JP2009252514A - 導光板および配線モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、簡単な構造によって、キーの照明を得ながらクリック感を向上することができる、導光板および配線モジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明の導光板1は、携帯電話機50のキー57の照明に用いられ、LED15からの光を導光するものであり、当該導光板1を貫通するように複数の切れ目21が入っていることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、導光板および配線モジュールに関し、より具体的には、携帯電話等に組み込まれ、クリック感を良くした導光板および配線モジュールに関するものである。
携帯電話機などの携帯情報端末の急速な普及につれて、小型化、軽量化、高機能化、デザインやファッション性の強調などの動きが急ピッチで進んでいる。とくに携帯情報端末の入力キー(以下、「キー」と記す)は使用頻度が高いので、クリック感は重要である。近年は、夜間での使用やファッション性などを考慮して、LED(Light Emitting Diode)などの光源および導光板を配置して、内側からキーを照明するので(たとえば特許文献1)、導光板を介在させてドームスイッチを押す構造をとる場合が多くなり、クリック感の改善が求められている。上記の入力モジュールは、LEDと、押し子付き導光板と、その導光板上に位置して複数のキーをもつフィルムと、キーおよび押し子と重なる領域の導光板の下側に位置するドームスイッチとを備える。キーを押すと導光板がたわみ、導光板に固定された押し子がドームスイッチを押すことになる。
また、ドームスイッチ部分をくりぬいた導光板をそのドームスイッチと同じ面に配置して、ドームスイッチ周囲の導光板端部に光出射構造を形成した入力モジュールも提案されている(特許文献2)。この入力モジュールでは、その導光板端部の光出射構造によって導光板から出た光をドームスイッチの上方に位置するキーに向けて出射する。
特開2006−324240号公報 特開2005−268165号公報
上記特許文献1に記載の配線モジュールでは、押し子付き導光板とすることによりクリック感は改善されたものの導光板を介在させてドームスイッチを押すので、そのクリック感は未だ十分に良好とはいえない。また、特許文献2に開示の配線モジュールでは、導光板を用いながらドームスイッチ領域ごとに導光板をくりぬいて、ドームスイッチ周囲の導光板端部に、キーに向けて光を出射させる構造を加工する必要がある。このため、押し子が導光板を介在させずにドームスイッチを押すので、クリック感は改善されるかもしれないが、導光板に対して複雑で多大な加工処理が必要となる。このため、導光板を介在させながら、簡単な構造または加工処理によって、良好なクリック感を得ることができる配線モジュールまたは導光板の開発が望まれていた。
本発明は、簡単な構造によって、キーの照明を得ながらクリック感を向上することができる、導光板および配線モジュールを提供することを目的とする。
本発明の導光板は、キーパッドのキーの照明に用いられ、光源からの光を導光するものであり、当該導光板を貫通するように複数の切れ目が入っていることを特徴とする。
上記の構成によって、一体物で、比較的高い弾性率をもつ導光板に対して、切れ目周辺では弾性を保持しながら弾性率を低下させることにより、押し子の有無によらずクリック感を向上することができる。また、切れ目は、キーオン動作の応力が加わらなければ閉じているので、切れ目形成によって洩れ出る光量は最小限に抑制される。上記の切れ目は非常に簡単な構造であり、加工処理も簡単である。ここで、上記の用語「弾性率」は、厳密なものではなく、キーの押し動作による変形において、(押し動作に必要な力/そのときのストローク(変形))の目安となる定性的な指標の意味で用いるものとする。上記の弾性率について言えば、高い透光性と1より確実に大きい屈折率をもつ、厚み0.02mm〜1mm程度の樹脂製の導光板がキーとドームスイッチとの間に介在する配置の場合、その導光板の弾性率は低いほうが、良好なクリック感を得ることができる。また、切れ目は、通常は切れ目の両断面間にすき間はほとんどなく(以下、単に「閉じている」と記す)、押し圧力がかかったとき、両断面間には相互に拘束が働かないため、キー対応領域は容易にしなるようにさせる。上記のように、閉じているため、光の洩れは小さい。
