JP2009227414A - 糸巻取機 - Google Patents

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Abstract

【課題】より高品質なパッケージを効率良く形成できる糸巻取機を提供する。
【解決手段】自動ワインダは、糸20が巻き取られる巻取ボビン22をパッケージ駆動モータ41により回転駆動するとともに、トラバースガイド11によって糸20を綾振りすることでパッケージ30を形成する。トラバースガイド11はトラバースガイド駆動モータ45により往復駆動され、その往復駆動の基準となる制御原点は、原点計算部61により決定されるとともに原点記憶部62により記憶される。モータ制御部66は、パッケージ30の巻始めから巻終りまで、当該パッケージ30に糸を巻き始める前に原点計算部61により決定されて原点記憶部62に記憶された制御原点を継続的に適用して、トラバースガイド駆動モータ45を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、糸を綾振糸ガイドで綾振りしながら巻取ボビンに巻き取る糸巻取機に関する。
この種の糸巻取機は、例えば特許文献1に開示されている。この特許文献1の巻取装置はトラバース装置を備え、このトラバース装置はトラバース範囲の原点座標を算出できるように構成している。具体的には、トラバースガイドを、トラバース範囲の両端部より外側の位置に設けられた移動規制部材に当接させるとともに、当接した際のトラバースガイドの位置を検出するエンコーダ値から両移動規制部材間の中心位置を算出することによって原点の算出が行われる。
特開2004−189359号公報
特許文献1で算出される原点は常に同一の位置になることが理想であるが、実際には、移動規制部材の硬度や形状、トラバースガイドが移動規制部材に当たる力等により、算出される原点位置が異なることがある。従って、パッケージに糸を巻き取っている途中(例えば糸継装置による糸継作業時)に原点の算出を行い、新しい原点に基づいて巻取を再開すると、巻き位置のズレによってパッケージの端面に段差が形成されたり綾落ちの原因になったりして、巻取を継続できなくなるおそれがある。この結果、不良パッケージの発生や生産性の低下の原因となっていた。また、パッケージに糸を巻き取っている途中に原点の算出作業を行うと、巻取を中断しなければならない時間が長くなり、この意味でも生産性が低下してしまっていた。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、より高品質なパッケージを効率良く形成できる糸巻取機を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の糸巻取機が提供される。即ち、この糸巻取機は、巻取ボビン駆動装置と、綾振糸ガイドと、綾振糸ガイド駆動装置と、基準位置決定部と、基準位置記憶部と、制御部と、を備える。前記巻取ボビン駆動装置は、糸が巻き取られてパッケージが形成される巻取ボビンを回転駆動する。前記綾振糸ガイドは、糸と係合して糸を綾振りする。前記綾振糸ガイド駆動装置は、前記綾振糸ガイドを往復駆動する。前記基準位置決定部は、前記綾振糸ガイドを駆動する基準となる基準位置を決定する。前記基準位置記憶部は、前記基準位置決定部により決定された基準位置を記憶する。前記制御部は、パッケージの巻始めから巻終りまで、当該パッケージに糸を巻き始める前に前記基準位置決定部により決定されて前記基準位置記憶部に記憶された基準位置を継続的に適用して前記綾振糸ガイド駆動装置を制御する。
この構成により、1つのパッケージの巻取途中に綾振糸ガイドの基準位置が変更されることを防止できる。従って、綾振糸ガイドの制御位置が一定になるので、段巻が発生する等のパッケージの品質低下を防止することができる。また、基準位置の決定に必要な作業の回数が減ることで巻取の中断時間を短くできるので、パッケージの生産性の低下を効果的に抑制することができる。
前記の糸巻取機においては、前記制御部は、複数のパッケージの形成が完了するまで、最初のパッケージに糸を巻き始める前に前記基準位置決定部により決定されて前記基準位置記憶部に記憶された基準位置を継続的に適用して前記綾振糸ガイド駆動装置を制御することが好ましい。
この構成により、基準位置の決定に必要な作業の回数を更に減らすことができるので、パッケージの生産効率を更に向上させることができる。
