JP2009237577A - 光学的構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】逆反射構造体を提供すること。
【解決手段】単一の基材から形成される外層内に封入された複数の逆反射微細構造体を含有してなる逆反射構造体であって、該単一の基材は該逆反射構造体の長手軸に沿って密封された第1の面および第2の面を含む、逆反射構造体。
【選択図】なし

Description

本願は、逆反射構造体に関する。
関連出願
この出願は、2002年5月15日付の米国特許仮出願第60/380,990号にもとづく利益を主張するものであり、この教示全体が、参考として本明細書に援用される。
背景
逆反射材料は、種々の安全用および装飾用の目的に使用されている。とくに、これらの材料は、光が少ない条件下で視認性が重要である夜間において有用である。完璧な逆反射材料においては、光線が基本的に、逆反射の軸に沿ったほぼ平行な経路で光源に向かって反射される。
さまざまな目的のため、多くの種類の逆反射材料が存在している。これらの逆反射材料は、チョッキやベルトなどの衣類用の反射テープや当て継ぎとして使用できる。さらに、逆反射材料は、標柱、たる、三角コーンの襟巻き、高速道路標識、警告用反射材などに使用することができる。逆反射材料は、ミクロン・サイズの球をランダムに配置してなる配列から構成することができ、あるいは、立方体の角の部分(プリズム状)を密に並べてなる配列から構成することができる。
立方体の角からなる逆反射材、すなわちプリズム状の逆反射材が、1973年1月23日にスタム(Stamm)に与えられた米国特許第3,712,706号に記載されており、この教示は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。一般にプリズムは、金属板や他の適切な材料の平坦な表面に雌の母型を形成することによって製造される。立方体の角を形成するため、3つの系列のV字溝が、溝が60°の角度で交差するように平らな板へと刻み込まれ、各系列の溝は、当該系列の他の溝と平行かつ等間隔に位置している。次いで、この型が、剛かつ平坦なプラスチックの表面に対して、立方体の角の所望の配列を加工すべく使用される。
キューブコーナー微細プリズムの構造体および動作に関し、さらなる詳細を1972年8月15日にロウランド(Rowland)に与えられた米国特許第3,684,348号に見つけることができ、この教示は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。さらに、逆反射シートの製造方法が、1972年9月5日にロウランドに与えられた米国特許第3,689,346号に開示されており、この教示は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。そこに開示されている方法は、キューブコーナー微細プリズムを、協働するように構成された金型内に形成する方法である。これらのプリズムが、プリズム上に乗せられたシートへと接着され、立方体の角の配列がシートの片面から突き出している複合構造体がもたらされる。
要旨
従来技術の製造方法は、微細に構造化された表面を備える大面積のシートを製造できないという課題を抱えている。通常は、幅が最大約14インチであるシートが、大面積の表面を形成すべく接合される。しかしながら、継ぎ目を機能的に隠すことが通常はきわめて難しく、ほとんどの場合、観察者の目にとまる。例えば背面投射型テレビに使用できる幅広のシートを製造するために必要とされる器具設備は、きわめて高価である。
すなわち、本発明の要旨は、
〔1〕単一の基材から形成される外層内に封入された複数の逆反射微細構造体を含有してなる逆反射構造体であって、該単一の基材は該逆反射構造体の長手軸に沿って密封された第1の面および第2の面を含む、逆反射構造体、
〔2〕微細構造体がキューブコーナープリズムを含む〔1〕記載の逆反射構造体、
〔3〕外層内に封入された複数の逆反射微細構造体を含有してなる逆反射構造体であって、該外層は微細構造体の周囲に形成された中空チューブを含む、逆反射構造体、
〔4〕外層が中空チューブに形成された後、微細構造体が外層の内部表面に形成される〔1〕記載の逆反射構造体、
〔5〕外層が、実質的に円形、正方形、長方形および/または矩形形状の断面図である〔1〕記載の逆反射構造体、
〔6〕構造体が糸を含む〔1〕記載の逆反射構造体、
〔7〕単一の基材から形成される外層内に複数の微細構造体を封入する工程を含む逆反射光学的構造体の形成方法であって、該単一の基材は該逆反射構造体の長手軸に沿って密封された第1の面および第2の面を含む、方法、
〔8〕微細構造体を外層の内部表面上に形成し、外層を中空チューブに形成する〔7〕記載の方法、
〔9〕外層が複数の微細構造体の周囲に押し出し成形される工程を含む逆反射構造体の形成方法、
〔10〕微細構造体が2つ以上の方向に光を逆反射するように外層上に構成される〔7〕記載の方法、
〔11〕外層上に目地をつける工程、色をつける工程、および/または蛾の目構造表面を提供する工程をさらに含む〔7〕記載の方法
に関する。
本発明により、逆反射構造体が提供される。
図1は、両面形式の光学部品の一態様の断面図である。 図2は、両面形式の光学部品の他の態様の断面図である。 図3は、プリズムの先端に色彩コーティングを有する両面形式の光学部品の断面図である。 図4は、基板とプリズムの間に色彩コーティングを有する両面形式の光学部品の断面図である。 図5は、基板へと散布された両面形式の光学部品の断面図である。 図6は、図5の部品を下方の基板へと部分的に埋め込んでなる一態様を示している。 図7は、図6の部分的に埋め込まれた部品において、露出しているプリズムの側に適用された裏打ち層を示している。 図8は、図5〜7で形成された光学的構造体の断面図である。 図9は、裏打ち層を逆反射構造体へと接着してなる一態様を示している。 図10は、基板上へと落とされた両面形式の光学部品を示している。 図11は、基板へと部分的に埋め込まれた両面形式の光学部品を示している。 図12は、埋め込まれた側において図11の部品が実質的にウェットアウトしている状態を示している。 図13は、基板に形成したセル内に配置された両面形式の光学部品の断面図である。 図14は、図13の態様の断面図であり、基板に裏打ち層が積層されている。 図15は、基板上に支持された複数の両面形式の光学部品の断面図である。 図16は、部品を基板へと接着すべく図15の両面形式の光学部品を覆って配置された充填層を示している。 図17は、充填層と下方の基板の屈折率がほぼ同じであるときに、図15および16で形成されて得られる光学的構造体の断面図である。 図18は、両面形式の光学部品の断面図である。 図19は、図18に示した部品の上面図である。 図20は、織布へと押し込まれた、図18および19の光学部品を示している。 図21は、コーティングを有する図20の織布を示している。 図22は、織布の層内に埋め込まれてなる両面形式の光学部品の態様である。 図23は、基板に両面形式の光学部品を埋め込んでなる一態様を示している。 図24は、図23の部品を示しており、これは部品の片面をウェットアウトするために部分的に埋め込みされている。 図25は、部品と基板の屈折率がほぼ同じであるときに得られる図23および24の光学的構造体を示している。 図26は、接着剤へと部分的に埋め込まれた両面形式の光学部品を示している。 図27は、部品と接着剤の屈折率がほぼ同じであるときに得られる図26の光学的構造体を示している。 図28は、基板へと埋め込まれた両面形式の光学部品の断面図である。 図29は、基板へと部分的に埋め込まれた両面形式の光学部品を示している断面図である。 図30は、基板へと部分的に埋め込まれた平坦でない両面形式の光学部品を示している。 図31は、両面形式の光学部品を基板上に配置するために使用する装置の概略図である。 図32は、両面形式の光学部品を基板上に配置するために使用する蜂の巣構造の上面図である。 図33は、基板上に置かれた蜂の巣構造の断面図であり、両面形式の光学部品が蜂の巣構造内に配置されている。 図34は、図33の蜂の巣構造内の両面形式の光学部品の拡大図である。 図35は、図33と類似しているが、余分な両面形式の光学部品が蜂の巣構造から取り去られている。 図36は、図33〜35に示した態様から形成されて得られた光学的構造体の断面図である。 図37は、両面形式の光学部品を形成するために用いられる光学的構造体の他の態様の断面図である。 図38は、図37に示した光学的構造体を密封するために使用されるパターンを示している。 