JP2009218837A - 光受信装置および光受信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電界再構築の演算精度を向上させること。
【解決手段】光受信装置100は、受信した光信号の劣化を光信号の強度による除算を用いて補償する光受信装置である。受信部120は、受信した光信号の位相に応じた電気信号と、受信した光信号の強度に応じた電気信号と、を出力する。アナログの第1除算回路142iおよび第2除算回路142qは、受信部120によって出力された位相に応じた電気信号を、受信部120によって出力された強度に応じた電気信号によって除算する。第1ADC150iおよび第2ADC150qは、第1除算回路142iおよび第2除算回路142qによって除算された電気信号をデジタル変換する。識別部160は、第1ADC150iおよび第2ADC150qによって変換されたデジタル信号に基づく演算により光信号のデータを識別する。
【選択図】図1

Description

この発明は、光信号を受信する光受信装置および光受信方法に関する。
近年、光信号を受信する光受信装置において、デジタルコヒーレント受信に関する技術の研究開発が盛んに進められている(たとえば、下記非特許文献1参照。)。デジタルコヒーレント受信とは、光信号の強度や位相などの物理特性をADC(Analog/Digital Converter)によってデジタル信号に変換し、変換したデジタル信号を演算することによって光信号のデータを識別する方式である。
デジタルコヒーレント受信は、従来の直接検波方式と異なり、光電場の振幅と位相の両方の情報を電気信号として取得できるため、電気的な等化フィルタによって波長分散歪みを補償できるという利点を有する。また、デジタルコヒーレント受信は、コヒーレント受信およびデジタル信号処理により、受信機の高感度化および高雑音耐力化が可能である。
デジタルコヒーレント受信を用いる場合の光信号の変調方式には、たとえば、差動四位相変調(DQPSK:Differential Quadrature Phase Shift Keying)や、直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)などの多値位相変調(MPSK: Multi−ary Phase Shift Keying)がある。
図16は、従来の光受信装置の機能的構成を示すブロック図である。図16に示す光受信装置1600は、差動四位相変調された光信号のデジタルコヒーレント受信を行う光受信装置である。受信部1610は、受信した光信号のI相信号およびQ相信号の位相差に応じた各電気信号をそれぞれADC1621およびADC1622へ出力する。
また、受信部1610は、受信した光信号の強度に応じた電気信号をADC1623へ出力する。ADC1621〜1623のそれぞれは、受信部1610から出力された電気信号をデジタル変換して識別部1630へ出力する。識別部1630は、たとえばDSP(Digital Signal Processor)やCPU(Central Processing Unit)によって構成される。
識別部1630は、ADC1621〜ADC1623からそれぞれ出力された各デジタル信号に基づいて演算を行うことで、受信した光信号のデータを識別する。たとえば、識別部1630は、ADC1621およびADC1622から出力されたデジタル信号が示す各位相を、ADC1623から出力されたデジタル信号が示す強度により除算することによって、光信号の劣化を補償する電界再構築を行う。
Xiang Liu,"DSP−Enhanced Differential Direct−Detection for DQPSK and m−ary DPSK",ECOC(European Conference on Optical Communication)2007,7.2.1
しかしながら、上述した従来技術では、光信号の電界再構築の演算を行うために、光信号の位相に応じたデジタル信号を、光信号の強度に応じたデジタル信号によって除算する必要がある。従来のADCによってデジタル変換されたデジタル信号の各値は等間隔であるため、デジタル信号によって除算した各値は不等間隔になるという問題がある。
図17は、図16に示したADCの特性を示す図である。ADC1623は、アナログ情報を4つの値に離散化するデジタル変換を行うとする。たとえば、符号1710に示すように、ADC1623は、受信部1610から出力された電気信号|r(t)|2を、等間隔の「1」,「2」,「3」,「4」の各値に離散化する。符号1720は、ADC1623から出力されたデジタル信号の逆数を示している。
電気信号がADC1623によって「1」に変換された場合は、デジタル信号の逆数は「1」になる。電気信号がADC1623によって「2」に変換された場合は、デジタル信号の逆数は「1/2」になる。電気信号がADC1623によって「3」に変換された場合は、デジタル信号の逆数は「1/3」になる。電気信号がADC1623によって「4」に変換された場合は、デジタル信号の逆数は「1/4」になる。
このように、等間隔なデジタル信号の逆数は、不等間隔の「1/4」,「1/3」,「1/2」,「1」のいずれかになる。このため、デジタル信号によって除算した各値による演算を行うと、デジタル信号の値ごとに精度が不均一になるという問題がある。また、電界再構築の演算においては、前のビットの信号も参照して演算を行うため、一部の信号の精度が低いと、全体の信号の演算の精度が低下するという問題がある。
これに対して、図17の点線に示すように、ADC1623が離散値を増やして高密度にすることで、デジタル信号の値ごとの精度の不均一を解消することが考えられる。しかしながら、ADC1623において4つの値に離散化する場合は、デジタル信号は2ビットあればよいが、4つの値の逆数が等間隔になるように離散値を高密度化する場合は、デジタル信号は約3.6ビット必要になる。このため、識別部1630における演算量が増加するとともに、ADC1623のコストが増加するという問題がある。
また、上述した従来技術では、光信号の位相を示す電気信号の他に、光信号の強度を示す電気信号もデジタル信号に変換する必要がある。このため、必要なADCの数が多いという問題がある。ADCは、消費電力が大きく高額であるため、ADCの数が多いと装置の消費電力およびコストが増加するという問題がある。
