JP2009241607A - 伸縮性シートの製造方法およびこれを用いた使い捨て着用物品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1のロール950の外周に、所定の周長範囲で外方に膨出するエンボス部951が形成され、さらにこのエンボス部951の外面に、軸方向に間隔をおいた凸部の群が、周方向に間隔を置いて複数形成されることにより、多数の凸部952の群が形成され、かつ、前記軸方向のいずれの位置においても、前記周方向に関し前記凸部952の群のいずれかの凸部が位置するように配列し、前記第1のロール950と第2のロール960とを対向させ、一対910、930のシート間に、複数の糸状の伸縮部材920を伸張状態で挟み込んで積層体となし、前記積層体を前記第1のロール950と第2のロール960との間に通過させ、こ伸縮部材920のそれぞれを、前記第1のロールの凸部952および第2のロール960間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断する。
【選択図】図1
Description
このような伸縮性シートを連続製造するには、非伸縮性シートをロールから繰り出して走行させながら、伸縮部材をロールから繰り出して所定のテンションをかけて引っ張った状態で非伸縮性シートに貼り付ける方法が採用されている。しかし、使い捨て着用物品の形態上、或いは個々の製品に切断する都合上、伸縮させる必要の無い部分と伸縮部を、シートの走行方向に断続的に設けなければ成らないことがある。
伸縮させる必要の無い部分には、伸縮部材にテンションをかけずにシートに貼着することも考えられるが、テンションをかけて引っ張った状態と、テンションをかけない状態を、素早く切り替えるのは、製造上困難である。
従って、通常は、接着剤をシートヘ間欠塗工して、シート上に接着剤塗布部と非塗布部をシート走行方向に沿って交互に設け、接着剤非塗布部に存在する伸縮部材を切断することによって、非伸縮部を設けている。接着剤非塗布部では、伸縮部材がシートに接着されていないので1個所で切断された伸縮部材は、シートに接着されている伸縮部材の方へ引っ張られて弛緩し、そこに留まることとなる。
伸縮部材を切断する方法としては、ロール幅方向に沿って連続する連続線状凸部(一枚刃)を有する第1のロールと、これと対向する第2のロールとの間に伸縮部材を配置したシートを通過させ、第1のロールの線状凸部による加圧または加熱により、伸縮部材を切断しようとするものがある。
<請求項1記載の発明>
ロールの外周に、所定の周長範囲で外方に膨出するエンボス部が形成され、さらにこのエンボス部の外面に、多数の凸部の群が形成された第1のロールと、第2のロールとを対向させ、
シート上に、複数の糸状の伸縮部材を伸張状態で配置して積層体、あるいは一対のシート間に、複数の糸状の伸縮部材を伸張状態で挟み込んだ積層体を、前記第1のロールと第2のロールとの間に通過させ、この積層体における複数の伸縮部材のそれぞれを、前記第1のロールの凸部および第2のロール間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断する、
ことを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
第1のロールの外周に、所定の周長範囲で外方に膨出するエンボス部が形成され、
さらにこのエンボス部の外面に、前記第1のロールの軸方向に間隔をおいた凸部の群が、周方向に間隔を置いて複数形成されることにより、多数の凸部の群が形成され、かつ、前記軸方向のいずれの位置においても、前記周方向に関し前記凸部の群のいずれかの凸部が位置するように配列し、
前記第1のロールと第2のロールとを対向させ、
シート上に、複数の糸状の伸縮部材を伸張状態で配置して積層体、あるいは一対のシート間に、複数の糸状の伸縮部材を伸張状態で挟み込んだ積層体を、前記第1のロールと第2のロールとの間に通過させ、この積層体における複数の伸縮部材のそれぞれを、前記第1のロールの凸部および第2のロール間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断する、
ことを特徴とする伸縮性シートの製造方法。
