JP2009213739A - 空気清浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 モータ、ファンおよびフィルタを含む構成ユニットを2つ夫々上下2段に配置したもので、付加機能として、電解水ミスト発生装置を取り付ける場合に、安定性、操作性を向上させることのできる空気清浄機を提供することを目的とする。
【解決手段】 ハウジング3内に、モータ8、17、ファン9、18、及びフィルタ10、19を含む構成ユニットを2つ夫々上下2段に配置し、ハウジング3には、上段の構成ユニットのための吸気口13及び排気口12ならびに下段の構成ユニットのための吸気口22及び排気口21を、夫々上下に分散して設け、上下の構成ユニットの間に配置され、ハウジング外に電解ミストを放出させる電解水ミスト発生装置25を具える。
【選択図】 図2
【解決手段】 ハウジング3内に、モータ8、17、ファン9、18、及びフィルタ10、19を含む構成ユニットを2つ夫々上下2段に配置し、ハウジング3には、上段の構成ユニットのための吸気口13及び排気口12ならびに下段の構成ユニットのための吸気口22及び排気口21を、夫々上下に分散して設け、上下の構成ユニットの間に配置され、ハウジング外に電解ミストを放出させる電解水ミスト発生装置25を具える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、モータによりファンを回転させて吸気口より空気を吸い込み、吸い込んだ空気をフィルタに通すことにより浄化して、排気口から排気する空気清浄機に関する。
従来空気清浄機は、その設置面積を大きくしないで性能をアップさせるために、モータ、ファンおよびフィルタを含む構成ユニットを2つ夫々上下2段に配置し、ハウジングには、上段の構成ユニットのための吸気口及び排気口ならびに下段の構成ユニットのための吸気口及び排気口を、夫々上下に分散して設けたものが、知られている。(例えば特許文献1)
また、空気清浄機の付加機能として、空気清浄機の上部に電解水ミストを発生させる電解水ミスト発生装置を配設して、空気中に電解水ミストを放出して、空気中に存在する雑菌等を殺菌するようにしたものが知られている。(例えば特許文献2)
特開2006−336957号公報
特開2006−6563号公報
また、空気清浄機の付加機能として、空気清浄機の上部に電解水ミストを発生させる電解水ミスト発生装置を配設して、空気中に電解水ミストを放出して、空気中に存在する雑菌等を殺菌するようにしたものが知られている。(例えば特許文献2)
特許文献1のように、モータ、ファンおよびフィルタを含む構成ユニットを2つ夫々上下2段に配置して、性能をアップさせたものは、高さが高くなるので、電解水ミストを放出させる機能を付加しようと、ハウジングの上部に電解水ミスト発生装置を配置すれば、水を使用するため不安定となり、倒れやすくなる。かといって、ハウジングの下部に配置すれば、操作性が悪くなる。
本発明はかかる背景のもとになされたもので、モータ、ファンおよびフィルタを含む構成ユニットを2つ夫々上下2段に配置したもので、付加機能として、電解水ミスト発生装置を取り付ける場合に、安定性、操作性を向上させることのできる空気清浄機を提供することを目的とする。
本発明は、モータによりファンを回転させて吸気口より空気を吸い込み、吸い込んだ空気をフィルタに通すことにより浄化して、排気口から排気する空気清浄機で、ハウジング内に、前記モータ、ファンおよびフィルタを含む構成ユニットを2つ夫々上下2段に配置し、前記ハウジングには、上段の構成ユニットのための吸気口及び排気口ならびに下段の構成ユニットのための吸気口及び排気口を、夫々上下に分散して設け、上下の構成ユニットの間に、ハウジング外に電解水ミストを放出させる電解水ミスト発生装置を具えたものである。
具体的には、電解水ミスト発生装置は、前記下側のファンにより排気される空気の一部を取り込んで、中で発生した電解水ミストを上側のファンを内蔵したファンケーシングへ送り込み、上側のフィルタで浄化された空気と一緒にハウジング外へ放出するようにしたものである。
また電解水ミスト発生装置は、水を貯める貯水部と、貯水部に貯められた水を電気分解する電極と、上記貯水部の電解水に泡を発生させるための泡発生機構とを具え、泡発生機構は、前記下側のファンにより排気される空気の一部を貯水部に貯められた電解水中に送って泡を発生させるもので、発生された泡が大気中に解放される際に弾けることによってミストを発生させ、発生した電解水ミストを上側のフィルタで浄化された空気と一緒にハウジング外へ放出するようにしたものである。
