JP2009226839A - 画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続的に供給される記録媒体(連続紙)の弛み予兆を検出する手段を設け、弛みの発生が予兆された場合には記録ヘッドを記録位置から退避位置に退避させ、記録ヘッドと連続紙の接触による記録ヘッドの破損を防止する画像記録装置を提供する。
【解決手段】制御部20は記録開始時にキャリッジ12が上の退避位置に在って連続紙6の搬送速度が記録可能速度になったとき弛みセンサ7の出力を監視し、連続紙6の弛みが検出されたら連続紙6の搬送を停止し記録処理を終了する。また、記録可能速度になって連続紙6の弛みが検出されないときでも、絶えず弛みセンサ7の出力を監視し、連続紙6の弛みが検出されたら記録ヘッドを記録位置から退避位置に退避させ、連続紙6の搬送を停止し記録処理を終了する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、連続紙の弛みを検出したとき記録ヘッドを記録位置から退避させる画像記録装置に関する。
従来、画像記録装置として、例えばインクジェットプリンタは、搬送手段により保持搬送される記録媒体に、印字ヘッドの複数のノズルよりインク滴を吐出して、高速且つ高画質に画像記録を行うものである。
このインクジェットプリンタは、例えばカットシート状の記録媒体(枚葉紙)に画像を記録するオフィス用途として幅広く使用されている。
また、近年では、インクジェットプリンタは、多数の印字ヘッドを記録媒体の搬送方向と直交する方向に整列配置したラインヘッドを構成することで、スループットの向上が可能となり、ロール紙などの記録媒体(連続紙)に画橡を記録する産業用途としても使用されている。
このような画像記録装置において、高画質を得るために連続紙と印字ヘッドの間隔は例えば1mm以下というように非常に狭いのが一般的である。また、印字ヘッドは解像度の粗いものでも1mm間に12個のノズルを備え、繊細な構造をなしている。
したがって、たとえば連続紙を使用した画像記録装置の場合、連続紙が弛んで僅かでも浮き上がると、その弛んだ連続紙の紙面が記録部で記録ヘッドに接触し、記録ヘッドを破損する恐れがある。また破壊に至らなくともノズルにダメージを与え本来の記録特性が維持できなくなる恐れがある。
このような連続紙における弛みを検出して、その弛みを除去する画像記録装置については以下のような提案がなされている。
例えば、特許文献1では、用紙給入位置から印字位置までの間に、弛み検出手段としてフォトロータリーエンコーダ及び検出レバーを設け、この検出出力に基づいて用紙送りローラを停止して記録ヘッドの下流側にある弛み除去ローラを駆動し、用紙の弛みを取ることを行っている。この動作を行うことで用紙と記録ヘッドの接触を防止する構造となっている。
特開平06−143717号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、以下の問題がある。
すなわち、特許文献1においては、用紙給入位置と弛み除去ローラ間の弛みを下流に配置される弛み除去ローラで除去する構成を採用している。この構成ではある量の弛みが発生した後にそれを検出することになり、記録ヘッドと用紙との接触を完全に防止することはできない。
また特許文献1においては、画像記録装置は記録ヘッドが主走査方向に往復するいわゆるシリアル式の画像記録装置であり、記録時には用紙送りローラを一度停止するので用紙搬送は間欠的にかつ記録ヘッドが用紙上にないタイミングで行われることになる。つまり、弛み除去はいわゆる行間で行われることになる。
しかし、ライン型の記録ヘッドを使用する画像記録装置においては、一般に記録ヘッドを主走査方向に動作させることはしないため、間欠的な用紙搬送は行われない。このため、行間において弛み除去動作を行うことはできず、特許文献1のような弛み除去の方法を採用して記録ヘッドと用紙との接触を防止することができない。
本発明は、上記の課題を解決するために、連続的に供給される記録媒体(連続紙)の弛み予兆を検出して、弛みの発生が予兆された場合には記録ヘッドを記録位置から連続紙の鉛直上方に退避させ、記録ヘッドと連続紙の接触を予防し、記録ヘッドの破損を防止することができる画像記録装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像記録装置は、連続紙を供給する供給部と、供給部から供給された連続紙を外周面に保持して下流側へ搬送するドラムと、ドラムと対向して配置され、連続紙に画像を記録する記録部と、記録部を連続紙に対して画像記録を行う記録位置と該記録位置とは異なる退避位置とに移動させる移動部と、ドラムよりも下流側に設けられ連続紙に張力を発生させる張力発生部と、連続紙の弛みを検出する弛み検出部と、を有し、弛み検出部が連続紙の弛み予兆を検出したとき、移動部により記録部を退避位置まで移動させることを特徴とする。
本発明よれば、連続的に供給される記録媒体(連続紙)の弛み予兆を検出して、弛みの発生が予兆された場合には記録ヘッドを記録位置から連続紙の鉛直上方に退避させ、記録ヘッドと連続紙の接触を予防し、記録ヘッドの破損を防止することができる画像記録装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態における画像記録装置の構成を模式的に示す図である。同図に示すように、本例の画像記録装置1は、媒体供給系2と、画像記録系3と、媒体切断収納系4とを具備している。
