JP2009214925A - 胴膨れ防止段ボール箱 - Google Patents
胴膨れ防止段ボール箱 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009214925A JP2009214925A JP2008062776A JP2008062776A JP2009214925A JP 2009214925 A JP2009214925 A JP 2009214925A JP 2008062776 A JP2008062776 A JP 2008062776A JP 2008062776 A JP2008062776 A JP 2008062776A JP 2009214925 A JP2009214925 A JP 2009214925A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- chamfered portion
- ruled lines
- ruled
- cardboard
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Cartons (AREA)
Abstract
【解決手段】段ボール製のラップラウンド形包装箱の四側面のうち、長さ方向側面と、天面及び底面との境界部に、外側罫と内側罫とからなる平行にずれた二本の罫線を設けると共にその罫線に沿う半切れミシン加工を施し、これらの二本の罫線間に前記側面と天面又は底面とに連続する面からなる面取り部を設け、さらに該面取り部を構成する部分には段潰し処理を施すようにする。
【選択図】図1
Description
通例23℃50%RH(常態)から30℃90%RH(高湿)が流通環境条件として想定されている。
上記流通環境下に置かれた箱は、被包装物の結露等により包装材である段ボールが水に濡れて段が潰れて、缶に食込むように密着することがある。段ボールが缶に密着すると箱高さ方向の変化量は最大となる。この高さ方向の変化量の大きさが胴膨れ量に影響を与える。「胴膨れ」量が大きいとケースの外観を損ねる結果、店頭で展示販売する際の消費者の購買意欲を低下させるので問題になっている。
そしてフルートが粗く、段高さが増すにつれて、シートの曲げ強さ、緩衝性、圧縮強さなどが向上するといわれている。
しかし、従来の箱(特許文献1に示されるような罫線間が広い箱)は、その生産ラインでシートに入れた罫線より折り曲げて箱を機械によって製箱する時に、箱側面と天地フラップ間の内側罫と外側罫の二本罫のうち、何れか一方しか折れないことが多く、そのため、うまく所望形状の段ボール箱が製作できないという欠点があった(図12参照)。
この「片折れ」の原因はシートを折り曲げる罫線部の強さが関係して、罫線部分に外力がかかったときの曲げ強さ(=段ボールの剛性)にバラツキがあるためではないかと考えられる。
その上で本発明の包装箱は、箱の側面の外側罫と内側罫とからなる二本の罫線間部分に段潰し処理を行い、必要に応じてミシン刃加工によるライナーカットを加えることで罫線部分の剛性低下処理を積極的に施しているので、製箱時において、天地フラップの二本罫部分の片折れが防止できるので、製箱機の操業性を向上させた箱を提供できるものである(図13)。
先ず図1の第1の形態について説明する。この実施例は、ブランクシートの上に供給された被包装品(商品)を包み込む形式のラップラウンドケース11である。
このケース11は、各一対の立面板12、12及び平面板13、13を折り曲げ、繋ぎ代14を反対側の平面板に接合して胴貼りして角筒状の本体を形成し、内フラップ15と外フラップ16を閉じることで角筒状本体の両端面を閉止するラップラウンドケースである。立面板12には開封用の切り裂き帯17が形成されている。
この二本の罫線の間隔は、一例として3〜6mmとする。またこの二本の罫線間の部分には図2(B)のように段潰し処理Xが施される。そしてこの段潰し処理前に、面取り部分に二重罫線20、21に沿って適宜なピッチで半切れミシン加工(ライナーカット)Yを施すことが可能である。また押罫による罫線処理と段潰し処理は順をおって行ってもよいが、同時に行ってもよい。
前述の通り、生産ラインで段ボールブランクを製箱機により加工する際に、従来の箱は側面の外側罫と内側罫とからなる平行にずれた二本の罫線のうち何れか片方しか折れないことがあるが、この発明の実施例のように、該面取り部を構成する部分には段潰し処理を施されていると、図12のような「片折れ」することがなくなり、製箱機械の操業性が改善できた。
(他の実施例)
すなわち長さ方向側面及び/又は幅方向側面と、天面及び/又は底面との境界部に、外側罫31と内側罫30とからなる平行にずれた二本の罫線を設け、これらの二本の罫線間に前記側面と天面又は底面とに連続する面からなる面取り部を設けるのである。この二本の罫線の間隔は、一例とし3〜6mmとする。さらにまたこの二本の罫線間に段潰し処理Xを施してなるものである。また、面取り部を形成するに際しては、その罫線に沿って、例えば10mmピッチの半切れミシン(ライナーカット)加工Yを施すことも可能である。
箱の内寸法は、包装品の大きさ、重量、入り数に応じて選択決定されるが、例えば、500mlPETボトル入り飲料、24本入りの段ボール箱は、長さLを350〜360mm、幅Wを233〜240mm、高さHを209〜218mm、天側面取り部の幅H1、地側面取り部の幅H2を何れも6mmとして設計するのが好ましい。
また、使用する段ボールの材質は、B段両面段ボール、原紙構成:K180×SCP160×K180である。しかし本発明が適用される箱の原紙構成については上記のものに限定されず、特に制限はない。
そして、この箱で、飲料ボトルGを包装すると、4枚の側面板22、22、23、23と、上下の内フラップ25a、25bと外フラップ26a、26bとの間の各2本の折り曲げ罫線30a、30b、31a、31bから折れて、その各2本の折り曲げ罫線の間の面取り部28a、28b、29a、29bが斜めに曲がり、図6〜図7に示すように、飲料ボトルGが包装される。
12 立面板
13 平面板
14 繋ぎ代
15 内フラップ
16 外フラップ
17 切り裂き帯
18a、18b、19a、19b 面取り部
20、21 罫線
22 短側面板
23 長側面板
24 繋ぎ代
