JP2009236176A - 駆動力伝達装置 - Google Patents

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直之 小久保
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Abstract

【課題】車輪速差の発生初期におけるトラクション性能の向上を図るとともに車両の走行安定性の向上を図ることができる駆動力伝達装置を提供する。
【解決手段】駆動力伝達装置6は、メインカム39の軸方向反対側から前記メインクラッチ34を軸方向に押圧するピストン62と、カム機構36により発生する押圧力の増加に基づいてピストン62がメインクラッチ34へ付与する押圧力を減少させる連動部材64とを備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、駆動力伝達装置に関するものである。
従来、円筒状の第1回転部材と、該第1回転部材内に回転自在に同軸配置された軸状の第2回転部材とを備え、これら第1回転部材と第2回転部材との間に設けられたクラッチ機構により第1回転部材及び第2回転部材をトルク伝達可能に連結可能とした駆動力伝達装置がある。このような駆動力伝達装置は、4輪駆動車における駆動伝達系の途中に設けられ、主駆動輪(主に前輪)と補助駆動輪(主に後輪)との間の駆動力配分特性を変更するようになっている。
例えば特許文献1には、クラッチ機構(メインクラッチ)の軸方向に並置されるパイロットクラッチと、メインクラッチとパイロットクラッチの間に設けられ該パイロットクラッチの作動によりメインクラッチを軸方向に押圧するカム機構とから構成された押圧力発生手段を備えた駆動力伝達装置が開示されている。カム機構は、同一回転軸上で互いに相対回転可能な第1カム部材及び第2カム部材と、これらの各対向面にそれぞれ形成されたカム溝に挟持されるカムフォロアとを備えている。そして、カム機構は、パイロットクラッチを介して伝達される第1回転部材と第2回転部材との回転差に基づくトルクによって第1カム部材と第2カム部材とが相対回転することでカムフォロアがカム溝を転動し、第1カム部材と第2カム部材とが離間して第1カム部材がメインクラッチを押圧するように構成されている。
特開2002−61677号公報
ところで、上記特許文献1では、第1回転部材と第2回転部材との間に相対回転が生じないと、即ち前輪と後輪との間に車輪速差が生じないとクラッチ機構が摩擦係合せずトルクが伝達されない。そのため、例えば車両の発進時にスリップが発生する場合等のように車輪速差の発生初期では、補助駆動輪に十分なトルクが配分されず、スリップが大きくなってトラクション性能が低下する虞があった。なお、このような問題は、カム機構によってメインクラッチを押圧する場合に限らず、第1回転部材と第2回転部材との回転差に基づいて発生する軸方向の押圧力によってクラッチ機構を押圧する構成を備えた駆動力伝達装置において同様に発生する。
そこで、第1回転部材と第2回転部材との回転差に基づいて発生する軸方向の押圧力が作用しないときにおいてもクラッチ機構を押圧する、即ちプレトルクをクラッチ機構に付与することで、補助駆動輪にトルクを常時伝達し、発進時のような車輪速差の発生初期などにおけるトラクション性能を向上させることが考えられる。しかしながら、補助駆動輪にトルクを常時伝達するようにすると、例えば車両の旋回半径が小さい場合に前後輪間の回転差を吸収できず、前後輪にブレーキがかかったような所謂タイトコーナブレーキング現象が発生する等、車両の走行安定性が低下してしまう虞がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、車輪速差の発生初期におけるトラクション性能の向上を図るとともに車両の走行安定性の向上を図ることができる駆動力伝達装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、円筒状の第1回転部材と、前記第1回転部材内に回転自在に同軸配置された軸状の第2回転部材と、前記第1回転部材と一体回転するアウタクラッチプレート及び前記第2回転部材と一体回転するインナクラッチプレートが交互に配置されたクラッチ機構と、軸方向の押圧力を発生させる押圧力発生手段と、前記押圧力発生手段によって発生された押圧力に応じて軸方向移動し前記クラッチ機構を押圧する第1の押圧部材とを備え、前記第1回転部材と前記第2回転部材との間のトルク伝達容量を変更可能に構成された駆動力伝達装置において、前記第1の押圧部材の軸方向反対側から前記クラッチ機構を軸方向に押圧する第2の押圧部材と、前記押圧力発生手段にて発生する押圧力の増加に基づいて前記第2の押圧部材が前記クラッチ機構へ付与する押圧力を減少させる減少手段とを備えたことを要旨とする。
