JP2009205652A - 移動体制御システム及び移動体制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高価な集中制御装置を用いることなく、各移動体の移動経路を最適化できるようにする。
【解決手段】移動体制御システム1を、移動体の自己位置を特定する自己位置特定手段2と、他の移動体の存在を検知する移動体検知手段3と、前記移動体の駆動中に得られる前記自己位置に関する情報及び前記他の移動体の存否に関する情報に基づいて、前記移動体同士が出合うことの多い場所を示す出合多発エリアを設定する出合多発エリア設定手段4と、前記出合多発エリア設定手段により設定される前記出合多発エリアに基づいて、前記移動体の行動計画を生成する行動計画生成手段5とを具備して構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自律移動が可能な移動体を制御するためのシステム及び方法に関し、特に複数の移動体を駆動させる場合における各移動体の移動経路の最適化に関するものである。
ロボット、荷物運搬用車両等の自律移動が可能な移動体を、ある作業領域内において同時に複数駆動させる場合には、通常は各移動体の移動経路が交錯せざるを得ないため、移動体同士が衝突する危険性がある。このような問題に対処する技術として、次のような従来発明が開示されている。
第1の従来発明に係るシステムは、走行駆動部と、障害物検知手段と、危険信号発信手段と、危険信号受信手段と、走行制御手段とから構成され、危険区域内に障害物を検出した時は、一定時間経過後に再度障害物検出を行い、障害物を検出しなければ通常の走行を続行し、そうでない場合には障害物回避動作を行い、また他の自律移動ロボットの危険信号を受信した場合は、相手の自律移動ロボットに対して経路を譲る動作を行うものである(特許文献1参照)。
第2の従来技術に係るシステムは、自律移動体と、集中制御装置とを有して構成され、自律移動体は、行動計画生成手段と、集中制御装置通信手段と、走行制御手段とから構成されるものである。この自律移動体は、目的地への移動を開始する前に、行動計画生成手段により移動予定経路を生成し、これを集中制御装置へ送信する。集中制御装置は、受信した全ての自律移動体の移動予定経路を参照し、それぞれが干渉しないように移動予定経路を修正し、修正された移動予定経路をこの移動予定経路の送信元である自律移動体に送信する(特許文献2参照)。
第3の従来技術に係るシステムは、タスク管理手段と、移動計画探索手段と、移動計画選択手段と、出合可能性判定手段と、出合起因コスト算出手段と、移動計画実行コスト算出手段と、最適経路選択手段とを有して構成され、複数の移動体の少なくとも1台が移動計画を切り替えた時、移動体全体としてのコストが最小となるように、複数の移動体の移動計画を最適化するものである。具体的には、タスク管理手段により管理されている移動体のタスクに基づいて、移動計画探索手段により移動計画の候補を生成し、移動計画選択手段により、生成された移動計画候補から1つの移動計画を選択する。選択された移動計画は、出合可能性判定手段により現在の移動体間の距離に基づいて、他の移動体と出合う可能性があるか否かを判定する。出合う可能性があると判定された場合には、出合起因コスト算出手段と移動計画実行コスト算出手段とにより、回避又は一時停止コストと移動計画実行コストを計算する。全ての移動体についてコストを計算し、全体として最小のコストとなる経路の組み合わせを選択し、各移動体はこの結果に基づいて移動を行う(特許文献3参照)。
特開平8−63229号公報 特開2005−242489号公報 特開2006−326703号公報
通常、上記したような移動体の作動領域においては、障害物、領域の形状、移動体の出発地点及び目的地点の配置等により、移動体が鉢合わせしやすい出合多発エリアや、移動体の通行路として広さが不十分な狭小地が存在する。移動体制御システムにおいては、このような出合多発エリアや狭小地における移動体同士の衝突を避ける工夫がなされなければならないが、上記従来発明に係るシステムにおいては、次のような問題点が存在する。
上記第1の従来発明に係るシステムにおいては、例えば狭小地において2台の移動体が鉢合わせした場合に、互いの衝突を避けることはできるが、その後の移動を再開させるために、どちらか一方の移動体が十分なスペースのある場所まで引き返さなければならないため、移動体の移動にかかるコストが高くなるという問題がある。
また、上記第2の従来発明に係るシステムにおいては、鉢合わせの発生を事前に予想して、鉢合わせが起こらないような経路を生成するため、狭小地において一方の移動体が引き返すといった上記のような処置をなくすことが可能となるが、システムの構成要素として、集中制御装置が必要となる。このような集中制御装置の設置には、サーバシステムの構築やそのメンテナンス、また各移動体との通信設備の構築や通信状態の維持等に、多大なコストがかかるという問題がある。
更に、上記第3の従来発明に係るシステムにおいては、上記第2の従来発明に係るシステムと同様に、集中制御装置が必要であると共に、1つの移動体の移動経路が変更される度に、移動体全ての移動経路を再生成する必要があるため、集中制御装置の計算処理にかかるコストが高く、移動経路の変更が頻繁に必要な移動体に対する制御システムには不向きであるといった問題がある。
そこで、本発明は、自律移動が可能な移動体を同時に複数駆動させる状況において、高価な集中制御装置を用いることなく、各移動体の移動経路を最適化できるようにすることを目的とする。
