JP2009205197A - Cgm配信システムおよびcgm配信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】CGM配信サーバへのアクセスを高速化させることができるCGM配信方法を提供すること。
【解決手段】作成ユーザのクライアントPC30は、CGM配信サーバ10から作成ページ12を取得し、作成ページ12に入力されたコンテンツをCGMデータとして保存し、保存したCGMデータをダウンロードするための情報を保持したCGMデータポインタ34を生成し、CGMデータポインタ34をCGM配信サーバ10にアップロードする。閲覧ユーザのクライアントPC20は、CGM配信サーバ10から枠組みページ13およびCGMデータポインタ34を取得し、枠組みページ13およびCGMデータポインタ34にそれぞれ保持されている情報に基づいて、クライアントPC30に対して、蓄積されたCGMデータファイルを要求し、要求に応じてダウンロードされたCGMデータファイルを、取得した枠組みページ13で組み立てて表示する。
【選択図】図1

Description

本発明は、多数のコンピュータがネットワークに接続されたインターネットにおいて、消費者が作成して発信するCGM(Consumer Generated Media)配信システムおよびCGM配信方法に関し、特に、システム内の個人ユーザのクライアントPC同士のファイル交換を利用したCGM配信システムおよびCGM配信方法に関する。
近年、消費者がコンテンツを作成してインターネット上で公開するメディアCGMの発展が著しい。CGMの例として、消費者が自ら書いた日記を公開するブログ(blog)、消費者が購入した商品の感想を書いて公開するクチコミサイト、消費者が撮影した写真を公開する画像共有サイト(例えば、Flickr(登録商標))、消費者が撮影したビデオ映像を公開する動画共有サービス(例えば、youtube(登録商標))、SNS(Social Networking Site)などが挙げられる。
ここで、CGMとして公開されるデータをCGMデータと呼ぶこととする。CGMデータを公開するには、インターネットに接続したサーバにCGMデータを置いて、不特定多数からCGMデータにアクセス可能な環境を作る必要がある。CGMデータを公開するためのサーバを、CGM配信サーバと呼ぶこととする。CGM配信サーバを所有して、消費者にCGMデータを公開する場を提供する会社を、CGM配信事業者と呼ぶこととする。また、CGM配信事業者のサービスを受けて、CGMデータを公開する消費者、または、他の消費者が公開しているCGMデータを閲覧する消費者を、ユーザと呼ぶこととする。
図12は、従来のCGM配信システムの一例を模式的に示す構成図である。CGM配信システム100は、CGM配信事業者が設置するCGM配信サーバ(Webサーバ)110と、多数のユーザがそれぞれ所有する多数のクライアントPC120とがインターネットNWで接続されて構成されている。一般に、CGM配信サーバ110は、Webサーバによって構築される場合が多い。CGM配信サーバ110は、図示しない保存デバイスに、CGMデータ(テキストや画像)を保存している。ユーザの操作により、クライアントPC120上のWebブラウザ121は、CGM配信サーバ110に接続する。ユーザは、CGM配信サーバ110が保持するCGMデータをWebブラウザ121に表示させて閲覧したり、Webブラウザ121を用いて、新たに公開するCGMデータをCGM配信サーバ110にアップロードしたりする。Webブラウザ121とCGM配信サーバ110間の通信には、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)が使用されることが多い。
また、CGM配信サーバ110は、図示しない保存デバイスに、閲覧用CGMページを多数保持している。閲覧用CGMページは、ユーザがCGMデータを閲覧する際に、Webブラウザ121上のどこにCGMデータの内容を表示するか等、CGMデータを閲賢しやすく表示する方法(プログラム)が書かれたページである。一般に、閲覧用CGMページは、htmlで記述されることが多い。
ところで、図12に示すCGM配信システム100のようにCGM配信事業者が介在する配信システムとは異なって、個人ユーザ同士がお互いのクライアントPCを用いてファイル交換を行う手法としてP2P(Peer to Peer)が知られている。P2Pでは、インターネットに接続した非常に多くのクライアントPCが、お互いに接続を確立し、独自のネットワークを形成する。ここで、P2Pが形成する独自のネットワークを、P2P網と呼ぶこととする。また、P2P網を構成するクライアントPCを、P2Pノードと呼ぶこととする。P2Pでは、ユーザが公開したいファイルを自らのクライアントPCに登録すると、P2Pを構成している他のユーザが持つクライアントPCからダウンロードが可能となる。このとき、P2Pを構成しているクライアントPCは、ファイルをダウンロードするクライアント機能と、ダウンロード先にファイルを提供するサーバ機能と、ファイルの転送を中継する中継機能の3つの機能を同時に持っている。
P2Pは、比較的大きなサイズのファイルを交換することを主たる目的としており、P2P網では、写真などの画像データ、音楽データ、映像データなどのファイルが交換されている。P2Pでは、効率的にファイルを転送するため、転送するファイルの一部または全部のコピーを、多くのP2Pノードが保持する実装が多い。これにより、ファイルをダウンロードするユーザは、ファイルを提供するユーザのP2Pノードに到達しなくとも、より高速にダウンロードできる他のP2Pノードからダウンロードすることができる。P2Pの一例としてBittorrent(登録商標)を挙げることができる。Bittorrent(登録商標)のプロトコルは公開されており、Bittorrent(登録商標)用のP2Pクライアントソフトウェアが多く作られて公開されている。
P2PとCGMの配信とは、ユーザが作ったファイルを公開するという点が共通している。例えば、P2Pにおいて、Webサーバで公開するWebコンテンツを分散型でホスティングする技術が知られている(非特許文献1参照)。非特許文献1に記載された方法では、Webサーバに蓄積されたオリジナルファイルとしてのWebコンテンツ(Webページ)を分割し、分割された各データを複製して、Webサーバにネットワーク接続された複数の端末装置(ピア:peer)に分散配置している。そして、このネットワークに接続したクライアントは、各ピアから取得したデータで構成されたWebページを検索できるようにしている。これにより、各端末装置(ピア:peer)においてWebコンテンツを丸ごと複製することによる負荷を低減して検索スピードと検索信頼性の向上を図っている。
しかしながら、CGMの配信とP2Pとは、その目的とユーザインタフェースが大きく異なっている。CGMの配信は、ユーザがWebブラウザ121に表示される日記や写真などを見て楽しむことを目的としている。それに対して、P2Pは、あくまでもファイル転送まで行うことを目的としており、ユーザが取得したファイルを扱うには他のアプリケーションに依存している。
Jin Li and Cha Zhang, "Distributed hosting of Web content with erasure coding and unequal Weight assignment"、IEEE International Conference on Multimedia and Expo 2004(ICME ’04)、2004
図12に示されるように、従来のCGM配信システム100は、CGM配信サーバ110に、多数のユーザからのアクセスが集中する構造になっている。すなわち、CGM配信サーバ110は、多数のユーザからのCGMデータのアップロードを受け付け、その大量のCGMデータを保存し、閲覧する多数のユーザにCGMデータをダウンロードさせなければならない。このようにCGM配信サーバ110には多数のユーザからのアクセスが集まるため、このアクセスの集中がCGMを配信する上でボトルネックとなってしまう。
また、CGMのサービス市場は拡大しており、CGMのユーザの数、および、公開されるCGMデータの数が年々増加している。さらに、CGMデータそのものが大きくなっている。すなわち、当初、テキストデータが主流だったCGMデータは、その後、写真データや動画データも加えて使われるようになり、1個のCGMデータのデータ量(バイト数)が大きくなっている。特に、動画共有サイトでは、より高画質、より大画面の動画を扱う要望が多く、CGMのデータは、今後ますます巨大化することが予想できる。そのため、CGMのユーザの数の増加とCGMデータ量の増加が進むと、以下の課題が顕著になってくる。
