JP2009248339A - 木質ボード - Google Patents

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Abstract

【目的】水廻りの使用において充分な耐水性が発揮されるとともに、硬質ポリウレタンフォームの廃材やポリスチレンフォームの廃材の有効利用を図った耐水性に優れる木質ボードを提供するものである。
【構成】本発明の木質ボードは、中芯層と、該中芯層の両面に積層される表層とからなる木質ボードであって、表層は、少なくとも木粉と接着剤とからなる層であり、中芯層は、少なくともスチレン粉とからなる層であることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、建築用としての床材、内装材、外装材の他、家具、家電製品、厨房設備など
に広く用いられ、特に水廻りなどにも好適に使用できる木質ボードに関するものである。
天然木材に代わる木質ボードとして、木粉や木片等の木質チップを用い、結合材となる
接着剤を添加して加圧成形してなる木質ボードが用いられており、具体的なものとして例
えばパーティクルボードが挙げられる。
このパーティクルボードは、森林伐採時の端材や使用後の木材を粉砕して木質チップと
し、この木質チップと接着剤とを混合して熱加圧成形して得られるボードである。よって
、今まで廃棄処分されてきた端材や使用後の木材を再利用することができる環境に優しい商品である。しかも、このパーティクルボード使用後、再度粉砕し、得られたチップを再利用することが可能な循環型木材でもある。
そして、このパーティクルボードの代表的な構成は、中芯層の両面に表層が積層された
三層構造のもので、表層は木粉と接着剤とからなる層であり、中芯層は木片と接着剤とか
らなる層のものである。
しかしながら、このような木質ボードには木質チップを用いているため耐水性に劣るも
のであり、水回りの用途には不適であった。そこで、耐水性を向上させるために、特許文
献1のようにパーティクルボードへ撥水性の組成物を付与する発明が開示されているが、
それでも水廻りの使用における耐水性を満足できるものではなかった。
一方、近年循環型社会を目指す法律が制定され、製品のリサイクル化要求が高まってき
ており、特に製品サイクルの短い家庭用冷蔵庫の硬質ポリウレタンフォームからなる断熱
材の廃材は、家電リサイクル法によりリサイクルが義務付けられている。さらに自動販売
機、ショーケース、保冷車、仮設ハウス、梱包用などで使用されている硬質ポリウレタン
フォームやポリスチレンフォームからなる断熱材の廃材も問題視されてきた。
特開平01−225684号公報
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、水廻りの使用において充分な耐
水性が発揮されるとともに、硬質ポリウレタンフォームの廃材やポリスチレンフォームの廃材の有効利用を図った耐水性に優れる木質ボードを提供するものである。
本発明の請求項1に記載の木質ボードは、中芯層と、該中芯層の両面に積層される表層とからなる木質ボードであって、表層は、少なくとも木粉と接着剤とからなる層であり、中芯層は、少なくともスチレン粉とからなる層であることを特徴とするものであり、ポリスチレンフォームの廃材の有効利用を図るとともに水廻りの使用において充分な耐水性が発揮される木質ボードである。
また、請求項2に記載の木質ボードは、前記中芯層が、スチレン粉とウレタン粉とからなる層であることを特徴とするものであり、硬質ポリウレタンフォームの廃材やポリスチレンフォームの廃材の有効利用を図った耐水性に優れる木質ボードである。
また、請求項3に記載の木質ボードは、前記中芯層が、スチレン粉とウレタン粉と木片とからなる層であることを特徴とするものであり、硬質ポリウレタンフォームの廃材やポリスチレンフォームの廃材の有効利用を図った耐水性に優れる木質ボードである。
本発明の木質ボードは、水廻りの使用において充分な耐水性が発揮されるとともに、硬質ポリウレタンフォーム廃材やポリスチレンフォーム廃材等のプラスチック廃材を有効利用することが出来たものである。
