JP2009240710A - 生体内挿入用プローブ - Google Patents

生体内挿入用プローブ Download PDF

Info

Publication number
JP2009240710A
JP2009240710A JP2008094011A JP2008094011A JP2009240710A JP 2009240710 A JP2009240710 A JP 2009240710A JP 2008094011 A JP2008094011 A JP 2008094011A JP 2008094011 A JP2008094011 A JP 2008094011A JP 2009240710 A JP2009240710 A JP 2009240710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
probe
density
sheath
end portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008094011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5188242B2 (ja
Inventor
Hiromichi Tanioka
弘通 谷岡
Hisanobu Ishida
壽延 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2008094011A priority Critical patent/JP5188242B2/ja
Priority to US12/412,831 priority patent/US9259184B2/en
Publication of JP2009240710A publication Critical patent/JP2009240710A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5188242B2 publication Critical patent/JP5188242B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6846Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be brought in contact with an internal body part, i.e. invasive
    • A61B5/6847Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be brought in contact with an internal body part, i.e. invasive mounted on an invasive device
    • A61B5/6852Catheters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0059Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence
    • A61B5/0082Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence adapted for particular medical purposes
    • A61B5/0084Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence adapted for particular medical purposes for introduction into the body, e.g. by catheters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0059Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence
    • A61B5/0062Arrangements for scanning
    • A61B5/0066Optical coherence imaging