図39は、両面形式の光学部品の他の態様の断面図である。 図40は、図39に示した態様に類似しているが、中間に層が配置されている。 図41は、図40の態様に類似しているが、突き出し部材が中間層において互いに重なり合っていない。 図42は、両面形式の光学部品のさらなる態様の断面図である。 図43は、両面形式の光学部品の他の態様の断面図である。 図44は、両面形式の光学部品のさらに別の態様の断面図である。 図45は、基板上に配置された複数の両面形式の光学部品の断面図である。 図46は、図45と類似しているが、両面形式の光学部品を覆って充填層が配置されている。 図47は、図46に示した光学的構造体の断面図であり、基板が取り除かれ、両面形式の光学部品の片面が金属化されている。 図48は、図47と類似しているが、両面形式の光学部品の金属化された方の面を覆って接着剤が配置されている。 図49は、本発明の一態様による逆反射糸の斜視図である。 図50は、基板上に配置された微細構造の列の側面図である。 図51は、内側に微細構造を包囲してなる逆反射糸へと成形された図50の基板の斜視図である。 図52は、基板上に配置された2列の微細構造の側面図である。 図53は、内側に微細構造を包囲してなる逆反射光学構造へと成形された図52の基板の斜視図である。 図54は、基板上に配置された3列の微細構造の側面図である。 図55は、内側に微細構造を包囲してなる逆反射糸へと成形された図54の基板の斜視図である。 図56は、本発明の一態様により両端が密封された逆反射糸の側面図である。 図57は、基板上に形成された微細構造の側面図であり、微細構造体の少なくともいくつかが空気球を含んでいる。 図58は、基板上に位置する微細構造体の周りに基板を巻き上げて逆反射糸を形成する製造方法を示している。 図59は、図58と類似しているが、逆反射糸を形成すべく継ぎ目において基板の壁面を一体に接続するために熱が使用されている。 図60は、本発明の他の態様によって逆反射糸を形成するために使用されるシステムの概略である。 図61は、微細構造を有する基板の側面図であり、微細構造体を形成している材料が基板を貫いて伸びている。 図62は、図61の構造体から形成された逆反射糸の断面図である。 図63は、図62の逆反射糸の側面図である。
微細に構造化された表面を有する新規な光学的構造体(optical structure)が見出されている。一態様において、基板および該基板に沿って配置された複数の両面形式(two-sided)の光学部品を含んでいる光学的構造体、および該光学的構造体の製造方法が提供される。各部品(component)は、各面に光学的微細構造体を含んでいる。部品の少なくともいくつかにおいて、片面の少なくとも一部分が空気と接しており(air-backed)、上記部品の少なくともいくつかにおいて、他面が材料によって実質的にウェットアウト(wet-out)されている。
微細構造体は、蛾の目構造体、散乱器(diffuser)光学的微細構造体、キューブコーナープリズム(cube-corner prism)、直線プリズム、小型レンズ、魚眼レンズの配列、あるいは他の適切な光学的構造体を含むことができる。得られた光学的構造体は、いわゆる逆反射製品、空気球(air sphere)を含む前面投射スクリーン、空気球を含む散乱スクリーン、プライバシーのために使用できるルーバー・フィルム、光の制御、視準の用途、および蛾の目や他の光学的微細構造体を使用する防眩フィルムに使用することができる。
他の態様において、逆反射の光学的構造体、糸(thread)、または繊維、およびこれらの製造方法が以下に説明される。
本発明の前記ならびにその他の目的、特徴、および利点は、添付の図面に示されている本発明の種々の態様についての以下のより詳細な説明から、明らかになるであろう。添付の図面において、同種の参照符号は、別の図であっても同じ部品を示している。図面は必ずしも比例尺ではなく、本発明の原理を示すために強調がなされている場合もある。
詳細な説明
種々の態様について、以下で説明する。図1は、両面形式の部品、チップ、または薄片の一態様の断面図であり、ここでは部品と称することにするが、広く参照番号10で示されている。実質的に透き通っていてよく、すなわち光学的に透明でよい基板12が、キューブコーナー逆反射プリズムなどの複数の素子14を支持している。他の態様においては、各部品10が、各面に光学的微細構造体を有する両面形式である。微細構造体には、例えば、蛾の目構造、キューブコーナープリズム、直線プリズム、小型レンズ、魚眼レンズの配列、および/または他の適切な光学的構造体を含むことができる。
所定の態様を参照して以下に説明するとおり、部品10は、片面がウェットアウトしており、他面が空気と接しており、その結果、光は、基板12の片面においてウェットアウトしているキューブコーナープリズム14を通過し、基板の他面において空気と接しているキューブコーナープリズム14によって逆反射される。一態様において、キューブコーナープリズム14は、実質的に透き通っている、すなわち、光学的に透明な材料から作られている。キューブコーナープリズム14は、プリズムの頂点まで伸びる三角形の底部が、隣のプリズムの底部と触れないよう、基板12に沿って間隔(S)を設けて配置することができる。他の態様においては、素子14が、1977年3月22日にクラプハム(Clapham)らに与えられた米国特許第4,013,465号に開示されているような蛾の目構造を含んでおり、この教示は、参考として本明細書に組み込まれたものとする。
図2は、両面形式の部品10の他の態様の断面図であり、キューブコーナープリズム14が隣接しており、間隔をあけずに配置されている。この態様においては、部品10が約0.076〜0.457mm(0.003〜0.018インチ)の間の長さ16を有している。両面にプリズム14が形成されてなる逆反射シートを、これらの寸法または他の寸法を有する部品10へと、機械的手法やレーザなどによって切断し、あるいは成形することができる。頂点から反対側の頂点までの厚さ18は、約0.0381〜0.193mm(0.0015〜0.0076インチ)の間の範囲をとることができる。基板12の厚さ20は、約0.0127〜0.051mm(0.0005〜0.002インチ)の間の範囲をとることができる。基板12からプリズム14の頂点までの距離22は、約0.0127〜0.071mm(0.0005〜0.0028インチ)の間の範囲をとることができる。頂点から隣の頂点までの距離24は、約0.025〜0.152mm(0.001〜0.006インチ)の間の範囲をとることができる。
本発明の一態様によれば、長さ16の幅18に対するアスペクト比は、或る表面上に落下させたときに、部品10が通常、面積の大きい面の1つで着地するようにされている。すなわち、平坦な表面上に落下させた部品10が、多くの場合、基板12をこの平坦な表面に対して平行にして、図2に示すようにほぼ水平に配向する。部品10の他の配置方法は、以下で説明する。
本明細書中に開示する態様のいずれにおいても、特有の逆反射光分布を実現するため、別の寸法の素子、プリズム、または光学的微細構造体を使用することができる。例えば、種々のプリズムの底辺に沿った長さを、1つの部品10内において異ならしめることができ、あるいは部品間で異ならしめることができる。また、プリズム14を、1992年12月15日にウォルター(Walter)に与えられた米国特許第5,171,624号に開示されているように光学軸に対して傾斜、すなわち傾けることができ、この米国特許における教示は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。特有の逆反射光分布を達成するため、同じ部品10または異なる部品10において、プリズム14を正または負の方向に種々の角度で傾けることができ、さらに種々の方向に向けることができる。
図3および4に示すように、特有な反射光分布をさらにもたらすため、部品10に色彩を加えることができる。図3に示した一態様では、プリズムの先端のいくつかまたは全てに、色彩コーティング26を加えることができる。他の態様においては、切子面の全体にわたって色彩コーティング26を形成することができる。図4に示すように、色彩コーティング26を、基板12とプリズム14の間に配置することもできる。同じ部品10または異なる部品10において、単色または複数色の組み合わせを使用することができる。他の態様においては、色彩コーティングに1つ以上の蛍光色を使用することができる。