上記の切れ目の端に、応力集中を緩和するためのアール形成端部を備えることができる。これにより、切れ目の裂け進展を防止することができる。開口部は、裂け進展を抑えることができればよく、開口部のアールを小さくして、洩れ出る光量を抑制するのが好ましい。
上記の切れ目を、導光板のキーに対応する領域について、少なくとも1つ設けることができる。これによって各キーのクリック感を向上することができ、しかも各キーにおけるオン動作が隣のキーに及ぼす影響を小さくできるので、キー誤動作(意図しない同時入力)を抑制することができる。とくにキーの数を増やして、キー間隔が小さくなった場合、キー誤動作を防止できるので、限定された機器内でキー数を増大させることを可能にする。また、携帯情報端末の入力部の面積の小型化をはかって、キー配置密度が増大した場合にも、キー誤動作防止に有効に作用する。なお、少なくとも1つの切れ目は、すべてのキー対応領域ごとに設けてもよいし、適当な位置のキー対応領域に選択的に設けてもよい。キー対応領域についは、切れ目が、数個、個別的に配列されている導光板において、その切れ目の単位となるものの位置を含む領域といってもよく、その単位となる個別の切れ目が配列される仕方は周期的である場合が多い。したがって、導光板のみによってキー対応領域を識別することができる。
上記の切れ目が、キーに対応する領域について、該領域の中心をはさむように並行する並行二線分の形状、該並行二線分の端をつなぐ線分を加えたコ字状、および切れ目の端が曲がったL字状のうちのいずれかを含むような構成をとるのがよい。これによって、各キーに狙いをつけて、確実に、クリック感の向上とキー誤動作の防止を実現することができる。
上記の導光板の周縁に設けられた切れ目を含むことができる。これによって、導光板の支持構造によって支えられて高い弾性率を示す周縁部分におけるクリック感劣化を、除くことができる。すなわち、たとえ支持構造で支えられて結果的に高い弾性率となっていても、周縁部に切れ目を形成することによって、押し圧力によってしなりやすくなり、クリック感を回復し、向上させることができる。
上記の切れ目を、光源からの光の導光方向に沿うように設けることができる。切れ目は、応力が付加されなければ閉じていて光の洩れは最小限に抑えられるが、その場合でも、切れ目が導光方向に延在すれば、交差するように延在する場合に比較して、洩れ出る光はさらに低く抑えられる。
上記の切れ目は、ミシン目状または複数の間欠的に位置する小孔で形成されてもよい。ミシン目状の間欠的な切れ目は、弾性率を小さくする作用はマイルドであるが、見かけの弾性率は十分低い状態になっている場合などに、慎重にクリック感の向上を微調整する場合などに有効である。そのほか、間欠的な切れ目特有のクリック感の感触を出すことができる。
上記の導光板は押し子を備えてもよい。これによって、さらにクリック感を向上させることができる。
上記のいずれかひとつの導光板を備えた配線モジュールは、各導光板の作用効果の特徴を備え、少なくともキー部への照明を得ながらクリック感に優れた配線モジュールを得ることができる。
上記の回線モジュールは、導光板以外の部分に、キーの押し動作のための押し子を備えることができる。これによって、導光板への押し子の配設の有無によらず、たとえばラバーシートに押し子を設けて、クリック感の一層の向上およびキー誤動作を防止することができる。
本発明の導光板および配線モジュールによれば、簡単な構造でキーの照明を得ながらクリック感を向上することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における導光板および配線モジュールが用いられた携帯電話機を示す斜視図である。図2は、図1に示した携帯電話機の入力部の平面図であり、図3は導光板の平面図である。また、図4は、図2のIV−IV線に沿う断面図であり、図5は、同じく図2のV−V線に沿う断面図である。図1において、携帯電話機50は、入力部54と、その入力部54とヒンジ55を介在させて接続されている表示部53とを備える。入力部54と表示部53とは、ヒンジ55を軸として回転することにより開閉可能となっている。表示部53にはLCD(Liquid Crystal Display)を用いた表示画面56が設けられている。表示部53の表示画面56より上方(ヒンジ55から遠ざかる方向)にスピーカ58が設けられている。
