JP2009213126A - 静電センサを用いたリモートコントロール装置および電子機器、ならびにスイッチの制御方法 - Google Patents

静電センサを用いたリモートコントロール装置および電子機器、ならびにスイッチの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009213126A
JP2009213126A JP2009004424A JP2009004424A JP2009213126A JP 2009213126 A JP2009213126 A JP 2009213126A JP 2009004424 A JP2009004424 A JP 2009004424A JP 2009004424 A JP2009004424 A JP 2009004424A JP 2009213126 A JP2009213126 A JP 2009213126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode pair
sub
signal processing
state
main electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009004424A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehide Yano
茂秀 矢野
Hiroshi Yamashita
博史 山下
Nobutaka Itakura
暢孝 板倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=41185781&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2009213126(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2009004424A priority Critical patent/JP2009213126A/ja
Priority to US12/368,052 priority patent/US8242947B2/en
Publication of JP2009213126A publication Critical patent/JP2009213126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C17/00Arrangements for transmitting signals characterised by the use of a wireless electrical link
    • G08C17/02Arrangements for transmitting signals characterised by the use of a wireless electrical link using a radio link
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08CTRANSMISSION SYSTEMS FOR MEASURED VALUES, CONTROL OR SIMILAR SIGNALS
    • G08C23/00Non-electrical signal transmission systems, e.g. optical systems
    • G08C23/04Non-electrical signal transmission systems, e.g. optical systems using light waves, e.g. infrared
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/94Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the way in which the control signals are generated
    • H03K17/965Switches controlled by moving an element forming part of the switch
    • H03K17/975Switches controlled by moving an element forming part of the switch using a capacitive movable element
    • H03K17/98Switches controlled by moving an element forming part of the switch using a capacitive movable element having a plurality of control members, e.g. keyboard
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K17/00Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking
    • H03K17/94Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the way in which the control signals are generated
    • H03K17/96Touch switches
    • H03K17/962Capacitive touch switches
    • H03K17/9622Capacitive touch switches using a plurality of detectors, e.g. keyboard

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】静電センサを用いる際の消費電力の増加を抑制し、あるいは誤入力を防止する。
【解決手段】リモコン100は、少なくともひとつの入力スイッチ12を有し、対象物に入力スイッチ12の状態にもとづいた信号を送信する。メイン電極対Cmは入力スイッチ12として設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成される。サブ電極対Cs1〜Cs3は、メイン電極対Cmと異なる位置に設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成される。信号処理部は、メイン電極対Cmおよびサブ電極対Cs1〜Cs3の容量値を監視し、検出した容量値に応じて所定の信号処理を行う。トランスミッタは、メイン電極対Cmの容量値に応じた制御信号を対象物に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電センサを入力装置として備えたデバイスに関する。