上記構成によれば、押圧力発生手段の非作動時においても、クラッチ機構は第2の押圧部材によって押圧されることで摩擦係合し、所定のトルクを補助駆動輪に伝達可能になるため、例えば車両の発進時にスリップが発生する場合等のように車輪速差の発生初期においても、補助駆動輪に所定のトルクが配分され、スリップが大きくなることを防止してトラクション性能の向上を図ることができる。また、減少手段により、押圧力発生手段にて発生する押圧力の増加に基づいて第2の押圧部材がクラッチ機構へ付与する押圧力を減少させることでクラッチ機構の摩擦係合力を減少させて、例えば車両の旋回半径が小さい場合にタイトコーナブレーキング現象の発生を防止し、車両の走行安定性の向上を図ることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の駆動力伝達装置において、前記インナクラッチプレートには、該インナクラッチプレートにおける前記アウタクラッチプレートと摺動する摺動部の内周側に貫通孔が形成され、前記減少手段は、前記貫通孔に挿通され、前記第1の押圧部材及び前記第2の押圧部材の何れか一方の軸方向移動により、前記第1の押圧部材及び前記第2の押圧部材の何れか他方を連動して移動させる連動部材であることを要旨とする。上記構成によれば、連動部材により第1の押圧部材と第2の押圧部材とが連動して移動するため、第1の押圧部材がクラッチ機構側に軸方向移動することで第2の押圧部材がクラッチ機構に付与する押圧力を減少させることができる。また、連動部材がインナクラッチプレートに形成された貫通孔に挿通されるため、装置の大型化を防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の駆動力伝達装置において、前記第1回転部材は有底筒状に形成され、前記第1回転部材の底部の外周縁には、前記第1の押圧部材に押圧された前記クラッチ機構が当接する当接部が軸方向に延出形成され、前記第2の押圧部材は、前記当接部の内周側に配置され、該第2の押圧部材と前記底部との間に設けられた弾性部材により前記クラッチ機構側に付勢されることを要旨とする。上記構成によれば、第1の押圧部材に押圧されたクラッチ機構が当接する当接部の内周側に第2の押圧部材が配置されるため、装置の大型化を防止できる。また、第2の押圧部材は、底部との間に設けられた弾性部材により押圧されるため、簡単な構成で第2の押圧部材を押圧することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の駆動力伝達装置において、前記押圧力発生手段の非作動時において、前記第1の押圧部材と前記クラッチ機構との間には、第1の隙間が形成され、前記当接部と前記クラッチ機構との間には、前記第1の隙間以下の第2の隙間が形成され、前記第2の押圧部材と前記底部との間には、前記第1の隙間以上の第3の隙間が形成され、前記弾性部材は、前記第1の隙間以上に弾性変形可能に構成された要旨とする。上記構成によれば、第1の押圧部材の軸方向移動により、第2の押圧部材を第2の隙間以上にクラッチ機構の軸方向反対側に移動させる、即ち第2の押圧部材がクラッチ機構に付与する押圧力を0にすることができるため、確実にタイトコーナブレーキング現象の発生を防止できる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のうちの何れか一項に記載の駆動力伝達装置において、前記連動部材は、剛性体からなることを要旨とする。上記構成によれば、連動部材が剛性体からなるため、第1の押圧部材又は第2の押圧部材に押圧されても変形せず、第1の押圧部材と第2の押圧部材とが軸方向の相対距離を変えずに軸方向移動する。そのため、第1の押圧部材の軸方向移動に応じて第2の押圧部材がクラッチ機構へ付与する押圧力を効率よく減少させることができる。従って、第2の押圧部材がクラッチ機構に付与する押圧力を、例えば連動部材を弾性材料により構成した場合に比べ、減少させるために第1の押圧部材が軸方向に移動する距離を短くすることが可能になり、装置の軸方向の大型化を防止できる。