図5〜10は、本発明の一態様を示しており、最初に部品10が基板28上に散布されている。基板28は、実質的に透明でありかつ熱で活性化する接着コーティング、あるいは実質的に透明であって圧力に感応する接着コーティングなどであり、実質的に透明な基板30すなわち上部フィルムへと塗布されている。任意に、保持フィルム32を上部フィルム30に沿わせて配置することができる。部品10の間隔を制御して、所望の被覆率を実現することができる。一態様においては、部品の傾きを大きくするため、部品10が重なり合ってもよい。
図6は、部品10を接着剤28へと部分的に埋め込んでなる一態様を示している。この態様においては、部品10の底面を接着剤28へと押し込んで接着剤内に埋め込まれた面のプリズム切子面14をウェットアウトするため、構造体を積層ローラ34,36間を通過させる。接着剤28を、積層ローラ34,36との接触に先立って、例えば放射熱で柔らかくすることができる。或る特定の態様においては、ローラ34が高温ローラであって、ローラ36が低温ローラである。圧縮空気を使用するなど、部品10を接着剤28へと部分的に埋め込む方法が他にもあることは、予想できるであろう。接着剤28は、光のいくらかの再誘導をさらに望むのでない限り、部品10を構成する材料と同じ屈折率を有することができる。
図7に示すとおり、部品10のプリズムが露出している方の面に、裏打ち層または裏打ちフィルム38を貼り付けることができる。一態様においては、裏打ち層38が、露出しているプリズムの先端に損傷を与えることがないよう、露出しているプリズム上に低い圧力で配置される。裏打ち層38、接着剤28、上部フィルム30、および/または保持フィルム32は、所望の外観の製品を実現するため、蛍光色を含む任意の色彩を含むことができる。一態様においては、裏打ち層38を乳白色の材料から形成することができる。他の態様においては、透過反射タイプの製品を形成するため、裏打ち層38を実質的に透明な材料から形成することができる。これら透過反射材は、一般的に、空港用や障害物標識用の背後照明付き標識のように、光が当該逆反射構造体を通るよう背面から放射される。
図8に示すように、プリズム14、接着剤28、上部フィルム30、および保持フィルム32の間で屈折率が実質的に同じである場合には、境界が存在せず、それら界面におけるフレネル反射および散乱損失は存在しない。空気ポケットが、参照番号40で示されている。部品10のウェットアウトしていない方の側が、空気と接している逆反射装置として機能するため、光線Rが当該構造体によって逆反射される。
図9は、逆反射構造体への裏打ち層38の接着の一態様を示している。この態様においては、セル状のフットプリントおよび狭いランドを備える密着型が使用され、裏打ち層38を加熱して点または領域42へと押し付けて、既存の接着剤28に接着させる。他の態様においては、裏打ち層38のいくらかが接着剤28を貫いて押され、上部フィルム30に接着する。さらに、裏打ち層38を構造体へと接着するため、高周波(RF)シール、超音波シール、および加熱積層を利用することもできる。ここで開示するいずれの態様においても、構造体を米国特許第6,039,909号および第6,143,244号に開示のように密着させ、あるいは処理することができ、これらの米国特許における教示は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。随意により、パターン状の接着剤を裏打ち層に塗布し、製品構成に積層することも可能である。
図10〜12は、本発明の別の態様を示しており、部品10が、液状の硬化可能コーティングまたは接着剤などの基板44へと落とされている。図11に示すように、部品10のうちコーティング44に接する方の面がウェットアウトしている。コーティングの表面張力によってプリズムの頂点がコーティングへと貫通できない場合には、部品10をコーティング44へと押し込むため、必要に応じていくらかの空気圧、機械的手法、あるいは他の手法を利用することができる。図示のとおり、実質的に透明な上部フィルム46を、コーティング44上に設けることができる。次いで、コーティング44を例えば熱や紫外線放射によって硬化させ、固体であるが柔軟な製品が作り出される。
プリズム材料とコーティング44の間で屈折率が実質的に同じである場合には、図12に示すように、境界が存在せず、それら界面におけるフレネル反射および散乱損失は存在しない。
図13および14は、部品10を基板44上に所望の位置またはパターンで配置する態様を示している。基板44は、熱で活性化される透明な接着剤を含むことができるが、上部フィルム46上に、底部に接着剤を有するセル47を生成するパターンで塗布される。部品10がセル47内へと落とされ、この部品を接着剤へと押し込むために裏打ち層51を積層することができる。
他の態様においては、ケミカル・アンド・エンジニアリング・ニューズ(Chemical & Engineering News)の13頁(2002年4月15日)のロン・ダガーニ(Ron Dagani)による記事「要自己組み立て(Self-Assembly Required)」に記載されているような技法を使用して部品10を基板上にパターンで配置することができ、この記事における教示は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。
ここに開示する態様のいずれにおいても、広い面積のシートを少なくとも片面に複数の微細構造体を備えて形成することができる。シートは、機械的に切断することができ、レーザで切断することができ、あるいは糸に成形することができる。一態様においては、糸が約0.3048マイクロメートル(0.012ミル)の幅である。糸は、約2.54マイクロメートル(0.1ミル)の長さに切断することができる。糸および部品は、正方形、長方形、ダイヤモンド状など、任意の幾何形状に形成することが可能である。
他の実施形態においては、透明インクで印刷された透かしなどの少なくとも1つのメッセージまたは模様を有する安全フィルムの正本を製造することができる。メッセージを見えるようにするため、透明インクがウェットアウトされる。この文書は、フィルムおよび印刷システムにアクセスしない限り、容易にコピーや複製を行なうことができない。
さらに、いずれの実施形態においても、部品が基材に埋没することがないよう、基材28,44の厚さをプリズムの奥行きと等しくなるよう最適化でき、片面のみをウェットアウトすることができる。
図15〜17は、本発明の別の実施形態を示している。或る特定の実施形態においては、基材または保持材48が、複数の部品10を支持している。基材48は、生地や衣類などを含むことができる。両面形式の部品10を形成するため、2枚のキューブコーナーシートの基面を、例えば透明なフィルムまたは基材12へと貼り付ける。このようにして、両方のシートからの切子面が、透明フィルムから離れるように伸びる。他の実施形態においては、基材12なしで形成されるよう、基面を互いに直接貼り付ける。このようにして、部品10へと両面構造体が形成される。
一実施形態においては、部品10が例えばランダムに基材48上に配置され、ほぼ平坦に位置する。充填層50が部品10を覆い、例えば部品間の領域52において部品10を基材48に接着している。充填層50は、例えば約30,000〜50,000センチポイズなど充分に高い粘度を有しており、部品10の下方へと流れることがなく、実質的に全ての部品10の下方に空気ポケット54がもたらされる。したがって、部品10の上部が充填層50によってウェットアウトされ、各部品10の上面に入射する光は通過する。実質的に均一なウェットアウトを確保するため、いくらかの圧力を使用することができる。空気ポケット54が、「背面が空気と接して」いる部品10をもたらし、部品10の上面を通過した光は、背面が空気と接している切子面によって逆反射される。空気と接している切子面から逆反射した光は、いくつかの用途において好ましい白色の外観を有している。
図18および19は、織布および不織布ならびに紙に引っかかることができる、鋭角状にカットされた棘を有する部品10を示している。
図20は、布地56へと押し込まれ、棘によって所定の位置に保持されている部品10を示している。図21に示すように、部品10の片面にコーティング58を設け、図示のとおりに光線Rを逆反射する衣服を作り出すことができる。この製品構成を、今や、縫製やリベットなどの固定具によって、接着剤によって、あるいは熱、高周波、超音波、またはその他の適切な密着手段によって、基材へと貼り付けることができる。布地からポリマー、金属、セラミックまで及ぶことができる多くの種類の基材を、用途に応じて使用することができる。この製品構成によってレインコートなどの衣類を製造することができ、露出しているプリズム先端を保護するための裏地を内側に設けてもよい。