前記の糸巻取機においては、前記制御部は、電源が投入されてから最初のパッケージに糸を巻き始める前に前記基準位置決定部により決定されて前記基準位置記憶部に記憶された基準位置を、複数のパッケージの形成が完了するまで継続的に適用して前記綾振糸ガイド駆動装置を制御することが好ましい。
この構成により、基準位置の決定作業は電源投入直後の1回だけ行えば良いことになるので、パッケージの生産効率が一層向上する。
前記の糸巻取機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この糸巻取機は、前記基準位置決定部により基準位置を再決定させるために操作される再決定指示部を備える。前記再決定指示部が操作されると、前記基準位置決定部は基準位置を再決定するとともに、前記基準位置記憶部は新しい基準位置を再記憶する。その後は、前記制御部は、複数のパッケージの形成が完了するまで新しい基準位置を継続的に適用して前記綾振糸ガイド駆動装置を制御する。
この構成により、基準位置の再設定が特別に必要な場合は、再決定指示部を操作することで再設定を行わせ、新しい基準位置に基づいて綾振糸ガイドを駆動することができる。従って、制御原点の決定を柔軟に行うことができ、パッケージの高品質化と生産性の向上を両立させることができる。
次に、図面を参照しながら発明の実施の形態を説明する。図1は、本実施形態に係る自動ワインダが備えるワインダユニット10の概略的な構成を示した模式図及びブロック図である。図2は、トラバース装置27において糸が綾振られる様子を示す斜視図である。図3は、トラバース装置27において原点出し作業に使用されるトラバースガイド11の位置を示す正面図である。
図1に示すワインダユニット(糸巻取ユニット)10は、給糸ボビン21から解舒される糸20をトラバースさせながら巻取ボビン22に巻き付けて、所定長で所定形状のパッケージ30とするものである。
本実施形態の自動ワインダ(糸巻取機)は、機台と、この機台上に並べて配置された複数のワインダユニット10と、を備えている。また、前記自動ワインダは、前記機台においてワインダユニット10が並べられた方向の一端に配置される図略の機台制御装置を備えている。前記機台の適宜の位置には機台電源スイッチ81が設けられ、機台の電源をオンオフできるように構成されている。
それぞれのワインダユニット10は、巻取ユニット本体16と、ユニット制御部50と、を備えている。
前記巻取ユニット本体16は、給糸部24と接触ローラ29との間の糸走行経路中に、給糸ボビン21側から順に、バルーンコントローラ12と、テンション付与装置13と、スプライサ装置(糸継装置)14と、クリアラ15と、を配置した構成となっている。
巻取ユニット本体16の下部には、巻取ボビン22側へ糸を供給するための給糸部24が備えられている。この給糸部24は、図略のボビン搬送システムによって搬送されてきた給糸ボビン21を所定の位置に保持できるように構成されている。なお、給糸ボビン21を前記ボビン搬送システムによって供給する構成に代えて、巻取ユニット本体16に設けられたマガジン式供給システムから給糸ボビン21を供給する構成とすることもできる。
バルーンコントローラ12は上下動可能な規制部材40を備え、この規制部材40は、前記給糸部24にセットされた給糸ボビン21の芯管に被さることが可能に構成されている。このバルーンコントローラ12は、給糸ボビン21からの糸の解舒と連動して前記規制部材40を下降させることにより、給糸ボビン21からの糸の解舒を補助するものである。規制部材40は、給糸ボビン21から解舒された糸の回転と遠心力によって給糸ボビン21上部に形成されたバルーンに対して接触し、当該バルーンに適切なテンションを付与することによって糸の解舒を補助する。規制部材40の近傍には前記給糸ボビン21のチェース部を検出するための図略のセンサが備えられており、このセンサがチェース部の下降を検出すると、それに追従して前記規制部材40を例えばエアシリンダ(図略)によって下降させることができる。
テンション付与装置13は、走行する糸20に所定のテンションを付与するものである。テンション付与装置13としては、例えば、固定の櫛歯36に対して可動の櫛歯37を配置するゲート式のものを用いることができる。可動側の櫛歯37は、櫛歯同士が噛合せ状態又は解放状態になるように、例えばロータリ式に構成されたソレノイド38により回動することができる。このテンション付与装置13によって、巻き取られる糸20に一定のテンションを付与し、パッケージ30の品質を高めることができる。なお、テンション付与装置13には、上記ゲート式のもの以外にも、例えばディスク式のものを採用することができる。
