JP2009237945A - 動画情報収集システム及び車載機 - Google Patents
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Abstract
【課題】事故現場等の道路の特定地点について複数の方向から撮影した動画情報を収集して、これら複数の動画情報に基づいて事故の原因を判断可能とする。
【解決手段】本発明の動画情報収集システム1を構成する車載機2は、車両の周囲を撮影するカメラ13と、車両がリンクを通過する毎に車両の走行情報を情報センター3へ送信する手段と、車両がリンクを通過する毎にカメラ13で撮影した動画情報を走行情報を付加して記憶する手段と、情報センター3から要求された動画情報を情報センター3へ送信する手段とを備えて構成されている。また、情報センター3は、複数の車載機2から送信された走行情報を受信して車両毎に蓄積する手段と、収集したい動画情報を有する車両を検索し、検索した車両に動画情報を要求する手段とを備えて構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の動画情報収集システム1を構成する車載機2は、車両の周囲を撮影するカメラ13と、車両がリンクを通過する毎に車両の走行情報を情報センター3へ送信する手段と、車両がリンクを通過する毎にカメラ13で撮影した動画情報を走行情報を付加して記憶する手段と、情報センター3から要求された動画情報を情報センター3へ送信する手段とを備えて構成されている。また、情報センター3は、複数の車載機2から送信された走行情報を受信して車両毎に蓄積する手段と、収集したい動画情報を有する車両を検索し、検索した車両に動画情報を要求する手段とを備えて構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数の車両に搭載された車載機と、情報センターとの間でデータを送受信するように構成された動画情報収集システム及び車載機に関する。
車両に搭載したカメラにより車両の前方を撮影し、撮影して得られた動画情報を記憶する装置として、例えばドライブレコーダが知られている(特許文献1参照)。このドライブレコーダによれば、車両が交通事故を起こしたときに、記憶している動画情報を参照することにより上記事故の原因調査が容易になる。
特開2003−63456号公報
上記従来構成のドライブレコーダの場合、記憶している動画情報は、車両の前方の動画であるから、一方向から見た動画である。この一方向から見た動画だけでは、事故の原因調査に十分であるとはいえなかった。例えば、多数の車両が複雑に絡み合うような大きな事故や、車両の前方の動画だけでは事故原因が良くわからないような事故の場合には、事故の原因調査にあまり有効でない場合が生じている。
そこで、本発明の目的は、事故現場等の道路の特定地点について複数の方向から撮影した動画情報を収集して、これら複数の動画情報に基づいて特定地点の様子、即ち、事故の原因を判断することができる動画情報収集システム及び車載機を提供することにある。
請求項1の発明によれば、前記車載機は、前記車両の周囲を撮影するカメラと、前記車両の位置を検出する位置検出装置と、前記車両が道路を走行中に道路に設定されたリンクを通過する毎に、前記車両の走行情報を前記情報センターへ送信する走行情報送信手段と、前記車両がリンクを通過する毎に、前記カメラで撮影した動画情報を前記走行情報を付加して記憶する動画情報記憶手段と、前記情報センターから要求された動画情報を前記動画情報記憶手段内から検索し、検索した動画情報を前記情報センターへ送信する動画情報送信手段とを備えて構成され、前記情報センターは、前記複数の車両の車載機から送信された走行情報を受信して車両毎に記憶して蓄積する走行情報記憶手段と、車両が所望のリンクを所望の日時に通過したときに撮影された動画情報を有する車両を検索する検索手段と、前記動画情報を有する車両に前記動画情報を要求する要求手段とを備えて構成されているので、情報センターにおいて、事故現場等の道路の特定地点について複数の方向から撮影した動画情報を収集して、これら複数の動画情報に基づいて特定地点の様子、即ち、事故の原因を判断することが可能となる。