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

【課題】シースとシース内に挿入されるデータ取得用シャフトとからなる生体内挿入用プローブであって、カテーテルの基端部における良好な操作性と基端部におけるキンクの発生が十分に小さい生体内挿入用プローブを提供する。
【解決手段】生体内挿入用プローブ1は、シース3と、シース内に収納されたデータ取得用シャフト2とからなる。シースは、螺旋状スリット14を有するチューブ13を備える。螺旋状スリットは、スリット密度が最も高いスリット先端部15と、スリット先端部よりスリット密度が低い第スリット中間部17と、スリット中間部と連続しかつスリット中間部17よりスリット密度が高いスリット基端部18を備えている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、血管及び脈管等の生体内に挿入して、管腔断面像の表示を行うために用いられる生体内挿入用プローブに関する。
従来から、撮像機能を有する生体内挿入用プローブを心臓の冠状動脈などの血管、胆管等の脈管に挿入して、画像診断が行われている。
画像診断装置としては、血管内超音波診断装置( IVUS: Intra V ascular Ultra Sound) が挙げられる。一般に血管内超音波診断装置は、血管内において超音波振動子を内蔵するプローブをラジアル走査させ、体腔内の生体組織で反射された反射波( 超音波エコー) を同じ超音波振動子で受信した後、増幅、検波等の処理を施し、生成された超音波エコーの強度に基づいて、血管の断面画像を描出するよう構成されている。
また、画像診断装置として、光干渉断層診断装置( OCT : Optical Coherence Tomography) も利用されるようになってきている。光干渉断層診断装置としては、本願出願人も提案する特開2007−268133号公報(特許文献1)に示すものがある。光干渉断層診断装置は、先端に光学レンズ及び光学ミラーを内蔵するプローブを取り付けた光ファイバを内蔵したプローブを血管内に挿入し、光ファイバの先端側に配置した光学ミラーをラジアル走査させながら、血管内に光を照射し、生体組織からの反射光をもとに血管の断面画像を描出するものである。さらに、最近では、次世代OCTといわれている光学振動数領域画像化法(optical frequency domain imaging:OFDI)を用いる画像診断装置も提案されている。
そして、本願出願人は、超音波カテーテルにおいて多くの提案をしている。
特開2004−275200号公報(特許文献2)では、可撓性のチューブ4の基端側を保持部材Hにより保持したカテーテル1であって、保持部材H近傍のチューブ4は、チューブ壁の内部にコイル状補強部材42を有し、このコイル状補強部材42の基端側をパイプ状補強部材43により覆い、このパイプ状補強部材43を保持部材Hに保持したものを提案している。
また、特開2003−61963号公報(特許文献3)では、カテーテル シース2内に内蔵されカテーテル シース2の手元側から先端側まで機械的駆動力を伝達する駆動シャフト10と、駆動シャフト10の先端側に接続された超音波 振動子13を備え、駆動シャフト10の少なくとも一部にX線造影性付与手段12を設けたことを特徴とする超音波カテーテル1を提案している。そして、この特許文献3の段落番号0021において、カテーテルシース2は、例えばポリイミド、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリウレタン等の樹脂の多層構造からなり、管腔内の超音波振動子が存在し得る位置より基端には、樹脂層の間に金属製の編組や平板コイル等の補強体が設けられることを開示している。
また、特開平09−070403号公報(特許文献4)では、体腔内に挿入される外装シャフトと、該外装シャフト内に挿入され、基端側から先端側まで機械的駆動力を伝達する駆動シャフトと、超音波振動子を備え、前記外装シャフトの先端側内部に位置するように、前記駆動シャフトに固定されたハウジングとを有し、前記駆動シャフトが外部駆動源により回転可能な超音波カテーテルであって、前記外装シャフトは、先端部にコイル状の第1の弾性部材を備え、前記ハウジングは、先端部にカテーテルの先端側に延びる第2の弾性部材を備え、該第2の弾性部材の先端が前記第1の弾性部材内に位置していることを特徴とする超音波カテーテルを提案している。そして、外装シャフトの本体部は、外装と内層との間に位置する補強層を有するもの提案するとともに、補強層として、下記の事項を開示している。
中間層(補強層)102bを形成するチューブ(例えば、弾性金属管)の先端部には、先端より後端側に延びる螺旋状のスリットが設けられている。これにより、弾性金属管の先端部は、他の部分とくらべて柔軟な変形可能部となっており、弾性金属管の先端部は、その側壁が超弾性金属管の内側に変形可能である。スリットは、弾性金属管の先端より後端側に向かって徐々に幅が小さく、言い換えれば、先端側に向かって幅が徐々に大きくなるように形成することが好ましい。このため、弾性金属管の先端でのスリット幅が、最大となっており、弾性金属管は先端に向かうほど変形が容易である。スリットは、ほぼ等間隔に、2〜8個程度設けられていることが好ましい。スリットの先端の幅(最大部分の幅)としては、0.05〜0.5mm程度が好ましい。また、スリットの幅は、弾性金属管の外径の約1/6〜3/2が好ましく、特に約1/3〜1/1が好ましい。また、螺旋状のスリットは、そのピッチが、スリットの先端部側では短く、スリットの基端部側では、長くなっているものとしてもよい。スリットのピッチが変化する場合には、先端部では、0.3mm〜3.0mm程度、基端部では、5〜10mm程度が好適であり、特に、先端部と基端部の中間部では、両者の中間のピッチを有しているか徐々にピッチが変化していることが好ましい。また、スリット19は上記の変化するピッチおよび変化する幅をもつことが好ましい。
特開2007−268133号公報 特開2004−275200号公報 特開2003−61963号公報 特開平09−070403号公報
そして、プローブを使用した画像診断装置では、予め患部まで到達させたガイドワイヤに沿ってシースとその中に挿入されたデータ取得用シャフトからなるプローブを挿入し、シースを留置させた状態で、データ取得用シャフトを基端側へ移動させること(いわゆる、プルバック)によって、患部の前後に渡って連続的な観察を行っている。
OCT、OFDIに用いられる生体内挿入用プローブは、シースとデータ取得用シャフトにより構成されており、データ取得用シャフトをシース内で高速回転させること、ならびに、高速回転させながら基端側へ移動させることにより画像を取得する。
上記のような操作を行うため、生体内挿入用プローブをガイディングカテーテル内に挿入する際に、シースの基端部においてキンクすることがあることがわかった。
本発明者が研究したところ、シース全体としては、先端側を柔軟にし、基端側を剛性の高いものとすることにより、バランスの取れた操作性を有するものとなるが、基端部については、剛性が高くなりすぎるとガイディングカテーテルへの挿入時に操作性が低下し、キンクが生じやすいことがわかった。
そこで、本発明の目的は、生体内に挿入されるシースと、該シース内に挿入されるとともに、先端部に被検体診断用のデータ取得用チップ部を有するデータ取得用シャフトとからなる生体内挿入用プローブであって、かつ、シースは、シースの基端部における良好な操作性を備え、かつ、基端部におけるキンクの発生を十分に小さいものとすることができる生体内挿入用プローブを提供するものである。
本発明の課題を解決するものは、以下のものである。
(1) 生体内に挿入されるシースと、該シース内に挿入されるとともに、先端部に被検体診断用のデータ取得用チップ部を有するデータ取得用シャフトとからなる生体内挿入用プローブであって、
前記シースは、少なくとも1層の樹脂層または金属層からなり、該樹脂層または金属層は、先端部から基端部まで連続する螺旋状スリットを備え、かつ、該螺旋状スリットは、スリット密度が最も高いスリット先端部と、該スリット先端部と連続しかつ該スリット先端部よりスリット密度が低いスリット中間部と、該スリット中間部と連続しかつ該スリット中間部よりスリット密度が高いスリット基端部とを備えている生体内挿入用プローブ。
(2) 前記スリット中間部は、前記スリット先端部と連続しかつ該スリット先端部よりスリット密度が低い第1スリット中間部と、該第1スリット中間部と連続しかつ該第1スリット中間部よりスリット密度が低い第2スリット中間部とを備え、前記スリット基端部は、前記第2スリット中間部よりスリット密度が高いものである(1)に記載の生体内挿入用プローブ。
(3) 前記スリット基端部のスリット密度は、前記第2スリット中間部のスリット密度の5/4〜5/2倍である(2)に記載の生体内挿入用プローブ。
(4) 前記スリット基端部の長さは、20〜100mmである(1)ないし(3)のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
(5) 前記シースは、前記スリット基端部の基端部分が位置する部分に固定されるとともに、前記シースの先端側に向かって縮径するキンク抑制部材を備えている(1)ないし(4)のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
(6) 前記スリット基端部の先端部は、前記キンク抑制部材の先端より、10〜100mm先端側に位置するものである(5)に記載の生体内挿入用プローブ。
(7) 前記シースは、前記データ取得用シャフトを収納するためのシャフトルーメンと、前記シースの先端にて開口し、所定長基端側に延びるガイドワイヤールーメンとを備える(1)ないし(6)のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
(8) 前記螺旋状スリットは、前記スリット中間部と前記スリット基端部間にスリット密度が基端方向に向かって徐々に高くなる所定長のスリット密度移行部を備えている(1)ないし(7)のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
(9) 前記螺旋状スリットは、前記スリット先端部と前記スリット中間部間にスリット密度が基端方向に向かって徐々に低くなる所定長のスリット密度移行部を備えている(1)ないし(8)のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