スプライサ装置14は、クリアラ15が糸欠点を検出して行う糸切断時、又は給糸ボビン21からの解舒中の糸切れ時等に、給糸ボビン21側の下糸と、パッケージ30側の上糸とを糸継ぎするものである。このような上糸と下糸とを糸継ぎする糸継装置としては、機械式のものや、圧縮空気等の流体を用いるもの等を使用することができる。
クリアラ15は、糸20の太さを検出するための図略のセンサが配置されたクリアラヘッド49と、このセンサからの糸太さ信号を処理するアナライザ52と、を備えている。クリアラ15は、前記センサからの糸太さ信号を監視することにより、スラブ等の糸欠陥を検出するように構成されている。前記クリアラヘッド49の近傍には、前記クリアラ15が糸欠点を検出したときに直ちに糸20を切断するためのカッタ39が設けられている。
前記スプライサ装置14の下側及び上側には、給糸ボビン21側の下糸を捕捉してスプライサ装置14に案内する下糸案内パイプ25と、パッケージ30側の上糸を捕捉してスプライサ装置14に案内する上糸案内パイプ26と、が設けられている。また、下糸案内パイプ25と上糸案内パイプ26は、それぞれ軸33,35を中心にして回動可能に構成されている。下糸案内パイプ25の先端には吸引口32が形成され、上糸案内パイプ26の先端にはサクションマウス34が備えられている。下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26には、図略の負圧源としてのブロアボックスが適宜の配管を介して接続されている。これにより、前記吸引口32及びサクションマウス34に吸引流を発生させて、上糸及び下糸の糸端を吸引捕捉できるように構成されている。
前記巻取ユニット本体16は、巻取ボビン(紙管、芯管)22を着脱可能に支持するクレードル23と、糸20をトラバースさせるためのアーム式のトラバース装置27と、巻取ボビン22の周面又はパッケージ30の周面に接触して従動回転可能な接触ローラ29と、を備えている。
前記クレードル23は回動軸48を中心に回動可能に構成されており、巻取ボビン22への糸20の巻取に伴う糸層径の増大を、クレードル23が回動することによって吸収できるように構成されている。
前記クレードル23において巻取ボビン22が装着される部分にはパッケージ駆動モータ41が取り付けられており、このパッケージ駆動モータ41によって巻取ボビン22を回転駆動して糸20を巻き取るように構成されている。パッケージ駆動モータ41のモータ軸は、巻取ボビン22をクレードル23に支持させたときに、当該巻取ボビン22と相対回転不能に連結されるようになっている(いわゆるダイレクトドライブ方式)。このパッケージ駆動モータ41の動作はパッケージ駆動制御部42により制御され、このパッケージ駆動制御部42はユニット制御部50からの運転信号を受けて前記パッケージ駆動モータ41の運転及び停止を制御するように構成している。
また、前記クレードル23にはパッケージ回転センサ43が取り付けられており、このパッケージ回転センサ43は、クレードル23に取り付けられた巻取ボビン22の回転(巻取ボビン22に形成された糸層31の回転)を検出するように構成している。この巻取ボビン22の回転検出信号は、パッケージ回転センサ43から、前記パッケージ駆動制御部42や前記ユニット制御部50へ送信される。更に、前記回転検出信号は、後述するトラバース制御部46に入力される。
また、前記回動軸48には、クレードル23の角度(回動角)を検知するための角度センサ44が取り付けられている。この角度センサ44は例えばロータリエンコーダからなり、クレードル23の角度に応じた角度信号をユニット制御部50に対して送信するように構成されている。クレードル23はパッケージ30が巻き太るに従って角度が変化するので、クレードル23の回動角を前記角度センサ44によって検出することにより、パッケージ30の糸層の径を検知することができる。ユニット制御部50は、前記角度センサ44から受信した角度信号に基づきパッケージ30の糸層の径を算出する。ユニット制御部50が算出したパッケージ糸層径は、パッケージ駆動制御部42及びトラバース制御部46へ送信される。トラバース制御部46は、当該算出したパッケージ糸層径に応じてトラバース装置27を制御することで、糸の綾振りを適切に行うことができる。