(1)ユーザの数の増加は、CGM配信サーバ110へのアクセス数の増加、すなわちCGMデータのアップロード数とダウンロード数の増加となる。これは、アクセスを処理するCGM配信サーバ110のCPU負荷を上昇させてしまう。
(2)CGMデータ量の増加は、CGM配信サーバ110が保存デバイスにCGMデータを保存するための書き込みにかかる負荷、および、読出しにかかる負荷(これらをI/O(Input Output)負荷と呼ぶこととする)を増大させてしまう。
(3)さらに、ユーザによるアクセス数の増加とCGMデータ量の増加とは、クライアントPC120とCGM配信サーバ110間の通信トラフィックの増大を招く。このため、CGM配信サーバ110がインターネットNWに接続する回線の容量不足すなわちネットワーク負荷の増大を招いてしまう。
前記した(1)、(2)、(3)は、CGM配信サーバ110のCPU負荷、I/O負荷、ネットワーク負荷の増大を招くものである。つまり、CGM配信サーバ110は、アクセスしてくるクライアントPC120に対する応答速度が低下する。その結果、ユーザは、CGM配信サーバ110からの応答を待機する時間が長くなるという負担を強いられるという問題がある。加えて、CGMデータ量の増加は、CGM配信サーバ110に保存するデータ量の増大であることから、CGM配信サーバ110の保存デバイスの容量不足を招く。これに対して、CGM配信サーバ110の保存デバイスの容量を追加すれば改善できるが、容量を追加するためには、設備コストがかかる。そのため、CGM配信事業者の負担が大きくなってしまうことになる。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、CGM配信サーバへのアクセスを高速化させることができるCGM配信システムおよびCGM配信方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本願発明者は種々検討を行った結果、以下の知見を見出した。すなわち、従来のCGM配信システムでは、CGMデータは、CGMデータを作ったユーザ(作成ユーザ、書き手)によって、CGM配信サーバにアップロードされて、その後に、CGMデータを閲覧するユーザ(閲覧ユーザ、読み手)によってダウンロードされる。つまり、CGM配信サーバは、CGMデータを中継するために集まってきたCGMデータを保存することとなり、その結果、ボトルネックになってしまっている。そこで、本発明では、CGMデータがCGM配信サーバに集中する構造を見直し、閲覧用CGMページとCGMデータを異なる場所に配置し、CGM配信サーバでCGMデータを中継せずに、CGMデータは、作成ユーザから閲覧ユーザに直接転送されることとした。これにより、CGMデータがCGM配信サーバに集まることがなくなり、CGMのユーザの数の増加とCGMデータ量の増加に起因する前記した課題の原因を除去できる。
そのため、請求項1に記載のCGM配信システムは、ネットワークを介して公開するために作成されたメディアデータを示すCGM(Consumer Generated Media)データを蓄積した第1端末装置と、前記蓄積されたCGMデータを配信するための情報を管理するCGM配信サーバと、前記CGM配信サーバの管理の下で配信される前記CGMデータを取得して表示する第2端末装置とが互いに通信可能に接続されたCGM配信システムであって、前記CGM配信サーバが、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータを配信するための情報として、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータをダウンロードするための情報を保持したCGMデータポインタを少なくとも蓄積する記憶手段を備え、前記第2端末装置が、前記CGM配信サーバに対して前記CGMデータポインタの取得を要求する情報取得要求手段と、取得した前記CGMデータポインタに保持されている情報に基づいて、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータファイルを要求するファイル要求手段と、前記要求に応じてダウンロードされたCGMデータファイルを、予め取得した前記CGMデータを表示させるための情報を用いて組み立てて表示するCGMデータ表示制御手段とを備えることを特徴とする。
また、前記課題を解決するため、請求項6に記載のCGM配信方法は、ネットワークを介して公開するために作成されたメディアデータを示すCGMデータを蓄積した第1端末装置と、前記蓄積されたCGMデータを配信するための情報を管理するCGM配信サーバと、前記CGM配信サーバの管理の下で配信される前記CGMデータを取得して表示する第2端末装置とが互いに通信可能に接続されたCGM配信システムのCGM配信方法であって、前記CGM配信サーバが、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータを配信するための情報として、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータをダウンロードするための情報を保持したCGMデータポインタを記憶手段に保存するステップを実行し、前記第2端末装置が、前記CGM配信サーバに対して前記CGMデータポインタの取得を要求する情報取得要求ステップと、取得した前記CGMデータポインタに保持されている情報に基づいて、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータファイルを要求するファイル要求ステップと、前記要求に応じてダウンロードされたCGMデータファイルを、予め取得した前記CGMデータを表示させるための情報を用いて組み立てて表示するCGMデータ表示制御ステップとを含んで実行することを特徴とする。
請求項1に記載のCGM配信システムまたは請求項6に記載のCGM配信方法によれば、CGM配信システムは、CGMデータが第1端末装置に蓄積され、CGMデータが第1端末装置から第2端末装置へ直接転送される。つまり、CGMデータの配信は、CGMデータを作成したユーザ(作成ユーザ)と、作成されたCGMデータを閲覧するユーザ(閲覧ユーザ)間のCGM転送となる。そして、CGM配信サーバは、CGMデータに比べてデータ容量が小さいCGMデータポインタのみを蓄積して配信を管理するため、配信にかかるアクセスに関する処理が従来よりも軽くなる。その結果、CGM配信サーバは、CPU負荷が軽減される。また、CGM配信サーバは、保存デバイスに書き込むデータ量または読み出すデータ量が従来に比べて減少するので、I/O負荷が軽減される。さらに、CGM配信サーバは、使用するネットワーク帯域が従来に比べて減少するので、ネットワーク負荷が軽減される。これらのことから、閲覧ユーザがCGMページを見る際の応答速度を向上できる。加えて、CGM配信サーバは、保存デバイスの使用容量を従来よりも小さく抑えることができ、保存デバイスにかかる設備コストが軽減される。
また、請求項2に記載のCGM配信システムは、請求項1に記載のCGM配信システムにおいて、前記第1端末装置が、予め定められた入力フォームを示す作成ページに利用者により入力されたCGMデータをCGMデータファイルとして記憶手段に保存するCGMデータ保存手段と、前記CGMデータポインタを生成するCGMデータポインタ生成手段と、前記生成したCGMデータポインタを前記CGM配信サーバに送信するCGMデータポインタ送信手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項7に記載のCGM配信方法は、請求項6に記載のCGM配信方法において、前記第1端末装置が、予め定められた入力フォームを示す作成ページに利用者により入力されたCGMデータをCGMデータファイルとして記憶手段に保存するCGMデータ保存ステップと、前記CGMデータポインタを生成するCGMデータポインタ生成ステップと、前記生成したCGMデータポインタを前記CGM配信サーバに送信するCGMデータポインタ送信ステップとを含んで実行することを特徴とする。
請求項2に記載のCGM配信システムまたは請求項7に記載のCGM配信方法によれば、CGM配信システムでは、CGMデータを蓄積する第1端末装置において、CGMデータポインタを生成し、生成したCGMデータポインタを、CGM配信サーバに送信する。したがって、CGM配信サーバは、CGMデータポインタを受信して蓄積することで、第1端末装置に蓄積されたCGMデータをダウンロードするための情報を保持することとなり、CGMデータの配信を好適に管理することができる。