(10) 前記螺旋状スリットは、前記第1スリット中間部と前記第2スリット中間部間にスリット密度が基端方向に向かって徐々に低くなる所定長のスリット密度移行部を備えている(2)ないし(9)のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
(11) 前記螺旋状スリットのスリット密度は、スリットピッチの長さにより調整されており、スリットピッチが長いほどスリット密度が低くなるものである(1)ないし(10)のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
(12) 前記スリットのスリット密度は、スリット幅により調整されており、スリット幅が短いほどスリット密度が低くなるものである(1)ないし(10)のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
(13) 前記螺旋状スリットのスリット密度は、スリットピッチの長さおよびスリット幅により調整されている(1)ないし(10)のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
(14) 前記データ取得用シャフトは、駆動伝達中空シャフトと、該中空シャフト内を貫通し、かつ、前記中空シャフトの先端部より露出した前記データ取得用チップ部を有し、基端部にて付与される回転力により回転するものである(1)ないし(13)のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
(15) 前記データ取得用シャフトは、駆動伝達中空シャフトと、該中空シャフト内を貫通し、かつ、前記中空シャフトの先端部より露出した前記データ取得用チップ部を有する光ファイバと、外部駆動装置の接続部と接続可能なコネクタとを備え、前記コネクタにて付与される回転力により回転するものである(1)ないし(14)のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
(16) 前記データ取得用シャフトは、駆動伝達中空シャフトと、該中空シャフトの先端部に固定された前記データ取得用チップ部を構成する超音波振動子と、外部駆動装置の接続部と接続可能なコネクタとを備え、前記コネクタにて付与される回転力により回転するものである(1)ないし(14)のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
本発明の生体内挿入用プローブは、体腔内に挿入されるシースを備え、シースは少なくとも1層の樹脂層または金属層からなり、この樹脂層または金属層は、先端部から基端部まで連続する螺旋状スリットを備え、かつ、螺旋状スリットは、スリット密度が最も高いスリット先端部と、スリット先端部と連続しかつスリット先端部よりスリット密度が低いスリット中間部と、このスリット中間部よりスリット密度が高いスリット基端部とを備えている。このように、シースは、シースに剛性を付与するとともに、スリット先端部とスリット中間部とからなるスリット密度が基端側に向かって低くなる部分を備えるため、先端側柔軟性と基端側剛性を備えるため良好に生体内に挿入可能であり、かつ、スリット中間部と連続しかつスリット中間部よりスリット密度が高いスリット基端部を備えるためある程度柔軟な基端部を有するので、良好な操作性を備えるとともに、基端部におけるキンクの発生も小さいものとなる。
本発明の生体内挿入用プローブを図面に示した一実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の生体内挿入用プローブの実施例の部分省略外観図である。図2は、本発明の生体内挿入用プローブに用いられるシースの一例の外観図である。図3は、本発明の生体内挿入用プローブに用いられるシースの一例の部分省略拡大断面図である。図4は、本発明の生体内挿入用プローブに用いられるシースの他の例の部分省略拡大断面図である。図5は、本発明の生体内挿入用プローブに用いられるシースの一例の基端部の拡大断面図である。図6は、本発明の生体内挿入用プローブの実施例の先端部の拡大断面図である。図7は、本発明の生体内挿入用プローブの実施例の基端部の拡大断面図である。図8は、本発明の生体内挿入用プローブの実施例のデータ取得用シャフトの部分省略外観図である。図9は、図8に示したデータ取得用シャフトの基端部の拡大断面図である。
本発明の生体内挿入用プローブ1は、生体内(具体的には、体腔内)に挿入されるシース3と、シース3内に挿入されるとともに、先端部に被検体診断用のデータ取得用チップ部54を有するデータ取得用シャフト2とからなる。シース3は、少なくとも1層の樹脂層または金属層からなり、樹脂層または金属層は、先端部から基端部まで連続する螺旋状スリット14を備え、かつ、螺旋状スリット14は、スリット密度が最も高いスリット先端部15と、スリット先端部15と連続しかつスリット先端部15よりスリット密度が低いスリット中間部16、17と、スリット中間部17と連続しかつスリット中間部17よりスリット密度が高いスリット基端部18とを備えている。
本発明の生体内挿入用プローブは、光干渉断層診断装置、光学振動数領域画像化診断装置などの光を利用した診断装置用光プローブ、超音波生体内挿入用プローブに使用される。
そこで、本発明の生体内挿入用プローブを光生体内挿入用プローブに応用した実施例を用いて説明する。
この実施例の光生体内挿入用プローブ1は、体腔内に挿入されるシース3と、シース3内に挿入されるとともに、使用時に所定長軸方向に移動されるデータ取得用シャフト2とからなる。データ取得用シャフト2は、駆動伝達中空シャフト22と、中空シャフト22内を貫通し、かつ、中空シャフト22の先端部より露出したチップ部54を有する光ファイバ21とを備え、かつ、基端部にて付与される回転力により回転する。
この実施例の光生体内挿入用プローブ1は、データ取得用シャフト2と、データ取得用シャフトを収納するシース3と、データ取得用シャフトが貫通しかつシース3より基端側に位置する操作部材4とを備える。
シース3は、基端より先端方向に延びるデータ取得用シャフトを収納するためのシャフトルーメン37と、シース3の先端にて開口し、所定長基端側に延びるガイドワイヤールーメン63とを有するチューブ体である。
この実施例の生体内挿入用プローブ1では、シース3は、シースチューブ10と、シースチューブ10の基端に設けられた耐キンクプロテクター(キンク抑制部材)32と、シースチューブ10の先端に設けられたシース先端部61と、プロテクター32の基端部に固定された基部チューブ33と、基部チューブ33の基端に固定されたチューブハブ34とを備えている。
そして、この実施例の生体内挿入用プローブ1では、シースチューブ10は、内側チューブ11、中間チューブ13、外側チューブ12により構成されている。
なお、シースチューブは、このような3層構造のものに限定されず、2層構造湯チューブであってもよい。
内側チューブ11は、基端より先端まで延びるルーメン37を有するチューブ体である。中間チューブ13は、内側チューブ11の外面に密着している。外側チューブ12は、中間チューブ13の外面に密着している。内側チューブ11の肉厚は、30〜300μmであり、少なくとも0.4Kgf以上の引っ張り破断強度を有することが望ましい。
そして、内側チューブ11の先端は、中間チューブ13、外側チューブ12の先端より所定長先端側に位置しており、シースチューブ10の先端部は、内側チューブ11のみにより構成されている。中間チューブ13、外側チューブ12の先端と内側チューブ11の先端間の距離は、100〜250mm程度であることが好ましい。シースチューブ10の外径は、0.5〜1.5mmが好ましく、0.8〜1.0mmがより好適である。また、外側チューブの肉厚は、0.05〜0.2mm程度が好ましい。
内側チューブ11に用いられる合成樹脂としては、PTFE,ETFEなどのフッ素樹脂、ポリイミド、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート)、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリアミド、ポリイミドなどの光透過性樹脂からなるチューブが使用される。
外側チューブ12に用いられる合成樹脂としては、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリオレフィンエラストマー(例えば、ポリエチレンエラストマー、ポリプロピレンエラストマー、エチレンープロピレン共重合体などを用いたエラストマー等)、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリアミドエラストマー、ポリウレタン、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム等が使用でき、好ましくは、ポリエチレン、ポリアミドエラストマーあるいはポリウレタンである。また、外側チューブ12は、内管の湾曲の妨げにならない程度に柔軟であることが好ましい。
中間チューブ13は、基端より先端まで貫通した内腔を有するチューブ体である。中間チューブ13の形成材料としては、内側チューブ11および外側チューブ12の形成材料より硬質であることが好ましい。中間チューブ13の形成材料としては、金属管、硬質合成樹脂管などが使用できる。金属管としては、ステンレス(SUS304,SUS316等)、超弾性金属などの管体が好ましい。また、硬質合成樹脂管としては、PTFE,ETFEなどのフッ素樹脂、ポリイミド、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート)、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリアミド、ポリイミドなどの硬質樹脂からなるチューブが使用される。中間チューブの肉厚は、0.05〜0.2mm程度が好ましい。
そして、中間チューブ13は、図3に示すように、先端部から基端部まで連続する螺旋状スリット14を備える。そして、螺旋状スリット14は、スリット密度が最も高いスリット先端部15と、スリット先端部15と連続しかつスリット先端部15よりスリット密度が低い第1スリット中間部16と、第1スリット中間部16と連続しかつ第1スリット中間部16よりスリット密度が低い第2スリット中間部17と、第2スリット中間部17と連続しかつ第2スリット中間部17よりスリット密度が高いスリット基端部18とを備えている。なお、このようにスリット中間部は、第1スリット中間部16と第2スリット中間部17を備えることが好ましいが、一つのスリット中間部であってもよい。