上記課題の解決を図る本発明は、移動体の自己位置を特定する自己位置特定手段と、他の移動体の存在を検知する移動体検知手段と、前記移動体の駆動中に得られる前記自己位置に関する情報及び前記他の移動体の存否に関する情報に基づいて、前記移動体同士が出合うことの多い場所を示す出合多発エリアを設定する出合多発エリア設定手段と、前記出合多発エリア設定手段により設定される前記出合多発エリアに基づいて、前記移動体の行動計画を生成する行動計画生成手段とを有して構成される移動体制御システムである。
また、本発明は、移動体の自己位置を特定するステップと、他の移動体の存在を検知するステップと、前記移動体の駆動中に得られる前記移動体の自己位置に関する情報及び前記他の移動体の存否に関する情報に基づいて、前記移動体同士が出合うことの多い場所を示す出合多発エリアを設定するステップと、前記出合多発エリア設定手段により設定される前記出合多発エリアに基づいて、前記移動体の行動計画を生成するステップとを有して構成される移動体制御方法である。
上記構成によれば、自律移動が可能な移動体を同時に複数駆動させる状況において、高価な集中制御装置を用いることなく、各移動体の移動経路を最適化することができる。
以下に、添付した図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。尚、異なる実施の形態において、同一又は同様の作用効果を奏する箇所については同一の符号を付してその説明を省略する。図1において、本発明に係る移動体制御システム1の基本的な構成が示されている。この移動体制御システム1は、自己位置特定手段2と、移動体検知手段3と、出合多発エリア設定手段4と、行動計画生成手段5とを有して構成されている。自己位置特定手段2は、移動体の自己位置を特定する機能を有するものである。移動体検知手段3は、他の移動体の存在を検知する機能を有するものである。出合多発エリア設定手段4は、前記移動体の駆動中に得られる前記自己位置に関する情報及び前記他の移動体の存否に関する情報に基づいて、前記移動体同士が出合うことの多い場所を示す出合多発エリアを設定する機能を有するものである。行動計画生成手段5は、前記出合多発エリア設定手段により設定される前記出合多発エリアに基づいて、前記移動体の行動計画を生成する機能を有するものである。以下に、本発明の移動体制御システム1の具体的な構成を示す。
第1の実施の形態
図2において、本実施の形態に係る移動体制御システム1の構成が示されている。この移動体制御システム1は、ロボット、荷物運搬用車両等の自律的な移動が可能な複数の移動体を制御するためのシステムであって、障害物検知手段10と、移動体検知手段3と、自己位置特定手段2と、出合多発エリア設定手段4と、障害物マップ記録手段14と、行動計画生成手段5と、出合多発エリア通過検知手段16と、移動手段17とを有して構成されている。
障害物検知手段10は、移動体の周囲に存在する障害物を検知するための手段であり、風景を撮像して電子信号化するカメラ等の撮像装置、中央演算処理装置(CPU)、記憶装置(ROM,RAM、HDD等)、この記憶装置に格納された所定のプログラム等の協働により構成することができる。また、これらの撮像手段、中央制御装置、記憶装置、及びプログラム等は、各移動体内に搭載(プログラムにあっては格納)されたものであってよい。この構成において、例えばカメラ画像内を探索的に特定のパターンでマッチングさせることで障害物を認識したり、カメラ画像のエッジやテクスチャ解析により特定の条件に当てはまる領域を障害物として認識することができる。また、カメラを移動体本体に限らず複数設置し、ステレオ視による視差画像を用いて特定の条件を満たす領域を障害物として認識することもできる。更に、それぞれのカメラから得られる画像を用いて、撮像した物体の3次元形状を復元し、一定の大きさ以上である物体を障害物として認識してもよい。更にまた、周囲にレーザ光を照射して物体に反射する光を検知することで物体までの距離を計測する装置であるLRF(Laser Range Finder)を用いてもよい。このLRFにより得られる物体までの距離情報が特定の条件を満たす領域を障害物として認識してもよい。また、超音波センサや赤外線センサを用い、その検出結果に基づいて障害物を認識することもできる。
移動体検知手段3は、前記障害物検知手段10により検出された障害物が他の移動体であるか否かを検知するための手段であり、移動体本体に搭載又は格納された撮像装置、中央演算処理装置、記憶装置、所定のプログラム等の協働により構成することができる。この構成において、例えば他の移動体を含む画像を撮像した後、他の移動体に貼り付けられた特定のパターンを検出することで、障害物が他の移動体であると認識することができる。また、移動体の発する光を撮像することにより同認識を行うこともできる。更に、他の移動体が発する特定の音を検知したり、赤外線通信等の個体間の通信を利用することによっても、同認識を行うことができる。更にまた、他の移動体として異なるベンダの移動体を検知対象としてもよく、機械構造物だけでなく、人間や動物といった生命体を検知対象としてもよい。
自己位置特定手段2は、移動体の位置を認識するための手段であり、移動体本体に搭載又は格納された撮像装置、中央演算処理装置、記憶装置、所定のプログラム等の協働により構成することができる。この構成において、例えばカメラにより撮像された画像に基づいて、移動体の作動範囲内に設置されたランドマークの位置を認識し、このランドマークから移動体までの距離を算出すること等により、移動体の現在位置を算出することができる。また、LRFやGPS(Global Positioning System)、ジャイロセンサ、オドメトリ等を備え、これらの情報に基づいて自己位置情報を求めてもよい。
