JP2009204693A - プロジェクタおよびその製造方法 - Google Patents
プロジェクタおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009204693A JP2009204693A JP2008044375A JP2008044375A JP2009204693A JP 2009204693 A JP2009204693 A JP 2009204693A JP 2008044375 A JP2008044375 A JP 2008044375A JP 2008044375 A JP2008044375 A JP 2008044375A JP 2009204693 A JP2009204693 A JP 2009204693A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- color
- light modulation
- modulation element
- prism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Projection Apparatus (AREA)
Abstract
【課題】色付きや色ムラによる画質劣化が生じることなく、輝度ダイナミックレンジ拡大と階調数増大を実現できるプロジェクタおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のプロジェクタ1は、光源2と、光源からの光を変調する第1光変調素子(反射型液晶ライトバルブ5)と、第1光変調素子からの複数の色光をそれぞれ変調する複数の第2光変調素子(透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10B)と、第1光変調素子からの光を複数の色光に分離するとともに、複数の第2光変調素子で変調された色光を合成する色分離・合成素子(色分離合成プリズム7)と、色分離・合成素子からの各色光を各第2光変調素子に伝達する複数の光伝達光学系(ミラー8,9)と、画像を投射する投射光学系(投射レンズ11)と、複数の光伝達光学系の各々の位置を調整する光伝達光学系位置調整手段と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明のプロジェクタ1は、光源2と、光源からの光を変調する第1光変調素子(反射型液晶ライトバルブ5)と、第1光変調素子からの複数の色光をそれぞれ変調する複数の第2光変調素子(透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10B)と、第1光変調素子からの光を複数の色光に分離するとともに、複数の第2光変調素子で変調された色光を合成する色分離・合成素子(色分離合成プリズム7)と、色分離・合成素子からの各色光を各第2光変調素子に伝達する複数の光伝達光学系(ミラー8,9)と、画像を投射する投射光学系(投射レンズ11)と、複数の光伝達光学系の各々の位置を調整する光伝達光学系位置調整手段と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、プロジェクタおよびその製造方法に関し、特に第1光変調素子、第2光変調素子の2段の光変調素子を備えたプロジェクタおよびその製造方法に関するものである。
近年、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRT(Cathode Ray Tube)、プロジェクタ等の電子ディスプレイ装置における画質改善は目覚ましく、解像度、色域については人間の視覚特性にほぼ匹敵する性能を有する装置が実現されつつある。しかしながら、輝度ダイナミックレンジについてみると、その再現範囲は1〜102[nit]程度の範囲であり、また階調数は8ビットが一般的である。一方、人間の視覚は、一度に知覚し得る輝度ダイナミックレンジの範囲が10−2〜104[nit]程度あり、また輝度弁別能力は0.2[nit]でこれを階調数に換算すると12ビット相当といわれている。このような視覚特性を経由して現在のディスプレイ装置の表示画像を見ると、輝度ダイナミックレンジの狭さが目立ち、加えてシャドウ部やハイライト部の階調が不足しているため、視聴者は表示画像のリアリティや迫力に対して物足りなさを感じることになる。
また、映画やゲーム等で使用されるCG(Computer Graphics)では、人間の視覚に近い輝度ダイナミックレンジや階調特性を表示データ(以下、HDR(High Dynamic Range)表示データという)に持たせて描写のリアリティを追求する動きが主流になりつつある。ところが、それを表示するディスプレイ装置の性能が不足しているため、CGコンテンツが本来有する表現力を充分に発揮できないという課題がある。
さらに、次期OS(Operating System)においては、16ビット色空間の採用が予定されており、現在の8ビット色空間と比較してダイナミックレンジや階調数が飛躍的に増大する。そのため、16ビット色空間を生かすことができる高ダイナミックレンジ、高階調の電子ディスプレイ装置の実現への要求が高まると予想される。
さらに、次期OS(Operating System)においては、16ビット色空間の採用が予定されており、現在の8ビット色空間と比較してダイナミックレンジや階調数が飛躍的に増大する。そのため、16ビット色空間を生かすことができる高ダイナミックレンジ、高階調の電子ディスプレイ装置の実現への要求が高まると予想される。