開示の光受信装置および光受信方法は、上述した問題点を解消するものであり、電界再構築の演算精度を向上させることができる光受信装置および光受信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この光受信装置は、受信した光信号の劣化を前記光信号の強度による除算を用いて補償する光受信装置において、受信した光信号の変調された位相に応じた電気信号と、前記受信した光信号の強度に応じた電気信号と、を出力する受信手段と、前記受信手段によって出力された前記変調された位相に応じた電気信号を、前記受信手段によって出力された前記強度に応じた電気信号により除算するアナログの除算回路と、前記除算回路によって除算された電気信号をデジタル変換するデジタル変換器と、前記デジタル変換器によって変換されたデジタル信号に基づく演算により前記光信号のデータを識別する識別手段と、を備えることを要件とする。
上記構成によれば、デジタル変換器の前段において除算を行うことで、デジタル信号のビット数を増加させなくてもデジタル信号の各値の精度を均一にすることができる。また、強度に応じた電気信号をデジタル信号に変換することなく除算を行うことができるため、必要なADCの数を減らすことができる。
開示の光受信装置および光受信方法によれば、電界再構築の演算精度を向上させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる光受信装置および光受信方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる光受信装置の機能的構成を示すブロック図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる光受信装置100は、入力部110と、受信部120と、平方根回路130と、除算部140と、第1ADC150iと、第2ADC150qと、識別部160と、出力部170と、を備えている。光受信装置100は、受信した光信号の劣化を、その光信号の強度による除算を用いて補償する。
入力部110には、光受信装置100の外部から受信した光信号が入力される。入力部110へ入力される光信号は、少なくとも位相変調方式によって変調された光信号である。たとえば、入力部110には、DQPSKやQAMを用いて変調された光信号が入力される。ここでは、入力部110へ入力される光信号は、DQPSKを用いて変調された光信号であるとする。入力部110は、入力された光信号を受信部120へ出力する。
受信部120は、第1分岐部121と、第2分岐部122と、遅延干渉計123iと、遅延干渉計123qと、第1光電変換部124iと、第2光電変換部124qと、第3光電変換部125と、遅延部126と、を備えている。第1分岐部121は、入力部110から出力された光信号を分岐する。第1分岐部121は、分岐した各光信号をそれぞれ第2分岐部122および第3光電変換部125へ出力する。
第2分岐部122、遅延干渉計123i、遅延干渉計123q、第1光電変換部124iおよび第2光電変換部124qは、第1分岐部121から出力された光信号の位相に応じた電気信号を出力する第1受信手段を構成している。第2分岐部122は、第1分岐部121から出力された光信号を分岐する。第2分岐部122は、分岐した各光信号をそれぞれ遅延干渉計123iと遅延干渉計123qへ出力する。
遅延干渉計123iは、光信号を自己遅延干渉させて光信号に含まれるI信号を抽出する。具体的には、遅延干渉計123iは、第2分岐部122から出力された光信号を分岐して、分岐した各光信号の一方の光信号を1ビット遅延させて他方の光信号と干渉させる。遅延干渉計123iは、干渉させた光信号を第1光電変換部124iへ出力する。
遅延干渉計123qは、光信号を自己遅延干渉させて光信号に含まれるQ信号を抽出する。具体的には、遅延干渉計123qは、第2分岐部122から出力された光信号を、遅延干渉計123iへ出力された光信号に対してπ/2遅延させて分岐する。遅延干渉計123qは、分岐した各光信号の一方の光信号を1ビット遅延させて他方の光信号と干渉させる。遅延干渉計123qは、干渉させた光信号を第2光電変換部124qへ出力する。
第1光電変換部124iは、遅延干渉計123iから出力された光信号を電気信号に変換する。第1光電変換部124iは、変換した電気信号を除算部140へ出力する。第2光電変換部124qは、遅延干渉計123qから出力された光信号を電気信号に変換する。第2光電変換部124qは、変換した電気信号を除算部140へ出力する。
第3光電変換部125(第2受信手段)は、第1分岐部121から出力された光信号を受光する。第3光電変換部125は、受光した光信号の強度に応じた強度の電気信号を遅延部126(Delay)へ出力する。第1光電変換部124i、第2光電変換部124qおよび第3光電変換部125は、たとえばPD(Photo Diode)である。
遅延部126は、第3光電変換部125から出力された電気信号を、遅延干渉計123iおよび遅延干渉計123qの自己遅延干渉の遅延量に対応した遅延量(1ビット)遅延させて平方根回路130(√)へ出力する。平方根回路130は、遅延部126から出力された電気信号の強度の平方根に相当する強度の電気信号を除算部140へ出力する。
除算部140は、光信号の位相に応じた電気信号を、光信号の強度に応じた電気信号によって除算するアナログの除算回路である。除算部140は、第3分岐部141と、第1除算回路142iと、第2除算回路142qと、を備えている。第3分岐部141は、平方根回路130から出力された電気信号を分岐する。第3分岐部141は、分岐した各電気信号をそれぞれ第1除算回路142iおよび第2除算回路142qへ出力する。
第1除算回路142iは、第1光電変換部124iから出力された電気信号を第3分岐部141から出力された電気信号の強度で除算する。第1除算回路142iは、除算した電気信号を第1ADC150iへ出力する。第2除算回路142qは、第2光電変換部124qから出力された電気信号を第3分岐部141から出力された電気信号の強度で除算する。第2除算回路142qは、除算した電気信号を第2ADC150qへ出力する。
第1除算回路142iおよび第2除算回路142qのそれぞれには、高速な除算回路を用いるとよい。たとえば、第1除算回路142iおよび第2除算回路142qのそれぞれには、CMOS analog divider(“VLSI analog multiplier/divider circuit”,Wilamowski,B.M.;Industrial Electronics,1998. Proceedings.ISIE ’98.IEEE International Symposium on Volume 2,7−10 July 1998 Page:493−496 vol.2 Digital Object Identifier 10.1109/ISIE.1998.711588参照)を用いることができる。