また、請求項3に記載のCGM配信システムは、請求項2に記載のCGM配信システムにおいて、前記CGM配信サーバが、前記作成ページを記憶手段に蓄積し、前記第1端末装置から前記CGMデータポインタを受信したときに、前記CGMデータを表示させるための情報として前記作成ページに適合した枠組みページを生成し、前記生成した枠組みページを前記記憶手段に保存する枠組みページ生成手段をさらに備え、前記第2端末装置の前記情報取得要求手段が、前記CGM配信サーバに対して前記CGMデータポインタと共に前記枠組みページの取得を要求し、前記第1端末装置が、前記CGM配信サーバから前記作成ページを取得する作成ページ取得手段をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項8に記載のCGM配信方法は、請求項7に記載のCGM配信方法において、前記CGM配信サーバが、前記作成ページを記憶手段に保存するステップを実行し、前記第1端末装置から前記CGMデータポインタを受信したときに、前記CGMデータを表示させるための情報として前記作成ページに適合した枠組みページを生成し、前記生成した枠組みページを前記記憶手段に保存する枠組みページ生成ステップを実行し、前記第2端末装置が、前記情報取得要求ステップにて、前記CGM配信サーバに対して前記CGMデータポインタと共に前記枠組みページの取得を要求し、前記第1端末装置が、前記CGMデータ保存ステップの前に、前記CGM配信サーバから前記作成ページを取得する作成ページ取得ステップを実行することを特徴とする。
請求項3に記載のCGM配信システムまたは請求項8に記載のCGM配信方法によれば、CGM配信システムでは、CGM配信サーバは、予め作成ページを蓄積しておき、CGMデータを作成する第1端末装置が、CGM配信サーバから取得した作成ページを用いてCGMデータを生成し、CGM配信サーバは、第1端末装置が生成したCGMデータポインタを受信したときに、作成ページに適合した枠組みページを生成する。したがって、
また、CGM配信サーバの配信する作成ページに、第1端末装置の動作手順を記述しておくことで、CGM配信サーバが第1端末装置の動作を好適に管理することができる。また、CGM配信システムでは、第2端末装置は、CGM配信サーバから取得するCGMデータポインタによって、CGMデータを蓄積した第1端末装置にアクセスできるようになると共に、CGM配信サーバから取得する枠組みページによって、ダウンロード後のCGMデータを正しく表示できる。したがって、CGM配信サーバは、第2端末装置からの要求にしたがうことで、第1端末装置に蓄積されたCGMデータの配信を好適に管理することができる。
また、請求項4に記載のCGM配信システムは、請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のCGM配信システムにおいて、前記第1端末装置および前記第2端末装置が、互いに蓄積しているファイルを交換できるP2P(Peer to Peer)クライアントとして機能し、前記第2端末装置が、前記ファイル要求手段として前記P2Pクライアントを用いて、前記CGMデータポインタに保持されている情報に基づいて、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータファイルを要求することを特徴とする。
また、請求項9に記載のCGM配信方法は、請求項6ないし請求項8のいずれか一項に記載のCGM配信方法において、前記第1端末装置および前記第2端末装置が、互いに蓄積しているファイルを交換できるP2Pクライアントとして機能し、前記第2端末装置が、前記ファイル要求ステップを、前記P2Pクライアントにより実行することを特徴とする。
請求項4に記載のCGM配信システムまたは請求項9に記載のCGM配信方法によれば、CGM配信システムでは、第1端末装置および第2端末装置がP2Pクライアントとして機能する場合には、閲覧ユーザのP2Pクライアントが、作成ユーザのP2Pクライアントに到達する前に、CGMデータの少なくとも一部の複製(コピー)を持つ他のP2Pノードから、作成ユーザが作成したCGMデータを取得できる可能性が高くなる。これにより、特定の作成ユーザのクライアントPCにアクセスが集中することを防止できる。ゆえに、CGM配信システムにおいてCGMデータの配信効率が向上し、閲覧ユーザはCGMデータを効率的に取得できる。
また、前記課題を解決するため、請求項5に記載のCGM配信システムは、ネットワークを介して公開するために作成されたメディアデータを示すCGMデータを蓄積した第1端末装置と、前記蓄積されたCGMデータを配信するための情報を管理するCGM配信サーバと、前記CGM配信サーバの管理の下で配信される前記CGMデータを取得して表示する第2端末装置とが互いに通信可能に接続されたCGM配信システムであって、前記CGM配信サーバが、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータを配信するための情報として、前記CGMデータと組み合わせることで当該CGMデータを前記第2端末装置に表示させるために必要な情報を保持した枠組みページと、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータをダウンロードするための情報を保持したCGMデータポインタとを少なくとも蓄積する記憶手段を備え、前記第2端末装置が、前記CGM配信サーバに対して前記枠組みページおよび前記CGMデータポインタの取得を要求する情報取得要求手段と、取得した前記CGMデータポインタに保持されている情報に基づいて、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータファイルを要求するファイル要求手段と、前記要求に応じてダウンロードされたCGMデータファイルを、前記取得した枠組みページで組み立てて表示するCGMデータ表示制御手段とを備えることを特徴とする。
また、前記課題を解決するため、請求項10に記載のCGM配信方法は、ネットワークを介して公開するために作成されたメディアデータを示すCGMデータを蓄積した第1端末装置と、前記蓄積されたCGMデータを配信するための情報を管理するCGM配信サーバと、前記CGM配信サーバの管理の下で配信される前記CGMデータを取得して表示する第2端末装置とが互いに通信可能に接続されたCGM配信システムのCGM配信方法であって、前記CGM配信サーバが、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータを配信するための情報として、前記CGMデータと組み合わせることで当該CGMデータを前記第2端末装置に表示させるために必要な情報を保持した枠組みページと、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータをダウンロードするための情報を保持したCGMデータポインタとを記憶手段に保存するステップを実行し、前記第2端末装置が、前記CGM配信サーバに対して前記枠組みページおよび前記CGMデータポインタの取得を要求する情報取得要求ステップと、取得した前記CGMデータポインタに保持されている情報に基づいて、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータファイルを要求するファイル要求ステップと、前記要求に応じてダウンロードされたCGMデータファイルを、前記取得した枠組みページで組み立てて表示するCGMデータ表示制御ステップとを含んで実行することを特徴とする。
請求項5に記載のCGM配信システムまたは請求項10に記載のCGM配信方法によれば、CGM配信システムは、CGMデータが第1端末装置に蓄積され、CGMデータが第1端末装置から第2端末装置へ直接転送される。つまり、CGMデータの配信は、CGMデータを作成したユーザ(作成ユーザ)と、作成されたCGMデータを閲覧するユーザ(閲覧ユーザ)間のCGM転送となる。そして、CGM配信サーバは、CGMデータに比べてデータ容量が小さいCGMデータポインタと、枠組みページとを蓄積して配信を管理するため、配信にかかるアクセスに関する処理が従来よりも軽くなる。そのため、CGM配信サーバに従来アクセスが集中することにより生じたスループット上のボトルネックが解消されて、閲覧ユーザがCGMページを見る際の応答速度を向上できる。また、第2端末装置は、CGM配信サーバから、CGMデータポイントと枠組みページとを取得することで、CGMデータをダウンロードできるだけではなく、ダウンロード後のCGMデータを正しく表示することができる。また、CGM配信サーバの配信する枠組みページに、第2端末装置の動作手順を記述しておくことで、CGM配信サーバが第2端末装置の動作を好適に管理することができる。
本発明によれば、CGM配信システムでは、CGM配信サーバがCGMデータを蓄積せずにCGMデータの配信を管理できるので、CGM配信サーバへのアクセス集中が低減される。そのため、CGM配信サーバは、CPU負荷、I/O負荷およびネットワーク負荷が軽減される。その結果、ユーザからCGM配信サーバへのアクセスを高速化させることができる。さらに、CGM配信サーバは、保存デバイスの使用容量を従来よりも小さく抑えることができ、保存デバイスにかかる設備コストが軽減される。