以下、この発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明の木質ボードは、中芯層と、該中芯層の両面に積層される表層とからなる3層構
造であり、各層を構成する材料を混合後、順次堆積するよう撒布して熱加圧成形などで一
体化されるものであり、少なくとも耐水性を向上させるためスチレン粉が中芯層にのみ入れられていることを特徴とする木質ボードである。なお、中芯層(第2層)の両面に積層される表層(第1層)と表層(第3層)とは同一の構成材料からなるものである。
本発明の木質ボードを構成する表層(第1層および第3層)は、少なくとも木材を粉砕
した木粉と接着剤とで構成され、主として表面が緻密かつ平滑で綺麗な木質ボードとする
機能を担う層である。
この表層には、できるだけ均一で、より細かい微粉末状の木粉が用いられ、これによっ
て表面が緻密かつ平滑で綺麗な木質ボードにすることができる。
この木粉としては、建築用途に使用した木材或いはその際に発生した木質廃材、広葉樹
及び針葉樹、或いはマツ、ツガ、スギ、ヒノキ等の木材を鋸の屑状に微細化した微粉末を
主体とするものが用いられる。
また、この木粉を容器等に盛ったときの見かけ比重は0.1〜0.3g/cc程度であ
る。
さらに、この木質ボードの表層に用いられる接着剤としては、通常のパーティクルボー
ドなどの木質ボードで使用される接着剤を用いることができ、例えばユリア・メラミン系
樹脂、フェノール系樹脂、ユリア系樹脂、MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)、
TDI(トリレンジイソシアネート)、あるいはMDIプレポリマー、TDIプレポリマー
等を挙げることができる。
そして、この木質ボードを構成する表層(第1層および第3層)は、少なくとも木粉と
、接着剤とで構成され、木粉100重量部に対して、接着剤を固形分で10〜20重量部
添加して、木粉および接着剤とを均一に混合することが好ましく、通常のパーティクルボ
ードなどの製造設備を用い、熱加圧成形によって第2層とともに一体成形される。
また、スチレン粉やウレタン粉等の合成樹脂粉を添加しない表層(第1層および第3層)とすることで、本発明の木質ボード製造時において例えば熱加圧プレス時に合成樹脂粉(或いは後述する紙面材)が熱加圧プレス機或いはコール板上に付着することを防止することが出来る。
次に、この木質ボードを構成する中芯層(第2層)は、表層の第1層と第3層との間に
設けられるものであり、少なくともスチレン粉とからなる層であり、主として耐水性と強度とを担う機能をなす層である。
また、スチレン粉としては、EPS法により製造されたポリスチレンフォームや、ABS樹脂やSAN樹脂等のスチレン系樹脂からなる成形品を10mm以下に粉砕した粉砕物を使用することが出来る。10mmを超える粉砕物であると、例えば木片等を添加する場合に均一混合が出来難くなる。なお、環境上の観点からそれらフォームや成形品の廃材を粉砕した粉砕物をスチレン粉として用いることが好ましい。そして、廃材は単独で使用してもよく、また、複数の廃材を使用してもよい。
また、上記ポリスチレンフォームの廃材としては、建築分野の断熱材として使用されて
いるもの、建築断熱工事現場で発生する断熱パネルの端材や残材、建築物解体時で発生す
る断熱パネルの廃材、さらに断熱材を工場で生産する際に発生する廃材(サイドロス等)
、漁箱等の容器の廃材,緩衝材の廃材等、つまりスチレン樹脂から成形された廃材(発泡
体に限らず)等を回収したものが挙げられる。ポリスチレンフォームの廃材の見かけ比重は0.01〜0.1g/ccのものが好ましい。
また、本発明の第2層となる中芯層には、スチレン粉の他にウレタン粉を添加してもよい。ウレタン粉としては、環境上の観点から硬質ポリウレタンフォーム、変成イソシアヌレートフォーム等の廃材を3mm以下に粉砕して使用することが好ましい。なお、これら廃材は、単独で使用してもよく、また、複数の廃材を使用してもよい。
また、上記硬質ポリウレタンフォームの廃材としては、建築分野の断熱材として使用さ
れているもの、また廃冷蔵庫、廃自販機から回収した断熱材、建築断熱工事現場で発生す
る断熱パネルの端材や残材、建築物解体時で発生する断熱パネルの廃材、さらに断熱材を
工場で生産する際に発生する廃材等を回収したものである。硬質ポリウレタンフォーム廃