媒体供給系2は、回転部に不図示のエンコーダを備えた供給ローラ5に記録媒体としての連続紙6を巻着して備え、この連続紙6は画像記録系3に連続的に供給される。供給ローラ5には不図示のパウダブレーキが配置されており、連続紙6の搬送方向と逆方向に一定のバックテンションを与える機能を果たす。このバックテンションは連続紙6の巻径によらず一定になるように制御される。
この媒体供給系2と画像記録系3との間の連続紙搬送経路には、弛み検知センサ7が配置されている。この弛み検知センサ7は、例えば、連続紙にかかる張力を検出する張力センサである。
画像記録系3は、連続紙搬送方向の上流側と下流側を2個のフリーローラ8及び9に挟まれて回転し、上部周面により連続紙6を搬送するドラム10を備えている。ドラム10は、その回転軸11に不図示の駆動源及びエンコーダを備えている。
ドラム10の連続紙6を搬送する上部周面の上方には、キャリッジ12が配置されている。キャリッジ12には、特には図示しないが、ライン型の記録ヘッドが設けられている。キャリッジ12は、その左側に配設されているキャリッジ駆動部13により図の矢印aで示すように上下に駆動され、下方の記録位置と上方の退避位置とに移動可能に構成されている。
キャリッジ12の右側には、キャリッジ位置検出部14が配置されている。キャリッジ位置検出部14は、記録位置又は退避位置に移動するキャリッジ12の位置を検出して、記録位置又は退避位置におけるキャリッジ12の位置を位置決めする。
上記のキャリッジ駆動部13とキャリッジ位置検出部14とで移動部19を形成している。移動部19により記録位置に位置決めされたキャリッジ12は、ドラム10により搬送され連続紙6に向けて記録ヘッドからインク滴を吐出して所定の画像を記録する。
上記の下流側のフリーローラ9の更に下流側には、張力発生手段としての搬出ローラ対15(15a、15b)が配置されている。この搬出ローラ対15のローラ15a又は15bのいずれか一方の回転軸又は回転側面には、エンコーダが配設されている。
搬出ローラ対15の上方のローラ15aは、不図示のテンションモータにより一定トルクで回転駆動されながら、下方のローラ15bと協働して、ドラム10からフリーローラ9を介して送出される画像記録済みの連続紙6に張力を加えながら媒体切断収納系4に排出する。
媒体切断収納系4は、カッター16と排紙台17を備えている。画像記録系3から媒体切断収納系4に排出されてくる画像記録済みの連続紙6は、カッター16により画像記録面の前後を切断されて枚葉紙となり、カッター16の斜め下方に配設されている排紙台17に排紙され、排紙台17内に順次積載されて収納される。
図2は、上記構成の画像記録装置1の処理機能を示すブロック図である。同図に示すように画像記録装置1は、制御部20を備えている。制御部20は、演算処理装置21に対しバス22を介して接続された画像記録制御部23、キャリッジ制御部24、弛み監視部25、記憶部26、及び上位機器IF(インターフェース)部27から成る。
上位機器IF部27には、例えばコンピュータ等の上位機器30が接続される。画像記録制御部23には、図1に示すライン型の記録ヘッドを備えた画像記録部32が接続されている。画像記録部32はキャリッジ12に搭載されている。
また、キャリッジ制御部24には、図1に示したキャリッジ駆動部13とキャリッジ位置検出部14が接続されている。弛み監視部25には、これも図1に示した弛みセンサ7が接続されている。
上位機器30から、画像記録装置1で記録すべき画像データが記録実行のコマンドと共に、上位機器IF部27を介して画像記録装置1に送信されると、先ず画像データが記憶部26の所定の記憶領域に記憶される。
演算処理装置21は、例えばCPU等から成る演算処理装置であり、上位機器30から送信されたコマンドを解析するとともに、連続紙6に弛みが無いことを確認したのち、記憶部26に一旦記憶された画像データを読み出して、主走査方向数ラインごとに順次展開した画像記録イメージを画像記録制御部23に送信し、連続紙6に対する記録処理を開始する。
図3は、制御部20により連続紙6の弛みを監視しながら実行される記録処理を説明するフローチャートである。
記録処理が開始されると、図3に示すように、先ずキャリッジ12が退避位置に在るか否かが判別される(ステップS1)。この処理は、キャリッジ位置検出部14によるキャリッジ12の位置を検出する処理である。
そして、キャリッジ12が退避位置に来ていないときは(S1がNo)、キャリッジ制御部24によりキャリッジ駆動部13を駆動してキャリッジ12を退避位置に向けて移動を続行させ(ステップS2)、ステップS1の処理を行う、ということを繰り返す。
そして、ステップS1の処理で、キャリッジ12が退避位置に来たことをキャリッジ位置検出部14が判別したときは(S1がYes)、キャリッジ駆動部13によるキャリッジ12の移動を停止させ、図1に示した供給ローラに具備したパウダーブレーキ(不図示)とローラ15aのテンションモータとにより連続紙に所定のテンションを与え、ドラム10を不図示の駆動源により回転駆動して連続紙6の搬送を開始させる(ステップS3)。
そして、ドラム10のエンコーダの出力信号を監視して、その出力信号が、連続紙6の搬送速度が記録可能な速度に達したことを示しているか否かを判別することを繰り返す(ステップS4、判別結果はNo)。