入力部54には、電話番号やアルファベットなどの記号を入力するためのキー57が複数個、配置されている。また、入力部54から見て、ヒンジ55と反対側の端にマイク59が配置されている。上記の入力部54では、図2に示すように複数のキー57が露出する複数の開口部が形成された筐体と、その筐体の内部に配置される配線モジュールを含む。開口部では、モジュールの入力キー57が露出した状態になっている。
上記の携帯電話機50には、キー57の領域を内部から照明するために、光源のLED15と導光板1が配置される。本発明の実施の形態における導光板1には、図3に示すように、切れ目21が形成されている点に特徴を有する。切れ目21は、導光板1を貫通しているが、応力がかからなければ閉じて空隙はなく、切れ目の一方の面と他方の面とは閉じた状態にあることが、光の洩れ抑制という点から望ましい。切れ目21については、あとで詳しく説明する。
本発明の配線モジュール30は、図4に示すように、配線基板12と、ドームスイッチ13と、配線基板12およびドームスイッチ13を被覆するドームシート14と、導光板1と、導光板1に光を供給するLED15とを備える。すなわち導光板1から見て、導光板1の上面1u側にキー57が、また下面1v側にドームスイッチ13が位置している。キー57が形成されたラバーシート37を配線モジュール30のなかに含めてもよい。図5は、切れ目21を通るV−V線に沿う断面図であるため、切れ目21の一方の面の表面が現れている。図3と図5とを合わせて参照して、切れ目21は、キー対応領域Kにおいて、当該キー対応領域Kの中心をはさむように位置する並行二線分の平面形状をとっている。
導光板1は、キー57一体のラバーシート37によって押されたとき、上記の切れ目21があるため、弾性は維持するものの小さい荷重で変形するようになる。すなわち小さい荷重によって、並行二線分の間の部分がドームスイッチ側に凸状にしなって容易に押し込まれ、所定のストロークを得ることができ、良好なクリック感を得ることができる。また、隣り合うキー対応領域Kの間には、切れ目21はないので、一方のキー対応領域Kにおけるキー57のオン動作は、そのキー対応領域K限りにおいて生じて、隣のキー対応領域Kの導光板部分に実質的な変形が生じることはなく、したがって隣のキー対応領域のドームスイッチが誤ってオンされることはない。このため、隣り合うキー対応領域Kの誤動作を確実に防止することができる。上記の切れ目21は、上述のように荷重がかからなければ閉じており、光の洩れは最小限に抑えられる。そして、上記の切れ目21は、導光板1に対して、刃状工具(簡易刃型)により簡単に導入することができる。
上記のキー対応領域Kに配置する切れ目21の形態(平面形状)は、どのようなものでもよいが、図6に各種の形態を例示する。図6(a)は、切れ目21が並行二線分の場合を示すが、各線分の端にアール形成端部21sを設け、キー対応領域Kを外側から取り囲むように配置した点で、図3に示す導光板1の切れ目21と相違する。アール形成端部21sを設けることで、切れ目21の端に応力集中が生じ、切れ目21の端から裂けが進展するのを防止することができる。
図6(b)は、並行二線分の端を直線で結んだコ字状の切れ目21を示す図である。導光板1は、キー対応領域Kで、切れ目21が舌状部分を周囲から切っているので、舌に相当する導光板の部分は、小さな荷重で、文字通り舌のように容易に変形することができる。すなわち指の小さな力で、簡単にオン動作を実現することが可能になり、クリック感を向上させることができる。また、舌状に切った切れ目の端にはアール形成端部21sが配置されるので、切れ目21が端から裂けることは防止される。このコ字状の切れ目21の場合は、並行二線分の場合に比較して、オン動作の変形が隣のキー対応領域に及ぼす変形はより小さくなり、より確実にキー誤動作を防止することができる。
図6(c)は、切れ目の線分の各端においてL字状となるように、線分の端を相互に近づけるように曲げている。これによって、単なる並行二線分の切れ目の場合よりも、変形しやすくなり、かつその変形を当該キー対応領域Kにのみ限定しやすくなる。この結果、クリック感の向上と、キー誤動作の防止をより徹底することができる。