材の見かけ比重は0.02〜0.20g/ccのものが好ましい。なお、上記廃材に面材
(例えば、紙面材等)が含有されていてもよく、硬質ポリウレタンフォームの廃材に対し
て70重量%以下がよく、好ましくは50重量%以下である。
また、本発明の第2層となる中芯層には、スチレン粉の他に木片を添加してもよい。木片としては、建築用途に使用した木材或いはその際に発生した木質廃材、広葉樹及び針葉樹或いはマツ、ツガ、スギ、ヒノキ等の木材の太さ0.2〜3mm、長さ5〜30mm程度の大きさの微小片を主体とするものが用いられる。
また、この木片の容器等に盛ったときの見かけ比重は0.1〜0.3g/cc程度であ
る。
そして、この木質ボードを構成する中芯層(第2層)は、少なくともスチレン粉とで構成され、通常のパーティクルボードなどの製造設備を用い、熱加圧成形によって第1層および第3層とともに一体成形される。
なお、この木質ボードを構成する中芯層(第2層)には、接着剤、撥水材、水、硬化剤等は一切使用しない。
本発明の木質ボードは、第1層と第2層と第3層との3層構造からなるものであり、第
1層と第2層と第3層の重量割合を、10:80:10〜40:20:40で構成するこ
とが好ましい。
本発明の木質ボードは、従来のパーティクルボードなどの製造設備をそのまま用いて製
造することができ、例えば木粉と接着剤とを加えて混合した表層(第1層および第3層)
用材料を用意するとともに、木片と接着剤と合成樹脂粉とを加えて混合した中芯層(第2
層)用材料を用意し、表層(第1層)となる第1層用材料、中芯層となる第2層用材料、
表層(第3層)となる第3層用材料を順次堆積(散布)した後に、熱加圧成形にて一体化
することで製造される。
なお、表層(第1層および第3層)用材料或いは中芯(第2層)層用材料の混合には、
従来から使用されているリボンブレンダー、高速回転ミキサー、タンブラーなどの混合設備を利用でき、均一に混合することができる。
本発明の木質ボードの製造は、通常の木質ボード製造ラインを使用することができ、例
えばスチールベルトを用いて、その上に各層用の材料を供給して堆積し、この堆積物をプ
レス板やプレスベルトで熱加圧成形することなどで製造することができるが、成形台やス
チールベルト等への堆積前又は堆積後に各層用の材料を、目的とする形状に予備圧縮して
から加圧成形すれば、得られる木質ボードの品質が安定する。なお、熱加圧時の熱プレスの金型温度は100〜180度の範囲が好ましく、180度を超えた場合、スチレン粉の分解が一部発生し、物性の低下を招く場合がある。
また、厚い木質ボードを製造する場合には、複数の予備圧縮された各層用の材料の層を
成形台やスチールベルト上に堆積したのちに、加圧成形すれば品質が安定する。
この加圧成形は、常温で加圧成形しても良いし、成形台やスチールベルト等を加熱して
加圧成形しても良い。
なお、木材の微粉末と木材の微小片或いは木質繊維等とが混ざり合うことは好ましいもの
ではないが、木質材料を作製する過程において多少の混ざり合いは避けることができず、
木材の微粉末に少量の木材の微小片や木質繊維が混入したものも木粉であり、木材の微小
片に少量の木材の微粉末や木質繊維が混入したものも木片である。
また、本発明の木質ボードを製造するに際し、防腐剤、防黴剤、防虫剤、防火剤、撥水剤(例えば、パラフィン系のワックスと水とを混合した混合物)、寸法安定剤を強度等の物性に影響を与えない範囲で使用することは、何ら問題がない。なお、撥水材については、本発明の表層のみに使用出来るものとする。
以下、この発明を実施例により説明するが、この発明はこれらに限定されるものではな
い。
この実施例では、次のものを用いた。
木粉としては、建築時に発生した木質廃材を微細化した微粉末(含水率が5%で、見か
け比重が0.22g/cc)のものを使用した。
木片としては、建築時に発生した木質廃材で、太さ0.2乃至0.3mm・長さ5乃至
10mm程度の大きさの微小片(含水率が3%で、見かけ比重が0.22g/cc)のも
のを使用した。
PU粉としては、住宅の解体時に発生した紙面材を有する硬質ポリウレタンフォームの廃材をターボミル(ターボミル工業社製)で平均粒径1mmに粉砕し、見かけ比重が0.10g/ccのものを使用した。