以下、図面を参照して本発明のCGM配信システムおよびCGM配信方法を実施するための最良の形態(以下「実施形態」という)について詳細に説明する。
[CGM配信システムの概要]
図1は、本発明の実施形態に係るCGM配信システムの一例を模式的に示す構成図である。CGM配信システム1は、CGM配信事業者において利用されるCGM配信サーバ(Webサーバ)10と、ユーザ(閲覧ユーザ)において利用されるクライアントPC20と、ユーザ(作成ユーザ)において利用されるクライアントPC30とを備えている。CGM(Consumer Generated Media)データは、例えば、インターネットから成るネットワークN1を介して公開するために作成されたメディアデータを示し、例えば、テキストや画像を示す。
CGM配信サーバ10と、クライアントPC20と、クライアントPC30とは、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、HDD(Hard Disk Drive)と、入出力インタフェース等から構成され、インターネットN1に接続されて互いに通信可能である。ここで、作成ユーザは、CGMデータを作ったユーザであり、作成ユーザのクライアントPC30には、自らが作成したCGMデータが蓄積されている。図1では、CGMデータ33として、テキストデータと画像データを1個ずつ保持している場合を例示している。CGM配信サーバ10は、クライアントPC30に蓄積されたCGMデータを配信するための情報を管理する。図1に示したCGM配信サーバ10の保存デバイス11には、作成ページ12と、枠組みページ13と、CGMデータポインタ34とが保存されている。閲覧ユーザは、作成されたCGMデータを閲覧するユーザである。閲覧ユーザのクライアントPC20は、CGM配信サーバ10の管理の下で配信されるCGMデータを取得して表示する。
なお、1人のユーザが作成時または閲覧時にはそれぞれ作成ユーザにも閲覧ユーザにもなり得るが、便宜上、作成ユーザと閲覧ユーザとを別人として説明する。また、1つのクライアントPCで作成時および閲覧時の処理を行うことが可能であるが、それぞれの処理が異なるので、便宜上、閲覧ユーザのクライアントPC20と、作成ユーザのクライアントPC30とは、それぞれの処理に適した構成を備えているものとして説明する。
閲覧ユーザのクライアントPC20と、作成ユーザのクライアントPC30とは、互いに蓄積しているファイルを交換できるP2P(Peer to Peer)クライアントとして機能する。クライアントPC20では、Webブラウザ21とP2Pクライアント22とが動作する。クライアントPC30では、Webブラウザ31とP2Pクライアント32とが動作する。P2Pクライアント22と、P2Pクライアント32とは、同一のP2P網を形成している。
以下では、P2Pクライアントは、Webブラウザの一部機能として実現される形態として説明する。また、本実施形態では、P2Pの一例としてBittorrent(登録商標)を使用することとする。Bittorrent(登録商標)には、Foxtorrentと呼ばれるクライアントソフトウェアがある。このクライアントソフトウェアは、Webブラウザの一部に組み込むことができ、Webブラウザに、P2Pクライアントの機能を追加することができる。したがって、本実施形態では、P2PクライアントにFoxtorrentを使用することとする。これにより、P2Pクライアント22,23は、インターネットN1上の他のP2Pノード50(図8参照)およびトラッカー60(図8参照)と接続して、Bittorrent(登録商標)のP2P網N2を形成している。なお、トラッカー60(図8参照)は、P2Pクライアントからの要求に応じてピアのIPアドレス等を返すサーバを示す。
図1に示すCGM配信サーバ10は、図12に示した従来のCGM配信サーバ110と比較すると以下の相違点がある。CGM配信サーバ10は、図12に示した閲覧用CGMページの代わりに、枠組みページ13と、CGMデータポインタ34とを蓄積している。また、CGM配信サーバ10は、CGMデータを蓄積してはいない。CGMデータ33は、作成ユーザのクライアントPC30に配置されている。以下では、CGM配信サーバ10、クライアントPC20およびクライアントPC30の機能の詳細について図2を参照して説明する。図2は、図1に示したCGM配信サーバおよびクライアントPCの機能ブロック図である。
[CGM配信サーバ]
CGM配信サーバ(Webサーバ)10は、保存デバイス(記憶手段)11に、クライアントPC(第1端末装置)30に蓄積されたCGMデータを配信するための情報として、作成ページ12と、枠組みページ13と、CGMデータポインタ34とを記憶している。また、CGM配信サーバ10は、所定の通信インタフェースである入出力手段15から入力する情報(例えば、CGMデータポインタ34)を保存デバイス11に保存したり、保存デバイス11に蓄積された情報を入出力手段15からインターネットN1を介してクライアントPC20,30に出力したりする。
また、CGM配信サーバ10は、クライアントPC30から受信したCGMデータポインタ34に基づいて枠組みページ13を生成し、生成した枠組みページ13を保存デバイス11に保存する枠組みページ生成手段16を備えている。なお、枠組みページ生成手段16は、CPUが記憶手段に格納された所定のプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されるものである。
保存デバイス(記憶手段)11は、例えば、一般的なハードディスクドライブから構成される。なお、保存デバイス11は、ファイルサーバや外部記憶装置から構成されるようにしてもよい。
作成ページ12は、テキストや画像等のCGMデータを入力するための画面表示を示す予め定められた入力フォームのページである。作成ページ12は、作成ユーザのクライアントPC30のWebブラウザ31によって解釈されて、作成ユーザのための入力画面を表示させる。作成ページ12は、例えばhtmlで記述される。本実施形態では、作成ページ12には、作成ページ12を解釈するクライアント端末30の動作手順が記述されているものとする。作成ユーザは、この入力画面に入力することで、新たなCGMデータを公開できるようになる。
枠組みページ13は、閲覧ユーザがCGMデータを閲覧する際に、CGMデータと組み合わせてWebブラウザ21に表示するために必要な情報(例えば、CGMデータの表示位置や大きさ、背景色など)を保持している。枠組みページ13は、例えばhtmlで記述される。枠組みページ13は、例えばCGM配信サーバ10で生成されるものである。本実施形態では、枠組みページ13はCGM配信サーバ10で生成され、枠組みページ13には、枠組みページ13を解釈するクライアント端末20の動作手順が記述されているものとする。
CGMデータポインタ34は、クライアントPC30に蓄積されたCGMデータをダウンロードするための情報を保持したページである。CGMデータをダウンロードするための情報とは、例えば、CGMデータを保存しているクライアントPC30のIPアドレス、CGMデータのファイル名などである。CGMデータポインタ34は、例えば、クライアントPC30で生成され、CGM配信サーバ10がクライアントPC30から受信したものである。
[クライアントPC(第2端末装置)]
閲覧ユーザのクライアントPC(第2端末装置)20は、図2に示すように、Webブラウザ21と、入出力手段23と、記憶手段24とを備えている。入出力手段23は、インターネットN1やP2P網N2を介してCGM配信サーバ10やクライアンPC30等との間で通信を行う通信インタフェースを示す。なお、プロトコルとして、例えばHTTPを使用する。また、入出力手段23は、例えばキーボードやマウス等の入力装置Kから入力される情報をWebブラウザ21に出力したり、Webブラウザ21から入力される情報を例えば液晶ディスプレイ等の出力装置Dへ出力したりする入出力インタフェースを示す。記憶手段24は、例えば、入出力手段23を介して取得する情報(例えばCGMデータ等)を蓄積するものであり、例えば、一般的なハードディスク等から構成される。
Webブラウザ21は、枠組みページ13を解釈して動作するものであり、情報取得要求手段25と、ファイル要求手段26と、CGMデータ表示制御手段27とを備えている。情報取得要求手段25は、CGM配信サーバ10に対して枠組みページ13およびCGMデータポインタ34の取得を要求するものである。情報取得要求手段25は、一般的なhtmlのGETコマンドなどにより実現できる。これにより、情報取得要求手段25は、必要なCGMデータの情報(例えばファイル名)およびCGMデータを保持するクライアントPC30の情報(例えばIPアドレス)を取得する。
