JP2009219669A - 遊技装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールを標的に当てるボールゲームにおいて、このゲーム結果に応じて、遊技者に遊技継続のチャンスを付与することのできる遊技装置を提供する。
【解決手段】識別情報を変動表示及び停止表示させる可変表示部と、この可変表示部に対応する標的と、この標的から所定距離だけ離隔した位置に設けられた遊技領域と、この遊技領域から遊技者により放たれたボールが前記標的に衝突した場合、前記可変表示部で変動中の前記識別情報を停止させるとともに、停止表示態様に応じて得点を付与する遊技実行制御手段と、を備えるように遊技装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遊技装置に関し、詳しくは、ボールを用いた的当てゲームにさらなる遊技性を加味したこれまでにない新規の遊技装置に関するものである。
従来、この種の遊技装置において、例えば、脚台上に垂直支持された本体フレームと、この本体フレームに緩衝支持された複数に区画された標的と、ボールが区画されたどの標的に当たったかを検出するボール当り検出装置と、本体フレーム上の残球数と得点数の表示装置と、制御装置とから構成されたものがあり、遊技者は、ボールを標的の各区画に向けて投げて命中させることを競って楽しんでいる(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平11−285552号公報
しかし、上述のような遊技装置は、例えば、限られた数のボールを用いて、標的にいくつ当てたか、あるいは命中させた標的に応じて加算される得点を競うものが一般的であるため、所定数のボールを使い終えるとその時点で遊技終了となってしまう。
したがって、所定の対価を支払って所定数のボールを借りて遊技するような形態であれば、遊技者側とすれば、ゲーム数が増加すればずるほど出費も増えるため、思う存分に遊技を楽しむことができないという不満が残されていた。
また、離れた先にある標的は小さく、これに命中させることは難しいため、野球などのように、ボールを投げるスポーツを経験した者と、していない者との技量差がはなはだしく大きくなるため、誰でもが楽しめる遊技とは言えない側面があった。
そこで、本発明では、上述した課題を解決し、ボールを用いながらも誰でもが気軽に楽しむことができるとともに、遊技を長く継続するチャンスがある遊技装置を提供することを目的としている。
(1)本発明では、識別情報を変動表示及び停止表示させる可変表示部と、この可変表示部に対応する標的と、この標的から所定距離だけ離隔した位置に設けられた遊技領域と、この遊技領域から遊技者により放たれたボールが前記標的に衝突した場合、前記可変表示部で変動中の前記識別情報を停止させるとともに、停止表示態様に応じて得点を付与する遊技実行制御手段と、を備える遊技装置とした。
(2)本発明は、上記(1)において、前記可変表示部を複数設け、各可変表示部に一対一で対応する複数の標的を備えていることを特徴とする。
(3)本発明は、上記(1)又は(2)において、遊技実行制御手段は、所定時間以内に前記標的に前記ボールが衝突しない場合、前記識別情報を停止させることを特徴とする。
(4)本発明は、上記(1)〜(3)のいずれかにおいて、前記ボールを提供するボール提供部をさらに備え、遊技実行制御手段は、付与した得点に応じた数のボールを前記ボール提供部から提供させることを特徴とする。
(5)本発明は、上記(1)〜(4)のいずれかにおいて、前記可変表示部と前記標的とは、前記遊技領域に対面する遊技ボード上に互いに近接配置されていることを特徴とする。
(6)本発明は、上記(1)〜(5)のいずれかにおいて、前記可変表示部の表面を、透光性を有し、かつ前記ボールの衝突に耐え得る強度を有する材料で被覆したことを特徴とする。
本発明によれば、ボールを用いながらも、誰でもが気軽に楽しむことができ、しかも、遊技を長く継続するチャンスがあるという、これまでにない斬新な遊技装置を提供することが可能となる。
本実施形態の遊技装置は、識別情報を変動表示及び停止表示させる可変表示部と、この可変表示部に対応する標的と、この標的から所定距離だけ離隔した位置に設けられた遊技領域と、この遊技領域から遊技者により放たれたボールが前記標的に衝突した場合、前記可変表示部で変動中の前記識別情報を停止させるとともに、停止表示態様に応じて得点を付与する遊技実行制御手段と、を備えるように構成される。