前記トラバース装置27は、支軸のまわりに旋回可能に構成した細長状のアーム部材28と、このアーム部材28の先端に形成されたフック状のトラバースガイド(綾振糸ガイド)11と、アーム部材28を駆動するトラバースガイド駆動モータ(綾振糸ガイド駆動部)45と、を備える。前記トラバースガイド駆動モータ45はサーボモータにより構成されており、アーム部材28を図1の矢印のように往復旋回運動させることにより、糸20の綾振りを行う構成になっている。
本実施形態では図1に示すように、前記パッケージ駆動モータ41と前記トラバースガイド駆動モータ45とが別々に設けられており、巻取ボビン22とトラバースガイド11とは別個独立に駆動(制御)されるように構成されている。これにより、糸20の綾振りを柔軟に変更制御しながら巻取ボビン22に糸20を巻き取ることができる。
次に、図2を参照してトラバース装置27の詳細な構成を説明する。このトラバース装置27は筐体54を備え、この筐体54の内部にトラバースガイド駆動モータ45のハウジングが固定されている。トラバースガイド駆動モータ45の出力軸55は前記筐体54の外部に突出され、この出力軸55の先端部に前記アーム部材28の基端部が固定されている。
前記筐体54は、巻取ユニット本体16の適宜の箇所に図略の固定手段を介して取り付けられている。また、前記筐体54には支持アーム56が取り付けられ、この支持アーム56に前記接触ローラ29が回転可能に支持されている。
前記トラバース装置27は、前記アーム部材28の往復回動ストロークの両端部近傍に配置されたストッパ65を備えている。2つのストッパ65はゴム等の弾性体で円柱状に構成されており、それぞれ前記筐体54に固定されている。このストッパ65はアーム部材28の回動範囲を挟んで両側に配置され、当該アーム部材28の側部に接触可能に設けられている。
このトラバースガイド駆動モータ45の動作は図1に示すトラバース制御部46により制御され、このトラバース制御部46は、ユニット制御部50からの信号を受けてトラバースガイド駆動モータ45の運転及び停止を制御するように構成している。
また、トラバース装置27にはロータリエンコーダからなるトラバースガイド位置センサ47が備えられており、アーム部材28の旋回位置(ひいては、トラバースガイド11の位置)を検出して、位置信号をトラバース制御部46へ送信できるように構成されている。
この構成で、例えばトラバースガイド駆動モータ45が故障する等の何らかの原因でアーム部材28が通常のストローク範囲を越えて回動しようとするときに、ストッパ65は当該アーム部材28に接触してそれを防止できるように構成されている。
また、このストッパ65は、トラバースガイド11が糸20を綾振りする基準点の位置(基準位置)を決定するための基準部材としての役割を果たす。即ち、本実施形態では図3に示すように、前記アーム部材28が一側のストッパ65に接触したときのトラバースガイドの位置11aと、他側のストッパ65に接触したときのトラバースガイドの位置11bを前記トラバースガイド位置センサ47により取得し、この2つの位置の中間点を綾振りの基準点11oとして決定している。
なお、本実施形態では、この基準点11oを中心として所定のトラバースストロークTSを実現するようにトラバースガイド11が駆動されており、当該基準点11oを制御原点として、トラバースガイド11の現在位置等の各種制御情報のやり取りを行っている。従って、上記の基準点11oの決定は制御原点の位置を決定することを兼ねており、この意味で、以降の説明では、この基準点11oの決定作業を「原点出し」と称することがある。
図1に示す前記トラバース制御部46はマイクロコンピュータとして構成されており、CPU、ROM、RAM等を備えている。そして、トラバース制御部46においては、上記のハードウェアと前記ROMに記憶される制御プログラムにより、原点計算部(基準位置決定部)61と、原点記憶部(基準位置記憶部)62と、モータ制御部(制御部)66と、が構成されている。
原点計算部61は、前記原点出し作業において、アーム部材28が2つのストッパ65のそれぞれに接触した状態でのトラバースガイド位置センサ47の検出値から、トラバースガイド11の制御原点(基準点、基準位置)を計算する。原点記憶部62は、原点計算部61が計算した制御原点を適宜のメモリに記憶する。モータ制御部66は、トラバースガイド11の目標位置を所定のパラメータと各種制御情報に基づいて計算し、この目標位置をトラバースガイド駆動モータ45に送信することで、トラバースガイド11を往復駆動させる。なお、モータ制御部66におけるトラバースガイド11の目標位置の計算においては、前記原点記憶部62によって記憶された制御原点の位置が参照される。