そして、連続紙6の搬送速度が記録可能な速度に達したときは(S4がYes)、弛み検出を開始する(ステップS5)。この処理は、弛み検知センサ7から弛み監視部25に入力される連続紙6にかかる張力の検知信号が、連続紙6の弛みを示しているか否かを判別する処理である。
そして、連続紙6の弛みを示していないときは(S6がNo)、続いて、キャリッジ12が退避位置に在るか否かを判別し(ステップS11)、記録開始処理の直後はキャリッジ12はステップS2の処理で退避位置に移動しているので(S11がYes)、キャリッジ12を記録位置へ移動させる(ステップS12)。
この処理では、キャリッジ制御部24は、キャリッジ位置検出部14によりキャリッジ12の位置を監視させながら、キャリッジ駆動部13を駆動してキャリッジ12を記録位置に向けて移動させ、キャリッジ12が記録位置に来たことをキャリッジ位置検出部14により検出させて、キャリッジ12を停止させ、画像記録部32の記録ヘッドを記録位置に位置決めする。
そして、記録ヘッドが記録中であるか否かを判別し(ステップS13)、ここでも記録開始処理の直後であるので記録ヘッドは記録中ではなく(S13がNo)、したがって、画像記録制御部23からの制御により記録ヘッドによる連続紙6への記録が開始される(ステップS14)。
この処理では、画像記録制御部23は、キャリッジ12の画像記録部32に画像記録イメージを送信し、ドラム10の上部周面上に弛み無く密着して搬送される連続紙6に対し、記録ヘッドにより画像記録イメージに応じたインク滴を吐出するよう制御して画像記録処理を実行する。
上記に続いて制御部20は記録終了か否かを判別する(ステップS15)。この処理は、記憶部26に格納されている画像データが全て読み出されて、画像記録制御部23に送信され、画像記録部32による画像記録の実行が終了したか否かを判別する処理である。
そして、まだ画像記録が終了していないときは(S15がNo)、再びステップS6の処理に戻って、ステップS6、S11〜S15の処理を繰り返す。
この繰り返しの処理では、ステップS11の判別はNoであるので、ステップS11の処理からステップS13の処理にただちに移行し、このステップS13の判別はYesであるのでステップS13処理からステップS15の処理にただちに移行する。すなわち記録実行中は、ステップS6、S11、S13、S15の判別処理のみが繰り返される。
ここで、上記ステップS6の判別で連続紙6に弛みが検出されたときは(S6がYes)、キャリッジ12が退避位置に在るか否かを判別する(ステップS7)。
記録開始処理の直後はキャリッジ12はステップS2の処理で退避位置に移動しているので(S7がYes)、弛みセンサ7による弛み検出処理を終了し(ステップS9)、搬出ローラ対15のローラ15aのテンションモータ、不図示の駆動源および供給ローラのパウダブレーキの駆動を停止し連続紙6の搬送を停止させて(ステップS10)、処理を終了する。
また、上記のステップS6、S11、S13、S15の判別処理が繰り返され、記録処理実行中に、ステップS6、S7の処理となったときは(S7がNo)、キャリッジ12を退避位置に移動させてから(ステップS8)、ステップS9、S10の処理を実行する。
上記のキャリッジ12を退避位置に移動させる処理は、ステップS1及びS2で説明した処理と同一である。
このように、第1の実施の形態では、本発明の基本形として、記録処理開始直前又は記録処理実行中に、連続紙6に弛みが検出されたときは、直ちに記録ヘッドを退避位置に退避させ、連続紙6の搬送を停止させる。
これにより、連続紙6に弛みが検出された直後から、その弛みが保守作業により修正されて連続紙6の搬送が弛みの無い正常な搬送状態に復元されるまで、記録ヘッドが連続紙6に接触する不具合が回避され、記録ヘッドの破損を防止することができる画像記録装置を提供することが可能となる。
(第2の実施の形態)
ところで、上記第1の実施の形態では、連続紙6の弛みを検出するために、弛みセンサ7を用いて連続紙6の弛みを直接検出しているが、弛みセンサ7を除去して、他の方法で連続紙6の弛みの予兆を検出するようにし、その予兆を以って、弛みが検出されたものとして、上記同様に記録ヘッドを退避位置に退避させ連続紙6の搬送を停止させるようにしてもよい。これについて、以下、第2の実施の形態として説明する。
図4は、第2の実施の形態における画像記録装置の処理機能を示すブロック図である。尚、図4には、図1及び図2に示した構成又は機能と同一の構成又は機能部分には図1及び図2と同一の番号を付与して示している。
図4に示すように、本例のブロック構成は、図2の場合と比較して、図2の弛みセンサ7の出力に代わって、搬送情報生成部33(ドラム10のエンコーダ)、媒体回転検出センサ34、及び張力発生ローラエンコーダ35の出力が弛み監視部25に入力されることである。
搬送情報生成部33の出力は、図1のドラム10のエンコーダの出力であり、媒体回転検出センサ34の出力は、図1の供給部としての供給ローラ5のエンコーダの出力であり、そして張力発生ローラエンコーダ35の出力は、図1の張力発生部としての搬出ローラ対15の上方のローラ15aのエンコーダの出力である。
本例において、図4に示す弛み監視部25は、媒体回転検出センサ34(供給ローラ5のエンコーダ)の出力が示す供給ローラ5が連続紙6を送り出す供給線速度を検出する検知部として機能する。ここで、この検知部が検出した媒体回転検出センサ34の出力が示す供給線速度をV1とする。