図6(d)は、キー対応領域Kに対応させて切れ目21を入れる場合において、導光方向に沿うように切れ目を入れることによって、光の洩れをより小さく抑制することができる。図6(d)に示す切れ目21は、右上左下の傾きをしめすが、キー対応領域と光源のLED15との位置関係に応じて、傾きが変わり、ある位置関係の場合には、傾きがない切れ目21となる。
図6(e)は、並行二線分に沿って間欠的なドット状またはミシン目状の切れ目21が形成された場合を示す。ミシン目状の間欠的な切れ目21は、弾性率を小さくする作用はマイルドであるが、切れ目21の端での応力集中などが小さい。このため、見かけの弾性率は十分低い状態になっている場合などに、慎重にクリック感の向上を微調整する場合などに有効である。そのほか、間欠的な切れ目特有のクリック感の感触を出すことができ、とくにクリック感の微妙な感覚を重要視する需要家の要求にこたえることができる。上記のミシン目状の切れ目21は、ドット状でも破線状でも、間欠的であればどのような形態でもよい。図6(e)の間欠的なミシン目状の切れ目は、図3に示す連続した切れ目に対応するものであるが、間欠的な切れ目としては、たとえば、図6(a)〜(d)に示す連続した切れ目21を、間欠的なミシン目状の切れ目に置き換えてもよいことはいうまでもない。
図6(a)〜(e)に示す切れ目21および/またはアール形成端部21sは、いずれも簡単に導光板1に導入することができる。そして、導光板1の材質、とくに弾性率に応じて、たとえば小さい荷重で変形しにくい(しなりにくい)場合、適宜、切れ目21の形態を選択することができる。導光板1は光の導光を主目的に、高い透光性、空気の屈折率(約1.0)より確実に大きい屈折率を有することを前提に、材料選択されるが、たとえば、しなりやすさを考慮するために高価な材料となる場合、上記のように切れ目を入れることにより、単体でのしなりやすさは考慮外とでき、その結果、安価な材料とすることができる。すなわち、単体でのしなりやすさの前提条件を外すことができ、材料選択の範囲を拡げることができる。また、上記の切れ目は、携帯電話機の設計において、小型化(入力部の面積縮小)などによって、キー配置を密にした場合、キー誤動作を確実に防止することを可能にする。すなわち、キー数の増大や、小型化にともなうキー配置密度の増大を可能にする。
(実施の形態2)
図7は、本発明の実施の形態2における導光板を示す平面図である。本実施の形態では、導光板1の周縁部に切れ目21を設けた点に特徴を有する。導光板1は、一般に、図4や図5に示すように、配線基板12に対して所定の高さ位置を保つように、図示しない支持部材によって支持されている。導光板1の平面形状の中央に支持部を設けると、光の洩れを生じやすいので、支持は周縁部でなされる場合が多い。導光板1の支持が周縁部でなされる場合、当該周縁部では小さな荷重で大きな変形を生じにくい。すなわち周縁部の導光板は、見かけ上の弾性率が大きくなる。周縁部の見かけ上の高い弾性率は、周縁部に限定されず、導光板の内部、すなわち複数のキー対応領域Kにおける変形のしにくさ(見かけ上の高い弾性率)をもたらし、クリック感の劣化の原因となる。
図7に示すように、導光板1の周縁部に切れ目21を入れることにより、周縁部においても小さな荷重で大きな変形をしやすくなり、周縁部での見かけ上の弾性率を低下させることができる。周縁部での見かけ上の弾性率の低下は、各キー対応領域Kにおける変形のしやすさをもたらし、クリック感を向上させることができる。図7に示す周縁部の切れ目21は、LED配置凹部1hから見て、キー対応領域Kをすべて通過した後の部分に入れられている。したがって、たとえ切れ目21で光が洩れたとしても、キーの照明に支障はきたさない。しかし、図7に示す周縁部における切れ目は、LED配置凹部1hから見て、光の方向に沿うように入れられている。したがって、切れ目21に起因する光の洩れを最小限に抑えることができる。