本発明によれば、車輪速差の発生初期におけるトラクション性能の向上を図るとともに車両の走行安定性の向上を図ることが可能な駆動力伝達装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両1は、前輪駆動車をベースとする4輪駆動車であり、車両1の前部(図1において左側)にはエンジン2が搭載され、そのエンジン2に組み付けられたトランスアクスル3には、一対のフロントアクスル4が連結されている。また、トランスアクスル3には、上記各フロントアクスル4とともにプロペラシャフト5が連結されており、該プロペラシャフト5は、駆動力伝達装置6を介してピニオンシャフト(ドライブピニオンシャフト)7と連結可能にされている。そして、ピニオンシャフト7は、リヤディファレンシャルギア8を介して一対のリヤアクスル9と連結されている。従って、エンジン2のトルクは、トランスアクスル3からフロントアクスル4を介して前輪10fに伝達されるとともに、トランスアクスル3からプロペラシャフト5、駆動力伝達装置6、ピニオンシャフト7、リヤディファレンシャルギア8及び各リヤアクスル9を介して後輪10rに伝達されるようになっている。また、駆動力伝達装置6には、ECU11が接続されている。ECU11は、車両の走行状態に応じ駆動力伝達装置6に駆動電流を供給し、この電流供給を通じて駆動力伝達装置6の作動を制御することにより、後輪10rに伝達可能なトルク容量、即ちトルク伝達容量を制御するようになっている。なお、駆動力伝達装置6は、リヤディファレンシャルギア8とともに、ディファレンシャルキャリヤ12内に収容されている。
図2に示すように、駆動力伝達装置6は、ディファレンシャルキャリヤ12のカップリングケース21内に回転自在に収容された有底筒状のフロントハウジング22と、同フロントハウジング22の筒内に回転自在に同軸配置された軸状のインナシャフト23とを備えている。
第1回転部材としてのフロントハウジング22は、その底部24(同図中、左側)がカップリングケース21外部に露出された状態で、ボール軸受25により回転自在に支承されるとともに、その開口端26には、環状のリヤハウジング27が嵌着されている。また、第2回転部材としてのインナシャフト23は、リヤハウジング27の内周に設けられたニードル軸受28及びフロントハウジング22の筒内に設けられたボール軸受29により回転自在に支承されている。そして、フロントハウジング22の筒内は、同フロントハウジング22とリヤハウジング27との嵌合部、及びリヤハウジング27の内周とインナシャフト23の外周との間に設けられたシール部材30,31により封止され、その筒内には潤滑油が収容されている。
なお、フロントハウジング22の底部24は、プロペラシャフト5に設けられたフランジ部(図示略)と、ボルト32によって連結される。これにより、フロントハウジング22は、駆動源であるエンジン2の発生するトルクの入力により回転する。また、インナシャフト23における上記ニードル軸受28に支承された側の軸端(同図中、右側)の内周には、ピニオンシャフト7との連結部(スプライン嵌合部)33が形成されている。従って、駆動力伝達装置6は車両1に搭載された状態において、フロントハウジング22は主駆動輪である前輪10f側と連結され、インナシャフト23は補助駆動輪である後輪10r側と連結されるようなっている。
また、フロントハウジング22の筒内には、フロントハウジング22とインナシャフト23とをトルク伝達可能に連結可能なメインクラッチ34が設けられるとともに、メインクラッチ34の軸方向リヤハウジング27側にはパイロットクラッチ35が並置されている。そして、これらメインクラッチ34とパイロットクラッチ35との間にカム機構36が設けられている。
クラッチ機構としてのメインクラッチ34には、軸方向に移動可能に設けられた複数のアウタクラッチプレート37及びインナクラッチプレート38を交互に配置してなる多板式の摩擦クラッチが採用されている。具体的には、各アウタクラッチプレート37はフロントハウジング22の内周にスプライン嵌合され、各インナクラッチプレート38はインナシャフト23の外周にスプライン嵌合されることにより、それぞれ軸方向に移動可能、且つ対応するフロントハウジング22又はインナシャフト23と一体回転可能に設けられている。メインクラッチ34は、これら各アウタクラッチプレート37及びインナクラッチプレート38が軸方向に押圧され、互いに摩擦係合することにより、フロントハウジング22とインナシャフト23とをトルク伝達可能に連結するようになっている。そして、フロントハウジング22とインナシャフト23との間の伝達トルクは、各アウタクラッチプレート37及びインナクラッチプレート38の摩擦係合力、即ち軸方向の押圧力に応じて変化する。本実施形態では、メインクラッチ34は、軸方向両端側にアウタクラッチプレート37が配置されて構成されている。
カム機構36は、インナシャフト23の外周にスプライン嵌合されることにより同インナシャフト23と一体回転可能且つ軸方向に移動可能に設けられたメインカム39と、インナシャフト23に回転自在に支承されたパイロットカム40と、パイロットカム40とメインカム39との間に介在されたカムフォロア41とを備えてなる。第1の押圧部材としてのメインカム39及びパイロットカム40は共に円環状に形成され、メインカム39はメインクラッチ34側に、パイロットカム40はリヤハウジング27側に配置されている。メインカム39は、インナシャフト23のスプライン溝のパイロットクラッチ35側にスプライン嵌合している。また、パイロットカム40は、リヤハウジング27との間に設けられたニードル軸受42に当接しており、リヤハウジング27と一定の間隔を保持して相対回転可能に支持されている。
