JP2009217442A - 情報入力表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】手書き入力情報を精度よく再現することが可能な情報入力表示装置を提供する。
【解決手段】画面に手書き入力された情報に基づく画像を表示可能な情報入力表示装置において、2次元に配列され手書き入力にて押下された画面上の位置の座標を検出する複数のエリア入力型の座標検出部と、座標検出部で検出された座標の有効性を判別する座標判別部と、を有し、複数の座標検出部で一度にそれぞれ座標が検出された場合、座標判別部は、検出されたそれぞれの座標の位置関係及び変位態様、またはその何れかに基づいて、それぞれの座標の有効性を判別し、無効と判別した座標を検出した座標検出部の検出領域を検出無効領域とする。
【選択図】図2
【解決手段】画面に手書き入力された情報に基づく画像を表示可能な情報入力表示装置において、2次元に配列され手書き入力にて押下された画面上の位置の座標を検出する複数のエリア入力型の座標検出部と、座標検出部で検出された座標の有効性を判別する座標判別部と、を有し、複数の座標検出部で一度にそれぞれ座標が検出された場合、座標判別部は、検出されたそれぞれの座標の位置関係及び変位態様、またはその何れかに基づいて、それぞれの座標の有効性を判別し、無効と判別した座標を検出した座標検出部の検出領域を検出無効領域とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、情報入力表示装置に関し、特に手書き入力が可能な情報入力表示装置に関する。
近年、タブレットPCやPDA(Personal Digital Assistant)のように、GUI画面や文字画面、また白紙の画面等の上にタッチペン等の座標入力デバイスを用いて手書きにより文字やイラスト等の図形の入力が可能な携帯表示端末が種々検討されている。
しかしながら、このような携帯表示端末は、GUI画面の上に表示された操作ボタン等をタッチペンや指等で押下することにより、操作ボタンに表示された機能を実行させるタッチ入力モードにおける確度を重視したものが主流であり、文字画面や白紙の画面等の上に手書きにより文字やイラスト等の図形の入力する手書き入力モードにおける確度は充分なものではなかった。
具体的には、図10を用いて説明する。図10(a)は、従来の携帯表示端末におけるタッチ入力や手書き入力を検出するタッチパネルの構成を示す図、図10(b)は、従来の携帯表示端末における手書き入力の様子を示す模式図である。
従来の携帯表示端末は、図10(a)、図10(b)に示すように、LCD、有機EL等の表示部301の画面上に、該画面と略同じ形状の入力領域を有するエリア入力型のタッチパネル304が1枚配置されている。タッチパネル304は、タッチ入力や手書き入力にて押下された画面上の位置に対応するアナログ電圧をタッチパネルコントローラ305に出力する。タッチパネルコントローラ305は、タッチパネル304から出力されたアナログ電圧をデジタル信号に変換し、押下された画面上の位置のXY座標を検出する。
このような構成の携帯表示端末において、図10(b)に示すように、タッチペン5を用いてタッチ入力や手書き入力を行う際に、タッチペン5のペン先5aとともに手許Hがタッチパネル304に当たる場合がある。この為、タッチパネル5は、ペン先5aと手許Hの中間位置に対応するアナログ電圧を出力し、タッチパネルコントローラ305は、本来欲しいペン先5aの座標ではなく、誤った座標を検出することになる。その結果、表示部304の画面には、入力したいペン先5aの軌跡K1ではなくペン先5aと手許Hの中間位置の軌跡K2が表示されるという問題がある。
そこで、このような問題に対応する為に、種々の方法が検討されている。例えば、操作者が不用意に触れてしまいがちなタッチパネルの枠周辺部に一定の幅の入力無効領域を設定することで、誤検出を防止する方法が知られている(特許文献1参照)。
特開2000−39964号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている方法は、入力無効領域をタッチパネルの周辺部、すなわちタッチパネルを保持するフレームから周囲2mm程度の幅に固定していることから、誤検出の防止は充分なものではないという問題がある。例えば、画面の中央から上部の領域にかけて入力する場合、手許は画面の下部から中央に当たる場合がある。このような場合、入力無効領域が画面の周縁に設けられていることから、手許により入力された情報が無効とされず誤判別を生じるという問題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、手書き入力情報を精度よく再現することが可能な情報入力表示装置を提供することを目的とする。