出合多発エリア設定手段4は、前記障害物検知手段10、前記移動体検知手段3、及び前記自己位置特定手段2による情報に基づいて、移動体が他の移動体と鉢合わせすることが多い場所を設定する手段であり、移動体本体に搭載又は格納された中央演算処理装置、記憶装置、所定のプログラム等の協働により構成することができる。また、この出合多発エリア設定手段4は、その機能的な区分として、出合回数計上部20と、出合多発エリア判定部21と、出合多発エリア記録部22とを有している。
出合回数計上部20は、前記障害物検知手段10による障害物情報と、前記移動体検知手段3による移動体検知情報と、前記自己位置特定手段2による自己位置情報とに基づいて、互いの移動体の位置を特定し、それらの場所毎に出合回数をカウントする。例えば、図3(a),(b),(c)に示すように、移動体の移動平面を示したグリッド状の2次元座標系Pを用意し、各グリッド(i,j)に、そのグリッドに相当する場所において移動体同士が出合った回数を示す値P(i,j)を割り当てたものを、出合回数マップPと定義する。そして、前記移動体検知情報が入力されると、出合回数マップの更新(回数のカウント)を行う。更新前の出合回数マップをP、更新後の出合回数マップをP'とする時、前記障害物検知手段10と前記移動体検知手段3によって得られる他の移動体の位置(X0,Y0)と前記自己位置特定手段2による自己位置(Xs,Ys)とについての更新後の出合回数P'(Xs,Ys)及びP'(X0,Y0)は、以下の式(1)及び(2)に従って算出され、これにより出合回数がカウントされる。
Figure 2009205652
尚、前記出合回数マップは、必ずしもグリッドに区切られたものである必要はなく、例えば任意の大きさ又は形状の領域に分割したものであってもよい。即ち、移動体同士が鉢合わせとなった回数がその場所毎に記録できるものであれば、適宜その様態を変更することができるものである。
出合多発エリア判定部21(図2参照)は、前記出合回数計上部20により算出された出合回数情報に基づいて、その場所での出合回数が一定回数以上である場合に、その場所が出合多発エリアであると判定する。この出合多発エリアの判定方法としては、例えば前記出合回数計上部20により作成された図4に示すような出合回数マップPにおいて、以下の式(3)を満たす位置(i,j)が出合多発エリアであると判定する。図4に示すのは、m=2とした場合の例である。
Figure 2009205652
出合多発エリア記録部22(図2参照)は、前記出合多発エリア判定部21により判定された出合多発エリアの情報を記録する。例えば、図5に示すように、移動体の移動平面を示したグリッド状の2次元座標系Qを用意し、各グリッド(i,j)に、そのグリッドに相当する場所が出合多発エリアであるか否かを示す値Q(i,j)を割り当てたものを、出合多発エリアマップQと定義する。この例では、Q(i,j)が0の場合は出合多発エリアではないとし、1の場合は出合多発エリアであるとしている。また、図5に示すのは、式(3)においてm=2とした場合の例である。
尚、前記出合多発エリアの情報は、システム設計時に予め設定したものであったり、移動体の外部にある記憶装置に記録されこの記録装置から移動体に送信されるものであってもよく、その様態は適宜変更することができる。
障害物マップ記録手段14(図2参照)は、前記障害物検知手段10による障害物情報と、前記自己位置特定手段2による移動体の自己位置情報に基づいて、障害物の位置を記録する手段であり、移動体本体に搭載又は格納された中央演算処理装置、記憶装置、所定のプログラム等の協働により構成することができる。この構成において、例えば前記障害物検知手段10により検出された障害物の位置情報に基づいて、図示しないが、2次元座標系で表されたグリッドにおいて障害物が存在する場所には1、そうでない場所には0を割り当てることにより、障害物の位置情報を記録することができる。尚、この記録方法としては、適宜その様態を変更することができる。
行動計画生成手段5は、前記自己位置特定手段2による移動体の自己位置情報と、前記障害物マップ記録手段14による障害物情報とに基づいて、移動体が障害物を回避しながら目標地点まで到達するための経路を生成するための手段であり、移動体本体に搭載又は格納された中央演算処理装置、記憶装置、所定のプログラム等の協働により構成することができる。また、この行動計画生成手段5は、その機能的な区分として目標地点設定部30と、経路生成部31と、鉢合わせ回避行動生成部32とを有している。
目標地点設定部30は、移動体の目標地点を設定する。例えば、マイクと音声認識部を備えることにより、ユーザからの音声により指示される情報を入力とし、所定の音声認識処理により目標地点を認識することができる。また、移動体に実施すべきタスクリストを与え、このタスクリストの中からタスクを1つ選び出し、このタスクを完遂するために移動すべき位置を検索することで、目標地点を設定してもよい。更に、移動体にタッチパネルを備え、このタッチパネル上に地図を表示し、ユーザが移動体の目標地点をタッチパネル上で指示することで目標地点を設定するようにしてもよい。この目標地点の設定方法に関しては、その他様々な様態を適用することができる。