25a,25b 内フラップ
26a、26b 外フラップ
27 手かけ穴
28a、28b、29a、29b 面取り部
30、31 罫線
X 段潰し処理
Y 半切れミシン加工
Claims (6)
- 段ボール箱の四側面のうち、長さ方向側面及び/又は幅方向側面と、天面及び/又は底面との境界部に、外側罫と内側罫とからなる平行にずれた二本の罫線またはミシン目を設け、これらの二本の罫線またはミシン目間に前記側面と天面又は底面とに連続する面からなる面取り部を設け、さらに該面取り部を構成する部分には段潰し処理を施してなることを特徴とする段ボール箱。
- 段ボール箱の四側面のうち、長さ方向側面及び/又は幅方向側面と、天面及び/又は底面との境界部に、外側罫と内側罫とからなる平行にずれた二本の罫線を設けると共にその罫線に沿う半切れミシン加工を施し、これらの二本の罫線間に前記側面と天面又は底面とに連続する面からなる面取り部を設け、さらに該面取り部を構成する部分には段潰し処理を施してなることを特徴とする段ボール箱。
- 段ボール製のラップラウンド形包装箱の四側面のうち、長さ方向側面と、天面及び底面との境界部に、外側罫と内側罫とからなる平行にずれた二本の罫線またはミシン目を設け、これらの二本の罫線またはミシン目間に前記側面と天面又は底面とに連続する面からなる面取り部を設け、さらに該面取り部を構成する部分には段潰し処理を施してなることを特徴とする段ボール製ラップラウンド形包装箱。
- 段ボール製のラップラウンド形包装箱の四側面のうち、長さ方向側面と、天面及び底面との境界部に、外側罫と内側罫とからなる平行にずれた二本の罫線を設けると共にその罫線に沿う半切れミシン加工を施し、これらの二本の罫線間に前記側面と天面又は底面とに連続する面からなる面取り部を設け、さらに該面取り部を構成する部分には段潰し処理を施してなることを特徴とする段ボール製ラップラウンド形包装箱。
- 段ボール製のJIS−Z−1507のコード02シリーズの箱であって、箱の四側面のうち、長さ方向側面及び/又は幅方向側面と、天面及び/又は底面との境界部に、外側罫と内側罫とからなる平行にずれた二本の罫線またはミシン目を設け、これらの二本の罫線またはミシン目間に前記側面と天面又は底面とに連続する面からなる面取り部を設け、さらに該面取り部を構成する部分には段潰し処理を施してなることを特徴とする包装箱
- 段ボール製のJIS−Z−1507のコード02シリーズの箱であって、箱の四側面のうち、長さ方向側面及び/又は幅方向側面と、天面及び/又は底面との境界部に、外側罫と内側罫とからなる平行にずれた二本の罫線を設けると共にその罫線に沿う半切れミシン加工を施し、これらの二本の罫線間に前記側面と天面又は底面とに連続する面からなる面取り部を設け、さらに該面取り部を構成する部分には段潰し処理を施してなることを特徴とする包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008062776A JP2009214925A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 胴膨れ防止段ボール箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008062776A JP2009214925A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 胴膨れ防止段ボール箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009214925A true JP2009214925A (ja) | 2009-09-24 |
Family
ID=41187237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008062776A Pending JP2009214925A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 胴膨れ防止段ボール箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009214925A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012254597A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Nippon Tokan Package Kk | 罫線の形成法 |
JP2013230840A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Sapporo Breweries Ltd | 包装用箱及び段ボールシート |
JP2014234207A (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-15 | レンゴー株式会社 | 胴膨れ防止段ボール箱 |
JP2015040075A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | ザ・パック株式会社 | 段ボール包装材及び段ボール包装材の製造方法 |
JP2016108041A (ja) * | 2014-12-10 | 2016-06-20 | 王子ホールディングス株式会社 | 衛生用紙収納箱 |
JP2020026287A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | 任天堂株式会社 | 収納箱 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5336386A (en) * | 1976-09-14 | 1978-04-04 | Toppan Printing Co Ltd | Rotary metallic die for forming folding section |
JPS6076620U (ja) * | 1983-10-29 | 1985-05-29 | レンゴー株式会社 | ケ−ス |
JPS63158813U (ja) * | 1987-04-07 | 1988-10-18 | ||