上記目的は、下記の1乃至7の何れか1項に記載の発明によって達成される。
1.画面に手書き入力された情報に基づく画像を表示可能な情報入力表示装置において、
2次元に配列され手書き入力にて押下された画面上の位置の座標を検出する複数のエリア入力型の座標検出部と、
前記座標検出部で検出された座標の有効性を判別する座標判別部と、を有し、
複数の前記座標検出部で一度にそれぞれ座標が検出された場合、
前記座標判別部は、検出されたそれぞれの座標の位置関係及び変位態様、またはその何れかに基づいて、それぞれの座標の有効性を判別し、無効と判別した座標を検出した前記座標検出部の検出領域を検出無効領域とすることを特徴とする情報入力表示装置。
2次元に配列され手書き入力にて押下された画面上の位置の座標を検出する複数のエリア入力型の座標検出部と、
前記座標検出部で検出された座標の有効性を判別する座標判別部と、を有し、
複数の前記座標検出部で一度にそれぞれ座標が検出された場合、
前記座標判別部は、検出されたそれぞれの座標の位置関係及び変位態様、またはその何れかに基づいて、それぞれの座標の有効性を判別し、無効と判別した座標を検出した前記座標検出部の検出領域を検出無効領域とすることを特徴とする情報入力表示装置。
2.複数の前記座標検出部で一度にそれぞれ座標が検出された場合、
前記座標判別部は、検出されたそれぞれの座標の内、前記画面の上端部に最も近い座標を有効と判別し、その他の座標を無効と判別することを特徴とする前記1に記載の情報入力表示装置。
前記座標判別部は、検出されたそれぞれの座標の内、前記画面の上端部に最も近い座標を有効と判別し、その他の座標を無効と判別することを特徴とする前記1に記載の情報入力表示装置。
3.複数の前記座標検出部で一度にそれぞれ座標が検出された場合、
前記座標判別部は、それぞれの座標を検出した複数の前記座標検出部の内、隣接する前記座標検出部で検出された座標を無効と判別することを特徴とする前記1または2に記載の情報入力表示装置。
前記座標判別部は、それぞれの座標を検出した複数の前記座標検出部の内、隣接する前記座標検出部で検出された座標を無効と判別することを特徴とする前記1または2に記載の情報入力表示装置。
4.複数の前記座標検出部で一度にそれぞれ座標が検出された場合、
前記座標判別部は、検出されたそれぞれの座標の内、それぞれ前回検出された座標と今回検出された座標との変位量が最も大きい座標を有効と判別し、その他の座標を無効と判別することを特徴とする前記1乃至3の何れか1項に記載の情報入力表示装置。
前記座標判別部は、検出されたそれぞれの座標の内、それぞれ前回検出された座標と今回検出された座標との変位量が最も大きい座標を有効と判別し、その他の座標を無効と判別することを特徴とする前記1乃至3の何れか1項に記載の情報入力表示装置。
5.前記座標判別部は、
有効と判別した座標を検出した前記座標検出部の検出領域を検出有効領域とし、
有効と判別した座標の前回検出された座標に対する今回検出された座標の変位方向に基づき、前記検出有効領域を移動させることを特徴とする前記1乃至4の何れか1項に記載の情報入力表示装置。
有効と判別した座標を検出した前記座標検出部の検出領域を検出有効領域とし、
有効と判別した座標の前回検出された座標に対する今回検出された座標の変位方向に基づき、前記検出有効領域を移動させることを特徴とする前記1乃至4の何れか1項に記載の情報入力表示装置。
6.前記座標判別部は、
有効と判別した座標を検出した前記座標検出部の検出領域を検出有効領域とし、
無効と判別した座標の前回検出された座標に対する今回検出された座標の変位方向に基づき、前記検出有効領域を移動させることを特徴とする前記1乃至4の何れか1項に記載の情報入力表示装置。
有効と判別した座標を検出した前記座標検出部の検出領域を検出有効領域とし、
無効と判別した座標の前回検出された座標に対する今回検出された座標の変位方向に基づき、前記検出有効領域を移動させることを特徴とする前記1乃至4の何れか1項に記載の情報入力表示装置。
7.前記座標判別部は、複数の前記座標検出部の駆動を制御し、