2000年1月20日出願の米国特許出願第09/488,129号、および2000年1月27日公開の国際公開第00/43813号に開示されているような両面形式かつ開放面の部品、すなわち非キューブコーナーを、高温の用途において使用することができる。これら米国特許および国際公開における教示の全体は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。図22は、蛍光材料を含むことができる布地56の層に埋め込まれてなる部品10の一実施形態を示している。実質的に透明な上部コート58が、布地56上に設けられている。ここで開示する実施形態のいずれにおいても、光学的構造体上または光学的部品上に設けることができる外側コートまたは上部コートは、実質的に透明であって形成したままの状態で硬いピロリー(pillory)またはその他の適切な材料を含むことができる。布地56は、不透明および/または蛍光であり得る基材62に、接着剤64で取り付けることができる。不透明な蛍光の布地、接着剤、および基材材料を使用することによって、屋外用途に使用することができる長寿命の材料を生産することができる。部品10のランダムな配向によって、光輝の効果を生み出すことができ、この効果は、上部のプリズムが完全にはウェットアウトされていないときに大きくなる。
ここで開示するいずれの実施形態においても、部品10は、発光、色付き、回折など、多種多様な材料から製造することができる。興味深い外観および機能的効果を多数生み出すため、多種多様な薄片を一緒に混ぜることができる。
図23〜30は、部品10が両面に蛾の目構造体、散乱器、またはその他の光学的微細構造体を有している種々の実施形態を示している。
部品10は、ローラ34,36にて接着剤28へと部分的に埋め込むことができる。このようにして、部分的に埋め込まれ、片面が実質的にウェットアウトされた部品60がもたらされる。
結果として得られた構造体が、図24および25に示されている。接着剤28は、光のいくらかの再誘導をさらに望むのでない限り、蛾の目または散乱器の微細構造体を構成する材料と同じ屈折率を有することができる(図25に示す構造体がもたらされる)。或る特定の実施形態においては、表面の約90パーセントが蛾の目または散乱器の光学的微細構造体を有している。このようにして、表面は、蛾の目部品が用いられているときには反射防止的になり、散乱器部品が用いられているときには散乱的になる。
図26に示すように、部品10を液状のコーティングまたは接着剤28へと落下させ、部品10のコーティングと接触する方の面を、コーティングでウェットアウトするようにできる。コーティングの表面張力に妨げられて部品の片面をウェットアウトすることができない場合には、空気の圧力やその他の方法を利用して、部品をコーティングへと押し込むことができる。やはり、コーティング28の厚さは、部品がウェットアウトされない面を覆ってしまうに充分なほど深く埋没することがないような奥行きとすることができる。部品10のウェットアウトされた方の面が基材30に接触し、部品がコーティング28に埋没してしまわないようにする。コーティング28は、光のいくらかの再誘導をさらに望むのでない限り、蛾の目または散乱器の微細構造体を構成する材料と同じ屈折率を有することができる(図27に示す構造体がもたらされる)。或る特定の実施形態においては、表面の約90パーセントが蛾の目または散乱器の光学的微細構造体を有している。
他の実施形態では、部品10を液状のコーティング28中に落下または混合させることができ、部品の両面をコーティングでウェットアウトするようにできる。得られた構造体が、図28に示されている。屈折率がコーティングまたは接着剤と大きく異なる材料から作られた両面形式の表面浮き彫り散乱器部品の場合には、部品をコーティングまたは接着剤28に埋没させることができる。n=1.35であるシリコーン系接着剤とn=1.58である部品とによって達成される屈折率の相違が、バルクな表面浮き彫り散乱器として良好に機能する製品の一例である。
図29は、硬化したコーティング28でウェットアウトされた部品10を示している。すでに述べたように、部品10が両面がウェットアウトされるまでに充分埋没することがないよう、コーティング28を充分に薄くすることができる。部品10の長手軸がコーティング28の表面と平行でないことによって、防眩または散乱の機能が追加でもたらされる。他の実施形態においては、防眩または散乱の機能を強化するため、基材表面28を平坦でないようにすることができる。
図30に示すように、防眩または散乱の機能をさらにもたらすため、部品10は平坦でなくてもよい。
いくつかの用途においては、部品10を基材上に所望のパターンで重ね合わせる(register)すなわち配置することが望ましい場合がある。部品10は、円形、六角形、三角形、矩形を含む任意の幾何形状を有することができる。一実施形態においては、部品は、厚さが0.1016mm(0.004インチ)、長さが0.508mm(0.020インチ)、幅が0.508mm(0.020インチ)である。
或る特定の実施形態においては、穴あきフィルムがテンプレートとして使用される。フィルムは、厚さ約0.1016mm(0.004インチ)であることができ、部品の最大寸法よりもわずかに大きい穴を有することができる。一度に1個の部品だけが、空けられた穴へとはまり込むことができる。未硬化の透明なコーティング、または光学的品質の透明な接着剤が、ほぼ透明な基材の上に配置される。次いで、コーティングまたは接着剤の上にテンプレートが置かれる。続いて、部品10がテンプレートの穴内に、それぞれの穴に1つずつ置かれる。一実施形態においては、穴のそれぞれに1つの部品が位置するよう促すため、部品に振動が加えられる。部品が接着剤へと確実に押し込まれるよう、圧力を加えることができる。余分な部品は、再使用のために、例えば減圧によって取り除くことができる。必要であれば、部品をさらに接着剤へと押し込むことができる。次いで、穴あきテンプレートが取り除かれ、必要であればコーティングまたは接着剤を硬化させることができる。
図31を参照すると、一実施形態においては、穴あきテンプレートを、適切な寸法の穴を適切な穴間隔で有する回転スクリーン66の形態とすることができる。部品10がスクリーン66の穴へと流れ込みやすくなるよう、スクリーン66を振動させることができる。
穴のそれぞれに1つの部品10のみが位置することができ、透明なコーティングが施された透明なフィルム、あるいは透明な基材またはフィルム70上の透明な接着剤68へと接着される。基材70および接着剤68は、余分な部品10が底部へと落下するとともに、配置された部品10を例えばローラ72で所定の位置に押し込み、あるいは圧し付けることができるよう、スクリーン66に巻きついている。スクリーン66の外表面は、シリコーン離型剤やその他の適切な材料など、接着剤68が貼り付かない材料で被覆または形成することができる。回転スクリーン66は、オランダのナーデンにあるストルク・エン・フェー社(Stork NV)から入手することができる。
或る光学的構造体は、郵便番号49464、ミシガン州ジーランド、ノース・フェアビュー615番地のプラスコア社(Plascore, Inc.)によって製造された部品番号PCFR125-Wのハニカム構造を使用して製造されている。使用した特定のハニカム構造74は、約3.175mm(0.125インチ)の開口寸法を有し、奥行きが1インチである。この構造体は、図32に示すように、規則的に離間した開口76を有している。
ポリエチレン・テレフタレート(PET)であり得るフィルム78が、透明なアクリル樹脂または接着剤80からなる厚さ約0.0508mm(0.002インチ)のコーティングで被覆されている。ハニカム74を被覆された表面80上に配置し、ハニカム構造74をフィルム78へと押し進めると、コーティング80と置き換わる。両面形式の六角形の部品10を、ハニカム構造70の上方に散布する(図33)。部品10は、六角形である部品10の対角線を横切って測定したとき、0.0508mm(0.002インチ)の開口と等しいか、わずかに小さい。