ディスプレイ装置の中でも、液晶プロジェクタや、DLP(Digital Light Processing、商標)プロジェクタといった投射型表示装置(プロジェクタ)は、大画面表示が可能であり、表示画像のリアリティや迫力を再現する上で効果的なディスプレイ装置である。この分野では上記の課題を解決するために、以下に述べる提案がなされている。
プロジェクタにおける輝度ダイナミックレンジ拡大のための基本的な構成は、光源からの出射光束を第1光変調素子で変調して所望の照明光量分布を形成し、この照明光量分布を第2光変調素子上に伝達し、第2光変調素子によってさらに変調を加えた上で照明するというものである。光変調素子としては、光伝搬特性が独立に制御可能な画素構造やセグメント構造を有し、二次元的な透過率分布を制御し得る透過型光変調素子が用いられている。その代表的な例としては、液晶ライトバルブがあげられる。また、透過型光変調素子に代えて、反射型光変調素子を用いてもよく、その代表例としては、DMD(Digital Micromirror Device)素子が挙げられる。
いま、暗表示の透過率が0.2%、明表示の透過率が60%の光変調素子を使用する場合を考える。従来の投射型表示装置はこの光変調素子を単体で使用する構成であり、輝度ダイナミックレンジは60/0.2=300となる。これに対して、上記のディスプレイ装置は、各々が300の輝度ダイナミックレンジを有する2段の光変調素子を光学的に直列に配置することに相当するため、理論上は300×300=90000の輝度ダイナミックレンジを実現することができる。また、階調数についてもこれと同等の考えが成り立ち、8ビット階調の光変調素子を光学的に直列に配置することによって8ビットを超える階調数を得ることができる。なお、第1光変調素子および第2光変調素子は、映像信号から作られた第1変調信号、第2変調信号によってそれぞれ別個に駆動される。
ところで、第1光変調素子として1枚の液晶ライトバルブを配置し、その像を第1光変調素子と第2光変調素子との間に配置したリレーレンズによって複数の第2光変調素子(液晶ライトバルブ)の入射面に伝達する構成が、下記の特許文献1に開示されている。特許文献1では、第1光変調素子で変調された光を異なる色の複数の色光に分離する光分離手段と、複数の第2光変調素子で変調された光を合成する光合成手段とを、一体化したクロスダイクロイックプリズムで実現する構成が開示されている。この構成では、一つのクロスダイクロイックプリズムが光分離手段と光合成手段を兼ねるため、装置全体の小型化を図ることができる。
特開2005−227695号公報
特許文献1の構成では、光源から出射された白色光束をクロスダイクロイックプリズムを用いてR,G,Bの3原色光束に色分離している。しかしながら、分離したR,G,Bの各光束間に色ずれが生じてしまい、第1光変調素子の光学像を正確に第2光変調素子に伝達することができない。その結果、表示画像に色付きや色ムラが生じ、画質劣化が生じてしまう、という課題があった。さらに、クロスダイクロイックプリズムは特定の面上にダイクロイック膜を形成した4個の三角プリズムを貼り合わせて形成されるが、その貼り合わせ精度が一般的には10秒程度と充分な精度を確保できず、また、4個の三角プリズムに微小な屈折率差がある。これらのことがR,G,Bの各光束に色ずれが生じる原因につながる、という課題もあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、色付きや色ムラによる画質劣化が生じることのない、輝度ダイナミックレンジ拡大と階調数増大を実現できるプロジェクタおよびその製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のプロジェクタは、光源と、前記光源から出射された光を変調する第1光変調素子と、前記第1光変調素子から出射された光が波長域によって分離された異なる波長域の複数の色光をそれぞれ変調する複数の第2光変調素子と、前記第1光変調素子によって変調された光を前記複数の色光に分離する色分離部と前記複数の第2光変調素子によって変調された前記複数の色光を合成する色合成部とを有する色分離・合成素子と、前記色分離・合成素子の前記色分離部から出射された各色光を前記複数の第2光変調素子にそれぞれ伝達する複数の光伝達光学系と、前記色分離・合成素子の色合成部によって合成された合成光からなる画像を投射する投射光学系と、複数の光伝達光学系の各々の位置を調整する光伝達光学系位置調整手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明のプロジェクタによれば、複数の光伝達光学系の各々の位置を調整する光伝達光学系位置調整手段を備えているため、複数の第2光変調素子の位置調整を行った後に、第1光変調素子の光学像の各第2光変調素子への位置合わせを、光伝達光学系位置調整手段を用いて各色独立に行うことができる。これにより、正確な位置合わせと正確な輝度変調が可能になり、色付きや色ムラのない画質に優れた画像を表示可能なプロジェクタを実現することができる。