前記検出有効領域とした座標検出部以外の座標検出部の駆動を停止することを特徴とする前記5または6に記載の情報入力表示装置。
前記検出有効領域とした座標検出部以外の座標検出部の駆動を停止することを特徴とする前記5または6に記載の情報入力表示装置。
本発明によれば、手書き入力にて押下された画面上の位置の座標を検出するエリア入力型の座標検出部を1つではなく2次元に複数配列する構成とした。そして、複数の座標検出部で一度にそれぞれ座標が検出された場合、座標判別部は、検出されたそれぞれの座標の位置関係及び変位態様、またはその何れかに基づいて、それぞれの座標の有効性を判別し、無効と判別した座標を検出した座標検出部の検出領域を検出無効領域とするようにした。従って、例えば、タッチペンを用いてタッチ入力や手書き入力を行う際に、タッチペンのペン先とともに手許が複数の座標検出部に当たった場合、それぞれの座標検出部でそれぞれ座標を検出することができる。そして検出されたそれぞれの座標の位置関係や変位態様に基づいて、何れの座標が本来検出したいペン先の座標かを判別することができる。これにより、手許の入力による誤検出を防止することができ、本来の手書き入力情報を精度よく再現することが可能となる。
以下図面に基づいて、本発明に係る情報入力表示装置の実施の形態を説明する。尚、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
最初に、本発明の実施形態に係る情報入力表示装置1の外観を図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る情報入力表示装置1の外観を示す正面図である。
情報入力表示装置1は、図1に示すように、情報入力表示装置本体3、及びタッチペン5等を備えている。
情報入力表示装置本体3の正面には、図1に示すように、LCDや有機EL、またはメモリ性を有する所謂電子ペーパと称される表示媒体等から構成される表示部301、表示部301の上に配置されたタッチパネル304、電源スイッチ318、及び各種操作・設定を行う十字キー319等が設けられている。
情報入力表示装置本体3は、図示しないメモリカードに格納されている文書情報や通信ネットワークを介して外部のサーバ、情報端末等から受信した文書情報等に基づいた画像、及びタッチペン5を用いて情報入力表示装置本体3の表示部301の画面に手書き入力された情報に基づく画像等を表示する携帯情報端末である。
次に、情報入力表示装置本体3の要部構成を図2を用いて説明する。図2は、情報入力表示装置本体3の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、情報入力表示装置本体3は、表示部301、表示制御部302、VRAM303、タッチパネル304、タッチパネルコントローラ305、CPU311、FlashROM312、SDRAM313、通信部314、外部I/F315、操作部317、及び電池321等を有する。
表示部301は、LCDや有機EL、またはメモリ性を有する所謂電子ペーパと称される表示媒体等から構成される。表示部301は、図示しないメモリカードに格納されている文書情報や通信ネットワークを介して外部のサーバ、情報端末等から受信した文書情報等に基づいた画像、及びタッチペン5を用いて情報入力表示装置本体3の表示部301の画面に手書き入力された情報に基づく画像等を表示する。
表示制御部302は、表示部301で行われる表示動作を制御する。
VRAM(Video RAM)303は、表示部301の画素数に対応した画像データの記録容量を有し、表示部301に再生表示される画像を構成する画像データのバッファメモリである。
タッチパネル304は、図3(a)、図3(b)に示すように、表示部301の前面に、タッチペン5を用いて手書き入力にて押下された表示部301の画面上の位置の座標を検出するエリア入力型の複数のタッチセンサSが2次元に配列されて構成される。タッチパネル304は、タッチペン5を用いた手書き入力やGUIのメニュー選択入力によって押下された画面上の位置に対応するアナログ電圧をタッチパネルコントローラ305に出力する。タッチパネル304の構成としては、例えば、透明な抵抗体を表示部301の画面に貼り付けた抵抗膜方式を用いることができる。尚、タッチセンサSは、本発明における座標検出部に該当するものである。
