JP2009205660A - 通信システム、送信端末、および受信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信システムにおいて受信端末における電子メールの開封タイミングを送信端末側で指定し、電子メールをより有効に利用することを目的としている。
【解決手段】 本発明にかかる通信システムにおいて、送信端末は、ユーザ入力に応じて電子メールに開封条件500を設定する開封条件設定部240と、開封条件500が設定された電子メールを送信するメール送信部242と、を備え、受信端末は、送信端末からの電子メールを受信するメール受信部244と、受信した電子メールを保持するメール保持部228と、電子メールに開封条件500が設定されている場合、開封条件500が満たされるまで開封条件500を判定する開封判定部246と、開封条件500が満たされればメール保持部228に保持された電子メールの受信を報知するメール報知部248と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子メールの送受信が可能な、通信システム、送信端末、および受信端末に関するものである。
近年、PHS(Personal Handy phone System)や携帯電話等に代表される無線通信端末が普及し、場所や時間を問わず電子メール、通話等から情報入手が容易となった。特に電子メールは、1回の送信費用が通話費用より安く、端的に用件を伝達することができる。
また、受信した電子メールの内容の確認は、受信後即座に行わなくとも、受信端末ユーザの都合に合わせて任意の時間に行うことが可能である。さらに受信した電子メールの内容は、無線通信端末に保存可能であることから、何度も確認することが可能である。
このような電子メールを用いて、例えばユーザの電子メールアドレスを予め登録している店舗から、サービス割引等の電子クーポンをユーザの無線通信端末に直接配信する技術が公開されている(例えば、特許文献1)。
特開2003−67618号公報
しかし、通信回線が混雑する状態、例えばコンサート終了時や年末年始では、通信回線を利用するユーザの急激な増加によって通信回線が制限され、通信回線の確保が困難となる。従って送信したい電子メールを送信することができない状態が生じうる。
また、上述した電子メールの受信端末ユーザは、例えば自己の業務で多忙な場合、業務に関係のない電子メールを受信すると、その受信を一度は確認するものの電子メールの内容の把握までには至らず、業務終了時には受信した電子メールそのものの存在を忘れてしまい、電子メールの内容を確認せずに放置してしまうこともあった。そのため、電子メールに記載された案内を見逃してしまい、当日の行事等に参加できないこともあった。
さらに、電子メールアドレスを登録している店舗から電子クーポンが配信された場合であっても、ユーザが電子クーポンをすぐに利用できない場合には、電子クーポンの存在を忘れがちである。そのためユーザは、しばらくして電子クーポンを受信した店舗に出かけても、電子クーポンの受信そのものを忘れてしまい、電子クーポンを有効に活用することができない場合もあった。
本発明は、このような課題に鑑み、受信端末における電子メールの開封タイミングを送信端末側で指定し、電子メールをより有効に利用することが可能な通信システムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる通信システムの代表的な構成は、送信端末と、送信端末から送信された電子メールを受信する受信端末と、を含む通信システムであって、送信端末は、ユーザ入力に応じて電子メールに開封条件を設定する開封条件設定部と、開封条件が設定された電子メールを送信するメール送信部と、を備え、受信端末は、送信端末からの電子メールを受信するメール受信部と、受信した電子メールを保持するメール保持部と、電子メールに開封条件が設定されている場合、開封条件が満たされるまで開封条件を判定する開封判定部と、開封条件が満たされればメール保持部に保持された電子メールの受信を報知するメール報知部と、を備えることを特徴とする。
かかる構成により、送信端末から送信された電子メールに設定された開封条件に応じて、受信端末が受信した当該電子メールを開封することが可能となる。このように、電子メールに開封条件を設定することで受信端末側での電子メールの開封タイミング(報知タイミング)を送信端末側で指定(制御)することができる。
また、受信端末は、開封条件を設定した電子メールを予め受信さえしていれば、開封条件が満たされた場所が受信端末の通信圏外であっても確実にその電子メールの閲覧が可能となる。
さらに、受信端末のメール保持部に予め電子メールを保持する構成により、通信回線の混雑を避けて電子メールを送受信することができる。
開封条件は、所定の日時の到来であり、開封判定部は、現在の時刻が前記所定の日時を超えることによって開封条件を満たしていると判定してもよい。