あるいは、本発明の他のプロジェクタは、光源と、前記光源から出射された光を変調する第1光変調素子と、前記第1光変調素子から出射された光が波長域によって分離された異なる波長域の複数の色光をそれぞれ変調する複数の第2光変調素子と、前記第1光変調素子によって変調された光を前記複数の色光に分離する色分離部と前記複数の第2光変調素子によって変調された前記複数の色光を合成する色合成部とを有する色分離・合成素子と、前記色分離・合成素子の前記色分離部から出射された各色光を前記複数の第2光変調素子にそれぞれ伝達する複数の光伝達光学系と、前記色分離・合成素子の色合成部によって合成された合成光からなる画像を投射する投射光学系と、複数の光伝達光学系のうち、一つの光伝達光学系を除く他の光伝達光学系の各々の位置を調整する光伝達光学系位置調整手段と、前記第1光変調素子の位置を調整する第1光変調素子位置調整手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の他のプロジェクタによれば、一つの光伝達光学系を除く他の光伝達光学系の各々の位置を調整する光伝達光学系位置調整手段と、第1光変調素子の位置を調整する第1光変調素子位置調整手段と、を備えているため、複数の第2光変調素子の位置調整を行った後、第1光変調素子の光学像の各第2光変調素子への位置合わせを各色独立に行うことができる。このとき、まず一つの光路について、第1光変調素子位置調整手段を用いて一つの第2光変調素子に対して第1光変調素子の位置の合わせ込みを行い、次いで、残りの光路について、光伝達光学系位置調整手段を用いて第1光変調素子の光学像を残りの各第2光変調素子へ位置合わせする。これにより、正確な位置合わせと正確な輝度変調が可能になり、色付きや色ムラのない画質に優れた画像を表示可能なプロジェクタを実現することができる。
上記本発明において、前記複数の色光が、赤色光、緑色光、青色光であり、前記色分離・合成素子として、赤色光用プリズムと緑色光用プリズムと青色光用プリズムとを備え、前記赤色光用プリズムは、前記第1光変調素子から出射された光のうち、前記赤色光を反射させるとともに前記緑色光および前記青色光を透過させる波長選択反射面と、前記波長選択反射面において反射した前記赤色光を前記第2光変調素子に向かう所定光路に向けて全反射させる全反射面と、を有し、前記青色光用プリズムは、前記赤色光用プリズムの波長選択反射面を透過した前記青色光を反射させるとともに前記緑色光を透過させる波長選択反射面と、前記波長選択反射面において反射した前記青色光を前記第2光変調素子に向かう所定光路に向けて全反射させる全反射面と、を有し、前記緑色光用プリズムは、前記青色光用プリズムの波長選択反射面を透過した前記緑色光を全反射させる全反射面を有する構成のものを用いることができる。
この構成によれば、クロスダイクロイックプリズムを用いた場合に比べてプリズム間の位置合わせ精度が緩和されることで第1光変調素子の光学像の結像位置の調整を行いやすくなり、画質劣化をより確実に防止することができる。
この構成によれば、クロスダイクロイックプリズムを用いた場合に比べてプリズム間の位置合わせ精度が緩和されることで第1光変調素子の光学像の結像位置の調整を行いやすくなり、画質劣化をより確実に防止することができる。
本発明のプロジェクタの製造方法は、光源と、前記光源から出射された光を変調する第1光変調素子と、前記第1光変調素子から出射された光が波長域によって分離された異なる波長域の複数の色光をそれぞれ変調する複数の第2光変調素子と、前記第1光変調素子によって変調された光を前記複数の色光に分離する色分離部と前記複数の第2光変調素子によって変調された前記複数の色光を合成する色合成部とを有する色分離・合成素子と、前記色分離・合成素子の前記色分離部から出射された各色光を前記複数の第2光変調素子にそれぞれ伝達する複数の光伝達光学系と、前記色分離・合成素子の色合成部によって合成された合成光からなる画像を投射する投射光学系と、を備えたプロジェクタの製造方法であって、前記投射光学系に対して前記複数の第2光変調素子の各々の位置を調整する工程と、前記複数の光伝達光学系の各々の位置を調整することにより、前記第1光変調素子の光学像の位置を前記複数の第2光変調素子の各々に対して位置合わせする工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の他のプロジェクタの製造方法は、光源と、前記光源から出射された光を変調する第1光変調素子と、前記第1光変調素子から出射された光が波長域によって分離された異なる波長域の複数の色光をそれぞれ変調する複数の第2光変調素子と、前記第1光変調素子によって変調された光を前記複数の色光に分離する色分離部と前記複数の第2光変調素子によって変調された前記複数の色光を合成する色合成部とを有する色分離・合成素子と、前記色分離・合成素子の前記色分離部から出射された各色光を前記複数の第2光変調素子にそれぞれ伝達する複数の光伝達光学系と、前記色分離・合成素子の色合成部によって合成された合成光からなる画像を投射する投射光学系と、を備えたプロジェクタの製造方法であって、前記投射光学系に対して前記複数の第2光変調素子の各々の位置を調整する工程と、前記第1光変調素子の位置を調整することにより、前記第1光変調素子の光学像の位置を前記複数の第2光変調素子のうちの一つの第2光変調素子に対して位置合わせする工程と、前記複数の光伝達光学系のうち、前記一つの第2光変調素子に対応する一つの光伝達光学系を除く他の光伝達光学系の位置を調整することにより、前記第1光変調素子の光学像の位置を前記一つの第2光変調素子を除く他の第2光変調素子の各々に対して位置合わせする工程と、を備えたことを特徴とする。
上記2つの本発明のプロジェクタの製造方法によれば、正確な位置合わせと正確な輝度変調が可能になり、色付きや色ムラのない画質に優れた画像を表示可能なプロジェクタを実現することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図3を参照しつつ説明する。
本実施形態のプロジェクタは、第1光変調素子、第2光変調素子の双方に液晶ライトバルブを採用した2変調方式の液晶プロジェクタの例である。
また、本実施形態は、前段の第1光変調素子に輝度変調用の反射型液晶ライトバルブ、後段の第2光変調素子に色変調用の3枚の透過型液晶ライトバルブを用いている。
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図3を参照しつつ説明する。
