、二つの可撓片の離隔方向への撓み性を高めることができるため、比較的大きい外力がランプに急激に加わる場合においても該外力を吸収することが可能であり、急激な外力によるランプの亀裂、及び割れをより一層良好に防ぐことができる。
また、本発明に係るクリップは、前記保持部は前記ランプの周面に吸着すべき吸盤である構成とするのが好ましい。
この発明にあっては、吸盤の中央部が負圧となり、周縁部がランプの周面に密着するため、保持部のランプ周面との接触面積を多くすることができ、ランプの周面に加わる面圧を分散することができ、外力によるランプの亀裂、及び割れをより一層良好に防ぐことができる。
この発明にあっては、吸盤の中央部が負圧となり、周縁部がランプの周面に密着するため、保持部のランプ周面との接触面積を多くすることができ、ランプの周面に加わる面圧を分散することができ、外力によるランプの亀裂、及び割れをより一層良好に防ぐことができる。
また、本発明に係るクリップは、前記規制部は、前記可撓片夫々、又は、前記吸盤から前記撓みの方向へ離隔して配される二つの規制片、及び該規制片夫々を結合する結合部を有し、該結合部に前記保持部を装着してある構成とするのが好ましい。
この発明にあっては、二つの規制片及び結合部を有する規制部の内側に保持部を配してあるため、該保持部の撓み方向両方への最大撓み量を簡易に均等化することができ、外力吸収性を高めることができる。
この発明にあっては、二つの規制片及び結合部を有する規制部の内側に保持部を配してあるため、該保持部の撓み方向両方への最大撓み量を簡易に均等化することができ、外力吸収性を高めることができる。
また、本発明に係るクリップは、前記保持部は、前記結合部に取外しを可能に取付けられる取付部を有する構成とするのが好ましい。
この発明にあっては、保持部を規制部より軟質の材料により形成することができるため、保持部の可撓性を高めることができる。
この発明にあっては、保持部を規制部より軟質の材料により形成することができるため、保持部の可撓性を高めることができる。
また、本発明に係るクリップは、前記保持部を支持する支持部を有し、前記規制部は、前記支持部から前記可撓片夫々と対向する位置へ延出され、且つ延出の先部が前記可撓片夫々に固定される延出片である構成とするのが好ましい。
この発明にあっては、保持部の可撓片夫々と、支持部及び規制部の延出片夫々とを一体に成形して一つの部品とすることが可能であるため、クリップの取付け作業性を高めることができる。
この発明にあっては、保持部の可撓片夫々と、支持部及び規制部の延出片夫々とを一体に成形して一つの部品とすることが可能であるため、クリップの取付け作業性を高めることができる。
また、本発明に係る光源装置は、並置される複数本のランプと、該ランプを収容して支持するケースと、前述の発明のクリップとを備えることを特徴とする。
この発明にあっては、ランプの径方向への撓みを可能としてある保持部を有するクリップがランプを保持するため、衝撃及び輸送中の振動等により比較的小さい外力がランプに加わる場合、該外力を保持部の撓みにより吸収することができ、また、比較的大きい外力がランプに急激に加わる場合、該外力により保持部が過剰に撓むのを規制して外力を吸収することができ、外力によるランプの亀裂、及び割れを防ぐことができる。
この発明にあっては、ランプの径方向への撓みを可能としてある保持部を有するクリップがランプを保持するため、衝撃及び輸送中の振動等により比較的小さい外力がランプに加わる場合、該外力を保持部の撓みにより吸収することができ、また、比較的大きい外力がランプに急激に加わる場合、該外力により保持部が過剰に撓むのを規制して外力を吸収することができ、外力によるランプの亀裂、及び割れを防ぐことができる。
本発明によれば、衝撃及び輸送中の振動等により比較的小さい外力がランプに加わる場合、該外力を保持部の撓みにより吸収することができ、また、比較的大きい外力がランプに急激に加わる場合、該外力により保持部が過剰に撓むのを規制して外力を吸収することができ、外力によるランプの亀裂、及び割れを防ぐことができる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1
