JP2009244668A - 表示装置用の筐体およびこれを用いた表示装置 - Google Patents

表示装置用の筐体およびこれを用いた表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】製造が容易で、剛性および軽量性に優れた表示装置用の筐体およびこれを用いた表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置100に、LCD300と、LCD300を取り付けた筐体200とを設けた。また、筐体200に、LCD300の内側面に略対向する反射面211Aを有し樹脂の異型押出にて押出方向に沿って一連となる複数の中空リブ214を有する略平板状に成形されたシャーシ210と、このシャーシ210の反射面211Aと反対側の化粧面211Bに一体的な外部に露出する化粧層215と、を設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、筐体および筐体を備えた表示装置に関する。
従来、例えば、大型液晶テレビやモニタなどの液晶表示装置は大別して、液晶パネル、バックライト、電気系回路、いわゆるバックカバーである外装ハウジング、フロント枠カバーから構成されている。
近年では、画面サイズが40インチを超える大型液晶テレビが開発され、壁掛けにして使用される場合もある。このような大型表示装置の外装ハイジングは、光線反射性、遮光性、剛性などの機械特性、寸法安定性、熱伝導性などの放熱性を備えた構成が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)
特許文献1には、光反射性熱可塑性樹脂材料の成形体の光反射層が、板金製バックシャーシに一体化または積層配置された液晶表示装置が示されている。
特許文献2には、熱可塑性樹脂と酸化チタンとを含有する混合物を射出成形して、反射器を兼ねた照明装置用ハウジングを得る点が示されている。
特許文献3には、液晶表示装置のバックライト反射板が示されている。
WO2005/124401号公報 特開平9−330048号公報 特開2002−156512号公報
しかしながら、特許文献1では、シャーシが金属製であるので、表示装置を大型化すると重量が大きくなり、例えば、壁掛けにして使用することが困難になり、利便性が低下するおそれがある。特許文献2では、射出成形により大型のハウジングを成形した場合では、熱線膨張を抑制できずに、反りが発生するおそれがある。特許文献3では、反射板やシャーシやハウジングがそれぞれ個々部品となっていると考えられるので、部品点数および組み立て工数が増えて製造が困難になるおそれがある。
本発明の目的は、製造が容易で、剛性および軽量性に優れた表示装置用の筐体およびこれを用いた表示装置を提供することを目的とする。
本発明の表示装置用の筐体は、一平面に画像を表示させる表示領域を有するパネル状の表示装置本体が取り付けられ、この表示装置本体の前記表示領域を外面に臨ませて前記表示装置本体を収納する表示装置用の筐体であって、前記筐体は、前記表示装置本体の表示領域と反対側の平面に略対向する対向面を有し樹脂の異型押出にて押出方向に沿って一連となる複数の中空リブを有する略平板状に成形されたシャーシと、このシャーシの前記対向面と反対側の反対面に外部に露出する状態に一体的に設けられた化粧層と、を備えたことを特徴とする。
この発明では、表示装置用の筐体に表示装置本体を取り付けることにより、表示装置とすることができる。
そして、筐体のシャーシは樹脂にて形成されているので、金属を用いた場合と比較して、筐体の軽量化を図ることができる。
また、異型押出によりシャーシを成形するので、射出成形により成形する場合と比較して、金型構造が簡単であり、金型のコストを抑えることができる。
さらに、シャーシには、複数の中空リブが形成されるので筐体の剛性を向上させることができる。そして、筐体の剛性が向上することにより、筐体に表示装置本体が取り付けられた状態で、シャーシに反りが発生して、例えば、液晶表示パネルなどの表示装置本体が割れるなどの不都合を防止することができる。
また、シャーシを成形すると同時に、多色成形によりシャーシに化粧層を積層形成させるので、表示装置を組み立てる際、部品点数および製造工程が少なくなり、製造性を向上させることができる。
また、本発明では、前記中空リブは、前記シャーシの厚さ方向における空間の断面が多角形状に形成された第1の形状、前記空間の断面が円状に形成された第2の形状、前記空間の断面が楕円状に形成された第3の形状、および、トラス形状のうち少なくともいずれかの形状に形成されたことが好ましい。
この発明では、中空リブを所定の形状に形成することにより、シャーシの剛性の向上や軽量化を図ることができる。
さらに、本発明では、前記表示装置本体は、液晶表示パネルであり、前記液晶表示パネルと前記対向面との間には、光源が設けられ、前記対向面には、前記光源の光を前記液晶表示パネルに向けて反射する反射層が設けられたことが好ましい。
この発明では、シャーシの成形と同時に、多色成形によりシャーシに反射層を積層形成すると、シャーシに光を反射する反射部材を別途設ける必要がなく、部品点数を削減でき、製造工程を簡略化することができる。また、中空リブを有するシャーシは高剛性であるので、反射層が光源からの熱により温度上昇したとしても熱膨張による反りが発生するという不都合を防止できる。