この構成の場合、請求項2の発明のように、前記情報センターは、前記車載機から送信された動画情報を受信すると共に、構成の受信した動画情報を表示装置に表示する動画情報表示手段を備えていることが好ましい。また、請求項3の発明のように、前記動画情報表示手段は、道路地図を表示すると共に、前記道路地図に重ねて前記動画情報を表示するように構成されていることがより一層好ましい。
更に、請求項3の発明のように、請求項1ないし3のいずれかに記載の動画情報収集システムに使用される車載機は、車両の周囲を撮影するカメラと、前記車両の位置を検出する位置検出装置と、前記車両が道路を走行中に道路に設定されたリンクを通過する毎に、前記車両の走行情報を前記情報センターへ送信する走行情報送信手段と、前記車両がリンクを通過する毎に、前記カメラで撮影した動画情報を前記走行情報を付加して記憶する動画情報記憶手段と、前記情報センターから要求された動画情報を前記動画情報記憶手段内から検索し、検索した動画情報を前記情報センターへ送信する動画情報送信手段とを備えて構成されていることが良い。
以下、本発明の一実施例について、図面を参照して説明する。まず、図1は、本実施例の動画情報収集システム1の全体構成を概略的に示すブロック図である。この図1に示すように、動画情報収集システム1は、複数の車両にそれぞれ搭載された車載機としてのカーナビゲーション装置2と、これら複数の車両のカーナビゲーション装置2と通信する情報センター3とから構成されている。
カーナビゲーション装置2は、制御回路4と、位置検出器5と、地図データ入力器6と、操作スイッチ群7と、送受信機8と、外部メモリ9と、表示装置10と、音声入力マイク11と、センターデータ送受信装置12と、フロント/バックカメラ13と、ドライブレコーダ14とを備えて構成されている。
上記制御回路4は、カーナビゲーション装置2の動作全般を制御する機能を有しており、CPU、ROM、RAM、SRAM、フラッシュメモリ、各種I/O、及び、これらを接続するバス(いずれも図示しない)を備えて構成されている。この制御回路3が、
走行情報送信手段、動画情報記憶手段及び動画情報送信手段を構成している。
走行情報送信手段、動画情報記憶手段及び動画情報送信手段を構成している。
位置検出器5は、位置検出装置を構成するものであり、地磁気センサ15と、ジャイロスコープ16と、距離センサ17と、GPS(Global Positioning System )受信機18とから構成されている。位置検出器5は、上記4つのセンサ15〜18により互いに補間しながら車両の現在位置を検出するように構成されており、高精度の位置検出機能を有している。尚、位置検出精度をそれほど必要としない場合には、4つのセンサ15〜18のうちの何れかで(または複数のセンサの組み合わせで)位置検出器5を構成しても良い。また、車両のステアリングの回転センサや、ホイールの車輪センサ、車両の傾斜センサなどを適宜組み合わせて、位置検出器3を構成しても良い。
地図データ入力器6は、CD−ROM、DVD−ROM、HDD、メモリ等を読み取り可能な読取装置で構成されており、地図データ、マップマッチング用データ、目印データ、音声認識用辞書データ、走行ルールデータベース等の各種データを入力するための装置である。ここで、地図データ、マップマッチング用データ、目印データ及び音声認識用辞書データは、通常のカーナビゲーション装置で使用されている周知のデータを適宜用いれば良い。また、地図データ入力器6には、ハードディスク(HDD)が内蔵されており、このハードディスク内に後述するようにして撮影された動画情報を記憶させることが可能なように構成されている。
操作スイッチ群7は、表示装置10の表示画面の上面に設けられたタッチスイッチ(タッチパネル)と、表示装置10の周辺部に設けられたメカニカルなプッシュスイッチ(図示しない)等とから構成されている。また、ユーザー(ドライバー)は、リモコン(図示しない)を操作することにより、リモコンセンサ(図示しない)を介して制御回路4へ操作信号を与えることが可能なように構成されている。
送受信機8は、例えばVICS通信装置や、携帯電話機(専用の携帯電話端末や汎用の携帯電話機等)などで構成されている。制御回路4は、上記送受信機8を介して外部のVICSセンタ19との間でデータを送受信することができるように構成されている。外部メモリ9は、メモリスティックやメモリカードや磁気テープ等の読取装置で構成されており、地図データや音楽データや映像データ等を入力するための装置である。