次にユニット制御部50を説明する。図1に示すユニット制御部50はマイクロコンピュータとして構成されており、CPUと、RAMと、ROMと、I/Oポートと、を備えて構成されている。前記ROMには、巻取ユニット本体16の各構成を制御するためのプログラムが記録されている。
前記I/Oポートには、巻取ユニット本体16が備える各構成が接続されており、制御情報を相互に通信できるように構成されている。また、前記自動ワインダが備える機台制御装置には原点再設定スイッチ(再決定指示部)75が設けられており、この原点再設定スイッチ75をオペレータが操作することで、トラバース装置27の制御原点の再設定を指示できるように構成されている。
この原点再設定スイッチ75はユニット制御部50に電気的に接続されており、原点再設定信号をユニット制御部50に送信できるように構成されている。この原点再設定信号は、ユニット制御部50からトラバース制御部46へ転送される。
次に、図4を参照して、本実施形態におけるトラバースガイド11の制御を説明する。図4は、本実施形態の自動ワインダに電源が投入され、糸20の巻取が行われる場合の制御を示すフローチャートである。
図4のフローに従って説明すると、最初に、オペレータによって機台電源スイッチ81が操作され、機台に電源が投入される(S101)。すると、機台に設置された機台制御装置が動作を開始し、この機台制御装置は機台から各ワインダユニット10に電力が供給されるように制御する。この結果、ユニット制御部50、パッケージ駆動制御部42、トラバース制御部46等が動作を開始する。
トラバース制御部46が動作を開始すると、直ちに前述の原点出し作業を行う(S102)。具体的には、トラバース制御部46はトラバースガイド駆動モータ45を駆動してアーム部材28を一側に回動させ、アーム部材28がストッパ65に接触してこれ以上回動できなくなった状態でのトラバースガイド11の位置(図3に示す位置11a)を、トラバースガイド位置センサ47によって取得する。次に、トラバース制御部46はアーム部材28を他側に回動させ、アーム部材28が反対側のストッパ65に接触した状態でのトラバースガイド11の位置(位置11b)を、トラバースガイド位置センサ47によって取得する。そして原点計算部61は、取得された2つの位置11a,11bの中央となる点の位置を前記原点計算部61により計算し、得られた点の位置を制御原点(基準点11o)として決定する。こうして決定された制御原点は、原点記憶部62により記憶される。
次に、トラバース制御部46のモータ制御部66はトラバースガイド駆動モータ45を駆動し、トラバースガイド11を待機位置へ移動させる(S103)。この待機位置は、通常の巻取時にトラバースガイド11が糸20を綾振りするときのトラバースストロークより外側に若干外れた位置に設定されている。
その状態で、ユニット制御部50は、巻取作業の前段階としての糸継作業が開始できる状態となるまで待機する(S104)。ここで、糸継作業が開始可能な状態とは、前記給糸部24に給糸ボビン21が適切にセットされており、かつ、パッケージ駆動モータ41及びトラバースガイド駆動モータ45等の各種機器に異常が発生していない状態である。
S104の判断で糸継が可能な状態と判定されると、ユニット制御部50はスプライサ装置14に糸継作業を行わせるとともに(S105)、この糸継作業が終了するまで待機する(S106)。
この糸継動作では、上方へ回動した上糸案内パイプ26により、パッケージ30側の糸20(上糸)が吸引捕捉され、スプライサ装置14へ案内される。なお、このときトラバースガイド11は前記待機位置に移動しているので、前記上糸がスプライサ装置14に案内される際にトラバースガイド11が邪魔になりにくく、スムーズな糸継作業が実現される。また、前記の上糸の案内と並行して、給糸ボビン21側の糸20(下糸)が下糸案内パイプ25により捕捉され、上方へ引き出されてスプライサ装置14へ案内される。そして、前記スプライサ装置14によって上糸と下糸とが糸継ぎされる。