JP2005014969A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Hitachimori Shigyo Kk | 包装用箱 |
-
2008
- 2008-03-12 JP JP2008062776A patent/JP2009214925A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5336386A (en) * | 1976-09-14 | 1978-04-04 | Toppan Printing Co Ltd | Rotary metallic die for forming folding section |
JPS6076620U (ja) * | 1983-10-29 | 1985-05-29 | レンゴー株式会社 | ケ−ス |
JPS63158813U (ja) * | 1987-04-07 | 1988-10-18 | ||
JP2005014969A (ja) * | 2003-06-26 | 2005-01-20 | Hitachimori Shigyo Kk | 包装用箱 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012254597A (ja) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Nippon Tokan Package Kk | 罫線の形成法 |
JP2013230840A (ja) * | 2012-04-27 | 2013-11-14 | Sapporo Breweries Ltd | 包装用箱及び段ボールシート |
JP2014234207A (ja) * | 2013-06-03 | 2014-12-15 | レンゴー株式会社 | 胴膨れ防止段ボール箱 |
JP2015040075A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | ザ・パック株式会社 | 段ボール包装材及び段ボール包装材の製造方法 |
JP2016108041A (ja) * | 2014-12-10 | 2016-06-20 | 王子ホールディングス株式会社 | 衛生用紙収納箱 |
JP2020026287A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | 任天堂株式会社 | 収納箱 |
JP7054306B2 (ja) | 2018-08-10 | 2022-04-13 | 任天堂株式会社 | 収納箱 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5097344B2 (ja) | 飲料の包装箱 | |
JP4763757B2 (ja) | ディスペンディング・パッケージ | |
US9783334B2 (en) | Shipping and display container | |
US7784676B2 (en) | Carton having tear-away feature for shipping and handling multiple packages of products | |
JP2009523670A (ja) | 容器のためのパッケージ | |
JP2009214925A (ja) | 胴膨れ防止段ボール箱 | |
JP3175443U (ja) | 段ボール箱 | |
JP5494751B2 (ja) | 包装箱 | |
JP5282657B2 (ja) | キャリア及びブランク | |
US20150041364A1 (en) | Container With Kick-Back | |
GB2370034A (en) | Container formed from mutually nestable parts | |
JP2016097979A (ja) | 包装箱およびそのブランクシートならびに包装箱の製造方法 | |
JP3204791U (ja) | 包装箱 | |
JP3173742U (ja) | 段ボール箱 | |
JP6491407B2 (ja) | 梱包体 | |
JP2021020686A (ja) | 包装箱 | |
JP4628487B1 (ja) | 包装箱 | |
JP2019112071A (ja) | 陳列収納箱 | |
JP2009132427A (ja) | 包装箱 | |
JP2006076631A (ja) | 包装用箱 | |
CN215285672U (zh) | 通用型02纸箱裁片、圆柱形内容物的限位件裁片及设有限位件的02纸箱 | |
CN213009175U (zh) | 盒中盒一体化的唇釉包装盒 | |
JP7420609B2 (ja) | 包装用箱 | |
JP3219680U (ja) | 箱用シート | |
JP4518840B2 (ja) | 陳列ケース兼用ダンボール箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20100822 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Effective date: 20100909 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20100910 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20100917 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100910 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20101013 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120420 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120424 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20130402 |