また、弛み監視部25は、搬送情報生成部33(ドラム10のエンコーダ)の出力が示すドラム10の回転周面線速度(連続紙6の搬送線速度)を検出する検知部としても機能する。ここで、この検知部が検出した搬送情報生成部33の出力が示す回転周面線速度をV2とする。
そして、弛み監視部25は、張力発生ローラエンコーダ35(搬出ローラ対15の上方のローラ15aのエンコーダ)の出力が示す連続紙6を搬出する搬送線速度を検出する検知部としても機能する。ここで、この検知部が検出した張力発生ローラエンコーダ35の出力が示す搬送線速度をV4とする。
尚、この搬出線速度を、V3とせずにV4とするのは、後述する第3の実施の形態と比較しやすいようにするためである。
図5は、上記の弛み監視部25の機能ブロック図である。同図に示すように、弛み監視部25は、バス22に接続するIF(インターフェース)部40、第1比較部41、第2比較部42、第3比較部43、及び判定部44を備えている。
第1比較部41、第2比較部42、及び第3比較部43には、それぞれIF部40を介して演算処理装置21から、連続紙6の搬送線速度基準値が入力されるとともに、第1比較部41には、搬送情報生成部33から供給ローラ5のエンコーダ出力信号が入力し、第2比較部42には、媒体回転検出センサ34からドラム10のエンコーダ出力信号が入力し、第3比較部43には、張力発生ローラエンコーダ35から搬出ローラ対15の上方のローラ15aのエンコーダ出力信号が入力する。
判定部44は、第1比較部41、第2比較部42、又は第3比較部43は、それぞれ対応するエンコーダから入力する出力信号が示す線速度が、IF部40から入力する搬送線速度の基準値に達しているか(図3のフローチャートのステップS4の処理)を判断して判断結果を演算処理装置21に通知する。
これとともに、判定部44は、第1比較部41、第2比較部42、及び第3比較部43から、各エンコーダの出力信号が示す線速度V1、V2、及びV4を受け取って、それぞれの比較を行って連続紙6の弛みの有無を判断する。
図4に示す制御部20は、図3のフローチャートに示すステップS5及びS6の弛み検出処理において、図5に示す弛み監視部25により上述した各線速度V1、V2、及びV4を比較演算して、その結果に基づいて連続紙6の弛みの予兆を検出し、その予兆を以って、弛みの出現を予測し、弛みそのものが検出されたものと判断する。
この弛み検出の判断の基となる予兆の検出方法には、3通りがあり、弛み監視部25は、「供給線速度V1」>「回転周面線速度V2」であるとき、又は「供給線速度V1」>「搬送線速度V4」であるとき、又は「回転周面線速度V2」>「搬送線速度V4」であるときに、それぞれ弛みの予兆を検出したと判断する。
また、ドラム10の径の大きさにもよるが、本例では、上記の比較演算における線速度の差分が速度の基準値の例えば1%以上となったとき、弛みの予兆を検出したと判断する。この場合の速度の基準値は、例えば700mm/秒である。また、ドラム10の直径は例えば500mmであるものとする。
このようにして、第2の実施の形態においては、記録ヘッドを退避位置に退避させるべきときであることを示す連続紙6の弛み検出を、連続紙6の搬送路の上流、中間、下流における搬送線速度を比較して、いずれか2点間で、上流側の搬送線速度が下流側の搬送線速度よりも所定の値以上(本実施形態の例では搬送基準線速度の1%以上)大きくなったとき、記録ヘッドを退避位置に退避させなければならないほどの浮きが連続紙6に発生するだけの弛み(の予兆)を検出したと判断する。
(第3の実施の形態)
図6は、第3の実施の形態における画像記録装置の構成を模式的に示す図である。本実施の形態の画像記録装置45は、媒体供給系46と、画像記録系47と、媒体切断系48と、排出系49とを備えている。
まず、媒体供給系46について説明する。媒体供給系46は、パウダブレーキ51を備えた回転軸52に、ロール状の連続紙53を巻回して回転可能に保持している。連続紙53は、画像記録系47側に引き出されることによって媒体供給系46から画像記録系47に送り出されて供給される。
パウダブレーキ51は、連続紙53の送り出し方向と逆方向に一定のバックテンションを与える機能を有してしる。このバックテンションは連続紙53の巻径によらず一定になるように制御される。
また、回転軸52の近傍には、媒体回転検出センサ54が配置されている。媒体回転検出センサ54は、回転軸52の回転速度を検出する目的で使用される。回転軸52の1回転ごとに連続紙53の厚さの分だけ減少するロール紙の直径と回転軸52の回転速度とから、ロール紙から送り出される連続紙53の送り出し線速度が演算され、この演算結果は、送り出し速度に異常があるか否かの判断に使用される。
続いて、画像記録系47について説明する。画像記録系47は、先ず、複数のフリーローラ55(55a、55b、・・・、55h)、第1ドラム56、第1エンコーダ57、第2ドラム58、第2エンコーダ59、ドラム駆動部61、不図示の駆動源を備えた張力発生ローラ62、張力発生ローラエンコーダ63からなる連続紙53の搬送部を備えている。
更に画像記録系47は、第1ドラム56に対応する第1キャリッジ64、第1キャリッジ駆動部65、第1キャリッジ位置検出部66、第2ドラム58に対応する第2キャリッジ67、第2キャリッジ駆動部68、第2キャリッジ位置検出部69からなる画像記録部を備えている。