そして、本発明では、前記反射層は、積層ラミネーションまたは積載により形成されたことが好ましい。
この発明では、シャーシの成形と同時に反射層を設ける必要がないので、表示装置の製造工程の自由度を向上させることができる。反射層としては反射シートや反射フィルムなどが挙げられる。
また、本発明では、前記シャーシは、略矩形平板状に形成されたシャーシ本体と、このシャーシ本体の長手方向の側縁から立ち上がって設けられた側壁部と、を有し、前記シャーシの長手方向の端部は、熱線膨張による応力を吸収可能な自由端であることが好ましい。
この発明では、筐体の側壁部は表示装置の外周フレームとして利用できるので、表示装置の部品点数を少なくできる。また、自由端は、熱線膨張による応力を吸収することができるので、成形する際のシャーシの変形を抑制することができる。
さらに、本発明では、前記対向面には、くさび形状に連続して設けられた補強リブを有し、前記側壁部は、前記補強リブに嵌合されたことが好ましい。
この発明では、補強リブは、シャーシの補強部材および側壁部の固定部材として共用できる。
そして、本発明では、前記表示装置本体に画像を表示させる制御をする制御部を備え、前記側壁部は、前記制御部を収納可能な制御収納部を有したことが好ましい。
この発明では、側壁部は外周フレーム部材および制御収納部として共用できる。
また、本発明では、前記シャーシの樹脂は、曲げ弾性率が2.0GPa以上15.0GPa以下であり、熱伝導率が0.4W/m・℃以上30.0W/m・℃以下であることが好ましい。
この発明では、シャーシの樹脂の曲げ弾性率が2.0GPa以上15.0GPa以下であるので、筐体は大型の表示装置を製造する際に好適に利用できる。ここで、曲げ弾性率が3.0GPa以上10.0GPa以下であることがさらに好ましい。そして、熱伝導率が0.4W/m・℃以上30.0W/m・℃以下であるので表示装置の筐体内部の熱を、シャーシを介して放熱することができる。ここで、熱伝導率が0.6W/m・℃以上10.0W/m・℃以下であることがさらに好ましい。
さらに、本発明では、前記シャーシは、厚み寸法が0.5mm以上3.0mm以下であり、前記互いの中空リブの間隔が20.0mm以上300.0mm以下であることが好ましい。
この発明では、シャーシの厚み寸法は0.5mm以上3.0mm以下であるので、筐体の薄型化を図ることができる。ここで、厚み寸法が1.0mm以上2.0mm以下であることがさらに好ましい。また、複数のリブの互いの間隔は20.0mm以上300mm以下であるので、シャーシの剛性を向上させることができる。ここで、互いの間隔が50.0mm以上200mm以下であることがさらに好ましい。
そして、本発明では、前記シャーシの樹脂は、難燃性レベルがUL94規格でV−0であることが好ましい。
この発明では、シャーシの樹脂が特定の難燃性レベルであるので、表示装置の筐体として好適に利用することができる。
また、本発明では、前記化粧層の樹脂は、難燃性レベルがUL94規格でV−0またはVTM−0であることが好ましい。
この発明では、化粧層の樹脂が特定の難燃性レベルであるので、筐体の難燃性をさらに向上させることができる。
さらに、本発明では、前記反射層の全光線反射率(Y値)は、95%以上であることが好ましい。
この発明では、反射層の全光線反射率(Y値)が95%以上であるので、反射層は光源からの光を十分に反射させることができる。ここで、全光線反射率(Y値)が97%以上に好ましい。
また、本発明では、前記シャーシは、前記液晶表示パネルの有効可視領域が23型以上となる大きさに成形されたことが好ましい。
一般に、液晶パネルの有効可視領域が23型以上となる大きさのシャーシを成形すると、熱線膨張による変形が大きくなる。しかしながら、この発明では、シャーシは中空リブを有しているので、このような熱線膨張による変形を十分に抑えることができる。
本発明の表示装置は、上述の表示装置本体と、上述の表示装置用の筐体と、を備えたことを特徴とする。
この発明では、表示装置が上述の筐体を備えるので、製造性、剛性、および軽量性に優れた表示装置を製造することができる。
以下、本発明の一実施形態における表示装置を図面に基づいて説明する。
なお、この本実施形態では、表示装置として液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)を備える液晶テレビやモニタなどの液晶表示装置を例示するが、これに限られず、照明装置などでもよい。
図1は、本実施形態における表示装置の概略構成を示す斜視図である。図2は、シャーシに外周フレームが嵌合する状態を示す斜視図である。図3は、表示装置を示す断面図である。
[表示装置の構成]
図1ないし図3に示すように、本実施形態の表示装置100は、いわゆる薄型の表示装置100であり、図示しない入力端子に入力された画像データを画面表示する装置である。この表示装置100は、筐体200と、表示装置本体としてのLCD300と、LCD300に画像を表示させる表示手段310と、表示手段310を制御し、例えばLCD300駆動用の回路基板などを備えた制御部400と、などを備えている。なお、図1および図2には、LCDを省略して示している。
筐体200は、LCD300と、表示手段310と、制御部400となどを固定する。
