JP2009201365A - 緑化設備および緑化工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 緑化用の植物が枯れてしまうことを抑えて緑化を確実に行い得る緑化設備および緑化工法の提供。
【解決手段】 上面に凹部を有するベースブロックどうしが地盤上に隙間を置いて敷設され、該隙間にほふく性の植物が施され、前記凹部が前記植物のほふく茎部分の根付用部位とされている緑化設備。
【選択図】 図1

Description

本発明は、粒状骨材を結合させたベースを用いるようにした緑化設備および緑化工法に関する。
従来から、粒状骨材を結合させたベースブロックを地盤に敷設し、該ベースブロックに地被植物等の緑化用の植物を植設するようにした緑化設備および緑化工法が提案されている。これは、粒状骨材の粒度を調整することで、ベースブロックを、その内部に多数の空隙を形成した多孔性(ポーラス)とし、空隙に植物の根が入り込むようにしている。
特開昭61−15625号公報
しかしながら、ベースブロックが多孔性であったとしても、緑化用の植物の根がベースブロックの空隙にうまく入るようにして伸びるといったことは難しいから、植物が枯れやすいといった課題がある。
そこで本発明は、緑化用の植物が枯れてしまうことを抑えて緑化を確実に行い得る緑化設備および緑化工法の提供を目的とする。
本発明の緑化設備は、上面に凹部を有した複数のベースブロックが、その側面どうしが所定の隙間を有するようにして地盤上に隣り合うように敷設され、前記隙間に緑化用のほふく性の植物が直接的に植設されるかまたはその種子が施され、且つ前記凹部は植物のほふく茎部分の根付用部位とされていることを特徴としている。
上記構成のように、ベースブロックどうしを隙間を置いて地盤上に配置して隙間に植物を施すので、植物が確実に根付いて枯れにくく、しかも植物をほふく性の植物とすることにより、ベースブロックの上面の凹部を、植物のほふく茎部分の根付用部位として、植物がいっそう確実に根付いて緑化される。
本発明の緑化設備では、隣合うベースブロックどうしは、その高さ方向下側ほど相対的に離間するようにベースブロックの側面の全部または下部が傾斜して形成され、ベースブロックの間の隙間に植物植付用客土が充填されていることを特徴としている。
上記構成において、ベースブロックの側面の全部または一部(下部)が、高さ方向下側ほど相対的に離間するように傾斜しているから、その分だけ隣合うベースブロックどうしの間の隙間を大きくしてそこに植物植付用客土を多く充填することができ、植物が容易に根付くようになる。
本発明の緑化設備では、ベースブロックは、骨材を配合して直方体形状に形成されたポーラス性のコンクリートブロックであり、該コンクリートブロックは地盤上に升目状に敷設され、骨材によるコンクリートブロック上面の凹部が植物のほふく茎部分の根付用部位とされていることを特徴としている。
直方体形状のコンクリートブロックを用いることにより、コンクリートブロックを整然と並べ易いからその分だけ升目状に敷設する施工が容易であり、骨材の粒径を調節することでコンクリート上面の凹部の大きさを容易に調節可能である。
なお、ベースブロックの上面に形成されている凹部は、ポーラス性のコンクリートブロックにおいて使用している骨材の粒度や表面形状に応じて形成されている内部の空隙が、表面に投影化された形態として露呈することで形成されているものである。
本発明の緑化設備では、コンクリートブロックに配合する骨材の粒度が調節されていることにより、該粒度の相違によるコンクリートブロックの上面の凹部の大きさが、コンクリートブロックの敷設方向で順次調節されていることを特徴としている。
上記構成のように、コンクリートブロックの上面の凹部の大きさをコンクリートブロックの敷設方向で調節したものを敷設することで、植物の植生の密度(繁茂度合)を、コンクリートブロックの敷設方向で調節することが可能になるから、グラデーションを施すことが可能となり、サービス性が向上する。
本発明の緑化設備では、ベースブロックの上面の凹部には植物植付用客土が充填されていることを特徴としている。
このように、凹部に植物植付用客土を充填することでほふく性の植物の根付けが確実になる。
本発明の緑化設備では、ベースブロックどうしの隙間を確保するために、ベースブロックの側面に、隣り合うベースブロックの側面に接触する膨出部が設けられていることを特徴としている。