図1は本発明に係る光源装置が備えるケースの構成を示す正面図、図2はクリップの構成を示す斜視図、図3はクリップの構成を示す一部を省略した断面図である。
実施の形態1
図1は本発明に係る光源装置が備えるケースの構成を示す正面図、図2はクリップの構成を示す斜視図、図3はクリップの構成を示す一部を省略した断面図である。
図示した光源装置は、直方体をなす枠部11及び周縁部が枠部11に結合され、該枠部11の後側を閉鎖する後壁12を有し、前側が開放されているケース1と、該ケース1内に上下に離隔して並置される円管状をなす複数本のランプ2と、該ランプ2の両端部を枠部11の内側に保持するホルダと、ランプ2の中間部を後壁12に保持する複数のクリップAとを備え、ケース1の内面部は、ランプ2が発光した光をケース1の開放部側に反射させるべき反射面になっている。この反射面はコーティング層及び反射シートを含んでいる。
ケース1の後壁12にはランプ2の長手方向中央部と対向する位置で、且つランプ2の並置方向へ離隔した位置にクリップ取付用の複数の係止片13が突設されている。
ランプ2は両端部に電極を有する冷陰極管又は熱陰極管であり、夫々のランプ2の電極にインバータ回路基板が接続され、パルス幅変調信号により明るさが制御されるように構成されている。
クリップAはケース1の反射面に対向し、略長円形をなす支持板部31と、ランプ2の並置間隔と等間隔で支持板部31の一面に突設されている支持柱部32,32と、該支持柱部32,32の先端に装着され、ランプ2の外周りに配される略C字形をなす規制部4,4と、該規制部4,4の内側中央部に装着され、ランプ2を径方向に挟んで保持する保持部5,5とを備える。尚、支持板部31及び支持柱部32,32が支持部3を構成している。
支持板部31の長手方向両端部には係止片13に対応する被係止片33,33が突設され、該被係止片33,33を係止片13,13に係止することによりクリップAをケース1の後壁12に取付けるように構成されている。また、支持柱部32,32は十字形に配されるリブを有し、剛性を高くしてある。
保持部5夫々は、ランプ2の並置方向へ離隔して対向し、ランプ2を径方向に挟んで保持する二つの可撓片51,51、及び各可撓片51,51の一端を結合する結合部52により略C字形をなし、ランプ2の径方向への撓みを可能としてある。この保持部5はランプ2の半周長よりも若干長い長さに形成され、ランプ2の径方向への抜け出しに抵抗を加えてあり、また、保持部5内側のランプ2周面と接触する面には複数の微小凸部が設けられ、ランプ2が径方向へ滑り難いように構成されている。また、結合部52の外面には、先端に十字形の抜止凸部53aを有する取付部53が一体に設けられている。このように取付部53を有する保持部5はシリコンラバー等の弾性材により一体に成形され、取付部53が規制部4の内側中央部に取外しを可能に取付けられている。
規制部4夫々は、可撓片51,51から前記撓みの方向へ離隔して配される二つの規制片41,41、及び各規制片41,41の一端を結合する結合部42により略C字形をなし、結合部42が支持柱部32の先端に装着されている。規制片41,41の他端側は可撓片51,51側へ延出された規制凸部41a,41aを有し、ランプ2の径方向へ撓んだ可撓片51,51が規制凸部41a,41aの一方に当接することにより可撓片51,51が過剰に撓むのを規制するように構成されている。また、結合部42の内側には十字形の取付孔43が開設され、取付部53が取付孔43に挿入された状態で角回転されることにより取付部53の抜止凸部53aが取付孔43の内側に係止されるように構成されている。このように略C字形をなす規制部4夫々は、ポリカーボネート等の比較的硬質の合成樹脂材により前記支持部3と一体に成形されている。また、この成形された規制部4の両側面には均肉用の溝が設けられている。
以上のように構成された光源装置は、ケース1の隣合う二つの係止片13,13にクリップAの被係止片33,33が係止され、また、ケース1内に複数本のランプ2が上下に離隔して並置され、ホルダを後壁12に取付けることによりランプ2の両端部がケース1内に保持されるとともに、ランプ2の中間部(中央部)がクリップAの可撓片51,51間に挿嵌保持される。