第1ADC150iおよび第2ADC150qは、除算部140によって除算された電気信号をデジタル変換するデジタル変換器である。第1ADC150iおよび第2ADC150qは、除算部140から出力された各電気信号をデジタル変換する。第1ADC150iおよび第2ADC150qは、変換したデジタル信号を識別部160へ出力する。
識別部160は、第1ADC150iおよび第2ADC150qから出力された各デジタル信号に基づく演算により、受信した光信号のデータを識別する。識別部160は、たとえばCPUによって構成される。識別部160は、識別したデータを出力部170へ出力する。出力部170は、識別部160から出力されたデータを外部へ出力する。
図2は、図1の符号Aに示した箇所における電気信号の波形を示す図である。図2において、横軸は時間軸(t)を示している。縦軸は強度(V)を示している。波形220は、第3光電変換部125から遅延部126へ出力される電気信号(図1の符号A)の波形である。ビット211〜214は、電気信号に含まれるビット列を示している。
第3光電変換部125がPDによって構成されている場合は、第3光電変換部125から出力される電気信号は、光受信装置100が受信した光信号の強度の二乗を示す。ここでは、光受信装置100が受信した光信号の強度は、ビット列の周期で変化している。このため、波形220に示すように、第3光電変換部125から出力される電気信号の強度は、ビット211〜214のビット列の周期で変化している。
図3は、図1の符号Bに示した箇所における電気信号の波形を示す図である。図3〜図5において、図2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。波形310は、平方根回路130から第3分岐部141へ出力される電気信号(図1の符号B)の波形である。平方根回路130から出力される電気信号は、受信した光信号の強度を示す。このため、波形310に示すように、平方根回路130から出力された電気信号は、図2に示した電気信号を平均化した電気信号になる。
図4は、図1の符号Cに示した箇所における電気信号の波形を示す図である。波形410は、第2光電変換部124qから第2除算回路142qへ出力される電気信号(図1の符号C)の波形である。波形410に示すように、第2光電変換部124qから出力される電気信号の強度は、受信した光信号のQ相における、1ビット前の信号との位相差(0またはπ)に応じてプラスまたはマイナスになる。
たとえば、受信した光信号のQ相において、1ビット前の信号との位相差が0のときに、第2光電変換部124qから出力される電気信号の強度がマイナスになり、1ビット前の信号との位相差がπのときに、第2光電変換部124qから出力される電気信号の強度がプラスになる。第1光電変換部124iから第1除算回路142iへ出力される電気信号も、波形410に示す電気信号と同様である。
図5は、図1の符号Dに示した箇所における電気信号の波形を示す図である。波形510は、第2除算回路142qから第2ADC150qへ出力される電気信号(図1の符号D)の波形である。第2除算回路142qから出力される電気信号は、受信した光信号のQ相における1ビット前の信号との位相差を、受信した光信号の1ビット前の信号の強度により除算した電気信号になる。第2除算回路142qから第2ADC150qへ出力される電気信号も波形510に示す電気信号と同様である。
図6は、図1に示した識別部の機能的構成例を示すブロック図である。図6に示すように、識別部160は、電界再構築部610と、CD補償部620と、クロック再生部630と、MSPE部640と、識別判定部650と、を備えている。電界再構築部610は、第1ADC150iから出力されたデジタル信号と、第2ADC150qから出力されたデジタル信号と、に基づいて電界再構築を行う。
電界再構築とは、受信した光信号の劣化を、光信号の強度による除算を用いて補償する処理である。電界再構築部610は、第1ADC150iおよび第2ADC150qから出力された各デジタル信号のそれぞれについて、電界再構築された複素電場r(nτ)を演算により求めることで電界再構築を行う。電界再構築された複素電場r(nτ)は、下記(1)式によって示すことができる。
Figure 2009218837
また、遅延干渉計123iまたは遅延干渉計123qから出力される電気信号が示す光信号の、前のビットとの位相差u(t)は、下記(2)式によって示すことができる。
u(t)=uI(t)+juQ(t)
=r(t)r(t−τ)* …(2)
上記(2)式において、uI(t)は、光信号の位相差を複素数平面上の角度として表した場合の実数である。uQ(t)は、光信号の位相差を複素数平面上の角度として表した場合の虚数である。「*」は、複素共役を表している。上記(2)式により、上記(1)式のe^(jΔφ(t))は、下記(3)式によって示すことができる。
Figure 2009218837
上記(3)式により、上記(1)式の|r(t)|e^(jΔφ(t))は、下記(4)式によって示すことができる。
Figure 2009218837
すなわち、上記(1)式は、光信号の位相差を示すu(t)を1ビット前の信号の強度|r(t−τ)|によって除算し、除算した値を順次掛け合わせていく処理に相当する。光受信装置100においては、第1ADC150iおよび第2ADC150qから出力されるデジタル信号は、u(t)を|r(t−τ)|によって除算した値になっているため、電界再構築部610は、第1ADC150iおよび第2ADC150qから出力されるデジタル信号を順次積算することで複素電場r(nτ)を算出する。
電界再構築部610は、再構築した複素電場r(nτ)を示すデジタル信号をCD補償部620へ出力する。CD補償部620は、電界再構築部610から出力されたデジタル信号に対して分散補償を行う。CD補償部620は、分散補償を行ったデジタル信号をクロック再生部630およびMSPE部640のそれぞれへ出力する。
クロック再生部630は、CD補償部620から出力されたデジタル信号に基づいて、受信した光信号のクロック信号を再生する。クロック再生部630は、再生したクロック信号を第1ADC150iおよび第2ADC150qへそれぞれ出力する。第1ADC150iおよび第2ADC150qのそれぞれは、クロック再生部630から出力されたクロック信号を、デジタル変換のためのサンプリングトリガとして用いる。