請求項1又は2記載の発明によれば、伸縮部材を確実に切断することができるようになる。
請求項1または2に記載の方法により製造した伸縮性シートを、伸縮性付与部位に取付けてなることを特徴とする、使い捨て着用物品。
<伸縮性シート製造方法の実施形態>
(本発明の形態)
図1には、本発明に係る伸縮性シートの製造方法例の斜視説明図を示した。矢印方向がシート走行方向である。
所定幅の帯状の下シート910が、図示しないホットメルト接着剤塗工機により、接着剤塗布部911と非塗布部912が設けられた状態で、図右側から左側へ向かって走行している。本発明においては、図2に示すように接着剤911を、シート長手方向に連続に塗布することもできる。ホットメルト接着剤は、スプレーコーター、カーテンコーター、スパイラルコーター等によって塗工することが通気性の点で好ましい。
これにより、上下シート930,910に伸縮部材920が挟み込まれた積層体940が得られる。
他方、図6は前述の菱形凸部956の場合の切断態様を示しており、線状凸部の場合と同様の切断およびシールがなされる。
上記実施の形態における離間配列されている凸部を有するエンボスヒートロールに代えて、図7に示すように、長さ1〜25mm、幅0.5〜15mmの凹部群を有し、桟の幅が0.5〜5mmの格子状凸部を有するエンボスヒートロール960を使用するものを提案する。格子状の凸部は、多数の桟961,961…が井桁状に交差して形成され、桟(凸部)961によって囲まれた空間962は格子凹部となっている。W3が桟の幅であり、0.5〜5mmとするのが好ましい。あまり太いと触感が悪くなるおそれがある一方で、0.5mmより細いと刃物の様になり、上下シート共全て切断されてしまうおそれがある。格子凹部の長さはD3であり、5〜25mmが好ましく、より好ましくは5〜10mmである。格子凹部の幅はM3であり、5〜25mmが好ましく、より好ましくは5〜10mmである。図7では斜め格子を示したが、もちろん正方形や長方形の格子であってもよい。この形態では、格子状にシールされるため、伸縮部材を確実に切断することができる。また、格子凹部962と対応する部分はシールされないため、シートが破断することはない。さらに、ある程度の面積部分に細い格子状の凸部が存在しており、メッシュ状になっているので、いずれかのシール用凸部で伸縮部材が切断されればよい。一枚刃でシールするときは、すべての伸縮部材を一枚刃で切断しなければならないことから、切断されない伸縮部材が無いように強めにシールする必要があって、シートまで破断してしまうことがあるが、上記構成では、伸縮部材がシール用凸部で切断されればよいので、強めにシールする必要が無く、面的に圧接されることも有ってシートが破断してしまうことはない。また、格子状のシール部は、着用者に与える触感が柔らかいものとなり、外観上も美麗である。
(A)図1に示したエンボスヒートロール950と対向ロール960は、少なくとも一方に加熱手段を備え、伸縮部材の溶断および上下シートのシールを行うように構成するのが好ましい。これらのロール近傍に、棒状のシーズヒーターを設けたり、高周波による加熱手段、遠赤外線ヒータ、オイルヒータ等の別の加熱手段を併用しても良い。ただし、本発明では加圧のみで伸縮部材の切断を行うように構成することも可能である。
なお、図1において、エンボスヒートロール950と対向ロール960の位置が逆の構成も採用可能である。
(B)下シート910、上シート930は、いずれかが熱融着性であることが好ましい。不織布、プラスチックフィルム、編物、織物、紙等が使用可能である。素材としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、セルロース、レーヨン等、適宜公知の素材を単独でまたは2種類以上を混合して、用いることができる。
(C)各シート910,930が既に何枚かのシートが積層された多層シートであってもよく、この場合は、下シート910の最上面、または上シート930の最下面側に、熱融着性シートを設ける必要が有る。