この実施形態においては、部品10は、0.0508mm(0.006インチ)のPETフィルム12の両面に0.1524mm(0.006インチ)ピッチのキューブコーナープリズム14を、キューブコーナーの面をフィルムに貼り付けて有している。ハニカム構造74の開口76に対する部品10の寸法ゆえ、ただ1つの部品10のみが接着剤80上の平らな位置に固定される(図34の拡大図を参照)。一実施形態においては、コーティング80は実質的に透明または透き通っており、キューブコーナープリズム14と同じ屈折率を有して、部品10の下面のプリズムをウェットアウトして効果的に見えなくしている。確実に部品10の下面のプリズム14が完全に接着剤80中に貫入するよう、少量の空気圧を加えることができる。次いで、コーティング80を、フィルム78またはハニカム構造74のいずれかを介して硬化させる。
余分な部品10が例えば減圧によって取り除かれ、後の使用のために回収され、図35に示す構造が残される。出来上がった光学的構造体(図36)は、同じ寸法または異なる寸法のキューブコーナープリズムを有する部品10を備えることができる。或る寸法のプリズムを配置するとき、ハニカム穴76のいくつかを塞いでおくことができ、次いで、これらのハニカム穴を開いて、空のハニカム穴を部品10上の別の寸法のプリズムで満たすことができる。
この例ではキューブコーナープリズムを有する部品を使用したが、蛾の目構造、直線プリズム、小型レンズ、魚眼レンズの配列、およびその他の適切な光学的構造体を有する部品も同様に実装することができる。
他の実施形態においては、背面が空気と接している両面形式の部品を、それぞれが片面に光学的微細構造体を有している2枚のシートを一体に密着させ、密封されて包まれているセルを、背面が空気と接している個々の部品へと分割することによって製作することができる。ある特定の実施形態においては、図37に示すように、熱可塑性であってよくこの場合はキューブコーナープリズム14である光学的微細構造体を少なくとも片面に有することができるシート82を、選択された領域84またはパターン86(図38)で密着させる。他の実施形態においては、ただ1枚のシート82を、光学的構造体を形成すべく自分自身の上へと折り返すことができる。密着領域84は、容易に裂いたり破いたりできるよう設計されている。密着領域84のプリズム14を熱可塑性シート82内に押し込み、2枚のシート82を接着してプリズムを封入する。熱可塑性シート82は、封入された部品に所望の特性に応じ、軟質でもよくあるいは硬質でもよい。
得られた部品は、接着剤で被覆されたフィルムへと散布することができ、接着剤、ポリマー、塗料、コーティングなどに混ぜることができる。或る実施形態においては、ここで開示する任意の部品を、2002年8月8日に出願された米国特許仮出願第60/402,484号に開示のポリウレアに分散させることができ、この米国特許仮出願における教示は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。複数の寸法および傾きの光学的微細構造体、例えばキューブコーナープリズムを使用することができる。所望により、プリズムの少なくともいくつかを金属化することができる。所望により、異なる寸法の部品を使用することもできる。さらに、開放面の部品またはキューブコーナーでない部品を、ここに開示の部品を形成するために使用することができる。
両面形式の光学的構造体の他の実施形態が、図39に示されており、少なくとも片面に光学的微細構造体を有する2枚のシート88が背中合わせに合わせられ、突き出し部材90において例えば接着剤で一体にされている。図40に示すように、色付きまたは白色であり得る中間層92を、シート88の間に設けることができる。図41に示すように、突き出し部材90は、層92上において互いに重ねあっている必要はない。図41の光学的構造体を塗料などの液体中に混ぜた場合、この液体がキューブコーナープリズムなどの光学的微細構造体をウェットアウトしてしまい、領域93において逆反射にいくらかのロスが生じるかもしれない。
図42は、両面形式の光学的部品10の一実施形態を示しており、シート82が、色付きまたは白色であり得るシート92に光学的微細構造体が面するように位置している。領域95において、シートが一体に密封され、部品10を構成すべく断ち落とされている。
得られた構造体を、例えば粘性流体に混ぜることができるか、あるいは基材上に浮かべることができる個々の部品へと、切断または成形することができる。
図43は、両面形式の部品10のさらに別の実施形態を示している。少なくとも片面にキューブコーナープリズム14などの光学的微細構造体を有する2枚のシートまたは上部フィルム12が、密封部品を形成すべく材料を切断したとき、背中合わせのキューブコーナーの縁部の周囲で流路が封止されるよう構成されている。図44に示すように、フィルムを部品へと切断して、対向する2面において逆反射をする背面が空気に接している背中合わせの包囲されたキューブコーナー部分を形成したとき、上部フィルムの材料を背面が空気に接している背中合わせのキューブコーナー部分の周囲に流路があるようにしてもよい。領域94も、上部フィルムの材料で満たすことができる。
図45〜48は、本発明の別の実施形態を示している。図45に示すとおり、この実施形態は、基材96上に両面形式のキューブコーナー逆反射部品10を複数配置してなる。軽粘着接着剤98を、部品10を所定の位置に保持するために使用することができる。次いで、図46に示すように、充填層100が部品10を覆って形成される。図47において、基材96を剥がし、ほぼ全ての部品10の片面を露出する。例えばアルミニウムの金属層などの反射コーティング102が、部品10の露出された切子面上に形成される。他の実施形態においては、この反射コーティングが下面全体を覆っている。図48においては、接着剤の層104を、充填層上100に反射コーティング102に接して設けることができ、この構造体を例えば衣類など、基材に貼り付けることができる。
他の実施形態においては、キューブコーナープリズムなどの微細構造体108を備えた細長い逆反射糸または繊維106がもたらされる。筒すなわち外側層110が、プリズム108を包囲すなわち閉じ込めて保護し、特定の実施形態においては、切子面112が確実に空気に接するようにしている。外側層110は、衣服へと縫製可能なよう充分に柔軟でありつつ、縫製工程において破断することがないよう充分な引張り強度を有する材料から形成することができる。或る実施形態においては、外側層110を、ポリエステル、ナイロン、および/またはポリ塩化ビニル(PVC)、あるいは他の適切な材料から形成することができる。図49に示した或る特定の製造方法においては、微細構造体108が細い糸へとスリット鋳造または成型され、外側層110が微細構造体の周囲に押し出し成形され、例えば外側層が押し出しされるときに微細構造体が内側へと供給される。
図50および51は、逆反射糸106の別の実施形態を示しており、微細構造体108がスリット鋳造法などによって基材114上に設けられている。次いで、基材114が微細構造体108の周囲に巻き上げられて糸106の外側層となり、領域116でしっかりと閉じられる。糸106の断面形状は、任意の幾何形状であり得る。ある実施形態においては、糸106の断面がほぼ円形であって、約50〜510マイクロメートル(0.002〜0.020インチ)の間の範囲の外径を有している。図52および53は、光を少なくとも2つの方向に逆反射するよう構成された逆反射糸106の実施形態を示している。このように、外側層が1つの基材114から形成されている。
図54および55は、光を少なくとも3つの方向に逆反射するよう構成された糸106の実施形態を示している。他の実施形態においては、糸106が4つ以上の方向に光を逆反射するよう構成される。図56は、両端118をつまんで糸の内側を密封すなわち気密に閉じてある糸106の側面図である。
図57は、未成形の逆反射糸106の実施形態を示しており、1997年1月7日にバーナード(Bernard)に与えられた米国特許第5,592,330号に開示されているように、微細構造体108の少なくともいくつかに空気の球120が設けられている。この米国特許における教示の全体は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。基材114の外側表面115は、出来上がった糸106における光沢および眩輝を低減または排除するため、蛾の目構造体の表面および/または目地付きの表面を含むことができる。
図58は、基材114で微細構造体108を包囲すなわち巻くために使用する製造用工具122の一実施形態を示している。領域116において糸を封止するため、溝124に熱を加えることができる。図59は、糸106を形成するために使用される製造用工具122の他の実施形態を示している。継ぎ目126において加えられた熱が、内部に微細構造体108を包囲すべく基材の壁面を一体に貼り合わせる。