MSPE部640は、CD補償部620から出力されたデジタル信号に基づいて多値位相評価(MSPE:Multi Symbol Phase Estimation)を行う。MSPE部640は、多値位相評価を行ったデジタル信号を識別判定部650へ出力する。識別判定部650は、MSPE部640から出力されたデジタル信号に基づいて、受信した光信号のデータを識別し、識別したデータを出力部170へ出力する。
つぎに、CD補償部620による分散補償について説明する。CD補償部620は、たとえば、電界再構築部610から出力されたデジタル信号に対して、FIR(Finite Impulse Response:有限インパルス応答)フィルタおよびCMA(Constant Modulus Algorithm)と同等の動作を行う。
受信した光信号には、伝送路において波長分散が発生している。伝送路を通過して波長分散が発生した光信号は下記(5)式のようにモデル化することができる。
Figure 2009218837
上記(5)式において、光信号は、N+1個の波(周波数ω0,ω1,…,ωN)の重ね合わせによって表現されている。τkはk番目の波の波長分散による遅延量を示している。ckはk番目の波の応答を示している。
図7は、(5)式に示した光信号を伝送路としてモデル化した図である。τk=k×τとすると、上記(5)式に示した光信号は、図7にタップ付遅延線モデル700によって表される伝送路としてモデル化できる。タップ付遅延線モデル700は、遅延回路711〜713と、乗算回路721〜724と、加算回路730と、から構成されている。
遅延回路711は、入力された光信号s(t)をτ遅延させて乗算回路721および遅延回路712へ出力する。乗算回路721は、遅延回路711から出力された光信号にタップ係数c0を積算する。乗算回路721は、積算した光信号を加算回路730へ出力する。遅延回路712は、遅延回路711から出力された光信号s(t−τ)をτ遅延させて乗算回路722および遅延回路713へ出力する。
乗算回路722は、遅延回路712から出力された光信号にタップ係数c1を積算する。乗算回路722は、積算した光信号を加算回路730へ出力する。遅延回路713は、遅延回路712から出力された光信号s(t−2τ)をτ遅延させて乗算回路723および乗算回路724へ出力する。乗算回路723は、遅延回路713から出力された光信号にタップ係数c2を積算して加算回路730へ出力する。
乗算回路724は、遅延回路713から出力された光信号s(t−3τ)にタップ係数c3を積算して加算回路730へ出力する。加算回路730は、乗算回路721から出力された光信号と、乗算回路722から出力された光信号と、乗算回路723から出力された光信号と、乗算回路724から出力された光信号と、を加算して出力する。
タップ付遅延線モデル700は、FIRフィルタと同等のモデルである。したがって、CD補償部620は、タップ付遅延線モデル700と逆特性になるようなFIRフィルタ(トランスバーサスフィルタ)として動作する。これにより、伝送路において光信号に発生した波長分散を補償し、光信号の波形を再生することができる。
つぎに、MSPE部640による多値位相評価について説明する。差動位相変調された信号を識別するためには遅延検波を行う。通常の遅延検波においては、位相を示す信号の実部I(n)および虚部Q(n)を、たとえば下記(6)式および(7)式によって求める。下記(6)式および(7)式において、y(n−1)は、1ビット前の信号である。
Figure 2009218837
Figure 2009218837
上記(6)式および(7)式において、y(n)y(n−1)は、1ビット前の信号の位相を位相リファレンスとして遅延検波を行うことを示している。位相リファレンスとは、信号の位相を比較するための基準となる位相である。MSPE部640は、位相リファレンスy(n−1)を、複数ビットを平均化した位相リファレンスz(n−1)に補正して遅延検波を行うことで、光信号雑音比(OSNR:Optical Signal Noise Ratio)を向上させる。
図8は、(6)式および(7)式に示した位相リファレンスを示すグラフである。図8において、z(n−2)は、2ビット前の信号に基づく位相リファレンスである。exp(jΔφn-1)は、1ビット前の信号の変調量に相当する値である。位相リファレンスz(n−1)は、y(n−1)、z(n−2)およびexp(jΔφn-1)を用いて下記(8)式のように求めることができる。
z(n−1)=y(n−1)+w・z(n−2)exp(jΔφn-1) …(8)
すなわち、1ビット前の信号y(n−1)と、2ビット前のz(n−2)を変調量exp(jΔφn-1)で補正した値と、を合成することによって位相リファレンスz(n−1)を求めることができる。Δφ(n−q)=φ(n−q)−φ(n−q−1)とすると、上記(8)式は下記(9)式のように示すことができる。
Figure 2009218837
図9は、図1に示した受信部の構成例を示す図である。図1に示した受信部120は、図9に示すように、基板910上に集積化して構成することができる。基板910には、分岐部911と、分岐部912iと、平行導波路913iと、交差部914iと、分岐部912qと、平行導波路913qと、交差部914qと、遅延導波路916と、を有する光導波路が形成されている。
また、基板910には、Pinフォトダイオード915i,Pinフォトダイオード915qと、フォトダイオード917と、が設けられている。分岐部911は、図1に示した第1分岐部121および第2分岐部122に対応する構成である。分岐部911は、入力部110から出力された光信号を3分岐する。分岐部911は、分岐した各光信号を、それぞれ分岐部912i、分岐部912qおよび遅延導波路916へ出力する。
分岐部912i、平行導波路913iおよび交差部914iは、図1に示した遅延干渉計123iに対応する構成である。分岐部912iは、分岐部911から出力された光信号を分岐する。分岐部912iは、分岐した各光信号を平行導波路913iの各導波路へ出力する。平行導波路913iの各導波路は、一方を通過する光信号が、他方を通過する光信号よりも1ビット分遅延するように長さが調節されている。
平行導波路913iの各導波路を通過した各光信号は、交差部914iによって結合されてPinフォトダイオード915iへ出力される。Pinフォトダイオード915iは、図1に示した第1光電変換部124iに対応する構成である。Pinフォトダイオード915iは、交差部914iから出力された光信号を受光する。Pinフォトダイオード915iは、受光した光信号の強度に応じた電気信号を除算部140へ出力する。
