JP2009207315A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】相毎に電流センサを設けることなくモータの異常状態を正確、且つ、安価に検知する。
【解決手段】モータ実消費電力演算部14がモータ3の実消費電力量Pmotを演算し、モータ推定消費電力演算部13がモータ3の推定消費電力量Pmot*を演算し、モータ異常診断部15が実消費電力量Pmotと推定消費電力量Pmot*とを比較し、比較結果に基づいてモータ制御装置の異常状態を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両を駆動するモータの動作を制御するモータ制御装置に関する。
従来より、車両を駆動する3相モータのU相,V相,及びW相の相電流を相毎に設けられた電流センサにより検出し、検出された各相電流を目標電流値に近づけるようにフィードバック制御することにより、3相モータの動作を制御するモータ制御装置が知られている。このようなモータ制御装置では、相電流の和が原理上正常時にはゼロになることから、相電流の和をモニタすることにより、インバータの故障や電力供給ラインの断線等の3相モータの異常状態を検知するようにしている。ところがこのようなモータ制御装置では、電流センサを各相に配置しなければならないために、モータ制御装置を安価に構成することが難しい。このような背景から、電流センサと比較して安価な電圧センサを各相に配置してオープンループ制御することにより、電流センサの出力に頼らずに3相モータの異常状態を検知するモータ制御装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−50803号公報
しかしながら、電圧センサを利用して3相モータの異常状態を検知するようにした場合、電圧センサが配置されている位置より下流側で断線が発生した時には断線状態を検知することができない。具体的には、インバータと3相モータとを電気的に接続する電力供給ラインが断線した時、断線位置よりインバータに近い側に電圧センサが配置されている場合には、電圧センサにより検出される電圧値は正常時と変わらないために、電力供給ラインの断線状態を検知することはできない。さらに電圧センサを利用して3相モータの異常状態を検知するようにした場合には、CPU等の制御装置側に電圧センサの数分だけ電圧センサからのアナログ出力をデジタル変換するためのA/D入力ポートを設けなければならないために、モータ制御装置をより安価に構成することが難しい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、各相に電流センサを設けることなくモータの異常状態を確実、且つ、安価に検知可能なモータ制御装置を提供することにある。
本発明に係るモータ制御装置は、モータの実消費電力量を検出する検出手段と、モータの消費電力量を推定する推定手段と、検出手段により検出された実消費電力量と推定手段により推定された消費電力量を比較し、比較結果に基づいてモータの異常状態を検知する検知手段とを備える。
本発明に係るモータ制御装置によれば、各相に電流センサを設けることなくモータの異常状態を確実、且つ、安価に検知することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態となるモータ制御装置の構成とその異常状態検知方法について説明する。なお本実施形態は本発明をブラシレス3相DCモータの制御装置に適用したものであるが、本発明はこれに限定されることはなく一般的なブラシ付きDCモータや他の多相モータにも適用できる。
〔モータ制御装置の構成〕
本発明の一実施形態となるモータ制御装置は、図1に示すように、電源装置1からの供給電圧をインバータ2を介して3相モータ(以下、モータと略記)3に供給することによりモータ3の動作を制御するものであり、電流センサ4と、電圧センサ5と、回転数センサ6と、モータコントローラ7とを主な構成要素として備える。電源装置1は、オルタネータやバッテリにより構成され、電力供給ライン8を介してインバータ2に直流電力を供給する。インバータ2は、モータコントローラ7からのインバータ制御信号に従って3相電力供給ライン9を介してモータ3の各相に3相交流電力を供給する。モータ3は、インバータ2から供給される3相交流電力により駆動され、図示しない差動装置とタイヤを介して路面にトルクを伝達することにより車両を走行させる。
