JP2009243515A - 軸受ユニット、これを用いたモータ及び電子機器、並びに軸受ユニットの製造方法 - Google Patents

軸受ユニット、これを用いたモータ及び電子機器、並びに軸受ユニットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 軸がハウジングから引きあげられることをより確実に防止するとともに、軸受ユニットの軸方向の小型化を実現する。
【解決手段】 軸25と、軸25の周回り方向の支持を行うラジアル軸受33と、軸25のスラスト方向の一端を支持するスラスト軸受34と、ラジアル軸受33及びスラスト軸受34を内部に収容するとともに、軸25を軸挿通孔45から挿通させて軸25の他端を外部に突出させるハウジング35と、ラジアル軸受33に対してスラスト軸受34が設けられた一端側に設けられ、軸25がラジアル軸受33から抜けることを防止する抜け止め部材31とを備え、抜け止め部材31は、熱収縮性を有する樹脂材料により形成されている。
【選択図】 図5

Description

本発明は、回転軸を回転可能に支持し、あるいは軸に対し回転体を回転可能に支持する軸受ユニット、この軸受ユニットを用いたモータ及び電子機器、並びに軸受ユニットの製造方法に関する。
従来から、回転軸を回転可能に支持する軸受ユニットとして、図10に示すように構成されたものが用いられている。図10に示す軸受ユニット100は、回転軸101と、回転軸101の外周面を回転可能に支持するラジアル軸受102と、回転軸101のスラスト方向の一端を回転可能に支持するスラスト軸受103とを有する。また、この軸受ユニット100は、ラジアル軸受102及びスラスト軸受103を収納するハウジング104と、ハウジング104内に摩擦を減じるために充填された潤滑油の漏洩を防止するオイルシール105とを有する。
ハウジング104は、回転軸101が挿入される一端側が開放された円筒形状をなし、閉塞部となる他端側にスラスト軸受103が設けられている。また、ハウジング104には、内部にラジアル軸受102が設けられるとともに、開放端となる一端側にオイルシール105が設けられている。
ラジアル軸受102は、ハウジング104内に充填された潤滑油とともに動圧流体軸受を構成するためにその内周面に形成される動圧発生溝を有している。また、ハウジング104とラジアル軸受102の間には、連通路106が形成されている。
この連通路106は、ラジアル軸受102から突出した回転軸101のスラスト方向の一端側と他端側とを連通し、ハウジング104内の閉塞端側と開放端側とを連通させてその圧力を短絡させる。連通路106は、これにより、ハウジング104の閉塞端側の静圧低下を緩和し、ハウジング104の潤滑油中の残留空気の膨張により潤滑油が開放端側から飛散することを防止する。
回転軸101は、一端側の軸受支持部101aをスラスト軸受103によって支持され、軸本体101bの外周面をラジアル軸受102により支持される。これにより、回転軸101は、他端側に設けられた取付部101c側をハウジング104のオイルシール105に形成された軸挿通孔105aから突出されてハウジング104に支持される。
また、回転軸101には、軸受支持部101aと軸本体101bとの間に、軸抜け止め用の溝部101dが設けられている。この軸抜け止め用の溝部101dと対応するように、環状の抜け止め部材107が設けられている。この抜け止め部材107は、軸挿入時に弾性変形するように、ポリイミド等の樹脂により形成されている。
オイルシール105は、ハウジング104の開放端側の端面に取り付けられることにより、ハウジング104内に充填された潤滑油の漏洩を防止するものであり、金属又は樹脂材料を用いて環状に形成されることにより、軸挿通孔105aを有する。
オイルシール105は、例えば真鍮等の金属からなる場合には、ラジアル軸受102、スラスト軸受103及び抜け止め部材107が挿入されたハウジング104の開放端に圧入されその後に接着等により取り付けられる。その後に、オイルシール105は、その上端面に潤滑油の這い出しを防止するために撥油処理が施される。また、オイルシール105は、PBT等の樹脂材料からなる場合には、同じ材料よりなるハウジング104との接合部が熱溶着又は超音波用着等により密閉される。
そして、上述した回転軸101は、このようにオイルシール105及びハウジング104が一体化された後に、軸挿通孔105aより挿通されてラジアル軸受102及びスラスト軸受103に支持されることになる。例えば、このような軸受ユニット100を有するモータ120を組み立てる際には、図11(a)に示すように、ステータ131となるモータ120のケーシング121に回転軸101が取り付けられていない状態のハウジング104が固定される。このケーシング121には、ハウジング104を固定するホルダー126と、ホルダー126の外周部に取り付けられるコイル124が巻回されたコア125とが設けられている。その一方で、回転軸101は、ロータアッセンブリ122の一部品としてロータ132に固定される。このロータアッセンブリ122には、ロータヨーク127と、リング状のロータマグネット128とが固定されている。また、ロータアッセンブリ122の外周部には、ロータ132と一体に回転されるファンを構成する図示しない複数の羽根が取り付けられる。そして、ケーシング121に固定されたハウジング104内に潤滑油123が付与された後に、ロータ132に一体化された回転軸101が挿入されることにより、図11(b)に示すように、モータ120の軸受ユニット100の部分の組立が完了することとなる。尚、このとき、潤滑油123は、図11(c)に示すように、軸挿通孔105aの臨む程度まで充填されることとなる。
以上のような軸受ユニット100は、ラジアル軸受102とスラスト軸受103により、回転軸101を周回り方向及びスラスト方向に支持する。また、軸受ユニット100は、軸挿通孔105a以外は密閉された構造とされていることから潤滑油の漏洩もない。さらに、回転軸101が軸抜け止め部材107に抜け止められていることから、回転軸101の抜け等の問題もある程度は防げる。
ところで、抜け止め部材107は、図10及び図12に示すように、その内径寸法a101が回転軸101の外径a102よりも小さく形成されており、回転軸101の軸抜け止め用の溝部101dの部分に取り付けられることとなる。これにより、抜け止め部材107は、回転軸101がスラスト方向の軸抜け方向に移動した際に、軸抜け止め用の溝部101dの上方側の端部101eと抜け止め部材107が当接することにより、回転軸101の脱落を防止している。