この構成によれば、ベースブロックを敷設する際に膨出部を隣り合うベースブロックの側面に当接させるようにすることで、必要な隙間を容易に確保しつつベースブロックを敷設することが可能となる。
本発明の緑化工法は、側面に膨出部が設けられたベースブロックの該膨出部を隣り合うベースブロックの側面に当接させることで、ベースブロックの敷設方向の隙間を介してベースブロックどうしを地盤上に敷設し、前記隙間にほふく性の植物を直接的に植設するかまたはその種子を施し、且つベースブロックの上面に形成された凹部を前記植物のほふく茎部分の根付用部位として用いることを特徴としている。
上記のように、ベースブロックの側面に設けた膨出部を隣り合うベースブロックの側面に当接させることで、容易に隙間を確保した状態でベースブロックをその敷設方向に、且つ地盤上に敷設することができ、隙間にほふく性の植物を直接的に植設するかまたはその種子を施すことで、確実に植物を根付かせることができ、ベースブロックの上面の凹部を植物のほふく茎部分の根付用部位とすることが可能となるから、植物をいっそう確実に根付かせることができ、確実に緑化することができる。
本発明の緑化工法では、骨材を配合して直方体形状に形成したポーラス性のコンクリートブロックをベースブロックとし、コンクリートブロックどうしに隙間を置いて該コンクリートブロックどうしを地盤に升目状に敷設し、該隙間にほふく性の植物を施し、骨材によるコンクリートブロックの上面の凹部を、植物のほふく茎部分の根付用部位として用いることを特徴としている。
上記のように、直方体形状のコンクリートブロックは整然と並べ易いからその分だけ升目状に敷設する施工を容易に行うことができ、コンクリートブロックを形成する骨材の粒径を調節することでコンクリート上面の凹部の大きさを容易に調節して、周囲の環境や施す植物の生態に応じた緑化を実現することができる。
本発明の緑化工法では、緑化しようとする領域の一方側から他方側に向けて、凹部の寸法の異なるコンクリートブロックを升目状に敷設することを特徴としている。
この工法によれば、緑化しようとする領域の一方側から他方側に向けて、意図的に植物の植生を繁茂状態や乏しい状態とすることが可能であるから、容易に緑化のグラデーションができる。
ポーラス寸法、すなわち凹部が大きければ植物は根付き易く、ポーラス寸法、すなわち凹部が小さければ植物は根付きにくいからである。
なお、升目状について述べると、複数のコンクリートブロックを連結して舗装面を形成した場合、舗装面にはコンクリートブロックの境界線による連続模様が表れる。この連続模様は、コンクリートブロックの連結の仕方により異なるものとなる。一般的な連続模様としては、複数の矩形状のコンクリートブロックの短辺と短辺、長辺と長辺を互いに揃えて付き合わせ、コンクリートブロックを単純に縦横に配列したイモ貼り、コンクリートブロックの短辺と短辺を揃えて付き合わせて所定の列を複数形成し、この列を長辺の2分の1の長さ分交互に変位させて配列したレンガ貼り(千鳥貼り、ウマ貼りともいう)等が知られており、本願発明では、何れの貼り方も採用することができる。
本発明によれば、上面に凹部を有するベースブロックどうしが地盤上に隙間を置いて敷設され、隙間にほふく性の植物が施されているから植物を確実に根付かせることができ、しかも植物をほふく性の植物としているから、植物のほふく茎部分ではこれがベースブロックの上面の凹部に根付いて植物が枯れにくく、したがって確実に緑化をすることができる。
以下、本発明の実施形態に係る緑化設備を図面に基づいて説明する。まず、図1ないし図4に基づいて、本発明の第一の実施形態を説明する。
図1は本発明の第一の実施形態を示す緑化設備の一部を表した側面断面図、図2はベースブロックの敷設状態の一部を示す平面図、図3はベースブロックの単体側面図、図4はベースブロックの一部拡大平面図である。
これらの図に示すように、第一の実施形態における緑化設備1では、少なくとも上面2に凹部3を有するベースブロック4が用いられる。
具体的に、ベースブロック4は、骨材5としての砕石を配合して、平面視して略矩形の直方体形状に形成されたポーラス性コンクリートブロックとされる。