経路生成部31は、前記自己位置特定手段2による移動体の自己位置情報と、前記障害物マップ記録手段14による障害物情報とに基づいて、障害物を回避しながら前記目標地点まで移動体を到達させる経路を生成する。この経路を生成する方法としては、様々な周知技術を利用することができるが、例えば公知文献(Hart, P, E,; Nilsson, N. J.; Raphael, B. (1968). "A Formal Basic for the Heuristic Determination of Minimum Cost Paths", IEEE Transactions on Systems Science and Cybernetics SSC4(2): pp. 100-107)に開示されるA*アルゴリズムを適用することができる。
鉢合わせ回避行動生成部32は、後述する出合多発エリア通過検知手段16により、経路が出合多発エリアを通過していると判断される場合には、前記経路生成部31により生成された経路に基づいて、移動体の鉢合わせを回避させる動作を計画する。鉢合わせを回避させる動作としては、迂回動作、待避動作、目的地変更動作等が挙げられる。
以下に、待避動作の例を説明する。図6に示すように、移動体の位置と出合多発エリアとをグリッド状の2次元座標系で表し、移動体の経路を構成する座標の集合を経路Cとし、経路Cを構成する座標の個数をn、構成する座標を(xi,yi)(1≦i≦n)とする。ここで(x1,y1)は移動体の移動開始点、(xn,yn)は目標地点を表し、移動体が通過していく順にiが増大するものとする。先ず、iを順に1からnまで増やしていき、座標(xi,yi)が出合多発エリアであるかどうかを確認する。iがkとなる座標(xk,yk)(1≦k≦n)において、その座標が出合多発エリアであると判断した場合、k−1,k−2,・・・,1と経路を遡り、出合多発エリアでない経路Cを構成する座標を探索する。出合多発エリアでない経路Cを構成する座標が得られた場合は、その座標において移動体は前記障害物検知手段10と前記移動体検知手段3とからの情報に基づいて、経路方向に存在する他の移動体の存在を確認し、その存在がなくなるまで、その場で待機してから、移動を再開する計画を設定する。
尚、鉢合わせ回避行動生成部32による処理は、上記に限られるものではなく、入力情報の形態や、鉢合わせを回避させる動作の内容に応じて、適宜変更することができる。
出合多発エリア通過検知手段16(図2参照)は、前記出合多発エリア記録部22に記録されている出合多発エリアと、前記経路生成部31により生成される経路情報とに基づいて、経路が出合多発エリアを通過しているか否かを判定する手段であり、移動体本体に搭載又は格納された中央演算処理装置、記憶装置、所定のプログラム等の協働により構成することができる。図7において、この出合多発エリア通過検知手段16による判定の例が示されている。グリッド状の2次元座標系で表された出合多発エリアマップQにおいて、移動体の経路を構成する座標の集合を経路Cとすると、以下の式(4)を満たす場合に、生成した経路は出合多発エリアを含むと判定される。
Figure 2009205652
尚、前記出合多発エリア通過検知手段16による処理は、上記に限られるものではなく、入力情報の形態や、鉢合わせを回避させる動作の内容に応じて、適宜変更することができる。
移動手段17(図2参照)は、ロボット等の移動体を移動可能にするための手段であり、例えば移動体の下面部に設けられた電動式車輪部や歩行用脚部、移動体本体に搭載又は格納された中央演算処理装置、記憶装置、所定のプログラム等の協働により構成することができる。
次に、図8及び図9において、上記構成の移動体制御システム1の動作手順を説明する。移動体に現在位置から移動する必要が生じると、本制御ルーチンが開始し(S100)、先ず前記目標地点設定部30が移動体の目標位置を決定し(S101)、前記自己位置特定手段2が移動体の自己位置情報を取得し(S102)、前記経路生成部31が目標位置までの移動体の移動経路を生成し(S103)、前記出合多発エリア通過検知手段16が移動経路に出合多発エリアが含まれるか否かを判定する(S104)。
そして、移動経路に出合多発エリアが含まれるか否かの判定において、含まれないと判定された場合(N)には、図9に示すように、移動体の移動が開始され(S110)、含むと判定された場合(Y)には、前記鉢合わせ回避行動生成部32が、他の移動体との鉢合わせを回避するための計画を付加し(S105)、前記S110へ移行する。
前記S110において、移動体の移動が実行されている間には、前記障害物検知手段10により移動体の周囲に障害物が存在するか否かの判定が行われ、障害物が存在すると判定された場合(Y)には、次いで前記移動体検知手段3が他の移動体の存在を検知し(S111)、障害物が存在しないと判定された場合(N)には、次いで前記鉢合わせ回避行動生成部32により計画された鉢合わせ回避行動の開始位置に到達したか否かが判定され、移動体が鉢合わせ回避行動の開始位置に到達したと判定された場合(Y)には、計画された鉢合わせ回避行動を実行し(S117)、前記S110実行直後に戻る。一方、移動体が鉢合わせ回避行動の開始位置に到達していないと判定された場合(N)には、次いで移動体が目標位置に到達したか否かが判定され、目標位置に到達したと判定された場合(Y)には、この制御ルーチンを終了し、目標位置に到達していないと判定された場合(N)には、前記S110実行直後に戻る。
そして、前記S111による移動体の検知処理において、移動体が検知された場合(Y)には、前記出合回数計上部20が出合回数をカウントし(S112)、前記出合多発エリア判定部21が出合多発エリアを設定すると共に、前記出合多発エリア記録部22が出合多発エリアを記録し(S113)、移動体が障害物を回避できるような位置に目標位置を修正した後(S114)、前記S102(図8参照)に戻る。