そして、軸抜け止め用の溝部101dの外径寸法a103と、抜け止め部材107の内径寸法a101とは、回転軸101の回転を阻害することを防止するための所定の隙間Δa100を有する関係とされている。また、軸抜け止め用の溝部101dの上方側の端部101eと、抜け止め部材107の上端面との間には、所定の隙間b101が設けられている。この隙間b101は、回転軸101の回転によりスラスト軸受103が摩耗した際に回転軸101の位置がb103だけ下がった場合にも、回転軸101と抜け止め部材107の上端面とが接触し回転を阻害しないような寸法(b101>b103)となっている。
また、軸抜け止め用の溝部101dの下方側の端部101fと、抜け止め部材107の下端面との間には、所定の隙間b102が設けられている。この隙間b102は、回転軸101がハウジング104内に取り付けられる際に、回転軸101が抜け止め部材107の内径部分を挿通される際に、抜け止め部材107が弾性変形するために必要な寸法とされている。この隙間b102が所定の寸法以上の適正な寸法でない場合には、回転軸101が抜け止め部材107の環状孔部に挿通できなくなり、溝部101dに取り付けることができなくなるという問題がある。これにより、軸受ユニット100を適正な状態に組み立てることができないという不具合が発生してしまう。
このように、軸受ユニット100には、回転軸101の抜け止めのための抜け止め部材107が必要とされ、この抜け止め部材107を取り付けるため、及び回転に悪影響を及ぼすことなく機能させるために、上述した隙間b101,b102等の所定の制限があった。その一方で、モータや各種電子機器に用いられる軸受ユニットは、さらなる小型化、特に軸方向の寸法を小さくすることが望まれている。
また、この抜け止め部材107は、組立時に回転軸101を挿通させやすい構造とした場合には、その一方で回転軸101に対する抜け止め力が小さくなってしまうという性質がある。そして、抜け止め部材107は、抜け止め力を大きくしようとすると、内径寸法を小さくする必要があり、その組立工程において非常に大きな力を加える必要が発生したりするといった問題がある。また、抜け止め部材107は、上述のような性質上、その抜け止め力には限界があるといった問題があった。
さらに、抜け止め部材107の内径寸法a101や隙間b101,b102の寸法等を決定する際には、回転軸101を挿通させることと、抜け止めとして機能する抜け止め力とは相反する関係を考慮して決定する必要がある。そして、軸受ユニットを構成するに際して、抜け止め部材107の寸法や隙間b101,b102の寸法を選定するのには細心の注意が必要とされるという問題があった。また、このような軸受ユニットでは、組立工程における煩雑さや、所望の抜け止め力が得られないといった問題や、小型化を妨げるといった問題があった。
特開2005−69382号公報
本発明の目的は、軸がハウジングから引き上げられ抜けることを防止し、且つ小型化を達成することができる軸受ユニット、この軸受ユニットを有するモータ及び電子機器、並びに軸受ユニットの製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明に係る軸受ユニットは、軸と、上記軸の周回り方向の支持を行うラジアル軸受と、上記軸のスラスト方向の一端を支持するスラスト軸受と、上記ラジアル軸受及び上記スラスト軸受を内部に収容するとともに、上記軸を軸挿通孔から挿通させて上記軸の他端を外部に突出させるハウジングと、上記ラジアル軸受に対して上記スラスト軸受が設けられた一端側に設けられ、上記軸が上記ラジアル軸受から抜けることを防止する抜け止め部材とを備え、上記抜け止め部材は、熱収縮性を有する樹脂材料により形成されている。
また、本発明に係る軸受ユニットの製造方法は、円筒状で且つその軸方向の一端側が開放されるとともに他端側が閉塞されたハウジング本体に、軸のスラスト方向の一端を支持するスラスト軸受と、上記軸が抜けることを防止する熱収縮性を有する樹脂材料により形成された抜け止め部材と、上記軸の周回り方向の支持を行うラジアル軸受とを挿入するステップと、上記ハウジング本体の開放端を上記軸が挿通される軸挿通孔を除いて閉塞するシール部材を、上記ハウジング本体に一体化するステップと、上記軸を上記軸挿通孔から上記ハウジング本体内に挿入し、上記抜け止め部材の挿通孔を挿通させるとともに、上記ラジアル軸受と上記スラスト軸受とに支持させるステップと、加熱処理を行うことにより上記抜け止め部材を熱収縮させ、上記軸の周回り方向に形成される上記抜け止め部材用の溝部に、上記抜け止め部材を嵌合させるステップとを有する。
また、本発明に係るモータは、ステータに対してロータを回転可能に支持する軸受ユニットを備え、上記軸受ユニットは、軸と、上記軸の周回り方向の支持を行うラジアル軸受と、上記軸のスラスト方向の一端を支持するスラスト軸受と、上記ラジアル軸受及び上記スラスト軸受を内部に収容するとともに、上記軸を軸挿通孔から挿通させて上記軸の他端を外部に突出させるハウジングと、上記ラジアル軸受に対して上記スラスト軸受が設けられた一端側に設けられ、上記軸が上記ラジアル軸受から抜けることを防止する抜け止め部材とを備え、上記抜け止め部材は、熱収縮性を有する樹脂材料により形成されているものである。
さらに、本発明に係る電子機器は、ステータに対してロータを回転可能に支持する軸受ユニットを備えたモータを搭載し、上記軸受ユニットは、軸と、上記軸の周回り方向の支持を行うラジアル軸受と、上記軸のスラスト方向の一端を支持するスラスト軸受と、上記ラジアル軸受及び上記スラスト軸受を内部に収容するとともに、上記軸を軸挿通孔から挿通させて上記軸の他端を外部に突出させるハウジングと、上記ラジアル軸受に対して上記スラスト軸受が設けられた一端側に設けられ、上記軸が上記ラジアル軸受から抜けることを防止する抜け止め部材とを備え、上記抜け止め部材は、熱収縮性を有する樹脂材料により形成されているものである。
本発明によれば、熱収縮性を有する抜け止め部材により、抜け止め力を向上させてより確実に軸の抜けを防止できるとともに、軸や軸受ユニットの軸方向の寸法を小さく設定することを可能とすることにより小型化を実現できる。
以下、本発明が適用された軸受ユニットが用いられたモータについて、図面を参照しながら詳細に説明する。本発明が適用されたモータは、例えば、図1に示すように、各種情報の演算処理を行う情報処理装置である携帯型コンピュータ50等の電子機器に設けられた放熱装置51に用いられる。この種の放熱装置51は、図2及び図3に示すように、コンピュータ本体内に配設された金属製のベース52を有し、このベース52にCPU(中央処理装置)の如く通電されて駆動することによって発熱する発熱素子53が取り付けられている。また、このベース52には、ヒートシンク54と、本発明が適用されたモータ1と、モータ1によって回転操作されるファン3と、ファン3を収納したファンケース4とが取り付けられている。そして、放熱装置51のファン3を回転駆動するモータ1には、軸受ユニット5が用いられている。