図60は、逆反射糸106を形成するために使用される製造システム128の一実施形態を示している。基材12が、基材12上に微細構造体108を鋳造するドラム130に向かって供給される。基材114および微細構造体108が、中空糸106を形成する工具122へと供給され、中空糸106がスプール132に巻き取られる。
他の実施形態においては、種々の形状および寸法の逆反射光学構造体を形成するために、同様の製造工程を使用することができる。一実施形態においては、約150〜460マイクロメートル(0.006〜0.018インチ)の間の範囲のピッチ、および約76〜230マイクロメートル(0.003〜0.009インチ)の間の範囲の高さを有するキューブコーナープリズムが基材114上に設けられ、次いで、工具122によって中空構造へと成形される。例えば、中空構造の断面形状は、円形、矩形、長円形、あるいは他の所望の形状を含むことができる。中空構造は、用途に応じてさまざまな寸法とすることができる。例えば、矩形の形状の中空構造は、道路わきの工事現場で利用可能な逆反射標識を構成するために使用することができる。或る特定の実施形態においては、基材114が約255〜1,016マイクロメートル(0.010〜0.040インチ)の間の範囲の厚さを有し、構造の断面が最大約15センチメートル(6.0インチ)の外径を有するほぼ円形形状である。他の実施形態においては、断面がほぼ矩形形状である光学的構造体が、最大約2.5cm(1インチ)の厚さおよび最大約31cm(1フィート)の幅を有している。これらの実施形態において、ただ1つの構造体114を使用して外側層を形成することができる。
図61〜63は、逆反射糸106の他の実施形態を示しており、基材114上に微細構造体108を形成する前に、基材114に孔が設けられており、すなわち開口134が形成されている。微細構造体108が基材114上に鋳造されるとき、樹脂が孔または開口134を満たして、微細構造体を形成する材料が基材を貫いて伸びる。この構成の利点の一つは、基材114を構成する材料が、かならずしも微細構造体108を構成する材料と同様に透明である必要はないという点にある。したがって、微細構造体の材料と同様には透明でない高温熱可塑性基材材料を、基材114を形成するために使用することができる。他の実施形態においては、基材114および/または微細構造体108を、色付きおよび/または蛍光の材料から形成することができる。例えば、糸106を、日中の色(daytime color)を有し、かつ異なる色を逆反射するように構成することができる。
さらなる実施形態においては、糸106または光学的構造体が、光の分布の均一性を高めるため、光の散乱または再誘導の特性を有することができる。例えば、基材114が目地付きの表面を有することができる。他の実施形態においては、微細構造体108が、2000年3月14日にニルセン(Nilsen)らに与えられた米国特許第6,036,322号に開示されているような多配向キューブコーナーシートを含むことができる。さらなる実施形態においては、微細構造体108が、1996年10月15日にニルセンに与えられた米国特許第5,565,151号に開示されているように、少なくともいくつかの切子面に1つ以上の窓を有するキューブコーナープリズムを含むことができる。別の実施形態においては、微細構造体108が、1998年11月24日にシャスタ(Shusta)らに与えられた米国特許第5,840,405号に開示されているような光輝キューブコーナー逆反射シートを含むことができる。いずれの実施形態においても、微細構造体108は、金属層などの反射層が切子面に形成されてなるキューブコーナープリズムを含むことができる。微細構造体108は、1980年5月13日にバーク(Burke)らに与えられた米国特許第4,202,600号に開示されているようなサイコロ状逆反射シートを含むことができる。これらの各特許における教示の全体は、ここでの言及によって本明細書に組み込まれたものとする。
本出願の糸106は、ジャケット、セーター、ズボン、ベスト、および耐火コートなど、織成による逆反射衣類の製造に使用することができる。他の実施形態においては、糸106を、巻き取り式標識(RUS)、誘導ポール、および三角コーンの襟巻きなど、弾性基材材料の内部に入れることができる。
いずれの実施形態においても、部品10または基材を形成するための材料など、あらゆる材料は、蛍光の染料または顔料を含むことができる。このようにして、本明細書に開示の方法によって大面積の光学的構造体を作り出すことができる。いずれの実施形態の微細構造体も、キューブコーナープリズム、蛾の目構造体、直線プリズム、小型レンズ、魚眼レンズの配列、あるいは他の適切な微細構造体を含むことができる。
本発明を、本発明の種々の実施形態を参照して詳しく示し説明したが、当業者であれば、添付の特許請求の範囲によって包含される本発明の技術的範囲を離れることなく形態および詳細においてさまざまな変更が可能であることを、理解できるであろう。
本発明の態様として、以下のものが挙げられる。
[1]基板;および
複数の両面形式の光学部品
を含有してなり、各部品の両面は光学的微細構造を有し、部品は基板に沿って配置されており、少なくともいくつかの部品の片面の少なくとも一部が空気と接しており、該少なくともいくつかの部品の他面が材料によって実質的にウェットアウトしている光学的構造体。
[2]微細構造が蛾の目構造を含んでなる[1]記載の光学的構造体。
[3]微細構造が散乱器光学的微細構造を含んでなる[1]記載の光学的構造体。
[4]微細構造が直線プリズムを含んでなる[1]記載の光学的構造体。
[5]微細構造が小型レンズを含んでなる[1]記載の光学的構造体。
[6]微細構造がレンズアレイを含んでなる[1]記載の光学的構造体。
[7]微細構造がキューブコーナープリズムを含んでなる[1]記載の光学的構造体。
[8]微細構造が第1の基板であり、キューブコーナープリズムが複数の第2の基板に沿って配置されている[7]記載の光学的構造体。
[9]キューブコーナープリズムの少なくともいくつかが第2の基板の少なくとも1つに沿って間隔が設けられている[8]記載の光学的構造体。
[10]キューブコーナープリズムおよび第2の基板が、ホログラフ材料、ルミネセンス材料、有色材料、および/または回折材料から形成される[8]記載の光学的構造体。
[11]キューブコーナープリズムおよび第2の基板が実質的に光学的に透明である材料から形成されている[8]記載の光学的構造体。
[12]キューブコーナープリズムが異なるサイズのキューブコーナープリズムを含んでなる[7]記載の光学的構造体。
[13]キューブコーナープリズムの少なくともいくつかがキューブコーナープリズムの光学的軸に関して傾いている[7]記載の光学的構造体。
[14]キューブコーナープリズムが少なくとも2つの異なる傾き角を含む[13]記載の光学的構造体。
[15]一方の第2の基板のキューブコーナープリズムが他方の第2の基板のキューブコーナープリズムに重なり、第1の基板に関して少なくともいくつかの部品が傾いている[8]記載の光学的構造体。
[16]有色逆反射光を提供するためにキューブコーナープリズムの少なくともいくつかの少なくとも一部に形成された色彩パターンをさらに含んでなる[8]記載の光学的構造体。
[17]色彩パターンが少なくとも2つの色彩を含む[16]記載の光学的構造体。
[18]色彩パターンが少なくとも1つの標準色を含む[16]記載の光学的構造体。
[19]色彩パターンが少なくとも1つの蛍光色を含む[16]記載の光学的構造体。
[20]有色逆反射光を提供するためにキューブコーナープリズムと第2の基板との間に形成された色彩パターンをさらに含んでなる[8]記載の光学的構造体。
[21]基板が、実質的に透明な加熱活性化接着剤または実質的に透明な接着剤からなる群から選ばれる少なくとも1つの接着剤を含んでなる[1]記載の光学的構造体。
[22]前記接着剤が実質的に透明な色彩を含む[21]記載の光学的構造体。
[23]実質的に透明な色彩が蛍光色を含む[21]記載の光学的構造体。
[24]前記接着剤が実質的に透明な上部フィルムに沿って配置されている[21]記載の光学的構造体。
[25]実質的に透明な上部フィルムに沿って配置された保持フィルムをさらに含有してなる[24]記載の光学的構造体。
[26]少なくともいくつかの両面形式の光学的部品が、少なくともいくつかの該部品の実質的にウェットアウトした一方の面に対する接着剤内に埋め込まれており、該少なくともいくつかの部品の他方の面が空気に触れている[21]記載の光学的構造体。