かかる構成によって、遊技領域から放たれたボールを標的に当てることによって、可変表示部に変動表示されている図柄や数字などの識別情報を有効停止ライン上に停止させることができる。この停止表示された可変表示部における各識別情報が特定の組み合わせとなったときに、この組み合わせに対応した得点を付与することができる。すなわち、スロットマシンなどのようなゲームを、従来のように遊技盤に向かい合ってボタン操作やレバー操作などを行うのではなく、誰でもが体を使って気軽にボールゲームにおいて楽しむことができる。しかも、この獲得した得点に対応した数のボールを遊技領域に配置したボール提供部などから供給することもでき、この供給されたボールを用いて遊技をさらに継続するチャンスが付与され、遊技者の期待感を高めることができる。
さらに、可変表示部における識別情報の配列状態に応じて、複数配置される特定の標的をフラッシュランプなどで点滅発光させたり、音声による演出効果を付与したりすることで遊技者のチャレンジ意欲を高めることもできる。この指定された標的にボールが当てられた場合にボーナス得点を付与するなどの設定を可能にして、様々なレベルの遊技者が一球逆転も可能になるように遊技形態を多様化することができる。また、投球による得点結果を遊技装置や遊技領域に配置した表示装置や音声装置などに演出効果を付加して表示することで遊技者間の得点争いを楽しむこともできる。
遊技装置は、識別情報を変動停止表示させる可変表示部、この可変表示部を制御する遊技実行制御手段、可変表示部から離隔した遊技領域から投球されるボールの標的を備えた装置であって、ゲームセンタなどの遊技施設やグラウンドなどの運動施設における屋外や屋内に配置することができる。この遊技装置は野球やサッカー、ゴルフ、テニスなどの形態を模したボールゲーム機として機能させることができ、遊技者が遊技装置に設けられた標的に向かってボールを実際に放つという、運動要素を含む健康的なゲームを楽しむことができる。ボールを放つというのは、ボールを投擲する他、ボールを蹴ったり、ラケットなどを用いて打ち出したりすることも含まれる。
可変表示部は、アニメキャラクタや数字、図柄などの識別情報を変動表示させるとともに、その停止操作に伴ってその変動状態を停止表示させることができる液晶表示装置や、機械的に回転動作されそのドラム面に識別情報が記載されて構成される回転ドラム装置などが該当する。可変表示部はコンピュータや制御基盤など備えた後述する遊技実行制御手段によりその動作が制御される。
ボールゲームの標的は、遊技者により遊技領域から投じられた野球やテニス、サッカーなどボールに対して「的」になる部材であり、そのボールが当たったことによる衝撃を検知するための加速度センサやスイッチ回路などを有して構成される。このような標的となる装置部材は、遊技装置における前記可変表示部とは別体として配置することができる。例えば、この可変表示部に対応した標的部分を遊技者がプレイする遊技領域から遠隔した場所に配置するとともに、可変表示部を遊技者が視認し易い遊技領域に配置することもできる。
また、標的は、前記可変表示部の近傍もしくは、可変表示部と重なる同位置に配置することができる。例えば、可変表示部自体を標的として配置する場合は、耐久性を有した可変表示部に加速度センサを設けたり、可変表示部に向かって投射されるボールの軌道を検知するカメラセンサを遊技装置の前面に設けたり、あるいは可変表示部の透視可能な透明部材で標的を構成したりすることで実現することができる。
遊技領域は、前記可変表示部や標的を備えた遊技装置本体とは、例えば5〜十数m離れて設定準備された遊技者が野球用ボールやサッカーボールなどのボールを標的に向けて投射可能なエリアであり、遊技施設などにおける屋外や屋内に配置される。なお、この遊技領域には、当該遊技に使用することのできるボールを前記可変表示部の遊技結果に基づいて配球する装置構成を備えたボール提供部を設けることができる。
遊技実行制御手段は、CPUやメモリなどを備えた制御装置であって、液晶表示装置や回転ドラム装置などからなる可変表示部に表示される識別情報を変動させるとともに、標的の打撃状態や遊技開始以降の経過時間情報などに基づいて、可変表示部の変動表示を停止させる。こうして、遊技実行制御手段は、可変表示部の有効停止ライン上に停止表示された識別情報の組み合わせパターンを登録されたパターンテーブルと比較参照することによって、この組み合わせパターンに対応した得点を算出することができる。このように遊技領域からのボールが遊技者により標的に向けて投球された結果により獲得された得点は、遊技装置本体に設けた得点表示部やボール提供部に設けた得点表示部などに表示させる。また、遊技実行制御手段は、この得点に対応して定められた所定数のボールをそのボール貯留部などから排出させるための制御信号をボール提供部に送信することも可能にしている。