そして、スリット基端部18のスリット密度は、第2スリット中間部17のスリット密度の5/4〜5/2倍であることが好ましく、特に、5/4〜5/3倍であることが好ましい。また、スリット基端部の長さは、20〜100mmであることが好ましい。なお、スリット密度とは、中管シャフトの軸方向における所定単位長に存在するスリットの部分の総表面積である。
図3に示すシースチューブ10では、中間チューブ13のスリット密度は、スリットピッチ(スリット間距離)の長さにより調整されており、スリットピッチが長いほどスリット密度が低くなっている。具体的には、中間チューブ13では、スリット先端部15のスリットピッチが最も短いものとなっており、第1スリット中間部16は、スリット先端部15より長いスリットピッチを有するものとなっており、第2スリット中間部17は、第1スリット中間部16よりさらに長いスリットピッチを有するものとなっている。そして、スリット基端部18は、第2スリット中間部17より短いスリットピッチを有するものとなっている。このため、シースチューブ10は、先端より基端側に向かって、徐々に剛性が高くなるとともに、基端部において若干柔軟なものとなっている。
また、スリット先端部15のスリットピッチは、0.3〜1.0mmであることが好ましく、特に、0.5〜0.8mmが好ましい。また、スリット先端部15の長さは、10〜100mmであることが好ましく、特に、20〜50mmが好ましい。
また、第1スリット中間部16のスリットピッチは、1.0〜5.0mmであることが好ましく、特に、1.0〜2.0mmが好ましい。また、第1スリット中間部16のスリットピッチは、スリット先端部15のスリットピッチの2〜4倍であることが好ましい。また、第1スリット中間部16の長さは、50〜250mmであることが好ましく、特に、150〜250mmが好ましい。
また、第2スリット中間部17のスリットピッチは、3〜6mmであることが好ましく、特に、4〜5mmが好ましい。そして、第2スリット中間部17のスリットピッチは、スリット基端部18のスリットピッチの5/4〜5/2倍であることが好ましく、特に、5/4〜5/3倍であることが好ましい。また、第2スリット中間部17のスリットピッチは、第1スリット中間部16のスリットピッチの2〜4倍であることが好ましい。また、第2スリット中間部17の長さは、500〜900mmであることが好ましく、特に、600〜800mmが好ましい。
そして、スリット基端部18のスリットピッチは、2〜4mmであることが好ましく、特に、3〜3.5mmが好ましい。スリット基端部18のスリットピッチは、第2スリット中間部17のスリットピッチの2/5〜4/5であることが好ましく、特に、3/5〜4/5であることが好ましい。
そして、上記のスリット先端部15、第1スリット中間部16、第2スリット中間部17、スリット基端部18のそれぞれは、所定長同じピッチにて延びる部分を有するものであることが好ましい。なお、上記各スリット部は、徐々にスリットピッチが変化するものであってもよい。
そして、中間チューブ13は、第2スリット中間部17とスリット基端部18間にスリット密度が基端方向に向かって徐々に高くなる(具体的には、スリットピッチが徐々に短くなる)所定長のスリット密度移行部を備えていることが好ましい。同様に、中間チューブ13は、スリット先端部15と第1スリット中間部16間にスリット密度が基端方向に向かって徐々に低くなる(具体的には、スリットピッチが徐々に長くなる)所定長のスリット密度移行部を備えていることが好ましい。同様に、中間チューブ13は、第1スリット中間部16と第2スリット中間部17間にスリット密度が基端方向に向かって徐々に低くなる(具体的には、スリットピッチが徐々に長くなる)所定長のスリット密度移行部を備えていることが好ましい。各スリット密度移行部の長さとしては、100〜300mmが好ましく、特に、150〜250mmが好ましい。
また、スリット14のスリット密度は、図4に示すシースチューブ10aのように、スリット幅により調整されているものであってもよい。スリット幅が短いほどスリット密度が低いものとなる。
このシースチューブ10aの中間チューブ13aは、上述した中間チューブ13と同様に、先端部から基端部まで連続する螺旋状スリット14を備える。そして、この中間チューブ13aでは、スリット先端部15aのスリット幅が最も広いものとなっており、第1スリット中間部16aは、スリット先端部15aより狭いスリット幅を有するものとなっており、第2スリット中間部17aは、第1スリット中間部16aよりさらに狭いスリット幅を有するものとなっている。そして、スリット基端部18aは、第2スリット中間部17aより広いスリット幅を有するものとなっている。このため、シースチューブ10aは、先端より基端側に向かって、徐々に剛性が高くなるとともに、基端部において若干柔軟なものとなっている。
また、スリット先端部15aのスリット幅は、0.08〜0.12mmであることが好ましく、特に、0.09〜0.11mmが好ましい。また、スリット先端部15aの長さは、10〜100mmであることが好ましく、特に、20〜50mmが好ましい。
また、第1スリット中間部16aのスリット幅は、0.07〜0.1mmであることが好ましく、特に、0.08〜0.09mmが好ましい。また、スリット先端部15aのスリット幅は、第1スリット中間部16aのスリット幅の5/3〜5/4倍であることが好ましい。また、第1スリット中間部16aの長さは、50〜250mmであることが好ましく、特に、150〜250mmが好ましい。
また、第2スリット中間部17aのスリット幅は、0.06〜0.09mmであることが好ましく、特に、0.07〜0.08mmが好ましい。また、第2スリット中間部17aのスリット幅は、第1スリット中間部16aのスリット幅の9/10〜6/7倍であることが好ましい。また、第2スリット中間部17aの長さは、500〜900mmであることが好ましく、特に、600〜800mmが好ましい。
そして、スリット基端部18aのスリット幅は、第2スリット中間部17aのスリット幅の1.2〜4倍であることが好ましく、1.5〜3倍であることが好ましい。そして、スリット基端部18aのスリット幅は、0.07〜0.1mmが好ましい。
そして、上記のスリット先端部15a、第1スリット中間部16a、第2スリット中間部17a、スリット基端部18aのそれぞれは、所定長同じ幅にて延びる部分を有するものであることが好ましい。なお、上記各スリット部は、徐々にスリット幅が変化するものであってもよい。
そして、このタイプの中間チューブ13aにおいても、第2スリット中間部17aとスリット基端部18a間にスリット幅が基端方向に向かって徐々に広くなる所定長のスリット密度移行部を備えていることが好ましい。同様に、中間チューブ13aは、スリット先端部15aと第1スリット中間部16a間にスリット幅が基端方向に向かって徐々に狭くなる所定長のスリット密度移行部を備えていることが好ましい。同様に、中間チューブ13aは、第1スリット中間部16aと第2スリット中間部17a間にスリット幅が基端方向に向かって徐々に狭くなる所定長のスリット密度移行部を備えていることが好ましい。各スリット密度移行部の長さとしては、100〜300mmが好ましく、特に、150〜250mmが好ましい。
また、スリット14のスリット密度は、スリットピッチの長さとスリット幅の両者を変化させることにより調整するものであってもよい。
そして、シースチューブ10の基端には、プロテクター32が固定されている。具体的には、プロテクター32のルーメン内にシースチューブ10の基端部が挿入され、固定されている。
そして、プロテクター32は、スリット基端部18の基端部分が位置するシースチューブ10の基端部に固定されている。つまり、シースチューブ10は、スリット基端部18の基端部にてプロテクター32に固定されており、スリット基端部18は、所定長プロテクター32内に位置するものとなっている。そして、プロテクター32は、シースチューブ10の外面に密着しかつ先端側に向かって縮径するキンク抑制用先端部32aを備えている。そして、スリット基端部18の先端部は、プロテクター32のキンク抑制用先端部32aの先端より、5〜150mm先端側に位置することが好ましく、特に、10〜100mm先端側に位置することが好ましい。
そして、プロテクター32の基端部は、所定長基端側に延びる基部チューブ33が固定されている。基部チューブ33は、使用時にデータ取得用シャフトが基端側に移動される場合には、その最大移動距離と同じもしくは若干長い長さを備えることが好ましい。そして、基部チューブ33は、内部を視認可能な透明性を有することが好ましい。
そして、基部チューブ33の基端部にはチューブハブ34が固定されている。チューブハブ34は、先端側部材34aと基端側部材34bとからなり、その内部に基部チューブ33の基端部が侵入し、固着されている。さらに、チューブハブ34の基端内部(具体的には、基端側部材34bの内部)には、後述する操作部材4の外管を実質的に液密状態にて摺動可能なシール部材36が収納されており、このシール部材は、キャップ部材35により、チューブハブ34に固定されている。
そして、シースチューブ10の先端には、図6に示すようにシース先端部61が設けられている。シース先端部61は、先端開口63aと所定長基端側に位置する基端側開口63bとを備えるガイドワイヤルーメン63を備えている。特に、図6に示す実施例では、シース先端部61は、先端部形成部材62を備え、ガイドワイヤルーメン63は、先端部形成部材62内にワイヤルーメン形成用チューブ体を埋設したものになっている。また、シース先端部61は、その先端部より若干基端側となる部分に設けられた第1の造影部64と、シース先端部基端側かつデータ取得用シャフト2の先端より先端側となる部位に設けられた第2の造影部65を備えている。
データ取得用シャフト2は、図1、図6ないし図9に示すように、駆動伝達中空シャフト22と、中空シャフト22内を貫通し、かつ、中空シャフト22の先端部より露出したチップ部54を有する光ファイバ21と、光ファイバ21の基端部に接続されたコネクタと、中空シャフト22の基端部とコネクタとを接続する接続部材25とを備える。データ取得用シャフト2は、コネクタにて与えられる回転力により回転する。