表示装置10は、地図を表示するための例えばカラー液晶ディスプレイで構成されており、地図データ(道路データ、文字データ及び背景データ等)、自車位置マーク、誘導経路等の付加データ等を重ねて表示することが可能なように構成されている。
また、音声入力マイク11を介してユーザーが発する音声に基づく電気信号(音声信号)が制御回路4へ与えられ、制御回路4内の音声認識手段は上記音声信号に基づいてユーザーの音声を認識する処理を実行する。これにより、ユーザーは、音声を発することにより、カーナビゲーション装置2を操作することが可能な構成となっている。
センターデータ送受信装置12は、例えば携帯電話端末等で構成されており、外部の情報センター3やインターネットと通信することが可能なように構成されている。
フロント/バックカメラ13は、車両の前方を撮影するフロントカメラと、車両の後方を撮影するバックカメラとを備えて構成されており、両カメラで撮影した前方及び後方の動画情報を制御回路4へ与える。ドライブレコーダ14は、車両の前方を撮影するカメラと、撮影して得られた動画情報を事故発生時の数分前から事故発生時まで記憶する記憶装置とから構成されている。
フロント/バックカメラ13は、車両の前方を撮影するフロントカメラと、車両の後方を撮影するバックカメラとを備えて構成されており、両カメラで撮影した前方及び後方の動画情報を制御回路4へ与える。ドライブレコーダ14は、車両の前方を撮影するカメラと、撮影して得られた動画情報を事故発生時の数分前から事故発生時まで記憶する記憶装置とから構成されている。
また、制御回路4は、現在位置(出発地)から目的地までの最適経路(誘導経路)を自動的に計算(探索)して設定する機能、即ち、経路計算機能(経路探索機能)を備えており、この自動的に最適経路を設定する方法としては、例えばダイクストラ法等を使用している。尚、目的地は、ユーザーが操作スイッチ群7やリモコンなどの操作により、また、音声入力マイク11を介して音声により設定することが可能なように構成されている。更に、制御回路4は、表示装置10に表示されている地図上に上記目的地までの最適経路(誘導経路)を重ねて表示する機能や、現在位置を上記地図上に位置付けるマップマッチング処理を実行する機能等を備えている。
一方、情報センター3は、例えばパソコンやWS等で構成された情報処理装置20と、例えば形態電話端末等で構成された通信装置21とを備えて構成されている。情報処理装置20は、複数(多数)の車両の各カーナビゲーション装置2(のセンターデータ送受信装置12)と通信装置21を介して通信することが可能なように構成されている。情報処理装置20は、多数の車両の各カーナビゲーション装置2から後述するようにして送信された動画情報を格納(記憶)するデータベースを備えている。
次に、上記構成の動画情報収集システム1の作用について、図2ないし図12を参照して説明する。まず、カーナビゲーション装置2は、車両が道路を走行中に道路のリンク(即ち、地図データの道路を分割する単位)を通過する毎に、走行中にフロント/バックカメラ13により撮影した車両の前方及び後方の動画情報を地図データ入力器6内のHDDに格納するように構成されている。尚、ドライブレコーダ14のカメラにより撮影した動画情報も、上記2つの動画情報と一緒に地図データ入力器6内のHDDに格納することが好ましい。
このとき、格納する動画情報には、通過したリンクを示す情報や通過時間(即ち、通過する時点の年月日及び時刻)の情報等を付けて格納している。また、上記カーナビゲーション装置2においては、HDD内の上記動画情報を格納するための領域が一杯になるまで動画情報を格納した後は、最も古いデータから順に削除して最新の動画情報を格納(更新)するように構成されている。
更に、カーナビゲーション装置2は、車両がリンクを通過する毎に、リンク毎の車両の走行情報、即ち、走行履歴の情報(例えば通過時刻の情報(年月日及び時刻)や、通過したリンクを特定する情報や、車両の識別名称の情報等)を、情報センター3へ送信するように構成されている(図2参照)。そして、情報センター3の情報処理装置20は、車両のカーナビゲーション装置2から送信されたリンク毎の走行履歴の情報(走行情報)を車両毎に蓄積して保存するように構成されている(図3参照)。