ベース52は、略L字状に形成され、一端側に熱伝達シール53aを介して発熱素子53が取り付けられ、他端にヒートシンク54が取り付けられている。ヒートシンク54は、コルゲート状若しくはフィン状のヒートシンクが用いられ、放熱性に優れた金属、例えばアルミニウムにより形成されている。このヒートシンク54は、ベース52がコンピュータ本体内に取り付けられたとき、図3に示すように、コンピュータ本体の側面に設けた貫通孔55に対向する位置に配設される。
ベース52の略中央部には、モータ1が取り付けられるとともに、このモータ1によって回転操作されるファン3を収納するファンケース4が取り付けられている。ファンケース4には、モータ1によって回転されるファン3の中央部に対応する位置を開放する円形の吸気口7が設けられている。コンピュータ本体の底面側には、ファンケース4に設けた吸気口7に対向して、この吸気口7から連通するように開口8が設けられている。さらに、ファンケース4には、吸気口7から吸引したエアーを外部に排気するための排気口9が設けられている。
以上のような放熱装置51は、モータ1が駆動され、ファン3がモータ1により図3中矢印R1方向に回転されると、コンピュータ本体に設けた開口8を介して外部のエアーを図2及び図3中矢印D1方向に吸引する。さらに、放熱装置51は、吸気口7を介してファンケース4内に吸引する。ファン3の回転によってファンケース4内に吸引されたエアーは、図2及び図3中矢印D2方向に流入し、さらにヒートシンク54中を流入するように図3中矢印D3方向に流通し、貫通孔55を介してコンピュータ本体の外部に排気される。
発熱素子53が駆動されて発生する熱は、放熱性に優れた金属により形成されたベース52を介して、このベース52に取り付けられたヒートシンク54に伝達される。そして、放熱装置51において、ファン3がモータ1により回転されコンピュータ本体の外部から吸引されたエアーが、ヒートシンク54の複数のフィン中を流通される。放熱装置51は、このエアーの流通により、ヒートシンク54に伝達されている熱を、貫通孔55を介してコンピュータ本体の外部に放熱する。
次いで、上述した放熱装置51に用いられているモータ1について説明する。このモータ1は、図4に示すように、ロータ11とステータ12とを備える。ステータ12は、モータ1とともにこのモータ1によって回転操作されるファン3を収納したファンケース4の上面板4a側に一体に設けられている。ステータ12は、ステータヨーク13と、本発明を適用した軸受ユニット5と、コイル14と、このコイル14が巻回されたコア15とを備える。ステータヨーク13は、ファンケース4の上面板4aと一体に形成されたもの、すなわち、ファンケース4の一部によって構成したものでもよく、別体に形成したものであってもよい。ステータヨーク13は、例えば鉄により形成されている。そして、ステータヨーク13は、中心部に筒状に形成されたホルダー16中に、軸受ユニット5が圧入又は接着、若しくは圧入とともに接着により固定されている。
なお、軸受ユニット5が圧入されるホルダー16は、ステータヨーク13と一体に、円筒状に形成されている。
ステータヨーク13に一体に形成されたホルダー16の外周部には、図4に示すように、駆動電流が供給されるコイル14が巻回されたコア15が取り付けられている。
ステータ12とともにモータ1を構成するロータ11は、軸受ユニット5に回転可能に支持された回転軸25に取り付けられ、回転軸25と一体に回転する。ロータ11は、ロータヨーク17と、このロータヨーク17と一体に回転する複数の羽根19が形成されたファン3とを有する。ファン3の羽根19は、ロータヨーク17の外周面にアウトサート成型することにより、ロータヨーク17と一体に形成される。
ロータヨーク17は、高さ方向の一方側が閉塞された円筒形状に形成されることにより、筒状部17aと平板部17bとを有する。ロータヨーク17の筒状部17aの内周面には、ステータ12のコイル14と対向するように、リング状のロータマグネット20が設けられている。このロータマグネット20は、周回り方向にS極とN極とが交互に着磁されたプラスチックマグネットであり、接着剤によりロータヨーク17の内周面に固定されている。
ロータヨーク17の平板部17bは、中心部に回転軸25が取り付けられるボス部21が形成されている。ボス部21には、貫通孔21aが形成され、この貫通孔21aに回転軸25の先端側に設けられた取付部27が圧入される。これにより、ロータヨーク17は、回転軸25と一体とされ、ステータ12に回転可能に取り付けられる。
以上のように構成されるモータ1のステータ12側のコイル14には、モータ1の外部に設けた駆動回路部から所定の通電パターンにより駆動電流が供給される。そして、モータ1は、コイル14に駆動電流が供給されると、コイル14に発生する磁界とロータ11側のロータマグネット20からの磁界の作用によって、ロータ11が回転軸25と一体に回転する。ロータ11が回転することにより、このロータ11に取り付けられた複数の羽根19を有するファン3もロータ11と一体に回転する。ファン3が回転されることにより、コンピュータ等の電子機器筐体に設けた開口を介して筐体外部のエアーを吸引し、さらに筐体内を流通させ、筐体内に設けたヒートシンク中を流通しながら貫通口を介して筐体の外部に排気される。この吸引、流通及び排気により、発熱素子から発生する熱を電子機器筐体の外部に放熱し、発熱素子53及び電子機器を冷却する。
次に、このモータ1に用いられ、ロータ11を回転自在に支持する、本発明が適用された軸受ユニット5について詳細に説明する。軸受ユニット5は、図5に示すように、ロータヨーク17に一体に取り付けられた回転軸25と、回転軸25の周回り方向の支持を行うラジアル軸受33と、回転軸25のスラスト方向の一端を支持するスラスト軸受34とを備える。
また、軸受ユニット5は、ラジアル軸受33及びスラスト軸受34が内部に配設されるとともに回転軸25が挿入される一端側が開放されたハウジング本体36を備える。また、軸受ユニット5は、ハウジング本体36内に充填されることにより回転軸25の回転摩擦を減じる粘性流体である潤滑油38を備える。さらに、軸受ユニット5は、ハウジング本体36の開放端を閉塞し、潤滑油38の漏洩を防止するシール部材37を備える。また、軸受ユニット5は、ラジアル軸受33に対してスラスト軸受34が設けられた一端側に設けられ、回転軸25がラジアル軸受33から抜けることを防止する抜け止め部材31を備える。ハウジング本体36及びシール部材37は、後述のように一体化されることにより、ラジアル軸受33及びスラスト軸受34が内部に配置されるとともに、回転軸25が挿通される軸挿通孔45を除いて密閉された構造とされるハウジング35を構成する。そして、このハウジング35は、ラジアル軸受33及びスラスト軸受34を内部に収容するとともに、回転軸25を軸挿通孔45から挿通させて回転軸25の他端側である取付部27を外部に突出させて回転自在に支持する。