駆動伝達中空シャフト22は、基端より先端まで貫通した内腔部を有する所定長を有する中空体である。そして、内腔部は、光ファイバを収納可能なものとなっている。駆動伝達中空シャフト22としては、コイル、丸線或いは平板状の金属をコイル状あるいはブレード状に単層もしくは多層に巻いたもの、樹脂チューブに金属製剛性付与体を被覆もしくは埋設したものなどが使用される。具体的には、ステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の平板を3層8条巻きしたものが好ましい。
光ファイバ21としては、所定長延びる公知の中実の光ファイバを使用することができる。光ファイバとしては、例えば、シングルモード光ファイバを使用することができる。このような光ファイバは、光を伝送するコアと、コアの外面を被覆し、コアよりも屈折率のやや小さいクラッドとにより構成されている。そして、この光ファイバでは、入射角が臨界角よりも大きい場合にのみ、光がコアとクラッドとの境界面で全反射を繰り返し伝送される。また、光ファイバのクラッドの外面は、ジャケットと呼ばれる樹脂材料で被覆されていることが好ましい。
そして、光ファイバ21の先端には、図6に示すように、チップ部54が光学的に接続されている。この実施例の生体内挿入用プローブでは、チップ部54としては、レンズが用いられている。レンズとしては、ボールレンズ、ドラムレンズ、半球レンズ、GRINレンズ、ハーフドラムレンズ、セルフォックスレンズなどが使用される。特に、レンズとしては、ボールレンズが好ましい。
また、データ取得用シャフト2は、図9に示すように、その基端に、コネクタを備えている。具体的には、光ファイバ21は、基端部にて接合部72において基端側光ファイバ28に接合されている。そして、基端側光ファイバ28の基端部には、フェルール27が固定されている。そして、フェルール27は、ストッパー26の基端部内に収納されるとともにストッパー26に固定されている。よって、光ファイバ21は、間接的にストッパー26に固定されている。そして、ストッパー26,フェルール27,ジョイント部29によりコネクタが構成されている。
また、中空シャフト22の基端部は、図7ないし図9に示すように、筒状接続部材25の先端部に固定されている。具体的には、中空シャフト22の基端部は、中空シャフト22の基端部を被包しかつ接続部材25内に収納された金属スリーブ73を介して、接続部材25に固定されている。そして、接続部材25の基端部は、ストッパー26の先端部に固定されている。具体的には、接続部材25の基端部とストッパー26の先端は、両者内に侵入した固定部材71により固定されている。よって、中空シャフト22は、間接的にストッパー26に固定されている。
したがって、ストッパー26に付与される回転力により、データ取得用シャフト、言い換えれば、中空シャフトおよび光ファイバは回転する。また、データ取得用シャフト2の基端部には、ジョイント部29が設けられている。
そして、中空シャフト22の先端部には、図6に示すように、チップ部収納用ハウジング52が固定されている。このハウジング52は、チップ部54を露出させるための開口部を有する筒状体であり、その基端部にて、中空シャフト22の先端部に固定部材56により固定されている。また、チップ部の基端部には、所定長基端側に延び、光ファイバの先端部を被包するスリーブ55が設けられている。また、チップ部は、その基端部にてハウジング52に固定されている。よって、光ファイバは、その先端部において、中空シャフトに固定されたものとなっている。
さらに、チップ部収納用ハウジング52の先端部には、先端方向に延びる回転安定化部材53が取り付けられている。回転安定化部材としては、図示するようなコイル体が好適である。
そして、この実施例の生体内挿入用プローブ1は、図1および図7に示すように、操作部材4を備えている。操作部材4は、シース3の基端部よりルーメン37内に進入可能かつ使用時のデータ取得用シャフト2の移動距離と同じもしくはそれより長い長さを有する外管42と、外管42の基端部に設けられたチューブハブ43と、チューブハブ43に固定された操作用保持部材41とを備えている。そして、データ取得用シャフト2の中空シャフト22は、外管42を貫通し、シース3の先端側に延びている。さらに、外管42は、上述した長さを有するため、データ取得用シャフト2の中空シャフト22は、使用時に所定長軸方向に移動した状態においても、外管42内にて被包され露出しないものとなっている。
外管としては、硬質もしくは半硬質樹脂チューブが好適である。そして、この実施例における操作部材4の操作用保持部材41は、所定長延びる筒状体であり、その基端部内に、データ取得用シャフト2の基端部を収納可能なものとなっている。硬質チューブとしては、PTFE,ETFEなどのフッ素樹脂からなるものが考えられる。半硬質チューブとしては、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート)、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリアミドなどのフッ素樹脂からなるものが考えられる。軟質チューブとしては、ウレタンゴム、シリコーンゴム、ブタジエンゴムなどの合成ゴム、軟質ポリ塩化ビニル、ポリオレフィンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマーなどが使用できる。
そして、この実施例の生体内挿入用プローブ1では、データ取得用シャフト2は、操作部材4の内部において回転するものとなっている。また、シース3の基端部を構成するチューブハブ34には、シール部材36が収納されているが、このシール部材は、操作部材4の外管と接触するものであり、データ取得用シャフトと接触しないため、データ取得用シャフトの回転を阻害しない。
次に、本発明の生体内挿入用プローブの使用方法について説明する。
生体内挿入用プローブ1は、基端部(データ取得用シャフトのコネクタ部および操作部材4の操作用保持部材の基端部)を外部装置(図示せず)に接続して使用する。
外部装置は、データ取得用シャフトのコネクタと連結され、データ取得用シャフトを高速回転させるための駆動源と、データ取得用シャフトの光ファイバに光を供給するための光源と、データ取得用シャフトのチップ部(レンズ部)より受光した光を用いて画像化する画像表示機能とを備えるものが用いられる。
本発明の生体内挿入用プローブを使用する場合には、生体内挿入用プローブ1を目的とする体腔内へ挿入設置する。そして、生体内挿入用プローブ1の基端部を外部装置に接続する。そして、外部駆動装置を駆動させると、その駆動トルクは、コネクタを介して中空シャフトに伝達され、データ取得用シャフトが回転し、それに伴ってチップ部も回転する。そして、生体内挿入用プローブによる軸方向スキャンを行う場合は、操作部材4の操作用保持部材41を把持し、基端側に移動させる。これにより、図11と同様に、操作部材4とともにデータ取得用シャフト2は、基端方向に移動し、シース3より所定距離抜けた状態となり、移動距離分、データ取得用シャフトの基端側部分は、シースに非収納状態となる。
次に、本発明の他の実施例の生体内挿入用プローブについて、図面を用いて説明する。
図10は、本発明の生体内挿入用プローブを光生体内挿入用プローブに応用した他の実施例の部分省略外観図である。図11は、図10に示した生体内挿入用プローブの作用を説明するための説明図である。図12は、図10に示した生体内挿入用プローブに用いられるデータ取得用シャフトの基端付近の拡大断面図である。
この実施例の生体内挿入用プローブ20と上述した生体内挿入用プローブ1との相違は、データ取得用シャフト2aが付加された構成を有する点のみであり、シース3、操作用部材4については、上述したものと同じである。
この実施例におけるデータ取得用シャフト2aは、使用時に所定長軸方向に移動されるものであるとともに、中空シャフト22の基端部付近から使用時のデータ取得用シャフト2aの移動距離と同じもしくはそれより長い長さを有し、かつ先端がスリット基端部18の先端部より先端側に位置するデータ取得用シャフトの回転時の振動を抑制する振動抑制部80を備えている
この実施例の生体内挿入用プローブ20は、いわゆるリニアスキャン可能な生体内挿入用プローブであり、このため、使用時にデータ取得用シャフト2aは、所定長、シースに対して軸方向後方(基端側)に移動される。そして、振動抑制部80の長さは、中空シャフト22の基端部付近から使用時のデータ取得用シャフト2aの移動距離と同じもしくはそれより長い長さを有している。そして、データ取得用シャフト2aの振動抑制部80は、使用時のデータ取得用シャフト2aの基端側への最大移動時において、その先端が、シース内に収納された状態となるような長さを備えている。つまり、振動抑制部80は、使用時のデータ取得用シャフト2aの基端側への最大移動時においてもその先端80aが、シース非収納状態とならないような長さを有している。振動抑制部の長さは、20cm〜40cmが好適である。振動抑制部としては、振動抑制補強部、振動吸収抑制部などが考えられる。好ましくは、振動抑制補強部である。さらに、図10に示すように、振動抑制部80の先端は、操作部材4の先端部がシース3のチューブハブ34に当接している状態において、スリット基端部18の先端より先端側に位置するものとなっている。このため、振動抑制部80が、シース3のスリット基端部を補強するものとなっている。
この実施例の生体内挿入用プローブでは、図12に示すように、この振動抑制部80は、中空シャフト22内にて、光ファイバ21を被包する補強チューブ23により構成されており、振動抑制補強部となっている。補強チューブ23は、基端側中空シャフト22の基端付近に位置し、所定長先端側に延びるものとなっている。そして、図11に示すように、補強チューブ23は、使用時のデータ取得用シャフト2aの基端側への最大移動状態において、その先端23aが、シース内に収納された状態となるような長さを備えている。つまり、補強チューブ23は、使用時のデータ取得用シャフト2aの基端側への最大移動時においてもその先端23aがシース非収納状態とならないような長さを有している。補強チューブ23の長さは、20cm〜40cmが好適である。
そして、この実施例の生体内挿入用プローブ20における補強チューブ23は、図12に示すように、光ファイバ21に密着し被包するとともに、その外径が中空シャフト22の内径より若干小さいものとなっている。このため、補強チューブ23の外面と中空シャフト22の内面間には、若干の隙間を有するものとなっている。なお、補強チューブとしては、中空シャフトの内面に実質的に接触し、補強チューブ23の外面と中空シャフト22の内面間に、実質的に隙間を形成しないものであってもよい。