また電解水ミスト発生装置は、水を貯める貯水部と、貯水部に貯められた水を電気分解する電極と、電解水に超音波振動を与えてミストを発生させる超音波振動子とを具え、前記下側のファンにより排気される空気の一部により、発生した電解水ミストを上側のファンを内蔵したファンケーシングへ送り込むようにしたものである。
本発明の空気清浄機によれば、モータ、ファンおよびフィルタを含む構成ユニットを2つ夫々上下2段に配置しているので、設置面積を小さくした上で、浮遊して上から落ちてくる塵埃は上側のフィルタで素早く除去し、また床面から舞い上がる塵埃は下側のフィルタで素早く除去して、性能を向上させることができると共に、電解水ミスト発生装置を、上下の構成ユニットの間即ち、上下のファンを内蔵する上下のファンケーシング間に生ずるデッドスペースを利用して配置しているので、大型化になることなく、安定性も良く、また操作性も優れたものとなる。
また電解水ミスト発生装置で発生した電解水ミストは、下側のファンにより排気される空気の一部を利用して上側のファンケーシングへ送り込み、上側のフィルタで浄化された空気と一緒にハウジング外へ放出するようにしたので、電解水ミストを放出させる特別のファンは必要とせず、上側のファンにより遠くに広範囲に電解水ミストを放出させることができる。
また下側のファンにより排気される空気の一部を、貯水部に貯められた電解水中に送って泡を発生させ、発生された泡が大気中に解放される際に弾けることによってミストを発生させるようにすれば、泡を発生させるための特別のポンプも必要としない。
また貯水部に貯められ電解水に超音波振動を与えてミストを発生させるようにすれば、多くの電解水ミストを発生させることができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明の一実施形態にかかる空気清浄機1の構成を示す正面図である。また、図2は、図1に示す空気清浄機1を切断線A−Aで切断した状態を示す図である。
空気清浄機1は、例えば室内に設置されて、機外の空気を取り込み、その空気を清浄する処理を施して機外に排出することにより、室内の空気清浄を行うものである。空気清浄機1の外形は、左右方向の長さに比べて前後方向の長さが短い薄型のハウジング2により区画されている。ハウジング2の前面開口部は、着脱自在な前面板3で覆われている。ハウジング2内は上下方向に仕切板4、5によって3つに区画されている。
上側の区画室6は、仕切板7により前後に区画され、仕切板7の後方には、モータ8により回転されるファン9が配設されている。モータ8は、仕切板7に取り付けられている。仕切板7より前方には、塵埃を除去するフィルタ10が配設されている。ファン9は、図1の如く渦巻状のファンケーシング11内に内蔵されている。ファンケーシング11は、仕切板4、7及びハウジング2の後壁より構成され、図1においてハウジング2の右側面に設けた排気口12と連通する。前面板3のフィルタ10と対面する部分には、複数の縦長スリットが開口されて、吸気口13を構成している。
ファン9が回転することにより、吸気口13から外気を吸引してフィルタ10に通し、空気中に含まれる塵埃を除去して浄化した後、仕切板7に設けた通気口14よりファンケーシング11内へ送り込まれ、図1の矢印のように、排気口12より浄化された空気が放出される。このように、上側の区画室6は、モータ8、ファン9及びフィルタ10を含む空気清浄機の上側の構成ユニットを形成している。
下側の区画室15も同様に、仕切板16により前後に区画され、仕切板16の後方には、モータ17により回転されるファン18が配設されている。モータ17は、仕切板16に取り付けられている。仕切板16より前方には、塵埃を除去するフィルタ19が配設されている。ファン18は、図1の如く渦巻状のファンケーシング20内に内蔵されている。ファンケーシング20は、仕切板5、16及びハウジング2の後壁より構成され、図1においてハウジング2の左側面に設けた排気口21と連通する。前面板3のフィルタ19と対面する部分には、複数の縦長スリットが開口されて、吸気口22を構成している。そして、ファン18が回転することにより、吸気口22から外気を吸引してフィルタ19に通し、空気中に含まれる塵埃を除去して浄化した後、仕切板16に設けた通気口23よりファンケーシング20内へ送り込まれ、図1の矢印のように、排気口21より浄化された空気が放出される。このように、下側の区画室15は、モータ17、ファン18及びフィルタ19を含む空気清浄機の下側の構成ユニットを形成している。