ユーザが離れた位置にある対象物、たとえばテレビやオーディオ装置、エアコンを遠隔操作するために、リモートコントロール装置(以下、単にリモコンという)が利用される。近年では自動車の鍵のロック、解除、さらにはエンジンの始動までがリモコンキーで行えるようになっている。
一般的にリモコンは、ユーザの指示入力を受けるボタンやスイッチをはじめとする操作部と、操作部により入力された指示入力をエンコードし、光、赤外線、電波を変調して対象物に送信するトランスミッタと、を備える。従来の操作部は、機械的なスイッチにより、電極同士の接触、非接触を監視するものが一般的であった。
しかしながら機械的なスイッチは、押圧を繰り返すうちに摩耗するという問題がある。また機械的なスイッチをリモコンに実装する場合、スイッチの可動部、つまりボタンと筐体の間に間隙が生ずるため耐水性が問題となる場合があった。特に屋外利用される車用のリモコンキーではこうした問題が顕著となる。
機械的なスイッチに代えて近年では静電センサが利用され始めている。静電センサは、対向して設けられた2枚の電極が押圧されることにより電極間距離が変化し、静電容量が変化することを利用して、ユーザからの入力を検知、解析する装置である。たとえば、特許文献1にはこうした電極対の静電容量の変化を利用した入力装置が開示されている。
静電センサは、機械的なスイッチに比べて耐久性に優れており、また密閉された筐体内に実装することができるため、耐水性の観点からも優れている。そこでさまざまなリモコンや電子機器に静電センサを搭載する試みがなされている。
特開2001−325858号公報 特開2000−308159号公報 特開2007−104204号公報 特開平10−59131号公報
静電センサは、静電容量を電圧に変換して検出する。したがってユーザによる操作入力の状態を判定するために常時静電容量を監視する必要があるため、静電容量を電気信号に変換する回路を常時動作させておく必要があり、機械的なスイッチに比べて消費電力が大きくなるという問題がある。また、車用のリモコンを例にとると、ポケットやカバンの中に入った状態でスイッチが予期せずに押されると、対象物を誤動作させてしまう。
こうした問題はリモコンに限定されず、筐体の表面に、静電センサの操作部が設けられるさまざまな電子機器において発生しうる。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、柔軟な制御によって上述の少なくともひとつの問題点を解消できるリモコンや電子機器、スイッチの制御技術の提供にある。
1. 本発明のある態様は、少なくともひとつの入力装置を有し、対象物に入力装置の入力状態にもとづいた信号を送信するリモートコントロール装置に関する。リモートコントロール装置は、入力装置として設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるメイン電極対と、メイン電極対と異なる位置に設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるサブ電極対と、メイン電極対およびサブ電極対の容量値を監視し、検出した容量値に応じて所定の信号処理を行う信号処理部と、信号処理部により生成されるメイン電極対の容量値に応じた制御信号を対象物に送信するトランスミッタと、を備える。
この態様によると、対象物を操作するための本来のスイッチとして設けられたメイン電極対とは別に、対象物の操作とは無関係に設けられたサブ電極対を設け、メイン電極対とサブ電極対の状態に応じて処理を行うことにより、柔軟な制御を行うことができる。またサブ電極対は、メイン電極対とは異なる位置に配置されるため、意図せずに同時に押圧されて、誤入力が検出される確率を下げることができる。
サブ電極対は、リモートコントロール装置のユーザが通常の使用を目的として筐体を手に保持した状態で、手に接触して押圧される位置に配置されてもよい。
この場合、ユーザが筐体を保持すると、サブ電極対の容量が押圧によって所定の状態となるため、ユーザに保持されたことを好適に検出できる。
メイン電極対は、リモートコントロール装置の筐体の第1面に設けられ、サブ電極対は、筐体の第1面とは異なる面に設けられてもよい。
信号処理部は、サブ電極対の容量のみを監視し、サブ電極対が押圧された状態を検出すると、メイン電極対の監視を開始してもよい。
この場合、サブ電極対が押圧される以前はメイン電極対の容量値を監視する必要がないため、消費電力を低減できる。
サブ電極対は複数設けられてもよい。信号処理部は、複数のサブ電極対の容量のみを監視し、少なくとも2個のサブ電極対が押圧された状態を検出すると、メイン電極対の監視を開始してもよい。
複数のサブ電極を利用すると、筐体がユーザに保持された状態の検出精度を高めることができる。
信号処理部は、サブ電極対の監視状態と非監視状態を間欠的に実行してもよい。
サブ電極対の監視は、ユーザが手で保持したか否かを判定するために利用できる。一般的にユーザがリモコンを手に保持してから入力装置による操作を行うまでには、少なくとも数十ms〜数百ms以上のタイムラグが存在する。したがって、サブ電極対の容量の監視を間欠的に行うと、ユーザに処理の遅延を知覚させることなく、消費電力を好適に低減できる。
信号処理部は、サブ電極対が押圧された状態で、メイン電極対への押圧を検出すると、所定の信号処理を実行してもよい。
この場合、誤入力によって対象物が誤動作するのを防止できる。
サブ電極対は複数設けられており、信号処理部は、全てのサブ電極対が押圧された状態で、メイン電極対への押圧を検出すると、所定の信号処理を実行してもよい。
サブ電極対は複数設けられており、少なくともひとつは、筐体の第1面と異なる第2面に配置され、別のひとつは、第1、第2面と異なる第3面に配置されてもよい。
本発明の別の態様は、少なくともひとつの入力装置を有する電子機器に関する。電子機器は、入力装置として設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるメイン電極対と、メイン電極対と異なる位置に設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるサブ電極対と、メイン電極対およびサブ電極対の容量値を監視し、検出した容量値に応じて所定の信号処理を行う信号処理部と、を備える。
サブ電極対は、電子機器のユーザが通常の使用を目的として筐体を手に保持した状態で、手に接触して押圧される位置に配置されてもよい。
信号処理部は、サブ電極対の容量のみを監視し、サブ電極対が押圧された状態を検出すると、メイン電極対の監視を開始してもよい。
電子機器は通話端末であって、サブ電極対は、通話端末のユーザが通話を目的として筐体を耳に近づけた状態で頭部と接触して押圧される位置に配置されてもよい。
信号処理部は、サブ電極対が押圧された状態において、メイン電極対に対する押圧の検出結果を無効化してもよい。