また、前記S111による移動体の検知処理において、移動体が検知されない場合(N)には、検出された障害物の情報に基づいて前記障害物マップ記録手段14に記録された障害物マップが更新され(S115)、移動体が障害物を回避できるような位置に目標位置を修正した後(S116)、前記S102(図8参照)に戻る。尚、前記S115により、移動体が障害物を回避する性能は向上するが、障害物マップ情報に信頼できる情報が十分格納されている場合には、このS115自体は省略してもよい。
上記本実施の形態に係る移動体制御システム1によれば、移動体が目標位置まで移動する際に鉢合わせした経験に基づいて、出合多発エリアに関する情報が収集されていく。このため、出合多発エリアに関する情報を移動体外部から与えなくとも、移動体が自動的に出合多発エリアを考慮した移動を行い、他の移動体と鉢合わせする可能性を減らすことができる。
また、上述した本実施の形態の構成要素である障害物検知手段10、移動体検知手段3、自己位置特定手段2、出合多発エリア設定手段4、障害物マップ記録手段14、行動計画生成手段5、出合多発エリア通過検知手段16、移動手段17は、全て移動体本体に内蔵することも可能であり、この場合には高価なサーバシステムや通信装置等からなる集中制御装置は完全に不要となる。尚、これらの構成要素10,3,2,4,14,5,16,17の一部を移動体の外部に設置することも可能であることは、無論である。
第2の実施の形態
図10において、本実施の形態に係る移動体制御システム41の構成が示されている。この移動体制御システム41は、障害物検知手段10と、移動体検知手段3と、自己位置特定手段2と、障害物マップ記録手段14と、行動計画生成手段5と、出合多発エリア通過検知手段16と、移動手段17と、出合多発エリア設定手段43とを有して構成されている。
本実施の形態に係る移動体制御システム41は、上記第1の実施の形態に係る移動体制御システム1と比して、出合多発エリア設定手段43の構成が異なっている。
本実施の形態に係る出合多発エリア設定手段43は、前記障害物検知手段10と、前記移動体検知手段3と、前記自己位置特定手段2と、前記障害物マップ記録手段14と、前記行動計画生成手段5とによる情報に基づいて、移動体が他の移動体と鉢合わせとなることが多い場所を、出合多発エリアとして設定するための手段であり、移動体本体に搭載又は格納された中央演算処理装置、記憶装置、所定のプログラム等の協働により構成することができる。また、この出合多発エリア設定手段43は、出合回数計上部20と、経過時間取得部45と、狭小地判定部46と、通行頻度記録部47と、出合リスクスコア算出部48と、出合多発エリア判定部21と、出合多発エリア記録部22とを有して構成されている。
出合回数計上部20は、上記第1の実施の形態に係る出合回数計上部20と同様の作用効果を奏するものであり、前記障害物検知手段10による障害物情報と、前記移動体検知手段3による移動体検知情報と、前記自己位置特定手段2による自己位置情報とに基づいて、互いの移動体の位置を特定し、それらの場所毎の出合回数をカウントする(第1の実施の形態参照)。
経過時間取得部45は、前記出合回数計上部20により出合回数をカウントした場所毎に、鉢合わせした時間を記録し、現在時刻からの経過時間情報を取得する。この取得した経過時間情報は、後述する出合リスクスコア算出部48に送信される。例えば、図11に示すように、移動体の移動平面を示したグリッド状の2次元座標系Rを用意し、各グリッド(i,j)に、そのグリッドに相当する場所において移動体同士が最後に出合った時間を示す値であるR(i,j)を割り当てたものを、最終出合時刻マップRと定義する。また、移動体同士の鉢合わせを検出し、前記出合回数計上部20により鉢合わせ位置(i,j)が得られた時点で、鉢合わせ位置に格納されている時間R(i,j)を鉢合わせした時間に替えてもよい。更に、出合リスクスコア算出部48に情報を送信する際には、送信直前に最終出合時刻マップRを用いて場所毎に最後に鉢合わせした時刻から現在時刻までの経過時間情報を算出するようにしてもよい。
狭小地判定部46(図10参照)は、前記障害物マップ記録手段14(第1の実施の形態参照)による障害物位置情報に基づいて、マップ上の狭小地を判定する。このマップ上の狭小地に関する情報は、後述する出合リスクスコア算出部48に送信される。例えば、図12に示すように、障害物マップを、移動体の移動平面を示したグリッド状の2次元座標系を用意し、各グリッドに、障害物が存在している場合は1、存在していない場合は0を割り当てるようにする。そして、ある場所が狭小地であるか否かを判定する際には、この場所を中心とする8近傍のグリッド範囲において、障害物が存在しているグリッド数gを求め、このグリッド数gが以下の式(5)を満たす位置(i,j)を狭小地であると判定する。
Figure 2009205652
上記式(5)において、tは狭小地かどうかを判定する閾値であり、システム設計時に予め与えられてもよい。図12に示すものは、t=3とした場合の例である。そして、狭小地であるか否かの情報は、例えば図13に示すように、各グリッドに、狭小地であれば1、狭小地でなければ0を割り当てた狭小地マップNとして記録することができる。
通行頻度記録部47(図10参照)は、前記経路生成部31(第1の実施の形態参照)により作成された移動体の移動経路に基づいて、場所毎の移動体が通過する頻度を記録する。この記録された情報は、後述する出合リスク算出部48に送信される。例えば、図14に示すように、移動体の移動平面を示すグリッド状の2次元座標系Fを用意し、各グリッド(i,j)に、そのグリッドに相当する場所が移動経路の要素座標として選ばれた回数を示す値F(i,j)を割り当てたものを、通行頻度マップFと定義する。そして、前記経路生成部31により経路Cが生成された際、この経路Cの構成座標(xi,xi)(1≦i≦n)の全ての位置において、通行頻度マップFの値F(xi,yi)を1ずつ増加させる。