電流センサ4は、電源装置1とインバータ2を結ぶ電力供給ライン8に配置され、電源装置1からインバータ2に出力される直流電流Idcを検出する。電圧センサ5は、電力供給ライン8に配置され、電源装置1からインバータ2に出力される直流電圧Vdcを検出する。なお詳しくは後述するが、電流センサ4と電圧センサ5は実際にモータ3に供給される電力(モータ3の実際の消費電力)を演算するために配置されている。従って電源装置1とインバータ2との間に電気的負荷やバッテリ等のモータ3に実際に供給される電力を変化させる要因となる機器が接続されている場合には、この機器が消費又は供給する電力に影響されずにモータ3に実際に供給される電力を正確に演算するために、電流センサ4と電圧センサ5は上述した機器とインバータ2との間、換言すればインバータ2の入力電流と入力電圧のみを検出できる位置に設ける必要がある。
回転数センサ6は、モータ3に配置され、モータ3の回転数Nmを検出する。なおモータ3の回転数Nmは、回転数センサを用いる方法ではなく、モータ3の3相の誘起電圧から算出する等、その他の方法により検出してもよい。モータコントローラ7は、マイクロプロセッサ等の公知の演算処理装置により構成され、内部のCPUがコンピュータプログラムを実行することにより、目標駆動トルク生成部11,インバータ制御信号生成部12,モータ推定消費電力演算部13,モータ実消費電力演算部14,及びモータ異常診断部15として機能する。
目標駆動トルク生成部11は、車両のアクセルペダル開度や車輪速等からモータ3の目標駆動トルクTm*を演算する。インバータ制御信号12は、目標駆動トルク生成部11により演算された目標駆動トルクTm*をモータ3に出力させるようにインバータ制御信号を生成してインバータ2の動作を制御する。目標駆動トルク生成部11及びインバータ制御信号生成部12以外の各部の機能については後述する。モータコントローラ7は、電流センサ4,電圧センサ5,及び回転数センサ6の検出結果に基づいて、モータ3の動作を制御すると共にモータ制御装置の異常状態を検知する。
〔異常状態検知処理〕
本発明の一実施形態となるモータ制御装置は、以下に示す異常状態検知処理を実行することにより、3相電力供給ライン9の断線,モータ3内部のコイルの断線,インバータ2の故障,短絡等の異常状態を検知する。以下、図2に示すフローチャートを参照して、この異常状態検知処理を実行する際のモータ制御装置の動作の流れについて説明する。
図2に示すフローチャートは、車両のイグニッションスイッチがオフ状態からオン状態に切り換えられたタイミングで開始となり、異常状態検知処理はステップS1の処理に進む。なおこの異常状態検知処理は所定制御周期毎に繰り返し実行されるものとする。所定周期毎とは、モータ制御中又はモータ回転角度等によるものとする。
ステップS1の処理では、モータ実消費電力演算部14が、電流センサ4と電圧センサ5を介して電源装置1からインバータ2に出力される直流電流Idcと直流電圧Vdcを検出し、モータ推定消費電力演算部13が、回転数センサ6を介してモータ3の回転数Nmを検出する。これにより、ステップS1の処理は完了し、異常状態検知処理はステップS2の処理に進む。
ステップS2の処理では、モータ実消費電力演算部14が、ステップS1の処理により検出された直流電流Idcと直流電圧Vdcを乗算することによりモータ3の実消費電力量Pmotを演算する。これにより、ステップS2の処理は完了し、異常状態検知処理はステップS3の処理に進む。
ステップS3の処理では、モータ推定消費電力演算部13が、ステップS1の処理により検出されたモータ3の回転数Nmと、目標駆動トルク生成部11により生成される目標駆動トルクTm*を用いてモータ3の消費電力量を推定消費電力量Pmot*として演算する。より具体的には、モータ3のマッチング時に、試験により複数の異なる目標駆動トルクTm*毎のモータ3の消費電力量Pmot及び回転数Nmを測定し、測定結果に基づいてモータ3の目標駆動トルクTm*及び回転数Nmと測定された実消費電力Pmotとの対応関係を示す図3に示すようなマップを作成し、作成したマップを演算処理装置内部のROM等の記憶部に格納しておく。