以上のようにして糸継作業が完了した後、トラバース制御部46はモータ制御部66によりトラバースガイド駆動モータ45を制御し、直ちにトラバースガイド11を原点位置に移動させる(S107)。そして、ユニット制御部50は、パッケージ駆動制御部42によりパッケージ駆動モータ41を回転駆動させるとともに、トラバース制御部46によりトラバースガイド駆動モータ45を往復駆動させる。以上により、糸20を綾振りしながらパッケージ30に巻き取る巻取運転が行われる(S108)。なお、この巻取運転においては、原点記憶部62に記憶されている制御原点の位置がモータ制御部66によって参照され、これに基づいてトラバースガイド駆動モータ45が制御される。
ユニット制御部50は、この巻取運転時において、糸切れが生じていないかを前記クリアラ15によって監視する(S109)。なお、ここでいう糸切れには、クリアラ15によって糸20の糸欠点が検知された結果、カッタ39によって当該糸欠点の近傍が切断された場合も含む。糸切れが発生したと判定された場合、ユニット制御部50はパッケージ駆動制御部42に信号を送って糸20の巻取を中止し(S110)、S103の処理に戻る。
S109の判断で糸切れが発生していないと判定された場合、ユニット制御部50は、パッケージ30が満巻となったか否かを調べる(S111)。この処理では、空の巻取ボビン22に糸を巻き始めた当初からの巻取長さが所定長に到達しているか否かが調べられる。満巻となっていない場合は、S108に戻って巻取運転を続行する。
S111の判断でパッケージ30が満巻であると判定された場合は、ユニット制御部50は図示しない公知の自動玉揚装置により玉揚動作を行うように制御する(S112)。この玉揚動作により、満巻のパッケージ30がクレードル23から取り外され、新しい空の巻取ボビン22がクレードル23に装着される。
玉揚作業の完了後は、前記ユニット制御部50は、原点再設定スイッチ75が操作されているか否かを調べる(S113)。原点再設定スイッチ75が操作されていた場合にはS102に戻り、トラバース制御部46はユニット制御部50からの信号に基づいて前述の原点出し作業を行う。これにより、原点計算部61により新しい制御原点が計算され、原点記憶部62により再記憶される。原点再設定スイッチ75が操作されていなかった場合は、上記の原点出し作業は行わない。その後、何れの場合もS103以降の処理に移り、スプライサ装置14による糸継動作が行われて、新しい巻取ボビン22への糸20の巻取が開始される。
以上のフローにより、糸欠点をクリアラ15で除去してスプライサ装置14で糸継ぎしながら、空の巻取ボビン22に糸20を巻き取ってパッケージ30を形成し、パッケージ30の形成完了後には玉揚げして新しい巻取ボビン22に糸を巻き取る制御が実現される。この結果、所定長のパッケージ30を次々と形成することができる。
なお、本実施形態の制御では、糸を巻取ボビン22に巻き取っている途中で糸切れが生じ、S110の処理で巻取が停止された後は、単に糸継作業を行って巻取を再開するだけであり(S103〜S108)、S102で述べたような原点出し作業を改めて行うことはない。即ち、空の巻取ボビン22に糸20を巻き取り始めたときから満巻になってパッケージ30の形成が完了するまでの間は、巻取開始前に行われた原点出し作業(S102)で求められた基準点11oが途中で変更されることなく継続的に適用され、トラバースガイド11が制御される。この制御により、トラバースガイド11の制御位置のズレを回避し、良好な形状のパッケージ30を得ることができる。また、原点出し作業を行う回数が減るので、巻取の中断時間をその分だけ短縮でき、生産効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、パッケージ30が満巻となって玉揚動作が行われたときも、原点再設定スイッチ75が操作された場合を除き、前記原点出し作業は行わない。即ち、電源がオンされて初めて行われた原点出し作業で決定された基準点11oの位置が、複数のパッケージ30の巻取作業全体において一貫して適用され、トラバースガイド11が制御される。これにより、原点出し作業を行う回数を更に減らすことができ、生産効率を一層向上させることができる。
ただし、相当の長期間にわたって原点出しを行っていない場合等、原点出し作業を行うことが特に好ましい場合も考えられる。この場合、オペレータは前記原点再設定スイッチ75を操作し、原点の再設定を指示しておく。すると、玉揚動作時に前記トラバース制御部46は原点出しを行うように制御するとともに、次のパッケージ30からは、新しく求められた制御原点に基づいてトラバースガイド11の制御が行われる。このように、原点再設定スイッチ75を操作した場合でも原点出しは糸20の巻取途中ではなく玉揚作業時に行われるので、パッケージ30の端面の段差等を防止し、良好な形状のパッケージ30を得ることができる。