出合リスクスコア算出部48(図10参照)は、前記出合回数計上部20と、前記経過時間取得部45と、前記狭小地判定部46と、前記通行頻度記録部47とによる情報に基づいて、マップ上の場所毎の出合リスクスコアを算出し、出合リスクスコアマップを生成する。この生成された出合リスクスコアマップは、後述する出合多発エリア生成部21に送信される。例えば、図15に示すように、移動体の移動平面を示すグリッド状の2次元座標系Sを用意し、各グリッド(i,j)に、そのグリッドに相当する場所における出合リスクスコアを割り当てたものを、出合リスクスコアマップSと定義する。あるグリッド(i,j)における出合リスクスコアS(i,j)は、前記出合回数計上部20による出合回数マップPと、前記狭小地判定部46による狭小地マップNと、前記通行頻度取得部47による通行頻度マップFと、最終出合時刻から現在時刻までの経過時間ΔRをマップ化したものとに基づいて、以下の式(6)により算出される。
Figure 2009205652
上記式(6)において、wは狭小地における重み係数を示し、システム設計時に固定値として設定してもよい。また、ΔRは、前記経過時間取得部45による最終出合時刻マップRに記録された各時刻から現在時刻までの経過時間を示すものである。式(6)による出合リスクスコアS(i,j)は、出合回数が多い、通行頻度が多い、狭小地である、最後に鉢合わせしてからの経過時間が短いといった条件に当てはまるほど、高い値を示す。尚、この出合リスクスコアの算出は、上記式(6)によることに限られず、例えば出合回数、通行頻度、狭小地か否か、経過時間の少なくとも1つを用いて行うこともできる。図15において、出合リスクスコアマップS上の1つのグリッドS(3,3)における出合リスクスコアを算出した例が示されている。
出合多発エリア判定部21(図10参照)は、本実施の形態においては、前記出合リスクスコア算出部48により得られた出合リスクスコアマップSを参照し、場所毎に記録された出合リスクスコアが一定条件を満たしている場合に、その場所が出合多発エリアであると判定する。この判定された情報は、出合多発エリア記録部22に送信される。出合多発エリアを判定する方法としては、例えば上記第1の実施の形態における出合回数を、本実施の形態における出合リスクスコアに読み替えることにより、上記第1の実施の形態と同様に行うことができる。
出合多発エリア記録部22は、上記第1の実施の形態に係る出合多発エリア記録部22と同様の作用効果を奏するものであり、前記出合多発エリア判定部21により判定された出合多発エリアの情報を記録する(第1の実施の形態参照)。
次に、図16及び図17において、上記構成の移動体制御システム41の動作手順を説明する。移動体に現在位置から移動する必要が生じると、本制御ルーチンが開始し(S200)、先ずS201において、前記目標地点設定部30が移動体の目標位置を決定し、S202において、前記自己位置特定手段2が移動体の自己位置情報を取得し、S203において、前記経路生成部31が目標位置までの移動体の移動経路を生成し、S204において、前記経過時間取得部45が過去に鉢合わせした時刻から現在時刻までの経過時間を場所毎に取得し、S205において、前記狭小地判定部46がマップ上の各場所が狭小地であるか否かを判定し、S206において、前記通行頻度記録部47が移動体の通行頻度を記録し、S207において、前記S204〜S206までと、後述するS213における前記出合リスクスコア算出部48による処理結果とに基づいて出合リスクスコアを算出し、S208において、上記第1の実施の形態に係るS113(図9参照)と同一の処理を行い、S209〜S210において、上記第1の実施の形態に係るS104〜S105(図8参照)と同一の処理を行う。
次いで、図17に示すように、S211〜S213において、上記第1の実施の形態におけるS110〜S112と同一の処理を行い、S214において、上記第1の実施の形態に係るS114と同一の処理を行い、S215〜S216において、上記第1の実施の形態に係るS115〜S116と同一の処理を行う。
上記本実施の形態に係る移動体制御システム41によれば、移動体が目標位置までの移動経路を生成した際に、過去に鉢合わせした回数だけでなく、過去に鉢合わせしてからの経過時間、狭小地であるか否かの情報、及び移動体の通行頻度をも考慮して、鉢合わせするリスクスコアを場所毎に算出し、出合多発エリアが設定される。これにより、出合多発エリアが随時変化することとなるため、他の移動体と鉢合わせする可能性をより減らすことができ、更に移動体が生成する経路の自由度をより大きくすることができる。
また、上述した本実施の形態の構成要素である障害物検知手段10、移動体検知手段3、自己位置特定手段2、出合多発エリア設定手段43、障害物マップ記録手段14、行動計画生成手段5、出合多発エリア通過検知手段16、移動手段17は、全て移動体本体に内蔵することも可能であり、この場合には高価なサーバシステムや通信装置等からなる集中制御装置は完全に不要となる。尚、これらの構成要素10,3,2,43,14,5,16,17の一部を移動体の外部に設置することも可能であることは、無論である。
第3の実施の形態
図18において、本実施の形態に係る移動体制御システム61の構成が示されている。この移動体制御システム61は、障害物検知手段10と、移動体検知手段3と、自己位置特定手段2と、出合多発エリア設定手段4と、障害物マップ記録手段14と、行動計画生成手段5と、出合多発エリア通過検知手段16と、移動手段17と、出合多発エリア情報受信手段65と、出合多発エリア情報送信手段66とを有して構成されている。