可撓片51,51はランプ2の周面位置より内側に配されており、ランプ2が可撓片51,51間に挿嵌されるとき、可撓片51,51が離隔方向へ撓みつつランプ2が可撓片51,51間に挿嵌され、可撓片51,51が近接方向へ弾性復元しつつ保持部5の内面がランプ2の周面を保持する。このとき、可撓片51,51はランプ2を保持していない状態に比べて若干離隔方向へ撓んでいる。
クリップAの保持部5がランプ2を保持している状態で、衝撃及び輸送中の振動等により比較的小さい外力がランプ2に加わり、該外力によりランプ2の中間部が径方向へ振れる場合、保持部5の可撓片51,51が離隔方向(ランプ2の径方向)へ撓み、前記外力を吸収することができる。
前記衝撃及び輸送中の振動等により比較的大きい外力がランプ2に急激に加わり、該外力によりランプ2の中間部が径方向へ急激に振れる場合、保持部5における可撓片51,51の一方が離隔方向(ランプ2の径方向)へ撓み、前記外力を吸収しつつ可撓片51の一方が規制片41の規制凸部41aに当接し、可撓片51の撓みが規制されて前記外力を吸収することができる。よって、ランプ2に加わる外力の大きさに関係なく、該外力を吸収することができ、外力によるランプ2の亀裂、及び割れを防ぐことができる。また、規制部4及び該規制部4を支持する支持部3が一体に成形された部品と、保持部5との二つの部品によりクリップAを構成してあるため、クリップAの部品点数を低減でき、組立て作業性を高めることができる。
実施の形態2
図4はクリップの他の構成を示す斜視図、図5はクリップの構成を示す一部を省略した断面図である。このクリップAは、保持部5が二つの可撓片51,51を有する構成とする代わりに、保持部5を吸盤54としたものである。
図4はクリップの他の構成を示す斜視図、図5はクリップの構成を示す一部を省略した断面図である。このクリップAは、保持部5が二つの可撓片51,51を有する構成とする代わりに、保持部5を吸盤54としたものである。
吸盤54は、ランプ2の周面に沿って湾曲する湾曲板部54aと、該湾曲板部54aの中央部外面に突設され、先端に十字形の抜止凸部54bを設けてある脚部54cとを有し、シリコンラバー等の弾性材により一体に成形され、脚部54cが規制部4における内側中央部の取付孔43に取外しを可能に取付けられている。
湾曲板部54aは中央側が周縁部よりも窪み、周縁部をランプ2の周面に接触させてランプ2の径方向へ押圧することにより中央側が負圧となり、周縁部がランプ2の周面に密着するように構成されている。
この実施の形態にあっては、クリップAの保持部5がランプ2を保持している状態で、衝撃及び輸送中の振動等により比較的小さい外力がランプ2に加わり、該外力によりランプ2の中間部が径方向へ振れる場合、吸盤54の脚部54cがランプ2の径方向へ撓み、前記外力を吸収することができる。
前記衝撃及び輸送中の振動等により比較的大きい外力がランプ2に急激に加わり、該外力によりランプ2の中間部が径方向へ急激に振れる場合、吸盤54の脚部54cがランプ2の径方向へ撓み、前記外力を吸収しつつ湾曲板部54aが一方の規制片41の規制凸部41aに当接し、脚部54cの撓みが規制されて前記外力を吸収することができる。よって、ランプ2に加わる外力の大きさに関係なく、該外力を吸収することができ、外力によるランプ2の亀裂、及び割れを防ぐことができる。
その他の構成及び作用は図2、図3に示すクリップAと同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
その他の構成及び作用は図2、図3に示すクリップAと同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
実施の形態3
図6はクリップの他の構成を示す斜視図、図7はクリップの構成を示す一部を省略した断面図である。このクリップAは、略C字形をなす規制部4,4を有する構成とする代わりに、保持部5,5を支持する支持部3から可撓片55,55と対向する位置へ延出された延出片44,44が可撓片55,55の撓みを規制するように構成したものである。
支持部3は略長円形をなし、両端部に被係止片33,33を有する支持板部31と、該支持板部31の長手方向両側に立設された支持柱部32,32とを有し、該支持柱部32,32の先端に保持部5,5が装着されている。