本実施形態のプロジェクタは、第1光変調素子、第2光変調素子の双方に液晶ライトバルブを採用した2変調方式の液晶プロジェクタの例である。
また、本実施形態は、前段の第1光変調素子に輝度変調用の反射型液晶ライトバルブ、後段の第2光変調素子に色変調用の3枚の透過型液晶ライトバルブを用いている。
図1は、本実施形態のプロジェクタの概略構成図(斜視図)である。図2は、同平面図である。図3は、同プロジェクタの製造工程を示すフローチャートである。
なお、以下の各図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素毎に寸法や位置関係の縮尺を異ならせることもある。
なお、以下の各図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素毎に寸法や位置関係の縮尺を異ならせることもある。
本実施形態のプロジェクタ1は、図1、図2に示すように、光源2と、光源2から入射した光の輝度分布を均一化する均一照明光学系3と、均一照明光学系3から偏光ビームスプリッタ4(Polarized Beam Splitter,以下、PBSと略記する)を経て入射した光の全波長領域の輝度を変調する輝度変調用の反射型液晶ライトバルブ5と、反射型液晶ライトバルブ5からPBS4で反射された光をリレーするリレーレンズ6と、全波長領域の光をR,G,Bの3原色光に分離、ないしはR,G,Bの3原色光を合成する色分離合成プリズム7と、リレーレンズ6から出射し、色分離合成プリズム7、ミラー8,9を経て入射した光の波長領域のうちR,G,Bの3原色光の輝度をそれぞれ変調する3組の透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bと、各透過型液晶ライトバルブから出射し、色分離合成プリズム7で合成されて入射した光をスクリーン(不図示)に投射する投射レンズ11とで概略構成されている。
光源2は、高圧水銀ランプ等のランプと、ランプからの出射光を反射するリフレクタとから構成されている。光源2から出射した光束は、第1フライアイレンズ、第2フライアイレンズ、偏光変換素子、集光レンズが順次設置された均一照明光学系3に入射する。第1、第2フライアイレンズおよび集光レンズは、光束断面における光強度分布を均一化する機能を有する。また、偏光変換素子は、例えばPBSアレイと1/2波長板などから構成されており、光源2から出射された不定偏光状態の光束を後段の光学系で利用可能な、振動方向が一方向に揃った直線偏光に変換する。均一照明光学系3を出射した光束は、均一照明光学系3の内部の偏光変換素子によってP偏光に変換されている。
なお、図面の簡略化のために、図1では均一照明光学系を1つの部品であるかのように簡略化して描いている。
なお、図面の簡略化のために、図1では均一照明光学系を1つの部品であるかのように簡略化して描いている。
図2に示すように、均一照明光学系3を出射した光束はPBS4に入射し、P偏光成分はPBS膜4aを透過して反射型液晶ライトバルブ5(第1光変調素子)に入射する。反射型液晶ライトバルブ5は、入射した光の全波長領域の輝度を映像信号に対応して変調して出射させる。具体的には、反射型液晶ライトバルブ5に入射したP偏光は映像信号に応じて位相変調され、反射されて再びPBS4に入射した光束のうち、S偏光成分がPBS膜4aで反射されてリレーレンズ6に向けて出射する。リレーレンズ6は、輝度変調用の反射型液晶ライトバルブ5の光学像を各色変調用の透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bの画素面に結像する機能を有している。
リレーレンズ6から出射した光束は色分離合成プリズム7(色分離・合成素子)の下部に位置する色分離部に入射する。色分離合成プリズム7は、図2に示すように、G光用プリズム7G(緑色光用プリズム)、B光用プリズム7B(青色光用プリズム)、R光用プリズム7R(赤色光用プリズム)の3つのプリズムで構成されている。R光用プリズム7Rに入射した白色光束は、B光用プリズム7BとR光用プリズム7Rとの界面に入射する。この界面にはG・B透過/R反射(G光およびB光を透過させ、R光を反射させる)特性のダイクロイック膜が形成されており、そこで反射されたR光束は、R光用プリズム7Rの全反射面に入射して再び反射された後、R光用プリズム7Rから出射する。
B光用プリズム7Bに入射したG・B光束はB光用プリズム7BとG光用プリズム7Gとの界面に入射する。この界面にはG透過/B反射特性のダイクロイック膜が形成されており、そこで反射されたB光束は、B光用プリズム7Bの全反射面に入射して再び反射された後、B光用プリズム7Bから出射する。G光用プリズム7Gに入射したG光束はG光用プリズム7Gの全反射面に入射して再び反射された後、G光用プリズム7Gから出射する。
色分離合成プリズム7から出射したR,G,Bの各色光束は、下段ミラー8(光伝達光学系)で上方(+y方向)にはね上げられ、次に入射する上段ミラー9(光伝達光学系)で反射されて、色分離合成プリズム7の上部に位置する色合成部7bの光入射面に対向配置された3枚の透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10B(第2光変調素子)に入射する。したがって、下段ミラー8、上段ミラー9からなる一対のミラーが、色分離合成プリズム7の色分離部から出射した各色光を各透過型液晶ライトバルブ10に伝達する光伝達光学系として機能する。これら下段ミラー8、上段ミラー9からなる一対のミラーには、各ミラー8,9の位置および入射光軸に対する反射面の角度(x、y、z軸回りの回転角度)を調整する位置調整機構12R,12G,12B(光伝達光学系位置調整手段)がそれぞれ備えられている。