回転軸25は、ラジアル軸受33内への挿入端となる長手方向の一端が円弧状あるいは先端先細り状に形成されスラスト軸受34に支持される先端部26と、長手方向の他端にロータヨーク17のボス部21へ取り付けられる取付部27とを有している。取付部27は、回転軸25がラジアル軸受33内に挿入されると、ハウジング35の軸挿通孔45より突出され、ロータヨーク17のボス部21へ取り付けられる。
また、回転軸25は、ラジアル軸受33内に挿入されることにより回転自在に支持される軸本体28と、取付部27と軸本体28との間に形成されるテーパ部29とを有する。軸本体28は、ラジアル軸受33のスラスト方向の高さと略同一の高さを有し、且つラジアル軸受33の内径と略同一の外径を有する。
回転軸25の周回り方向の支持を行うラジアル軸受33は、例えば、銅系又は銅−鉄系の燒結金属を用いて円筒状に形成されている。このラジアル軸受33には、燒結金属特有の多孔質構造を利用して、ハウジング35に充填される潤滑油38が保持されている。尚、ラジアル軸受33は、真鍮、ステンレス又は高分子材料を用いて形成してもよい。ラジアル軸受33は、潤滑油38とともに動圧流体軸受を構成するものであり、回転軸25が挿通される内周面には、動圧発生溝40,41が形成されている。
動圧発生溝40,41は、図6に示すように、ラジアル軸受33の内周面にV字状をなし、周回り方向に複数連続して形成されている。各動圧発生溝40,41は、V字状の先端が回転軸25の回転方向R2に向くように形成されている。また、ここでは、動圧発生溝40,41は、ラジアル軸受33の軸方向に、上下に並列して形成されている。尚、ラジアル軸受33に設けられる動圧発生溝の数や大きさ等は、ラジアル軸受33の大きさや長さ等により適宜設定することができる。
動圧流体軸受として形成されたラジアル軸受33に挿通された回転軸25が、中心軸CLを中心に図6中矢印R2方向に連続して回転すると、ハウジング35内に充填された潤滑油38は、動圧発生溝40,41内を流通することとなる。かかる動圧流体軸受としてのラジアル軸受33は、回転軸25の外周面とラジアル軸受33の内周面との間に動圧を発生させて回転する回転軸25を支持する。このとき発生する動圧は、回転軸25とラジアル軸受33との間の摩擦係数を極めて小さくするものであって、回転軸25の円滑な回転を実現する。
また、ラジアル軸受33には、図5及び図7に示すように、ハウジング35との間に、ラジアル軸受33から突出した回転軸25のスラスト方向の一端部と他端部とを連通する連通路39が形成されている。具体的に、ラジアル軸受33の外周面には、スラスト方向に形成される周面溝部39aが形成されている。また、ラジアル軸受33の上端面33aには、周面溝部39aの上端と連続される上面溝部39bが形成され、ラジアル軸受33の下端面33bには、周面溝部39aの下端と連続する下面溝部39cが形成されている。このような周面溝部39a、上面溝部39b及び下面溝部39cは、ラジアル軸受33がハウジング35内に収納されることにより、連通路39として機能する。連通路39は、図5に示すように、ハウジング35内におけるラジアル軸受33の一端側で且つ露出側の空間である軸挿通孔45における空隙部分の空間と、ラジアル軸受33の他端側で且つ非露出側の空間である回転軸25の先端部26周辺の空間とを連通する。
かかる連通路39を形成することにより、軸受ユニット5は、回転軸25の回転による動圧の発生及びこれにともなう非露出側である回転軸25の先端部26周辺の空間の静圧の低下を防止できる。そしてこれに伴う、ハウジング35内に滞留する空気の膨張及びこれによる潤滑油38の漏洩を防止することができる。このように、軸受ユニット5は、連通路39によって、ラジアル軸受33の一端側と他端側の空間、すなわち、ハウジング35内の露出側の空間と非露出側の空間とを連通することができる。そして、軸受ユニット5は、ハウジング35内の圧力差をこの連通路39により短絡させ、非露出側の空間の静圧の低下を防止することで、ハウジング35内に滞留する空気の膨張や潤滑油38に溶解する空気の発生を抑止し、潤滑油38の漏洩を防止できる。尚、ここでは、ラジアル軸受33側に各溝部を設けることにより連通路39を形成するようにしたが、ハウジング側に溝を設けることにより、又はハウジング及びラジアル軸受に溝を設けることにより連通路を形成するようにしてもよい。
ラジアル軸受33に支持された回転軸25のスラスト方向の支持を行うスラスト軸受34は、ハウジング本体36の底部閉塞部43の中央部に設けられている。スラスト軸受34は、円弧状若しくは先端先細り状に形成された回転軸25の先端部26を回転可能に点で支持するピボット軸受として形成されている。尚、このスラスト軸受34は、ハウジング本体36の底部にハウジング本体36と一体に形成するように構成してもよい。
次に、以上のようなラジアル軸受33及びスラスト軸受34を収納するハウジング35を構成するハウジング本体36とシール部材37について説明する。ハウジング本体36は、高さ方向である軸方向の一端側が開放されるとともに他端側が閉塞された円筒形状をなす。そして、ハウジング本体36は、回転軸25の挿入端となる上部開口部42と、スラスト軸受34が配設される底部閉塞部43とを有する。ハウジング本体36は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂材料により成形されている。尚、ハウジング本体36は、ステータ12等と一体に成形されるように構成してもよい。
また、底部閉塞部43には、図8(a)に示すように、スラスト軸受34の位置を決める第1の位置決め部となる底面部43aが設けられている。また、この底部閉塞部43には、ハウジング本体36の内周方向に沿って、この底面部43aに対して立ち上がり形成される第1の段部43bが設けられている(図9(a)参照)。また、この底部閉塞部43には、ハウジング本体36の内周方向に沿って、この第1の段部43bに対してさらに立ち上がり形成される第2の段部43cとが設けられている。
第1の段部43bは、その内周壁面が略円筒状となるように形成されている。かかる第1の段部43bは、後述のように抜け止め部材31の組立時における軸方向の位置を決める第2の位置決め部として機能する。第2の位置決め部としての第1の段部43bは、抜け止め部材31のスラスト方向の位置を決めることにより、後述のように軸挿通後に抜け止め部材31を熱収縮させた際に、抜け止め部材31を適切に溝部30に取り付けることを可能とする。