図6はクリップの他の構成を示す斜視図、図7はクリップの構成を示す一部を省略した断面図である。このクリップAは、略C字形をなす規制部4,4を有する構成とする代わりに、保持部5,5を支持する支持部3から可撓片55,55と対向する位置へ延出された延出片44,44が可撓片55,55の撓みを規制するように構成したものである。
支持部3は略長円形をなし、両端部に被係止片33,33を有する支持板部31と、該支持板部31の長手方向両側に立設された支持柱部32,32とを有し、該支持柱部32,32の先端に保持部5,5が装着されている。
保持部5,5は、ランプ2の並置方向へ離隔して対向し、ランプ2を径方向に挟んで保持する二つの可撓片55,55、及び各可撓片55,55の一端を結合する結合部55aにより略C字形をなし、シリコンラバー等の弾性材により一体に成形され、ランプ2の径方向への撓みを可能としてあり、結合部55aが支持柱部32の先端に装着されている。可撓片55,55の他端側は内側へ延出された第1の当接凸部55b,55bを有し、また、結合部55aの内側で、第1の当接凸部55b,55bと三等配となる箇所に第2の当接凸部55cが設けられ、第1、第2の当接凸部55b,55cがランプ2の周面に当接し、ランプ2を保持している。
規制部4,4は、支持板部31の長手方向両端部及び中央部から保持部5,5の両側へ延出され、延出の先端部が可撓片55,55夫々の長手方向中間部に固定された三つの延出片44,44,44からなり、二つの保持部5,5における一方の可撓片55,55の撓みを両側二つの延出片44,44が規制し、二つの保持部5,5における他方の可撓片55,55の撓みを中央一つの延出片44が規制するように構成されている。各延出片44はポリカーボネート等の比較的硬質の合成樹脂材により支持部3と一体に成形されており、この成形品を成形用型のキャビティに配置した状態でシリコンラバー等の弾性材をキャビティに供給することにより保持部5,5が二色成形され、この二色成形により各延出片44の上部が可撓片55,55に一体に結合固定される。
この実施の形態にあっては、クリップAの保持部5,5がランプ2を保持している状態で、衝撃及び輸送中の振動等により比較的小さい外力がランプ2に加わり、該外力によりランプ2の中間部が径方向へ振れる場合、可撓片55,55がランプ2の径方向へ撓み、前記外力を吸収することができる。
前記衝撃及び輸送中の振動等により比較的大きい外力がランプ2に急激に加わり、該外力によりランプ2の中間部が径方向へ急激に振れる場合、可撓片55,55がランプ2の径方向へ撓み、前記外力を吸収しつつ可撓片55,55の一方の撓みが延出片44により規制されて前記外力を吸収することができる。よって、ランプ2に加わる外力の大きさに関係なく、該外力を吸収することができ、外力によるランプ2の亀裂、及び割れを防ぐことができる。
その他の構成及び作用は図2〜図5に示すクリップAと同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
その他の構成及び作用は図2〜図5に示すクリップAと同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
実施の形態4
図8はクリップの他の構成を示す一部を省略した断面図である。このクリップAは、略C字形をなす規制部4,4における規制片41,41の端部に、保持部5,5としての可撓片56,56を設けたものである。
図8はクリップの他の構成を示す一部を省略した断面図である。このクリップAは、略C字形をなす規制部4,4における規制片41,41の端部に、保持部5,5としての可撓片56,56を設けたものである。
規制部4,4は実施の形態2と同様、ポリカーボネート等の比較的硬質の合成樹脂材により支持部と一体に成形されている。
保持部5,5の可撓片56,56は、基端が規制片41,41の中間に連なり、先端が屈曲部56a,56aを経て規制片41,41側へ屈曲し、この屈曲部56a,56aがランプ2の周面に当接し、先端と規制片41,41との間の距離内で可撓片56,56の撓みを許容するように構成されている。この可撓片56,56は比較的薄肉の板状をなし、規制部4,4及び支持部3と一体に成形されているが、その他、シリコンラバー等の弾性材により規制片41,41と一体に二色成形される構成としてもよい。