この筐体200は、略矩形状のシャーシ210と、シャーシ210の長手方向の両端部に固定される外周フレーム220と、を備える。
シャーシ210は、例えば、高い放熱性を有するポリカーボネート(PC)などの熱可塑性樹脂にて形成されている。
シャーシ210の曲げ弾性率は、2.0GPa以上15.0GPa以下であり、さらに好ましくは、3.0GPa以上10.0GPa以下である。ここで、曲げ弾性率が2.0GPa未満であると、剛性が不足するので好ましくない。一方、曲げ弾性率が15.0GPaを超えると、成形が困難になるので、好ましくない。
また、シャーシ210の熱伝導率は、0.4W/m・℃以上30.0W/m・℃以下であり、さらに好ましくは、0.6W/m・℃以上10.0W/m・℃以下である。ここで、シャーシ210の熱伝導率が0.4未満であると、熱伝導性が低く表示装置100内部の温度が上昇し、この温度上昇による熱により、シャーシ210が変形する場合があるので好ましくない。一方、シャーシ210の熱伝導率が30.0W/m・℃を超えると衝撃強度が低下する場合があるので、好ましくない。
そして、シャーシ210の基本厚み寸法が0.5mm以上3.0mm以下であり、さらに好ましくは、0.8mm以上2.0mm以下である。ここで、シャーシ210の基本厚み寸法が0.5mm未満であると、剛性が低下し成形も困難になるので好ましくない。一方、シャーシ210の基本厚み寸法が3.0mmを超えると表示装置100が大きくなり、薄型にできない場合があるので好ましくない。
さらに、シャーシ210の樹脂は、難燃性に関するUL94規格の等級がV−0である。
シャーシ210は、略矩形状のシャーシ本体211と、シャーシ本体211の長手方向の側縁からそれぞれ立ち上がって形成された側壁部212と、を有している。つまり、シャーシ210は、全体として凹状に形成されている。このシャーシ210は、LCD300の有効可視領域が23型以上、いわゆる23インチ以上となる大きさに形成されている。
また、シャーシ本体211の長手方向の端部は、成形の際に熱線膨張による応力を吸収して熱変形を防止する自由端213である。
シャーシ本体211は、異型押出にて成形されており、内部に複数の中空リブ214が押出方向である長手方向に一連に形成されている。
中空リブ214は、図2,3に示すように、一方の側壁部212から他方の側壁部212に亘って所定の間隔で形成されており、内部空間の断面は略四角形状である。このため、中空リブ214は断面視で略はしご状に形成されている。
複数の中空リブ214の互いの間隔は20.0mm以上300mm以下であり、さらに好ましくは、互いの間隔が30.0mm以上200mm以下である。ここで、中空リブ214の互いの間隔が20.0mm未満であると、成形が困難になる場合があるので好ましくない。一方、300mmを越えると剛性が低下するので好ましくない。
また、シャーシ本体211は、図3に示すように、LCD300に略対向する対向面としての反射面211Aと、反射面211Aと反対側である反対面としての化粧面211Bとを有している。
反射面211Aには、略くさび状の補強リブ211Cが一体に設けられている。
側壁部212は、制御部400の大きさに対応し、上端側に開口した溝状の制御収納凹部212Aを有している。
LCD300は、一方の側壁部212の上端部と他方の側壁部212の上端部とにより架設されるとともに、2つの外周フレーム220にて固定される。
LCD300とシャーシ本体211の反射面211Aとの間には、表示手段310が配設されている。表示手段310は、軸方向がシャーシ本体211の長手方向に沿って配設された光源としての冷陰極管光源311(Cold Cathode Fluorescent Lamp:CCFL)と、この光源311の光を反射する反射層312と、互いの側壁部212に架設された拡散板313とを有する。光源311は、それぞれの補強リブ211Cの間に並設されている。拡散板313は、ポリスチレン(PS)系樹脂やPC系樹脂にて形成されている。
反射層312は、反射面211Aに積層形成されており、シャーシ210の異型押出と同時に、多色成形される。反射層312は、発泡ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂にて形成されている。
反射層312の全光線反射率(Y値)は、95%以上であることが好ましく、さらに好ましくは、97%以上である。ここで、全光線反射率(Y値)が95%未満であると、光源311の光を十分に反射させることができないので好ましくない。
また、シャーシ本体211の化粧面211Bには、化粧層215がシャーシ本体211と一体的に積層形成されている。化粧層215は、シャーシ210の異型押出と同時に、多色成形される。つまり、化粧層215および反射層312は、シャーシ210の異型押出と同時に、多色成形される。また、化粧層215の厚さ寸法は、50μm程度である。
化粧層215は、例えば、黒又は灰色などの難燃着色PCなどにて形成されている。また、化粧層215の樹脂は、難燃性に関するUL94規格の等級がV−0またはVTM−0である。
外周フレーム220は、図2に示すように、シャーシ210の長手方向の端部の形状に対応したフレーム溝部221を有しており、このフレーム溝部221にシャーシ210が取り付けられる。フレーム溝部221は、シャーシ本体211の側壁部212に接続する側壁接続部222と、互いの側壁接続部222の間に亘って設けられ、光源311の端部が挿入される光源挿入孔223を有している。また、外周フレーム220は、図示しないビス等によりシャーシ210に固着される。