すなわち、上面2に形成されている凹部3は、この実施形態の場合では、ポーラス性コンクリートブロック内の空隙Aが表面に投影化された形態として露呈しているものである。つまり、凹部3の大きさは、コンクリートブロックを製造する際に混入される骨材5の粒度に依存して、骨材5の粒度が大きければ大きくなるといった規則性を有する。また、その形状は骨材5の表面粗度や表面形状に依存する傾向にある。
骨材5の砕石寸法として、砕石5号、砕石6号、砕石7号等が必要に応じて選択されて用いられる。なお、砕石5号、砕石6号、砕石7号の順でポーラス寸法は大、中、小の寸法となる。また、ベースブロック4の圧縮強度として、例えば18N/mm2以上、連続空隙率20%以上に設定されている。
そしてこの場合、緑化領域に用いられるベースブロック4の全てに同じ砕石寸法(例えば砕石5号)のものが使用されている。
ベースブロック4はその上面2に研磨(研削仕上)が施されており、したがって、上面2に露呈しているコンクリート6部分や骨材5は同一平面上にあって平坦に形成されている。上面2を平坦に加工することで、後述のようにして敷設されたベースブロック4における歩行性を確保している。
単体において上記構成を有するベースブロック4が、地盤7上に隙間8を置いて升目状に敷設されている。この隙間8としては、ベースブロック4の敷設方向に所定の幅Lを有する隙間8であって、この場合の隙間8は上下方向に同一の幅に設定されている。また隙間8の前記幅Lとして、例えば2〜7mmに設定されている。この寸法は、例えばハイヒールのヒール部分が入り込まない寸法である。
この寸法は、ベースブロック4の、鉛直方向の側面10に形成した膨出部11によって容易に確保できるようにしている。すなわちベースブロック4の四つの側面10には、前記寸法分だけ側方に突出する膨出部11が、側面10の一方側に位置ずれして配置されている。なお、この場合の膨出部11は平面視して半円形に形成されており、その上下長さはベースブロック4の上下高さ(例えば60mm)全部に亘る。
地盤7は、路盤12としてのクラッシャランを例えば100mm厚で敷設し、その上に敷砂層13を例えば50mm厚で敷設することで施工される。そして、敷砂層13の上面に前記ベースブロック4が敷設される。敷砂層13として、植生用客土が用いられる。
隙間8には目地砂14が充填され、固形肥料が混入されている。目地砂14として目土が用いられる。
そして、多数(複数)のベースブロック4が、緑化計画に必要な領域において敷設されており、隙間8にはほふく性(匍匐性)の植物15が、その種子16が散布されることで施されている。
また、凹部3に目土17が充填されて、目土17にもほふく性の植物15の種子16が散布されており、凹部3は、植物15のほふく茎部分18の根付用部位を兼用する部分として用いられる。
ほふく性の植物15として特に限定されるものではないが、一例に、芝系としてゴルフコース、スポーツ競技場、公園、家庭用芝生、河川敷や堤防、道路の法面などに広く利用されるバミューダーグラス等が好適である。特に、バミューダーグラスの中でも「リビエラ」は、長い地上および地下のほふく茎でよく増殖し、葉は繊細で細く密度の高い芝であり、耐暑性、耐早性、および耐踏圧性に優れるといった点で、緑化植物として好適である。
ここで、上記構成の緑化設備1の構築手順、緑化工法を説明する。まず、緑化しようとする領域に路盤12、敷砂層13とからなる地盤7を、転圧・敷均しを含めた施工を行う。
続いて、地盤7の上面にベースブロック4を隣合うように順次敷設する。このとき、隣合うベースブロック4の膨出部11どうしが、隣合うベースブロック4の側面10に側方から当接するようにすれば、ベースブロック4の側面10どうしは、膨出部11の膨出寸法分だけの隙間8を置いて配置されることになる。そして、膨出部11は側面10の一方側に位置ずれして配置されているから、隣合うベースブロック4の側面10どうしは接触することがなく、作業者が積極的に隙間8を形成するように施工することなく隙間8を形成することができ、隙間8を形成しつつベースブロック4を敷設することができる。
次に、固形肥料を混入した目地砂14を、敷設したベースブロック4の上面2上に掃き均すようにして、主として隙間8に目地砂14を充填し、ベースブロック4を転圧し、植物15の種子16を目地砂14および凹部3に散布する。さらに目土17を凹部3に散布するようにして充填し、一般的に用いられる養生シートを敷設して散水・養生し、植物15の繁殖を待つことで緑化する。