また、第2の段部43cは、その内周壁面が略円筒状となるように形成されている。かかる第2の段部43cは、上述したラジアル軸受33の軸方向及び軸に直交する面内における位置を決める第3の位置決め部として機能する。また、第2の段部43cの内周壁面の内径が、第1の段部43bの内周壁面の内径より大きく形成されている。さらに、これら第1及び第2の段部43b,43cは、底面部43aから上方側に向けて、ハウジング本体36の内面に連続して形成されている。
また、ハウジング本体36の上部開口部42には、シール部材37と一体化する際のシール部材37の位置決めをする上部段部42aが形成されている。
シール部材37は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂材料あるいは真鍮等の金属材料を用いて形成され、ハウジング本体36の上部開口部42に嵌合可能な外径を有する環状に形成されている。
そして、シール部材37は、後述のようにラジアル軸受33、スラスト軸受34等を収納したハウジング本体36の上部開口部42に圧入されると、ハウジング本体36の上部段部42aに係止され、ハウジング本体36に嵌合される。このとき、シール部材37の上端面は、ハウジング本体36の上端面と略面一となる。シール部材37が樹脂材料により形成されている場合には、このシール部材37と、同様に樹脂成形されたハウジング本体36とが、撥油処理TLが施された後に、熱溶着あるいは超音波溶着されることにより一体化される。また、シール部材37が金属材料により形成されている場合には、圧入接着されて一体化され、その後に上端面に潤滑油38の這い出しを防止するための撥油処理が施されることとなる。
また、シール部材37は、環状の孔部が回転軸25を挿通する軸挿通孔45として機能する。そして、シール部材37は、この軸挿通孔45に挿通された回転軸25が軸挿通孔45の内周面に摺接することなく回転するように、軸本体28の外径よりやや大きな内径を有するように形成されている。そして、軸挿通孔45は、その内周面と軸本体28の外周面との間にハウジング35内に充填された潤滑油38が漏れを防止するに足る間隔の空隙48を有するように係形成される。このような軸挿通孔45を形成したシール部材37は、潤滑油38の漏洩を防止するオイルシール部として機能する。
軸挿通孔45に挿通された回転軸25のテーパ部29は、この軸挿通孔45と所定の間隔を隔てて対峙される。尚、潤滑油38は、回転軸25に形成されたテーパ部29と軸挿通孔45によって形成された空隙48に臨む程度にまでハウジング35の内部に充填される。
このテーパ部29は、取付部27側に向かって漸次径が小さくなるように傾斜されている。したがって、テーパ部29とシール部材37の内壁である軸挿通孔45との空隙48は、ハウジング35の外方に向かうにつれて漸次大きくなっている。これにより、テーパ部29は、回転軸25とシール部材37との間の空隙に圧力勾配を形成し、ハウジング35内に充填された潤滑油38をハウジング35の内部へ引き込む力を発生させる。したがって、軸受ユニット5は、回転軸25の回転時に、潤滑油38がハウジング35の内部に引き込まれることから、潤滑油38がハウジング35から漏洩することを防止できる。軸受ユニット5は、潤滑油38の漏洩を防止し、ラジアル軸受33の動圧発生溝40,41に潤滑油38を保持できるので、動圧を発生させ、回転軸25の安定した支持を実現できる。
ところで、回転軸25には、図5及び図8に示すように、先端部26と軸本体28との間に、ラジアル軸受33からの抜け止め用に用いられる溝部30が設けられている。溝部30は、抜け止め部材31に対応した位置に回転軸25の周方向に形成され、且つその断面が略コの字状となるように形成されている。すなわち、溝部30は、先端部26及び軸本体28の外径に対して小さい径を有する細径部30cを設けることにより形成されるものであり、これにより、それぞれ軸に略直交する面状に設けられる上端部30a及び下端部30bとを有している。
回転軸25の溝部30は、回転軸25がラジアル軸受33及び抜け止め部材31に挿入され、後述の加熱処理が行われることにより、収縮された抜け止め部材31が係合されるように一体化される。回転軸25は、溝部30に抜け止め部材31が一体化されることにより軸抜け方向である上方側に移動したときに、この抜け止め部材31がラジアル軸受33の下端面33bに当接することにより、それ以上軸抜け方向に移動されることが規制される。これにより、軸受ユニット5は、抜け止め部材31により回転軸25の軸抜けを防止できる。
ところで、この抜け止め部材31は、熱収縮性を有する樹脂材料により所定の内径及び外径を有する環状に形成されている。具体的に、この熱収縮性を有する樹脂材料としては、例えば、ポリオレフィン樹脂、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)からなるフッ素樹脂等が用いられる。
また、抜け止め部材31は、ハウジング35を構成する樹脂材料の熱変形温度よりも低い温度で熱収縮をする樹脂材料により形成されている。これは、抜け止め部材31を熱収縮させる際の後述の加熱処理において、ハウジング35にも同等の熱が加わることとなるため、この際にハウジング35が熱変形することを防止する必要があるためである。例えば、上述したようなハウジング35を構成するシール部材37やハウジング本体36として用いられるPBT等の樹脂材料は、熱変形温度が150度〜180度程度である。そして、上述したポリオレフィン樹脂、FEPフッ素樹脂は、90〜100度程度で熱収縮する材料であり、これを抜け止め部材31の材料とした場合には、後述の加熱処理においてハウジング35を変形させることなく、所定の効果を発揮できる。すなわち、ハウジング35を変形させることなく、抜け止め部材31自体は、その熱収縮性により所望の状態に収縮されて後述の機能及び効果を発揮することができる。
また、この抜け止め部材31は、加熱による熱収縮した状態で回転軸25の溝部30に嵌るように取り付けられている。すなわち、例えば、図8(a)に示すように、抜け止め部材31は、その内径寸法ai1が熱収縮前の状態で、回転軸25の先端部26の外径ajと略同一程度(ai1≒aj)とされている。そして、抜け止め部材31は、熱収縮前の状態で回転軸25が挿入され、回転軸25の先端部26がその孔部31cを挿通された後に、加熱処理が施され、加熱による熱収縮により回転軸25の溝部30に固定されている。このとき、抜け止め部材31の構成材料として、上述したポリオレフィン樹脂、FEPフッ素樹脂を用いた場合には優れた収縮性能を有していることから、この抜け止め部材31が回転軸25の溝部30の細径部30cに嵌合されることとなる。換言すると、図8(b)に示すように、抜け止め部材31の熱収縮後の内径寸法ai2は、回転軸25の軸本体28及び先端部26の外形寸法ajより小さく(ai2<aj)されており、また、回転軸25の細径部30cの外形寸法と略同一となっている。