また、情報センター3の情報処理装置20は、例えばリンクL1を時刻t1に車両が通過したときに撮影された動画情報を必要とする場合、内部に保存している車両毎に蓄積されたリンク毎の走行履歴の情報を検索して、リンクL1及び時刻t1の走行履歴を有する車両を捜し出し、この捜し出した車両に対して、リンクL1及び時刻t1に対応する走行時の動画情報を要求する信号を送信する(図2参照)。この要求信号を受信した車両のカーナビゲーション装置2が、上記リンクL1及び時刻t1に対応する走行時の動画情報を有しているときには、そのリンクL1及び時刻t1に対応する走行時の動画情報を、情報センター3へ送信する(図2及び図4参照)。この場合、動画情報は、データサイズがかなり大きいデータであるから、通信速度が速い通信装置で送信することが好ましい。
図2には、例えばリンクL2を時刻t2に車両が通過したときに撮影された動画情報を情報センター3の情報処理装置20が必要とする場合の制御も示されている。この場合、要求信号を受信した車両のカーナビゲーション装置2が、上記リンクL2及び時刻t2対応する走行時の動画情報を有していないときには、その旨(動画情報無し)を情報センター3へ送信する(図2参照)。尚、車両のカーナビゲーション装置2が、上記リンクL2及び時刻t2対応する走行時の動画情報を有していれば、その動画情報を情報センター3へ送信する(図2及び図4参照)。
次に、情報センター3側の動画情報の要求処理の他の例として、交差点での車両事故発生時の動画情報や、交差点で渋滞が発生したときの動画情報等を収集する処理について説明する。例えば、図5に示すように、交差点C1で車両事故が発生したときに、情報センター3において、交差点C1を中心として、4つの方向から見た動画情報、具体的には、リンクL2及び時刻t1の動画情報と、リンクL3及び時刻t1の動画情報と、リンクL4及び時刻t1の動画情報と、リンクL5及び時刻t1の動画情報とを収集したいとする。尚、この場合、リンクL2及び時刻t1の動画情報を車両Aが有し、リンクL3及び時刻t1の動画情報を車両Bが有し、リンクL4及び時刻t1の動画情報を車両Cが有し、リンクL5及び時刻t1の動画情報を車両Dが有しているとする。
上記した各動画情報を収集する情報センター3(の情報処理装置20)の制御の一例を、図6のフロチャートを参照して説明する。この場合、まず、図6のステップS10において、各走行車両毎にリンク毎の走行履歴情報を収集する。そして、ステップS20へ進み、収集した走行履歴に基づいて、図3に示すような車両毎の走行履歴表を作成する。
続いて、ステップS30へ進み、車両事故等が発生したために交差点付近の動画情報を集める必要があるか否かを判断する。ここで、動画情報を集める必要がないときには、ステップS30にて「NO」へ進み、ステップS10へ戻り、各走行車両毎にリンク毎の走行履歴情報を収集して蓄積する処理を続ける。
これに対して、動画情報を集める必要があるときには、ステップS30にて「YES」へ進み、ステップS40へ進み、動画情報を集める必要がある交差点C1と、時刻t1(事故発生時の年月日及び時刻)を設定する。続いて、ステップS50へ進み、交差点C1への進入リンクを示す図7に基づいて、動画情報を集めるリンクL2、L3、L4、L5を設定する。次いで、ステップS60へ進み、リンクL2、L3、L4、L5及び時刻t1と、各車両毎の走行履歴表(図3参照)とに基づいて、時刻t1において各リンクL2、L3、L4、L5を走行した車両を特定(検索)する。
そして、ステップS70へ進み、上記特定した各車両に対して、時刻t1において各リンクL2、L3、L4、L5を走行したときに撮影した動画情報を要求する信号を送信する。続いて、ステップS80へ進み、上記要求した各車両から、時刻t1において各リンクL2、L3、L4、L5を走行したときに撮影した動画情報を収集することができたか否かを判断する。
ここで、動画情報を収集することができた場合には、ステップS80にて「YES」へ進み、ステップS90へ進み、収集した動画情報を、時刻t1及び各リンクL2、L3、L4、L5をキーとして(情報処理装置20内のHDDやメモリ内に)保存する。次いで、ステップS100へ進み、事故が発生した交差点C1、発生時刻t1の動画情報を指定すると、上記したように収集した動画情報を参照して視認することができる。情報センター3の情報処理装置20のディスプレイに表示する動画情報参照画面の一例を、図8に示す。この図8において、見たい(再生したい) 動画情報の画像22a〜22dの中のいずれか一つを、例えばマウスでクリックすると、動画情報を再生できる構成となっている。