以上に説明したように、本実施形態の自動ワインダは、パッケージ駆動モータ41と、トラバースガイド11と、トラバースガイド駆動モータ45と、原点計算部61と、原点記憶部62と、モータ制御部66と、を備える。パッケージ駆動モータ41は、糸20が巻き取られてパッケージ30が形成される巻取ボビン22を回転駆動する。トラバースガイド11は、糸20と係合して糸20を綾振りする。トラバースガイド駆動モータ45は、前記トラバースガイド11を往復駆動する。原点計算部61は、前記トラバースガイド11を駆動する基準となる制御原点を決定する。原点記憶部62は、原点計算部61により決定された制御原点を記憶する。モータ制御部66は、パッケージ30の巻始めから巻終りまで、当該パッケージ30に糸を巻き始める前に前記原点計算部61により決定されて前記原点記憶部62に記憶された制御原点を継続的に適用して前記トラバースガイド駆動モータ45を制御する。
これにより、1つのパッケージ30の巻取途中に原点出し作業が行われてトラバースガイド11の制御原点が変わってしまい、トラバースガイド11の制御位置がズレて段巻パッケージが形成されるのを防止することができる。また、原点出し作業の回数が減ることで巻取の中断時間を短くできるので、パッケージ30の生産性の低下を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態の自動ワインダにおいて、前記モータ制御部66は、複数のパッケージ30の形成が完了するまで、最初のパッケージ30に糸を巻き始める前に前記原点計算部61により決定されて前記原点記憶部62に記憶された制御原点を継続的に適用して前記トラバースガイド駆動モータ45を制御する。
これにより、原点出し作業の回数を更に減らすことができるので、パッケージ30の生産効率を更に向上させることができる。
また、本実施形態の自動ワインダにおいて、前記モータ制御部66は、電源が投入されてから最初のパッケージ30に糸を巻き始める前に前記原点計算部61により決定されて前記原点記憶部62に記憶された制御原点を、複数のパッケージ30の形成が完了するまで継続的に適用して前記トラバースガイド駆動モータ45を制御する。
これにより、原点出し作業は(原則として)電源投入直後の1回だけ行えば良いことになるので、パッケージ30の生産効率が一層向上する。
また、本実施形態の自動ワインダは、前記原点計算部61に制御原点を再決定させるために操作される原点再設定スイッチ75を備える。そして、前記原点再設定スイッチ75が操作されると、前記原点計算部61は制御原点を再決定するとともに前記原点記憶部62は新しい制御原点を再記憶する。その後は、前記モータ制御部66は、複数のパッケージ30の形成が完了するまで新しい制御原点を継続的に適用して前記トラバースガイド駆動モータ45を制御する。
これにより、制御原点の再決定が特別に必要な場合は原点再設定スイッチ75を操作することで、原点出しを行わせ、新しい制御原点に基づいてトラバースガイド11を駆動することができる。従って、制御原点の決定を柔軟に行うことができ、パッケージ30の高品質化と生産性の向上を両立させることができる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
トラバース装置27は、巻取ボビン22の回転と独立にトラバースガイド11の往復駆動を制御できる構成であれば良く、例えば、ベルトをモータによって駆動することにより綾振ガイドを往復させる構成のトラバース装置に変更することができる。
巻取ボビン22をパッケージ駆動モータ41によって直接駆動する構成に代えて、接触ローラ29をモータによって駆動し、パッケージ30側を従動回転する構成としても良い。
トラバースガイド駆動モータ45はサーボモータとする構成に代えて、例えばボイスコイルモータ又はステップモータとすることができる。
トラバースガイド位置センサ47は、トラバースガイド11、アーム部材28、トラバースガイド駆動モータ45の出力軸、又はロータの位置を検出可能な構成であれば良い。例えば、上記実施形態で採用されていたロータリエンコーダに代えて、例えばレゾルバ等に変更することができる。