本実施形態の遊技装置は、前記可変表示部を複数設け、各可変表示部に一対一で対応する複数の標的を備える構成とすることもできる。これによって、複数の可変表示部に表示される停止時における識別情報の組み合わせを、特定組み合わせにすることを競う、所謂スロットゲームを実現することができる。なお、可変表示部は、遊技装置の本体ボード上に適宜配置することができる。
本実施形態の遊技装置においては、遊技実行制御手段は、所定時間以内に前記標的に前記ボールが衝突しない場合、前記識別情報を停止させることもできる。これによって、可変表示部を駆動させるのに必要な駆動装置の省電力化を図ることができるとともに、遊技者の投球が全て的を外した場合でも遊技の続行を可能としている。
本実施形態の遊技装置は、前記ボールを提供するボール提供部をさらに備え、遊技実行制御手段は、付与した得点に応じた数のボールを前記ボール提供部から提供させることもできる。これによって、遊技者の遊技意欲を高めるとともに遊技を継続するチャンスを付与することができる。
本実施形態の遊技装置は、前記可変表示部と前記標的とは、前記遊技領域に対面する遊技ボード上に互いに近接配置することもできる。これによって、遊技者が可変表示部と標的とを遊技ボード上の同視野に望めることを可能にして、その遊技状態の把握が直感的で容易となり、自らの体を動かしながらボールゲームを楽しむことができる。
本実施形態の遊技装置は、前記可変表示部の表面を、透光性を有し、かつ前記ボールの衝突に耐え得る強度を有する材料で被覆することができる。これによって、脆弱な液晶膜などで構成される液晶表示パネルや、精密な可動部分を有したロール回転部材などで可変表示部を構成した場合に、そのボール衝突に耐え得る耐久性と遠くからでも背後の画像パターンなどを視認できる視認性とを確保して、メンテナンス性と興味性に優れた遊技装置を提供することができる。
(実施例1)
図1は実施例1における遊技装置の全体斜視図である。図2は同遊技装置における遊技ボードの平面図であり、図3はその側断面図であり、図4はそのブロック構成図である。
図1〜図4に示すように、実施例1の遊技装置10は、遊技場やグラウンドなどに支持部材11aを介して立設される遊技ボード11を備え、この遊技ボード11に、可変表示部として機能する液晶表示パネル12と、標的13L、13C、13Rとを配設している。これら標的13L、13C、13Rは、左右中央3列に識別情報がそれぞれ独立に変動表示される前記液晶表示パネル12下方の遊技ボード11上に設けられており、変動する前記識別情報の各列に一対一で対応するように、各列の直下位置にそれぞれ配置されている。また、この標的13L、13C、13Rから所定距離だけ離隔した位置には、遊技者がボールBを投球する遊技領域14が設けられるとともに、この遊技領域14内、あるいはその近傍、遊技者が獲得した得点に応じてボールを提供するボール提供部15を配置している。
また、遊技ボード11には、図3及び図4に示すように、液晶表示パネル12に識別情報を変動停止させる制御を行うととともに、その停止表示態様に応じて得点を付与する遊技実行制御手段として機能する制御部16と、標的13L、13C、13Rの各作動状態をモニタするための標的センサ13と、遊技領域14に配置されたボール提供部15と無線又は有線によるデータ通信などを行うための通信回路部17とが内蔵されている。
液晶表示パネル12の前側には強化プラスチックなどからなる透明保護板11bが設けられており、遊技者によって遊技領域14から放たれたボールBが当たることによる衝撃から有効に保護するとともに、液晶表示パネル12のパネル面上に表示される識別情報の変動停止態様が前方から透明保護板11bを透して視認できるようにしている。
液晶表示パネル12のパネル面には、制御部16を介して、キャラクタ画像や数字図柄などを変動停止表示するための回転リール機構を模した左領域L、中領域C,右領域Rの3領域が設定されており、これら3領域L,C,Rにそれぞれ対応する標的13L、13C、13Rからのセンサ信号を制御部16が取得することによって各3領域L,C,Rの表示形態が制御されるようになっている。
ボール提供部15は、図4に示すように、遊技ボード11の通信回路部17と通信する通信回路部15aと、通信回路部15aを介して制御部16から取得された制御信号に基づいて獲得した得点履歴や経過時間などの遊技情報を表示するための情報表示部15bと、遊技者の操作によるスタートボタン信号や遊技領域14における遊技者の有無を検知するセンサ信号などが入力される情報入力部15cと、所定数のボールBを貯留するとともにボールゲームを介して獲得された得点に対応した数のボールを遊技領域14に向けて払い出すための球払出装置15dとを備えている。