[実施形態の効果]
前記したような表示装置100によれば、以下に示す作用効果を奏することができる。
本実施形態の表示装置100に、LCD300と、LCD300を収納する筐体200とを設け、筐体200には、LCD300の内側面に略対向する反射面211Aを有し樹脂の異型押出にて押出方向に沿って一連となる複数の中空リブ214を有する略平板状に成形されたシャーシ210と、このシャーシ210の反射面211Aと反対側である化粧面211Bにおいて外部に露出する一体的な化粧層215と、を設けた。
このため、シャーシ210は樹脂にて形成されているので、金属を用いた場合と比較して、表示装置100の軽量化を図ることができる。
また、異型押出成形によりシャーシ210を成形するので射出成形により成形する場合と比較して、金型のコストを抑えることができる。
さらに、シャーシ210には、複数の中空リブ214が形成されるので剛性を向上させることができる。そして、シャーシ210の剛性が向上することにより、シャーシ210に反りが発生して、LCD300が割れるなどの不都合を防止することができる。
また、シャーシ210の成形と同時に、多色成形によりシャーシ210に化粧層215を積層形成するので、表示装置100を組み立てる際、部品点数および製造工程が少なくなり、製造性を向上させることができる。
そして、反射面211Aには、光源311の光をLCD300に向けて反射する反射層312を、シャーシ210の成形と同時に、シャーシ210に積層形成した。
このため、シャーシ210に光源311の光を反射する反射部材を新たに設ける必要がなく、部品点数を削減でき、製造工程を簡略化することができる。また、この場合、シャーシ210は高剛性であるので、反射層312が光源311からの熱により温度上昇したとしても熱膨張による反りが発生するという不都合を防止できる。
さらに、シャーシ210に、略矩形平板状に形成されたシャーシ本体211と、長手方向の側縁から立ち上がって設けられた側壁部212とを設け、シャーシ210の長手方向の端部に、熱線膨張による応力を吸収可能な自由端213を設けた。
このため、シャーシ210の側壁部212は、外周フレームとして利用でき、部品点数を削減できる。また、シャーシ210の自由端213は、熱線膨張による応力を吸収することができるので、成形する際のシャーシ210の変形を抑制することができる。
また、反射面211Aに、略くさび形状に連続して設けられた補強リブ211Cを設けた。
このため、シャーシ210を補強して筐体200および表示装置100の剛性を向上させることができる。
そして、側壁部212には、制御部400を収納可能な制御収納凹部212Aを設けた。
このため、側壁部212には制御収納凹部212Aが設けられているので、側壁部212はシャーシ210の補強部材としてだけでなく、制御部400の収納部としても利用できる。
また、シャーシ210の樹脂は、曲げ弾性率が2.0GPa以上15.0GPa以下であり、熱伝導率が0.4W/m・℃以上30.0W/m・℃以下である。
このため、シャーシ210の樹脂が特定の曲げ弾性率を有するので、シャーシ210の剛性をさらに向上させることができる。また、シャーシ210の樹脂が特定の熱伝導率を有するので表示装置100の内部の熱を、シャーシを介して放熱することができる。
さらに、シャーシ210は、厚み寸法が0.5mm以上3.0mm以下であり、前記互いの中空リブの間隔が20.0mm以上300mm以下であるである。
このため、シャーシ210の厚み寸法は0.5mm以上3.0mm以下であるので、シャーシ210および表示装置100の薄型化を図ることができる。また、複数の中空リブ214の互いの間隔は20.0mm以上300mm以下であるので、シャーシ210の剛性を向上させることができる。
そして、シャーシ210の樹脂は、難燃性レベルがUL94規格でV−0である。
このため、シャーシ210の樹脂が特定の難燃性レベルであるので、表示装置100に好適に利用できる。
また、化粧層215の樹脂は、難燃性レベルがUL94規格でV−0またはVTM−0である。
このため、化粧層215の樹脂が特定の難燃性レベルであるので、表示装置100に好適に利用できる。
さらに、反射層312の全光線反射率(Y値)は、95%以上である。
このため、反射層312が特定の全光線反射率(Y値)を有するので、反射層312は光源311からの光を十分に反射させることができる。
また、シャーシ210を、LCD300の有効可視領域が23型以上となる大きさに成形した。
このため、シャーシ210は中空リブ214を有しているので、LCD300の有効可視領域が23型以上となる大きさに成形したとしても、熱線膨張によるシャーシ210の熱変形を十分に抑えることができる。
そして、表示装置100は、LCD300と、筐体200と、を備えている。
このため、製造性、剛性および軽量性に優れた液晶表示装置100を製造することができる。
[実施形態の変形例]