かかる構成により、送信端末ユーザは、受信端末ユーザに閲覧させたい日時に電子メールを開封させることが可能となる。
受信端末は、携帯性を有し、開封条件は、所定の地理的領域への到達であり、開封判定部は、当該受信端末の現在の絶対位置が地理的領域に含まれていることによって開封条件を満たしていると判定してもよい。
ここでは、受信端末が電子メールを開封する条件となる地理的領域に移動することで、電子メールの開封が可能となる。ここで地理的領域とは、2次元マップ上の所定の面積および形状を有する領域を言い、絶対位置や相対位置、または建造物を特定する総称(病院、ショッピングモール等)等でその地理的領域を指定することができる。
また、受信端末は、携帯性を有し、開封条件は、複数の所定の地理的領域の少なくとも1つの地理的領域への到達であり、開封判定部は、当該受信端末の現在の絶対位置が前記地理的領域に含まれていることによって開封条件を満たしていると判定してもよい。
ここでは、受信端末が電子メールを開封する条件となる複数の地理的領域の少なくとも1つの地理的領域に移動することで、電子メールの開封が可能となる。ここで複数の地理的領域とは、2次元マップ上の所定の面積および形状を有する複数の領域を言い、絶対位置や相対位置、または建造物を特定する総称(チェーン店、系列店、本店・支店、サービスクーポン提携店等)等でその地理的領域を指定することができる。
受信端末は、GPS(Global Positioning System)信号を用いて当該受信端末の現在の絶対位置を導出するGPS位置導出部をさらに備えてもよい。
かかる構成により、受信端末は、GPS衛星からの信号を受信して自体が位置する経緯度を正確に取得することができる。このように導出された受信端末の絶対位置を用いることで、受信端末は、電子メールに設定された地理的領域に当該受信端末が入っているかどうかを正確に把握することができる。
受信端末は、3以上の基地局との距離による3点測位法を用いて当該受信端末の現在の絶対位置を導出する3点位置導出部をさらに備えてもよい。
かかる構成により、受信端末は、3以上の基地局の絶対位置との距離による電波の時間遅延を用いて自体の位置を計測することができ、開封条件を満たしているかどうかを正確に把握することが可能となる。
受信端末は、メール受信部が電子メールを受信した時点からの経過時間をカウントする経過時間カウンタをさらに備え、開封判定部は、経過時間が所定期間を超えても、開封条件を満たしていない場合、当該電子メールをメール保持部から削除してもよい。
かかる電子メールを保持する期間を制限する構成により、不要とみなすことができる電子メールの削除ができ、メール保持部の記憶領域を効率良く利用することが可能となる。
メール保持部は、開封条件が満たされるまで、ユーザ閲覧が不可能な状態で当該電子メールを保持してもよい。
かかる構成により、送信端末ユーザが電子メールを利用して例えば誕生日の思いがけない電子メールで受信端末ユーザを驚かせたい場合に、その内容を受信端末ユーザに秘密にしておくことができる。
本発明にかかる送信端末の代表的な構成は、ユーザ入力に応じて電子メールに開封条件を設定する開封条件設定部と、開封条件が設定された電子メールを送信するメール送信部と、を備え、電子メールは、受信端末において開封条件を満たした場合にのみその受信が報知されることを特徴とする。
かかる構成により、送信端末は、電子メールに開封条件の設定を行うことで、受信端末における電子メールの開封タイミングを自由かつ事前に指定することが可能となる。
本発明にかかる受信端末の代表的な構成は、電子メールを受信するメール受信部と、受信した電子メールを保持するメール保持部と、電子メールに開封条件が設定されている場合、開封条件が満たされるまで開封条件を判定する開封判定部と、開封条件が満たされれば保持部に保持された電子メールの受信を報知するメール報知部と、を備えることを特徴とする。
かかる構成により、受信端末は、電子メールに設定された開封条件に応じて当該電子メールを開封することが可能となる。受信端末は、開封条件を設定した電子メールを予め受信さえしていれば、開封条件が満たされた場所が受信端末の通信圏外であっても確実にその電子メールの閲覧が可能となる。
上述した通信システムの技術的思想に基づく構成要素やその説明は、当該送信端末および受信端末にも適用可能である。
以上説明したように本発明では、受信端末における電子メールの開封タイミングを送信端末側で指定し、電子メールをより有効に利用することが可能となる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