メインカム39及びパイロットカム40の各対向面には、周方向に対して傾斜する複数のカム溝43,44(図3参照)が互いに対向するように形成されており、カムフォロア41は、これら対向する各カム溝43,44内に配置された状態でメインカム39及びパイロットカム40により挟持されている。なお、カム溝43,44は断面U字状に形成され、周方向中央から周方向両端側に向かうにつれてその深さが浅くなるように形成されている。そして、カム機構36は、メインカム39とパイロットカム40とが相対回転することにより、カムフォロア41がカム溝43,44内で転動してメインカム39とパイロットカム40とが離間、即ちメインカム39がメインクラッチ34側に軸方向移動するようになっている。
本実施形態では、メインカム39のメインクラッチ34との対向面における径方向外側には、段差部39aが形成されて径方向内側よりも肉薄になっている。この段差部39aには、スラストベアリング45が設けられており、メインカム39は該スラストベアリング45を介してアウタクラッチプレート37を押圧するようになっている。これにより、メインカム39は、アウタクラッチプレート37との間の相対回転可能を許容しつつ、該アウタクラッチプレート37を押圧するようになっている。そして、メインクラッチ34は、メインカム39に押圧されることで、底部24側に配置されたアウタクラッチプレート37が底部24の外周縁から軸方向に延出形成された当接部46に当接し、メインカム39と当接部46との間に挟み込まれて摩擦係合するようになっている。
パイロットクラッチ35には、上記メインクラッチ34と同様に、軸方向に移動可能に設けられた複数のアウタクラッチプレート48及びインナクラッチプレート49を交互に配置してなる多板式の摩擦クラッチが採用されている。具体的には、各アウタクラッチプレート48は、フロントハウジング22の内周にスプライン嵌合され、インナクラッチプレート49はパイロットカム40の外周にスプライン嵌合されることにより、それぞれ軸方向に移動可能、且つ対応するフロントハウジング22又はパイロットカム40と一体回転可能に設けられている。そして、パイロットクラッチ35は、これら各アウタクラッチプレート48及びインナクラッチプレート49が軸方向に押圧され、互いに摩擦係合することにより、フロントハウジング22とパイロットカム40とをトルク伝達可能に連結するようになっている。
即ち、メインカム39との間にカムフォロア41を挟持したパイロットカム40は、パイロットクラッチ35の非作動時、メインカム39、即ちインナシャフト23とともに一体回転し、フロントハウジング22とパイロットカム40との間には、フロントハウジング22とインナシャフト23との回転差に相当する回転差が生じている。そして、パイロットクラッチ35は、その作動により、フロントハウジング22とパイロットカム40とをトルク伝達可能に連結することで、フロントハウジング22とインナシャフト23(パイロットカム40)との回転差に基づくトルクをカム機構36に伝達するようになっている。
つまり、駆動力伝達装置6では、パイロットクラッチ35の作動により、フロントハウジング22とインナシャフト23との回転差に基づくトルクがカム機構36に伝達され、カム機構36は、そのトルクにより生ずるメインカム39とパイロットカム40との回転差に基づいて同メインカム39を軸方向メインクラッチ34側に移動させる。即ち、カム機構36は、パイロットクラッチ35を介して伝達されたフロントハウジング22とインナシャフト23との回転差に基づくトルクを軸方向の押圧力に変換し、かつ増幅する。そして、そのメインカム39がメインクラッチ34を押圧することにより、同メインクラッチ34が底部24との間に挟み込まれて摩擦係合する、即ちフロントハウジング22とインナシャフト23とがトルク伝達可能に連結されるようになっている。従って、本実施形態では、パイロットクラッチ35及びカム機構36により押圧力発生手段が構成される。
パイロットクラッチ35は、電磁石50を駆動源とする電磁クラッチとして構成されている。具体的には、リヤハウジング27には、フロントハウジング22の筒外(反フロントハウジング22側、図2中右側)に開口する環状溝51が形成されており、電磁石50は、この環状溝51内に収容されている。電磁石50には、駆動力伝達装置6の外部に設けられたECU11から電源線52を介して駆動電流が供給される。なお、リヤハウジング27には、その内周部から軸方向、反フロントハウジング22側に延びる円筒部27aが設けられており、電磁石50は、この円筒部27aに設けられたボール軸受53によりリヤハウジング27(及びフロントハウジング22)と相対回転可能に支承されている。