上記の第1キャリッジ駆動部65と第1キャリッジ位置検出部66は第1移動部28を形成し、第2キャリッジ駆動部68と第2キャリッジ位置検出部69は第2移動部29を形成している。
画像記録系47は、媒体供給系46から送り出されてきた連続紙53を搬入し、その連続紙53を、2個のフリーローラ55aと55bで押さえ込むようにして第1ドラム56で巻回保持し、第1キャリッジ64の直下へ搬送して記録処理を行う。
その後、画像記録系47は、フリーローラ55cと55dを経ながら搬送される連続紙53を、2個のフリーローラ55eと55fで押さえ込むようにして第2ドラム58で巻回保持し、第2キャリッジ67の直下へ搬送し、記録処理後、媒体切断系48へ送出する機能を有する。
次に第1ドラム56の構成を説明する。第1ドラム56は、アルミ製のドラムであり、連続紙53が330度の巻き付け角で巻回可能であり、330度の巻き付け角でA3サイズの縦(420mm)の約3枚分に相当するような周長に設計されている。
連続紙53は、第1ドラム56の巻き始めのバックテンションと巻き終わりのテンションによって、第1ドラム56の外周面に対する垂直抗力が与えられ、第1ドラム56と連続紙53との間の摩擦によって第1ドラム56に保持される。この第1ドラム56は、第2ドラム58の回転により連続紙53を介して回転する従動ドラムとして構成される。
また、第1ドラム56の回転軸には、前述した第1エンコーダ57が配置されている。第1エンコーダ57の回転軸は第1ドラム56の回転に伴って回転し、第1ドラム56の回転位置に相当する検出パルスを出力する。この検出パルスは、後述する制御部に入力され、そのパルス情報は、演算処理装置や画像記録制御部で使用される。
本実施の形態の画像記録装置45において、上記第1エンコーダ57には、1回転あたり18000パルスのパルス信号を出力するエンコーダが用いられている。
連続紙53の搬送方向の記録解像度は300ドット/25.4cmであり、第1エンコーダ57の1パルス当たり記録1ラインになるように設計されている。これにより、第1ドラム56の直径は、25.4cm÷300ドット×18000パルス÷円周率π=485mmとなる。
第1ドラム56の巻き終わり以降では、連続紙53は、上述したようにフリーローラ55cと55dを経由して搬送され、更に第2ドラム58に巻回されて搬送される。
次に、第2ドラム58の構成を説明する。第2ドラム58も第1ドラム56と同様の構成であり、連続紙53が330度の巻き付け角で巻回可能に構成されている。
連続紙53は、第2ドラム58の巻き始めのバックテンションと巻き終わりのテンションによって第2ドラム58の外周面に対し垂直抗力が与えられ、第2ドラム58と連続紙53との間の摩擦によって第2ドラム58に保持され、ドラム駆動部61の駆動力によって搬送される。
第2ドラム58は、駆動ドラムとして構成され、連続紙53の搬送速度はドラム駆動部61により決定される。ドラム駆動部61に対する搬送速度の指令は後述する制御部の演算処理装置が行う。
また、第2ドラム58の回転軸には、第1ドラム56と同様に1回転あたり18000パルスのパルス信号を出力するエンコーダを備えた第2エンコーダ59が連結されている。
第2エンコーダ59は、第2ドラム58の回転位置に相当する検出パルスを出力する。この検出パルスも、後述する制御部に入力され、そのパルス情報は、演算処理装置や画像記録制御部で使用される。
張力発生ローラ62は、第2ドラム58の下流側テンションを発生する駆動ローラーであり、規定の張力になるように駆動トルクが制御される。この出力トルクは連続紙53と第1ドラム56、第2ドラム58との摩擦係数を考慮して決定される。
また張力発生ローラ62の駆動源には張力発生ローラエンコーダ63が内臓されており、これにより、張力発生ローラ62の回転速度を検出することが可能である。
連続紙53は、第2ドラム58の巻き終わりから張力発生ローラ62を経由して媒体切断系48へと送出される。
ここで、媒体切断系48について説明する。媒体切断系48は、切断部ローラ71及び切断駆動部72を有する。切断部ローラ71は、2本の刃物を有したスパイラル状のカッターであり、ローラの1周で420mmの周長を持つ。2本の刃物は210mm間隔で配置されるため、切断部ローラ71を連続紙53の搬送速度に同期させて駆動すれば、連続紙53は長さ210mmに切断される。
尚、本実施の形態の画像記録装置45は、連続紙53として297mm幅の連続紙を使用し、A4サイズ(297mm×210mm)に切断して排出するものとする。
切断駆動部72には、サーボモータが用いられ、制御部から図示せぬサーボコントローラに対してパルス列指令を行なうことで駆動される。もちろん切断駆動部72は、サーボモータに限らず、ステッピングモータなどで構成されても良い。
次に排出系49について説明する。排出系49は、排紙台ローラ73及び74、排紙台75を備えている。媒体切断系48から鉛直下方へと送出される切断後の連続紙53は、排紙台ローラ73及び74により水平方向へと方向を変え、排紙台75へと不具合なく導かれる。排紙台ローラ73及び74は、それぞれフリーローラ76及び77と対になって連続紙53を搬送する駆動ローラである。
上記のように、この第3の実施の形態では、第2の実施の形態に対して、媒体記録系においてドラムと、そのエンコーダと、ドラムに対応するキャリッジとが1つ増えただけで、媒体搬送系、媒体切断収納系には大きな変化はない。駆動モータは最下流のドラムである第2ドラムのみに配設され、それ以外のドラムは紙とドラムの摩擦で従動駆動される。