ファイル要求手段26は、情報取得要求手段25で取得した枠組みページ13およびCGMデータポインタ34にそれぞれ保持されている情報に基づいて、クライアントPC(第1端末装置)30に蓄積されたCGMデータファイルを要求するものである。このファイル要求手段26は、P2Pクライアント22で実現する。P2Pクライアント22は、作成ユーザのCGMデータの取得を試みるとき、P2Pの機能により、作成ユーザのクライアントPC30からCGMデータを取得する場合もあれば、P2P網N2の途中にあるP2Pノード50(図8参照)、すなわち、取得したいCGMデータの一部または全部を持つ他のP2Pノードから、CGMデータを取得する場合もある。
CGMデータ表示制御手段27は、ファイル要求手段26の要求に応じてダウンロードされたCGMデータファイルを、情報取得要求手段25で取得した枠組みページ13を用いて組み立てて表示するものである。CGMデータ表示制御手段27は、ダウンロードされたCGMデータに対応した枠組みページ13を解釈して、CGMデータの配置を決めて出力装置Dに出力することでCGMデータを閲覧ユーザに提示する。Webブラウザ21の表示例を図3に示す。図3において、CGMデータは、テキストデータ301と画像データ302である。
なお、これら情報取得要求手段25、ファイル要求手段26およびCGMデータ表示制御手段27は、CPUが記憶手段24に格納された所定のプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されるものである。このプログラムは、通信回線を介して配布することも可能であるし、CD−ROM等のコンピュータに読み取り可能な記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
[クライアントPC(第1端末装置)]
作成ユーザのクライアントPC(第1端末装置)30は、図2に示すように、Webブラウザ31と、入出力手段36と、記憶手段37とを備えている。入出力手段36と記憶手段37は、クライアントPC20の入出力手段23と記憶手段24と同様なので説明を省略する。
Webブラウザ31は、作成ページ12を解釈して動作するものであり、作成ページ取得手段38と、CGMデータ保存手段39と、CGMデータポインタ生成手段40と、CGMデータポインタ送信手段41と、ファイル送信手段42とを備えている。
作成ページ取得手段38は、CGM配信サーバ10から作成ページ12を取得するものである。取得された作成ページ12は出力装置Dに表示される。作成ページ取得手段38は、一般的なhtmlのGETコマンドなどにより実現できる。
CGMデータ保存手段39は、作成ページ12に利用者により入力されたCGMデータをファイル化してCGMデータファイル(CGMデータ33)として記憶手段37に保存するものである。
CGMデータポインタ生成手段40は、CGMデータポインタ34を生成するものである。CGMデータポインタ送信手段41は、CGMデータポインタ生成手段40で生成したCGMデータポインタ34をCGM配信サーバ10に送信するものである。
ファイル送信手段42は、記憶手段37に蓄積されたCGMデータ33を要求先のクライアントPC20に送信するものである。なお、CGMデータポインタ生成手段40およびファイル送信手段42は、P2Pクライアント32で実現する。
なお、これら作成ページ取得手段38、CGMデータ保存手段39、CGMデータポインタ生成手段40、CGMデータポインタ送信手段41およびファイル送信手段42は、CPUが記憶手段37に格納された所定のプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されるものである。このプログラムは、通信回線を介して配布することも可能であるし、CD−ROM等のコンピュータに読み取り可能な記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
[Webブラウザの機能]
本実施形態では、Webブラウザ21,31は、図4に示すAPIを呼び出すことで、組み込まれたP2Pクライアント22,32の機能を利用できるものとする。図4は、P2Pクライアントが用いるAPIの一例を示す説明図である。本実施形態では、P2PクライアントのAPIは、P2Pupload( )とP2Pdownload( )の2つがあるものとする。
(API−1)
P2Pupload( )は、指定されたファイルをP2P網にアップロードし、そのファイルをダウンロードする際に使用するトレントファイルを生成するものである。本実施形態では、P2Pupload( )は、作成ユーザのクライアントPC30のWebブラウザ31で利用される。P2Pupload( )の引数は、トラッカーを指定するための「トラッカー名」と、アップロードするファイルを指定するための「ファイル名」である。P2Pupload( )の返り値は、アップロード後に生成されるトレントファイルの名前である。
なお、トレントファイルとは、Bittorrent(登録商標)により規定されているファイルで、ファイルをダウンロードするための情報(ファイル名、ファイルを保持しているP2PノードのlPアドレスなど)を保持している。CGM配信システム1では、トレントファイルをCGMデータポインタ34として使用する。
(API−2)
P2Pdownload( )は、トレントファイルで指定されたファイルを、P2P網からダウンロードするものである。本実施形態では、P2Pdownload( )は、閲覧ユーザのクライアントPC20のWebブラウザ21で利用される。P2Pdownload( )の引数は、ダウンロードにおいて、ファイル情報が入ったトレントファイルを指定するための「トレントファイル名」である。P2Pdownload( )の返り値は、ダウンロードしたファイルの名前である。
また、本実施形態では、Webブラウザ21,31は、図5に示す機能を実行できるものとする。図5は、Webブラウザの機能の一例を示す説明図である。
図5に示す(機能1−1)は、本実施形態では、作成ユーザのクライアントPC30のWebブラウザ31上で、作成ユーザが入力したテキストデータを、クライアントPC30の記憶手段37にファイルとして保存する機能である。(機能1−1)は、例えば、Microsoft(登録商標)のJscriptのFileSystemObjectオブジェクトを使用することで、実現できる。ここで、図6を参照する。
図6は、図5に示す機能1−1を実現するJscriptの一例を示す説明図である。図6は、FileSystemObjectオブジェクトを使って、図5の(機能1−1)をhtmlで記述した例を示している。図6に示すJscriptをWebブラウザが解釈実行することで、(機能1−1)が実現できる。符号601は、関数writetextfile()を新たに定義していることを示す。この関数writetextfile()は、新しいファイルを作成して、テキストデータの保存を行う関数である。続く<body>以降の符号602は、実行文の本体を示す。この実行文によれば、まず、textareaコマンドで入力フォームを表示し、次に、ユーザがテキストを入力後にボタンを押すと、関数writetextfile()を呼び出され、テキストが保存されることとなる。
図5に示す(機能1−2)は、本実施形態では、閲覧ユーザのクライアントPC20のWebブラウザ21が、Webサーバ(CGM配信サーバ10)から受信したトレントファイルを、クライアントPC20の記憶手段24にファイルとして保存する機能である。この機能は、Webブラウザの一般的な機能であり、通常のWebブラウザは既に備えている。
図5に示す(機能2−1)は、本実施形態では、作成ユーザのクライアントPC30のWebブラウザ31上で、P2Pクライアント32を呼び出す機能である。これは、Webブラウザ31が図4に示したP2Pクライアントの(API−1)を呼び出すことで実現できる。
図5に示す(機能2−2)は、本実施形態では、閲覧ユーザのクライアントPC20のWebブラウザ21上で、P2Pクライアント22を呼び出す機能である。これは、Webブラウザ21が図4に示したP2Pクライアントの(API−2)を呼び出すことで実現できる。
図5に示す(機能3)は、本実施形態では、閲覧ユーザのクライアントPC20で取得した枠組みページ13と、Webブラウザ21が呼び出したP2Pクライアント22でダウンロードしたCGMデータを組み立てて閲覧ユーザに表示する機能である。CGMデータがテキストデータの場合、Microsoft(登録商標)のJscriptのFileSystemObjectオブジェクトを使用することで、テキストデータを表示できる。ここで、図5に示す(機能3)を実現するJscriptの一例を図7に示す。