また、本実施形態における色分離合成プリズム7を構成するプリズムは、上部も下部も同一の構成であり、何も変わらないが、下部は入射した白色光をR,G,Bの3原色光に分離して3方向に出射させる色分離部として機能し、上部は3方向から入射したR,G,Bの3原色光を合成して出射させる色合成部として機能する。なお、以下の文章において、必要に応じて3枚の透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bを一括して色変調ライトバルブ10と称することもある。
透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10B(第2光変調素子)は、画素電極およびこれを駆動するための薄膜トランジスタ素子、薄膜ダイオード等のスイッチング素子がマトリクス状に形成されたガラス基板と、全面にわたって共通電極が形成されたガラス基板との間にツイストネマティック(TN)型液晶を挟み込むとともに、両方の外面に偏光板を配置したアクティブマトリックス型の液晶表示素子である。透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bは、電圧非印加状態で白/明(透過)状態、電圧印加状態で黒/暗(非透過)状態となるノーマリーホワイトモード、またはその逆のノーマリーブラックモードで駆動され、与えられた制御値に応じて明暗間の階調がアナログ制御される。
色変調ライトバルブ10に入射した各色光束は映像信号に対応して変調(第2の変調)を受け、再び色分離合成プリズム7に入射して合成される。引き続き、合成光束はリレーレンズ6の上方に位置する投射レンズ11(投射光学系)に入射し、投射レンズ11によって図示しないスクリーンに投影される。
以下、上記構成の本実施形態のプロジェクタの製造方法を図3のフローチャートを参照して説明する。以下では、全製造工程のうち、本発明の特徴点である第1、第2光変調素子の位置調整工程について詳しく説明し、一般的な方法が用いられる他の工程については説明を省略する。
本実施形態のプロジェクタにおいては、光変調素子を構成する4枚の液晶ライトバルブ5,10R,10G,10Bを以下の手順によって位置調整する。
まず、3枚の色変調用の透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bを、通常の3板式投射型表示装置と同様の手法を用いて、投射レンズ11に対してそれぞれ位置調整する(図3のステップS1)。
位置調整が終わったところで、各透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bを色分離合成プリズム7に固定する(図3のステップS2)。
まず、3枚の色変調用の透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bを、通常の3板式投射型表示装置と同様の手法を用いて、投射レンズ11に対してそれぞれ位置調整する(図3のステップS1)。
位置調整が終わったところで、各透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bを色分離合成プリズム7に固定する(図3のステップS2)。
次に、3枚の色変調用透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bを固定した色分離合成プリズム7と投射レンズ11を、反射型液晶ライトバルブ5、PBS4、リレーレンズ6が図1、図2のレイアウトに配置されている光学系に組み込む。そして、リレーレンズ6によって結像された反射型液晶ライトバルブ5の光学像が各色変調用の透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bの画素面の所定の位置に結像するように調整を行う。このとき、位置調整機構12R,12G,12Bを用いてR,G,Bの各色光の光路上に配置されている下段ミラー8R,8G,8B、上段ミラー9R,9G,9Bの傾きおよび位置を調整する(図3のステップS3)。この傾き、位置調整は、色変調ライトバルブ10の水平方向、垂直方向に光束がシフトするように行われる。ミラーは各光路に2枚ずつあるので、それぞれに水平方向調整、垂直方向調整を分担させることで位置調整機構が簡素化され、装置コストの低減を図ることができる。
位置調整を行い、反射型液晶ライトバルブ5の光学像が各色変調用の透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bの画素面の所定の位置に結像したところで、下段ミラー8、上段ミラー9の傾きおよび位置を固定する(図3のステップS4)。
本実施形態によれば、R,G,Bの各光路に下段ミラー8、上段ミラー9の位置および傾きを調整する位置調整機構12R,12G,12Bをそれぞれ備えているため、3枚の色変調ライトバルブ10R,10G,10Bの投射レンズ11に対する位置調整を行った後、輝度変調ライトバルブ5のリレー光学像の各色変調ライトバルブ10R,10G,10Bへの位置合わせを各色独立に行うことができる。これにより、各ライトバルブの正確な位置合わせと正確な輝度変調が可能になり、色付きや色ムラのない画質に優れた画像を表示可能なプロジェクタを実現することができる。
また、R光用プリズム7RとG光用プリズム7GとB光用プリズム7Bの3つのプリズムからなる色分離合成プリズム7を備えているが、このプリズムはクロスダイクロイックプリズムほど各プリズム間の高い貼り合わせ精度が要求されないため、クロスダイクロイックプリズムを用いた場合に比べて輝度変調ライトバルブ5のリレー光学像の結像位置の調整を行いやすくなり、画質劣化をより確実に防止することができる。