このように、表示部301の前面に、エリア入力型の複数のタッチセンサSを2次元に配列したタッチパネル304を配置することにより、図3(b)に示すように、タッチペン5を用いてタッチ入力や手書き入力を行う際に、タッチペン5のペン先5aとともに手許Hが複数のタッチセンサSに当たった場合、それぞれのタッチセンサSでそれぞれ座標を検出することができる。これにより、後述のタッチパネルコントローラ305は、検出されたそれぞれの座標の位置関係や変位態様に基づいて、何れの座標が本来検出したいペン先5aの座標かを判別することができる。図3(b)は、このようにして判別されたペン先5aの座標の軌跡K1に基づいた画像が表示部301に表示されている様子を示す。
図2に戻って、タッチパネルコントローラ305は、タッチセンサSで行われる座標検出動作を制御する。タッチパネルコントローラ305は、所定のサンプリング周期(座標検出周期)でタッチセンサSのX方向、Y方向に電圧を印加することにより、タッチセンサSから出力される押下された画面上の位置に対応するアナログ電圧をデジタル信号に変換してXY座標に変換する。また、タッチパネルコントローラ305は、情報表示入力装置本体3が電力を殆ど消費しないスリープ状態においてもタッチパネル304からの入力の有無を監視することができる。
また、タッチパネルコントローラ305は、本発明における座標判別部に該当し、複数のタッチセンサSで一度にそれぞれ座標が検出された場合、検出されたそれぞれの座標の位置関係や変位態様等に基づいて、それぞれの座標の有効性を判別し、無効と判別した座標を検出したタッチセンサSの検出領域を検出無効領域とする。また、無効と判別した座標を検出したタッチセンサSの駆動を停止することもできる。尚、タッチパネルコントローラ305で行われる座標判別動作の詳細は後述する。
CPU(中央演算処理装置)311は、タッチパネルコントローラ305や操作部317からの信号を受けて、表示動作や画像信号処理、及び図示しない外部のサーバ、情報端末等との間で行われる情報の送受信動作を統括的に制御する。また、CPU311は、図示しないメモリカードに格納されている文書情報や外部のサーバ、情報端末等から受信した文書情報等に基づいた画像データ、及びタッチペン5を用いて表示部21の画面に手書き入力された情報に基づく画像データ等を生成し表示制御部302を介して表示部301に出力する。
FlashROM(Flash Read Only Memory)312は、CPU311で実行される各種制御プログラム等を格納する。
SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)313は、演算処理や制御処理等の作業データを一時的に格納する。
通信部314は、図示しない外部のサーバ、情報端末等との間で情報を無線で送受信する。通信部314の無線通信手段としては、BluetoothやワイヤレスUSB、また、赤外線等を用いた低消費電力型のデバイスが好適である。
外部I/F315は、例えば、SDメモリカード等の外部メモリとのインターフェースである。
操作部317は、電源スイッチ318や各種操作・設定を行う十字キー319等を備えたスイッチ群である。
電池321は、情報入力表示装置本体3の駆動用電源である。
尚、図2中、破線で示す矢印は、CPU311がスリープ状態の時に、タッチパネル304によりタッチパネルコントローラ305、または操作部317を介して起こされる制御経路を示す。
ここで、座標の有効性判別方法を図4乃至図9を用いて説明する。
(判別方法1)
図4は、座標の有効性判別方法の一例を説明する模式図、図7は、座標の有効性判別方法の一例による流れを示すフローチャートである。判別方法1は、複数のタッチセンサSで一度にそれぞれ座標が検出された場合、検出された座標の位置関係に基づいて、それぞれの座標の有効性を判別するものである。例えば、図4(a)に示すように、タッチペン5を用いてタッチ入力や手書き入力を行う際に、タッチペン5のペン先とともに手許がそれぞれタッチセンサS1、タッチセンサS2に当たった場合、タッチセンサS1、タッチセンサS2で検出された座標の位置関係に基づいて、それぞれの座標の有効性を判別し、何れの座標が本来検出したいペン先の座標かを判別するものである。