なお、以上に説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的および効果を達成できる範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。また、本発明を実施する際における具体的な構造および形状などは、本発明の目的および効果を達成できる範囲内において、他の構成などとしても問題はない。
図4は、他の実施形態における表示装置を示す断面図である。図5は、さらに他の実施形態における表示装置を示す断面図である。図6は、さらに他の実施形態におけるシャーシの4辺に外周フレームが取り付けられた状態を示す縦断面図である。図7は、さらに他の実施形態におけるシャーシの4辺に外周フレームが取り付けられた状態を示す横断面図である。図8は、さらに他の実施形態におけるシャーシに形成された放熱フィンを示す断面図である。図9は、さらに他の実施形態におけるシャーシに、フィン貫通孔を有する化粧層が積層された状態を示す断面図である。図10は、さらに他の実施形態におけるシャーシに、放熱フィンを被覆した化粧層が積層された状態を示す断面図である。図11は、さらに他の実施形態におけるシャーシに外装枠が取り付けられた状態を示す断面図である。図12は、さらに他の実施形態におけるシャーシの中空リブを示す断面図である。
例えば、本実施形態では、シャーシ本体211は、反射面211Aに補強リブ211Cを有する構成を示したがこれに限られない。例えば、図4に示すように、反射面211Aが平坦でもよい。この場合、シャーシ本体211の金型構造を簡略化することができる。また、シャーシ本体211を薄型化することができるので、表示装置100をさらに薄型化することができる。
また、本実施形態では、シャーシ210は、シャーシ本体211の側縁に側壁部212を設ける構成を示したがこれに限られない。例えば、図5に示すように、シャーシ210は、シャーシ本体211に側壁部216を嵌合させた構成でもよい。この場合、シャーシ210を成形する際の金型の構造を簡略化することができる。また、側壁部216がシャーシ本体211の補強リブ211Cに嵌合する嵌合部216Aを有していてもよい。この場合、補強リブ211Cは、シャーシ210の補強部材および側壁部212の固定部材として共用できる。
さらに、図6、7に示すように、側壁部216はシャーシ本体211の4辺に取り付けられる構成でもよい。側壁部216がシャーシ本体211の4辺に取り付けられる際、断面がC字状のアルミチャンネル500を介してシャーシ210の端部に取付けられていてもよい。シャーシ本体211の端部と側壁部216との接続部分には応力が集中するので、アルミチャンネル500を介することにより側壁部216の嵌合部216Aの損傷を防止することができる。
また、本実施形態では、側壁部212には、制御部400を収納する制御収納凹部212Aを有する構成を示したが、これに限られない。例えば、側壁部216は、側面に開口が形成された制御固定部216Bを有し、開口を介して制御固定部216Bの外側にスピーカシステム217などを固定してもよい。
また、本実施形態では、外周フレーム220に光源311の端部が挿入される光源挿入孔223を設ける構成を示したが、図7に示すように、側壁部216に光源311の端部を固定するゴム製端子キャップ218を設けても良い。
また、本実施形態では、反射層312がシャーシ本体211に一体的に積層形成された構成を示したがこれに限られず、シャーシ本体211に反射層312としての反射シートや反射フィルムなどを設ける構成でもよい。この場合、反射層312は、積層ラミネーションまたは積載により設けられていてもよい。
そして、この場合、シャーシ210の成形と同時に反射層312を設ける必要がないので、表示装置100の製造工程の自由度を向上させることができる。
さらに、シャーシ本体211に反射層312を設けることがなく、シャーシ本体211の反射面211Aが高い光線反射性を有していても良い。この場合、反射層の全光線反射率(Y値)は、95%以上であることが好ましい。これにより、反射層は光源からの光を十分に反射させることができる。
さらに、本実施形態では、シャーシ210は、例えば、高い放熱性を有するポリカーボネート(PC)などの熱可塑性樹脂にて形成されている構成を示したが、これに限られない。例えば、シャーシ210は、樹脂にガラス繊維を含有していてもよい。ガラス繊維を含有することにより、シャーシ210の剛性をさらに向上させることができる。
また、本実施形態では、シャーシ本体211の化粧面211Bに化粧層215を設ける構成を示したが、図8に示すように、化粧層215を設けることなく、シャーシ本体211の化粧面211Bが外部に露出していてもよい。
この場合、化粧層215に用いる材料を省略できるので、製造コストを削減することができる。また、シャーシ本体211には、化粧層215が積層されていないので、表示装置100の内部の熱を容易に放熱することができる。
また、図8に示すように、シャーシ本体211の化粧面211Bには、放熱フィン211Dが複数形成されていてもよい。互いの放熱フィン211Dの間隔は、約1mm程度が好ましい。
この場合、放熱フィン211Dが設けられているので、シャーシ本体211の放熱性をさらに向上させることができる。
なお、図9に示すように、シャーシ本体211の化粧面211Bには、放熱フィン211Dが貫通するフィン貫通孔215Aを有した化粧層215を積層してもよい。