[第2の実施の形態]
以下、本発明の第2の実施の形態を図4、図5を参照しつつ説明する。
本実施形態も、第1実施形態と同様、輝度変調用の反射型液晶ライトバルブと色変調用の3枚の透過型液晶ライトバルブを備えた液晶プロジェクタの例である。
図4は、本実施形態のプロジェクタの平面図である。図3は、同プロジェクタの製造工程を示すフローチャートである。なお、図4において、第1実施形態の図2と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明は省略する。
以下、本発明の第2の実施の形態を図4、図5を参照しつつ説明する。
本実施形態も、第1実施形態と同様、輝度変調用の反射型液晶ライトバルブと色変調用の3枚の透過型液晶ライトバルブを備えた液晶プロジェクタの例である。
図4は、本実施形態のプロジェクタの平面図である。図3は、同プロジェクタの製造工程を示すフローチャートである。なお、図4において、第1実施形態の図2と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明は省略する。
第1実施形態では、R,G,Bの全ての光路の下段ミラー、上段ミラーに位置調整機構が備えられていたのに対し、本実施形態のプロジェクタ21では、図4に示すように、R,G,Bの光路のうち、R,Bの光路の下段ミラー8R,8B、上段ミラー9R,9Bには位置調整機構12R,12B(光伝達光学系位置調整手段)が備えられているが、Gの光路の下段ミラー8G、上段ミラー9Gには位置調整機構が備えられていない。そして、輝度変調用の反射型液晶ライトバルブ5の位置を調整する位置調整機構14(第1光変調素子位置調整手段)が備えられている。位置調整機構14によって、反射型液晶ライトバルブ5のx、y、z軸方向の前進または後退、x、y、z軸回りの回転が可能となっている。
以下、上記構成の本実施形態のプロジェクタ21の製造方法を図5のフローチャートを参照して説明する。
本実施形態のプロジェクタ21においては、光変調素子を構成する4枚の液晶ライトバルブ5,10R,10G,10Bを以下の手順によって位置調整する。
まず、3枚の色変調用の透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bを、通常の3板式投射型表示装置と同様の手法を用いて、投射レンズ11に対してそれぞれ位置調整する(図5のステップS1)。
位置調整が終わったところで、各透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bを色分離合成プリズム7に固定する(図5のステップS2)。以上の工程までは第1実施形態と同様である。
本実施形態のプロジェクタ21においては、光変調素子を構成する4枚の液晶ライトバルブ5,10R,10G,10Bを以下の手順によって位置調整する。
まず、3枚の色変調用の透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bを、通常の3板式投射型表示装置と同様の手法を用いて、投射レンズ11に対してそれぞれ位置調整する(図5のステップS1)。
位置調整が終わったところで、各透過型液晶ライトバルブ10R,10G,10Bを色分離合成プリズム7に固定する(図5のステップS2)。以上の工程までは第1実施形態と同様である。
次に、位置調整機構14を用いてリレーレンズ6に対する反射型液晶ライトバルブ5の相対位置を動かし、一枚の色変調用の透過型液晶ライトバルブ(本例の場合はG光用液晶ライトバルブ10G)の所定の位置(画素面)に輝度変調用の反射型液晶ライトバルブ5のリレー光学像が結像するように位置調整を行う(図5のステップS3)。
位置調整が終わったところで、反射型液晶ライトバルブ5を例えばPBS4に固定する(図5のステップS4)。
位置調整が終わったところで、反射型液晶ライトバルブ5を例えばPBS4に固定する(図5のステップS4)。
ただし、この調整が終了した段階では、他の2色の色変調用透過型液晶ライトバルブ(本例の場合はR,B光用液晶ライトバルブ10R,10B)に対しては所定の位置(画素面)に反射型液晶ライトバルブ5の光学像は結像しない。なぜならば、色分離合成プリズム7の3つのプリズム7R,7G,7B間に屈折率差があったり、下段ミラー8、上段ミラー9の取り付け精度に誤差があるためである。
そこで、次の段階で、位置調整機構12R,12Bを用いて、R,Bの各色光の光路に設けられている下段ミラー8R,8B、上段ミラー9R,9Bの傾きおよび位置を調整する(図5のステップS5)。この傾き、位置調整は、色変調用の透過型液晶ライトバルブ10R,10Bの水平方向、垂直方向に光束がシフトするように行われる。ミラーは各光路に2枚ずつあるので、それぞれに水平方向調整、垂直方向調整を分担させることで位置調整機構が簡素化され、装置コストの低減が図れる。
位置調整を行い、反射型液晶ライトバルブ5の光学像が各色変調用透過型液晶ライトバルブ10R,10Bの画素面の所定の位置に結像したところで、下段ミラー8R,8B、上段ミラー9R,9Bの傾きおよび位置を固定する(図5のステップS6)。