図4は、座標の有効性判別方法の一例を説明する模式図、図7は、座標の有効性判別方法の一例による流れを示すフローチャートである。判別方法1は、複数のタッチセンサSで一度にそれぞれ座標が検出された場合、検出された座標の位置関係に基づいて、それぞれの座標の有効性を判別するものである。例えば、図4(a)に示すように、タッチペン5を用いてタッチ入力や手書き入力を行う際に、タッチペン5のペン先とともに手許がそれぞれタッチセンサS1、タッチセンサS2に当たった場合、タッチセンサS1、タッチセンサS2で検出された座標の位置関係に基づいて、それぞれの座標の有効性を判別し、何れの座標が本来検出したいペン先の座標かを判別するものである。
以下、図4、図7を用いて判別方法1の流れを説明する。
最初に、タッチペン5を用いてタッチ入力や手書き入力を行う際に、ペン先とともに手許がタッチパネル304に当る(ステップS11)。タッチパネル304のタッチセンサS1、タッチセンサS2は、それぞれペン先または手許により押下された位置の座標P1、座標P2を検出する(ステップS12)。
次に、タッチパネルコントローラ305は、タッチセンサS1、タッチセンサS2でそれぞれ検出された座標P1、座標P2をタッチパネル304の基準座標P0に対する座標に変換し(ステップS13)、画面の最も上端部、すなわち、X軸に近い座標を検出する(ステップS14)。
次に、タッチパネルコントローラ305は、通常の手書き入力状態においては、手許よりもペン先の方が画面の上端部に近いことから、画面の上端部に近い座標P1をペン先の座標、座標P2を手許の座標と判別する(ステップS15)。
次に、タッチパネルコントローラ305は、無効と判別した座標P2を検出したタッチセンサS2の検出領域を検出無効領域とする。または、無効と判別した座標P2を検出したタッチセンサS2の駆動を停止する(ステップS16)。ここで、検出無効領域としたタッチセンサS2の駆動を停止することにより、誤検出をさらに高い確度で防止できるとともに、タッチセンサS2の座標検出動作に係わる消費電力を削減することができる。
次に、タッチパネルコントローラ305は、有効と判別した座標P1の座標データをCPU311に送出する(ステップS17)。CPU311は、受信した座標P1の座標データに基づいた画像データを生成し、表示制御部302を介して表示部301に出力して表示させる(ステップS18)。
(判別方法2)
図5は、座標の有効性判別方法の別例を説明する模式図、図8は、座標の有効性判別方法の別例による流れを示すフローチャートである。判別方法2は、複数のタッチセンサSで一度にそれぞれ座標が検出された場合、それぞれの座標を検出したタッチセンサSの相対位置関係に基づいて、それぞれの座標の有効性を判別するものである。例えば、図5(a)に示すように、タッチペン5を用いてタッチ入力や手書き入力を行う際に、タッチペン5のペン先とともに手許がそれぞれタッチセンサS1、タッチセンサS21及びタッチセンサ22に当たった場合、タッチセンサS1、タッチセンサS21及びタッチセンサS22の相対位置関係に基づいて、それぞれのタッチセンサSで検出された座標の有効性を判別し、何れの座標が本来検出したいペン先の座標かを判別するものである。
図5は、座標の有効性判別方法の別例を説明する模式図、図8は、座標の有効性判別方法の別例による流れを示すフローチャートである。判別方法2は、複数のタッチセンサSで一度にそれぞれ座標が検出された場合、それぞれの座標を検出したタッチセンサSの相対位置関係に基づいて、それぞれの座標の有効性を判別するものである。例えば、図5(a)に示すように、タッチペン5を用いてタッチ入力や手書き入力を行う際に、タッチペン5のペン先とともに手許がそれぞれタッチセンサS1、タッチセンサS21及びタッチセンサ22に当たった場合、タッチセンサS1、タッチセンサS21及びタッチセンサS22の相対位置関係に基づいて、それぞれのタッチセンサSで検出された座標の有効性を判別し、何れの座標が本来検出したいペン先の座標かを判別するものである。
以下、図5、図8を用いて判別方法1の流れを説明する。尚、図8に示すフローチャートにおいて、ステップS21乃至ステップS23、及びステップS26乃至ステップS28の動作は、判別方法1の場合の図7に示したステップS11乃至ステップS13、及びステップS16乃至ステップS18の動作と同様なのでその説明は省略する。
ステップS24において、タッチパネルコントローラ305は、ペン先または手許により押下された位置の座標P1、座標P21及び座標P22をそれぞれ検出したタッチセンサS1、タッチセンサS21及びタッチセンサS22の内、隣接しているタッチセンサSを検出する(ステップS24)。