尚、ステップS80において、動画情報を収集することができなかった場合には、ステップS80にて「NO」へ進み、ステップS110へ進み、時刻t1の情報を調整(変更)する。この後、ステップS60へ進み、以下、上記調整した時刻t1でもって上述した処理を繰り返し実行する。
次に、図9に示すように、交差点C1で車両事故が発生したときに、情報センター3において、交差点C1の左方(西方)から見た動画情報(交差点C1に進入する前の例えばリンク2個分の動画情報)、具体的には、リンクL2及び時刻t1の動画情報と、リンクL1及び時刻t2の動画情報とを収集したいとする。尚、これら2つの動画情報は、例えば車両Aが有しているとする。
上記した2つの動画情報を収集する情報センター3(の情報処理装置20)の制御の一例を、図10のフロチャートを参照して説明する。この場合、まず、図10のステップS210において、各走行車両毎にリンク毎の走行履歴を収集する。そして、ステップS220へ進み、収集した走行履歴に基づいて、図3に示すような車両毎の走行履歴表を作成する。
続いて、ステップS230へ進み、車両事故等が発生したために交差点進入前の動画情報を集める必要があるか否かを判断する。ここで、動画情報を集める必要がないときには、ステップS230にて「NO」へ進み、ステップS210へ戻り、各走行車両毎のリンク毎の走行履歴を収集して蓄積する処理を続ける。
これに対して、動画情報を集める必要があるときには、ステップS230にて「YES」へ進み、ステップS240へ進み、動画情報を集める必要がある交差点C1と、その交差点C1へ進入するリンクL1、L2と、時刻t1(即ち、事故発生時の年月日及び時刻)とを設定する。
続いて、ステップS250へ進み、交差点C1への進入リンクを示す図7に基づいて、動画情報を集めるリンクL2、L1を設定する。次いで、ステップS260へ進み、リンクL2、L1及び時刻t1、t2と、各車両毎の走行履歴表(図3参照)とに基づいて、時刻t1においてリンクL2を走行した車両と、時刻t2においてリンクL1を走行した車両とを特定する。本実施例の場合、1台の車両Aを特定する。
そして、ステップS270へ進み、上記特定した車両に対して、時刻t1、t2においてリンクL2、L1を走行したときに撮影した2つの動画情報を要求する信号を送信する。続いて、ステップS280へ進み、上記要求した各車両から、時刻t1、t2においてリンクL2、L1を走行したときに撮影した2つの動画情報を収集することができたか否かを判断する。
ここで、動画情報を収集することができた場合には、ステップS280にて「YES」へ進み、ステップS290へ進み、収集した動画情報を、時刻t1及びリンクL2と、時刻t2及びリンクL1をキーとして(情報処理装置20内のHDDやメモリ内に)保存する。次いで、ステップS300へ進み、事故が発生した交差点C1、発生時刻t1の情報を指定すると、上記したように収集した動画情報を参照して視認することができる。情報センター3の情報処理装置20のディスプレイに表示する動画情報参照画面の一例を、図11に示す。この図11において、見たい(再生したい) 動画情報の画像23a、23bのいずれか一つを、例えばマウスでクリックすると、動画情報を再生できる構成となっている。
尚、ステップS280において、動画情報を収集することができなかった場合には、ステップS280にて「NO」へ進み、ステップS310へ進み、時刻t1、t2の情報を調整(変更)する。この後、ステップS260へ進み、以下、上記調整した時刻t1、t2でもって上述した処理を繰り返し実行する。
このような構成の本実施例によれば、情報センター3において、車両事故が発生した交差点C1に関して、交差点C1を中心として4つの方向から見たリンク4個分(L2〜L5)の事故発生時刻t1の動画情報を収集するように構成したので、情報センター3の情報処理装置20により上記収集した4つの動画情報をオペレータが再生して見ることにより、事故の原因を容易に調査することができる。