以下の実施形態では、理解を容易にするため、まず、通信システム全体の構成を説明し、その後機能および動作について詳述する。また、本実施形態の送信端末および受信端末として、上述したPHSや携帯電話のほかに、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)等の様々な電子機器を適用可能であるが、ここではPHS端末を例に挙げて説明する。
(通信システム100)
図1は、通信システム100の概略的な構成を示したブロック図である。かかる通信システム100は、PHS端末110(110A、110B)と、基地局120(120A、120B)と、ISDN(Integrated Services Digital Network)やインターネット等の通信網130と、中継サーバ140とを含んで構成される。
上記通信システム100において、PHS端末110AからPHS端末110Bへ通信回線の接続を行う場合、PHS端末110Aは、通信可能領域にある基地局120Aに接続要求を行う。接続要求が行われた基地局120Aは、通信網130を介して中継サーバ140に通信相手PHS端末110Bとの通信接続を要求する。そして、中継サーバ140は、PHS端末110Bの通信可能領域にある基地局120Bを選定して、PHS端末110Bとの通信を設定する。
本実施形態のPHS端末110Aは、電子メールをPHS端末110Bへ送信する際、その電子メールに開封条件を設定することができる。そしてPHS端末110Bは、PHS端末110Aから送信された当該電子メールを受信し、開封条件を満たした後にその電子メールを閲覧することが可能となる。なお、開封条件についての詳細は後述する。
(PHS端末110)
本実施形態におけるPHS端末110について説明する。図2は、PHS端末110のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。PHS端末110は、端末制御部210と、端末メモリ212と、表示部214と、操作部216と、音声入力部218と、音声出力部220と、端末無線通信部222と、GPS位置導出部224と、3点位置導出部226とを含んで構成されている。
上記端末制御部210は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路によりPHS端末110全体を管理および制御する。端末制御部210は、端末メモリ212のプログラムを用いて、通話機能、メール送受信機能、撮像機能、音楽再生機能、TV視聴機能も遂行する。
上記端末メモリ212は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、端末制御部210で処理されるプログラムや音声データ等を記憶する。ここで端末メモリ212は、開封条件が設定された電子メールをその開封条件が満たされるまでメール保持部228としても機能する。
従って、ユーザは開封条件が満たされていない状態においてもいつでもその電子メールを閲覧することができる。またメール保持部228は、開封条件が設定された電子メールをその開封条件が満たされるまでユーザ閲覧させないように設定することもできる。
上記表示部214は、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)、PDP(Plasma Display Panel)等で構成され、端末メモリ212に記憶された、または通信網130を介してアプリケーション中継サーバ(図示せず)から提供される、WebブラウザやアプリケーションのGUI(Graphical User Interface)を表示することができる。
上記操作部216は、キーボード、十字キー、ジョイスティック等の操作キーから構成され、ユーザの操作入力を受け付ける。
上記音声入力部218は、マイク等の音声認識装置で構成され、通話時に入力されたユーザの音声をPHS端末110で処理可能な電気信号に変換する。
上記音声出力部220は、スピーカで構成され、PHS端末110で受信した通話相手の音声信号を音声に変えて出力する。また、着信音や操作部216による操作音、アラーム音等も出力できる。
上記端末無線通信部222は、PHS端末網における基地局120と無線通信を行う。かかる無線通信としては、基地局120内でフレームを時分割した複数のタイムスロットをそれぞれPHS端末110のチャネルに割り当てて通信を行う時分割多重方式等がある。
上記GPS位置導出部224は、GPS衛星270からのGPS信号を受信し、PHS端末110自体の絶対位置を導出する。図3は、PHS端末110自体の位置特定動作を説明するための説明図である。まず、GPS位置導出部224は、少なくとも3体のGPS衛星270(270A、270B、270C)それぞれからの電波(GPS信号)を受信し、その受信した時刻(受信時刻)を記録して、GPS衛星270A、270B、270Cの送信時刻と記録した受信時刻との差(伝播時間)からGPS衛星270A、270B、270Cとの距離を計算する。そして、GPS衛星270A、270B、270Cとの計算された距離に基づいてPHS端末110自体の絶対位置が特定される。本実施形態では、このようにして導出されたPHS端末110の絶対位置を用いて、電子メールに設定された地理的領域内にいるかどうかが判定される。