本発明のさらに別の態様は、通常使用状態においてユーザの手に保持される筐体に設けられており、押圧に応じて電極間距離が可変に構成される電極対を有するスイッチの制御方法に関する。この方法は、スイッチの電極対とは別に設けられたサブ電極対の容量値を監視するステップと、スイッチの電極対の容量値を監視するステップと、サブ電極対の容量値が所定の条件を満たし、かつスイッチの電極対の容量値が所定の条件を満たすとき、スイッチへの入力を判定するステップと、を備える。
2. 本発明のある態様も、少なくともひとつの入力装置を有し、対象物に入力装置の入力状態にもとづいた信号を送信するリモートコントロール装置に関する。このリモートコントロール装置は、入力装置として設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるメイン電極対と、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるサブ電極対と、メイン電極対およびサブ電極対の容量を監視し、検出した容量値に応じて所定の信号処理を行う信号処理部と、信号処理部により生成される、メイン電極対の容量値に応じた制御信号を対象物に送信するトランスミッタと、を備える。信号処理部は、サブ電極対の容量値に応じて、メイン電極対の監視状態を変化させる。
この態様によると、サブ電極対の押圧状態に応じて、メイン電極対を監視する必要が無い場合は、その監視を中止もしくは頻度を低下させることができ、消費電力を低減できる。
信号処理部は、サブ電極対の容量のみを監視し、サブ電極対の容量値が所定の条件を満たすときに、メイン電極対の監視を開始してもよい。
信号処理部は、サブ電極対の容量のみを監視する際、監視状態と非監視状態を間欠的に繰り返してもよい。
監視状態の期間と非監視状態の期間は外部設定可能であってもよい。
サブ電極対は、リモートコントロール装置のユーザが通常の使用を目的として筐体を手に保持した状態で、手に接触して押圧される位置に配置されてもよい。
この場合、ユーザが筐体を保持すると、サブ電極対の容量が押圧によって所定の状態となるため、ユーザに保持されたことを好適に検出できる。
本発明の別の態様は、少なくともひとつの入力装置を有する電子機器に関する。この電子機器は、入力装置として設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるメイン電極対と、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるサブ電極対と、メイン電極対およびサブ電極対の容量を監視し、検出したメイン電極対の容量値に応じて所定の信号処理を行う信号処理部と、を備える。信号処理部は、サブ電極対の容量値に応じて、メイン電極対の監視状態を変化させる。
信号処理部は、サブ電極対のみの容量を監視し、サブ電極対の容量値が所定の条件を満たすときに、メイン電極対の容量の監視を開始してもよい。
信号処理部は、サブ電極対の容量のみを監視する際、監視状態と非監視状態を間欠的に繰り返してもよい。
サブ電極対は、電子機器のユーザが通常の使用を目的として筐体を手に保持した状態で、手に接触して押圧される位置に配置されてもよい。
本発明のさらに別の態様は、通常使用状態においてユーザの手に保持される筐体に設けられており、押圧に応じて電極間距離が変化に構成される電極対を有するスイッチの制御方法に関する。この方法は、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるサブ電極対の容量値を監視するステップと、サブ電極対の容量値が所定の条件を満たすとき、スイッチの電極対の容量値の監視を開始し、スイッチの電極対の容量値が所定の状態を満たすとき、所定の処理を実行するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を、方法、装置などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、柔軟な制御を行うことができる。
実施の形態に係るリモコンの構成を示すブロック図である。 図1のリモコンの機能ブロック図を示す図である。 図1のリモコンの動作状態を示すタイムチャートである。 静電センサを用いた入力装置が搭載される携帯電話端末を示す図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが部材Bに接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、電気的な接続状態に影響を及ぼさない他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
図1は、実施の形態に係るリモコン100の構成を示すブロック図である。リモコン100は、たとえば自動車用のリモコンであって、その筐体10には、ドアのロック、解除や窓の開閉を制御するための入力装置(以下、入力スイッチという)12が設けられる。ユーザが指で入力スイッチ12を押圧すると、入力スイッチ12の状態を示す情報が光、赤外線、電波などの信号に変換され、トランスミッタ14から対象物である自動車へと送信され、対象物が所定の動作を行う。
本実施の形態に係るリモコン100は、入力スイッチ12として、機械的なスイッチではなく、静電容量を利用したセンサ(静電センサという)を備える。なお、リモコン100は異なる機能が割り当てられた複数の入力スイッチ12を備えてもよい。
リモコン100は、入力スイッチとして設けられた静電センサSmおよびトランスミッタ14に加えて、複数の静電センサSs1、Ss2、Ss3と、を備える。後に詳述するが、各静電センサSm、Ss1〜Ss3はそれぞれ、加圧によって電極間の距離が可変に構成される電極対と、電極対の容量値を検出するための検出回路と、を備える。
以下必要に応じて、静電センサSmをメインセンサ、静電センサSs1〜Ss3を第1〜第3サブセンサと呼んで区別する。またメインセンサSmに設けられた電極対をメイン電極対Cm、サブセンサSs1〜Ss3に設けられた電極対を第1〜第3サブ電極対Cs1〜Cs3と呼んで区別する。
図1に示されるメインセンサSm、サブセンサSs1〜Ss3は、それぞれに設けられたメイン電極対Cmおよびサブ電極対Cs1〜Cs3のおおよその位置を示している。メインセンサSmおよびサブセンサSs1〜Ss3に設けられた容量の検出回路(不図示)は、検出結果を処理するための回路と一体に集積化される。
図1に示すように、複数のサブ電極対Cs1〜Cs3は、メイン電極対Cmと異なる位置に設けられる。
「異なる位置」とは、(1)筐体の異なる面に配置される場合、(2)1cm以上離れて配置される場合、(3)メイン電極対とサブ電極対を含む筐体の断面の中心点を頂点としてメイン電極およびサブ電極対がなす角が75度以上の場合、(4)メイン電極対とサブ電極対を含む筐体の断面の外周の1/5以上離れて配置される場合などを含む。別の観点からいえば、「異なる位置」は、ユーザが親指でメイン電極を押圧する際に、サブ電極対がその親指によって押圧されない位置関係をいう。