上下の区画室6、15に挟まれた中間の区画室24には、電解水ミスト発生装置25が配置されている。電解水ミスト発生装置25は、水を貯める貯水部26と、貯水部26に貯められた水を電気分解する一対の電極27と、上記貯水部26の電解水に泡を発生させるための泡発生機構28とを具える。
貯水部26は容器本体29と蓋30とより構成され、前面板3の中央に開口した取出口31より出し入れ可能になっている。蓋30の一部には開口32が形成され、またこの開口32と合致するように前記仕切板4にも開口33が形成されて、貯水部26内と上側のファンケーシング11内を連通している。
一対の電極27は、電極27のピン34をコネクタ35接続することにより、図示しない電源回路に接続される。この電極27に電圧を印加することにより、貯水部26に貯えられた水を電気分解して電解水を生成する。
泡発生機構28は、下端が下側のファンケーシング20に接続され、ファンケーシング20内の空気の一部を取り入れるL字型の空気取り込みパイプ36と、該パイプ36の上端に一端側が着脱自在に接続され、他端側が貯水部26の水中に沈められる泡発生管37より構成される。泡発生管37の水中に沈められている部分は、図1のように、その左右の幅が広がっており、この広くなった上面には、多数の小孔38が形成されている。下側のファンケーシング20内の排気されようとする空気の一部が、図1、図2の矢印のように、空気取り込みパイプ36及び泡発生管37を介して、多数の小孔38より貯水部26に貯められた電解水中に放出される。この放出された空気により泡を発生させ、発生された泡が大気中に解放される際に弾けることによって電解水ミストを発生させる。
発生した電解水ミストは、上側のファン9の回転により、図1、図2の矢印のように、上側のファンケーシング11内へ前記開口32、33を介して吸引され、上側のフィルタ10を通って浄化された空気と一緒に上側の排気口12より放出される。電解水ミストはこのように上側のファン9により放出されるので、より遠くまで広範囲に放出して、空気中に存在する雑菌等を殺菌することができる。
貯水部26への水の補給は、容器本体29を蓋30と共に、前面板3の中央の取出口31より取り出し、蓋30を外して行う。容器本体29を取り出す際は、電極27のピン34がコネクタ35から外れ、また泡発生管37が空気取り込みパイプ36から外れるようになっている。容器本体29を取出口31より元の位置に挿入すれば、これらの外れた状態が元の接続された状態に戻るようになっている。
以上の実施例の空気清浄機によれば、床面から舞い上がる塵埃や浮遊して上から落ちてくる塵埃は、上側のファン9により上側の吸気口13より吸引されて上側のフィルタ10で素早く除去され、また、床面から舞い上がる塵埃は、下側のファン18により下側の吸気口22より吸引されて下側のフィルタ19で素早く除去され、性能を向上させることができると共に、電解水ミスト発生装置25は、上下のファンケーシング11、20間に生ずるデッドスペースを利用して配置されているので、大型化にならない。また電解水ミスト発生装置25は、ハウジング3の上部でもなく下部でもない中央部に配置されているので、安定性も良く、また操作性にも優れたものとなる。
また、下側のファンケーシング20より排気される空気の一部を貯水部26に貯められた電解水中に送って泡を発生させて電解水ミストを発生させているので、泡を発生させるための特別なポンプを必要としない。さらに、電解水ミスト発生装置25で発生した電解水ミストは、上側のファンケーシング11内の気流の乗せて、上側の排気口12より放出させているので、電解水ミストを放出させる特別のファンは必要とせず、安価にできる。
以上述べた電解水ミスト発生装置25は、気泡を発生させて電解水ミストを発生させるものであるが、気泡の代わりに、超音波振動子(図示せず)により電解水に超音波振動を与えて、電解水ミストを発生させるものでも良い。この場合、発生した電解水ミストは、空気取り込みパイプ36を介して送り込まれた下側のファンケーシング20より排気される空気の一部により、上側のファンケーシング11へ送り込むことができる。また、超音波振動を与えてミストを発生させるようにすれば、より多くの電解水ミストを発生させることができる。
8 上側モータ
9 上側ファン
10 上側フィルタ
13 上側吸気口
12 上側排気口
17 下側モータ
18 下側ファン
19 下側フィルタ
22 下側吸気口
21 下側排気口
3 ハウジング
25 電解水ミスト発生装置
26 貯水部
27 電極