図7では、符号701に示すFileSystemObjectオブジェクトを使って、図5の(機能3)をhtmlで記述した例を示している。この例では、まず、テキストデータが入ったファイルをオープンし、次に、符号702に示すように、オープンした内容を、documentオブジェクトのwriteメソッドを用いて、画面に表示する仕組みとした。なお、CGMデータが画像データの場合には、<img src=“ファイル名”>タグを用いることで表示できる。<img>タグは、一般的なWebブラウザが既に備えている機能である。
[CGMデータの公開手順]
次に、CGM配信システム1においてCGMデータの公開手順について図8および図9を参照(適宜図2参照)して説明する。図8は、CGMデータの公開手順の説明図であり、図9は、その公開手順を示すシーケンス図である。図8では、クライアントPC30に係る処理を中心に手順を示す符号として(1)〜(9)を付し、図9では、CGM配信システム1全体の処理手順をステップS1〜S13で示すこととする。なお、この例では、CGMデータをテキストデータとして説明する。
<公開手順(1)>
CGM配信サーバ10は、作成ページ12を保存デバイス11に予め保存しておく(ステップS0)。作成ユーザは、クライアントPC30のWebブラウザ31を操作する(ステップS1)。Webブラウザ31は、CGM配信サーバ10にアクセスし、作成ページ12を要求する(ステップS2)。CGM配信サーバ10は、作成ページ12を応答する(ステップS3)。
<公開手順(2)>
Webブラウザ31は、取得した作成ページ12に記述された動作手順に従って、以下の動作(ステップS4,S6,S7,S12)を行う。まず、Webブラウザ31は、入力画面を表示する(ステップS4)。図8では、Webブラウザ31は、テキスト入力欄と送信ボタンとを表示している。
<公開手順(3)>
作成ユーザは、作成ページ12のテキスト入力欄に、日記などのテキストを入力し、送信ボタンを押下する(ステップS5)。この例では、入力したテキストがCGMデータとなる。
<公開手順(4)>
Webブラウザ31は、図5に示した(機能1−1)を使って、テキスト入力欄に入力されたテキストを、ファイル(CGMデータ33)として、クライアントPC30の記憶手段37に保存する(ステップS6:CGMデータ保存ステップ)。
<公開手順(5)>
Webブラウザ31は、図5に示した(機能2−1)を使って、P2Pアップロードを要求する(ステップS7)。すなわち、Webブラウザ31は、P2PクライアントのAPI(API−1)であるP2Pupload( )を使ってP2Pクライアント32を呼び出す。Webブラウザ31は、ステップS6で保存したファイル(CGMデータ33)のファイル名を引数として、P2Pクライアント32を呼び出す。
<公開手順(6)>
P2Pクライアント32は、引数で与えられたCGMデータファイルをCGM配信サーバ10に送信する準備として、トラッカー60と通信を行って、トラッカー60に担当することを要求する(ステップS8)。トラッカー60は、P2Pクライアント32の要求にOKの応答を返す(ステップS9)。
<公開手順(7)>
P2Pクライアント32は、CGMデータポインタ(トレントファイル)34を生成し、クライアントPC30の記憶手段37に保存してあるCGMデータファイル(CGMデータ33)と関連付けて保存する(ステップS10:CGMデータポインタ生成ステップ)。そして、P2Pクライアント32は、前記したステップS7のWebブラウザ31からのP2Pupload( )の呼び出しに対してOKの応答を返す(ステップS11)。具体的には、P2Pクライアント32は、CGMデータポインタ34(トレントファイル)のファイル名を返り値としてWebブラウザ31に返す。
<公開手順(8)>
Webブラウザ31は、P2Pクライアント32が生成したCGMデータポインタ(トレントファイル)34を、CGM配信サーバ10に送信する(ステップS12:CGMデータポインタ送信ステップ)。
<公開手順(9)>
CGM配信サーバ10は、受信したCGMデータポインタ34に対応した枠組みページ13を生成し、CGMデータポインタ34と共に、保存デバイス11に保存する(ステップS13:枠組みページ生成ステップ)。
[CGMデータの閲覧手順]
次に、CGM配信システム1においてCGMデータの閲覧手順について図10および図11を参照(適宜図2参照)して説明する。図10は、CGMデータの閲覧手順の説明図であり、図11は、その閲覧手順を示すシーケンス図である。図10では、クライアントPC20に係る処理を中心に手順を示す符号として(1)〜(8)を付し、図11では、CGM配信システム1全体の処理手順をステップS21〜S32で示すこととする。なお、この例では、前記した公開手順でクライアントPC30に蓄積されたCGMデータ(テキストデータ)を用いて説明する。
<閲覧手順(1)>
閲覧ユーザは、クライアントPC20のWebブラウザ21を操作する(ステップS21)。Webブラウザ21は、CGM配信サーバ10にアクセスし、作成ユーザが作ったCGMデータに関する枠組みページ13とCGMデータポインタ34とを要求する(ステップS22)。CGM配信サーバ10は、枠組みページ13とCGMデータポインタ34とを応答する(ステップS23)。
<閲覧手順(2)>
Webブラウザ21は、取得した枠組みページ12に記述された動作手順に従って、以下の動作(ステップS24,S25,S32)を行う。まず、Webブラウザ21は、図5に示した(機能1−2)を使って、取得したCGMデータポインタ34を、ファイル(トレントファイル)として、クライアントPC20の記憶手段24に保存する(ステップS24)。
<閲覧手順(3)>
Webブラウザ21は、図5に示した(機能2−2)を使って、P2Pダウンロードを要求する(ステップS25)。すなわち、Webブラウザ21は、P2PクライアントのAPI(API−2)であるP2Pdownload( )を使ってP2Pクライアント22を呼び出す。Webブラウザ21は、ステップS24で保存したCGMデータポインタ34のファイル(トレントファイル)のファイル名を引数として、P2Pクライアント22を呼び出す。
<閲覧手順(4)>
P2Pクライアント22は、引数で与えられたCGMデータポインタ34のファイル(トレントファイル)を解釈し、CGMデータを受信する準備として、トラッカー60と通信を行って、トラッカー60にファイル取得情報を要求する(ステップS26)。トラッカー60は、P2Pクライアント22に対してファイル取得情報を応答する(ステップS7)。
<閲覧手順(5)>
P2Pクライアント22は、引数で与えられたCGMデータポインタ34のファイル(トレントファイル)を解釈し、作成ユーザが作成したCGMデータをダウンロードすることをP2P網N2に要求する(ステップS28)。P2Pクライアント22の要求先のP2P網N2のうち、例えば、図11に示すように作成ユーザのP2Pクライアント32は、蓄積しているCGMデータファイルをP2Pクライアント22に対してダウンロードする(ステップS29)。このとき、P2Pの機能により、作成ユーザが作成したCGMデータと同じデータの一部または全部を持つ他のP2Pノード50が蓄積しているCGMデータファイルをP2Pクライアント22に対してダウンロードする場合もある。なお、他のP2Pノード50がCGMデータの一部しか持たないとしても非特許文献1に記載されているように複数のノードから取得することでCGMデータの全部を取得可能である。
<閲覧手順(6)>
P2Pクライアント22は、ダウンロードしたCGMデータファイルをクライアントPC20の記憶手段24に保存する(ステップS30)。この例の場合、CGMデータをテキストデータとして図10に示した。
<閲覧手順(7)>
P2Pクライアント22は、前記したステップS25のWebブラウザ21からのP2Pdownload( )の呼び出しに対してOKの応答を返す(ステップS31)。具体的には、P2Pクライアント22は、ステップS30で保存したCGMデータのファイル名を返り値としてWebブラウザ21に返す。
<閲覧手順(8)>
Webブラウザ21は、図5に示した(機能3)を使って、P2Pクライアント22が前記したステップS30で記憶手段24に保存したCGMデータの内容を、記憶手段24に保存されている枠組みページ13の記述に従って、出力装置Dの画面に表示する。