具体的には、複数のサブ電極対Cs1〜Cs3は、リモコン100のユーザが、通常の使用を目的として、つまり入力スイッチ12の操作を目的として筐体10を手に保持した状態で、手に接触して押圧される位置に配置される。
メイン電極対Cmとサブ電極対Csの位置関係は、以下のように決定するのが好ましい。
(1)図1に示すように、筐体10が多面体で構成される場合、複数のサブ電極対Cs1〜Cs3は、メイン電極対Cmと異なる面に設けられる。図1のリモコン100は、筐体10の上面(第1面とする)にメイン電極対Cmが設けられており、それと接する2つの側面および底面に、サブ電極対Cs1〜Cs3が設けられる。なお、各電極対は、筐体の面の内側に設けられている。
筐体10が曲面で構成され、複数の面が観念できない場合、以下の条件(2)〜(4)の少なくともひとつにもとづいてメイン電極対Cmとサブ電極対Cs1〜Cs3の位置を決定してもよい。
(2)サブ電極対Csは、メイン電極対Cmと、筐体の表面上で1cm以上離れて配置してもよい。1cm以上、好ましくは3cm程度離すことによって、予期せず同時に押圧される確率を低減できる。
(3)便宜的に、メイン電極対Cmとあるサブ電極対Csを含む筐体10の断面の中心点を考える。このとき中心点を頂点としてサブ電極対Csおよびメイン電極対Cmがなす角度は、75度以上、より好ましくは90度以上であることが望ましい。角度が180度のとき、サブ電極対Csは、筐体10を挟んでメイン電極対Cmの反対側に配置されることを意味する。
(4)メイン電極対Cmとサブ電極対Csを含む筐体10の断面を考える。このときメイン電極対Cmとサブ電極対Csは、その断面の外周の1/5以上離れて配置する。
図2は、リモコン100の機能ブロック図を示す。リモコン100は、メイン電極対Cm、サブ電極対Cs1〜Cs3、信号処理部20、トランスミッタ14を備える。
信号処理部20は、メイン電極対Cmおよびサブ電極対Cs1〜Cs3の容量値を監視し、検出した容量値に応じて所定の信号処理を行う。
信号処理部20は、検出回路16a〜16dおよびロジック部18を含む。信号処理部20は、一つの半導体基板上に集積化されてもよい。検出回路16aとメイン電極対Cmは上述のメインセンサSmを構成し、検出回路16b〜16dはそれぞれ、対応するサブ電極対Cs1〜Cs3とともに、サブセンサSs1〜Ss3を構成する。検出回路16a〜16dはそれぞれ、対応する電極対Cm、Cs1〜Cs3の容量を測定する。たとえば検出回路16a〜16dは、容量電圧変換回路(C/V変換回路)と、変換された容量に応じた電圧をデジタル信号に変換するD/A変換器と、で構成される。ただし検出回路16a〜16dの構成はこれに限定されるものではない。検出回路16a〜16dは、対応する電極対の容量値に応じた検出信号S1〜S4を出力する。
容量値に応じた検出信号S1〜S4はロジック部18へと入力される。検出信号S1〜S4の値は、対応する電極対Cm、C1〜C3が押圧されると変化する。ロジック部18は、メイン電極対Cmの容量値に応じた制御信号S5を生成し、後段のトランスミッタ14へと出力する。トランスミッタ14は、制御信号S5を受け、これを光、赤外線、電波などに変換して、制御対象である車両側のレシーバに対して送信する。
以上の構成によれば、対象物を操作するための本来のスイッチとして設けられたメイン電極対Cmとは別に、対象物の操作とは無関係に設けられたサブ電極対Cs1〜Cs3を設け、メイン電極対Cmとサブ電極対Cs1〜Cs3の状態に応じた処理を行うことにより、柔軟な制御を行うことができる。またサブ電極対Cs1〜Cs3は、メイン電極対Cmとは異なる位置に配置されるため、意図せずに同時に押圧されて、誤入力が検出される確率を下げることができる。
以下、サブ電極対Cs1〜Cs3を設けたことにより可能となる柔軟な処理の具体例について説明する。
検出回路16a〜16dは、それぞれが独立にアクティブ、非アクティブ(オン、オフ)を切り替え可能に構成されており、対応する電極対の容量の監視状態、非監視状態を切り替え可能となっている。信号処理部20は、サブ電極対Cs1〜Cs3の容量値に応じて、メイン電極対Cmの監視状態を変化させる。つまり、サブ電極対Cs1〜Cs3の容量値に応じて、検出回路16aの動作状態を変化させる。
信号処理部20は、待機状態においてサブ電極対Cs1〜Cs3の容量のみを監視する。その結果、サブ電極対Cs1〜Cs3の容量値が所定の条件を満たすときに、通常監視状態に遷移し、メイン電極対Cmの監視を開始する。所定の条件とは、たとえばいずれかひとつのサブ電極が押圧された状態、少なくとも2つのサブ電極が押圧された状態、特定の2つのサブ電極対の組み合わせが押圧された状態、すべてのサブ電極対が押圧された状態などである。サブ電極対が押圧された状態とは、ユーザが筐体10を手に保持した状態と推定される。言い換えれば、サブ電極対Cs1〜Cs3が押圧される以前は、ユーザが筐体10を保持している可能性が低いため、メイン電極対Cmの監視が不要である可能性が高い。そこで信号処理部20は、つまりサブ電極対Cs1〜Cs3が押圧される以前はメイン電極対Cmの監視は行わず、検出回路16aを非アクティブとして消費電力を低減する。
待機状態において、検出回路16aを定常的に非アクティブとする代わりに、アクティブ(監視)状態と非アクティブ(非監視)状態を交互に繰り返す間欠動作を行うことにより消費電力を低減してもよい。間欠動作させる場合、定常的に非アクティブとする場合に比べると消費電力は多少増加するが、ユーザが筐体10を保持しているにもかかわらず、サブ電極対Cs1〜Cs3の容量変化が所定の条件を満たさなかった場合にも、メイン電極対Cmの押圧を検出することができる。ただしこの場合、入力スイッチ12への操作の検出レスポンスは低下するため、避難的な処理といえる。
別の観点から見れば、サブ電極対Cs1〜Cs3は、検出回路16の起動用のスイッチと把握することができる。
さらに消費電力を低減するために、待機状態において、検出回路16b〜16dを間欠的にアクティブとし、監視状態と非監視状態を交互に繰り返す。たとえば数秒に1回、数ms〜数十msの監視期間を設けることにより、消費電力を好適に低減できる。数秒とは、ユーザが筐体10を手に保持してから入力スイッチ12を押圧するまでに要する期間に応じて設定すればよく、この期間は経験的に1〜2秒、長くて3秒程度である。さらに長く5秒程度としてもよいが、長くすればするほど、消費電力を低減できる代わりに、検出回路16aがアクティブとなるまでのタイムラグが発生するため、レスポンスが悪いと感じるようになる。監視状態の期間と非監視状態の期間は設定可能とすることが望ましい。
検出回路16aのメイン電極対Cmの監視状態を以下に示す。
1. 監視停止状態
メイン電極対Cmの容量値の監視を停止し、消費電力を最小限とした状態。
2. 低速監視状態
間欠的にメイン電極対Cmの容量値を監視する状態。0.1〜1秒に1回、数ms〜数十msの監視期間が設けられる。
3. 高速監視状態
数msの監視期間を短いインターバルで、もしくは連続的に繰り返す状態。消費電力は大きいが、検出のタイムラグは最短となる。