上記3点位置導出部226は、GPS位置導出部224によっては絶対位置を導出することができないときに代替的に動作し、少なくとも3つの基地局120(120A、120B、120C)の絶対位置と、それら基地局120(120A、120B、120C)からの距離による電波の伝播時間とを用いて、3点測位法によりPHS端末110の絶対位置を把握する。図4は、このような3点位置導出部226による位置特定の例を説明するための説明図である。
例えば、図4において、3点位置導出部226が電波の伝播時間に基づいて計算した基地局120A、120B、120Cとの距離がそれぞれa、b、cであると推定された場合、3点位置導出部226が取得した基地局120A、120B、120Cそれぞれの絶対位置から距離a、b、cを半径とする円を描いたときのその交点が、PHS端末110の現在の絶対位置となる。従ってPHS端末110は、3以上の基地局120の絶対位置との距離による電波の伝播時間を用いて自体の位置を正確に計測することができ、開封条件を満たしているかどうかを判定することができる。
また、端末制御部210は、開封条件設定部240、メール送信部242、メール受信部244、開封判定部246、メール報知部248、経過時間カウンタ250としても機能する。
上記開封条件設定部240は、ユーザが電子メールを送信しようと試みた場合に、PHS端末110へのユーザの操作入力に応じて電子メールの受信を報知する日時もしくは受信を報知する地理的領域のいずれか一方または両方の開封条件を設定することができる。
上記メール送信部242は、開封条件設定部240によって開封条件を設定した電子メールを、端末無線通信部222を介して送信する。
上記メール受信部244は、他のPHS端末110から送信された電子メールを受信する。ここで受信された電子メールに開封条件が設定されている場合、その開封条件が満たされるまでユーザ閲覧が不可能な状態で上述したメール保持部228に保持される。かかる構成により、送信側のユーザが電子メールを利用して例えば誕生日の思いがけない電子メールで他のユーザを驚かせたい場合に、その内容を他のユーザのPHS端末110内で秘密にしておくことができる。
上記開封判定部246は、電子メールに開封条件として設定された日時や地理的領域に対し、その時のPHS端末110の状態がその開封条件を満たすかどうかを所定間隔で周期的に判定する。
上記メール報知部248は、開封判定部246によって開封条件を満たしていると判定された電子メールの受信を報知する。ユーザは、かかる報知を受けて、PHS端末110を操作し、その電子メールを開封する。
上記経過時間カウンタ250は、メール受信部244が電子メールを受信した時点からの経過時間をカウントする。
(無線通信方法)
以上説明したようなPHS端末110を用いることで、所望する相手のPHS端末110に、所望するタイミングまたは所望する場所で電子メールを閲覧させることができる。以下に電子メールの送信および受信動作についてPHS端末110(110A、110B)を用いて詳細に説明する。
まず、PHS端末110Aからの電子メールをPHS端末110Bが受信するまでの説明を行う。
図5は、開封条件を設定した電子メールの開封までの流れを表したフローチャートである。最初にPHS端末110Aは、日時もしくは地理的領域のいずれか一方または両方の開封条件を設定(S300)する。
ここで電子メールに設定する開封条件の入力処理について説明する。図6はPHS端末110Aの外観図である。PHS端末110Aは、表示部214に表示される電子メールの内容を確認しながら操作部216を用いて送信文章を入力する。
図7は電子メールの開封条件の設定状態を示した説明図である。特に図7(a)は、開封条件設定の初期画面400を表しており、図7(b)は、開封条件としての地理的領域を指定する画面を示している。
かかる開封条件の設定は、電子メールの作成中におけるどの時点においても遂行可能である。図7(a)の開封条件設定の初期画面400の日時入力枠410もしくは地理的領域入力枠412のいずれか一方または両方に、所望する開封条件を入力し、指定したい開封条件の組合せ枠414にチェックを付ける。PHS端末110Aのユーザは、例えば、日時入力枠410を通じて日時を指定することで、PHS端末110Bのユーザへ、所望する日時に電子メールを閲覧させることができる。
また地理的領域を指定する場合、例えば図7(b)のようにWeb上から地図420をダウンロードし、表示部214に表示させる。そして地理的領域として指定したい地図420上の領域422を指定する。地理的領域は、このような絶対位置のみならず、相対位置、または建造物を特定する総称(病院、ショッピングモール等)等で指定することもできる。