本実施の形態に係る移動体制御システム61は、上記第1の実施の形態に係る移動体制御システム1と比して、出合多発エリア情報受信手段65と出合多発エリア送信手段66とを更に有している点が異なっている。以下に、この相違点に着目した説明を行う。
本実施の形態に係る出合多発エリア設定手段4の出合多発エリア判定部21は、前記出合回数計上部20から送信された出合回数情報に基づいてその場所での出合回数が一定回数以上であり、且つ出合多発エリア受信手段65から得られた出合多発エリアの情報に基づいてその場所が出合多発エリアであると判断される場合には、その場所を出合多発エリアと判定する。この判定された情報は、出合多発エリア記録部22へ送信される。
また、本実施の形態に係る出合多発エリア記録部22は、前記出合多発エリア判定部21により判定された出合多発エリアの情報を記録すると共に、出合多発エリア送信手段66に送信する。この記録された情報は、前記行動計画生成手段5により生成された移動体の経路が、出合多発エリアを通過するものであるか否かを確認する際に、前記出合多発エリア通過検知手段16に送信される。
出合多発エリア受信手段65は、他の移動体から送信される出合多発エリアの情報を受信するための手段であり、無線LAN(Local Area Network)を利用した通信システムや赤外線通信システム等、また移動体本体に搭載又は格納された中央演算処理装置、記憶装置、所定のプログラム等の協働により構成することができる。受信した出合多発エリアの情報は、前記出合多発エリア判定部21に送信される。
出合多発エリア送信手段66は、前記出合多発エリア記録部22から送信された出合多発エリアの情報を他の移動体へ送信するための手段であり、無線LAN(Local Area Network)を利用した通信システムや赤外線通信システム等、また移動体本体に搭載又は格納された中央演算処理装置、記憶装置、所定のプログラム等の協働により構成することができる。
上記構成の移動体制御システム61における動作手順は、上記第1の実施の形態に係る移動体制御システム1の動作手順に、前記出合多発エリアの情報を送受信するステップを含んだものとなり、その手順は使用状況等に応じて適宜定められるべきである。また、上記第2の実施の形態に、前記出合多発エリア受信手段65及び前記出合多発エリア送信手段66を加えた形態も実現可能である。
上記本実施の形態に係る移動体制御システム61によれば、各移動体が生成する出合多発エリアの情報を他の移動体と共有することができる。これにより、各移動体は少ない移動経験で、効率よく出合多発エリアに関する情報を収集することができる。
また、上述した本実施の形態の構成要素である障害物検知手段10、移動体検知手段3、自己位置特定手段2、出合多発エリア設定手段4、障害物マップ記録手段14、行動計画生成手段5、出合多発エリア通過検知手段16、移動手段17、出合多発エリア情報受信手段65、出合多発エリア情報送信手段66は、全て移動体本体に内蔵することも可能であり、この場合には高価なサーバシステムや通信装置等からなる集中制御装置は完全に不要となる。尚、これらの構成要素10,3,2,4,14,5,16,17,65,66の一部を移動体の外部に設置することも可能であることは、無論である。
本発明によれば、障害物による狭小地が多く存在する一般家庭環境内やオフィス環境内で、複数のロボットを運用するための制御システムとして適用できる。また、経路を束縛しない自動搬送機における自動運転システムといった用途にも適用可能である。尚、本発明における移動体は、目標地点まで自律移動するロボットに制限されるものでなく、遠隔操作等で制御される任意のロボットの移動制御に対しても適用可能であり、また移動体として画像認識機能を備え自動走行等のインテリジェンスを具備した車両(車、電車)、工場等施設内を走行する搬送車(キャリア)、飛翔体、船舶、潜水艦等にも適用できる。
図1は、本発明の移動体制御システムの基本的な構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る移動体制御システムの構成を示すブロック図である。 図3(a),(b),(c)は、出合回数マップの更新の様子を示す図である。 図4は、出合回数マップから出合多発エリアを設置する様子を示す図である。 図5は、出合多発エリアマップを示す図である。 図6は、鉢合わせ回避行動を実施する位置を設定する様子を示す図である。 図7は、生成した経路に出合多発エリアを含むか否かを調べる様子を示す図である。 図8は、第1の実施の形態における動作手順を示すフローチャートである。 図9は、第1の実施の形態における動作手順を示すフローチャートである。 図10は、本発明の第2の実施の形態に係る移動体制御システムの構成を示すブロック図である。 図11は、最終出合時刻マップを示す図である。 図12は、障害物マップから狭小地を設定する様子を示す図である。 図13は、狭小地マップを示す図である。 図14(a),(b),(c)は、通行頻度マップの更新の様子を示す図である。 図15は、出合リスクスコアマップが作成される様子を示す図である。 図16は、第2の実施の形態における動作手順を示すフローチャートである。 図17は、第2の実施の形態における動作手順を示すフローチャートである。 図18は、本発明の第3の実施の形態に係る移動体制御システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