図3は、リモコン100の動作状態を示すタイムチャートである。このタイムチャートは、φ1が検出回路16b〜16dの動作状態を、φ2が検出回路16aの動作状態を、Csがサブ電極対Csの容量値の条件判定の結果を、Cmがメイン電極対Cmの押圧状態を示す。検出回路の動作状態φ1、φ2は、ハイレベルが監視状態、ローレベルが非監視状態を示す。Csはハイレベルが条件を満たした状態を示す。Cmはハイレベルが押圧された状態を示す。
時刻t0〜t2の期間は待機状態であり、検出回路16b〜16dによって間欠的にサブ電極対Cs1〜Cs3の容量値が監視される。この間、検出回路16aは監視停止状態となる。
時刻t2以前の時刻t1にメイン電極対Cmが押圧されても、検出回路16aが監視停止状態であるため、押圧動作は検出されない。
時刻t2にユーザが筐体10を保持すると、サブ電極対Cs1〜Cs3の容量値が変化し、所定の条件を満たす。時刻t2以降、検出回路16aは低速監視状態もしくは高速監視状態に遷移し、入力スイッチ12の状態、つまりメイン電極対Cmの容量値が監視される。時刻t3にユーザがメイン電極対Cmを押圧すると、その情報がトランスミッタ14から送信される。
以上の処理によって、ユーザが筐体10を保持する以前は消費電力を低減することができる。また、サブ電極対Csが押圧された状態で、メイン電極対Cmの押圧が検出されると、所定の信号処理が実行される。言い換えれば、手にリモコン100の筐体10が保持された状態で入力スイッチ12が操作されて初めて、制御対象の車のロック、解除やウィンドウが制御される。その結果、リモコン100がカバンやポケットに入った状態での誤動作を好適に防止することができる。
以上、実施の形態に係るリモコン100の構成と動作について説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
以下、変形例を説明する。実施の形態に係る静電センサを用いた入力装置の制御技術は、リモコン100に限定されず、その他の電子機器にも利用することができる。電子機器は、たとえば携帯電話端末、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯型の音楽プレイヤなどである。
静電センサを用いた入力装置が電子機器に搭載される場合、リモコン100を例に説明した技術のいくつかを好適に転用することができる。以下、電子機器として携帯電話などの通話端末を例に説明する。図4は、入力装置が搭載される携帯電話端末200を示す図である。携帯電話端末200は、ディスプレイ210、入力装置220、操作ボタン230を備える。
ディスプレイ210は、ユーザに対して必要なさまざまな情報を表示する。入力装置220は、ユーザが指によって操作するジョイスティック型の入力装置であって、上、左、下、右の各方向に圧力を加えることにより、ディスプレイ210上に表示された項目、オブジェクトを選択し、あるいは文字入力を補助するために設けられる。操作ボタン230は、発呼時に電話番号を入力したり、文章を入力するために設けられた入力装置である。
入力装置220および操作ボタン230は、静電センサを用いて構成される。つまり、入力装置220、操作ボタン230は、メイン電極対Cmを含んでいる。これとは離れた位置にサブ電極対Csが設けられる。さらに携帯電話端末200は、図2の信号処理部20を備えている。
たとえばサブ電極Csを携帯電話端末200の裏面、すなわちディスプレイ210や入力装置220が設けられる面と反対の面に設けた場合、サブ電極Csの押圧状態を監視することによって、ユーザが携帯電話端末200を保持しているか否かを判定できる。そして、ユーザによって保持されていると判定されるときに、入力装置220、操作ボタン230のそれぞれのメイン電極Cmを監視すれば、消費電力を低減できる。
反対に、サブ電極Csが押圧された状態で、あるメイン電極対Cmの容量値の監視を停止、あるいは無効化してもよい。携帯電話端末200を通話に使用する場合、入力装置220や操作ボタン230がユーザの頭部、特に耳や頬に接触し、押圧されて不要な入力が認識される場合がある。
そこで、別のサブ電極対Csを携帯電話端末200のユーザが通話時に筐体を耳に近づけた状態で頭部と接触して押圧される箇所に配置してもよい。このサブ電極Csの容量値を監視することにより、ユーザが通話中か否かを判定することができる。そして通話中と判定された場合、入力装置220や操作ボタン230のいずれか、または両方のメイン電極Cmの容量の監視を停止してもよい。あるいはメイン電極対Cmの容量は監視するが、入力された情報を破棄して無効化してもよい。
この変形例によっても、実施の形態に係るリモコン100と同様に、サブ電極対Csを設けて、その押圧状態と、メイン電極対Cmの押圧状態を組み合わせて信号処理することにより、柔軟な制御が可能となる。
以上、実施の形態にもとづき本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎないことはいうまでもなく、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が可能であることはいうまでもない。
100…リモコン、10…筐体、12…入力スイッチ、14…トランスミッタ、16…検出回路、18…ロジック部、20…信号処理部、Sm…メインセンサ、Cm…メイン電極対、Ss1…サブセンサ、Ss2…サブセンサ、Ss3…サブセンサ、Cs1…サブ電極対、Cs2…サブ電極対、Cs3…サブ電極対。

Claims (26)

  1. 少なくともひとつの入力装置を有し、対象物に前記入力装置の入力状態にもとづいた信号を送信するリモートコントロール装置であって、
    前記入力装置として設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるメイン電極対と、
    前記メイン電極対と異なる位置に設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるサブ電極対と、
    前記メイン電極対および前記サブ電極対の容量値を監視し、検出した容量値に応じて所定の信号処理を行う信号処理部と、
    前記信号処理部により生成される前記メイン電極対の容量値に応じた制御信号を前記対象物に送信するトランスミッタと、
    を備えることを特徴とするリモートコントロール装置。
  2. 前記サブ電極対は、前記リモートコントロール装置のユーザが通常の使用を目的として筐体を手に保持した状態で、手に接触して押圧される位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載のリモートコントロール装置。
  3. 前記メイン電極対は、前記リモートコントロール装置の筐体の第1面に設けられ、前記サブ電極対は、前記筐体の前記第1面とは異なる面に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載のリモートコントロール装置。