この場合、シャーシ本体211に化粧層215が積層されていても放熱フィン211Dの先端部が外部に露出するので、放熱フィン211Dの放熱効率の低下を抑制できる。
また、図10に示すように、シャーシ本体211の化粧面211Bには、放熱フィン211Dを被覆する状態で化粧層215が積層されていてもよい。
この場合、化粧層215が放熱フィン211Dを補強するので、放熱フィン211Dが折れるなどの損傷を防止することができる。
そして、本実施形態では、表示装置100は筐体200を備える構成を示したが、例えば、表示装置100は、筐体200の外周端部に取り付けられた外装枠219をさらに備えていても良い。
また、図11に示すように、この外装枠219の側壁部212に対向する側面には、取付凸部219Aが突設され、この取付凸部219Aがシャーシ210の側壁部212の先端部に形成された取付孔212Bに挿入されることにより、外装枠219がシャーシ210に固定される構成でもよい。
なお、取付凸部219Aの先端部には、図示しない係合爪部が設けられていても良く、外装枠219が側壁部212の先端部に図示しないねじにより固定されていても良い。
さらに、図11に示すように、側壁部212および中空リブ214には、ねじ孔600がそれぞれ形成され、これらのねじ孔600が略連続する状態で、ねじ孔600にねじ601を螺着させて、シャーシ210に外装枠219を固定する構成でもよい。
この場合、シャーシ210は中空リブ214を有し、高い剛性を有しいるので、シャーシ210に外装枠219を強固に固定することができる。
また、外装枠219には、スピーカや電気回路、各種部品を取付可能なタップやリブが設けられていても良い。
そして、本実施形態では、中空リブ214は、はしご状である構成を示したがこれに限られず、図12(A)ないし(C)に示すように、シャーシ210の厚さ方向における空間の断面が多角形状、略円形状、略楕円形状である状態に、中空リブ214が形成されていてもよい。また、図12(D)に示すように、中空リブ214はトラス状などでもよい。
この場合、中空リブ214の断面形状を所定の形状に形成することにより、シャーシ210の剛性の向上や軽量化を図ることができる。
以下、実施例および比較例を挙げて、本発明をより具体的に説明するが、本発明は実施例等の内容に何ら限定されるものではない。
実施例1〜6において、シャーシと、シャーシに外周フレームを取り付けた外装ハウジングとの製造手順について説明する。
図13は、シャーシをねじる状態を示す斜視図である。
[実施例1]
表1、2および図9に示すように、材料3を用い、異型押出成形により成形温度260℃でシャーシ210を成形した。シャーシ210の内部には中空リブ214を形成し、シャーシ210の両端部には、側壁部212を設けた。つまり、シャーシ210は側壁一体型であり、図9のように全体として凹状である。また、シャーシ210の基本肉厚は、1.5mmとした。
材料3は、表1に示すように、全光線反射率(Y値)が98.5%である。難燃性レベルは、厚さ寸法が0.8mmで、UL94規格のV−0レベルである。また、材料3の曲げ弾性率は、2.5GPaであり、熱伝導率は、1.0W/m・℃である。
次に、別途押出成形にて材料1を用い、化粧層としての化粧シートを成形した。そして、ドライラミネートにより、エポキシ系粘着剤を用いて、得られた化粧シートをシャーシ210に接着させた。外装フィルムの基本肉厚は、0.3mmとした。
材料1の難燃性レベルは、表1に示すように、厚さ寸法が0.3mmで、VTM−0であった。
これらにより、化粧層を有するシャーシ210を製造した。
次に、材料3を用いて、得られたシャーシ210の長手方向の端部、つまり、短辺に取り付けられる外周フレームを別途異型押出成形にて製造した。
そして、化粧層を有するシャーシ210に、得られた外周フレームを取り付けて、外装ハウジングを製造した。
なお、上述の全光線反射率であるY値は、JIS K 7105に記載の方法に準じて材料3の色についての三刺激値X,Y,Zを分光測色法によって求めたときの刺激値Yを意味し、このY値は輝度率または視感反射率に相当し、マクベス(Mccbeth)社製のMS2020プラスを用いて、D65光源、視野角10度の条件で鏡面反射を含む400〜700nmの反射率を測定した。
また、上述の曲げ弾性率(GPa)は、JIS K 7171に準拠して測定した。
また、熱伝導率(W/m・℃)は、ホットディスク法により、京都電子工業株式会社製 熱物性測定装置:TPA−501を用いて測定した。
[実施例2]
表1,2に示すように、材料2を用いてシャーシ210の異型押出成形と同時にシャーシ210に化粧層を積層成形させた。化粧層の基本肉厚は、0.2mmとした。
材料2の難燃性レベルは、厚さ寸法が1.5mmで、UL94規格のV−0レベルである。また、材料2の曲げ弾性率は、2.5GPaであり、熱伝導率は、0.4W/m・℃である。
次に、材料5の反射層1としての反射シートを、シャーシ210の反射面に対応する大きさにカットして、シャーシ210に積載した。
材料5は、表1に示すように、全光線反射率(Y値)が99.5%である。難燃性レベルは、HBレベルである。
これら以外は、実施例1と同様にして、化粧層および反射層を有するシャーシ210と、外装ハウジングとを製造した。
[実施例3]