上記のように、ベースブロック4を隙間8を置いて敷設し、隙間8に目地砂14を充填して植物15を施す(例えば、種子16を散布する)ようにしたから、植物15が根付き易くなって枯れにくく、したがって緑化が効果的になされる。そして隙間8に根付いた植物15は、その根がさらに敷砂層13にまで回るよう成長することで、いっそう確実に根付くようになる。しかも植物15をほふく性のものとすることで、ベースブロック4の上面2の凹部3が植物15のほふく茎部分18の根付用部位となるから、いっそう確実に植物15を根付かせることができ、緑化がされ易くなって、しかも植物15の長寿命化を図ることができる。
また、ベースブロック4は所定の強度を付与したうえでのポーラス性のコンクリートであるから、軽量化を図ったうえでしかも荷重に耐え得るといった点で優れている。
本発明は上記第一の実施形態に限定されるものではない。図5および図6には本発明の第二の実施形態を示す。図5は緑化設備1の一部を表した側面断面図、図6はベースブロック4を敷設方向に並べた一部を示す側面図である。第二の実施形態が第一の実施形態と異なる部分は、ベースブロック4の形状である。
これらの図に示すように、ベースブロック4は、その側面20の一部または全部が傾斜しており、隣合うベースブロック4どうしが、その高さ方向下側ほど相対的に離間するように敷設される。そして、ベースブロック4の間の隙間8に目地砂や植物植付用客土を充填するようにしている。
具体的に、ベースブロック4はその平面形状は図2で示したベースブロック4と同様である。しかしながら、側面20の一部が傾斜しており、側面20の上部21は垂直面内にあって、下部22がベースブロック4の中心側に向けて傾斜するよう形成され、これによって、第二の実施形態におけるベースブロック4は、全体として略角錐台形状に形成されている。
なお、ベースブロック4は膨出部11を有し、膨出部11は側面20の上部21のみに形成され、その形成位置は側面20の一方側に位置ずれして配置されている。他の構成は上記第一の実施形態で示した緑化設備1と同様であるから、同一の符号を付してその説明を省略する。
この構成によれば、第一の実施形態に比べてベースブロック4間の隙間8の体積が大きくなるから、その分だけ隙間8に充填することのできる目地砂や植物植付用客土の量を多くすることができ、このことから植物15をいっそう確実に、しかも容易に根付かせることができる。なお、隙間8に目地砂や植物植付用客土を充填するには、目地砂や植物植付用客土を、既に敷設してあるベースブロック4の上面2上に掃き均すようにすることで容易に施工することができる。
さらに、上記各実施形態では、緑化しようとする領域に用いられるベースブロック4の全てに同じ砕石寸法のものを使用した例を示したがこれに限定されるものではない。
例えば、凹部3の大きさの違いを利用することで緑化のグラデーションを図ることができる。ポーラス寸法、すなわち凹部3が大きければ植物15は根付き易く、ポーラス寸法、すなわち凹部3が小さければ植物15は根付きにくいからである。
例えば、図7の平面図に示す例では、緑化しようとする所定の領域において、ベースブロック4に異なる砕石寸法のものを使用している。図7ではベースブロック4の配置を、緑化しようとする領域の片側(一方側に相当する)から道路25側(他方側に相当する)に向けてポーラス寸法が大、中、小となるように調節している。
このように、ベースブロック4の配置を、緑化しようとする領域の片側から道路(歩道を含む)25側に向けてポーラス寸法が大、中、小となるように調節することで、道路25に遠い側から道路25に近い側に向けて、植物15の植生が繁茂の状態から順次植生が乏しい状態にして自然な景観となり、しかも道路25に近い側では植生が乏しい状態とすることで、植物15が走行や歩行に邪魔になるといった環境を回避することができる。
なお、図7では斜線間の幅の相違によって、植物15の繁茂度合の相違を表している。
さらに、上記実施形態ではベースブロック4は直方体形状(角錐台形状)に形成したが、これに限定されるものではなく、例えば円柱状や円錐台形状、あるいは平面視してアーチ形状である円弧板形状等、種々考えられる。また、角柱形状(例えば三角柱、五角柱、六角柱)が考えられる。