また、フロントハウジング22の筒内には、円環状に形成されたアーマチャ54が、同アーマチャ54とリヤハウジング27との間に上記アウタクラッチプレート48及びインナクラッチプレート49を挟む位置において、軸方向に摺動可能にスプライン嵌合されている。そして、パイロットクラッチ35は、このアーマチャ54が、電磁石50の電磁力に吸引され、リヤハウジング27との間に各アウタクラッチプレート48及びインナクラッチプレート49を挟み込むように移動することにより、該各アウタクラッチプレート48及びインナクラッチプレート49が摩擦係合するようになっている。
このように、駆動力伝達装置6は、電磁石50に対する電流供給を通じてパイロットクラッチ35の作動を制御することが可能である。そして、このパイロットクラッチ35の作動を通じてメインクラッチ34の作動、即ち、フロントハウジング22とインナシャフト23との間で伝達可能なトルクを自在に制御可能な構成となっている。
次に、メインクラッチ34をパイロットクラッチ35の非作動時に摩擦係合させるプレトルク機構について説明する。
駆動力伝達装置6は、パイロットクラッチ35の非作動時にメインクラッチ34に押圧力を付与して摩擦係合させるとともに、メインカム39がメインクラッチ34に接近するにつれてメインクラッチ34に付与する押圧力を減少させるプレトルク機構61を備えている。本実施形態では、図3に示すように、プレトルク機構61は、メインクラッチ34をメインカム39の軸方向反対側から押圧する第2の押圧部材としてのピストン62と、ピストン62を付勢する弾性部材63と、メインカム39とピストン62とを連動して移動させる連動部材64とを備えている。
詳述すると、ピストン62は、円環状に形成されるとともに当接部46の内周側に配置されている。弾性部材63は、底部24とピストン62との間に設けられている。なお、本実施形態では、弾性部材63は、例えばコイルスプリングからなり、周方向に等間隔を空けて複数(例えば4つ)設けられている。また、フロントハウジング22の内周には、ピストン62との間にメインクラッチ34を挟んで配置される止め輪65設けられている。そして、メインクラッチ34は、ピストン62に押圧されることで、該ピストン62と止め輪65との間に挟み込まれて摩擦係合するようになっている。
また、減少手段としての連動部材64は、メインカム39及びピストン62の何れか一方の軸方向移動により、メインカム39及びピストン62の何れか他方が連動して移動するように、これらメインカム39とピストン62とを連結している。具体的には、インナクラッチプレート38には、該各インナクラッチプレート38におけるアウタクラッチプレート37と摺動する摺動部38aの内周側に軸方向に沿った貫通孔66が形成されている。貫通孔66は、周方向に等間隔を空けて複数(本実施形態では、4つ)形成され、各インナクラッチプレート38は、各貫通孔66がそれぞれ同軸上に位置するように配置されている。連動部材64は、柱状に形成されるとともに、その基端(図3における右側)がメインカム39における貫通孔66と対応する位置に埋設されて固定されている。そして、連動部材64は各貫通孔66に挿通され、その先端がスラストベアリング67を介してピストン62に当接している。これにより、連動部材64(メインカム39)は、ピストン62との間の相対回転可能を許容しつつ、該ピストン62を押圧するようになっている。さらに、本実施形態では、連動部材64は、例えば鉄、ステンレスや樹脂等の剛性体からなり、メインカム39又はピストンに押圧されても変形しないようになっている。
そして、パイロットクラッチ35の非作動時において、メインカム39とカム機構36側に配置されたアウタクラッチプレート37(メインクラッチ34)との間には、第1の隙間D1が形成されるようになっている。即ち、メインカム39がメインクラッチ34に押圧力を付与するまでに必要な軸方向の移動距離が第1の隙間D1となっている。また、パイロットクラッチ35の非作動時において、底部24側に配置されたアウタクラッチプレート37(メインクラッチ34)と当接部46との間には、第1の隙間D1よりも小さい第2の隙間D2が形成されるようになっている。即ち、当接部46にメインクラッチ34を介してメインカム39の押圧力が作用するまでに必要なメインクラッチ34の移動距離が第2の隙間D2となっている。さらに、ピストン62と底部24との間には、第1の隙間D1よりも大きな第3の隙間D3が形成されるようになっている。即ち、ピストン62が底部24に当接するまでの軸方向距離が第3の隙間D3となっている。そして、弾性部材63は第1の隙間D1よりも大きく弾性変形可能になっている。