この実施の形態にあっては、クリップAの保持部5,5がランプ2を保持している状態で、衝撃及び輸送中の振動等により比較的小さい外力がランプ2に加わり、該外力によりランプ2の中間部が径方向へ振れる場合、可撓片56,56がランプ2の径方向へ撓み、前記外力を吸収することができる。
前記衝撃及び輸送中の振動等により比較的大きい外力がランプ2に急激に加わり、該外力によりランプ2の中間部が径方向へ急激に振れる場合、可撓片56,56がランプ2の径方向へ撓み、前記外力を吸収しつつ可撓片56,56の撓みが規制片41,41により規制されて前記外力を吸収することができる。よって、ランプ2に加わる外力の大きさに関係なく、該外力を吸収することができ、外力によるランプ2の亀裂、及び割れを防ぐことができる。
その他の構成及び作用は図2〜図5に示すクリップAと同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
その他の構成及び作用は図2〜図5に示すクリップAと同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
実施の形態5
図9はクリップの他の構成を示す一部を省略した断面図である。このクリップAは、ランプ2の並置方向へ離隔して対向し、ランプ2を径方向に挟んで保持する二つの可撓片57,57と、ケース1の反射面に対向し、各可撓片57,57を支持する支持部3と、各可撓片57,57の外側に離隔して配され、可撓片57,57の離隔方向への撓みを規制する二つの規制片45,45とを有し、ランプ2の周方向の三等分位置に対応する三つの位置に、ランプ2の周面に各当接する二つの第1の当接部57a及び第2の当接部57bを設けたものである。
図9はクリップの他の構成を示す一部を省略した断面図である。このクリップAは、ランプ2の並置方向へ離隔して対向し、ランプ2を径方向に挟んで保持する二つの可撓片57,57と、ケース1の反射面に対向し、各可撓片57,57を支持する支持部3と、各可撓片57,57の外側に離隔して配され、可撓片57,57の離隔方向への撓みを規制する二つの規制片45,45とを有し、ランプ2の周方向の三等分位置に対応する三つの位置に、ランプ2の周面に各当接する二つの第1の当接部57a及び第2の当接部57bを設けたものである。
支持部3及び規制片45,45はポリカーボネート等の比較的硬質の合成樹脂材により一体に成形されており、可撓片57,57はシリコンラバー等の弾性材により支持部3及び規制片45,45と一体に二色成形されている。
支持部3は中央部が湾曲状に窪む断面凹形をなし、その中央部に第2の当接部57bが配されている。
可撓片57,57は支持部3の窪み部両縁からランプ2の周縁に沿うように立ち上がる略い字形をなし、先端側が第1の当接部57aを経て規制片45,45側へ屈曲し、先端と規制片45,45との間の距離内で可撓片57,57の撓みを許容するように構成されている。
規制片45,45は支持部3の両端から立上り、可撓片57,57の先端と離隔して対向している。
この実施の形態にあっては、クリップAの保持部5,5がランプ2を保持している状態で、衝撃及び輸送中の振動等により比較的小さい外力がランプ2に加わり、該外力によりランプ2の中間部が径方向へ振れる場合、可撓片57,57がランプ2の径方向へ撓み、前記外力を吸収することができる。
前記衝撃及び輸送中の振動等により比較的大きい外力がランプ2に急激に加わり、該外力によりランプ2の中間部が径方向へ急激に振れる場合、可撓片57,57がランプ2の径方向へ撓み、前記外力を吸収しつつ可撓片57,57の撓みが規制片45,45により規制されて前記外力を吸収することができる。よって、ランプ2に加わる外力の大きさに関係なく、該外力を吸収することができ、外力によるランプ2の亀裂、及び割れを防ぐことができる。
その他の構成及び作用は図2〜図5に示すクリップAと同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