ボール提供部15の筐体に設けられた情報表示部15b(図1)は、遊技ボード11に配設された制御部16を介して制御される液晶表示装置や、スピーカ、ブザーなどの音声出力装置などであって、遊技状態に関わる遊技情報を遊技者に報知する機能を有している。なお、この液晶表示装置に前記液晶表示パネル12に表示されるのと同様の識別情報を変動停止表示させるようにしてもよい。この場合、遊技者は遊技ボード11上に配置された標的13L、13C、13Rを狙う投球動作に専念するとともに、その投球結果を遊技者の手元に設けられた液晶表示装置の画面上で確認することができる。
情報入力部15cは、ボール提供部15に設けられており、ボールゲームを開始させるためのスタートボタンや、停止ボタン、コイン投入部などの操作パネルを備えている。また、このような情報入力部として、遊技領域14における遊技者の状態をモニタするための監視カメラや赤外線検知センサなどを設けることもできる。なお、本実施例では、情報入力部15cをボール提供部15に設けたが、配設位置は必ずしも限定されず、遊技領域14あるいはボール提供部15の近傍であればよい。
球払出装置15dは、遊技者がボールゲームを実行するために必要な野球用ボールなどを所定する貯留するためのボール保持部を備え、払出し用のボール数をカウントしてボール保持部から取りだして規定数のボールをその球排出口15e(図1)から払い出すためのボール送り機構(図示せず)を有しており、遊技ボード11などに配置された制御部16により制御される。
図5は上記のように構成される遊技装置10の制御部16を介して実行されるボールゲームの一例を示すフローチャートである。以下図面を参照して、ボールゲームの処理手順について説明する。
このボールゲームは、遊技者がボール提供部15に設けられた操作パネルのスタートボタンなどを操作することで制御部16のメモリなどにロードされた処理ルーチンがスタートする。こうして、最初のステップS1において、各種変数が初期化され、ゲームにおけるタイムカウント処理が開始されるとともに、識別情報の変動表示が開始され、図6(a)に示すように液晶表示パネル12の各領域L、C、Rにそれぞれ各種図柄などからなる識別情報が変動表示されるのである。
次の標的ヒット判定のステップS2においては、制御部16は、遊技ボード11上に配置された標的13L、13C、13Rにおける、遊技領域14から投射されたボールによる打撃の有無をそれぞれ判定する。ここで、標的13L、13C、13Rいずれかの打撃が検知された場合には変動表示の停止処理を行うステップS3に移行し、未検知の場合にはタイムアウト判定のステップS6に移行する。
標的13L、13C、13Rいずれかへの打撃により実行されるステップS3では、3領域L、C、Rいずれかに変動表示されている識別情報を、打撃された標的に対応して停止表示させてこの停止表示状態を確定する処理がなされる。
つぎの終了判定のステップS4においては、液晶表示パネル12上の3領域L、C、Rにおいて、そのすべてが停止表示状態にあるか否かによって終了判定を行う。ここで終了判定がなされた場合にはステップS5へ移行し、未終了状態の場合にはステップS2の標的ヒット判定の処理に移行する。
ステップS4において終了判定がなされることで実行されるステップS5の得点算出処理では、液晶表示パネル12上に停止表示されている3領域L、C、Rの識別情報を取得する。これら3つの識別情報の組み合わせを予め登録されている識別情報の組み合わせパターンとこれに対応して決定されるボール配給数とのデータテーブルのものと対照して、該当するボール配給数を確定する。こうして、確定したボール配給数に基づいて、制御部16が球払出装置15dを制御して遊技領域14に向けてボールBを排出する処理がなされた後、ボールゲームの1ランウドが終了される。ここで図6(b)は3領域L、C、Rのそれぞれに識別情報である数字「7」、「7」、「7」となって確定したラッキーセブン状態の液晶表示パネル12を表しており、この場合のボール提供部15から配球されるボール数は最大となるように設定している。
一方、標的ヒット判定におけるステップS2で、標的13L、13C、13Rいずれにもヒット判定がなされない場合のステップS6では、ステップS1で設定されたタイムカウント値が所定時間、例えば3分以下となるか否かを判定するタイムアウトの判定処理がなされる。ここで、標的13L、13C、13Rへの打撃が遊技開始から検出されない遊技状態が継続するタイムアウト判定がなされた場合には、ステップS7の終了処理に移行し、非タイムアウト状態の場合には標的ヒット判定のステップS2にリターンされることとなる。