本実施形態においても、各ライトバルブの正確な位置合わせと正確な輝度変調が可能になり、色付きや色ムラのない画質に優れた画像を表示可能なプロジェクタを実現できる、といった第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、下段ミラー、上段ミラーの位置調整機構がR,Bの2つの光路のみで済み、位置調整機構の削減を図ることができる。なお、本実施形態では、第1実施形態と比べて反射型液晶ライトバルブの位置調整機構が増えているように思えるかもしれないが、実際の装置としては第1実施形態の場合でも反射型液晶ライトバルブの位置調整機構は必要である(第1実施形態では発明のポイントに係わらないため、説明を省略した)。したがって、本実施形態の構成によれば、装置構成の簡略化を図ることができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば上記実施形態では色分離合成プリズムとしてR光用プリズム、G光用プリズム、B光用プリズムの3つのプリズムからなる構成を示したが、この構成に代えて、クロスダイクロイックプリズムを用いても良い。また、第1光変調素子として、反射型液晶ライトバルブに代えて透過型液晶ライトバルブを用いても良い。また、第1光変調素子には、液晶ライトバルブに限らず、DMD等を用いることもできる。
1,21…プロジェクタ、2…光源、5…反射型液晶ライトバルブ(第1光変調素子)、7…色分離合成プリズム(色分離・合成素子)、7R…R光用プリズム、7G…G光用プリズム、7B…B光用プリズム、8,8R,8G,8B…下段ミラー(光伝達光学系)、9,9R,9G,9B…上段ミラー(光伝達光学系)、10,10R,10G,10B…透過型液晶ライトバルブ(第2光変調素子)、11…投射レンズ(投射光学系)、12R,12G,12B…位置調整機構(光伝達光学系位置調整手段)、14…位置調整機構(第1光変調素子位置調整手段)。
Claims (5)
- 光源と、
前記光源から出射された光を変調する第1光変調素子と、
前記第1光変調素子から出射された光が波長域によって分離された異なる波長域の複数の色光をそれぞれ変調する複数の第2光変調素子と、
前記第1光変調素子によって変調された光を前記複数の色光に分離する色分離部と前記複数の第2光変調素子によって変調された前記複数の色光を合成する色合成部とを有する色分離・合成素子と、
前記色分離・合成素子の前記色分離部から出射された各色光を前記複数の第2光変調素子にそれぞれ伝達する複数の光伝達光学系と、
前記色分離・合成素子の色合成部によって合成された合成光からなる画像を投射する投射光学系と、
複数の光伝達光学系の各々の位置を調整する光伝達光学系位置調整手段と、を備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 光源と、
前記光源から出射された光を変調する第1光変調素子と、
前記第1光変調素子から出射された光が波長域によって分離された異なる波長域の複数の色光をそれぞれ変調する複数の第2光変調素子と、
前記第1光変調素子によって変調された光を前記複数の色光に分離する色分離部と前記複数の第2光変調素子によって変調された前記複数の色光を合成する色合成部とを有する色分離・合成素子と、
前記色分離・合成素子の前記色分離部から出射された各色光を前記複数の第2光変調素子にそれぞれ伝達する複数の光伝達光学系と、
前記色分離・合成素子の色合成部によって合成された合成光からなる画像を投射する投射光学系と、
複数の光伝達光学系のうち、一つの光伝達光学系を除く他の光伝達光学系の各々の位置を調整する光伝達光学系位置調整手段と、
前記第1光変調素子の位置を調整する第1光変調素子位置調整手段と、を備えたことを特徴とするプロジェクタ。 - 前記複数の色光が、赤色光、緑色光、青色光であり、
前記色分離・合成素子が、赤色光用プリズムと緑色光用プリズムと青色光用プリズムとを備え、
前記赤色光用プリズムは、前記第1光変調素子から出射された光のうち、前記赤色光を反射させるとともに前記緑色光および前記青色光を透過させる波長選択反射面と、前記波長選択反射面において反射した前記赤色光を前記第2光変調素子に向かう所定光路に向けて全反射させる全反射面と、を有し、
前記青色光用プリズムは、前記赤色光用プリズムの波長選択反射面を透過した前記青色光を反射させるとともに前記緑色光を透過させる波長選択反射面と、前記波長選択反射面において反射した前記青色光を前記第2光変調素子に向かう所定光路に向けて全反射させる全反射面と、を有し、
前記緑色光用プリズムは、前記青色光用プリズムの波長選択反射面を透過した前記緑色光を全反射させる全反射面を有することを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクタ。 - 光源と、前記光源から出射された光を変調する第1光変調素子と、前記第1光変調素子から出射された光が波長域によって分離された異なる波長域の複数の色光をそれぞれ変調する複数の第2光変調素子と、前記第1光変調素子によって変調された光を前記複数の色光に分離する色分離部と前記複数の第2光変調素子によって変調された前記複数の色光を合成する色合成部とを有する色分離・合成素子と、前記色分離・合成素子の前記色分離部から出射された各色光を前記複数の第2光変調素子にそれぞれ伝達する複数の光伝達光学系と、前記色分離・合成素子の色合成部によって合成された合成光からなる画像を投射する投射光学系と、を備えたプロジェクタの製造方法であって、
前記投射光学系に対して前記複数の第2光変調素子の各々の位置を調整する工程と、
前記複数の光伝達光学系の各々の位置を調整することにより、前記第1光変調素子の光学像の位置を前記複数の第2光変調素子の各々に対して位置合わせする工程と、を備えたことを特徴とするプロジェクタの製造方法。 - 光源と、前記光源から出射された光を変調する第1光変調素子と、前記第1光変調素子から出射された光が波長域によって分離された異なる波長域の複数の色光をそれぞれ変調する複数の第2光変調素子と、前記第1光変調素子によって変調された光を前記複数の色光に分離する色分離部と前記複数の第2光変調素子によって変調された前記複数の色光を合成する色合成部とを有する色分離・合成素子と、前記色分離・合成素子の前記色分離部から出射された各色光を前記複数の第2光変調素子にそれぞれ伝達する複数の光伝達光学系と、前記色分離・合成素子の色合成部によって合成された合成光からなる画像を投射する投射光学系と、を備えたプロジェクタの製造方法であって、