また、上記実施例では、情報センター3において、車両事故が発生した交差点C1に関して、交差点C1に進入する前の例えばリンク2個分(L1、L2)の時刻(t1、t2)の動画情報を収集するように構成したので、情報センター3の情報処理装置20により上記収集した2つの動画情報をオペレータが再生して見ることにより、事故の原因を容易に調査することができる。
尚、上記実施例では、交差点C1を中心として4つの方向から見たリンク4個分の動画情報を収集する場合と、交差点C1に進入する前の例えばリンク2個分の動画情報を収集する場合とを例示したが、これに限られるものではなく、例えば、上記した2つの場合を組み合わせる構成、即ち、リンク5個分の動画情報を収集する構成としても良い。このように構成した場合の情報センター2に蓄積した動画情報の一覧表を、図12に示す。また、各1個のリンク(L1〜L5)について、複数個の動画情報、即ち、時刻t1及び時刻t1を過去または未来方向にずらした複数の時刻に対応する複数の動画情報を収集するように構成しても良い。更に、動画情報を収集したいリンクについても、上記した4個、2個、5個のリンクに限られるものではなく、リンクの個数及び位置については、適宜設定すれば良い。
また、上記実施例においては、車両にフロント/バックカメラ13を設けたが、これに加えて、車両の左/右方向を撮影するサイドカメラを設けるように構成しても良い。更に、フロント/バックカメラ13を設けることを止めて、車両の前方はドライブレコーダのカメラで撮影し、車両の後方を撮影するバックカメラを設けるように構成しても良い。
図面中、1は動画情報収集システム、2はカーナビゲーション装置、3は情報センター、4は制御回路、5は位置検出器、6は地図データ入力器、10は表示装置、12はセンターデータ送受信装置、13はフロント/バックカメラ、14はドライブレコーダ、20は情報処理装置、21は通信装置、22a〜22dは画像、23a、23bは画像を示す。
Claims (4)
- 複数の車両に搭載された車載機と、情報センターとの間でデータを送受信するように構成された動画情報収集システムにおいて、
前記車載機は、
前記車両の周囲を撮影するカメラと、
前記車両の位置を検出する位置検出装置と、
前記車両が道路を走行中に道路に設定されたリンクを通過する毎に、前記車両の走行情報を前記情報センターへ送信する走行情報送信手段と、
前記車両がリンクを通過する毎に、前記カメラで撮影した動画情報を前記走行情報を付加して記憶する動画情報記憶手段と、
前記情報センターから要求された動画情報を前記動画情報記憶手段内から検索し、検索した動画情報を前記情報センターへ送信する動画情報送信手段と
を備えて構成され、
前記情報センターは、
前記複数の車両の車載機から送信された走行情報を受信して車両毎に記憶して蓄積する走行情報記憶手段と、
車両が所望のリンクを所望の日時に通過したときに撮影された動画情報を有する車両を検索する検索手段と、
前記動画情報を有する車両に前記動画情報を要求する要求手段と
を備えて構成されていることを特徴とする動画情報収集システム。 - 前記情報センターは、前記車載機から送信された動画情報を受信すると共に、構成の受信した動画情報を表示装置に表示する動画情報表示手段を備えていることを特徴とする請求項1記載の動画情報収集システム。
- 前記動画情報表示手段は、道路地図を表示すると共に、前記道路地図に重ねて前記動画情報を表示するように構成されていることを特徴とする請求項2記載の動画情報収集システム。
- 請求項1ないし3のいずれかに記載の動画情報収集システムに使用される車載機であって、
車両の周囲を撮影するカメラと、
前記車両の位置を検出する位置検出装置と、
前記車両が道路を走行中に道路に設定されたリンクを通過する毎に、前記車両の走行情報を前記情報センターへ送信する走行情報送信手段と、
前記車両がリンクを通過する毎に、前記カメラで撮影した動画情報を前記走行情報を付加して記憶する動画情報記憶手段と、
前記情報センターから要求された動画情報を前記動画情報記憶手段内から検索し、検索した動画情報を前記情報センターへ送信する動画情報送信手段と
を備えて構成されたことを特徴とする車載機。
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