そしてモータ推定消費電力演算部13は、モータ3の回転数Nmと目標駆動トルクTm*に対応する消費電力量を推定消費電力量Pmot*としてマップから読み出す。なお、モータ3の駆動方式の違い等の原因によってモータ3の目標駆動トルクTm*及び回転数Nmと消費電力量Pmotとの対応関係を1枚のマップで表すことができない場合、1枚のマップを基準として消費電力量Pmotを補正して推定消費電力量Pmot*を算出する補正処理を行う、又は複数のマップを用意する(例えばモータ駆動方式として正弦波方式と矩形波方式を併用している場合には各方式毎にマップを用意する)ことにより、推定消費電力量Pmot*を演算することが望ましい。これにより、ステップS3の処理は完了し、異常状態検知処理はステップS4の処理に進む。
ステップS4の処理では、モータ異常診断部15が、モータ制御装置が異常状態にあるか否かを判定するための異常判定閾値αを算出する。この異常判定閾値αは、モータ3のマッチング時に測定されたモータの実消費電力量Pmotのデータのばらつきの程度、及びモータ駆動時のインバータ2やモータ3の温度変化に伴う動特性の変化を考慮して設定する。異常判定閾値αは、定数であってもよいし、マップやテーブル(例えば目標駆動トルクTm*及び温度Tと異常判定閾値αとの対応関係を示すもの)から読み出される値であってもよい。これにより、ステップS4の処理は完了し、異常状態検知処理はステップS5の処理に進む。
ステップS5の処理では、モータ異常診断部15が、ステップS2の処理により演算された実消費電力量PmotとステップS3の処理により推定された推定消費電力量Pmot*の差分値の絶対値を演算し、演算値がステップS4の処理により算出された異常判定閾値α以上であるか否かを判別する。判別の結果、演算値が異常判定閾値α未満である場合、モータ異常診断部15は、ステップS6の処理としてモータ制御装置は正常な状態にあると判定し、一連の異常状態検知処理を終了する。一方、演算値が異常判定閾値α以上である場合には、モータ異常診断部15は、異常状態検知処理をステップS7の処理に進める。
ステップS7の処理では、モータ異常診断部15が、モータ制御装置が異常状態にあると判定する。これにより、ステップS7の処理は完了し、異常状態検知処理はステップS8の処理に進む。
ステップS8の処理では、インバータ制御信号生成部12が、モータ3が目標駆動トルクTmox*を正常に出力できる状態にないと判断し、モータ3の駆動を停止することにより異常に伴い振動が発生することや異常状態が進行することを抑制する。これにより、ステップS8の処理は完了し、一連の異常状態検知処理は終了する。
以上の説明から明らかなように、本発明の一実施形態となるモータ制御装置では、モータ実消費電力演算部14がモータ3の実消費電力量Pmotを演算し、モータ推定消費電力演算部13がモータ3の推定消費電力量Pmot*を演算し、モータ異常診断部15が実消費電力量Pmotと推定消費電力量Pmot*とを比較し、比較結果に基づいてモータ制御装置の異常状態を判定するので、各相に電流センサを設けることなくモータ3の異常状態を確実、且つ、安価に検知することができる。
また電流センサを利用して相電流を検出することによりモータの異常状態を検知する場合、相電流がモータの回転数に合わせて非常に高速な正弦波電流になっているので、高性能な(A/D変換速度が速い)演算処理装置を使用しないと相電流を読み取ることができない。またモータが高速回転している場合には、相電流の読み込みタイミングがずれることにより、異常状態を正確に診断できなくなる。このため電流センサを利用して相電流を検出することによりモータの異常状態を検知する場合、モータの回転数Nmを一定値以下にしなければならず、モータの全ての回転数領域、換言すればモータを駆動する車両の全ての走行領域で異常状態を検知することができない。
これに対し本発明の一実施形態となるモータ制御装置では、上述のように、正常時には相電流程の高速な変化が見られない直流電流と直流電圧をモニタすることにより異常状態を検知するので、車両がどのような状態であっても、換言すれば、モータが加速状態や高速回転状態であっても異常状態を検知することができる。より具体的には、本発明の一実施形態となるモータ制御装置によれば、図3に示すマップ上の全てのエリアでモータの異常状態を検知することができる。
本発明の一実施形態となるモータ制御装置が検知可能な異常状態としては、3本の3相電力供給ライン9のうち、1本が断線している場合,3本の3相電力供給ライン9のうち、2本が断線している場合,3本の3相電力供給ライン9の全てが断線している場合,モータ3内部のコイルが断線している場合,インバータ2が故障している場合,及び短絡が発生している場合等がある。