1,41,61 移動体制御システム
2 自己位置特定手段
3 移動体検知手段
4,43 出合多発エリア設定手段
5 行動計画生成手段
10 障害物検知手段
14 障害物マップ記録手段
16 出合多発エリア通過検知手段
17 移動手段
20 出合回数計上部
21 出合多発エリア判定部
22 出合多発エリア記録部
30 目標地点設定部
31 経路生成部
32 鉢合わせ回避行動生成部
45 経過時間取得部
46 狭小地判定部
47 通行頻度記録部
48 出合リスクスコア算出部
65 出合多発エリア情報受信手段
66 出合多発エリア情報送信手段

Claims (14)

  1. 移動体の自己位置を特定する自己位置特定手段と、
    他の移動体の存在を検知する移動体検知手段と、
    前記移動体の駆動中に得られる前記自己位置に関する情報及び前記他の移動体の存否に関する情報に基づいて、前記移動体同士が出合うことの多い場所を示す出合多発エリアを設定する出合多発エリア設定手段と、
    前記出合多発エリア設定手段により設定される前記出合多発エリアに基づいて、前記移動体の行動計画を生成する行動計画生成手段と、
    を有して構成される移動体制御システム。
  2. 前記出合多発エリア設定手段は、前記移動体同士が出合った場所と回数とを関連付けた情報である出合回数に基づいて、前記出合多発エリアを設定する、
    請求項1記載の移動体制御システム
  3. 前記出合多発エリア設定手段は、各場所における他の移動体との出合いやすさを示す情報である出合リスクスコアに基づいて、前記出合多発エリアを設定する、
    請求項1記載の移動体制御システム。
  4. 前記出合リスクスコアは、
    前記移動体同士が出合った場所と回数とを関連付けた情報である出合回数と、
    前記移動体同士が出合った時刻から現在時刻までの経過時間と、
    前記移動体の作動領域内で狭小地に相当する場所を示す狭小地情報と、
    前記移動体の作動領域内で前記移動体が通行する頻度の高い場所を示す通行頻度情報と、
    に基づいて決定される、
    請求項3記載の移動体制御システム。
  5. 前記移動体の作動領域のどこに障害物が存在するかを示す障害物マップ情報を記録する障害物マップ記録手段を備え、
    前記行動計画生成手段は、前記障害物マップ情報に基づいて、前記障害物を避けるように前記移動体の移動経路を生成すると共に、該移動経路が前記出合多発エリアを通過するものである場合に、該移動体に他の移動体との鉢合わせを回避させるための回避行動計画を生成する、
    請求項1〜4のいずれか1つに記載の移動体制御システム。
  6. 前記回避行動計画は、迂回動作、待避動作、目的地変更動作から少なくとも1つ選択されるものである、
    請求項5記載の移動体制御システム。
  7. 前記出合多発エリア設定手段に記録された前記出合多発エリアに関する情報を、他の移動体に対して送信可能にする出合多発エリア送信手段と、
    他の移動体から送信される前記出合多発エリアに関する情報を受信可能にする出合多発エリア受信手段と、
    を有して構成される、
    請求項1〜6のいずれか1つに記載の移動体制御システム。
  8. 移動体の自己位置を特定するステップと、
    他の移動体の存在を検知するステップと、
    前記移動体の駆動中に得られる前記移動体の自己位置に関する情報及び前記他の移動体の存否に関する情報に基づいて、前記移動体同士が出合うことの多い場所を示す出合多発エリアを設定するステップと、
    前記出合多発エリア設定手段により設定される前記出合多発エリアに基づいて、前記移動体の行動計画を生成するステップと、
    を有して構成される移動体制御方法。
  9. 前記出合多発エリアは、前記移動体同士が出合った場所と回数とを関連付けた情報である出合回数に基づいて設定される、
    請求項8記載の移動体制御方法。
  10. 前記出合多発エリアは、各場所における他の移動体との出合いやすさを示す情報である出合リスクスコアに基づいて設定される、
    請求項8記載の移動体制御方法。
  11. 前記出合リスクスコアは、
    前記移動体同士が出合った場所と回数とを関連付けた情報である出合回数と、
    前記移動体同士が出合った時刻から現在時刻までの経過時間と、
    前記移動体の作動領域内で狭小地に相当する場所を示す狭小地情報と、
    前記移動体の作動領域内で前記移動体が通行する頻度の高い場所を示す通行頻度情報と、
    に基づいて決定される、
    請求項10記載の移動体制御方法。
  12. 前記移動体の作動領域のどこに障害物が存在するかを示す障害物マップ情報に基づいて、前記障害物を避けるように前記移動体の移動経路を生成するステップと、
    前記移動経路が前記出合多発エリアを通過するものである場合に、前記移動体同士の鉢合わせを回避するための回避行動計画を生成する、
    請求項8〜11のいずれか1つに記載の移動体制御方法。
  13. 前記回避行動計画は、迂回動作、待避動作、目的地変更動作から少なくとも1つ選択されるものである、
    請求項12記載の移動体制御方法。
  14. 前記出合多発エリアに関する情報を、他の移動体に対して送信するステップと、
    他の移動体から送信される前記出合多発エリアに関する情報を受信するステップと、
    を有して構成される、
    請求項8〜13のいずれか1つに記載の移動体制御方法。
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