[27]少なくともいくつかの部品の背面が空気と接している面上に配置された裏打ち層をさらに備える、[26]記載の光学的構造体。
[28]裏打ち層が色付き裏打ち層を含む、[27]記載の光学的構造体。
[29]色付き裏打ち層が蛍光色を含む、[28]記載の光学的構造体。
[30]裏打ち層が、透過反射材を形成するために実質的に透明である、[27]記載の光学的構造体。
[31]裏打ち層が、選択された位置で接着剤に接着されている、[27]記載の光学的構造体。
[32]接着剤に沿って配置された実質的に透明な上部フィルムをさらに備えており、裏打ち層が、選択された位置で該実質的に透明な上部フィルムに接着されている、[31]記載の光学的構造体。
[33]裏打ち層が、ヒートシール技術、高周波数シール技術、超音波シール技術またはホットラミネーション技術によって接着剤に接着されている、[32]記載の光学的構造体。
[34]接着剤が、複数の両面部品を形成する材料と同じ屈折率を有する、[21]記載の光学的構造体。
[35]基材が、液状の硬化性コーティングを含む、[1]記載の光学的構造体。
[36]基材が、基材に沿って配置された複数の両面光学部品の少なくともいくつかが、液状の硬化性コーティング内に部分的に埋め込まれており、該少なくともいくつかの部品の片面が実質的にウェットアウトされており、該少なくともいくつかの部品の他面が空気と接している、[35]記載の光学的構造体。
[37]圧力を用いて部品がコーティング内に部分的に埋め込まれている、[36]記載の光学的構造体。
[38]液状の硬化性コーティングが加熱または放射線により硬化されている、[36]記載の光学的構造体。
[39]液状の硬化性コーティングに沿って配置された実質的に透明な上部フィルムをさらに備える、[35]記載の光学的構造体。
[40]液状の硬化性コーティングが、複数の両面光学部品を形成する材料と同じ屈折率を有する、[35]記載の光学的構造体。
[41]複数の両面形式の部品が基材上に配置され、光学的構造体が、該部品を覆う充填層をさらに備え、基材と部品との間に空気ポケットが形成されている、[1]記載の光学的構造体。
[42]充填層が部品を基材に接着させている、[41]記載の光学的構造体。
[43]充填層が、部品間で基材に直接接着している、[42]記載の光学的構造体。
[44]充填層が、部品の下方へと流れることがないように充分に高い粘度を有する、[41]記載の光学的構造体。
[45]充填層が、約30,000〜50,000センチポイズの粘度を有する、[44]記載の光学的構造体。
[46]部品が、充填層上に入射する光を逆反射する、[41]記載の光学的構造体。
[47]基材が布地を含む、[41]記載の光学的構造体。
[48]基材が透明でない、[41]記載の光学的構造体。
[49]実質的にすべての部品が棘を含む、[1]記載の光学的構造体。
[50]基材が布地を含み、部品が布地内に配置され、かつ棘によって所定の位置に保持されている、[49]記載の光学的構造体。
[51]布地の第1の面上に配置され、かつ少なくともいくつかの部品の第1の面をウェットアウトしているコーティングをさらに備える、[50]記載の光学的構造体。
[52]基材が布地を含み、部品が布地内に配置され、光学的構造体が、布地の第1の面上に配置され、かつ少なくともいくつかの部品の第1の面をウェットアウトしているコーティングをさらに備える、[1]記載の光学的構造体。
[53]複数の両面形式の光学部品を基材に沿って配置する工程を含む、少なくとも片面上に微細構造表面を有する光学的構造体の形成方法であって、各部品は各面に光学的微細構造体を有し、少なくともいくつかの部品の片面の少なくとも一部が空気と接しており、該少なくともいくつかの部品の他面が材料によって実質的にウェットアウトしている、方法。
[54]材料が基材を含む[53]記載の方法。
[55]複数の両面形式の逆反射部品を含有する光学的構造体であって、該部品は実質的に透明な接着剤内に部分的に埋め込まれて少なくともいくつかの該部品の第1の面が実質的にウェットアウトされており、該少なくともいくつかの部品の第2の面が空気と接している、光学的構造体。
[56]接着剤に沿って配置された実質的に透明な上部フィルムをさらに含有してなる[55]記載の光学的構造体。
[57]複数の両面形式の逆反射部品を含有する光学的構造体であって、該部品は実質的に透明なコーティング内に部分的に埋め込まれて少なくともいくつかの該部品の第1の面が実質的にウェットアウトされており、該少なくともいくつかの部品の第2の面が空気と接している、光学的構造体。
[58]コーティングが、液状の硬化性コーティングである、[57]記載の光学的構造体。
[59]コーティングが加熱または紫外線照射により硬化されている、[58]記載の光学的構造体。
[60]基材;
基材上に配置された複数の両面形式の逆反射部品;および
該部品を覆う充填層、ここで、基材と少なくともいくつかの部品の底面との間に空気ポケットが形成されている
を含有してなる光学的構造体。
[61]充填層が両面形式の逆反射部品を基材に接着させている、[60]記載の光学的構造体。
[62]両面形式のプリズム部品が、充填層上に入射する光を逆反射する、[60]記載の光学的構造体。
[63]布地内に配置された複数の両面形式の光学部品;および
該布地の第1の面上に配置され、実質的にすべての部品の第1の面を実質的にウェットアウトしているコーティング(該実質的にすべての部品の第2の面は空気と接している)
を含有してなる光学的構造体。
[64]部品が、該部品を布地に固定するための棘を含む、[63]記載の光学的構造体。
[65]基材を提供する工程;および
複数の両面形式の光学部品を基材に沿って配置する工程、ここで、実質的にすべての部品の少なくとも片面が空気と接しており、該実質的にすべての部品の他面が実質的にウェットアウトされている、
光学的構造体の形成方法。
[66]部品がキューブコーナープリズムを含む[65]記載の方法。
[67]基材が第1の基材であり、キューブコーナープリズムを複数の第2の基材に沿って配置する[66]記載の方法。
[68]基材が、加熱活性化接着剤または感圧接着剤からなる群から選ばれる実質的に透明な接着剤を含んでなり、両面形式の部品が、前記接着剤内に部分的に埋め込まれて、実質的にすべての部品の他面がウェットアウトされている、[65]記載の方法。
[69]部品が、空気と接している面上に配置された裏打ち層をさらに含有する、[68]記載の方法。
[70]裏打ち層が、透過反射材を形成するために実質的に透明である、[69]記載の方法。
[71]基材が、液状の硬化性コーティングを含む、[65]記載の方法。
[72]基材に沿って配置された複数の両面形式の部品が、液状の硬化性コーティング内に部分的に埋め込まれて実質的にすべての部品の他面がウェットアウトされている、[71]記載の方法。
[73]圧力を用いて部品をコーティング内に部分的に埋め込む、[72]記載の方法。
[74]液状の硬化性コーティングに沿って配置された実質的に透明な上部フィルムをさらに含有する、[71]記載の方法。
[75]複数の両面形式の逆反射部品が基材上に配置され、逆反射構造体が、該部品を覆う充填層をさらに備え、基材と実質的にすべての部品の少なくとも片面との間に空気ポケットが形成されている、[65]記載の方法。
[76]充填層が部品を基材に接着させている、[75]記載の方法。
[77]充填層が、部品間で基材に直接接着している、[76]記載の方法。
[78]充填層が、部品の下方へと流れることがないように充分に高い粘度を有する、[75]記載の方法。
[79]部品が、充填層上に入射する光を逆反射する、[75]記載の方法。
[80]実質的にすべての部品が棘を含む、[65]記載の方法。
[81]基材が布地を含み、部品が布地内に配置され、かつ棘によって所定の位置に保持されている、[80]記載の方法。
[82]布地の第1の面上に配置されて実質的にすべての部品の他面をウェットアウトしているコーティングをさらに含有する、[81]記載の方法。
[83]基材が布地を含み、部品が布地内に配置され、逆反射構造体が、布地の第1の面上に配置されて実質的にすべての部品の他面をウェットアウトしているコーティングをさらに含有する、[65]記載の方法。
[84]基材を提供する工程;
複数の両面形式の逆反射キューブコーナープリズム部品を基材上に配置する工程;および
該部品を充填層で覆う工程、ここで、基材と実質的にすべての部品の底面との間に空気ポケットが形成されている