分岐部912q、平行導波路913qおよび交差部914qは、図1に示した遅延干渉計123qに対応する構成である。分岐部912qは、分岐部911から出力された光信号を分岐する。分岐部912qは、分岐した各光信号を平行導波路913qの各導波路へ出力する。平行導波路913qの各導波路は、一方を通過する光信号が、他方を通過する光信号よりも1ビット分遅延するように長さが調節されている。
平行導波路913qの各導波路を通過した各光信号は、交差部914qによって結合されてPinフォトダイオード915qへ出力される。Pinフォトダイオード915qは、図1に示した第2光電変換部124qに対応する構成である。Pinフォトダイオード915qは、交差部914qから出力された光信号を受光する。Pinフォトダイオード915qは、受光した光信号の強度に応じた電気信号を除算部140へ出力する。
遅延導波路916は、光信号を1ビット遅延させる迂回路を有する。遅延導波路916は、分岐部911から出力された光信号を1ビット遅延させてフォトダイオード917へ出力する。フォトダイオード917は、図1に示した第3光電変換部125に対応する構成である。フォトダイオード917は、遅延導波路916から出力された光信号を受光し、受光した光信号の強度に応じた電気信号を除算部140へ出力する。
このように、実施の形態1にかかる光受信装置100によれば、第1ADC150iおよび第2ADC150qの前段において除算を行うことで、デジタル信号のビット数を増加させなくてもデジタル信号の各値の精度を均一にすることができる。このため、識別部160による演算量を増加させずに電界再構築の演算精度を向上させることができる。
また、実施の形態1にかかる光受信装置100によれば、強度に応じた電気信号をデジタル信号に変換することなく除算を行うことができるため、必要なADCの数を減らすことができる。たとえば、図16に示したADC1623を省くことができる。これにより、装置の省電力化および低コスト化を図ることができる。
(実施の形態2)
図10は、実施の形態2にかかる光受信装置の機能的構成を示すブロック図である。図10において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図10に示すように、実施の形態2にかかる光受信装置100は、図1に示した光受信装置100の平方根回路130、第1除算回路142iおよび第2除算回路142qに代えて、逆数平方根回路1010、第1乗算回路1021および第2乗算回路1022を備えている。ここでは、除算部140は、逆数平方根回路1010と、第3分岐部141と、第1乗算回路1021と、第2乗算回路1022と、によって構成されている。
遅延部126は、遅延させた電気信号を逆数平方根回路1010(1/√x)へ出力する。逆数平方根回路1010は、遅延部126から出力された電気信号の強度の逆数の平方根に相当する電気信号を第3分岐部141へ出力する。第3分岐部141は、第3光電変換部125から出力された電気信号を分岐する。第3分岐部141は、分岐した各電気信号をそれぞれ第1乗算回路1021および第2乗算回路1022へ出力する。
第1乗算回路1021は、第1光電変換部124iから出力された電気信号を第3分岐部141から出力された電気信号の強度で乗算する。第1乗算回路1021は、乗算した電気信号を第1ADC150iへ出力する。第2乗算回路1022は、第2光電変換部124qから出力された電気信号を第3分岐部141から出力された電気信号の強度で乗算する。第2乗算回路1022は、乗算した電気信号を第2ADC150qへ出力する。
図11は、図10に示した逆数平方根回路の入力出力特性を示すグラフである。図11において、横軸は、逆数平方根回路1010に対する入力を示している。縦軸は、逆数平方根回路1010からの出力を示している。特性1110は、逆数平方根回路1010の入力に対する出力の特性を示している。特性1110に示すように、逆数平方根回路1010は、入力された電気信号の強度の逆数の平方根に相当する電気信号を出力する。
図12は、図10の符号Bに示した箇所における電気信号の波形を示す図である。図12において、図2に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。波形1210は、逆数平方根回路1010から第3分岐部141へ出力される電気信号(図10の符号B)の波形である。逆数平方根回路1010から出力される電気信号は、受信した光信号の強度の逆数の平方根を示す。
このため、波形1210に示すように、平方根回路130から出力された電気信号は、図3に示した電気信号の逆数に相当する電気信号になる。図10の符号A,CおよびDに示した箇所の電気信号については、図1の符号A,CおよびDに示した箇所の電気信号と同様であるため図示を省略する(図2,図4および図5を参照)。
このように、実施の形態2にかかる光受信装置100によれば、光信号の強度に応じた電気信号の逆数に相当する電気信号を出力するアナログの逆数平方根回路1010と、光信号の位相に応じた電気信号を、逆数平方根回路1010によって出力された電気信号と乗算するアナログの第1乗算回路1021および第2乗算回路1022と、によって除算回路を構成することで、実施の形態1にかかる光受信装置100と同様の効果を奏する。
(実施の形態3)
図13は、実施の形態3にかかる光受信装置の機能的構成を示すブロック図である。図13において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図13に示すように、実施の形態3にかかる光受信装置100は、入力部110と、偏波ビームスプリッタ1310と、第1偏波処理部1321と、第2偏波処理部1322と、識別部160と、出力部170と、を備えている。
ここでは、入力部110へ入力される光信号は、少なくとも位相変調方式によって変調された光信号であるとともに、異なる偏波状態の光信号を多重化した偏波多重光信号である。入力部110は、入力された光信号を偏波ビームスプリッタ1310(PBS:Polarization Beam Splitters)へ出力する。
偏波ビームスプリッタ1310は、入力部110から出力された光信号を偏波成分ごとに分離する。偏波ビームスプリッタ1310は、分離した各光信号を、第1偏波処理部1321および第2偏波処理部1322へそれぞれ出力する。第1偏波処理部1321および第2偏波処理部1322のそれぞれは、受信部120と、平方根回路130と、除算部140と、第1ADC150iと、第2ADC150qと、を備えている(図1参照)。