そして、抜け止め部材31は、回転軸25が衝撃等により引き上げられると、溝部30の下端部30bの全面に、その下端面31bが当接するとともに、その上端面31aがラジアル軸受33の下端面33bに当接する。これにより、抜け止め部材31は、回転軸25がラジアル軸受33やハウジング35から抜けてしまうことを防止する。ここで、抜け止め部材31は、収縮した状態で回転軸25の溝部30に嵌るように構成されていることから、従来の軸挿入時に変形する抜け止め部材に比べて、溝部30の下端部30bに当接する面積を増大させることができ、高い抜け止め力を有している。
かかる抜け止め部材31を有する軸受ユニット5は、抜け止め部材31が加熱処理後に回転軸25の溝部30に嵌ることにより一体化されている構成により、高い抜け止め力を発揮して、強い衝撃が加わった際にも確実に回転軸25の抜けを防止できる。また、抜け止め部材31の内径寸法ai1が、熱収縮前の状態において回転軸25の外径ajと略同一程度とされている。よって、抜け止め部材31は、この軸受ユニット5の後述のような組立時において、回転軸25に強い力を加えることなく組み立てることができることから、容易に組み立てができる。
尚、ここでは、抜け止め部材31の内径寸法を、熱収縮前の状態で、回転軸25の外径ajと略同一程度としたが、もちろん回転軸25の外径aj以上としてもよく、また、組立時に困難でない程度に回転軸25の外径ajよりも僅かに小さくても良い。また、ここでは、熱収縮後の状態で抜け止め部材の内径寸法を、回転軸25の溝部30の細径部30cに嵌合して固定される程度としたが、この状態よりも僅かに大きくても問題ない。すなわち、上述の抜け止め部材31が溝部30に嵌るという状態には、上述のような完全に固定され回転軸25と一体に回転する状態はもちろんのこと、溝部30に略接触して強い抵抗力が加わらない限りともに回転する状態も含まれるものとする。
但し、上述のように、熱収縮前の状態ではその内径が回転軸25の外径と同一又は回転軸25の外径以上とされ、加熱処理による熱収縮後の状態では溝部30に嵌合して固定されるように構成した抜け止め部材31は、最も上述の抜け止め力を発揮するものである。
そして、抜け止め部材31は、回転軸25と一体とされるので、溝部30の上端部30a及び抜け止め部材31の上端面31aのスラスト方向の隙間b1を極めて小さく設定できる。また、抜け止め部材31は、同様の理由により、溝部30の下端部30b及び抜け止め部材31の下端面31bのスラスト方向の隙間b2を極めて小さく設定できる。
さらに、この抜け止め部材31は、回転軸25を挿入する際の熱収縮前の状態においては、ハウジング本体36の底部に設けられた抜け止め部材用の位置決め部に載置されることにより、軸方向の位置が決められている。すなわち、上述したように、ハウジング本体36の底部閉塞部43には、抜け止め部材31の位置決め部として第1の段部43bが底面部43aに対して立ち上がり形成されるように設けられている。そして、抜け止め部材31は、この第1の段部43b上に載置されるために、熱収縮前の外形寸法ao1が、第1の段部43bの軸方向に直交する面内における内径寸法ahに比べて大きく(ao1>ah)なるように形成されている。
さらに、この抜け止め部材31は、加熱処理が施されることにより、熱収縮した後の外形寸法ao2が、位置決め部となる第1の段部43bの軸方向に直交する面内における内径寸法ahよりも小さく(ao2<ah)なるように形成されている。これにより抜け止め部材31は、第1の段部43bと接触しなくなり、上述したように回転軸25と抜け止め部材31が一体に回転する際に不要な抵抗力を発生させ、これに伴う回転性能の劣化してしまうことを防止できる。また、この抜け止め部材31は、経年劣化等によりスラスト軸受34が摩耗してしまい、回転軸25の位置が組立時よりも僅かに下降した場合にも、第1の段部43bと干渉してしまうことにより、回転性能が劣化することを防止できる。
また、この抜け止め部材31は、従来の抜け止め部材に比べて以下のような利点がある。すなわち、従来の抜け止め部材においては、スラスト軸受34の摩耗等により回転軸の位置が下降することを考慮して、下降量以上に溝上端面と抜け止め上端面との間の隙間b101を設定する必要があった(図12参照)。これに対し、軸受ユニット5を構成する抜け止め部材31は、回転軸25の下降量によらず、抜け止め部材31と回転軸25の関係が変化しないため、溝部30の上端部30aと、抜け止め部材31の上端面31aとの隙間b1を略0とすることができる。また、従来の抜け止め部材においては、軸挿通時に、弾性変形させる必要があることを考慮して、溝下端面と抜け止め下端面との間の隙間b102を、抜け止め部材を弾性変形させる空間を確保できる程度に設定する必要があった。これに対して、軸受ユニット5を構成する抜け止め部材31は、弾性変形させることなく、回転軸25を挿通させ取り付けることができるから、溝部30の下端部30bと、抜け止め部材31の下端面31bとの隙間b2を略0とすることができる。
このように、かかる抜け止め部材31は、上述のように簡易な組立を可能とし、高い抜け止め力を発揮するのみならず、隙間b1,b2を極限まで小さくすることができ、回転軸25及び軸受ユニット5の軸方向の寸法を小さくして小型化を実現する。
以上のように構成された軸受ユニット5は、ラジアル軸受33とスラスト軸受34により、回転軸25を回転自在に周回り方向及びスラスト方向に支持する。また、軸受ユニット5は、ハウジング35により軸挿通孔45以外は密閉された構造とされていることから潤滑油38の漏洩等がなく、長期間に亘ってその回転性能を保持できる。また、軸受ユニット5は、連通路39によりハウジング35内の露出側の空間と非露出側の空間とを連通して短絡しているので、非露出側の空間の静圧低下による潤滑油38の漏洩を防止でき、長期間に亘ってその回転性能を保持できる。
また、本発明を適用した軸受ユニット5は、熱収縮性を有する抜け止め部材31を有していることから、回転軸25の抜けを防止する抜け止め力を向上させることができる。また、この軸受ユニット5は、上述した所定の隙間b1,b2を小さくできるので回転軸25やハウジング35の軸方向の寸法を小さく設定することを可能とする。よって、本発明を適用した軸受ユニット5は、抜け止め力を向上させてより確実に回転軸25の抜けの防止を実現するとともに軸受ユニット自体及びこれを備える装置の小型化を実現する。