を含む、逆反射構造体の形成方法。
[85]充填層によって両面形式の逆反射キューブコーナープリズム部品を基材に接着させる工程をさらに含む、[84]記載の方法。
[86]充填層;および
充填層内に配置された複数の両面形式の逆反射キューブコーナープリズム部品、ここで、該部品の片面が、その上面に逆反射コーティングを有する
を含有してなる逆反射構造体。
[87]充填層上に配置された接着剤層をさらに含有する、[86]記載の逆反射構造体。
[88]両面形式のキューブコーナープリズム部品が、充填層上に入射する光を逆反射する、[86]記載の逆反射構造体。
[89]光が、反射層で反射されるまで両面形式のキューブコーナープリズム部品を通過する、[86]記載の逆反射構造体。
[90]充填層を提供する工程;
複数の両面形式の逆反射キューブコーナープリズム部品を充填層内に提供する工程;および
実質的にすべての部品の片面上に反射コーティングを形成する工程
を含む、逆反射構造体の形成方法。
[91]充填層上に、該充填層の反射コーティングに隣接する面に接着剤層を形成する工程をさらに含む、[90]記載の方法。
[92]充填層上に入射する光を逆反射させる工程をさらに含む、[90]記載の方法。
[93]基材を提供する工程;
複数の両面形式のキューブコーナープリズム部品を基材上に無作為に配置する工程;
該プリズム部品上に充填層を形成する工程;
基材を取り除いて、実質的にすべての該プリズム部品の少なくとも片面を露出させる工程;および
実質的にすべての該プリズム部品の露出面上に反射コーティングを形成する工程
を含む、逆反射構造体の形成方法。
[94]充填層および逆反射コーティングに接着層を形成することをさらに含む[93]記載の方法。
[95]複数の両面形式の光学的部品を接着剤に埋め込み、少なくともいくつかの部品の片面の少なくとも一部が材料でウェットアウトされ、少なくともいくつかの部品の他面が空気に接するようにする工程;および
接着剤を硬化させる工程
を含む、光学的構造体の形成方法。
[96]第1面および第2面を有する基材を含有してなり、光学的微細構造体が第1の面および第2の面に配置されている、大面積の光学的シーティングを製造するために使用される光学的部品。
[97]光学的微細構造体がキューブコーナープリズムを含む[96]記載の光学的部品。
[98]第1の面または第2の面上の光学的微細構造体が材料により実質的にウェットアウトされており、大面積光学的シーティングが形成されている[96]記載の光学的部品。
[99]第1の基材および第2の基材を含有してなり、各基材が表面に配置された複数の微細構造体を有し、第1の基材が第2の基材と相対的に配置され、第1の基材の微細構造体が第2の基材の微細構造体に面し、その間に少なくともいくらかの空間を伴って配置された、光学的構造体。
[100]第1および第2の基材が該基材から伸び、かつ互いを接着する伸長部材を含む[99]記載の光学的構造体。
[101]第1と第2の基材との間に配置される層をさらに含有してなる[99]記載の光学的構造体。
[102]層が少なくとも第1の基材または第2の基材に付着されている[101]記載の光学的構造体。
[103]第1と第2の基材との間に配置された層および層の少なくとも一部に接着した伸長部材をさらに含有してなる[100]記載の光学的構造体。
[104]微細構造体が熱可塑性または熱硬化性ポリマーを含む[99]記載の光学的構造体。
[105]第1の基材が、光学的構造体の周縁部周囲で第2の基材に付着している[99]記載の光学的構造体。
[106]第1の基材が、第1の基材の複数の微細構造体を第2の基材に由来する複数の微細構造体に接着することにより第2の基材に付着されている[99]記載の光学的構造体。
[107]光学的構造体が、材料に光学的構造体を付着させるための少なくとも1つのかかりを含む[99]記載の光学的構造体。
[108]コーティングまたは接着剤に混合するのに適切な複数の光学的構造体をさらに含有してなる[99]記載の光学的構造体。
[109]複数の光学的構造体が、コーティングまたは接着剤の融解温度よりも高い融解温度の材料から形成される[99]記載の光学的構造体。
[110]単一の基材から形成される外層内に封入された複数の逆反射微細構造体を含有してなる逆反射構造体。
[111]構造体が少なくとも2つの方向に光を逆反射する[110]記載の逆反射構造体。
[112]外層が微細構造体のために空気に接する環境を提供する[110]記載の逆反射構造体。
[113]微細構造体がキューブコーナープリズムを含む[110]記載の逆反射構造体。
[114]外層が微細構造体の周囲に押し出し成形された中空チューブを含む[110]記載の逆反射構造体。
[115]外層が中空チューブに形成された後、微細構造体が外層の内部表面に形成される[110]記載の逆反射構造体。
[116]外層が、実質的に円形、正方形、長方形および/または矩形形状の断面図である[110]記載の逆反射構造体。
[117]構造体が第1の末端および第2の末端でつままれている[110]記載の逆反射構造体。
[118]少なくともいくつかの微細構造体がそこに空気球を有する[110]記載の逆反射構造体。
[119]微細構造体を形成する同じ材料が、構造体の外層から外部表面まで伸長する[110]記載の逆反射構造体。
[120]外層が目地付きの表面を含む[110]記載の逆反射構造体。
[121]外層が蛾の目構造表面を含む[110]記載の逆反射構造体。
[122]外層および/または微細構造が色付きである[110]記載の逆反射構造体。
[123]構造体が糸を含む[110]記載の逆反射構造体。
[124]単一の基材から形成される外層内に封入された複数のキューブコーナープリズムを含有してなる逆反射光学的構造体。
[125]構造体が衣服に縫い付けるのに十分に耐久性がある[124]記載の逆反射光学的構造体。
[126]キューブコーナープリズムを形成する材料が外層から外層の外部表面まで伸長している[124]記載の逆反射光学的構造体。
[127]単一の基材から形成される外層内に複数の微細構造体を封入する工程を含む逆反射光学的構造体の形成方法。
[128]微細構造体を外層の内部表面上に形成し、外層を中空チューブに形成する[127]記載の方法。
[129]外層が微細構造体の周囲に押し出し成形される[127]記載の方法。
[130]微細構造体が2つ以上の方向に光を逆反射するように外層上に構成される[127]記載の方法。
[131]構造体を衣服に縫い付ける工程をさらに含む[127]記載の方法。
[132]構造体が外層に孔を形成し、その後、微細構造体が外層上に成型されることにより形成され、微細構造体を形成する材料が孔を充填し、構造体の外部表面まで伸長している、[128]記載の方法。
[133]外層上に目地をつける工程、色をつける工程、および/または蛾の目構造表面を提供する工程をさらに含む[127]記載の方法。

Claims (11)

  1. 単一の基材から形成される外層内に封入された複数の逆反射微細構造体を含有してなる逆反射構造体であって、該単一の基材は該逆反射構造体の長手軸に沿って密封された第1の面および第2の面を含む、逆反射構造体。
  2. 微細構造体がキューブコーナープリズムを含む請求項1記載の逆反射構造体。
  3. 外層内に封入された複数の逆反射微細構造体を含有してなる逆反射構造体であって、該外層は微細構造体の周囲に形成された中空チューブを含む、逆反射構造体。
  4. 外層が中空チューブに形成された後、微細構造体が外層の内部表面に形成される請求項1記載の逆反射構造体。
  5. 外層が、実質的に円形、正方形、長方形および/または矩形形状の断面図である請求項1記載の逆反射構造体。
  6. 構造体が糸を含む請求項1記載の逆反射構造体。
  7. 単一の基材から形成される外層内に複数の微細構造体を封入する工程を含む逆反射光学的構造体の形成方法であって、該単一の基材は該逆反射構造体の長手軸に沿って密封された第1の面および第2の面を含む、方法。
  8. 微細構造体を外層の内部表面上に形成し、外層を中空チューブに形成する請求項7記載の方法。
  9. 外層が複数の微細構造体の周囲に押し出し成形される工程を含む逆反射構造体の形成方法。
  10. 微細構造体が2つ以上の方向に光を逆反射するように外層上に構成される請求項7記載の方法。
  11. 外層上に目地をつける工程、色をつける工程、および/または蛾の目構造表面を提供する工程をさらに含む請求項7記載の方法。
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