JP2009239816A - 増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】増幅器において、特定の周波数領域の利得を、特定の利得に低下させるための回路を提供し、当該増幅器を含む回路の全体的な周波数特性を平坦に調整すること。
【解決手段】本発明にかかる増幅器は、インダクタと第1の抵抗とが直列に接続された負帰還回路を備えた増幅器において、コンデンサと第2の抵抗とからなる直列回路を形成し、この直列回路のコンデンサが前記インダクタと前記第1の抵抗の接続点に接続されるように、この直列回路を前記第1の抵抗と並列に接続した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、負帰還回路を備えた増幅器における周波数特性を調整する技術に関するものである。
増幅器の負帰還回路を、帰還量調整用抵抗Rfと、コンデンサCfとインダクタLfとが直列接続されたLC直列共振回路とを直列接続して構成したものが特許文献1に開示されている。
特開2001−203542号公報
従来技術に開示される構成を有する負帰還回路を備えた広帯域増幅器では、インダクタの周波数に対するリアクタンスの変化によって、動作周波数全体にわたり利得を一定にする動作を行っている。
無線通信機における送信部においては、増幅器を何段も設けたり、増幅器の前段/後段に、ミキサ、フィルタを接続することがある。このような場合には、全体的な周波数特性が平坦であることが望まれるが、従来のように増幅器における周波数特性が平坦であっても、送信部全体における周波数特性が平坦になるわけではない。このような場合には、周波数特性が上がっている特定の周波数領域の利得を低下させて、全体的な周波数特性が平坦になるように調整を行う必要がある。
図3は、無線通信機の送信部に用いることができる従来例の増幅器の回路図である。この図において、
Bは従来例の増幅器であり、B1は前段からの入力信号が印加される入力抵抗、B2は入力信号に含まれる直流成分を遮断するDCブロック用コンデンサ、B3とB4はベース電圧設定用のベース用抵抗、B5はエミッタに接続されたエミッタ用抵抗、B6は前記エミッタ用抵抗B5に並列に接続されたバイパスコンデンサ、B7は直流電源、B8は1次側捲線B81と2次側捲線B82とを備えた出力トランスである。
BQはエミッタ接地増幅回路を構成するトランジスタであり、コレクタが前記出力トランスB8の1次側捲線B81に接続され、前記直流電源B7からの電源が前記出力トランスB8を介してコレクタに供給されるように構成されている。
B9は前記出力トランスB8の2次側捲線82に接続された出力抵抗である。
B10は前記トランジスタBQのコレクタとベースとの間に形成された負帰還回路であり、
この負帰還回路B10は、前記トランジスタBQのコレクタに接続された第1のコンデンB11と、この第1のコンデンサB11と直列接続されたインダクタB12と、このインダクタB12と直列接続された第1の抵抗B13とを備えている。
図3の増幅器Bにおける周波数特性は、図4に示したように、20MHzから100MHzまでほぼ平坦となっている。
このような増幅器Bを含んだ送信部などの回路全体の周波数特性が、図5に示したように、例えば40MHzにおける利得が、他の周波数帯域より3dB大きくなってしまった場合には、前記増幅器Bにおける周波数特性を、40MHzにおける利得が、他の周波数帯域より3dB小さくなるように調整することが求められる。
本発明は、以上のように、増幅器において、特定の周波数領域の利得を、特定の利得に低下させるための回路を提供し、当該増幅器を含む回路の全体的な周波数特性を平坦に調整することを目的としてなされたものである。
本発明にかかる増幅器においては、
インダクタと第1の抵抗とが直列に接続された負帰還回路を備えた増幅器において、
コンデンサと第2の抵抗とからなる直列回路を形成し、この直列回路のコンデンサが前記インダクタと前記第1の抵抗の接続点に接続されるように、この直列回路を前記第1の抵抗と並列に接続した。