表1,2に示すように、材料3を用いて、シャーシ210の断面形状が図3に示すようなくさび形状となる状態にシャーシ210を異型押出にて成形した。また、実施例2と同様に、材料2を用いて、シャーシ210の異型押出成形と同時に化粧層を積層させた。化粧層の基本肉厚は、0.2mmとした。
これら以外は、実施例1と同様にして、化粧層を有するシャーシ210と、外装ハウジングとを製造した。
[実施例4]
表1、2に示すように、材料4を用い、異型押出成形により成形温度260℃で平板状のシャーシ210を成形した。シャーシ210の内部には中空リブ214を形成したが、シャーシ210の側縁には側壁部212を設けなかった。このため、シャーシ210は、図4に示すように、略平板状の側壁分離型である。シャーシ210の基本肉厚は、1.2mmとした。
材料4の難燃性レベルは、厚さ寸法が1.5mmで、UL94規格のV−0レベルである。また、材料4の曲げ弾性率は、3.5GPaであり、熱伝導率は、0.6W/m・℃である。
次に、得られたシャーシ210に、表1に示す材料5を用い反射層1としての反射シートを積載した。反射層1の基本肉厚は、0.2mmとした。
これらにより、反射層1を有するシャーシ210を製造した。
また、シャーシ210の4辺に取り付けられる外周フレームは,材料4を用い別途成形した。具体的には、シャーシ210の長辺に取り付けられる外周フレームは、別途射出成形により製造し、シャーシ210の短辺に取り付けられる外周フレームは、別途異型押出成形により製造した。
そして、反射層1を有するシャーシ210に、得られた4つの外周フレームを取り付けて、外装ハウジングを製造した。
[実施例5]
表1、2に示すように、材料2を用い、シャーシ210の異型押出成形と同時に化粧層を積層させた。化粧層の基本肉厚は、0.2mmとした。
これら以外は、実施例4と同様にして、化粧層および反射層1を有するシャーシ210と、外装ハウジングとを製造した。
を製造した。
[実施例6]
表1、2に示すように、材料6を用い、シャーシ210の異型押出成形と同時に反射層2を積層させた。反射層2の基本肉厚は、0.1mmとした。
材料6は、表1に示すように、全光線反射率(Y値)が98.5%である。難燃性レベルは、厚さ寸法が0.8mmで、UL94規格のV−0レベルである。また、材料6の曲げ弾性率は、2.5GPaであり、熱伝導率は、1.0W/m・℃である。
さらに、得られたシャーシ210の反射層2に、表1に示す材料5を用い反射層1としての反射シートを積載した。反射層1の基本肉厚は、0.2mmとした。また、材料2を用い、シャーシ210の異型押出成形と同時に化粧層を積層させた。化粧層の基本肉厚は、0.2mmとした。
これら以外は、実施例4と同様にして、化粧層、反射層1および反射層2を有するシャーシ210と、外装ハウジングとを製造した。
Figure 2009244668
Figure 2009244668
[比較例1]
板金プレス加工にて、図9に示すような実施例1〜3のシャーシ210と略同形状の鉄製シャーシを作製した。鉄製シャーシの基本肉厚は、1.0mmとした。
[比較例2]
Tダイ押出成形機を用い、成形温度を280℃として、表1に示す材料3を用いてシートを成形した。このシートの基本肉厚は、0.3mmとした。そして、得られたシートを真空成形により、底面に波板を設けて、図9に示すような実施例1〜3のシャーシ210と略同形状の樹脂単板ハウジングを作製した。つまり、この樹脂単板ハウジングには、中空リブを設けなかった。
[シャーシの評価]
各実施例および各比較例で得られたシャーシ210、鉄製シャーシ、および、樹脂単板ハウジングについて、反り度合を評価した。具体的には、図9に示すように、シャーシ210の一辺である、図9の左側の辺の両角部を固定し、シャーシ210の他辺である図9の右側の辺の角部を互いに離隔する方向に捩じった。鉄製シャーシ、および、樹脂単板ハウジングについても同様に測定した。そして捩じり荷重印加時の変形量を測定した。測定は、80℃の環境下で行い、捩じり荷重を100kgとした。表3に測定結果を示す。
Figure 2009244668
表3から分かるように、実施例1〜6のシャーシ210では、比較例1の鉄製シャーシ210と同様に反り度合いは目視できなかった。比較例2の樹脂単板ハウジングは、実施例1〜6のシャーシ210と同様の重量であるが、反りが発生した。
このため、実施例1〜6のシャーシ210は、中空リブ214を有することにより鉄製シャーシ210よりも軽量で鉄製シャーシ210と同様の剛性を有することがわかった。
本発明は、液晶テレビやモニタなどの表示装置に利用できる。
本実施形態における表示装置の概略構成を示す斜視図。 シャーシに外周フレームが嵌合する状態を示す斜視図。 表示装置を示す断面図。 他の実施形態における表示装置を示す断面図。 さらに他の実施形態における表示装置を示す断面図。 さらに他の実施形態における表示装置のシャーシの4辺に外周フレームが取り付けられた状態を示す縦断面図。 さらに他の実施形態における表示装置のシャーシの4辺に外周フレームが取り付けられた状態を示す横断面図。 さらに他の実施形態におけるシャーシに形成された放熱フィンを示す断面図。 さらに他の実施形態におけるシャーシに、フィン貫通孔を有する化粧層が積層された状態を示す断面図。 さらに他の実施形態におけるシャーシに、放熱フィンを被覆した化粧層が積層された状態を示す断面図。 さらに他の実施形態におけるシャーシに外装枠が取り付けられた状態を示す断面図。 さらに他の実施形態におけるシャーシの中空リブを示す横断面図。 シャーシをねじる状態を示す斜視図。