以上の閲覧手順をまとめると、閲覧ユーザは、P2Pクライアント22を用いて、P2P網N2から、作成ユーザが作成したCGMデータを取得し、枠組みページ13を用いることでCGMデータをWebブラウザ21に表示する。このとき、P2Pクライアント22によるCGMデータの取得は、Webブラウザ21が自動的に行う。そのため、閲覧ユーザは、Webブラウザ21を操作しているときに、P2Pクライアント22が動作していることを意識することなく、CGMデータ(CGMページ)を閲覧する。言い換えると、CGM配信システム1においては、閲覧ユーザは、従来のCGM配信と同様に、Webブラウザ21を操作してCGM配信サーバ10に接続してCGMデータ(CGMページ)を閲覧していると感じる。ゆえに、本実施形態のCGM配信システム1では、CGMの配信とP2Pの技術とを組み合わせたとしても、ユーザインタフェースを従来のCGM配信と同様とすることで、ユーザからはシームレスとなるという効果がある。
本実施形態によれば、CGM配信システム1では、CGM配信サーバ10は、CGMデータを蓄積せずに、CGMデータに比べてデータ容量が小さいCGMデータポインタ34と枠組みページ13と、作成ページ12とを蓄積して配信を管理するため、配信にかかるアクセスに関する処理が従来よりも軽くなる。そのため、CGM配信サーバ10は、CPU負荷、I/O負荷、ネットワーク負荷が軽減される。これらのことから、閲覧ユーザがCGMページを見る際の応答速度を向上できる。加えて、CGM配信サーバ10は、保存デバイス11の使用容量を従来よりも小さく抑えることができるようになるので、CGMデータ量の増加に伴う保存デバイス11にかかる設備コストが軽減されることとなる。
また、本実施形態によれば、CGM配信システム1では、クライアントPC30からクライアントPC20へのCGMデータの直接転送にP2Pを利用したので、特定の作成ユーザのクライアントPC30にアクセスが集中することを防止できる。ゆえに、CGM配信システム1においてCGMデータの配信効率が向上し、閲覧ユーザはCGMデータを効率的に取得できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を変えない範囲で実施することができる。例えば、本実施形態では、CGM配信サーバ10は、保存デバイス11に、作成ページ12、枠組みページ13およびCGMデータポインタ34を備えるベストモードとして説明したが、このうちCGMデータポインタ34だけを蓄積することとしてもよい。この場合、作成ユーザのクライアントPC(第1端末装置)30は、作成ページ12を予め別ルートで取得してCGMデータを作成し、閲覧ユーザのクライアントPC(第2端末装置)20は、枠組みページ13を予め別ルートで取得しておく。そして、クライアントPC20は、情報取得要求手段25によって、CGM配信サーバ10に対してCGMデータポインタ34の取得を要求し、ファイル要求手段26によって、CGMデータポインタ34に保持されている情報に基づいて、クライアントPC30に蓄積されたCGMデータファイルを要求し、CGMデータ表示制御手段27によって、ダウンロードされたCGMデータファイルを、予め取得しておいた枠組みページ13を用いて組み立てて表示する。
また、本実施形態では、作成ユーザが作成したCGMデータを、クライアントPC30の記憶手段37に保存して、閲覧ユーザが閲覧できるものとして説明したが、作成ユーザが作成したCGMデータを保存する装置は、クライアントPC30に限らない。例えば、作成ユーザが管理するサーバに保存してもよい。この場合、作成ユーザは、作成したCGMデータを保存する装置のあて先等を示すCGMデータポインタを、CGM配信サーバ10に予め登録しておき、作成ユーザが管理するサーバは、CGMデータの閲覧時において閲覧ユーザのクライアントPC20と同じP2P網を形成していればよい。
また、本実施形態では、CGM配信サーバ10が保存デバイス11に蓄積した作成ページ12と枠組みページ13とはhtmlで記述されるものとしたが、PHP(Hypertext Preprocesser)などのhtmlを生成する言語や、Webブラウザにより解釈可能な他の言語で記述されていてもよい。
また、本実施形態では、CGM配信サーバ10が保存デバイス11に蓄積した枠組みページ13とCGMデータポインタ34とは、別々のファイルとして説明したが、枠組みページ13とCGMデータポインタ34とを1つのファイルで実装してもよい。
また、本実施形態では、P2Pの例としてBittorrent(登録商標)を使用したが、他のP2Pを選択しても構わない。この場合、図9に示したステップS9や、図11に示したステップS27の処理は、Bittorrent(登録商標)に由来する動作であることから、Bittorrent以外のP2Pクライアントを使用した場合には、省略される場合がある。
また、本実施形態では、P2Pクライアントが、Webブラウザの機能の一部として実現されるものとしたが、P2PクライアントがWebブラウザとは別のソフトウェアとして実現されてもよい。
また、本実施形態では、CGM配信システム1は、P2P網N2を利用するものとして説明したが、クライアントPC20,30間でCGMデータファイルを送受信できればP2P網N2は必須ではない。ただし、特定のクライアントPC30にアクセスが集中することを予防するためにはP2P網N2を利用することが好ましい。
なお、本実施形態では、ユーザが使用するクライアントPCについて、クライアントPC20と、クライアントPC30とに分けて説明したが、ユーザは、双方の機能を備えたクライアントPCを利用できることはもちろんである。
本発明の実施形態に係るCGM配信システムの一例を模式的に示す構成図である。 図1に示したCGM配信サーバおよびクライアントPCの機能ブロック図である。 本発明の実施形態に係るCGM配信システムのWebブラウザの表示例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るCGM配信システムにおいてP2Pクライアントが用いるAPIの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るCGM配信システムのWebブラウザの機能の一例を示す説明図である。 図5に示す機能1−1を実現するJscriptの一例を示す説明図である。 図5に示す機能3を実現するJscriptの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るCGM配信システムにおいてCGMデータの公開手順の説明図である。 本発明の実施形態に係るCGM配信システムにおいてCGMデータの公開手順を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係るCGM配信システムにおいてCGMデータの閲覧手順の説明図である。 本発明の実施形態に係るCGM配信システムにおいてCGMデータの閲覧手順を示すシーケンス図である。 従来のCGM配信システムの一例を模式的に示す構成図である。
符号の説明
1 CGM配信システム
10 CGM配信サーバ(Webサーバ)
11 保存デバイス
12 作成ページ
13 枠組みページ
15 入出力手段
16 枠組みページ生成手段
20 クライアントPC(第2端末装置)
21 Webブラウザ
22 P2Pクライアント
23 入出力手段
24 記憶手段
25 情報取得要求手段
26 ファイル要求手段
27 CGMデータ表示制御手段
30 クライアントPC(第1端末装置)
31 Webブラウザ
32 P2Pクライアント
33 CGMデータ
34 CGMデータポインタ
35 サーバ
36 入出力手段
37 記憶手段
38 作成ページ取得手段
39 CGMデータ保存手段
40 CGMデータポインタ生成手段
41 CGMデータポインタ送信手段
42 ファイル送信手段
50 P2Pノード
60 トラッカー
1 インターネット(ネットワーク)
2 P2P網

Claims (10)

  1. ネットワークを介して公開するために作成されたメディアデータを示すCGM(Consumer Generated Media)データを蓄積した第1端末装置と、前記蓄積されたCGMデータを配信するための情報を管理するCGM配信サーバと、前記CGM配信サーバの管理の下で配信される前記CGMデータを取得して表示する第2端末装置とが互いに通信可能に接続されたCGM配信システムであって、
    前記CGM配信サーバは、
    前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータを配信するための情報として、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータをダウンロードするための情報を保持したCGMデータポインタを少なくとも蓄積する記憶手段を備え、
    前記第2端末装置は、
    前記CGM配信サーバに対して前記CGMデータポインタの取得を要求する情報取得要求手段と、
    取得した前記CGMデータポインタに保持されている情報に基づいて、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータファイルを要求するファイル要求手段と、