ここで、PHS端末110Bのように携帯性を有していれば地理的領域の開封条件の指定に対し有効に対応することが可能である。ここで携帯性とは、例えばPHS端末110のように自体に電池(電力供給源)を有し、単体で動作可能であることをいう。
従って、PHS端末110Aのユーザは、電子メールに開封条件設定の初期画面400の日時入力枠410もしくは地理的領域入力枠412のいずれか一方または両方に対応する開封条件を入力することで、例えば電子メールを数日後に閲覧させたい場合、閲覧させたい日時を前もって指定することができる。
続いて、PHS端末110Aのユーザが開封条件を設定した電子メールをPHS端末110Bに送信する(S302)。そしてPHS端末110Bは、PHS端末110Aから送信された電子メールを受信、保持する(S304)。開封判定部246は、その受信した電子メールに開封条件の設定があるかどうかを判断し(S306)、電子メールの開封条件に日時もしくは地理的領域のいずれか一方または両方の指定がなされていれば、その電子メールの識別子と開封条件とが関連付けられて電子メールリストに追加される(S308)。
しかし、電子メールの開封条件の指定がなされていなければ(S306)、PHS端末110Bの表示部214に電子メールを受信した旨がそのまま報知される(S310)。この場合、ユーザは直ぐに電子メールを閲覧することが可能となる。
ここで、メール保持部228に保持されている電子メールを管理する電子メールリストについて説明する。
図8は、メール保持部228に保持されている、開封条件500を設定した電子メールの電子メールリスト502の説明図である。なお、ここでは電子メールリスト502にある開封条件500の日時504および地理的領域506について上述しているので説明を省略する。
受信日時508は、PHS端末110Bが、日時504や地理的領域506の開封条件500の設定があった電子メールを受信した日時を表している。開封条件500の日時504と地理的領域506との間にある組合せ510は、設定された開封条件500が、日時504もしくは地理的領域506のいずれか一方のみであるか、または両方であるかを表している。ここで、例えば日時504と地理的領域506を両方満たす条件の場合は組合せ510に&(アンド)を用いて表し、日時504もしくは地理的領域506どちらかを満たす条件の場合は組合せ510にor(オア)を用いて表す。また、組合せ510が空欄になっている部分は、開封条件500の条件指定が日時504もしくは地理的領域506のいずれか一方のみを指定していることを示している。以上の電子メールリスト502によってメール保持部228に保持される各電子メールの開封条件を管理することができる。
そして、開封条件を満たしているかどうかを判定するため、開封条件500に設定された条件指定とPHS端末110Bの現在の条件との比較を行い、開封判定部246は、メール保持部228に保持されている電子メールの開封条件500の設定を満たしているかどうかを判定する(S312)。ここで電子メールに設定された開封条件500を満たしていれば、メール報知部248は、電子メールの内容をユーザが閲覧できるように電子メールの受信を報知する(S314)。
ここで、開封条件500を満たしている場合について再度図8を用いて説明をする。図8(a)は日時が‘07年12月25日12時の時点での電子メールリスト502であり、図8(b)は日時が‘07年12月26日7時45分の時点での電子メールリスト502である。
例えば、電子メールリスト502にある番号2の電子メールは、日時504による開封条件500の設定がされている。ここで、開封判定部246は、図8(a)上の番号2の電子メールにおいて開封条件500である日時504を満たしていないと判定し、メール保持部228は電子メールを保持する。しかし、開封判定部246は、図8(b)の番号2の電子メールにおいて開封条件500の日時504を満たしていると判定するので、メール報知部248はメール保持部228に保持されている番号2の電子メールを受信している旨報知し、閲覧することが可能となる。そして、電子メールリスト502にある番号2の電子メールは、メール保持部228から削除されるので電子メールリスト502からも除かれる。
このように、電子メールに開封条件500を設定することでPHS端末110AのユーザからPHS端末110Bのユーザへ連絡したい電子メールの内容をタイミング良く閲覧させることができる。
また、PHS端末110Bは、開封条件500を設定した電子メールを予め受信さえしていれば、開封条件500が満たされた場所がPHS端末110Bの通信圏外であっても確実にその電子メールの閲覧が可能となる。
さらに、受信端末のメール保持部に予め電子メールを保持する構成により、通信回線の混雑を避けて電子メールを送受信することができる。