次に、プレトルク機構61の作用について説明する。
上述したように、パイロットクラッチ35の非作動時には、メインクラッチ34は、ピストン62に押圧されて摩擦係合しており、フロントハウジング22からインナシャフトへ所定のトルクが伝達可能になっている。
一方、ECU11から電磁石50への電流供給を開始すると、パイロットクラッチ35が作動し、フロントハウジング22とインナシャフト23との回転差に基づくトルクがパイロットクラッチ35の摩擦係合力に応じてカム機構36に伝達され、メインカム39が軸方向に移動し始める。そして、電磁石50に供給される電流の増加に伴いメインカム39の軸方向移動量が増加すると、メインカム39は、第1の隙間D1が無くなるまでの間は、連動部材64を介してピストン62のみを弾性部材63の付勢方向と反対方向に押圧する。そのため、ピストン62がメインクラッチ34に付与する押圧力が減少し、メインクラッチ34の摩擦係合力が小さくなってメインクラッチ34のトルク伝達容量が小さくなる。
そして、メインカム39が第2の隙間D2以上、第1の隙間D1以下だけ軸方向に移動した状態(図4参照)では、メインクラッチ34はピストン62によって押圧されず、且つメインカム39によっても押圧されないため、メインクラッチ34のトルク伝達容量が0になる。なお、図4はメインカム39が第1の隙間D1以下だけ軸方向に移動した状態である。従って、駆動力伝達装置6のトルク伝達容量は、パイロットクラッチ35のトルク伝達容量に応じた値になる。そして、図4に示す状態から、電磁石50に供給する電流をさらに増加すると、図5に示すように、メインクラッチ34はメインカム39により押圧されて再び摩擦係合し、メインカム39の軸方向移動量に応じてメインクラッチ34のトルク伝達容量が大きくなる。
従って、本実施形態の駆動力伝達装置6は、図6に示すように、電磁石50に供給される電流に応じてトルク伝達容量を変更可能に構成されている。具体的には、メインクラッチ34のトルク伝達容量は、一点鎖線で示すように、電流の増加に応じて一旦下がり、その後増加する。また、パイロットクラッチ35のトルク伝達容量は、二点鎖線で示すように、電流の増加に応じて単調増加する。従って、駆動力伝達装置6のトルク伝達容量は、太線で示すように、電流の増加に応じて一旦下がり、その後増加するようになっている。そのため、例えば車両1の発進時にスリップが発生する場合等のように前輪10fと後輪10rとの間の車輪速差の発生初期においても、ピストン62によりメインクラッチ34にプレトルクが付与されているため、後輪10rには所定のトルクが配分され、スリップが大きくなることを防止してトラクション性能の向上を図ることができる。また、車両1の旋回半径が小さくなる場合には、メインカム39が第2の隙間D2以上第1の隙間D1以下だけ軸方向に移動するように電流を供給することで、駆動力伝達装置6のトルク伝達容量を小さくし、例えば車両1の旋回半径が小さい場合にタイトコーナブレーキング現象の発生を防止して車両1の走行安定性の向上を図ることができる。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)駆動力伝達装置6は、メインカム39の軸方向反対側からメインクラッチ34を軸方向に押圧するピストン62と、カム機構36により発生する押圧力の増加に基づいてピストン62がメインクラッチ34へ付与する押圧力を減少させる連動部材64とを備えた。そのため、パイロットクラッチ35の非作動時に、メインクラッチ34はピストン62によって押圧されることで摩擦係合し、所定のトルクを伝達可能になる。従って、例えば車両1の発進時にスリップが発生する場合等のように車輪速差の発生初期においても、後輪10rに所定のトルクが配分され、スリップが大きくなることを防止してトラクション性能の向上を図ることができる。また、連動部材64により、カム機構36にて発生する押圧力の増加に基づいてピストン62がメインクラッチ34へ付与する押圧力を減少させることで、メインクラッチ34の摩擦係合力を減少させて、例えば車両1の旋回半径が小さい場合にタイトコーナブレーキング現象の発生を防止し、車両1の走行安定性の向上を図ることができる。
(2)インナクラッチプレート38における摺動部38aの内周側に貫通孔66を形成した。そして、連動部材64は、その基端がメインカム39における貫通孔66と対応する位置に固定され、各貫通孔66に挿通されてその先端がスラストベアリング67を介してピストン62に当接するようにした。従って、メインカム39がメインクラッチ34側に軸方向移動することで、ピストン62がメインクラッチ34に付与する押圧力を減少させることができる。