図7は、この第3の実施の形態における画像記録装置45の処理機能を示すブロック図である。尚、図7の一部において図4と同一の機能部分には図4と同一の番号を付与して示している。
図7に示す制御部20について説明する。図7に示すように、演算処理装置21には、バス22を介して制御部内の記憶部26、画像記録制御部23、キャリッジ制御部24、弛み監視部25及び上位機器IF部27が接続される。演算処理装置21は、装置の全状態を監視し、各制御部や監視部に対しての指令を行う。
記憶部26は、本画像記録装置45の動作プログラムの格納や上位機器30からの記録データの一時格納などを行なう。また、本画像記録装置45の種々の調整パラメータ等の保存も行なう。
画像記録制御部23には、第1キャリッジ64に搭載された第1画像記録部78と、第2キャリッジ67に搭載された第2画像記録部79とが接続されている。
画像記録制御部23は、第1キャリッジ64の第1画像記録部78及び第2キャリッジ67の第2画像記録部79に対し、上位機器30から入力された記録画像の送出制御や第1エンコーダ57、第2エンコーダ59から入力された搬送情報を用いて画像記録タイミングの生成制御を行う。
また、キャリッジ制御部24には、第1キャリッジ駆動部65、第1キャリッジ位置検出部66、第2キャリッジ駆動部68、及び第2キャリッジ位置検出部69が接続されている。キャリッジ制御部24は、図6に示す第1キャリッジ64及び第2キャリッジ67の駆動制御を行う。
演算処理装置21は、第1キャリッジ64及び第2キャリッジ67を第1ドラム56、第2ドラム58に対してそれぞれ退避位置に移動させるか記録位置に移動させるかの指令をキャリッジ制御部24に対して行う。
また、弛み監視部25には、第1エンコーダ57、第2エンコーダ59、媒体回転検出センサ54の信号、及び張力発生ローラエンコーダ63の情報が入力される。
弛み監視部25は上記情報及び信号を用いて連続紙53の搬送状態を監視し、弛みが発生した場合、もしくは弛みの発生が予見される場合については演算処理装置21に対して報知を行う。また、弛み監視部25は、第1エンコーダ57及び第2エンコーダ59から得られた搬送情報を画像記録制御部23に対して送出する。
ここで、第1及び第2キャリッジについて説明する。図6に示す第1キャリッジ64は、図7に示す第1画像記録部78及び図示しない記録ヘッド及び記録ヘッド駆動部を有する。また、第1キャリッジ64は、第1キャリッジ駆動部65により第1ドラム56に対して図6の両方向矢印bで示す上下方向に移動可能に構成される。
第1キャリッジ64の位置は、第1キャリッジ位置検出部66で検出され、図7の演算処理装置21へと通知される。第1キャリッジ64が第1ドラム56に対して離間している位置を退避位置、近接している位置を記録位置と称する。
本実施の形態の画像記録装置45においては、第1ドラム56と第1キャリッジ64に搭載されている記録ヘッドの離間距離は、退避位置で100mm、記録位置で1mmである。
第2キャリッジ67も第1キャリッジ64と同様に第2画像記録部79及び図示しない記録ヘッド及び記録ヘッド駆動部を有する。第2キャリッジ67は第2キャリッジ駆動部68により第2ドラム58に対して、図6の両方向矢印cで示す上下方向に移動可能に構成される。
第2キャリッジ67の位置は、第2キャリッジ位置検出部69で検出され、図7の演算処理装置3へと通知される。第2キャリッジ67が第2ドラム58に対して離間している位置を退避位置、近接している位置を記録位置と称する。
本実施の形態の画像記録装置45においては、第2ドラム58と第2キャリッジ67に搭載されている記録ヘッドの離間距離は、退避位置で100mm、記録位置で1mmである。
図8は、本例の上記制御部20における弛み監視部25の機能ブロック図である。同図に示すように、本例において弛み監視部25は、IF部40と判定部44との間に接続される比較部が、図5の第1比較部41、第2比較部42、及び第3比較部43であった場合に較べて、第4比較部80が1つ増えている。
ただし、本例では、実際に増設されたのは第2比較部42であって、第3比較部43及び第4比較部80は、図5の場合の第2比較部42及び第3比較部43に対応するものである。
本例においても、第1比較部41、第2比較部42、第3比較部43、及び第4比較部80には、それぞれIF部40を介して演算処理装置21から、連続紙53の搬送線速度基準値が入力される。
また、これとともに、第1比較部41には第1エンコーダ57からエンコーダ出力信号が入力し、第2比較部42には第2エンコーダ59からエンコーダ出力信号が入力し、第3比較部43には媒体回転検出センサ54から回転数検知信号が入力し、第4比較部80には張力発生ローラエンコーダ63からエンコーダ出力信号が入力する。
本例において、図8に示す弛み監視部25は、媒体回転検出センサ54の出力が示す回転軸52が連続紙6を送り出す供給線速度を検出する検知部として機能し、この検出した媒体回転検出センサ54の出力が示す供給線速度をV1とする。
また、弛み監視部25は、第1のエンコーダ57の出力パルスが示す第1ドラム56の回転周面線速度(連続紙6の搬送線速度)を検出する検知部として機能し、この検出した第1のエンコーダ57の出力が示す回転周面線速度をV2とする。