本発明によれば、インダクタと第1の抵抗とが直列接続された増幅器において、前記第1の抵抗の両端に、コンデンサと第2の抵抗とからなる直列回路を、前記コンデンサが前記インダクタと接続されるように、並列接続し、前記インダクタと前記コンデンサとで直列共振回路を構成したので、この直列共振回路における共振周波数が特定の利得に低下させたい周波数に一致するように、前記コンデンサの容量を設定し、当該増幅器における利得を低下させたい前記特定の周波数に対する利得が特定の利得となるように前記第2の抵抗の抵抗値を設定することによって、当該増幅器において、特定の周波数の利得を特定の利得に調整するこができるのである。
したがって、例えば、無線通信機における送信部において、増幅器を何段も設けたり、増幅器の前段/後段に、ミキサ、フィルタを接続した場合に、送信部全体における周波数特性が平坦にならなくても、周波数特性が上がっている特定の周波数領域の利得を低下させて、全体的な周波数特性が平坦になるように、容易に調整を行うことが可能になるのである。
以下に、本発明にかかる増幅器を、その実施の形態を示した図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、無線通信機の送信部に用いることができる増幅器の一例を示した回路図である。
この図において、
Aは本発明に係る増幅器であり、1は前段からの入力信号が印加される入力抵抗、2は入力信号に含まれる直流成分を遮断するDCブロック用コンデンサ、3と4はベース電圧設定用のベース用抵抗、5はエミッタに接続されたエミッタ用抵抗、6は前記エミッタ用抵抗5に並列に接続されたバイパスコンデンサ、7は直流電源、8は1次側捲線81と2次側捲線82とを備えた出力トランスである。
Qはエミッタ接地増幅回路を構成するトランジスタであり、コレクタが前記出力トランス8の1次側捲線81に接続され、前記直流電源7からの電源が前記出力トランス8を介してコレクタに供給されるように構成されている。
9は前記出力トランス8の2次側捲線82に接続された出力抵抗である。
10は前記トランジスタQのコレクタとベースとの間に形成された負帰還回路であり、
この負帰還回路10は、前記トランジスタQのコレクタに接続された第1のコンデン11と、この第1のコンデンサ11と直列接続されたインダクタ12と、このインダクタ12と直列接続された第1の抵抗13とを備え、
さらに、第2のコンデンサ14と第2の抵抗15とからなる直列回路16を形成し、この直列回路16の第2のコンデンサ14が前記インダクタ12と前記第1の抵抗13の接続点に接続されるように、前記直列回路16を前記第1の抵抗13と並列に接続して構成されている。
なお、前記第2のコンデンサ14が、特許請求の範囲に記載されたコンデンサに対応する構成である。
上記構成において、前記トランジスタQを例えば2SC3355とし、さらに、例えば、前記直流電源7の電圧を10V、前記エミッタ用抵抗5を10Ω、前記ベース用抵抗3を470Ω、前記ベース用抵抗4を2.2KΩ、と設定する。
さらに、前記第1のコンデンサ11を0.1μF、前記インダクタ12を4.7μH、前記第1の抵抗13を1KΩ、前記第2のコンデンサ14を3pF、前記第2の抵抗15を1KΩとする。
以上の構成の負帰還回路10において、前記インダクタ12が前記第1のコンデンサ11と共振せずに、第2のコンデンサ14と直列共振回路17を形成するように、前記第1のコンデンサ11の容量は、前記第2のコンデンサ14の容量より十分大きくした。
このとき、前記第1のコンデンサ11は前記インダクタ12との直列共振回路として作用するより、むしろ、負帰還回路10を直流成分が流れないように遮断するためのDCカットのためのコンデンサとして働くことになる。
このとき、前記インダクタ12と前記第2のコンデンサ14とからなる直列共振回路17における共振周波数をfとすると、この共振周波数fにおける負帰還量は他の周波数帯域における負帰還量より大きくなるので、前記共振周波数fにおける利得が他の周波数帯域に比べて低下する。