開封条件500に指定された日時504が到来したかどうかの判定は、PHS端末110Bにカレンダや時計として設定されている日時との比較によってなされてもよく、基地局120Bが基準としている日時をPHS端末110Bが取得し、その取得した日時との比較によってなされてもよい。
また、開封判定部246は、上述したGPS位置導出部224によって導出されたPHS端末110Bの位置や3点位置導出部226によって導出されたPHS端末110Bの位置が、地理的領域506に含まれていれば開封条件500を満たしていると判定する(S312)。ここで、メール報知部248は、開封条件500を満たした電子メールを強制的に開封することも可能である。
電子メールの開封条件500を満たしていなければ(S312)、開封判定部246は、所定期間512を経過しているかどうかを(S316)経過時間カウント値514に基づいて判定する。
ここで、所定期間512は、開封条件として、地理的領域506のみもしくは日時504と地理的領域506とが同時に設定されている場合に、その電子メールがメール保持部228に保持される期間である。また、経過時間カウンタ250は、単純に受信日時508を起算時点として所定期間512をカウントしてもよく、開封条件500として日時504と地理的領域506とが論理積で指定されている場合、その日時504を起算時点として所定期間512をカウントしてもよい。
例えば、図8の電子メールリスト502にある番号1の電子メールは、所定期間512の設定がなされ電子メールの開封条件500の設定が行われている。ここで、開封判定部246は、図8(a)上の番号1の電子メールの開封条件500である日時504を満たしていない(S312)と判定し、かつ所定期間512も超過していない(S316)と判定する。そして、メール保持部228は、電子メールリスト502にある番号1の電子メールを保持する。
しかし、図8(b)の番号1の電子メールのように経過時間カウント値514が設定された所定期間512を超過してしまうと(S316)、開封判定部246は開封条件を満たしていないと判定する。そして開封判定部246は、電子メールリスト502にある番号1の電子メールをメール保持部228から削除する。そして電子メールリスト502からも除かれる(S318)。
このように、メール保持部228に電子メールを保持する所定期間512を備えることで、所定期間512を超過した電子メールを不要とみなしその電子メールの削除ができ、メール保持部228の記憶容量を効率良く利用することができる。かかる所定期間512は、PHS端末110自体にデフォルトとして設定されていてもよいし、開封条件とは別にその都度電子メールに設定されていてもよい。
して所定期間512をカウントしてもよい。
図9は、メール保持部228に保持されている、開封条件500を設定した電子メールの電子メールリスト502の概略説明図である。図8との主な相違は、複数の所定の地理的条件が、開封条件に含まれる。かかる構成により、開封条件が緩和され、メールが合理的条件の下で、開封される確率が向上する。なお、ここでは電子メールリスト502にある開封条件500の日時504について上述しているので説明を省略する。
例えば、図9の電子メールリスト502にある番号1の電子メールは、所定期間512の設定がなされ電子メールの開封条件500の設定が行われている。ここで、開封判定部246は、図9上の番号1の電子メールの開封条件500である日時504を満たしているが、地理的領域506または地理的領域526への到達が満たされていない(S312)と判定し、かつ所定期間512も超過していない(S316)と判定する。そして、メール保持部228は、電子メールリスト502にある番号1の電子メールを保持する。同様に番号2及び番号3も電子メールを保持する。番号4は電子メールの開封条件500である日時504に到来していないので電子メールの開封はされずに保持される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、本明細書の無線通信方法における各工程は、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むとしても良い。
本発明は、電子メールの送受信が可能な、通信システム、送信端末、および受信端末に利用することができる。
通信システムの概略的な構成を示したブロック図である。 PHS端末のハードウェア構成を示した機能ブロック図である。 PHS端末の位置特定動作を説明するための説明図である。 3点位置導出部による位置特定の例を説明するための説明図である。 開封条件を設定した電子メールの開封までの流れを表したフローチャートである。 PHS端末の外観図である。 電子メールの開封条件の設定状態を示した説明図である。 メール保持部に保持されている、開封条件を設定した電子メールの電子メールリストの説明図である。 メール保持部に保持されている、開封条件を設定した電子メールの電子メールリストの概略説明図である。