また、弛み監視部25は、第2のエンコーダ59の出力パルスが示す第2ドラム58の回転周面線速度(連続紙6の搬送線速度)を検出する検知部として機能し、この検出した第2エンコーダ59の出力が示す回転周面線速度をV3とする。
そして、弛み監視部25は、張力発生ローラエンコーダ63の出力が示す張力発生ローラ62が搬出する連続紙6の搬送線速度を検出する検知部としても機能し、この検出した張力発生ローラエンコーダ63の出力が示す搬送線速度をV4とする。
判定部44は、第1比較部41、第2比較部42、第3比較部43又は第4比較部80に、それぞれ対応する検知部から入力する信号が示す線速度が、IF部40から入力する搬送線速度の基準値に達しているか(図3のフローチャートのステップS4の処理)を判断して判断結果を演算処理装置21に通知する。
これとともに、判定部44は、第1比較部41、第2比較部42、第3比較部43、及び第4比較部80から、各検知部の出力信号が示す線速度V1、V2、V3、及びV4を受け取って、それぞれの比較を行って連続紙6の弛みの有無を判断する。
図7に示す制御部20は、図3のフローチャートに示すステップS5及びS6の弛み検出処理において、図8に示す弛み監視部25により上述した各線速度V1、V2、V3、及びV4を比較演算して、その結果に基づいて連続紙6の弛みの予兆を検出し、その予兆を以って、弛みの出現を予測(予見)して、弛みそのものが検出されたものと判断する。
この弛み検出の判断の基となる予兆の検出方法には、6通りある。すなわち、弛み検出部としての弛み監視部25は、V1>V2、又はV1>V3、又はV1>V4、又はV2>V3、又はV2>V4、又はV3>V4であるときに、それぞれ弛みの予兆を検出したと判断する。
この判断により、図3のフローチャートに示す処理において弛みが検出されたとき、キャリッジが退避位置に退避するよう制御される。本例の場合、図3のフローチャートのステップS2及びS8において、キャリッジの退避位置への移動は、常に第1及び第2キャリッジ64及び67に対して同時平行的に行われる。
これにより、第1及び第2キャリッジ64及び67に搭載されている記録ヘッドが、第1ドラム56及び第2ドラム58に対して、すなわちこれらのドラムによって搬送される連続紙6に対して、1mmの記録位置から100mmの退避位置へと離間距離が拡大した位置に移動し、連続紙6の弛みよる浮き上がりで発生する記録ヘッドの破損が防止される。
尚、上記第3の実施の形態では、媒体担持体として2個のドラムを用いる例を示したがラインヘッドの構成を単純化して、4色又はライトシアンとライトマゼンタを含む6色の各色別の合計6個の記録部を、6個のラインヘッドと6個のドラムで構成するような場合でも、上述した方法により連続紙の弛みの予兆を検出して記録ヘッドを退避位置に退避させ、連続紙と記録ヘッドの接触による記録ヘッドの損傷を防止することができる。
これを簡単に説明する。上記のようにドラムが2つ以上(本例では6つ)設けられた場合、最下流側のドラム(本例では6個目のドラム)を駆動ドラムとし、その他のドラムを従動ドラムとする。そして連続紙搬送系の各部に、上述した回転検知センサやエンコーダ等による媒体搬送線速度を検知し得る検知部をそれぞれ設ける。
媒体供給系の媒体回転検出センサを第1の検知部として、その検知結果が示す媒体供給系の供給線速度をV1とする。上記複数のドラムの回転周面線速度をそれぞれ検知する複数のエンコーダを複数の検知部として、その検知部の情報が示す搬送線速度を上流側からそれぞれV2(i)(i=1、2、3、・・・、n)(本例ではn=6)とする。
そして、媒体排出部の張力発生ローラ部の張力発生ローラエンコーダを第3の検知部として、その検知結果が示す媒体排出部の排出線速度をV4とする。
そして、弛み監視部は、上記第1の検知部、複数の検知部、第3の検知部のうち連続紙の搬送方向に沿って隣設された2つの検知部の上流側の検知部と下流側の検知部の検出結果が、「V1>V2(1)」又は「V2(i)>V2(i+1)」又は「V2(n)>V4」(本例では「V2(6)>V4」)であることを示しているとき連続紙の弛みの予兆を検出したと判断する。
このように、複数のドラムによって連続紙が搬送される記録媒体搬送系を有する画像記録装置において、記録媒体搬送系の記録媒体搬送線速度を検知する複数の検知部のうち搬送方向に沿って隣設された2つの検知部の上流側の検知部と下流側の検知の検出結果を知るだけで、連続紙の弛みを予測して、記録ヘッドの損傷を防止することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
第1の実施の形態における画像記録装置の構成を模式的に示す図である。 第1の実施の形態における画像記録装置の処理機能を示すブロック図である。 第1の実施の形態における画像記録装置の制御部により連続紙の弛みを監視しながら実行される記録処理を説明するフローチャートである。 第2の実施の形態における画像記録装置の処理機能を示すブロック図である。 第2の実施の形態の画像記録装置における制御部の弛み監視部の処理機能を示すブロック図である。 第3の実施の形態における画像記録装置の構成を模式的に示す図である。 第3の実施の形態における画像記録装置の処理機能を示すブロック図である。 第3の実施の形態の画像記録装置における制御部の弛み監視部の処理機能を示すブロック図である。
符号の説明
1 画像記録装置
2 媒体供給系