次に、タッチパネルコントローラ305は、手許が当たるタッチセンサSは、互いに隣接している可能性が高いことから、隣接しているタッチセンサS21及びタッチセンサS22でそれぞれ検出された座標P21及び座標P22を手許の座標とし無効と判別する(ステップS25)。
(判別方法3)
図6は、座標の有効性判別方法の別例を説明する模式図、図9は、座標の有効性判別方法の別例による流れを示すフローチャートである。判別方法3は、複数のタッチセンサSで一度にそれぞれ座標が検出された場合、検出された座標の変位態様に基づいて、それぞれの座標の有効性を判別するものである。例えば、図6(a)に示すように、タッチペン5を用いてタッチ入力や手書き入力を行う際に、タッチペン5のペン先とともに手許がそれぞれタッチセンサS11、タッチセンサS2に当たった場合、タッチセンサS11、タッチセンサS2で検出された座標の変位態様、すなわち、タッチセンサS11、タッチセンサS2でそれぞれ前回検出された座標と今回検出された座標との変位量に基づいて、それぞれの座標の有効性を判別し、何れの座標が本来検出したいペン先の座標かを判別するものである。
図6は、座標の有効性判別方法の別例を説明する模式図、図9は、座標の有効性判別方法の別例による流れを示すフローチャートである。判別方法3は、複数のタッチセンサSで一度にそれぞれ座標が検出された場合、検出された座標の変位態様に基づいて、それぞれの座標の有効性を判別するものである。例えば、図6(a)に示すように、タッチペン5を用いてタッチ入力や手書き入力を行う際に、タッチペン5のペン先とともに手許がそれぞれタッチセンサS11、タッチセンサS2に当たった場合、タッチセンサS11、タッチセンサS2で検出された座標の変位態様、すなわち、タッチセンサS11、タッチセンサS2でそれぞれ前回検出された座標と今回検出された座標との変位量に基づいて、それぞれの座標の有効性を判別し、何れの座標が本来検出したいペン先の座標かを判別するものである。
以下、図6、図9を用いて判別方法2の流れを説明する。尚、図9に示すフローチャートにおいて、ステップS31乃至ステップS32、及びステップS36乃至ステップS38の動作は、判別方法1の場合の図7に示したステップS11乃至ステップS12、及びステップS16乃至ステップS18の動作と同様なのでその説明は省略する。
ステップS33において、タッチパネルコントローラ305は、タッチパネル304のタッチセンサS11、タッチセンサS2でそれぞれ前回検出された座標P11、座標P21と今回検出された座標P12、座標P22とのそれぞれの変位量L1、変位量L2を算出し(ステップS33)、算出した変位量L1と変位量L2を比較する(ステップS34)。
次に、タッチパネルコントローラ305は、変位量の小さい座標が手許の座標である可能性が高いことから、小さい変位量L2の座標P22を無効と判別する(ステップS35)。
尚、ステップS38に続いて、手許の座標と判別した座標P22、またはペン先の座標と判別した座標P12の変位態様、すなわち変位方向に基づいて、ペン先の座標P12の今後の変位方向を予測し、検出有効領域を移動させるようにしてもよい。例えば、図6(b)に示すように、ペン先座標P12、または手許座標P22の変位方向が紙面の右下方向であれば、検出有効領域をタッチセンサS11から右に隣接するタッチセンサS12に移動させ、タッチセンサS12以外のタッチセンサSの駆動を停止する。これにより、誤検出をさらに高い確度で防止することができるとともに消費電力を大きく削減することができる。
このように、本発明に係わる情報入力表示装置1においては、手書き入力にて押下された画面上の位置の座標を検出するエリア入力型のタッチセンサSを1つではなく2次元に複数配列する構成とした。そして、複数のタッチセンサSで一度にそれぞれ座標が検出された場合、タッチパネルコントローラ305は、検出されたそれぞれの座標の位置関係や変位態様に基づいて、それぞれの座標の有効性を判別し、無効と判別した座標を検出したタッチセンサSの検出領域を検出無効領域とするようにした。従って、例えば、タッチペン5を用いてタッチ入力や手書き入力を行う際に、タッチペン5のペン先5aとともに手許Hが複数のタッチセンサSに当たった場合、それぞれのタッチセンサSでそれぞれ座標を検出することができる。そして検出されたそれぞれの座標の位置関係や変位態様に基づいて、何れの座標が本来検出したいペン先5aの座標かを判別することができる。これにより、手許の入力による誤検出を防止することができ、本来の手書き入力情報を精度よく再現することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は前述の実施の形態に限定して解釈されるべきでなく、適宜変更、改良が可能であることは勿論である。例えば、前述の実施の形態においては、判別方法1乃至3を独立して実行するようにしたが、これらの方法を適宜組み合わせて実行するようにしてもよい。これにより、誤検出をさらに高い確度で防止することができ、手書き入力情報をより精度よく再現することができる。