符号の説明
100 …通信システム
110 …PHS端末
224 …GPS位置導出部
226 …3点位置導出部
228 …メール保持部
240 …開封条件設定部
242 …メール送信部
244 …メール受信部
246 …開封判定部
248 …メール報知部
250 …経過時間カウンタ
506…地理的領域
526…地理的領域

Claims (10)

  1. 送信端末と、該送信端末から送信された電子メールを受信する受信端末と、を含む通信システムであって、
    前記送信端末は、
    ユーザ入力に応じて電子メールに開封条件を設定する開封条件設定部と、
    前記開封条件が設定された電子メールを送信するメール送信部と、
    を備え、
    前記受信端末は、
    前記送信端末からの電子メールを受信するメール受信部と、
    前記受信した電子メールを保持するメール保持部と、
    前記電子メールに開封条件が設定されている場合、該開封条件が満たされるまで該開封条件を判定する開封判定部と、
    前記開封条件が満たされれば前記メール保持部に保持された電子メールの受信を報知するメール報知部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記開封条件は、所定の日時の到来であり、
    前記開封判定部は、現在の時刻が前記所定の日時を超えることによって開封条件を満たしていると判定することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記受信端末は、携帯性を有し、
    前記開封条件は、所定の地理的領域への到達であり、
    前記開封判定部は、当該受信端末の現在の絶対位置が前記地理的領域に含まれていることによって開封条件を満たしていると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  4. 前記受信端末は、携帯性を有し、
    前記開封条件は、複数の所定の地理的領域の少なくとも1つの地理的領域への到達であり、
    前記開封判定部は、当該受信端末の現在の絶対位置が前記地理的領域に含まれていることによって開封条件を満たしていると判定することを特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。
  5. 前記受信端末は、
    GPS信号を用いて当該受信端末の現在の絶対位置を導出するGPS位置導出部をさらに備えることを特徴とする請求項3または4に記載の通信システム。
  6. 前記受信端末は、
    3以上の基地局との距離による3点測位法を用いて当該受信端末の現在の絶対位置を導出する3点位置導出部をさらに備えることを特徴とする請求項3または4に記載の通信システム。
  7. 前記受信端末は、前記メール受信部が電子メールを受信した時点からの経過時間をカウントする経過時間カウンタをさらに備え、
    前記開封判定部は、前記経過時間が所定期間を超えても、前記開封条件を満たしていない場合、当該電子メールを前記メール保持部から削除することを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載の通信システム。
  8. 前記メール保持部は、前記開封条件が満たされるまで、ユーザ閲覧が不可能な状態で当該電子メールを保持することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信システム。
  9. ユーザ入力に応じて電子メールに開封条件を設定する開封条件設定部と、
    前記開封条件が設定された電子メールを送信するメール送信部と、
    を備え、
    前記電子メールは、受信端末において開封条件を満たした場合にのみその受信が報知されることを特徴とする送信端末。
  10. 電子メールを受信するメール受信部と、
    前記受信した電子メールを保持するメール保持部と、
    前記電子メールに開封条件が設定されている場合、該開封条件が満たされるまで該開封条件を判定する開封判定部と、
    前記開封条件が満たされれば前記保持部に保持された電子メールの受信を報知するメール報知部と、
    を備えることを特徴とする受信端末。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014016957A1 (ja) * 2012-07-27 2014-01-30 有限会社カイト 情報処理装置、開封方法及び開封プログラム
JP2017004561A (ja) * 2016-09-14 2017-01-05 有限会社カイト 情報処理装置、開封方法及び開封プログラム

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