  4. 前記信号処理部は、
    前記サブ電極対の容量のみを監視し、前記サブ電極対が押圧された状態を検出すると、前記メイン電極対の監視を開始することを特徴とする請求項1または2に記載のリモートコントロール装置。
  5. 前記サブ電極対は複数設けられており、
    前記信号処理部は、複数の前記サブ電極対の容量のみを監視し、少なくとも2個のサブ電極対が押圧された状態を検出すると、前記メイン電極対の監視を開始することを特徴とする請求項4に記載のリモートコントロール装置。
  6. 前記信号処理部は、前記サブ電極対の監視状態と非監視状態を間欠的に実行することを特徴とする請求項4に記載のリモートコントロール装置。
  7. 前記信号処理部は、前記サブ電極対が押圧された状態で、前記メイン電極対への押圧を検出すると、所定の信号処理を実行することを特徴とする請求項1または2に記載のリモートコントロール装置。
  8. 前記サブ電極対は複数設けられており、
    前記信号処理部は、全てのサブ電極対が押圧された状態で、前記メイン電極対への押圧を検出すると、所定の信号処理を実行することを特徴とする請求項7に記載のリモートコントロール装置。
  9. 前記サブ電極対は複数設けられており、少なくともひとつは、前記筐体の前記第1面と異なる第2面に配置され、別のひとつは、前記第1、第2面と異なる第3面に配置されることを特徴とする請求項3に記載のリモートコントロール装置。
  10. 少なくともひとつの入力装置を有する電子機器であって、
    前記入力装置として設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるメイン電極対と、
    前記メイン電極対と異なる位置に設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるサブ電極対と、
    前記メイン電極対および前記サブ電極対の容量値を監視し、検出した容量値に応じて所定の信号処理を行う信号処理部と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  11. 前記サブ電極対は、前記電子機器のユーザが通常の使用を目的として筐体を手に保持した状態で、手に接触して押圧される位置に配置されることを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記信号処理部は、前記サブ電極対の容量のみを監視し、前記サブ電極対が押圧された状態を検出すると、前記メイン電極対の監視を開始することを特徴とする請求項10または11に記載の電子機器。
  13. 前記電子機器は通話端末であって、
    前記サブ電極対は、前記通話端末のユーザが通話を目的として筐体を耳に近づけた状態で頭部と接触して押圧される位置に配置されることを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  14. 前記信号処理部は、前記サブ電極対が押圧された状態において、前記メイン電極対に対する押圧の検出結果を無効化することを特徴とする請求項13に記載の電子機器。
  15. 通常使用状態においてユーザの手に保持される筐体に設けられており、押圧に応じて電極間距離が可変に構成される電極対を有するスイッチの制御方法であって、
    前記スイッチの電極対とは別に設けられたサブ電極対の容量値を監視するステップと、
    前記スイッチの電極対の容量値を監視するステップと、
    前記サブ電極対の容量値が所定の条件を満たし、かつ前記スイッチの電極対の容量値が所定の条件を満たすとき、前記スイッチへの入力を判定するステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
  16. 少なくともひとつの入力装置を有し、対象物に前記入力装置の入力状態にもとづいた信号を送信するリモートコントロール装置であって、
    前記入力装置として設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるメイン電極対と、
    押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるサブ電極対と、
    前記メイン電極対および前記サブ電極対の容量を監視し、検出した容量値に応じて所定の信号処理を行う信号処理部と、
    前記信号処理部により生成される、前記メイン電極対の容量値に応じた制御信号を前記対象物に送信するトランスミッタと、
    を備え、
    前記信号処理部は、前記サブ電極対の容量値に応じて、前記メイン電極対の監視状態を変化させることを特徴とするリモートコントロール装置。
  17. 前記信号処理部は、前記サブ電極対の容量のみを監視し、前記サブ電極対の容量値が所定の条件を満たすときに、前記メイン電極対の監視を開始することを特徴とする請求項16に記載のリモートコントロール装置。
  18. 前記信号処理部は、前記サブ電極対の容量のみを監視する際、監視状態と非監視状態を間欠的に繰り返すことを特徴とする請求項17に記載のリモートコントロール装置。
  19. 前記監視状態の期間と前記非監視状態の期間は外部設定可能であることを特徴とする請求項18に記載のリモートコントロール装置。
  20. 前記サブ電極対は、前記リモートコントロール装置のユーザが通常の使用を目的として筐体を手に保持した状態で、手に接触して押圧される位置に配置されることを特徴とする請求項16から19のいずれかに記載のリモートコントロール装置。
  21. 前記サブ電極対は複数設けられ、前記信号処理部は、少なくとも2個のサブ電極対が押圧状態と判定されるとき、前記メイン電極対の監視を開始することを特徴とする請求項17に記載のリモートコントロール装置。
  22. 少なくともひとつの入力装置を有する電子機器であって、
    前記入力装置として設けられ、押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるメイン電極対と、
    押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるサブ電極対と、
    前記メイン電極対および前記サブ電極対の容量を監視し、検出した前記メイン電極対の容量値に応じて所定の信号処理を行う信号処理部と、
    を備え、
    前記信号処理部は、前記サブ電極対の容量値に応じて、前記メイン電極対の監視状態を変化させることを特徴とする電子機器。
  23. 前記信号処理部は、前記サブ電極対のみの容量を監視し、前記サブ電極対の容量値が所定の条件を満たすときに、前記メイン電極対の容量の監視を開始することを特徴とする請求項22に記載の電子機器。
  24. 前記信号処理部は、前記サブ電極対の容量のみを監視する際、監視状態と非監視状態を間欠的に繰り返すことを特徴とする請求項23に記載の電子機器。