また、補強チューブは、光ファイバ21に密着することなく被包するとともに、中空シャフト22の内面に固定されたものであってもよい。この例のデータ取得用シャフトデータ取得用シャフトでは、光ファイバ21の外面と補強チューブ23の内面間に若干の隙間を有するものとなっている。
そして、補強チューブとしては、樹脂製チューブ、繊維製チューブ、金属チューブなどが使用される。樹脂製チューブとしては、硬質チューブ、半硬質チューブ、軟質チューブのいずれでもよい。硬質チューブとしては、PTFE,ETFEなどのフッ素樹脂からなるものが考えられる。半硬質チューブとしては、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート)、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン)、ポリアミドなどのフッ素樹脂からなるものが考えられる。軟質チューブとしては、ウレタンゴム、シリコーンゴム、ブタジエンゴムなどの合成ゴム、軟質ポリ塩化ビニル、 ポリオレフィンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマーなどが使用できる。
また、振動抑制部80は、光ファイバ21の高強度部(図示せず)により構成されていてもよい。高強度部は、例えば、拡径部により形成することができる。なお、光ファイバ拡径部は、その外面と中空シャフト22の内面間には、若干の隙間を有する。高強度部は、上述のような拡径部により構成することが好ましいが、光ファイバの他の部分とほぼ同外径かつ硬質の光ファイバを用いることにより構成してもよい。さらには、高強度部は、上記のような拡径部とするとともに、光ファイバの他の部分より硬質の光ファイバを用いることにより構成してもよい。
また、振動抑制部は、光ファイバ21と中空シャフト22間に硬化性充填剤を注入することにより形成してもよい。硬化性充填剤としては、シリコーン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂など硬化性充填剤が使用できる。シリコーン系樹脂の硬化性充填剤としては、シリコーンゲル、シリコーンゴムなどがあり、シリコーンゴムとしては、接着性を有するRTVシリコーンゴム、LTVシリコーンゴムなどが好適であり、一液型、二液型のいずれでもよい。そして、硬化性充填剤として、硬化後もある程度の柔軟性を示すものを用いた場合には、振動抑制部は、振動吸収抑制部を構成するものとなる。
次に、本発明の他の実施例の生体内挿入用プローブについて、図面を用いて説明する。
図13は、本発明の生体内挿入用プローブを超音波生体内挿入用プローブに応用した実施例の部分省略外観図である。図14は、図13に示した生体内挿入用プローブの基端部の拡大断面図である。図15は、図13に示した生体内挿入用プローブの先端部の拡大断面図である。
この実施例の生体内挿入用プローブ30は、本発明の生体内挿入用プローブを超音波生体内挿入用プローブに応用したものである。
この実施例の超音波生体内挿入用プローブ30は、体腔内に挿入されるシース3と、シース3内に挿入されたデータ取得用シャフト5とからなる。シース3については、上述したものと同じである。
そして、この実施例におけるデータ取得用シャフト5は、駆動伝達中空シャフト102と、中空シャフト102の先端部に固定された超音波振動子104と、外部駆動装置の接続部と接続可能なコネクタ50とを備え、コネクタ50にて付与される回転力により回転するデータ取得用シャフト5となっている。
データ取得用シャフト5は、図15に示すように、チップ部として超音波を送受信するための超音波振動子機能を有するトランスデューサー104が用いられている。そして、データ取得用シャフト5は、トランスデューサー104を収納したトランスデューサーハウジング107を先端部に備えている。ハウジング107は、トランスデューサー104を露出させるための開口部を有する筒状体であり、その基端部にて、中空シャフト102の先端部に固定されている。ハウジング107の先端部には、先端方向に延びる回転安定化部材103が取り付けられている。回転安定化部材としては、図示するようなコイル体が好適である。
駆動伝達中空シャフト102は、基端より先端まで貫通した内腔部を有する所定長を有する中空体である。駆動伝達中空シャフト102としては、コイル、丸線或いは平板状の金属をコイル状あるいはブレード状に単層もしくは多層に巻いたもの、樹脂チューブに金属製剛性付与体を被覆もしくは埋設したものなどが使用される。具体的には、ステンレス鋼(SUS304,SUS316等)等の平板を2層2条巻きしたものが好ましい。また、中空シャフト102は、0.4kgf以上の破断強度を有することが好ましい。
そして、中空シャフト102内には、図15に示すように、2本のリード線をよった信号線105を内蔵し、その先端は、トランスデューサー104の振動子に接続されている。また、信号線105の後端は、図14に示すように、コネクタ50のレセプタクル108に接続されている。
コネクタ50は、コネクタハウジング81と、その外面に設けられた環状の弾性部材82を有する。弾性部材82は、所定の幅を有する環状体であり、コネクタハウジング81の外面に形成された所定の幅を有する環状溝に、容易に移動しないようにはめ込まれている。
コネクタハウジング81は、ハウジング本体部83とハウジング本体部83の後端に固定されたジョイント部84とからなる。ハウジング81内には、ロータ85が収納されており、さらに、ロータ85内にレセプタクル108が挿入されている。また、ハウジング本体83内には、内部にOリング87を備えたシール部材86が収納されている。中空シャフト102の基端部は、ロータ85に固定されている。ロータ85の外面には、軸方向に延びる2つの溝90a,90bが設けられている。この溝90a,90bは、外部駆動装置(図示せず)の回転子の2つの突起と係合する。これにより、外部駆動装置の回転子に与えられた回転力により、ロータ85が回転し、その回転が中空シャフト102に伝達される。また、信号線105は、レセプタクル108を介して外部駆動装置と電気的に接続される。そして、ハウジング本体83の先端部には、外管92が固定部材91により固定されている。そして、中空シャフト102は、外管92を貫通し、シース3の先端側に延びている。さらに、外管92は、所定長有するため、データ取得用シャフト5の中空シャフト102は、使用時に所定長軸方向に移動した状態においても、外管92内にて被包され露出しないものとなっている。外管92としては、上述した外管42において説明したものが好適に使用できる。
そして、この実施例の生体内挿入用プローブ30におていも、データ取得用シャフト5は、回転するものとなっている。また、シース3の基端部を構成するチューブハブ34には、シール部材36が収納されているが、このシール部材は、データ取得用シャフト5の外管92と接触するものであり、回転する中空シャフト102と接触しないため、データ取得用シャフトの回転を阻害しない。
生体内挿入用プローブ30が接続される外部駆動装置(図示せず)は、モーターを含む駆動源とプローブより伝達される信号のピックアップ機能を備えている。外部駆動装置は、更に送受信回路と画像表示装置等を有するコンソールに電気的に接続される。
つぎに、この実施例の生体内挿入用プローブの使用方法について説明する。
生体内挿入用プローブ30は、基端部(データ取得用シャフトのコネクタ)を外部装置(図示せず)に接続して使用する。
外部装置は、プローブのコネクタに連結され、プローブを高速回転させるための駆動源と、超音波振動子に超音波を供給するための発信装置と、超音波トランスデューサーより受信した信号用いて画像化する画像表示機能とを備えるものが用いられる。
本発明の生体内挿入用プローブを使用する場合には、生体内挿入用プローブ30を目的とする体腔内へ挿入設置する。そして、生体内挿入用プローブ30の基端部を外部装置に接続する。そして、外部駆動装置を駆動させると、その駆動トルクは、コネクタを介して中空シャフトに伝達され、データ取得用シャフトが回転し、それに伴ってトランスデューサも回転する。そして、生体内挿入用プローブによる軸方向スキャンを行う場合は、データ取得用シャフトの基端部を把持し、基端側に移動させる。これにより、図11と同様にに、データ取得用シャフトは、基端方向に移動し、シースより所定距離抜けた状態となり、移動距離分、データ取得用シャフトの基端側部分は、シースに非収納状態となる。
図1は、本発明の生体内挿入用プローブを光生体内挿入用プローブに応用した実施例の部分省略外観図である。 図2は、本発明の生体内挿入用プローブに用いられるシースの一例の外観図である。 図3は、本発明の生体内挿入用プローブに用いられるシースの一例の部分省略拡大断面図である。 図4は、本発明の生体内挿入用プローブに用いられるシースの他の例の部分省略拡大断面図である。 図5は、本発明の生体内挿入用プローブに用いられるシースの一例の基端部の拡大断面図である。 図6は、本発明の生体内挿入用プローブを光生体内挿入用プローブに応用した実施例の先端部の拡大断面図である。 図7は、本発明の生体内挿入用プローブを光生体内挿入用プローブに応用した実施例の基端部の拡大断面図である。 図8は、本発明の生体内挿入用プローブを光生体内挿入用プローブに応用した実施例のデータ取得用シャフトの部分省略外観図である。 図9は、図8に示したデータ取得用シャフトの基端部の拡大断面図である。 図10は、本発明の生体内挿入用プローブを光生体内挿入用プローブに応用した他の実施例の部分省略外観図である。 図11は、図10に示した生体内挿入用プローブの作用を説明するための説明図である。 図12は、図10に示した生体内挿入用プローブに用いられるデータ取得用シャフトの基端付近の拡大断面図である。 図13は、本発明の生体内挿入用プローブを超音波生体内挿入用プローブに応用した実施例の部分省略外観図である。 図14は、図13に示した生体内挿入用プローブの基端部の拡大断面図である。 図15は、図13に示した生体内挿入用プローブの先端部の拡大断面図である。
符号の説明
1、20,30 生体内挿入用プローブ
2、5 データ取得用シャフト
3 シース
4 操作部材
10 シースチューブ
11 内側チューブ
12 外側チューブ
13 中間チューブ
14 螺旋状スリット
18 スリット基端部