EPS粉としては、ビーズ法ポリスチレンフォームの廃材をターボミル(ターボミル工業社製)で平均粒径2mm以下になるように粉砕し、見かけ比重が0.10g/ccのものを使用した。
PS粉としては、梱包用として使用済みのポリスチレンフォームの廃材をカワタ社製100Lスーパーミキサーに投入し、粉砕・混合・溶融させてゲル状物を得、該ミキサーから排出後冷却し、この冷却させたものを開き目が1mmφのメッシュを有するスクリーンを設置したオリエント社製縦型粉砕機により平均粒径が1.0mm以下になるように粉砕し、見かけ比重が0.35g/ccのものを使用した。
接着剤Aとしては、ユリア・メラミン樹脂(スイソボンド701、日本化成社製)を使
用した。
接着剤Bとしては、水乳化型ジフェニルメタンジイソシアネート(ウッドキュア30
0、日本ポリウレタン工業社製)を使用した。
また、各実施例および各比較例で用いる構成材料とその配合量(表層用材料は、木粉を
100とし、中芯層用材料は、EPS粉及び/又はPS粉とPU粉、又は木片との合計を
100として各成分の配合割合を表した)を表1に示した。
なお、常態曲げ強度(N/mm)、湿潤A法曲げ強度(N/mm)、吸水率(%)、厚さ膨張率(%)については、JIS A 5908に準拠して測定した。
(実施例1)
第1層および第3層用の表層用材料a’である木粉100重量部と接着剤Aであるユレ
アーメラミン樹脂13.9重量部とを小型タンブラーに投入し、混合させて得た。
第2層用の中芯層用材料aである木片30重量部とPU粉17.5重量部とEPS粉17.5重量部とPS粉35重量部を小型タンブラーに投入し、混合させて得た。
これら表層用材料a’と中芯層用材料aとを用いて3層構造の木質ボードとするため、
第1層:第2層:第3層の重量割合が、20:60:20となるように、コール板上に表
層用材料a’と中芯層用材料aと表層用材料a’とを順次堆積(撒布)した後に予備圧縮
し、生成したマットの両端に9mmのディスタンスバー(スペーサ)を置き、さらにマ
ット上にコール板載せて150℃に加熱したプレス機で5分間熱加圧し、450mm×4
50mm角で9mm厚、密度が840kg/mの木質ボードを得た。
この得られた木質ボードを用い、常態曲げ強度(N/mm)、湿潤A法曲げ強度(N/mm)、吸水率(%)、厚さ膨張率(%)の試験を行った。
その結果を表2に示す。
同表から明らかなように、常態曲げ強度が33.8N/mm,湿潤A法曲げ強度が15.2N/mm,吸水率が20.9%,厚さ膨張率が4.8%であった。
(実施例2)
第2層用の中芯層用材料bとして、木片30重量部とPU粉35重量部とEPS粉17.5重量部とPS粉17.5重量部とを用いた以外は、実施例1と同様とし、450mm×450mm角で9mm厚、密度が859kg/mの木質ボードを得た。
得られた木質ボードを用い、実施例1同様の常態曲げ強度(N/mm)、湿潤A法曲げ強度(N/mm)、吸水率(%)、厚さ膨張率(%)の試験を行った。
その結果を表2に示す。
同表から明らかなように、常態曲げ強度が24.6N/mm,湿潤A法曲げ強度が14.7N/mm,吸水率が29.7%,厚さ膨張率が9.1%であった。
(実施例3)
第2層用の中芯層用材料cとして、木片30重量部とPU粉56重量部とEPS粉7重量部とPS粉7重量部とを用いた以外は、実施例1と同様とし、450mm×450mm角で9mm厚、密度が833kg/mの木質ボードを得た。
得られた木質ボードを用い、実施例1同様の常態曲げ強度(N/mm)、湿潤A法曲げ強度(N/mm)、吸水率(%)、厚さ膨張率(%)の試験を行った。
その結果を表2に示す。
同表から明らかなように、常態曲げ強度が19.8N/mm,湿潤A法曲げ強度が10.5N/mm,吸水率が37.1%,厚さ膨張率が15.3%であった。
(実施例4)
第2層用の中芯層用材料dとして、PU粉50重量部とEPS粉25重量部とPS粉25重量部とを用いた以外は、実施例1と同様とし、450mm×450mm角で9mm厚、密度が865kg/mの木質ボードを得た。
得られた木質ボードを用い、実施例1同様の常態曲げ強度(N/mm)、湿潤A法曲げ強度(N/mm)、吸水率(%)、厚さ膨張率(%)の試験を行った。
その結果を表2に示す。