  25. 前記サブ電極対は、前記電子機器のユーザが通常の使用を目的として筐体を手に保持した状態で、手に接触して押圧される位置に配置されることを特徴とする請求項22から24のいずれかに記載の電子機器。
  26. 通常使用状態においてユーザの手に保持される筐体に設けられており、押圧に応じて電極間距離が変化に構成される電極対を有するスイッチの制御方法であって、
    押圧に応じて電極間距離が可変に構成されるサブ電極対の容量値を監視するステップと、
    前記サブ電極対の容量値が所定の条件を満たすとき、前記スイッチの電極対の容量値の監視を開始し、前記スイッチの電極対の容量値が所定の状態を満たすとき、所定の処理を実行するステップと、
    を備えることを特徴とする制御方法。
JP2009004424A 2008-02-08 2009-01-13 静電センサを用いたリモートコントロール装置および電子機器、ならびにスイッチの制御方法 Pending JP2009213126A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009004424A JP2009213126A (ja) 2008-02-08 2009-01-13 静電センサを用いたリモートコントロール装置および電子機器、ならびにスイッチの制御方法
US12/368,052 US8242947B2 (en) 2008-02-08 2009-02-09 Remote control apparatus using electrostatic sensor

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008029606 2008-02-08
JP2008029601 2008-02-08
JP2009004424A JP2009213126A (ja) 2008-02-08 2009-01-13 静電センサを用いたリモートコントロール装置および電子機器、ならびにスイッチの制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009213126A true JP2009213126A (ja) 2009-09-17

Family

ID=41185781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009004424A Pending JP2009213126A (ja) 2008-02-08 2009-01-13 静電センサを用いたリモートコントロール装置および電子機器、ならびにスイッチの制御方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8242947B2 (ja)
JP (1) JP2009213126A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013543690A (ja) * 2010-10-04 2013-12-05 マイクロチップ テクノロジー ジャーマニー ツー ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー 携帯デバイスのタッチ検出のための電極構成、携帯デバイス、および方法
WO2015033544A1 (ja) * 2013-09-05 2015-03-12 株式会社デンソー タッチ検出装置および車両用ナビゲーション装置
JP2016006775A (ja) * 2009-12-11 2016-01-14 マイクロチップ テクノロジー ジャーマニー ゲーエムベーハー 手による携帯用デバイスの掴持を検出するためのデバイスおよび方法
JP2016082277A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 アイシン精機株式会社 リモコン装置
JP2017076208A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 携帯型電子機器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104836563B (zh) * 2015-04-27 2018-07-31 青岛歌尔声学科技有限公司 一种按键、一种终端设备及确定按键行程的方法
US10593064B2 (en) * 2017-03-31 2020-03-17 Intel Corporation Dynamic depth camera system calibration using mobile dispay device

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10190786A (ja) * 1996-12-20 1998-07-21 Nippon Denki Ido Tsushin Kk 携帯電話機
JP2000013478A (ja) * 1998-06-03 2000-01-14 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 端末装置および携帯端末装置
JP2001119476A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Nec Telecom Syst Ltd 携帯電話機及びそれに用いる省電力方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
JP2002135369A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Nec Yonezawa Ltd 携帯電話端末およびそのキー制御方法
JP2004046386A (ja) * 2002-07-10 2004-02-12 Hitachi Ltd 携帯型情報端末および携帯型情報端末の省電力方法、記録媒体
JP2004159028A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Hitachi Ltd カメラ内蔵携帯電話機能付き情報処理端末
JP2006033411A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Tokai Rika Co Ltd 検出センサ回路

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1059131A (ja) 1996-08-21 1998-03-03 Alpine Electron Inc キーレスシステム
US7808479B1 (en) * 2003-09-02 2010-10-05 Apple Inc. Ambidextrous mouse
JP2000308159A (ja) 1999-04-20 2000-11-02 Funai Electric Co Ltd リモコン装置の誤動作防止装置
JP3934330B2 (ja) 2000-03-07 2007-06-20 アルプス電気株式会社 多方向入力装置