第1偏波処理部1321の第1分岐部121は、偏波ビームスプリッタ1310から出力された光信号を分岐して、分岐した各光信号を、第1偏波処理部1321の第2分岐部122と第3光電変換部125へ出力する。第2偏波処理部1322の第1分岐部121は、偏波ビームスプリッタ1310から出力された光信号を分岐して、分岐した各光信号を、第2偏波処理部1322の第2分岐部122と第3光電変換部125へ出力する。
識別部160は、第1偏波処理部1321の第1ADC150iから出力されたデジタル信号と、第1偏波処理部1321の第2ADC150qから出力されたデジタル信号と、第2偏波処理部1322の第1ADC150iから出力されたデジタル信号と、第2偏波処理部1322の第2ADC150qから出力されたデジタル信号と、に基づく演算により、受信した光信号のデータを識別する。
識別部160の電界再構築部610(図6参照)は、図6で説明した電界再構築に加えて、光信号の偏波混合を補償する電界再構築を行う。受信した光信号には、伝送路において偏波混合が発生している。伝送路を通過して偏波混合が発生した光信号は、下記(10)式のようにモデル化することができる。
Figure 2009218837
上記(10)式において、右辺の(v1,v2,−v2 *,v1 *)および(u1,u2,−u2 *,u1 *)は、伝送路における光信号の偏波状態の変化を示している。右辺の(e^(jωτ/2),0,0,e^(−jωτ/2))は、伝送路における偏波モード分散(PMD:Polarization Mode Dispersion)を示している。
また、右辺のe^(−jω2β2z/2)は、伝送路における波長分散を示している。また、右辺のe^(−jωτ0)は、伝送路における遅延量を示している。電界再構築部610は、上記(10)式に示したモデルの逆演算を行うことで信号の偏波成分を分離する。これにより、伝送路において発生した光信号の偏波混合を補償することができる。
このように、実施の形態3にかかる光受信装置100によれば、実施の形態1にかかる光受信装置100の効果を奏するとともに、偏波多重された光信号の偏波混合を電界再構築部610の電界再構築によって補償することで、偏波多重された光信号に含まれる各データを精度よく識別することができる。
(実施の形態4)
図14は、実施の形態4にかかる光受信装置の機能的構成を示すブロック図である。図14において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。実施の形態4にかかる光受信装置100は、入力部110と、受信部120と、不等間隔ADC1410と、逆数回路1420と、平方根回路1430と、第1ADC150iと、第2ADC150qと、識別部160と、出力部170と、を備えている。
また、受信部120は、図1に示した受信部120の構成から遅延部126を除いた構成である。第1光電変換部124iは、変換した電気信号を第1ADC150iへ出力する。第2光電変換部124qは、変換した電気信号を第2ADC150qへ出力する。第3光電変換部125は、変換した電気信号を不等間隔ADC1410へ出力する。
不等間隔ADC1410は、第3光電変換部125から出力された電気信号を、不等間隔の各値に離散化するデジタル変換を行う不等間隔デジタル変換器である。ここでいう不等間隔の各値とは、逆数の平方根が等間隔となる各値である。不等間隔ADC1410は、電気信号をデジタル変換したデジタル信号を逆数回路1420へ出力する。
逆数回路1420は、不等間隔ADC1410から出力されたデジタル信号の逆数を平方根回路1430へ出力する。平方根回路1430は、逆数回路1420から出力されたデジタル信号の逆数を識別部160へ出力する。このように、不等間隔ADC1410から出力されたデジタル信号は、逆数回路1420によって逆数に変換され、平方根回路1430によって平方根に変換される。このため、識別部160へ入力されるデジタル信号は、等間隔の各値に離散化されたデジタル信号になる。
識別部160は、第1ADC150iから出力されたデジタル信号と、第2ADC150qから出力されたデジタル信号と、逆数回路1420から出力されたデジタル信号と、に基づく演算により、受信した光信号のデータを識別する。識別部160の電界再構築部610は、上記(1)式に示した複素電場r(nτ)を算出する。逆数回路1420から出力されたデジタル信号は、上記(3)式の1/|r(t−τ)|に相当する値である。
図15は、図14に示した不等間隔ADCの特性を示す図である。不等間隔ADC1410は、電気信号を4つの値に離散化するデジタル変換を行うとする。符号1510は、不等間隔ADC1410が離散化する4つの値を示している。符号1510に示すように、不等間隔ADC1410は、第3光電変換部125から出力された電気信号|r(t)|2を、「1」,「1.49」,「2.3」,「4」の各値に離散化する。
符号1520は、平方根回路1430から出力されたデジタル信号の各値を示している。電気信号が不等間隔ADC1410によって「1」に変換された場合は、平方根回路1430から出力される値は「1」になる。電気信号が不等間隔ADC1410によって「1.49」に変換された場合は、平方根回路1430から出力される値は「0.82」になる。電気信号が不等間隔ADC1410によって「2.3」に変換された場合は、平方根回路1430から出力される値は「0.66」になる。
電気信号が不等間隔ADC1410によって「4」に離散化された場合は、平方根回路1430から出力される値は「0.5」になる。すなわち、平方根回路1430から出力されるデジタル信号の値は、等間隔な「0.5」,「0.66」,「0.82」,「1」のいずれかになる。これにより、平方根回路1430から識別部160へ出力されるデジタル信号の値を等間隔にすることができる。
このように、実施の形態4にかかる光受信装置100によれば、光信号の強度に応じた電気信号を不等間隔ADC1410によって離散化することで、平方根回路130から識別部160へ入力されるデジタル信号の各値を等間隔にすることができる。これにより、デジタル信号のビット数を増加させなくても、識別部160におけるデジタル信号の各値の精度を均一にすることができる。このため、識別部160による演算量を増加させずに電界再構築の演算精度を向上させることができる。