次に、上述したように構成された本発明を適用した軸受ユニット5の製造方法について図9を用いて説明する。
本発明を適用した軸受ユニットの製造方法は、部品を挿入するステップと、ハウジングを一体化するステップと、潤滑油を注入するステップと、回転軸を挿入するステップと、加熱処理を行うステップとからなる。
部品挿入ステップでは、図9(a)に示すように、円筒状で且つその軸方向の一端側が開放されるとともに他端側が閉塞されたハウジング本体36に、開放端側から、上述したスラスト軸受34と、抜け止め部材31と、ラジアル軸受33とを挿入する。このステップにおいて、上述したように、スラスト軸受34は、ハウジング本体36に設けられた第1の位置決め部としての底面部43aに位置決めされ、取り付けられる。また、抜け止め部材31は、ハウジング本体36に設けられた第2の位置決め部としての第1の段部43bに位置決めされる。このとき、抜け止め部材31は、熱収縮前の状態であり、その外形寸法ao1が第1の段部43bの内径寸法ahより大きい状態であるので、第1の段部43b上に載置されている。これにより抜け止め部材31は、後述の工程で回転軸25が挿通された際に、その孔部31cが回転軸の溝部30に対向する位置に位置決めされることとなる。また、ラジアル軸受33は、ハウジング本体36に設けられた第3の位置決め部としての第2の段部43c上に載置され、位置決めされて取り付けられる。ハウジング本体36は、ラジアル軸受33を収納することにより、上部開口部42よりラジアル軸受33の一端面である上端面33aを外方に臨ませた状態とされる。そして、ハウジング一体化ステップに移る。
ハウジング一体化ステップでは、図9(b)に示すように、ハウジング本体36の開放端である上部開口部42に、軸挿通孔45を除いて閉塞するシール部材37を、圧入する。そして、シール部材37をハウジング本体36の上部開口部42に嵌合させて一体化する。このステップにおいて、上述したように、シール部材37は、圧入されることによりハウジング本体36の上部段部42aに係止されることで、位置決めされる。これによりシール部材37の上端面とハウジング本体36の上端面とは、略同一面上に位置される。そして、この状態で、例えば熱溶着又は超音波溶着されることにより一体化され、ハウジング35を構成する。その後、ハウジング35の上端面には、撥油処理TLが施される。そして、潤滑油注入ステップに移る。
潤滑油注入ステップでは、上述のように一体化されたハウジング35内部に所定量の粘性流体である潤滑油38を注入する。そして、潤滑油注入ステップに続いて回転軸挿入ステップに移る。尚、ここでは、潤滑油注入ステップを設けるように構成したが、これに限られるものではなく、図11を用いて説明したように、回転軸挿入ステップと同時にこの潤滑油付与を行うようにしてもよい。すなわち、回転軸25の先端部26に所定量の潤滑油38を付与した状態で回転軸25を挿入することで、回転軸25の挿入と、潤滑油38充填を同時に行うように構成してもよい。
回転軸挿入ステップでは、図9(c)に示すように、回転軸25を軸挿通孔45からハウジング35内に挿入する。このとき、回転軸25の先端部26は、大きな力をかけることなく、抜け止め部材31の挿通孔である孔部31cを挿通される。また、同時にこのステップでは、回転軸25の先端部26がスラスト軸受34に支持され、回転軸25の軸本体28がラジアル軸受33に支持されることになる。そして、このとき、回転軸25の溝部30が、抜け止め部材31に対向するように位置される。そして、加熱処理ステップに移る。
加熱処理ステップでは、図9(d)に示すような状態から加熱処理を行うことにより抜け止め部材31を熱収縮させ、図5に示すような状態、すなわち、回転軸25の周回り方向に形成された溝部30に、抜け止め部材31が嵌るように固定される。このとき、抜け止め部材31を、上述したポリオレフィン樹脂、FEPフッ素樹脂等の優れた収縮性能を有する樹脂材料により構成することで溝部30の細径部30cに嵌合させることができ、固定されて一体化されることになる。また、この加熱処理は、抜け止め部材31を構成する材料の熱収縮温度よりも高く、ハウジング35を構成する材料の熱変形温度よりも低い温度で行われる。これにより、ハウジング35を熱変形させることなく、抜け止め部材31を熱収縮させることができ、上述のように回転軸25に取り付けることができる。以上のステップにより軸受ユニット5の組立工程が完了する。
以上のように、本発明を適用した軸受ユニットの製造方法は、上述のステップを経ることにより、上述したような機能及び効果を有する軸受ユニット5を得ることができる。すなわち、この軸受ユニットの製造方法は、所定の寸法とされた抜け止め部材31に回転軸25を挿通させ、その後に抜け止め部材31を溝部30に嵌る状態とするために加熱処理を行うことを特徴とするものである。かかる軸受ユニットの製造方法は、製造容易であるとともに、抜け止め力が向上され且つ小型化が実現された軸受ユニットを得ることができる。
そして、このように得られた本発明を適用した軸受ユニット5は、上述したように、熱収縮性を有する抜け止め部材31により、抜け止め力を向上させてより確実に回転軸25の抜けを防止できる。また、かかる軸受ユニット5は、回転軸25や軸受ユニット5の軸方向の寸法を小さく設定することを可能とすることにより小型化を実現できる。
また、本発明を適用したモータ1は、ステータ12に対してロータ11を回転可能に支持する軸受ユニットを備えたモータであり、この軸受ユニットとして上述のような軸受ユニット5を備えたものである。かかるモータ1は、熱収縮性を有する抜け止め部材31により、抜け止め力を向上させてより確実に回転軸25の抜けを防止できるとともに、小型化を実現できる
また、本発明を適用した携帯型コンピュータ50は、ステータ12に対してロータ11を回転可能に支持する軸受ユニットを備えたモータ1を搭載した電子機器であり、この軸受ユニットとして上述のような軸受ユニット5を備えたものである。かかる電子機器は、熱収縮性を有する抜け止め部材31により、抜け止め力を向上させてより確実に回転軸25の抜けを防止できるとともに、小型化を実現できる
尚、上述のような本発明に係る軸受ユニットは、放熱装置のモータやディスクドライブのスピンドルモータの軸受として用いられるのみならず、各種のモータの軸受として用いることができる。更に、本発明に係る軸受ユニットは、モータに限らず、回転軸を備える機構や軸に対し回転する部品を支持する機構に広く用いることができる。