一般に、3本の3相電力供給ライン9のうち、1本が断線している場合、モータ3は残りの2本の3相電力供給ライン9により駆動できるため、モータ3の回転数Nmだけでは異常状態を検知することができない。しかしながらこの場合、図4に示すように、3相で駆動した場合と比較して直流電流Idcが目標電流値からずれ、実消費電力量Pmotと推定消費電力量Pmot*の差が大きくなる(図4に示す領域A内)ので、本発明の一実施形態となるモータ制御装置によれば異常状態を検知することができる。
3本の3相電力供給ライン9のうち、2本が断線している場合、残りの1相の3相電力供給ライン9だけではモータを駆動できず、直流電流Idcが流れないので、実消費電力量Pmotと推定消費電力量Pmot*の差が大きくなり、異常状態を検知することができる。また3本の3相電力供給ライン9の全てが断線している場合、各相がオープンになり全く電流を流すことができず、直流電流Idcが流れないので、実消費電力量Pmotと推定消費電力量Pmot*の差が大きくなり、異常状態を検知することができる。
モータ3内部のコイルが断線している場合、3相電力供給ライン9の断線時と同様に実消費電力量Pmotと推定消費電力量Pmot*の差が大きくなるので、異常状態を検知することができる。またインバータ2が故障している場合、インバータ2の出力電圧波形が正常時と異なるようになるので、3相で駆動した場合と比較して直流電流Idcが目標電流値からずれ、実消費電力量Pmotと推定消費電力量Pmot*の差が大きくなるので、本発明の一実施形態となるモータ制御装置によれば異常状態を検知することができる。また短絡が発生している場合には、モータ3を介さずに直流電流Idcが流れ、一度に大電流が流れる、若しくは不安定になるので、実消費電力量Pmotと推定消費電力量Pmot*の差が大きくなり、異常状態を検知することができる。
〔車両の構成〕
上記実施形態の車両駆動装置は例えば図6に示すようなハイブリッド車両に適用することができる。本ハイブリッド車両では、図6に示すように、内燃機関のエンジン21で前後輪の一方の主駆動輪22が回転駆動され、モータ23によって前後輪の後方の従駆動輪24が選択的に回転駆動される。すなわち、エンジン21で得られた動力はエンジン側クラッチ25,変速機26,及びデファレンシャルギア27を介して主駆動輪22の車軸に伝達され、車輪に取り付けられた主駆動輪22が回転駆動される。一方、モータ23で得られた回転駆動力は回転数センサ28,吸収部材29,モータ側クラッチ30,及びデファレンシャルギア31を介して従駆動輪24側の車軸に選択的に伝達され、車軸に取り付けられた従駆動輪24が選択的に回転駆動される。従って、モータ側クラッチ30が締結状態にあっては車両は四輪駆動される一方、モータ側クラッチ30が非締結状態にあっては車両は二輪駆動される。
回転数センサ28は、モータ23の回転数を計測し、計測した回転数を後述するモータコントロールユニット33と車両コントロールユニット35に与え、モータ33の回転速度(ωm)を算出する際に用いられる。吸収部材29は、例えばスプリング等から構成され、モータ側クラッチ30の締結時に締結衝撃を緩和する。
エンジン21には、ベルト等を介して発電機32が連結されている。この発電機32は、エンジン21で得られた動力で回転駆動され、車両コントロールユニット35の制御の元に所望の直流電力を発電する。モータ23には、モータ23の温度を計測する温度センサ(図示せず)が設けられ、この温度センサで計測されたモータ温度はモータコントロールユニット33及び車両コントロールユニット35に与えられる。
モータコントロールユニット33は、発電機32で得られた直流電力をモータ23に供給される交流電力に変換するインバータからなるドライブユニット34を含み、回転数センサ28で計測されたモータ回転数,温度センサで計測されたモータ温度,及びモータ23に要求される要求トルク(τ)を入力し、これらの値と車両コントロールユニット35の制御の下にモータ23を駆動制御する。モータ23に要求される要求トルクは、アクセルペダルの踏み込み量やスロットル開度に応じて求められた車両全体としてのトルクからエンジン21側に要求されるトルクを差し引いた値として算出される。