ステップS7の終了処理では、液晶表示パネル12において変動表示状態にある3領域L、C、Rの識別情報の表示をすべて停止して、当該遊技者が取得した得点や投球数などの遊技履歴情報を初期値にリセットして、次のボールゲームのラウンドに備える各種の準備処理などが実行され、このボールゲームの処理を終了させる。
実施例1の遊技装置10は、遊技領域14から放たれたボールを標的13L、13C、13Rに当てることによって、液晶表示パネル12に変動表示されている図柄や数字などの識別情報をその有効停止ライン上に停止させ、各識別情報の組み合わせに対応した得点を付与する。こうして、実際のボールを用いたボールゲームを誰でもが気楽に楽しむことができる。また、この獲得した得点に対応した数のボールを遊技領域に配置したボール提供部15から供給することで、遊技を継続するチャンスを付与して、遊技者の遊技意欲をさらに高めることができる。
(実施例2)
図7は実施例2における遊技装置の全体斜視図、図8は同遊技装置における遊技ボードの説明図、図9はその側断面図である。
図7に示すように実施例2の遊技装置20は、サッカーボールを用いたボールゲームに適用される装置である。この遊技装置20は図8、図9に示すように、遊技場やグラウンドなどに立設された遊技ボード21の液晶表示パネル22上に変動停止表示される識別情報の前側に略矩形状の透明部材22L、22C、22Rをサッカーボールの標的として設けたものである。なお、実施例2の遊技装置20における他の構成は実施例1の遊技装置10と略同様であるので、以下、同様の機能を有するものについては同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。
遊技装置20の遊技ボード21は、通信回路部17(図9参照)などを介してその制御部16に接続されるリモートコントロール表示操作部24を備えており、遊技者は遊技領域14から液晶表示パネル22の表示状態などを制御することも可能にしている。さらに、リモートコントロール表示操作部24や遊技ボード21の制御部16と通信ケーブルなどを介して接続可能なボール提供部25を必要に応じて設けることによって、所定数のサッカーボールを貯留配給してサッカーボールを用いたボールゲームにおける利便性をさらに高めることもできる。
標的となる透明部材22L、22C、22Rには、サッカーボールによる接触打撃を検知するための圧力センサや、機械的プッシュ動作によりオンオフされるスイッチ部などのボールヒット検知機構を備えており、この動作信号が遊技ボード21に内蔵された制御部16に取得されるようになっている。なお、遊技ボード21の液晶表示パネル22は図9などに示すように、その表面側を,透光性を有し、かつボールの衝突に耐え得る強度を有する透明保護板11bにより被覆されている。
こうして、この動作信号を取得した制御部16は図5に示したボールゲームの処理手順にしたがって、液晶表示パネル21上に停止表示された識別情報の組み合わせに対応したゲーム得点を算出して、リモートコントロール表示操作部24に表示したり、ボール提供部25からこの得点分のサッカーボールを遊技者に配給したりするのである。
実施例2の遊技装置20は以上説明したように、液晶表示パネル21に表示される3列からなる各識別情報の前側に透明部材22L、22C、22Rを標的として設けているので、遊技者はそのサッカーボールを蹴るときの目線が定まりやすく、そのボールコントロールを容易に行うことができ、ボールゲームにおける利便性と体感性に優れたゲーム装置とすることができる。なお、標的については、上述した透明部材22L、22C、22Rを用いる構成に代えて、実施例1と同じような構成を採用してもよい。
(実施例3)
図10は実施例3における遊技装置の全体斜視図であり、図11は同遊技装置における遊技ボードの断面説明図である。
図10及び図11に示すように実施例3の遊技装置30は、電動モータなどによって駆動される3個の回転リール32L,32C,32Rを備えた機械構成のリールユニット32を可変表示部としてその遊技ボード31に有している。
この各回転リールの円周面には所定の図柄や数字からなる識別情報が印刷されており、遊技ボード31の制御部16を介して回転リール32L,32C,32Rが回転されることによって識別情報が変動表示される。こうして、この回転リールの位置に対応して遊技ボード31の下方に配置された標的となるプッシュボタン34L、34C、34Rが遊技領域14から投射されたボールとの衝突により押されることによって、制御部16がプッシュボタンに対応した回転リールを停止させるようになっている。