しかしながら、何れの形状のベースブロックであっても、その側面を敷設方向で対向させて敷設方向に隙間を介して配置し、当該隙間には目地砂や植物植付用客土を充填するようにして、ほふく性植物を植設や、種散布によって施すようにすることで、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記各実施形態では膨出部11は全てのベースブロック4の側面に形成しているが、これに限定されるものではなく、隣り合うベースブロック4の一個置きに形成するようにして、ベースブロック4どうしの隙間8を確保しつつベースブロック4どうしを敷設することも可能である。
換言すれば、膨出部11を有する一方のベースブロック4と膨出部11を有しない他方のベースブロック4とを交互に敷設する構成とし、ベースブロック4の敷設の際に、一方のベースブロック4の膨出部11のみを用いて隙間8を確保することも可能である。
本発明の第一の実施形態を示す緑化設備の一部を表した側面断面図 同じくベースブロックの敷設状態の一部を示す平面図 同じくベースブロックの単体側面図 同じくベースブロックの一部拡大平面図 本発明の第二の実施形態を示す緑化設備の一部を表した側面断面図 同じくベースブロックを敷設方向に並べた一部を示す側面図 ベースブロックの別の敷設方法を示す平面図
符号の説明
1…緑化設備、2…上面、3…凹部、4…ベースブロック、5…骨材、6…コンクリート、7…地盤、8…隙間、10…側面、11…膨出部、12…路盤、13…敷砂層、14…目地砂、15…植物、16…種子、17…目土、18…茎部分、20…側面、21…上部、22…下部、25…道路、A…空隙

Claims (9)

  1. 上面に凹部を有した複数のベースブロックが、その側面どうしが所定の隙間を有するようにして地盤上に隣り合うように敷設され、前記隙間に緑化用のほふく性の植物が直接的に植設されるかまたはその種子が施され、且つ前記凹部は植物のほふく茎部分の根付用部位とされていることを特徴とする緑化設備。
  2. 隣合うベースブロックどうしは、その高さ方向下側ほど相対的に離間するようにベースブロックの側面の全部または下部が傾斜して形成され、ベースブロックの間の隙間に植物植付用客土が充填されていることを特徴とする請求項1記載の緑化設備。
  3. ベースブロックは、骨材を配合して直方体形状に形成されたポーラス性のコンクリートブロックであり、該コンクリートブロックは地盤上に升目状に敷設され、骨材によるコンクリートブロック上面の凹部が植物のほふく茎部分の根付用部位とされていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の緑化設備。
  4. コンクリートブロックに配合する骨材の粒度が調節されていることにより、該粒度の相違によるコンクリートブロックの上面の凹部の大きさが、コンクリートブロックの敷設方向で順次調節されていることを特徴とする請求項3記載の緑化設備。
  5. ベースブロックの上面の凹部には植物植付用客土が充填されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかに記載の緑化設備。
  6. ベースブロックどうしの隙間を確保するために、ベースブロックの側面に、隣り合うベースブロックの側面に接触する膨出部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5の何れかに記載の緑化設備。
  7. 側面に膨出部が設けられたベースブロックの該膨出部を隣り合うベースブロックの側面に当接させることで、ベースブロックの敷設方向の隙間を介してベースブロックどうしを地盤上に敷設し、前記隙間にほふく性の植物を直接的に植設するかまたはその種子を施し、且つベースブロックの上面に形成された凹部を前記植物のほふく茎部分の根付用部位として用いることを特徴とする緑化工法。
  8. 骨材を配合して直方体形状に形成したポーラス性のコンクリートブロックをベースブロックとし、コンクリートブロックどうしに隙間を置いて該コンクリートブロックどうしを地盤に升目状に敷設し、該隙間にほふく性の植物を施し、骨材によるコンクリートブロックの上面の凹部を、植物のほふく茎部分の根付用部位として用いることを特徴とする請求項7記載の緑化工法。
  9. 緑化しようとする領域の一方側から他方側に向けて、凹部の寸法の異なるコンクリートブロックを升目状に敷設することを特徴とする請求項8記載の緑化工法。
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