Claims (16)

  1. 生体内に挿入されるシースと、該シース内に挿入されるとともに、先端部に被検体診断用のデータ取得用チップ部を有するデータ取得用シャフトとからなる生体内挿入用プローブであって、
    前記シースは、少なくとも1層の樹脂層または金属層からなり、該樹脂層または金属層は、先端部から基端部まで連続する螺旋状スリットを備え、かつ、該螺旋状スリットは、スリット密度が最も高いスリット先端部と、該スリット先端部と連続しかつ該スリット先端部よりスリット密度が低いスリット中間部と、該スリット中間部と連続しかつ該スリット中間部よりスリット密度が高いスリット基端部とを備えていることを特徴とする生体内挿入用プローブ。
  2. 前記スリット中間部は、前記スリット先端部と連続しかつ該スリット先端部よりスリット密度が低い第1スリット中間部と、該第1スリット中間部と連続しかつ該第1スリット中間部よりスリット密度が低い第2スリット中間部とを備え、前記スリット基端部は、前記第2スリット中間部よりスリット密度が高いものである請求項1に記載の生体内挿入用プローブ。
  3. 前記スリット基端部のスリット密度は、前記第2スリット中間部のスリット密度の5/4〜5/2倍である請求項2に記載の生体内挿入用プローブ。
  4. 前記スリット基端部の長さは、20〜100mmである請求項1ないし3のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
  5. 前記シースは、前記スリット基端部の基端部分が位置する部分に固定されるとともに、前記シースの先端側に向かって縮径するキンク抑制部材を備えている請求項1ないし4のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
  6. 前記スリット基端部の先端部は、前記キンク抑制部材の先端より、10〜100mm先端側に位置するものである請求項5に記載の生体内挿入用プローブ。
  7. 前記シースは、前記データ取得用シャフトを収納するためのシャフトルーメンと、前記シースの先端にて開口し、所定長基端側に延びるガイドワイヤールーメンとを備える請求項1ないし6のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
  8. 前記螺旋状スリットは、前記スリット中間部と前記スリット基端部間にスリット密度が基端方向に向かって徐々に高くなる所定長のスリット密度移行部を備えている請求項1ないし7のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
  9. 前記螺旋状スリットは、前記スリット先端部と前記スリット中間部間にスリット密度が基端方向に向かって徐々に低くなる所定長のスリット密度移行部を備えている請求項1ないし8のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
  10. 前記螺旋状スリットは、前記第1スリット中間部と前記第2スリット中間部間にスリット密度が基端方向に向かって徐々に低くなる所定長のスリット密度移行部を備えている請求項2ないし9のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
  11. 前記螺旋状スリットのスリット密度は、スリットピッチの長さにより調整されており、スリットピッチが長いほどスリット密度が低くなるものである請求項1ないし10のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
  12. 前記スリットのスリット密度は、スリット幅により調整されており、スリット幅が短いほどスリット密度が低くなるものである請求項1ないし10のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
  13. 前記螺旋状スリットのスリット密度は、スリットピッチの長さおよびスリット幅により調整されている請求項1ないし10のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
  14. 前記データ取得用シャフトは、駆動伝達中空シャフトと、該中空シャフト内を貫通し、かつ、前記中空シャフトの先端部より露出した前記データ取得用チップ部を有し、基端部にて付与される回転力により回転するものである請求項1ないし13のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
  15. 前記データ取得用シャフトは、駆動伝達中空シャフトと、該中空シャフト内を貫通し、かつ、前記中空シャフトの先端部より露出した前記データ取得用チップ部を有する光ファイバと、外部駆動装置の接続部と接続可能なコネクタとを備え、前記コネクタにて付与される回転力により回転するものである請求項1ないし14のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
  16. 前記データ取得用シャフトは、駆動伝達中空シャフトと、該中空シャフトの先端部に固定された前記データ取得用チップ部を構成する超音波振動子と、外部駆動装置の接続部と接続可能なコネクタとを備え、前記コネクタにて付与される回転力により回転するものである請求項1ないし14のいずれかに記載の生体内挿入用プローブ。
JP2008094011A 2008-03-31 2008-03-31 生体内挿入用プローブ Active JP5188242B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008094011A JP5188242B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 生体内挿入用プローブ
US12/412,831 US9259184B2 (en) 2008-03-31 2009-03-27 Probe for insertion into a living body