その他の構成及び作用は図2〜図5に示すクリップAと同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
尚、本発明に係るクリップAは、図2〜図8に示すように二つの保持部5,5を有し、2本のランプ2を挾持するクリップAである他、図9に示すように一つの保持部5を有し、1本のランプ2を保持するクリップAであってもよいし、また、三つ以上の保持部5を有し、3本以上のランプ2を保持するクリップAであってもよい。
また、以上説明した実施の形態では、クリップAを光源装置のケース1に取付ける手段として、ケース1の後壁12が複数の取付片13を有し、支持部3の両端部に被取付片33を有する構成としたが、その他、ケース1の後壁12が複数の係止孔を有し、該係止孔に挿入係止される係止爪を支持部3が有する構成としてもよく、クリップAの取付構造は特に制限されない。
1 ケース
2 ランプ
A クリップ
3 支持部
4 規制部
41 規制片
42 結合部
5 保持部
51,55,57 可撓片
53 取付部
54 吸盤
44 延出片
2 ランプ
A クリップ
3 支持部
4 規制部
41 規制片
42 結合部
5 保持部
51,55,57 可撓片
53 取付部
54 吸盤
44 延出片
Claims (7)
- 並置される円筒形状のランプを保持する保持部を有するクリップにおいて、前記保持部は、前記ランプの径方向への撓みを可能としてあり、該保持部の撓みを規制する規制部を備えることを特徴とするクリップ。
- 前記保持部は、前記ランプを径方向に挟んで保持する二つの可撓片を有する請求項1記載のクリップ。
- 前記保持部は前記ランプの周面に吸着すべき吸盤である請求項1記載のクリップ。
- 前記規制部は、前記可撓片夫々、又は、前記吸盤から前記撓みの方向へ離隔して配される二つの規制片、及び該規制片夫々を結合する結合部を有し、該結合部に前記保持部を装着してある請求項2又は3記載のクリップ。
- 前記保持部は、前記結合部に取外しを可能に取付けられる取付部を有する請求項4記載のクリップ。
- 前記保持部を支持する支持部を有し、前記規制部は、前記支持部から前記可撓片夫々と対向する位置へ延出され、且つ延出の先部が前記可撓片夫々に固定される延出片である請求項2記載のクリップ。
- 並置される複数本のランプと、該ランプを収容して支持するケースと、請求項1から6のいずれか一つに記載のクリップとを備えることを特徴とする光源装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008101313A JP2009252631A (ja) | 2008-04-09 | 2008-04-09 | クリップ及び光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2009252631A true JP2009252631A (ja) | 2009-10-29 |
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ID=41313133
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JP (1) | JP2009252631A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5774847U (ja) * | 1980-10-27 | 1982-05-08 | ||
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JP2007323924A (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-13 | Avenir Electronics International Co Ltd | 蛍光管用コネクタ及び蛍光管の取付方法 |
-
2008
- 2008-04-09 JP JP2008101313A patent/JP2009252631A/ja active Pending
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