図8は、本発明の実施の形態2における変形例の導光板を示す図である。この導光板1では、切れ目21は、光の方向とは無関係に、導光板1の辺に沿って間欠的に入れられている。間欠的な切れ目21は、導光板の辺においても、マイルドであるが弾性率を小さくする作用はあり、また、切れ目21の端での応力集中などが小さい。したがって、キー部と同様に、見かけの弾性率は十分低い状態になっている場合などに、慎重にクリック感の向上を微調整する場合などに有効である。辺に沿う間欠的な切れ目についても、その形態は、ミシン目状でも破線状でもドット状でも、間欠的であれば何でもよい。また、導光板の辺に位置する間欠的な切れ目特有のクリック感の感触を出すことができる。図8に示す切れ目21は、光の導光方向とは関係なく、導光板1の辺に沿っているが、図8に示す切れ目21は、上述のように、LED配置凹部1hから見て、キー対応領域Kをすべて通過した後の部分に入れられている。したがって、光の洩れがキーの照明に大きな悪影響を及ぼすことはない。そして、導光板1の辺に沿うように切れ目21が入ることにより、支持部による見かけ上の弾性率の上昇を、内部にまで及ぼす度合いを、当該切れ目21によって、より効果的に遮断することができる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の実施の形態3における導光板を示す平面図である。本実施の形態では、導光板1の周縁部、および周縁部に囲まれた内部の両方に切れ目21を入れた点に特徴を有する。図9では、内部の切れ目21として、キー対応領域Kに入れている。キー対応領域Kに入れた切れ目21によって、クリック感は十分向上するが、さらにより高いレベルでクリック感を向上させたい場合、周縁部にも切れ目21を入れるのがよい。キー誤動作が確実に防止される効果も得ることができる。
また、図10に示すように、キー対応領域Kとは無関係に、周縁部で囲まれた内部に切れ目21を入れてもよい。この場合、内部の切れ目21は、LED配置凹部1hから各位置までの方向に沿うように、切れ目21を入れるのが、光の洩れを抑制する上で好ましい。図10に示す導光板1によっても、良好なクリック感が得られ、キー誤動作を防止することができる。
(実施の形態4)
図11は、本発明の実施の形態4における導光板を示す。この導光板1は、図2に示す入力部または配線モジュール内の導光板1の位置に組み込まれる。また、図12は、図11におけるXII−XII線に沿うように、本発明の配線モジュールに断面を入れた場合の断面図である。図11において、切れ目21は、各キー対応領域Kに、コ字状に入れられ、線分の端にアール形成端部21sが設けられ、裂け防止をはかっている。本発明の実施の形態1〜3では、押し子を設けない例について説明した。しかし、本実施の形態の配線モジュール30では、図12に示すように、導光板1には切れ目21を、またラバーシート37には押し子33を設けている点に特徴がある。
導光板1に切れ目21を、またラバーシート37には押し子33を設けることによって、シャープで良好なクリック感を得ることができる。また、キー誤動作の防止をより確実に実現することができる。ラバーシート37に設けた押し子33だけでなく、導光板1に設けた押し子3であってもよい。図13は、本実施の形態の配線モジュールに組み込まれる導光板1の変形例を示す斜視図である。押し子3は、導光板1の下面1v側、すなわちドームスイッチ側に設けられる。図13に示す押し子が設けられた導光板1を用いるとき、ラバーシート37には押し子33を設けてもよいし、または設けなくてもよい。
(他の実施の形態)
1.切れ目は、上記の実施の形態では刃状工具で形成すると説明したが、刃状工具に限定されず、超音波加工(常温、低温)、低温域での曲げ加工など任意の方法で形成することができる。要は、キーの押し動作(オン動作)によって所定のストローク範囲で変形しやすく、荷重のないときに切れ目の対面間に空隙を生じにくいものが好ましい。したがって、切れ目の加工で、導光板の切削粉や溶融屑が発生するような加工は推奨されない。
2.本発明における導光板は、光源とともに用いられてキー部を照明するのに用いられる。導光板自身または導光板に接する部材には、導光板から光を出射させて上記照明を行わせるための出射機構が、当然、設けられるが、その出射機構はどのような構造のものであってもよい。
上記において、本発明の実施の形態および実施例について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態および実施例は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら発明の実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の導光板および配線モジュールによれば、簡単な構造によって、キーの照明を得ながらクリック感を向上することができ、入力部の小型化の場合、また多数のキーを配置してキー間隔が小さくなった場合にもキー誤動作を防止することが可能になる。