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008094011A JP5188242B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 生体内挿入用プローブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009240710A true JP2009240710A (ja) 2009-10-22
JP5188242B2 JP5188242B2 (ja) 2013-04-24

Family

ID=41118240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008094011A Active JP5188242B2 (ja) 2008-03-31 2008-03-31 生体内挿入用プローブ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9259184B2 (ja)
JP (1) JP5188242B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2364746A1 (en) 2010-03-12 2011-09-14 Terumo Kabushiki Kaisha Catheter
WO2014049644A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 テルモ株式会社 校正冶具、画像診断装置及び画像診断装置の校正方法
JP2019188124A (ja) * 2018-02-22 2019-10-31 キヤノン ユーエスエイ, インコーポレイテッドCanon U.S.A., Inc トルクを制御する装置、方法およびシステム
WO2021246287A1 (ja) * 2020-06-02 2021-12-09 ニプロ株式会社 ガイドワイヤ
JP2022523229A (ja) * 2019-03-15 2022-04-21 新光維医療科技(蘇州)股▲フン▼有限公司 内視鏡

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5154868B2 (ja) * 2007-09-10 2013-02-27 テルモ株式会社 画像診断装置及びその作動方法
EP2528653B1 (en) * 2010-01-28 2019-04-24 Cook Medical Technologies LLC Apparatus for destruction of vascular thrombus
JP5485760B2 (ja) * 2010-03-26 2014-05-07 テルモ株式会社 光干渉断層像形成装置及びその制御方法
US9175944B2 (en) * 2012-12-10 2015-11-03 The Johns Hopkins University Durable single mode fiber probe with optimized reference reflectivity
US9194690B2 (en) 2013-03-04 2015-11-24 Corning Incorporated Power transmission and sensing device
CZ306454B6 (cs) * 2013-03-28 2017-02-01 Ella-Cs, S.R.O. Katétr pro zavádění plastových stentů
US9827126B2 (en) 2013-08-27 2017-11-28 Covidien Lp Delivery of medical devices
US11020017B2 (en) * 2015-02-16 2021-06-01 Biosense Webster (Israel) Ltd. Angioplasty guidewire
US10722139B2 (en) 2015-02-16 2020-07-28 Biosense Webster (Israel) Ltd. Navigation of an angioplasty guidewire
JP2016202281A (ja) * 2015-04-16 2016-12-08 住友電気工業株式会社 光プローブ
CN104958065B (zh) * 2015-07-16 2017-10-27 南京沃福曼医疗科技有限公司 一种血管内断层成像导管
JP6419099B2 (ja) * 2016-01-20 2018-11-07 日本ライフライン株式会社 焼灼用針装置、高周波焼灼治療システムおよび化学焼灼治療システム
CN110115599B (zh) * 2019-05-16 2021-09-24 声索生物科技(上海)有限公司 鞘管组件、超声探头及其组装方法

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58108801U (ja) * 1982-01-14 1983-07-25 旭光学工業株式会社 内視鏡
JPH07124164A (ja) * 1993-11-09 1995-05-16 Terumo Corp 体腔内超音波プローブ
JPH08154940A (ja) * 1994-12-08 1996-06-18 Fuji Photo Optical Co Ltd 超音波内視鏡
JPH0970403A (ja) * 1995-06-30 1997-03-18 Terumo Corp 超音波カテーテル
JPH10258056A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Olympus Optical Co Ltd 超音波プローブ
JP2000005181A (ja) * 1998-06-18 2000-01-11 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2002360578A (ja) * 2001-06-08 2002-12-17 Terumo Corp 超音波カテーテル
JP2003061963A (ja) * 2001-08-28 2003-03-04 Terumo Corp 超音波カテーテル
JP2004081891A (ja) * 2003-12-12 2004-03-18 Olympus Corp 内視鏡
JP2004275784A (ja) * 2004-06-24 2004-10-07 Terumo Corp 超音波カテーテル
JP2004275200A (ja) * 2003-03-12 2004-10-07 Terumo Corp カテーテル
JP2007268133A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Terumo Corp カテーテル装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58108801A (ja) 1981-12-22 1983-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 同軸型誘電体共振器
US5125895A (en) * 1986-07-22 1992-06-30 Medtronic Versaflex, Inc. Steerable catheter
US5199417A (en) * 1990-12-21 1993-04-06 Circon Corporation Endoscope having a deflectable distal section and a semi-rigid proximal section
US5334145A (en) * 1992-09-16 1994-08-02 Lundquist Ingemar H Torquable catheter
JP3383009B2 (ja) * 1993-06-29 2003-03-04 テルモ株式会社 血管カテーテル
US5876331A (en) * 1996-11-12 1999-03-02 Johnson & Johnson Medical, Inc. Endoscope with improved flexible insertion tube
US6394956B1 (en) * 2000-02-29 2002-05-28 Scimed Life Systems, Inc. RF ablation and ultrasound catheter for crossing chronic total occlusions
US6740107B2 (en) * 2001-12-19 2004-05-25 Trimedyne, Inc. Device for treatment of atrioventricular valve regurgitation
US6871085B2 (en) * 2002-09-30 2005-03-22 Medtronic, Inc. Cardiac vein lead and guide catheter
US20050222499A1 (en) * 2003-04-01 2005-10-06 Banik Michael S Interface for video endoscope system
CA2551831A1 (en) * 2004-01-29 2005-08-11 Ekos Corporation Small vessel ultrasound catheter
US20070088257A1 (en) * 2005-10-13 2007-04-19 Conor Medsystems, Inc. Rapid exchange catheter with hypotube and short exchange length

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58108801U (ja) * 1982-01-14 1983-07-25 旭光学工業株式会社 内視鏡
JPH07124164A (ja) * 1993-11-09 1995-05-16 Terumo Corp 体腔内超音波プローブ
JPH08154940A (ja) * 1994-12-08 1996-06-18 Fuji Photo Optical Co Ltd 超音波内視鏡
JPH0970403A (ja) * 1995-06-30 1997-03-18 Terumo Corp 超音波カテーテル
JPH10258056A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Olympus Optical Co Ltd 超音波プローブ
JP2000005181A (ja) * 1998-06-18 2000-01-11 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡装置
JP2002360578A (ja) * 2001-06-08 2002-12-17 Terumo Corp 超音波カテーテル
JP2003061963A (ja) * 2001-08-28 2003-03-04 Terumo Corp 超音波カテーテル
JP2004275200A (ja) * 2003-03-12 2004-10-07 Terumo Corp カテーテル
JP2004081891A (ja) * 2003-12-12 2004-03-18 Olympus Corp 内視鏡
JP2004275784A (ja) * 2004-06-24 2004-10-07 Terumo Corp 超音波カテーテル
JP2007268133A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Terumo Corp カテーテル装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2364746A1 (en) 2010-03-12 2011-09-14 Terumo Kabushiki Kaisha Catheter
JP2011188913A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Terumo Corp カテーテル
US8523841B2 (en) 2010-03-12 2013-09-03 Terumo Kabushiki Kaisha Catheter with spiral slit terminating in slit termination portion oriented to suppress crack occurrence
US9119936B2 (en) 2010-03-12 2015-09-01 Terumo Kabushiki Kaisha Catheter with spiral slit terminating in slit termination portion oriented to suppress crack occurrence
WO2014049644A1 (ja) * 2012-09-26 2014-04-03 テルモ株式会社 校正冶具、画像診断装置及び画像診断装置の校正方法
JP5913607B2 (ja) * 2012-09-26 2016-04-27 テルモ株式会社 校正冶具、画像診断装置及び画像診断装置の校正方法
JP2019188124A (ja) * 2018-02-22 2019-10-31 キヤノン ユーエスエイ, インコーポレイテッドCanon U.S.A., Inc トルクを制御する装置、方法およびシステム
US11375881B2 (en) 2018-02-22 2022-07-05 Canon U.S.A., Inc. Catheter apparatus to control torque
JP2022523229A (ja) * 2019-03-15 2022-04-21 新光維医療科技(蘇州)股▲フン▼有限公司 内視鏡
JP7343923B2 (ja) 2019-03-15 2023-09-13 新光維医療科技(蘇州)股▲フン▼有限公司 内視鏡
WO2021246287A1 (ja) * 2020-06-02 2021-12-09 ニプロ株式会社 ガイドワイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5188242B2 (ja) 2013-04-24
US9259184B2 (en) 2016-02-16
US20090247878A1 (en) 2009-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5188242B2 (ja) 生体内挿入用プローブ
JP5399301B2 (ja) カテーテル
US7155272B2 (en) Catheter
JP5581139B2 (ja) カテーテル
EP3294141B1 (en) Intravascular device with captively-held filling
WO2011027821A1 (ja) カテーテル
JP5171355B2 (ja) 生体内挿入用プローブ装置
JP5171354B2 (ja) 生体内画像診断プローブ
JP2023009281A (ja) 画像診断用カテーテル
JP6591987B2 (ja) 医療用デバイス
JP2011072680A (ja) 画像診断用カテーテル
JP4624019B2 (ja) カテーテル
JP6625067B2 (ja) 医療用デバイス
JP6779799B2 (ja) 医療デバイス
JP6823043B2 (ja) 医療用デバイス
JP2004275200A (ja) カテーテル
WO2023008539A1 (ja) 画像診断用カテーテル
JP5889748B2 (ja) 医療用デバイス
JP2012205661A (ja) カテーテル組立体
JP2014014591A (ja) 医療用デバイス
JP2023144742A (ja) 画像診断用カテーテル
JP2023010448A (ja) 画像診断用カテーテル
JP2018121966A (ja) 医療用デバイス
JP2016123795A (ja) 医療用デバイス
JP2018033614A (ja) 医療用デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120712

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120814

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160201

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5188242

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250