(D)本発明の伸縮部材としては、溶融切断しえる素材(例えば、熱可塑性ポリウレタンや、各種エラストマー、ゴム類等)で、例えば糸状のものが利用可能である。シートを切断しないように、その融点が、上下シートの熱融着性素材の融点よりも低い伸縮部材を選択する。なお、上記例では伸縮部材を複数方向平行に取付けているが、本発明では伸縮部材を一本だけ取付けるようにすることも可能である。
(E)図1においては、シートの幅方向中央部に伸縮部材を接着する例を示したが、シートの端部近傍に伸縮部材を接着する構成であっても、勿論かまわない。エンボスパターンの配設部を、伸縮部材の取付位置に合せて変更すれば良い。
(F)本発明における接着剤は、上下シートのいずれか一方もしくは両方に塗布することができる。また伸縮部材に接着剤を塗布することもできる。さらに接着剤は、シート等に対し、長手方向に沿って不連続(図1参照)もしくは連続(図2参照)に、または一部、全部もしくは一部を除いて全体的に塗工することもできる。
(G)図8に示すように、本発明における切断部位は、接着剤塗布部Xであっても良いし、接着材非塗布部Yであっても良い。
(H)上記例では上下一対のシート間に伸縮部材を挟み込む形態を示したが、図8(c)(d)に示すように、一枚のシート又は多層シート上に伸縮部材を配置固定する場合にも本発明の伸縮部材切断手法を適用することが可能である。
すなわち、格子状凸部を有するエンボスヒートシールを用いているので、伸縮部材がいずれかの凸部によるヒートシール時に必ず切断される。
格子状配列の場台は、ある程度の面積に細い格子状のシール部が形成されるので、着用者に与える触感が柔らかいものとなり、外観上も美麗であるとともに、シート切断も防止される。
また、凸部以外の部分の伸縮部材には、切断力が作用しないため、ロール軸方向の伸縮部材が切断されない部分と切断された部分が生じて、伸縮部材の切断による引き込みが部分的なものとなり、異物感の少ない、装着性の良好なシートとなる。
図9は、可撓性の外形シート1と、この外形シート1内面に固定され、股間部4を中心として前後方向(縦方向)に延在する吸収主体10とを主体として構成された、パンツ型使い捨ておむつを示している。
外形シート1は2枚の通気・撥水性の不織布を積層固定してなり、この外形シート1と吸収主体10とを重ね合わせた後の製造工程の最終段階で、前身頃Fと後身頃Bとの両側縁部の長手方向全体を超音波シールや熱溶融などの手段により接合する(この接合部を符号30としてある)ことにより、胴周り開口部および左右一対の脚周り開口部を形成してある。
この吸収主体10は、不透液性バックシート12のわずか両側部を残してほぼ裏面全体が前記外形シート1に対して、ホットメルト接着剤により接着して一体化してある。
吸収主体10の両側部には、使用面側に突出する脚周り用起立カフスBA,BAがそれぞれ形成され、この起立カフスBAは、実質的に幅方向に連続した起立用シート40と、伸縮部材、たとえば糸ゴムからなる一本のまたは図示のように複数本の伸縮部材50,50…とにより構成されている。
この起立端より内側は、製品本体に固定されていない自由部分であり、製品の中央側に向かう起立部B1と、途中で折り返し反転して外側に向かう平面当り部B2とに機能的にかつ概念的に区分されている。
また、伸縮部材50,50…は、少なくとも1本が平面当り部B2にあることを基本形態とするが、特に伸縮部材50は平面当り部B2の先端部にあることが好ましく、さらに、起立部B1にも伸縮部材50を有することが好ましい。最適な形態は、起立端近傍、折り返し近傍、及び平面当り部B2の先端部にあることである。平面当り部B2の先端部には、図示のように複数本有するのがさらに望ましい。起立部B1には、起立力を高めるために、さらに伸縮部材50,50…を設けることができる。図示の形態では、起立部B1に3本、平面当り部B2に4本の合計7本である。
しかも、この持ち上げ状態で、各伸縮部材50,50…の収縮力が起立カフスBA自体に作用するから、起立部B1はほぼ垂直に起立するようになる。平面当り部B2も、垂直に起立するようになるものの、平面当り部相当部B22が折り返し反転した状態で起立部相当部B11上に固定されているから、垂直に起立にも限度があり、平面当り部B2は外向き状態を保持したまま、垂直方向の起立力を維持しながら起立する。その結果、平面当り部B2は、常に、着用者の脚周りに平面的にフィットする。