さらに、前記第2の抵抗15は、前記直列共振回路17と直列に接続されているので、この第2の抵抗15の抵抗値を大小調整することにより前記共振周波数fにおける利得の低下量を調整することができるのである。
図2に示した周波数特性図は、上記設定における周波数特性の変化を示したものである。この図で示されているように、前記直列回路16が接続されていない状態の増幅器の周波数特性は、破線で示したように、20MHzから100MHzまでほぼ平坦であるが、前記直列回路16が接続された状態の周波数特性は、実線で示したように、40MHzにおいて3dBの利得の低下が実現されている。
利得が低下した周波数である40MHzは、前記直列共振回路17における共振周波数f、即ち、前記インダクタ12と前記第2のコンデンサ14の値で決定され、利得の低下量である3dBは、前記直列回路16の第2の抵抗15と第1の抵抗13とで決定される。
したがって、前記インダクタ12と前記第1の抵抗13とは、当該増幅器に要求される利得と負帰還量に基づいて規定されるから、特定の周波数だけを特定の利得に抑制したい場合には、前記直列回路16を構成する前記第2のコンデンサ14の値と、前記第2の抵抗15の値を調整すればよいのである。
例えば、前記第2の抵抗15の抵抗値を1kΩよりさらに小さくすると前記共振周波数fにおける利得の低下量はさらに大きくなり、第2の抵抗15の抵抗値をより大きくすると前記共振周波数fにおける利得の低下量はより小さくなる。
このようにして、所望の周波数を、他の周波数帯域における利得より、所望の低下量だけ低下させることができるのである。
上記構成の増幅器Aを用いれば、当該増幅器Aを含んだ送信部などの回路全体の周波数特性が、図5に示したように、特定の周波数fにおいて他の周波数帯域における利得より特定の利得差αだけ大きい場合に、当該増幅器Aにおける前記負帰還回路1の前記直列回路16の前記第2のコンデンサ14の値と、前記第2の抵抗15の値を調整して、前記特定の周波数fにおける利得が他の周波数帯域の利得より前記利得差αだけ低下するように設定することによって、前記回路全体の周波数特性を平坦にすることができるのである。
実施例1の増幅器Aにおいては、図1に示したように、トランジスタQを2SC3355とし、前記直流電源7の電圧を10V、前記エミッタ用抵抗5を10Ω、前記ベース用抵抗3を470Ω、前記ベース用抵抗4を2.2KΩ、前記第1のコンデンサ11を0.1μF、前記インダクタ12を4.7μH、前記第1の抵抗13を1KΩ、前記第2のコンデンサ14を3pF、前記第2の抵抗15を1KΩとした。
実施例1の増幅回路Aの周波数特性は、図2に示されているように、前記直列回路16が接続されていない状態の増幅器の周波数特性は、破線で示したように、20MHzから100MHzまでほぼ平坦であるが、前記直列回路16が接続された状態の周波数特性は、実線で示したように、40MHzにおいて3dBの利得の低下が実現されている。
本発明の増幅器は、増幅器を含んだ種々の回路における周波数特性を、所望の特性に調整したい場合に利用することができる。
本発明にかかる増幅器の実施の形態の回路図である。 前記増幅器の周波数特性を示す図である。 従来の増幅器の回路図の例である。 前記従来例の増幅器の周波数特性を示す図である。 増幅器を含んだ送信部などの回路全体の周波数特性を示す図である。
符号の説明
A 増幅器
Q エミッタ接地増幅回路、トランジスタ(増幅器)
10 負帰還回路
11 第1のコンデンサ
12 インダクタ
13 第1の抵抗
14 第2のコンデンサ(コンデンサ)
15 第2の抵抗
16 直列回路

Claims (1)

  1. インダクタと第1の抵抗とが直列に接続された負帰還回路を備えた増幅器において、
    コンデンサと第2の抵抗とからなる直列回路を形成し、この直列回路のコンデンサが前記インダクタと前記第1の抵抗との接続点に接続されるように、この直列回路を前記第1の抵抗と並列に接続したことを特徴とする増幅器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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