上記実施形態において、トラバースガイド11の待機位置はトラバースストロークの若干外側に設定されている。しかしながらこれに代えて、前記待機位置がトラバースストロークの一側の端部に設定されるように変更することができる。また、アーム部材28が一側の前記ストッパ65に接触する位置に前記待機位置を設定することもできる。
原点出し作業は、空の巻取ボビン22に糸20を巻き始める前である限り、任意のタイミングで行うことができる。例えば、図4のようにトラバースガイド11を待機位置へ移動させる直前に原点出し作業を行うことに代えて、例えば糸継作業の終了後に行うことができる。
原点出し作業を、1つのパッケージ30の玉揚作業が行われるごとに常に行うように変更することもできる。この場合、前記原点再設定スイッチ75を省略することができる。
上記実施形態では、トラバースガイド11の制御原点(基準点)が、トラバースストロークの中央の点として設定されている。しかしながらこれに代えて、例えばトラバースストロークの一端に相当する位置の点を制御原点(基準点)として求めるように変更することができる。
原点計算部61、原点記憶部62及びモータ制御部66は、トラバース制御部46に設けられることに代えて、ユニット制御部50側に設けるように変更することができる。
上記実施形態では、アーム部材28は、図3においてトラバース装置27の左側のストッパ65に先に接触させられ、その後に右側のストッパ65に接触させられるように駆動制御されているが、アーム部材28をストッパ65に接触させる順序としては、先に図3における右側のストッパ65に接触させ、その後に左側のストッパ65に接触させるようにしても良い。
上記のトラバース装置27及びトラバース制御部46の構成は、自動ワインダに限定されず、糸巻取機としての例えば紡績機に適用することができる。
本発明の一実施形態に係る自動ワインダが備えるワインダユニットの概略的な構成を示した模式図及びブロック図。 トラバース装置において糸が綾振られる様子を示す斜視図。 トラバース装置において原点出し作業に使用されるトラバースガイドの位置を示す正面図。 自動ワインダに電源が投入され、糸の巻取が行われる場合の制御を示すフローチャート。
符号の説明
11 トラバースガイド(綾振糸ガイド)
22 巻取ボビン
30 パッケージ
41 パッケージ駆動モータ(巻取ボビン駆動装置)
45 トラバースガイド駆動モータ(綾振糸ガイド駆動装置)
61 原点計算部(基準位置決定部)
62 原点記憶部(基準位置記憶部)
66 モータ制御部(制御部)

Claims (4)

  1. 糸が巻き取られてパッケージが形成される巻取ボビンを回転駆動するための巻取ボビン駆動装置と、
    糸と係合して糸を綾振りするための綾振糸ガイドと、
    前記綾振糸ガイドを往復駆動するための綾振糸ガイド駆動装置と、
    前記綾振糸ガイドを駆動する基準となる基準位置を決定するための基準位置決定部と、
    前記基準位置決定部により決定された基準位置を記憶する基準位置記憶部と、
    パッケージの巻始めから巻終りまで、当該パッケージに糸を巻き始める前に前記基準位置決定部により決定されて前記基準位置記憶部に記憶された基準位置を継続的に適用して前記綾振糸ガイド駆動装置を制御する制御部と、
    を備えることを特徴とする糸巻取機。
  2. 請求項1に記載の糸巻取機であって、
    前記制御部は、複数のパッケージの形成が完了するまで、最初のパッケージに糸を巻き始める前に前記基準位置決定部により決定されて前記基準位置記憶部に記憶された基準位置を継続的に適用して前記綾振糸ガイド駆動装置を制御することを特徴とする糸巻取機。
  3. 請求項2に記載の糸巻取機であって、
    前記制御部は、電源が投入されてから最初のパッケージに糸を巻き始める前に前記基準位置決定部により決定されて前記基準位置記憶部に記憶された基準位置を、複数のパッケージの形成が完了するまで継続的に適用して前記綾振糸ガイド駆動装置を制御することを特徴とする糸巻取機。
  4. 請求項2又は3に記載の糸巻取機であって、
    前記基準位置決定部により基準位置を再決定させるために操作される再決定指示部を備え、
    前記再決定指示部が操作されると、前記基準位置決定部は基準位置を再決定するとともに前記基準位置記憶部は新しい基準位置を再記憶し、
    その後は、前記制御部は、複数のパッケージの形成が完了するまで新しい基準位置を継続的に適用して前記綾振糸ガイド駆動装置を制御することを特徴とする糸巻取機。
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