    前記要求に応じてダウンロードされたCGMデータファイルを、予め取得した前記CGMデータを表示させるための情報を用いて組み立てて表示するCGMデータ表示制御手段とを備えることを特徴とするCGM配信システム。
  2. 前記第1端末装置は、
    予め定められた入力フォームを示す作成ページに利用者により入力されたCGMデータをCGMデータファイルとして記憶手段に保存するCGMデータ保存手段と、
    前記CGMデータポインタを生成するCGMデータポインタ生成手段と、
    前記生成したCGMデータポインタを前記CGM配信サーバに送信するCGMデータポインタ送信手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載のCGM配信システム。
  3. 前記CGM配信サーバは、
    前記作成ページを記憶手段に蓄積し、
    前記第1端末装置から前記CGMデータポインタを受信したときに、前記CGMデータを表示させるための情報として前記作成ページに適合した枠組みページを生成し、前記生成した枠組みページを前記記憶手段に保存する枠組みページ生成手段をさらに備え、
    前記第2端末装置の前記情報取得要求手段は、
    前記CGM配信サーバに対して前記CGMデータポインタと共に前記枠組みページの取得を要求し、
    前記第1端末装置は、
    前記CGM配信サーバから前記作成ページを取得する作成ページ取得手段をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のCGM配信システム。
  4. 前記第1端末装置および前記第2端末装置は、
    互いに蓄積しているファイルを交換できるP2P(Peer to Peer)クライアントとして機能し、
    前記第2端末装置は、前記ファイル要求手段として前記P2Pクライアントを用いて、前記CGMデータポインタに保持されている情報に基づいて、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータファイルを要求することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のCGM配信システム。
  5. ネットワークを介して公開するために作成されたメディアデータを示すCGMデータを蓄積した第1端末装置と、前記蓄積されたCGMデータを配信するための情報を管理するCGM配信サーバと、前記CGM配信サーバの管理の下で配信される前記CGMデータを取得して表示する第2端末装置とが互いに通信可能に接続されたCGM配信システムであって、
    前記CGM配信サーバは、
    前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータを配信するための情報として、前記CGMデータと組み合わせることで当該CGMデータを前記第2端末装置に表示させるために必要な情報を保持した枠組みページと、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータをダウンロードするための情報を保持したCGMデータポインタとを少なくとも蓄積する記憶手段を備え、
    前記第2端末装置は、
    前記CGM配信サーバに対して前記枠組みページおよび前記CGMデータポインタの取得を要求する情報取得要求手段と、
    取得した前記CGMデータポインタに保持されている情報に基づいて、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータファイルを要求するファイル要求手段と、
    前記要求に応じてダウンロードされたCGMデータファイルを、前記取得した枠組みページで組み立てて表示するCGMデータ表示制御手段とを備えることを特徴とするCGM配信システム。
  6. ネットワークを介して公開するために作成されたメディアデータを示すCGMデータを蓄積した第1端末装置と、前記蓄積されたCGMデータを配信するための情報を管理するCGM配信サーバと、前記CGM配信サーバの管理の下で配信される前記CGMデータを取得して表示する第2端末装置とが互いに通信可能に接続されたCGM配信システムのCGM配信方法であって、
    前記CGM配信サーバは、
    前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータを配信するための情報として、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータをダウンロードするための情報を保持したCGMデータポインタを記憶手段に保存するステップを実行し、
    前記第2端末装置は、
    前記CGM配信サーバに対して前記CGMデータポインタの取得を要求する情報取得要求ステップと、
    取得した前記CGMデータポインタに保持されている情報に基づいて、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータファイルを要求するファイル要求ステップと、
    前記要求に応じてダウンロードされたCGMデータファイルを、予め取得した前記CGMデータを表示させるための情報を用いて組み立てて表示するCGMデータ表示制御ステップとを含んで実行することを特徴とするCGM配信方法。
  7. 前記第1端末装置は、
    予め定められた入力フォームを示す作成ページに利用者により入力されたCGMデータをCGMデータファイルとして記憶手段に保存するCGMデータ保存ステップと、
    前記CGMデータポインタを生成するCGMデータポインタ生成ステップと、
    前記生成したCGMデータポインタを前記CGM配信サーバに送信するCGMデータポインタ送信ステップとを含んで実行することを特徴とする請求項6に記載のCGM配信方法。
  8. 前記CGM配信サーバは、
    前記作成ページを記憶手段に保存するステップを実行し、
    前記第1端末装置から前記CGMデータポインタを受信したときに、前記CGMデータを表示させるための情報として前記作成ページに適合した枠組みページを生成し、前記生成した枠組みページを前記記憶手段に保存する枠組みページ生成ステップを実行し、
    前記第2端末装置は、
    前記情報取得要求ステップにて、
    前記CGM配信サーバに対して前記CGMデータポインタと共に前記枠組みページの取得を要求し、
    前記第1端末装置は、
    前記CGMデータ保存ステップの前に、前記CGM配信サーバから前記作成ページを取得する作成ページ取得ステップを実行することを特徴とする請求項7に記載のCGM配信方法。
  9. 前記第1端末装置および前記第2端末装置は、
    互いに蓄積しているファイルを交換できるP2Pクライアントとして機能し、
    前記第2端末装置は、
    前記ファイル要求ステップを、前記P2Pクライアントにより実行することを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれか一項に記載のCGM配信方法。
  10. ネットワークを介して公開するために作成されたメディアデータを示すCGMデータを蓄積した第1端末装置と、前記蓄積されたCGMデータを配信するための情報を管理するCGM配信サーバと、前記CGM配信サーバの管理の下で配信される前記CGMデータを取得して表示する第2端末装置とが互いに通信可能に接続されたCGM配信システムのCGM配信方法であって、
    前記CGM配信サーバは、
    前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータを配信するための情報として、前記CGMデータと組み合わせることで当該CGMデータを前記第2端末装置に表示させるために必要な情報を保持した枠組みページと、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータをダウンロードするための情報を保持したCGMデータポインタとを記憶手段に保存するステップを実行し、
    前記第2端末装置は、
    前記CGM配信サーバに対して前記枠組みページおよび前記CGMデータポインタの取得を要求する情報取得要求ステップと、
    取得した前記CGMデータポインタに保持されている情報に基づいて、前記第1端末装置に蓄積されたCGMデータファイルを要求するファイル要求ステップと、
    前記要求に応じてダウンロードされたCGMデータファイルを、前記取得した枠組みページで組み立てて表示するCGMデータ表示制御ステップとを含んで実行することを特徴とするCGM配信方法。
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