さらに本例では、起立端より中心側であってかつ吸収体ABの両側部位置に、長手方向に沿う持ち上げ用伸縮部材60が伸張状態で固定されている。
かかる持ち上げ用伸縮部材60を設けることにより、製品の装着状態において、図11に示すように、持ち上げ用伸縮部材60の収縮力(その作用状態を白抜き矢印で示す)により吸収体ABの両側部が変形し着用者の肌に向かって起立するようになる。この起立部分に対して、起立カフスBAが、持ち上げ用伸縮部材60の外側の起立端を介して前記吸収体ABの両側部における起立部分に加算して起立するようになるので、肌に対する起立高さが高いものとなり、すなわち、より深いポケット空間が形成され、肌とのフィット性が高まり、単に起立カフスBAのみでも横漏れを確実に防止できる。
さらに、前身頃Fの下腹部相当個所に腰周り締め付け方向(胴周り開口部の端縁と平行な方向。以下同じ。)に沿って下腹部伸縮部材21F,21Fが設けられ、かつ下腹部相当個所に対応した後身頃Bの臀部個所に腰周り締め付け方向に沿って臀部伸縮部材21Bが設けられている。これら下腹部伸縮部材21F,21Fおよび臀部伸縮部材21Bが本発明の伸縮性シートにより設けられる。図中Xが、前述の単数または複数の伸縮部材920を伸張状態で挟み込んで積層体となし、表面に凸部を複数個配列した第1のロール950と、この第1のロール950と対向する第2のロール960との間に、積層体を通過させ、この積層体の伸縮部材920を、第1のロール950の凸部952および第2のロール960間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断された、切断部を示している。
本例の下腹部伸縮部材21F,21Fは、前身頃Fにおける一方側の接合部30から他方側の接合部30までの部分のうち吸収体ABの中央部と対応する部分Xが、前述の本発明方法による切断によりが不連続に形成されている。一方、臀部伸縮部材21Bは、従来と同様、後身頃Bにおける一方側の接合部30から他方側の接合部30まで連続的に設けられている。また、下腹部伸縮部材21F,21Fの不連続側と反対側の側端は、臀部伸縮部材21Bの両端にそれぞれ連続するようになる。
図示例では、これら下腹部伸縮部材21Fおよび臀部伸縮部材21Bとして、細い糸ゴムからなる伸縮部材が伸縮するように伸長下に、前身頃F及び後身頃Bの両者において、それぞれ平行に9〜25本、外形シート1の不織布間に配置固定されている。この下腹部伸縮部材21Fおよび臀部伸縮部材における相互間隔は、ウエスト伸縮部材20F,20B…の間隔に対して同じか、あるいはそれよりも短いものとされている。
上記例では、本発明の伸縮性シートを下腹部伸縮部材、臀部伸縮部材を設けるのに使用したが、本発明の伸縮性シートは、伸縮性を付与したい他の部位に対しても(例えばウエスト伸縮部材や脚周り伸縮部材等を設けるためにも)使用することができる。
次に、使い捨ておむつの製造方法例を示して、本発明の伸縮性シートの利用方法を説明する。
図14は、パンツタイプ使い捨ておむつの組み立てフローを示しており、吸収主体製造供給ライン100と、外形シート製造供給製造ライン200と、最終処理ライン300とで構成されている。
吸収主体製造供給ライン100においては、先ず吸収コアが、その長手方向が搬送方向に沿うように供給され、この上に透液性トップシートが被されて固定され、さらにこの透液性トップシートの両側端部に起立カフスがそれぞれ配置固定される。次いで、これらは、別途供給される不透液性バックシートの上に配置固定され、吸収主体10が完成する。本例の場合、不透液性バックシートは、予めその両側端部を折り返すとともにその間に色の着いたウレタンフィルム等の補強部材を挟んで接着し、当該縁部のコシを強くするように加工される(補強部材を用いずにカラーホットメルト接着により側縁部を強調させたり、コシを強くしたりしても良い)。
かくして製造された吸収主体10は、90度ターン装置110において、その長手方向が搬送方向に対して直交する姿勢となるように平面的に90度ターンされ、最終処理ライン300の外形シート取付装置310へと搬送される。