前記投射光学系に対して前記複数の第2光変調素子の各々の位置を調整する工程と、
前記第1光変調素子の位置を調整することにより、前記第1光変調素子の光学像の位置を前記複数の第2光変調素子のうちの一つの第2光変調素子に対して位置合わせする工程と、
前記複数の光伝達光学系のうち、前記一つの第2光変調素子に対応する一つの光伝達光学系を除く他の光伝達光学系の位置を調整することにより、前記第1光変調素子の光学像の位置を前記一つの第2光変調素子を除く他の第2光変調素子の各々に対して位置合わせする工程と、を備えたことを特徴とするプロジェクタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008044375A JP2009204693A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | プロジェクタおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008044375A JP2009204693A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | プロジェクタおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009204693A true JP2009204693A (ja) | 2009-09-10 |
Family
ID=41147068
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008044375A Pending JP2009204693A (ja) | 2008-02-26 | 2008-02-26 | プロジェクタおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009204693A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011027860A1 (ja) | 2009-09-04 | 2011-03-10 | 株式会社細川洋行 | スパウト及びスパウト付容器 |
-
2008
- 2008-02-26 JP JP2008044375A patent/JP2009204693A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011027860A1 (ja) | 2009-09-04 | 2011-03-10 | 株式会社細川洋行 | スパウト及びスパウト付容器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4893004B2 (ja) | プロジェクタ | |
US7575327B2 (en) | Image display apparatus | |
US8096665B2 (en) | Spatially offset multi-imager-panel architecture for projecting an image | |
US7841725B2 (en) | Image display device and projector | |
JP2005250235A (ja) | 光変調装置、光学表示装置、光変調制御プログラム及び光学表示装置制御プログラム、並びに光変調制御方法及び光学表示装置制御方法 | |
JP4604448B2 (ja) | プロジェクタ | |
JP2009265120A (ja) | 投射型表示装置 | |
JP2006251230A (ja) | 画像表示装置及びプロジェクタ | |
JP6897386B2 (ja) | マルチプロジェクションシステム、プロジェクターおよびプロジェクターの制御方法 | |
JP2005192188A (ja) | プロジェクタ | |
JP2007206343A (ja) | 光学表示装置及びその方法 | |
KR100822505B1 (ko) | 화상 표시 장치 및 프로젝터 | |
JP2006047531A (ja) | マルチプロジェクションディスプレイ及びプロジェクタユニット | |
JP2007264339A (ja) | 変調装置及びプロジェクタ | |
JP2009058656A (ja) | 画像表示装置 | |
JP2006243477A (ja) | 画像表示装置及びプロジェクタ | |
JP2009204693A (ja) | プロジェクタおよびその製造方法 | |
JP2008275909A (ja) | 投射型表示装置 | |
JP2006308641A (ja) | 画像表示装置及びプロジェクタ | |
JP4539099B2 (ja) | 投射型表示装置、投射型表示装置の制御方法、および画像出力機器 | |
JP2009156900A (ja) | 画質変換ユニット | |
JP2013011648A (ja) | 画像表示装置 | |
JP2006053205A (ja) | マルチプロジェクションディスプレイ、プロジェクタユニット及び電気光学変調装置 | |
JP4928909B2 (ja) | 投写型表示装置 | |
JP2006106583A (ja) | 画像表示装置 |