車両コントロールユニット35は、車両の運転を制御する制御中枢として機能し、プログラムに基づいて各種動作処理を制御するコンピュータに必要な、CPU,記憶装置,入出力装置等を備えた例えばマイクロコンピュータ等により実現される。車両コントロールユニット35は、回転数センサ28,モータ33の温度センサ,及び車両の運転に必要な情報を収集するセンサ(図示せず)からの信号を読み込み、読み込んだ各種信号と予め内部に保有する制御ロジック(プログラム)に基づいて、モータ側クラッチ30,発電機32,及びモータコントロールユニット33を含む本ハイブリッド車両の構成要素に指令を送り、車両の運転/停止に必要な全ての動作を統括管理して制御する。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施の形態について説明したが、この実施の形態による本発明の開示の一部をなす記述及び図面により本発明は限定されることはない。例えば本実施形態では、演算値が異常判定閾値α以上である場合、モータ異常診断部15は直ちにモータ制御装置が異常状態にあると判定したが、図5のフローチャートに示すように、演算値が異常判定閾値α以上である場合に、演算値が異常判定閾値α以上である時間を計測するための継続時間計測タイマのカウントアップを開始し(ステップS18)、継続時間計測タイマによる計測時間を参照して演算値が異常判定閾値α以上である状態が一定時間経過したか否かを判別し(ステップS17)、演算値が異常判定閾値α以上である状態が一定時間経過したタイミングでモータ制御装置が異常状態にあると判定してもよい。このような処理によれば、ノイズ等の影響によって異常状態が誤検知されることを防止し、異常状態の検知精度を高めることができる。このように、この実施の形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施の形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれる。
本発明は、車両を駆動するモータの動作を制御するモータ制御装置に適用できる。
本発明の一実施形態となるモータ制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態となる異常状態検知処理の流れを示すフローチャート図である。 モータの目標駆動トルク及び回転数と推定消費電力量との対応関係を示すマップの一例である。 3本の3相電力供給ラインのうち、1本が断線した場合における、モータ目標回転数,直流電圧,直流電流,及びモータ実消費電力量の時間変化を示す図である。 図2に示す異常状態検知処理の応用例の流れを示すフローチャート図である。 本発明に係る車両駆動装置が適用されるハイブリッド車両の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1:電源装置
2:インバータ
3:モータ
4:電流センサ
5:電圧センサ
6:回転数センサ
7:モータコントローラ
11:目標駆動トルク生成部
12:インバータ制御信号生成部
13:モータ推定消費電力演算部
14:モータ実消費電力演算部
15:モータ異常診断部

Claims (4)

  1. 車両を駆動するモータの動作を制御するモータ制御装置であって、
    前記モータの実消費電力量を検出する検出手段と、
    前記モータの消費電力量を推定する推定手段と、
    前記検出手段により検出された実消費電力量と前記推定手段により推定された消費電力量とを比較し、比較結果に基づいて前記モータの異常状態を検知する検知手段と
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記推定手段は、
    前記モータの回転数を検出するモータ回転数検出手段と、
    前記モータの目標駆動トルク値を算出する算出手段とを備え、
    前記モータ回転数検出手段により検出された回転数と前記算出手段により算出された目標駆動トルク値に基づいて前記モータの消費電力量を推定すること
    を特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のモータ制御装置において、
    前記判定手段は、前記検出手段により検出された実消費電力量と前記推定手段により推定された消費電力量の差が所定値以上である場合に、前記モータが異常状態であると判定することを特徴とするモータ制御装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1項に記載のモータ制御装置において、
    前記検出手段、前記推定手段、及び前記判定手段は、前記モータが駆動される車両の全走行領域において動作することを特徴とするモータ制御装置。
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