以上説明したように、開示の光受信装置および光受信方法によれば、デジタル変換器の前段において除算を行うことで、デジタル信号のビット数を増加させなくてもデジタル信号の各値の精度を均一にすることができる。このため、電界再構築の演算精度を向上させることができる。なお、上述した各実施の形態においては、受信する光信号がDQPSK方式により変調された光信号である場合について説明したが、光受信装置100が受信する光信号は、少なくとも位相変調方式により変調された光信号であればよい。
たとえば、光受信装置100が受信する光信号がDPSK(差動二位相変調)を用いて変調された光信号である場合は、図1に示した構成において、遅延干渉計123q、第2光電変換部124q、第2除算回路142qおよび第2ADC150qを省いた構成にすればよい。上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)受信した光信号の劣化を前記光信号の強度による除算を用いて補償する光受信装置において、
受信した光信号の変調された位相に応じた電気信号と、前記受信した光信号の強度に応じた電気信号と、を出力する受信手段と、
前記受信手段によって出力された前記変調された位相に応じた電気信号を、前記受信手段によって出力された前記強度に応じた電気信号により除算するアナログの除算回路と、
前記除算回路によって除算された電気信号をデジタル変換するデジタル変換器と、
前記デジタル変換器によって変換されたデジタル信号に基づく演算により前記光信号のデータを識別する識別手段と、
を備えることを特徴とする光受信装置。
(付記2)前記識別手段は、前記デジタル変換器によって変換されたデジタル信号を順次積算することによって前記光信号の電界再構築を行い、前記電界再構築の結果に基づいて前記光信号のデータを識別することを特徴とする付記1に記載の光受信装置。
(付記3)前記受信手段によって出力された前記位相に応じた電気信号の平方根に応じた電気信号を出力する平方根回路を備え、
前記除算回路は、前記平方根回路によって出力された電気信号を、前記強度に応じた電気信号によって除算することを特徴とする付記1または2に記載の光受信装置。
(付記4)前記受信手段は、
前記受信した光信号を分岐する分岐手段と、
前記分岐手段によって分岐された各光信号の一方の光信号を受信し、受信した光信号の位相に応じた電気信号を出力する第1受信手段と、
前記分岐手段によって分岐された各光信号の他方の光信号を受信し、受信した光信号の強度に応じた電気信号を出力する第2受信手段と、
を備えることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の光受信装置。
(付記5)前記第1受信手段は、
前記一方の光信号を所定の遅延量によって自己遅延干渉させて出力する遅延干渉計と、
前記遅延干渉計によって出力された光に応じた電気信号を出力する光電変換手段と、
から構成されることを特徴とする付記4に記載の光受信装置。
(付記6)前記第2受信手段は、前記強度に応じた電気信号を、前記所定の遅延量に対応した遅延量だけ遅延させる遅延手段を備えることを特徴とする付記5に記載の光受信装置。
(付記7)前記除算回路は、
前記受信手段によって出力された前記強度に応じた電気信号の逆数に応じた電気信号を出力するアナログの逆数回路と、
前記受信手段によって出力された前記位相に応じた電気信号を、前記逆数回路によって出力された電気信号と乗算するアナログの乗算回路と、
から構成されることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の光受信装置。
(付記8)受信した光信号の変調された位相に応じた電気信号と、前記受信した光信号の強度に応じた電気信号と、を出力する受信手段と、
前記受信手段によって出力された前記変調された位相に応じた電気信号をデジタル変換するデジタル変換器と、
前記受信手段によって出力された前記強度に応じた電気信号を、逆数の平方根が等間隔になる各値に離散化する不等間隔デジタル変換器と、
前記不等間隔デジタル変換器によって変換されたデジタル信号の逆数の平方根を算出する算出手段と、
前記デジタル変換器によって変換されたデジタル信号と、前記算出手段によって算出されたデジタル信号と、に基づく演算により前記光信号のデータを識別する識別手段と、
を備えることを特徴とする光受信装置。
(付記9)受信した光信号の劣化を前記光信号の強度による除算を用いて補償する光受信方法において、
受信した光信号の変調された位相に応じた電気信号と、前記受信した光信号の強度に応じた電気信号と、を出力する受信工程と、
アナログの除算回路を用いて、前記受信工程によって出力された前記変調された位相に応じた電気信号を、前記受信工程によって出力された前記強度に応じた電気信号によって除算する除算工程と、
前記除算工程によって除算された電気信号をデジタル変換するデジタル変換工程と、
前記デジタル変換工程によって変換されたデジタル信号に基づく演算により前記光信号のデータを識別する識別工程と、
を含むことを特徴とする光受信方法。
(付記10)受信した光信号の劣化を前記光信号の強度による除算を用いて補償する光受信方法において、
受信した光信号の変調された位相に応じた電気信号と、前記受信した光信号の強度に応じた電気信号と、を出力する受信工程と、
前記受信工程によって出力された前記変調された位相に応じた電気信号をデジタル変換するデジタル変換工程と、
前記受信工程によって出力された前記強度に応じた電気信号を、逆数の平方根が等間隔となる各値に離散化するデジタル変換を行う不等間隔デジタル変換工程と、
前記デジタル変換工程および前記不等間隔デジタル変換工程によって変換された各デジタル信号に基づく演算により前記光信号のデータを識別すると、
を含むことを特徴とする光受信方法。
実施の形態1にかかる光受信装置の機能的構成を示すブロック図である。 図1の符号Aに示した箇所における電気信号の波形を示す図である。 図1の符号Bに示した箇所における電気信号の波形を示す図である。 図1の符号Cに示した箇所における電気信号の波形を示す図である。 図1の符号Dに示した箇所における電気信号の波形を示す図である。 図1に示した識別部の機能的構成例を示すブロック図である。 (5)式に示した光信号を伝送路としてモデル化した図である。 (6)式および(7)式に示した位相リファレンスを示すグラフである。 図1に示した受信部の構成例を示す図である。 実施の形態2にかかる光受信装置の機能的構成を示すブロック図である。 図10に示した逆数平方根回路の入力出力特性を示すグラフである。 図10の符号Bに示した箇所における電気信号の波形を示す図である。 実施の形態3にかかる光受信装置の機能的構成を示すブロック図である。 実施の形態4にかかる光受信装置の機能的構成を示すブロック図である。 図14に示した不等間隔ADCの特性を示す図である。 従来の光受信装置の機能的構成を示すブロック図である。 図16に示したADCの特性を示す図である。