(3)フロントハウジング22を有底筒状に形成し、該フロントハウジング22の底部24の外周縁に、メインカム39に押圧されたメインクラッチ34が当接する当接部46を軸方向に延出形成した。そして、ピストン62を、当接部46の内周側に配置し、該ピストン62と底部24との間に設けた弾性部材63によりメインクラッチ34側に付勢されるようにした。そのため、当接部46の内周側にピストン62が配置されるため、駆動力伝達装置6の大型化を防止できる。また、ピストン62は、底部24との間に設けられた弾性部材63により押圧されるため、簡単な構成でピストン62を押圧することができる。
(4)パイロットクラッチ35の非作動時に、メインカム39とメインクラッチ34との間に第1の隙間D1を形成し、当接部46とメインクラッチ34との間に第1の隙間D1よりも小さい第2の隙間D2を形成した。また、ピストン62と底部24との間に第1の隙間D1よりも大きな第3の隙間D3を形成し、弾性部材63を第1の隙間D1よりも大きく弾性変形可能に構成した。そのため、メインカム39の軸方向移動により、ピストン62がメインクラッチ34に付与する押圧力を0にすることができるため、確実にタイトコーナブレーキング現象の発生を防止できる。
(5)連動部材64を剛生体により構成したため、メインカム39又はピストン62により押圧されても変形せず、メインカム39とピストン62とが軸方向の相対距離を変えずに軸方向移動する。そのため、メインカム39の軸方向移動に応じてピストン62がメインクラッチ34へ付与する押圧力を、例えば連動部材64を弾性材料により構成した場合に比べ、効率よく減少させることができる。従って、ピストン62がメインクラッチ34に付与する押圧力を減少させるためにメインカム39が軸方向に移動する距離を短くすることが可能になり、駆動力伝達装置6の軸方向の大型化を防止できる。
なお、上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・上記実施形態では、連動部材64は、メインカム39に埋設して固定されたが、これに限らず、メインカム39に固定されていればよく、例えばメインカム39と連動部材64とを一体に形成してもよい。
・上記実施形態では、連動部材64は、メインカム39に固定されるとともにスラストベアリング67を介してピストン62と当接するようにしたが、これに限らず、連動部材64をピストン62に固定するとともにスラストベアリング67を介してメインカム39に当接するようにしてもよい。
・上記実施形態では、弾性部材63を周方向に等間隔を空けて複数設けたが、これに限らず、ピストン62と略同径のコイルスプリングを1つ設けてもよい。
・上記実施形態では、パイロットクラッチ35の非作動時において、第2の隙間D2を第1の隙間D1よりも小さくするとともに、第3の隙間D3を第1の隙間D1よりも大きくし、ピストン62をメインカム39の軸方向移動により、第1の隙間D1よりも大きく軸方向、反メインクラッチ34側に移動されるようにした。しかしながら、これに限らず、第2の隙間D2が第1の隙間D1以下であるとともに第3の隙間D3が第1の隙間D1以上であり、メインカム39の軸方向移動により、ピストン62を第1の隙間D1の軸方向距離と同じ距離だけ軸方向、反メインクラッチ34側に移動されるようにすればよい。このようにしても、メインクラッチ34のトルク伝達容量を0にすることができる。
また、第2の隙間D2を第1の隙間D1よりも大きくし、ピストン62をメインカム39の軸方向移動により、第2の隙間D2の軸方向距離よりも小さい距離しか軸方向、反メインクラッチ34側に移動されないようにしてもよい。このようにしても、メインクラッチ34のトルク伝達容量を減少させることができる。
・上記実施形態では、メインクラッチ34の軸方向両端にアウタクラッチプレート37が配置されるようにしたが、これに限らず、軸方向両端にインナクラッチプレートが配置されるようにしてもよい。この場合、底部24側に配置されたインナクラッチプレート38と当接部46及びピストン62との間にスラストベアリングを介在させることが望ましく、スラストベアリング45は設けずともよい。
・上記実施形態では、底部24にピストン62及び弾性部材63を設けたが、これに限らず、インナシャフト23の底部24側端部に径方向外側に延びるフランジ部を形成し、このフランジ部にピストン62及び弾性部材63を設けてもよい。この場合、底部24側に配置されたアウタクラッチプレート37とピストン62との間にスラストベアリングを介在させることが望ましい。
・上記実施形態では、駆動力伝達装置6のトルク伝達容量を電磁石50に供給される電流が増加するにつれて、一旦減少し、その後増加するようにしたが、これに限らず、パイロットクラッチ35の非作動時に駆動力伝達装置6のトルク伝達容量が最大になり、電流の増加によってトルク伝達容量が減少のみするようにしてもよい。