本発明の実施の形態1における導光板および配線モジュールを組み込んだ携帯電話機を示す斜視図である。 図1の携帯電話機の入力部を示す平面図である。 図2の入力部の導光板の平面図である。 図2のIV−IV線に沿った断面図である。 図2のV−V線に沿った断面図である。 キー対応領域について設けられた切れ目の形態を示す図であり、(a)はキー対応領域を内側にするようにした並行二線分の切れ目で、アール形成端部をもつ切れ目、(b)はコ字状で、アール形成端部をもつ切れ目、(c)は端にL字状部分をもつ並行二線分型の切れ目、(d)は並行二線分型に類似して、導光方向に沿う傾きをもつ切れ目、(e)は間欠的なミシン目状の切れ目、をそれぞれ示す。 本発明の実施の形態2における導光板を示す平面図である。 図7の導光板の変形例を示す平面図である。 本発明の実施の形態3における導光板を示す平面図である。 図9に示す導光板の変形例を示す平面図である。 本発明の実施の形態4における配線モジュールに用いられる導光板を示す断面図である。 図11の導光板を用いた配線モジュールを示す部分断面図である。 図11に示す導光板の変形例の導光板を示す斜視図である、
符号の説明
1 導光板、1h LED配置凹部、1u 導光板の表面(キー側面)、1v 導光板の裏面(ドームスイッチ側面)、3 押し子、12 配線基板、13 ドームスイッチ、14 ドームシート、15 LED、21 切れ目、21s アール形成部、30 配線モジュール、33 押し子(ラバーシート配置)、37 ラバーシート、50 携帯電話機、53 表示部、54 入力部、55 ヒンジ、56 表示画面、57 キー、58 スピーカ、59 マイク、K キー対応領域。

Claims (10)

  1. キーパッドのキーの照明に用いられ、光源からの光を導光する導光板であって、
    前記導光板に、該導光板を貫通するように複数の切れ目が入っていることを特徴とする、導光板。
  2. 前記切れ目の端に、応力集中を緩和するためのアール形成端部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の導光板。
  3. 前記切れ目が、前記導光板の前記キーに対応する領域について、少なくとも1つ設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の導光板。
  4. 前記切れ目が、前記キーに対応する領域について、該領域の中心をはさむように並行する並行二線分の形状、該並行二線分の端をつなぐ線分を加えたコ字状、および切れ目の端が曲がったL字状のうちのいずれかを含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかひとつに記載の導光板。
  5. 前記導光板の周縁に設けられた切れ目を含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかひとつに記載の導光板。
  6. 前記切れ目が、前記光源からの光の導光方向に沿うように設けられていることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかひとつに記載の導光板。
  7. 前記切れ目が、ミシン目状または複数の間欠的に位置する小孔で形成されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかひとつに記載の導光板。
  8. 前記導光板が押し子を備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかひとつに記載の導光板。
  9. 請求項1〜8のいずれかひとつに記載の導光板を備えることを特徴とする、配線モジュール。
  10. 前記導光板以外の部分に、前記キーの押し動作のための押し子を備えることを特徴とする、請求項9に記載の配線モジュール。
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