1 情報入力表示装置
3 情報入力表示装置本体
301 表示部
302 表示制御部
303 VRAM
304 タッチパネル
305 タッチパネルコントローラ
311 CPU
312 FlashROM
313 SDRAM
314 通信部
315 外部I/F
317 操作部
318 電源スイッチ
319 十字キー
321 電池
5 タッチペン
H 手許
S タッチセンサ
P 座標
3 情報入力表示装置本体
301 表示部
302 表示制御部
303 VRAM
304 タッチパネル
305 タッチパネルコントローラ
311 CPU
312 FlashROM
313 SDRAM
314 通信部
315 外部I/F
317 操作部
318 電源スイッチ
319 十字キー
321 電池
5 タッチペン
H 手許
S タッチセンサ
P 座標
Claims (7)
- 画面に手書き入力された情報に基づく画像を表示可能な情報入力表示装置において、
2次元に配列され手書き入力にて押下された画面上の位置の座標を検出する複数のエリア入力型の座標検出部と、
前記座標検出部で検出された座標の有効性を判別する座標判別部と、を有し、
複数の前記座標検出部で一度にそれぞれ座標が検出された場合、
前記座標判別部は、検出されたそれぞれの座標の位置関係及び変位態様、またはその何れかに基づいて、それぞれの座標の有効性を判別し、無効と判別した座標を検出した前記座標検出部の検出領域を検出無効領域とすることを特徴とする情報入力表示装置。 - 複数の前記座標検出部で一度にそれぞれ座標が検出された場合、
前記座標判別部は、検出されたそれぞれの座標の内、前記画面の上端部に最も近い座標を有効と判別し、その他の座標を無効と判別することを特徴とする請求項1に記載の情報入力表示装置。 - 複数の前記座標検出部で一度にそれぞれ座標が検出された場合、
前記座標判別部は、それぞれの座標を検出した複数の前記座標検出部の内、隣接する前記座標検出部で検出された座標を無効と判別することを特徴とする請求項1または2に記載の情報入力表示装置。 - 複数の前記座標検出部で一度にそれぞれ座標が検出された場合、
前記座標判別部は、検出されたそれぞれの座標の内、それぞれ前回検出された座標と今回検出された座標との変位量が最も大きい座標を有効と判別し、その他の座標を無効と判別することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報入力表示装置。 - 前記座標判別部は、
有効と判別した座標を検出した前記座標検出部の検出領域を検出有効領域とし、
有効と判別した座標の前回検出された座標に対する今回検出された座標の変位方向に基づき、前記検出有効領域を移動させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報入力表示装置。 - 前記座標判別部は、
有効と判別した座標を検出した前記座標検出部の検出領域を検出有効領域とし、
無効と判別した座標の前回検出された座標に対する今回検出された座標の変位方向に基づき、前記検出有効領域を移動させることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報入力表示装置。 - 前記座標判別部は、複数の前記座標検出部の駆動を制御し、
前記検出有効領域とした座標検出部以外の座標検出部の駆動を停止することを特徴とする請求項5または6に記載の情報入力表示装置。
Priority Applications (1)
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JP2008059257A JP2009217442A (ja) | 2008-03-10 | 2008-03-10 | 情報入力表示装置 |
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