符号の説明
100……表示装置
200……筐体
210……シャーシ
211A…対向面としての反射面
211B…反対面としての化粧面
214……中空リブ
215……化粧層
300……表示装置本体としての液晶ディスプレイ

Claims (14)

  1. 一平面に画像を表示させる表示領域を有するパネル状の表示装置本体が取り付けられ、この表示装置本体の前記表示領域を外面に臨ませて前記表示装置本体を収納する表示装置用の筐体であって、
    前記筐体は、前記表示装置本体の表示領域と反対側の平面に略対向する対向面を有し樹脂の異型押出にて押出方向に沿って一連となる複数の中空リブを有する略平板状に成形されたシャーシと、このシャーシの前記対向面と反対側の反対面に外部に露出する状態に一体的に設けられた化粧層と、を備えた
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  2. 請求項1に記載の表示装置用の筐体であって、
    前記中空リブは、前記シャーシの厚さ方向における空間の断面が多角形状に形成された第1の形状、前記空間の断面が円状に形成された第2の形状、前記空間の断面が楕円状に形成された第3の形状、および、トラス形状のうち少なくともいずれかの形状に形成された
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の表示装置用の筐体であって、
    前記表示装置本体は、液晶表示パネルであり、
    前記液晶表示パネルと前記対向面との間には、光源が設けられ、
    前記対向面には、前記光源の光を前記液晶表示パネルに向けて反射する反射層が設けられた
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  4. 請求項3に記載の表示装置用の筐体であって、
    前記反射層は、積層ラミネーションまたは積載により形成された
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の表示装置用の筐体であって、
    前記シャーシは、略矩形平板状に形成されたシャーシ本体と、このシャーシ本体の長手方向の側縁から立ち上がって設けられた側壁部と、を有し、
    前記シャーシの長手方向の端部は、熱線膨張による応力を吸収可能な自由端である
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  6. 請求項5に記載の表示装置用の筐体であって、
    前記対向面は、くさび形状に連続して設けられた補強リブを有し、
    前記側壁部は、前記補強リブに嵌合された
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  7. 請求項5または請求項6に記載の表示装置用の筐体であって、
    前記筐体本体に画像を表示させる制御をする制御部を備え、
    前記側壁部は、前記制御部を収納可能な制御収納部を有した
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載の表示装置用の筐体であって、
    前記シャーシの樹脂は、曲げ弾性率が2.0GPa以上15.0GPa以下であり、熱伝導率が0.4W/m・℃以上30.0W/m・℃以下である
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の表示装置用の筐体であって、
    前記シャーシは、厚み寸法が0.5mm以上3.0mm以下であり、前記互いの中空リブの間隔が20.0mm以上300mm以下である
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか一項に記載の表示装置用の筐体であって、
    前記シャーシの樹脂は、難燃性レベルがUL94規格でV−0である
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の表示装置用の筐体であって、
    前記化粧層の樹脂は、難燃性レベルがUL94規格でV−0またはVTM−0である
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  12. 請求項3ないし請求項11のいずれか一項に記載の表示装置用の筐体であって、
    前記反射層の全光線反射率(Y値)は、95%以上である
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれか一項に記載の表示装置用の筐体であって、
    前記シャーシは、前記液晶表示パネルの有効可視領域が23型以上となる大きさに成形された
    ことを特徴とした表示装置用の筐体。
  14. 請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の表示装置本体と、
    請求項1ないし請求項13のいずれか一項に記載の表示装置用の筐体と、を備えた
    ことを特徴とした表示装置。
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