28 泡発生機構
37 泡発生管
36 空気取り込みパイプ
9 上側ファン
10 上側フィルタ
13 上側吸気口
12 上側排気口
17 下側モータ
18 下側ファン
19 下側フィルタ
22 下側吸気口
21 下側排気口
3 ハウジング
25 電解水ミスト発生装置
26 貯水部
27 電極
28 泡発生機構
37 泡発生管
36 空気取り込みパイプ
Claims (4)
- モータによりファンを回転させて吸気口より空気を吸い込み、吸い込んだ空気をフィルタに通すことにより浄化して、排気口から排気する空気清浄機において、
ハウジング内に、前記モータ、ファンおよびフィルタを含む構成ユニットを2つ夫々上下2段に配置し、前記ハウジングには、上段の構成ユニットのための吸気口及び排気口ならびに下段の構成ユニットのための吸気口及び排気口を、夫々上下に分散して設け、
上下の構成ユニットの間に配置され、ハウジング外に電解水ミストを放出させる電解水ミスト発生装置を具えてなる空気清浄機。 - 前記電解水ミスト発生装置は、前記下側のファンにより排気される空気の一部を取り込んで、中で発生した電解水ミストを上側のファンを内蔵したファンケーシングへ送り込み、上側のフィルタで浄化された空気と一緒にハウジング外へ放出するようにした請求項1に記載の空気清浄機。
- 前記電解水ミスト発生装置は、水を貯める貯水部と、貯水部に貯められた水を電気分解する電極と、上記貯水部の電解水に泡を発生させるための泡発生機構とを具え、泡発生機構は、前記下側のファンにより排気される空気の一部を貯水部に貯められた電解水中に送って泡を発生させるもので、発生された泡が大気中に解放される際に弾けることによってミストを発生させ、発生した電解水ミストを上側のフィルタで浄化された空気と一緒にハウジング外へ放出するようにした請求項1に記載の空気清浄機。
- 前記電解水ミスト発生装置は、水を貯める貯水部と、貯水部に貯められた水を電気分解する電極と、電解水に超音波振動を与えてミストを発生させる超音波振動子とを具え、前記下側のファンにより排気される空気の一部により、発生した電解水ミストを上側のファンを内蔵したファンケーシングへ送り込むようにした請求項2に記載の空気清浄機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008062049A JP2009213739A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 空気清浄機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008062049A JP2009213739A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 空気清浄機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009213739A true JP2009213739A (ja) | 2009-09-24 |
Family
ID=41186264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008062049A Pending JP2009213739A (ja) | 2008-03-12 | 2008-03-12 | 空気清浄機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009213739A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104848426A (zh) * | 2015-04-30 | 2015-08-19 | 宁波超顺电器有限公司 | 一种车载空气净化器 |
CN111825170A (zh) * | 2020-07-02 | 2020-10-27 | 佛山市南海科日超声电子有限公司 | 集成式电解雾化模块及雾化装置 |
-
2008
- 2008-03-12 JP JP2008062049A patent/JP2009213739A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111825170A (zh) * | 2020-07-02 | 2020-10-27 | 佛山市南海科日超声电子有限公司 | 集成式电解雾化模块及雾化装置 |
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