符号の説明
100 光受信装置
110 入力部
120 受信部
121 第1分岐部
122 第2分岐部
124i 第1光電変換部
124q 第2光電変換部
125 第3光電変換部
126 遅延部
130,1430 平方根回路
140 除算部
141 第3分岐部
142i 第1除算回路
142q 第2除算回路
150i 第1ADC
150q 第2ADC
160 識別部
170 出力部
700 タップ付遅延線モデル
711,712,713 遅延回路
721,722,723,724 乗算回路
730 加算回路
910 基板
911,912i,912q 分岐部
913i,913q 平行導波路
914i,914q 交差部
915i,915q Pinフォトダイオード
916 遅延導波路
917 フォトダイオード
1010 逆数平方根回路
1021 第1乗算回路
1022 第2乗算回路
1310 偏波ビームスプリッタ
1321 第1偏波処理部
1322 第2偏波処理部
1410 不等間隔ADC
1420 逆数回路

Claims (10)

  1. 受信した光信号の劣化を前記光信号の強度による除算を用いて補償する光受信装置において、
    受信した光信号の変調された位相に応じた電気信号と、前記受信した光信号の強度に応じた電気信号と、を出力する受信手段と、
    前記受信手段によって出力された前記変調された位相に応じた電気信号を、前記受信手段によって出力された前記強度に応じた電気信号により除算するアナログの除算回路と、
    前記除算回路によって除算された電気信号をデジタル変換するデジタル変換器と、
    前記デジタル変換器によって変換されたデジタル信号に基づく演算により前記光信号のデータを識別する識別手段と、
    を備えることを特徴とする光受信装置。
  2. 前記識別手段は、前記デジタル変換器によって変換されたデジタル信号を順次積算することによって前記光信号の電界再構築を行い、前記電界再構築の結果に基づいて前記光信号のデータを識別することを特徴とする請求項1に記載の光受信装置。
  3. 前記受信手段によって出力された前記位相に応じた電気信号の平方根に応じた電気信号を出力する平方根回路を備え、
    前記除算回路は、前記平方根回路によって出力された電気信号を、前記強度に応じた電気信号によって除算することを特徴とする請求項1または2に記載の光受信装置。
  4. 前記受信手段は、
    前記受信した光信号を分岐する分岐手段と、
    前記分岐手段によって分岐された各光信号の一方の光信号を受信し、受信した光信号の位相に応じた電気信号を出力する第1受信手段と、
    前記分岐手段によって分岐された各光信号の他方の光信号を受信し、受信した光信号の強度に応じた電気信号を出力する第2受信手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の光受信装置。
  5. 前記第1受信手段は、
    前記一方の光信号を所定の遅延量によって自己遅延干渉させて出力する遅延干渉計と、
    前記遅延干渉計によって出力された光に応じた電気信号を出力する光電変換手段と、
    から構成されることを特徴とする請求項4に記載の光受信装置。
  6. 前記第2受信手段は、前記強度に応じた電気信号を、前記所定の遅延量に対応した遅延量だけ遅延させる遅延手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の光受信装置。
  7. 前記除算回路は、
    前記受信手段によって出力された前記強度に応じた電気信号の逆数に応じた電気信号を出力するアナログの逆数回路と、
    前記受信手段によって出力された前記位相に応じた電気信号を、前記逆数回路によって出力された電気信号と乗算するアナログの乗算回路と、
    から構成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の光受信装置。
  8. 受信した光信号の変調された位相に応じた電気信号と、前記受信した光信号の強度に応じた電気信号と、を出力する受信手段と、
    前記受信手段によって出力された前記変調された位相に応じた電気信号をデジタル変換するデジタル変換器と、
    前記受信手段によって出力された前記強度に応じた電気信号を、逆数の平方根が等間隔になる各値に離散化する不等間隔デジタル変換器と、
    前記不等間隔デジタル変換器によって変換されたデジタル信号の逆数の平方根を算出する算出手段と、
    前記デジタル変換器によって変換されたデジタル信号と、前記算出手段によって算出されたデジタル信号と、に基づく演算により前記光信号のデータを識別する識別手段と、
    を備えることを特徴とする光受信装置。
  9. 受信した光信号の劣化を前記光信号の強度による除算を用いて補償する光受信方法において、
    受信した光信号の変調された位相に応じた電気信号と、前記受信した光信号の強度に応じた電気信号と、を出力する受信工程と、
    アナログの除算回路を用いて、前記受信工程によって出力された前記変調された位相に応じた電気信号を、前記受信工程によって出力された前記強度に応じた電気信号によって除算する除算工程と、
    前記除算工程によって除算された電気信号をデジタル変換するデジタル変換工程と、
    前記デジタル変換工程によって変換されたデジタル信号に基づく演算により前記光信号のデータを識別する識別工程と、
    を含むことを特徴とする光受信方法。
  10. 受信した光信号の劣化を前記光信号の強度による除算を用いて補償する光受信方法において、
    受信した光信号の変調された位相に応じた電気信号と、前記受信した光信号の強度に応じた電気信号と、を出力する受信工程と、
    前記受信工程によって出力された前記変調された位相に応じた電気信号をデジタル変換するデジタル変換工程と、
    前記受信工程によって出力された前記強度に応じた電気信号を、逆数の平方根が等間隔となる各値に離散化するデジタル変換を行う不等間隔デジタル変換工程と、
    前記デジタル変換工程および前記不等間隔デジタル変換工程によって変換された各デジタル信号に基づく演算により前記光信号のデータを識別すると、
    を含むことを特徴とする光受信方法。
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