・上記実施形態では、連動部材64を剛体材料により構成したが、これに限らず、連動部材64をコイルスプリングなどの弾性部材により構成してもよい。
・上記実施形態では、パイロットクラッチ35を電磁クラッチとして構成し、電磁石50に電流を供給したが、これに限らず、油圧によりパイロットクラッチ35を作動させ、油圧バルブに供給する電流を制御することで、伝達トルクの制御を行ってもよい。
・上記実施形態では、パイロットカム40及びカム機構36により押圧力発生手段を構成したが、これに限らず、例えば油圧によって作動するピストンを第1の押圧部材としてメインクラッチ34を駆動させる駆動力伝達装置に本発明を適用してもよい。
・上記実施形態では、減少手段として連動部材64を用いたが、これに限らず、カム機構36にて発生する押圧力の増加に基づいてピストン62がメインクラッチ34へ付与する押圧力が減少すればよい。例えば、フロントハウジング22の底部24に電磁石を設け、供給される電流に応じてピストン62を吸引するようにしてもよい。
・上記実施形態では、前輪10fを主駆動輪とする車両1に駆動力伝達装置6を搭載したが、これに限らず、後輪10rを主駆動輪とする車両に搭載してもよい。
駆動力伝達装置を備えた車両の概略構成図。 駆動力伝達装置の断面図。 パイロットクラッチの非作動時における駆動力伝達装置の拡大断面図。 パイロットクラッチの作動によりメインクラッチに押圧力が作用していない状態の駆動力伝達装置の拡大断面図。 パイロットクラッチの作動によりメインクラッチがメインカムに押圧された状態の駆動力伝達装置の拡大断面図。 電磁石に供給される電流とトルク伝達容量との関係を示す波形図。
符号の説明
6…駆動力伝達装置、22…フロントハウジング、23…インナシャフト、24…底部、34…メインクラッチ、35…パイロットクラッチ、36…カム機構、37…アウタクラッチプレート、38…インナクラッチプレート、38a…摺動部、39…メインカム、46…当接部、62…ピストン、63…弾性部材、64…連動部材、66…貫通孔、D1…第1の隙間、D2…第2の隙間、D3…第3の隙間。

Claims (5)

  1. 円筒状の第1回転部材と、前記第1回転部材内に回転自在に同軸配置された軸状の第2回転部材と、前記第1回転部材と一体回転するアウタクラッチプレート及び前記第2回転部材と一体回転するインナクラッチプレートが交互に配置されたクラッチ機構と、軸方向の押圧力を発生させる押圧力発生手段と、前記押圧力発生手段によって発生された押圧力に応じて軸方向移動し前記クラッチ機構を押圧する第1の押圧部材とを備え、前記第1回転部材と前記第2回転部材との間のトルク伝達容量を変更可能に構成された駆動力伝達装置において、
    前記第1の押圧部材の軸方向反対側から前記クラッチ機構を軸方向に押圧する第2の押圧部材と、
    前記押圧力発生手段にて発生する押圧力の増加に基づいて前記第2の押圧部材が前記クラッチ機構へ付与する押圧力を減少させる減少手段とを備えたことを特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 前記インナクラッチプレートには、該インナクラッチプレートにおける前記アウタクラッチプレートと摺動する摺動部の内周側に貫通孔が形成され、
    前記減少手段は、前記貫通孔に挿通され、前記第1の押圧部材及び前記第2の押圧部材の何れか一方の軸方向移動により、前記第1の押圧部材及び前記第2の押圧部材の何れか他方を連動して移動させる連動部材であることを特徴とする請求項1に記載の駆動力伝達装置。
  3. 前記第1回転部材は有底筒状に形成され、
    前記第1回転部材の底部の外周縁には、前記第1の押圧部材に押圧された前記クラッチ機構が当接する当接部が軸方向に延出形成され、
    前記第2の押圧部材は、前記当接部の内周側に配置され、該第2の押圧部材と前記底部との間に設けられた弾性部材により前記クラッチ機構側に付勢されることを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動力伝達装置。
  4. 前記押圧力発生手段の非作動時において、
    前記第1の押圧部材と前記クラッチ機構との間には、第1の隙間が形成され、
    前記当接部と前記クラッチ機構との間には、前記第1の隙間以下の第2の隙間が形成され、
    前記第2の押圧部材と前記底部との間には、前記第1の隙間以上の第3の隙間が形成され、
    前記弾性部材は、前記第1の隙間以上に弾性変形可能に構成されたことを特徴とする請求項3に記載の駆動力伝達装置。
  5. 前記連動部材は、剛性体からなることを特徴とする請求項2〜4のうちの何れか一項に記載の駆動力伝達装置。
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