なお、この制御部16には、停止表示された識別情報の組み合わせを検知するための図示しないセンサが接続されており、このセンサによって取得される全リール停止時における識別情報の組み合わせのデータ及び、予め設定した得点表データとから対応する得点が決定されるのである。
以上説明したように実施例3の遊技装置30は、実際に駆動される機械式の回転リール31L,31C,31Rを可変表示部としているので、ボールとの機械的衝撃に対する耐久性を強化することが比較的容易であり、しかもフラッシュランプなどをリール面照射のため光源として用いることによって、遠距離にある遊技領域14からの視認性を高めることができる。
(実施例4)
図12は実施例4における遊技装置の全体斜視図であり、図13は同遊技装置における遊技ボードの断面説明図である。
図示するように実施例4の遊技装置40は、遊技領域14から離隔した位置に配置される遊技ボード41には、遊技者により蹴り上げられたサッカーボールの標的となる縦3×横3の枡目状に区画された9つの衝撃検知板42が配置されている。この衝撃検知板42には圧力センサや加速度センサ43がそれぞれ取り付けられていて、サッカーボールによる衝撃検知板42への打撃を検知するとこの検知信号が制御部16に送信されるようになっている。
一方、遊技領域14の近傍には可変表示部44が遊技ボード41の制御部16と通信可能に配設されており、この可変表示部44の表示パネル44aを介してアニメキャラクタや図柄や数字などの識別情報が変動停止表示される。
すなわち、ボールゲームの開始とともに、可変表示部44に表示される9個の識別情報がそれぞれ変動する。そして、遊技者がサッカーボールを遊技領域14から蹴り込んで、遊技ボード41上の標的となる衝撃検知板42に当てることによって、各衝撃検知板42に一対一で対応する可変表示部44の識別情報の変動を停止させて表示状態を確定させるのである。なお、表示パネル44aに代えて機械式の回転リールなどを用いてもよい。
こうして、遊技者はサッカーボールを介して、可変表示部44の表示パネル44a上の縦横3×3の枡目において、その縦横斜めなどのライン上に所定の識別情報の組み合わせとなるパターンを形成させることでゲームを成立させることができる。制御部16はそのメモリに記憶されたデータテーブルに基づいて、表示パネル44a上のパターンに対応する得点を判定して、この判定結果を可変表示部44の表示パネル44aに表示したり、遊技領域14に設けられたボール提供部45から得点に対応したボールを配給したりする処理を実行するようになっている。
実施例4の遊技装置40は以上説明したように、識別情報が変動停止表示される可変表示部44を遊技領域14に配置して、ボールゲームにおける標的となる衝撃検知板42とを別体にしているので、可変表示部44にボールの衝撃が伝わるようなことがなく、その耐久性を確保することができる。さらに、遊技ボード41上に標的を組み合わせて多様に配置して、可変表示部44における表示画像に関連付けることによって、より興味深く複雑な遊技性を有したボールゲームを実現することが可能となる。
本発明は実施形態に記載したように、識別情報を変動停止表示させる可変表示部に対応する標的を遊技領域から離隔して設け、遊技盤に向かい合ってボタン操作やレバー操作などを行うことなく誰でもが体を使ったボールゲームを気軽に楽しむことができるようにしたことを要旨とするものである。さらに、このボールゲームにより獲得した得点に対応した数のボールを遊技領域に配置したボール提供部から供給することで、遊技をさらに継続するチャンスを付与して遊技者の期待感を高めることができる。さらに、様々なレベルの遊技者による遊技形態を多様化することで遊技者のチャレンジ意欲を高められるとともに、遊技ボードや遊技領域に配置した表示装置などにこの得点結果を演出表示することで遊技者間の得点争いを楽しむことも可能にするものである。
以上の実施形態により、以下の遊技機が実現される。
すなわち、識別情報を変動表示及び停止表示させる可変表示部12と、この可変表示部に対応する標的13L、13C、13Rと、この標的から所定距離だけ離隔した位置に設けられた遊技領域14と、この遊技領域から遊技者により放たれたボールが前記標的に衝突した場合、前記可変表示部で変動中の前記識別情報を停止させるとともに、停止表示態様に応じて得点を付与する遊技実行制御手段(制御部16)と、を備える遊技装置10。
前記可変表示部32L,32C,32Rを複数設け、各可変表示部32L,32C,32Rに一対一で対応する複数の標的34L,34C,34Rを備えている遊技装置30。
遊技実行制御手段(制御部16)は、所定時間以内に前記標的に前記ボールが衝突しない場合、前記識別情報を停止させる遊技装置10。