本発明を適用した軸受ユニットを用いたモータが内蔵された電子機器の一例を示す斜視図である。 図1に示すI−I線に沿った断面を示す断面図である。 本発明を適用したモータを用いた放熱装置を示す斜視図である。 本発明を適用したモータの構成を示す断面図である。 本発明を適用した軸受ユニットを示す断面図である。 ラジアル軸受の内周面に形成された動圧発生溝を示す斜視図である。 ハウジングとラジアル軸受との間に形成される連通路を構成する各溝部の形状を示す斜視図である。 抜け止め部材の軸挿入時及び熱処理後の構成を詳細に説明するためのものであり、(a)は、抜け止め部材が配置され収縮前の軸挿通時の状態を示す拡大断面図であり、(b)は、抜け止め部材が収縮した熱処理後の状態を示す拡大断面図である。 本発明を適用した軸受ユニットの製造方法について説明するための図であり、(a)は、部品挿入ステップを示す断面図であり、(b)は、ハウジング一体化ステップを示す断面図であり、(c)は、軸挿通ステップを示す断面図であり、(d)は、加熱処理ステップを行う前の状態を示す断面図である。 従来の軸受ユニットを示す断面図である。 従来のモータに用いられる軸受ユニットの組立について説明するための図であり、(a)は、組立前の状態を示す断面図であり、(b)は、組立後の状態を示す断面図であり、(c)は、軸受ユニットの軸挿通孔に臨む部分まで潤滑油が充填されていることを示す拡大断面図である。 従来の軸受ユニットを構成する抜け止め部材を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 モータ、3 ファン、4 ファンケース、5 軸受ユニット、11 ロータ、12 ステータ、13 ステータヨーク、14 コイル、15 コア、16 ホルダー、17 ロータヨーク、19 羽根、20 ロータマグネット、25 回転軸、33 ラジアル軸受、34 スラスト軸受、35 ハウジング、36 ハウジング本体、37 シール部材、38 潤滑油、39 連通路、45 軸挿通孔、50 携帯型コンピュータ、51 放熱装置

Claims (9)

  1. 軸と、
    上記軸の周回り方向の支持を行うラジアル軸受と、
    上記軸のスラスト方向の一端を支持するスラスト軸受と、
    上記ラジアル軸受及び上記スラスト軸受を内部に収容するとともに、上記軸を軸挿通孔から挿通させて上記軸の他端を外部に突出させるハウジングと、
    上記ラジアル軸受に対して上記スラスト軸受が設けられた一端側に設けられ、上記軸が上記ラジアル軸受から抜けることを防止する抜け止め部材とを備え、
    上記抜け止め部材は、熱収縮性を有する樹脂材料により形成されている軸受ユニット。
  2. 上記軸には、周回り方向に形成される上記抜け止め部材用の溝部が設けられ、
    上記抜け止め部材は、加熱による熱収縮した状態で上記溝部に嵌るように取り付けられている請求項1記載の軸受ユニット。
  3. 上記抜け止め部材は、熱収縮前の状態では、その内径が上記軸の外径と同一又は上記軸の外径以上とされており、上記軸を挿通後に加熱処理を行い上記溝部に固定されている請求項2記載の軸受ユニット。
  4. 上記ハウジングは、樹脂材料により形成され、
    上記抜け止め部材は、上記ハウジングを構成する樹脂材料の熱変形温度よりも低い温度で熱収縮をする樹脂材料により形成されている請求項1記載の軸受ユニット。
  5. 上記抜け止め部材は、ポリオレフィン樹脂又はFEPフッ素樹脂からなる請求項1記載の軸受ユニット。
  6. 上記ハウジングには、上記スラスト軸受が配置される底面部に対して立ち上がり形成され、上記抜け止め部材の軸方向の位置を決める位置決め部が設けられ、
    上記位置決め部は、その軸方向に直交する面内における内径寸法が、熱収縮前の上記抜け止め部材の外径寸法より小さく、且つ熱収縮後の上記抜け止め部材の外径寸法より大きくされている請求項1記載の軸受ユニット。
  7. 円筒状で且つその軸方向の一端側が開放されるとともに他端側が閉塞されたハウジング本体に、軸のスラスト方向の一端を支持するスラスト軸受と、上記軸が抜けることを防止する熱収縮性を有する樹脂材料により形成された抜け止め部材と、上記軸の周回り方向の支持を行うラジアル軸受とを挿入するステップと、
    上記ハウジング本体の開放端を上記軸が挿通される軸挿通孔を除いて閉塞するシール部材を、上記ハウジング本体に一体化するステップと、
    上記軸を上記軸挿通孔から上記ハウジング本体内に挿入し、上記抜け止め部材の挿通孔を挿通させるとともに、上記ラジアル軸受と上記スラスト軸受とに支持させるステップと、
    加熱処理を行うことにより上記抜け止め部材を熱収縮させ、上記軸の周回り方向に形成される上記抜け止め部材用の溝部に、上記抜け止め部材を嵌合させるステップとを有する軸受ユニットの製造方法。
  8. ステータに対してロータを回転可能に支持する軸受ユニットを備え、
    上記軸受ユニットは、
    軸と、
    上記軸の周回り方向の支持を行うラジアル軸受と、
    上記軸のスラスト方向の一端を支持するスラスト軸受と、
    上記ラジアル軸受及び上記スラスト軸受を内部に収容するとともに、上記軸を軸挿通孔から挿通させて上記軸の他端を外部に突出させるハウジングと、
    上記ラジアル軸受に対して上記スラスト軸受が設けられた一端側に設けられ、上記軸が上記ラジアル軸受から抜けることを防止する抜け止め部材とを備え、
    上記抜け止め部材は、熱収縮性を有する樹脂材料により形成されているモータ。
  9. ステータに対してロータを回転可能に支持する軸受ユニットを備えたモータを搭載し、
    上記軸受ユニットは、
    軸と、
    上記軸の周回り方向の支持を行うラジアル軸受と、
    上記軸のスラスト方向の一端を支持するスラスト軸受と、
    上記ラジアル軸受及び上記スラスト軸受を内部に収容するとともに、上記軸を軸挿通孔から挿通させて上記軸の他端を外部に突出させるハウジングと、
    上記ラジアル軸受に対して上記スラスト軸受が設けられた一端側に設けられ、上記軸が上記ラジアル軸受から抜けることを防止する抜け止め部材とを備え、
    上記抜け止め部材は、熱収縮性を有する樹脂材料により形成されている電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016041958A (ja) * 2014-08-18 2016-03-31 シナノケンシ株式会社 軸受装置及びモータ
WO2023002734A1 (ja) * 2021-07-21 2023-01-26 株式会社豊田自動織機 流体機械

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