同表から明らかなように、常態曲げ強度が24.8N/mm,湿潤A法曲げ強度が10.9N/mm,吸水率が14.2%,厚さ膨張率が5.8%であった。
(実施例5)
第2層用の中芯層用材料eとして、木片30重量部とPU粉35重量部とEPS粉17.5重量部とPS粉17.5重量部とを用いた以外は、実施例1と同様とし、450mm×450mm角で9mm厚、密度が868kg/mの木質ボードを得た。
得られた木質ボードを用い、実施例1同様の常態曲げ強度(N/mm)、湿潤A法曲げ強度(N/mm)、吸水率(%)、厚さ膨張率(%)の試験を行った。
その結果を表2に示す。
同表から明らかなように、常態曲げ強度が18.8N/mm,湿潤A法曲げ強度が11.6N/mm,吸水率が30.4%,厚さ膨張率が9%であった。
(実施例6)
第2層用の中芯層用材料fとして、PU粉5重量部とPS粉95重量部とを用いた以外は、実施例1と同様とし、450mm×450mm角で9mm厚、密度が900kg/mの木質ボードを得た。
得られた木質ボードを用い、実施例1同様の常態曲げ強度(N/mm)、湿潤A法曲げ強度(N/mm)、吸水率(%)、厚さ膨張率(%)の試験を行った。
その結果を表2に示す。
同表から明らかなように、常態曲げ強度が29.9N/mm,湿潤A法曲げ強度が18.3N/mm,吸水率が10.2%,厚さ膨張率が4.6%であった。
(比較例1)
第2層用の中芯層用材料gとして、PU粉90重量部とPS粉10重量部とを用いた以外は、実施例1と同様とし、450mm×450mm角で9mm厚、密度が757kg/mの木質ボードを得た。
得られた木質ボードを用い、実施例1同様の常態曲げ強度(N/mm)、湿潤A法曲げ強度(N/mm)、吸水率(%)、厚さ膨張率(%)の試験を行った。
その結果を表2に示す。
同表から明らかなように、常態曲げ強度が2.1N/mm,湿潤A法曲げ強度が1.83N/mm,吸水率が21.2%,厚さ膨張率が10.2%であった。
(比較例2)
第2層用の中芯層用材料hとして、木片65重量部とPU粉17重量部とEPS粉9重量部とPS粉9重量部とを用いた以外は、実施例1と同様とし、450mm×450mm角で9mm厚、密度が863kg/mの木質ボードを得た。
得られた木質ボードを用い、実施例1同様の常態曲げ強度(N/mm)、湿潤A法曲げ強度(N/mm)、吸水率(%)、厚さ膨張率(%)の試験を行った。
その結果を表2に示す。
同表から明らかなように、常態曲げ強度が20.1N/mm,湿潤A法曲げ強度が9.6N/mm,吸水率が56%,厚さ膨張率が25%であった。
(参考例)
第2層用の中芯層用材料iして、木片65重量部とPU粉35重量部と接着剤Bとして水乳化型ジフェニールメタンジイソシアネートとを用いた以外は、実施例1と同様とし、450mm×450mm角で9mm厚、密度が870kg/mの木質ボードを得た。
得られた木質ボードを用い、実施例1同様の常態曲げ強度(N/mm)、湿潤A法曲げ強度(N/mm)、吸水率(%)、厚さ膨張率(%)の試験を行った。
その結果を表2に示す。
同表から明らかなように、常態曲げ強度が24N/mm,湿潤A法曲げ強度が11N/mm,吸水率が18%,厚さ膨張率が7.8%であった。
以上より、本発明の木質ボードは、中芯層用材料として接着剤の代わりにEPS粉やPS粉等のスチレン系樹脂粉をバインダーとして使用出来たので、曲げ強度に優れ、且つ湿潤A法曲げ強度、吸水率、厚さ膨張率に優れた、すなわち耐水性に優れたボードを得ることが出来た。また、本発明の中芯層において、従来使用していた接着剤を使用しなかったので大幅なコスト削減が出来た。

Claims (3)

  1. 中芯層と、該中芯層の両面に積層される表層とからなる木質ボードであって、
    表層は、少なくとも木粉と接着剤とからなる層であり、
    中芯層は、少なくともスチレン粉とからなる層であることを特徴とする木質ボード。
  2. 前記中芯層が、スチレン粉とウレタン粉とからなる層であることを特徴とする請求項1記載の木質ボード。
  3. 前記中芯層が、スチレン粉とウレタン粉と木片とからなる層であることを特徴とする請求項1記載の木質ボード。
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