3 画像記録系
4 媒体切断収納系
5 供給ローラ
6 連続紙
7 弛み検知センサ
8、9 フリーローラ
10 ドラム
11 回転軸
12 キャリッジ
13 キャリッジ駆動部
14 キャリッジ位置検出部
15(15a、15b) 搬出ローラ対
16 カッター
17 排紙台
18 張力発生部
19 移動部
20 制御部
21 演算処理装置
22 バス
23 画像記録制御部
24 キャリッジ制御部
25 弛み監視部
26 記憶部
27 上位機器IF(インターフェース)部
28 第1移動部
29 第2移動部
30 上位機器
32 画像記録部
33 搬送情報生成部(エンコーダ)
34 媒体回転検出センサ
35 張力発生ローラエンコーダ
40 IF(インターフェース)部
41 第1比較部
42 第2比較部
43 第3比較部
44 判定部
45 画像記録装置
46 媒体供給系
47 画像記録系
48 媒体切断系
49 排出系
50 速度検知部
51 パウダブレーキ
52 回転軸
53 連続紙
54 媒体回転検出センサ
55(55a、55b、・・・、55h) フリーローラ
56 第1ドラム
57 第1搬送情報生成部(エンコーダ)
58 第2ドラム
59 第2搬送情報生成部(エンコーダ)
61 ドラム駆動部
62 張力発生ローラ
63 張力発生ローラエンコーダ
64 第1キャリッジ
65 第1キャリッジ駆動部
66 第1キャリッジ位置検出部
67 第2キャリッジ
68 第2キャリッジ駆動部
69 第2キャリッジ位置検出部
71 切断部ローラ
72 切断駆動部
73、74 排紙台ローラ
75 排紙台
76、77 フリーローラ
78 第1画像記録部
79 第2画像記録部
80 第4比較部

Claims (8)

  1. 連続紙を供給する供給部と、
    前記供給部から供給された前記連続紙を外周面に保持して下流側へ搬送するドラムと、
    前記ドラムと対向して配置され、前記連続紙に画像を記録する記録部と、
    前記記録部を前記連続紙に対して画像記録を行う記録位置と該記録位置とは異なる退避位置とに移動させる移動部と、
    前記ドラムよりも下流側に設けられ前記連続紙に張力を発生させる張力発生部と、
    前記連続紙の弛みを検出する弛み検出部と、
    を有し、
    前記弛み検出部が前記連続紙の弛み予兆を検出したとき、前記移動部により前記記録部を前記退避位置まで移動させることを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記弛み検出部は、前記供給部と前記記録部の間に設けられ、前記連続紙にかかる張力を検出する張力センサであることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記弛み検出部は、
    少なくとも供給部から供給される前記連続紙の供給線速度V1を検出する検知部と、前記ドラムの回転周面線速度V2を検出する検知部とを備え、
    前記2つの検知部による検知結果が「V1>V2」であることを示しているとき前記連続紙の弛み予兆を検出したと判断する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  4. 前記弛み検出部は、
    少なくとも供給部から供給される前記連続紙の供給線速度V1を検出する検知部と、前記張力発生部における前記連続紙の搬送線速度V4を検出する検知部とを備え、
    前記2つの検知部による検知結果が「V1>V4」であることを示しているとき前記連続紙の弛み予兆を検出したと判断する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  5. 前記弛み検出部は、
    少なくとも前記ドラムの回転周面線速度V2を検出する検知部と、前記張力発生部における前記連続紙の搬送線速度V4を検出する検知部とを備え、
    前記2つの検知部による検知結果が「V2>V4」であることを示しているとき前記連続紙の弛み予兆を検出したと判断する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  6. 前記ドラムは2つ設けられ、下流側のドラムを駆動ドラムとし、上流側のドラムを従動ドラムとし、前記従動ドラムの回転周面線速度V2を検出する検知部と、前記駆動ドラムの回転周面線速度V3を検出する検知部とを備え、
    前記弛み検出部は、各前記検知部による検知結果が「V1>V2」又は「V1>V3」又は「V1>V4」又は「V2>V3」又は「V2>V4」又は「V3>V4」であることを示しているとき前記連続紙の弛み予兆を検出したと判断する、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  7. 前記移動部は、前記ドラムが加速しているとき又は減速しているとき、前記記録部は前記退避位置にあることを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  8. 各前記検知部は、それぞれ回転部にエンコーダを備え、それぞれの前記エンコーダの出力パルス信号からそれぞれの前記線速度を算出する、ことを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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