前記ボールを提供するボール提供部15をさらに備え、遊技実行制御手段(制御部16)は、付与した得点に応じた数のボールを前記ボール提供部から提供させる遊技装置10。
前記可変表示部と前記標的とは、前記遊技領域14に対面する遊技ボード11、21、31上に互いに近接配置されている遊技装置10、20、30。
前記可変表示部の表面を、透光性を有し、かつ前記ボールの衝突に耐え得る強度を有する材料(透明保護板11b)で被覆した遊技装置10、20、30。
なお、本発明の実施例に記載された遊技装置は、最も好適な構成のものを列挙したに過ぎず、本発明は実施例に記載されたものに限定されるものではない。例えば、本実施形態においては、遊技装置を単独で作動させるように構成したが、ボールゲームを行う複数の遊技装置同士をネットワークを介して連係させ、複数の遊技者による遊技結果などをそれぞれの可変表示部に反映させるような遊技形態とすることも可能である。また、遊技領域に遊技者の動きをモニタするセンサなどを配置して、この情報を可変表示部となる液晶表示パネルなどに表示させることで、遊技者の遊技意欲をさらに高めるようにしてもよい。
実施例1における遊技装置の全体斜視図である。 同遊技装置における遊技ボードの平面図である。 同遊技装置における遊技ボードの側断面図である。 同遊技装置のブロック構成図である。 同遊技装置に適用されるボールゲームの実行フローチャートである。 同遊技装置における遊技ボードの表示形態を示す説明図である。 実施例2における遊技装置の全体斜視図である。 同遊技装置における遊技ボードの説明図である。 同遊技装置の側断面図である。 実施例3における遊技装置の全体斜視図である。 同遊技装置における遊技ボードの断面説明図である。 実施例4における遊技装置の全体斜視図である。 同遊技装置における遊技ボードの断面説明図である。
符号の説明
10 実施例1の遊技装置
11 遊技ボード
11a 支持部材
11b 透明保護板
12 液晶表示パネル(可変表示部)
13L、13C、13R 標的
14 遊技領域
15 ボール提供部
15a 通信回路部
15b 情報表示部
15c 情報入力部
15d 球払出装置
15e 球排出口
16 制御部(遊技実行制御手段)
17 通信回路部
20 実施例2の遊技装置
21 遊技ボード
22 液晶表示パネル(可変表示部)
22L、22C、22R 透明部材(標的)
24 リモートコントロール表示操作部
25 ボール提供部
30 実施例3の遊技装置
31 遊技ボード
32 リールユニット(可変表示部)
32L,32C,32R 回転リール
34L,34C,34R ブッシュボタン(標的)
40 実施例4の遊技装置
41 遊技ボード
42 衝撃検知板(標的)
43 加速度センサ
44 可変表示部
45 ボール提供部

Claims (6)

  1. 識別情報を変動表示及び停止表示させる可変表示部と、
    この可変表示部に対応する標的と、
    この標的から所定距離だけ離隔した位置に設けられた遊技領域と、
    この遊技領域から遊技者により放たれたボールが前記標的に衝突した場合、前記可変表示部で変動中の前記識別情報を停止させるとともに、停止表示態様に応じて得点を付与する遊技実行制御手段と、
    を備えることを特徴とする遊技装置。
  2. 前記可変表示部を複数設け、各可変表示部に一対一で対応する複数の標的を備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技装置。
  3. 遊技実行制御手段は、
    所定時間以内に前記標的に前記ボールが衝突しない場合、前記識別情報を停止させることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技装置。
  4. 前記ボールを提供するボール提供部をさらに備え、
    遊技実行制御手段は、
    付与した得点に応じた数のボールを前記ボール提供部から提供させることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技装置。
  5. 前記可変表示部と前記標的とは、前記遊技領域に対面する遊技ボード上に互いに近接配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技装置。
  6. 前記可変表示部の表面を、透光性を有し、かつ前記ボールの衝突に耐え得る強度を有する材料で被覆したことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技装置。
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