詳細には帯状外形シート201が先ずスリップカッター装置210に送り込まれる。このスリップカッター装置210においては、別途供給されたデザインシート202がスリップされ供給間隔をあけられながら所定形状に順次カットされるとともに、このカットされたデザインシート202,202が帯状外形シート201の上面における前身頃幅方向中央部および後身頃幅方向中央部に対し、ホットメルト接着等によりそれぞれ配置固定される。デザインシートとしては透けない材質のフィルム等に絵柄等を付したものを用いることができる。
このため本例では、胴周り伸縮部材供給ライン230において、上述の本発明の製造方法により、上下シート間に、単数または複数の伸縮部材920を伸張状態で挟み込んで積層体となし、表面に凸部を複数個配列した第1のロール950と、この第1のロール950と対向する第2のロール960との間に、積層体を通過させ、この積層体の伸縮部材920を、第1のロール950の凸部952および第2のロール960間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断し、吸収体と重なる予定の部分が不連続とされた連続伸縮性シート206が、下腹部用および臀部用各一本製造される。なお、この下腹部用および臀部用の伸縮性シート製造のため、個別のラインを設けても良いし、1ラインで製造したものを長手方向に2分割しても良い。
かくして製造された下腹部および臀部用の連続伸縮性シート206が、外形シート201上の前身頃および後身頃の所定部位に連続的にホットメルト接着剤等により取付けられる。
そして各種部材の取付等が完了した外形シート201は、折り畳み装置330により、前身頃Fおよび後身頃Bの両側縁部30,30が重なるように2つ折りされ、続くヒートシール装置340により両側縁部30,30がヒートシールされた後、ファイナルカッター350において搬送のために残しておいた余代部分が切り落とされウエスト開口端縁相当個所が形成されるとともに、連続する製品相互がその側縁部間相当個所に沿って切り離され、および製品寸法に合うようにカットされて個々のおむつとされる。これら個々のおむつは、必要に応じて転写ロール360により外形シート201表面に絵や模様等が転写された後、順次図示しない計数装置へ送給される。
なお、本発明の下腹部伸縮部材205,205および臀部伸縮部材205,205は、吸収体の幅方向全部と対応する部分を、本発明の伸縮部材のみの切断により不連続にすることもできる。
Claims (3)
- ロールの外周に、所定の周長範囲で外方に膨出するエンボス部が形成され、さらにこのエンボス部の外面に、多数の凸部の群が形成された第1のロールと、第2のロールとを対向させ、
シート上に、複数の糸状の伸縮部材を伸張状態で配置して積層体、あるいは一対のシート間に、複数の糸状の伸縮部材を伸張状態で挟み込んだ積層体を、前記第1のロールと第2のロールとの間に通過させ、この積層体における複数の伸縮部材のそれぞれを、前記第1のロールの凸部および第2のロール間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断する、
ことを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 第1のロールの外周に、所定の周長範囲で外方に膨出するエンボス部が形成され、
さらにこのエンボス部の外面に、前記第1のロールの軸方向に間隔をおいた凸部の群が、周方向に間隔を置いて複数形成されることにより、多数の凸部の群が形成され、かつ、前記軸方向のいずれの位置においても、前記周方向に関し前記凸部の群のいずれかの凸部が位置するように配列し、
前記第1のロールと第2のロールとを対向させ、
シート上に、複数の糸状の伸縮部材を伸張状態で配置して積層体、あるいは一対のシート間に、複数の糸状の伸縮部材を伸張状態で挟み込んだ積層体を、前記第1のロールと第2のロールとの間に通過させ、この積層体における複数の伸縮部材のそれぞれを、前記第1のロールの凸部および第2のロール間での加圧および加熱のうちの少なくとも一方により切断する、
ことを特徴とする伸縮性シートの製造方法。 - 請求項1または2に記載の方法により製造した伸縮性シートを、伸縮性付与部位に取付けてなることを特徴とする、使い捨て着用物品。
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