FR2844388B1 (fr) * 2002-09-05 2005-05-27 Somfy Procede d'inhibition des touches du clavier d'un emetteur d'ordres
JP2007104204A (ja) 2005-10-03 2007-04-19 Sharp Corp リモートコントロール装置
US7889175B2 (en) * 2007-06-28 2011-02-15 Panasonic Corporation Touchpad-enabled remote controller and user interaction methods

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10190786A (ja) * 1996-12-20 1998-07-21 Nippon Denki Ido Tsushin Kk 携帯電話機
JP2000013478A (ja) * 1998-06-03 2000-01-14 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 端末装置および携帯端末装置
JP2001119476A (ja) * 1999-10-20 2001-04-27 Nec Telecom Syst Ltd 携帯電話機及びそれに用いる省電力方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
JP2002135369A (ja) * 2000-10-24 2002-05-10 Nec Yonezawa Ltd 携帯電話端末およびそのキー制御方法
JP2004046386A (ja) * 2002-07-10 2004-02-12 Hitachi Ltd 携帯型情報端末および携帯型情報端末の省電力方法、記録媒体
JP2004159028A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Hitachi Ltd カメラ内蔵携帯電話機能付き情報処理端末
JP2006033411A (ja) * 2004-07-15 2006-02-02 Tokai Rika Co Ltd 検出センサ回路

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016006775A (ja) * 2009-12-11 2016-01-14 マイクロチップ テクノロジー ジャーマニー ゲーエムベーハー 手による携帯用デバイスの掴持を検出するためのデバイスおよび方法
JP2013543690A (ja) * 2010-10-04 2013-12-05 マイクロチップ テクノロジー ジャーマニー ツー ゲーエムベーハー ウント コンパニー カーゲー 携帯デバイスのタッチ検出のための電極構成、携帯デバイス、および方法
WO2015033544A1 (ja) * 2013-09-05 2015-03-12 株式会社デンソー タッチ検出装置および車両用ナビゲーション装置
JP2015053123A (ja) * 2013-09-05 2015-03-19 株式会社デンソー タッチ検出装置および車両用ナビゲーション装置
US10365772B2 (en) 2013-09-05 2019-07-30 Denso Corporation Touch detection apparatus and vehicle navigation apparatus
JP2016082277A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 アイシン精機株式会社 リモコン装置
JP2017076208A (ja) * 2015-10-14 2017-04-20 オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 携帯型電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
US8242947B2 (en) 2012-08-14
US20100171646A1 (en) 2010-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009213126A (ja) 静電センサを用いたリモートコントロール装置および電子機器、ならびにスイッチの制御方法
WO2020216278A1 (zh) 触压按键组件、控制电路和电子设备
EP3511805B1 (en) System and method for reducing occurrences of unintended operations in an electronic device
US9213434B2 (en) Piezoelectric actuator and method
KR20190027553A (ko) 측면에 터치 압력 감지부를 구비한 휴대용 단말기
WO2017096870A1 (zh) 无物理滑动实体按键的移动终端
CN103324273B (zh) 一种电子设备及电子设备的控制方法
JP7406644B2 (ja) 電子機器、制御方法及びコンピュータ可読記憶媒体
CN110825168B (zh) 一种电子设备和控制件控制方法
KR20220136472A (ko) 전자기기 및 제어 방법
KR101618272B1 (ko) 단말기 제어 장치 및 이를 이용한 제어 방법
CN110602281B (zh) 一种移动终端、控制方法、装置及计算机可读存储介质
CN103076922A (zh) 车用触摸式中控面板
CN110602278B (zh) 一种移动终端、控制方法、装置及计算机可读存储介质
WO2018133665A1 (zh) 指纹识别模组及电子设备
CN108646948A (zh) 触控按键灵敏度的调节方法、装置、存储介质和电子设备
CN111327744A (zh) 一种功能控制组件及电子设备
CN105049576B (zh) 一种具有吹气拨号功能的手机及其控制方法
JP2003272463A (ja) スイッチ装置
JP4177046B2 (ja) 複合押釦スイッチおよびその入力制御用コンピュータプログラム
CN103825991B (zh) 一种手持设备
KR20190027801A (ko) 측면에 터치 압력 감지부를 구비한 휴대용 단말기
CN104184881A (zh) 一种移动终端在通话过程中通过触摸屏设置音量的方法
CN208506699U (zh) 非目视情况下可操作的触摸屏智能控制终端
CN210327532U (zh) 键盘

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130902

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131001